JPH06932Y2 - 脱穀装置の伝導構造 - Google Patents

脱穀装置の伝導構造

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JPH06932Y2
JPH06932Y2 JP1987140630U JP14063087U JPH06932Y2 JP H06932 Y2 JPH06932 Y2 JP H06932Y2 JP 1987140630 U JP1987140630 U JP 1987140630U JP 14063087 U JP14063087 U JP 14063087U JP H06932 Y2 JPH06932 Y2 JP H06932Y2
Authority
JP
Japan
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axis
clutch
transmission
case
swing
Prior art date
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Application number
JP1987140630U
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English (en)
Other versions
JPS6445935U (ja
Inventor
功二 浜谷
康二郎 松村
一雄 小林
純央 田辺
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は扱胴を内装した上扱胴ケースを、下扱胴ケース
に対して揺動軸心周りで上方に揺動開放自在に構成して
ある脱穀装置の伝動構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の脱穀装置の伝動構造において、従来は、扱胴軸
心位置の入力伝動部と下扱胴ケース側の出力伝動部とを
ベルトで連結してあった(例えば実開昭59-150231号広
報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この場合にベルト伝動機構であるから、テンション機構
を設けてあるが、このテンション機構は上扱胴ケースの
上方揺動に影響を受けないように、下扱胴ケース内で架
渡されたベルト部分に作用するように設けられているの
で、常にベルトは張り状態にあり、伝動可能な状態にあ
る。したがって、上扱胴ケースを揺動開放して例えば受
網等に対するメインテナンス作業を行う場合に扱室内に
頭を臨かせて作業を行う必要があるが、そこで、扱胴が
回転作動すると作業がやりにくく又危険でもあり、作業
安全上の問題があった。
本考案の目的は簡単な機構を付加することによって、上
扱胴ケースを上方揺動開放して作業を行う場合にも安全
上問題の少ないものを提供する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、扱胴を支承した上扱胴ケース
を、下扱胴ケースに対して水平方向の揺動軸心周りで上
方に揺動開放自在に支持させるとともに、前記揺動軸心
を回転軸心とする出力伝動部と、前記揺動軸心と平行な
扱胴軸心を回転軸心とする入力伝動部とにわたって動力
伝達用の伝動ベルトを掛張してある脱穀装置の伝動構造
において、前記伝動ベルトによる動力伝達を断続するク
ラッチを設け、このクラッチを、前記揺動軸心と平行な
状態で前記下扱胴ケースに設けられらた操作軸心周りで
揺動操作される揺動アームと、その揺動アームの遊端に
装着されたテンションプーリとから構成するとともに、
前記テンションプーリーを揺動操作可能な切換部材を前
記上扱胴ケースに設けて、前記テンションプーリーの上
方側からの押圧付勢及び付勢解除によって、前記両伝動
部間での動力伝達を断続可能に構成し、さらに、前記ク
ラッチの操作軸芯の位置を、前記クラッチと切換部材と
の適当箇所と、前記揺動軸心との間で、かつ、これら接
当箇所と揺動軸心とを結ぶ線分よりも上方となる位置に
設定することにより、前記上扱胴ケースを上方に揺動開
放すると自動的に前記クラッチが切り状態になり、か
つ、前記上扱胴ケースを下方に揺動閉塞すると前記クラ
ッチを入り状態にする切換機構を構成してあることにあ
り、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
前記特徴構成によれば、上扱胴ケースを上方に開くとク
ラッチが切れて自動的に伝動が断たれるから、上扱胴ケ
ースを上方に揺動開放させてのメインテナンス作業時に
は、他に特別な操作を行うことなく扱胴への伝動が断た
れるようになり、扱胴の不測の駆動状態が現出されな
い。
そして、上扱胴ケースを下方に閉じるとクラッチが入っ
て伝動状態になるから、伝動状態にするための操作忘れ
がない。
又、本願では、クラッチの揺動軸心と、上扱胴ケースの
揺動軸心と、クラッチと切換部材との接当箇所との3者
の相対位置関係によって切換機構を構成してあるから、
下扱胴ケースに支承されたテンションアームの枢支点位
置の工夫によって、扱胴開閉に伴う自動クラッチ入切り
構造を部品点数少なく簡単な構造で現出できる。
〔考案の効果〕
その結果、メインテナンス時の不測の扱胴回転がなく好
都合であるとともに、クラッチ切り忘れ、及び入れ忘れ
がなく、扱胴クラッチ操作の手間が省ける。
又、扱胴開閉構造を利用しての各軸心位置の配置工夫に
より、クラッチと切換部材とでクラッチの入切り機構が
構成でき、構造の簡素化・部品点数削減化の点で経済的
な状態で提供できる利点がある。
〔実施例〕
第1図に示すように、脱穀装置における扱胴(1)収納部
を、扱胴(1)を枢支した上扱胴ケース(2)と、この上扱胴
ケース(2)を揺動軸心(X)周りで上方に揺動開放自在に支
持する下扱胴ケース(3)とに形成し、両扱胴ケース(2),
(3)の前側面合せ部に刈取穀稈を取込むワニ口状の穀稈
投入口(a)を形成してある、このワニ口状穀稈投入口(a)
の上方には、閉塞方向にバネ付勢された止め金具(4)と
この止め金具(4)に係合するピン(5)とが設けられ、か
つ、止め金具(4)の先端には手動操作レバー(6)が取付け
られ、止め金具(4)の閉塞姿勢を解除する際に使用され
る。その更に上方に、上下扱胴ケース(2),(3)に亘って
架設されたガススプリング(7)が取付けられ、常に、上
扱胴ケース(2)を開放側に付勢するとともに、上扱胴ケ
ース(2)の開放姿勢を支持する支持具となる。
前記下扱胴ケース(3)の上端部には、扱胴軸心(Y)に平行
な伝動軸が架設され、前記揺動軸心(X)上にその軸心を
一致させてある。そして、この伝動軸の前端と扱胴軸と
に夫々出力プーリ及び入力プーリを取付けて、出力伝動
部(8)入力伝動部(9)を構成し、両プーリ間にベルト(10)
を巻回して伝動構造を構成してある。このベルト(10)に
対して、テンションプ−リ(11)を取付けた揺動アーム(1
2)を下扱胴ケース3)に、揺動軸心(X)と平行な操作軸心
(Z)周りで揺動自在に枢支し、テンション式クラッチ(1
3)を構成する。このクラッチ(13)の近傍には、前記揺動
アーム(12)の受止め部(12)aに接当してクラッチ(13)を
入状態に切換える棒状の切換部材(14)が上扱胴ケース
(2)に固定され、上扱胴ケース(2)が上方に揺動開放する
と、揺動アーム受止め部(12a)と切換部材(14)とは揺動
軸心の違いから接当状態を現出できない。
つまり、揺動アーム(12)を揺動操作可能な切換部材(14)
を上扱胴ケース(2)に設けるとともに、揺動アーム(12)
と切換部材(14)との接当箇所(Q)と、揺動軸心(X)との間
であり、かつ、これら接当箇所(Q)と揺動軸心(X)とを結
ぶ線分よりも上方となる位置に、操作軸心(Z)の位置を
設定することにより、上扱胴ケース(2)を上方に揺動開
放すると自動的にクラッチ(13)が切り状態になり、か
つ、上扱胴ケース(2)を下方に揺動閉塞するとクラッチ
(13)を入り状態にする切換機構(D)を構成してある。
したがって、クラッチ(13)は切状態に自動的に切換わ
る。尚、前記切換部材(14)は棒状部にネジが切ってあ
り、取付台(15)に螺着して前記揺動アーム受止め部(12
a)に対する接当時の長さを調節可能に構成されている。
よって、テンション式クラッチ(13)のテンション力を調
節可能である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀装置の伝動構造の実施例を示
し、第1図は上扱胴ケースの閉塞状態を示す正面図、第
2図は上扱胴ケースの開放状態を示す正面図である。 (1)……扱胴、(2)……上扱胴ケース、(3)……下扱胴ケ
ース、(8)……出力伝動部、(9)……入力伝動部、(13)…
…クラッチ、(14)……切換部材、(D)切換機構、(X)……
揺動軸心、(Y)……扱胴軸心、(Z)……操作軸心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扱胴(1)を支承した上扱胴ケース(2)を、下
    扱胴ケース(3)に対して水平方向の揺動軸心(X)周りで上
    方に揺動開放自在に支持させるとともに、前記揺動軸心
    (X)を回転軸心とする出力伝動部(8)と、前記揺動軸心
    (X)と平行な扱胴軸心(Y)を回転軸心とする入力伝動部
    (9)とにわたって動力伝達用の伝動ベルト(10)を掛張し
    てある脱穀装置の伝動構造であって、 前記伝動ベルト(10)による動力伝達を断続するクラッチ
    (13)を設け、このクラッチ(13)を、前記揺動軸心(X)と
    平行な状態で前記下扱胴ケース(3)に設けられた操作軸
    心(Z)周りで揺動操作される揺動アーム(12)と、その揺
    動アーム(12)の遊端に装着されたテンションプーリ(11)
    とから構成するとともに、前記テンションプーリ(11)を
    揺動操作可能な切換部材(14)を前記上扱胴ケース(2)に
    設けて、前記テンションプーリ(11)の上方側からの押圧
    付勢及び付勢解除によって、前記両伝動部(8),(9)間で
    の動力伝達を断続可能に構成し、 さらに、前記クラッチ(13)の操作軸心(Z)の位置を、前
    記クラッチ(13)と切換部材(14)との接当箇所(Q)と、前
    記揺動軸心(X)との間で、かつ、これら接当箇所(Q)と揺
    動軸心(X)とを結ぶ線分よりも上方となる位置に設定す
    ることにより、前記上扱胴ケース(2)を上方に揺動開放
    すると自動的に前記クラッチ(13)が切り状態により、か
    つ、前記上扱胴ケース(2)を下方に揺動閉塞すると前記
    クラッチ(13)を入り状態にする切換機構(D)を構成して
    あることを特徴とする脱穀装置の伝動構造。
JP1987140630U 1987-09-14 1987-09-14 脱穀装置の伝導構造 Expired - Lifetime JPH06932Y2 (ja)

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JPS6445935U JPS6445935U (ja) 1989-03-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821239B2 (ja) * 1976-01-07 1983-04-27 株式会社日立製作所 原子炉冷却材の流れる通路の洗浄方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821239U (ja) * 1981-08-03 1983-02-09 ヤンマー農機株式会社 脱穀機における扱胴カバ−の開閉装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5821239B2 (ja) * 1976-01-07 1983-04-27 株式会社日立製作所 原子炉冷却材の流れる通路の洗浄方法

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JPS6445935U (ja) 1989-03-22

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