JPH0630683A - 釣り竿支持器 - Google Patents

釣り竿支持器

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JPH0630683A
JPH0630683A JP20739092A JP20739092A JPH0630683A JP H0630683 A JPH0630683 A JP H0630683A JP 20739092 A JP20739092 A JP 20739092A JP 20739092 A JP20739092 A JP 20739092A JP H0630683 A JPH0630683 A JP H0630683A
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rod
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fishing rod
rod guide
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JP20739092A
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Seiji Saiki
起 政 治 再
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 竿が不用意に外れることなく、しかも、魚が
釣れたときに、当たりに合わせて竿を素早く簡単に引き
上げて起立させることができる、釣り竿支持器を提供す
る。 【構成】 支持台12の2つの側面部材14aおよび1
4b間で、第1底面部材および第2底面部材18の上方
には、竿案内部材40が配置されその軸方向の一端側が
背面部材20に支持され、その軸方向の中間部が昇降部
材30で上方に付勢されるように支持される。竿案内部
材40には、昇降部材30の近傍に竿挟持部46の湾曲
片48a,48bが回動自在に取付けられる。湾曲片4
8a,48bは、常時には開放状態にあるが、竿案内部
材40上に釣り竿が載置された場合、釣り竿の自重によ
り竿案内部材40が下がって昇降部材30を押圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は釣り竿支持器に関し、
特にたとえば、クチジロ,イシダイ,イシガキダイ等の
中型の魚等を釣ることを目的とし、たとえば磯釣りや船
釣りなどに用いられる、釣り竿支持器に関する。
【0002】
【従来の技術】図5はこの発明の背景となる従来の釣り
竿支持器の一例を示す斜視図である。この釣り竿支持器
1は、断面略コ字状の竿支持台2を含む。竿支持台2に
は、竿保持部材3が取付けられる。竿保持部材3は、互
いに平行に延びて形成される2つの棒状部4aおよび4
bを含み、2つの棒状部4aおよび4bの軸方向の一端
には、それらの棒状部4aと4bとの間に、たとえばU
字状の竿受け部5が形成される。さらに、2つの棒状部
4aおよび4bの軸方向の他端には、棒状部4aと4b
との間に、たとえば逆U字状の竿係止部6が形成され
る。これらの棒状部4a,4b,竿受け部5および竿係
止部6は、金属などの線材を適宜折り曲げることにより
形成される。
【0003】また、竿支持台2の下には、竿支持台2の
傾斜角度を調整するための傾き支持部材8が軸部7で傾
動自在に支持される。さらに、傾き支持部材8の下端に
は、釣り竿支持器1全体を所定の位置に支持するピトン
Bを保持するための円筒状部9が固着される。円筒状部
9の中にピトンBを挿入した場合、そのピトンBは、そ
の上端部が止めねじ(図示せず)などで締付けられて固
定される。
【0004】この釣り竿支持器1では、釣り竿Aの根元
側を竿係止部6に挿通するとともに、釣り竿Aの把持部
近傍を竿受け部5に載置することによって、釣り竿Aが
支持される。この場合、釣り竿支持器1は、釣り竿Aの
根元側が竿受け部5を支点にして上方に回転するのを、
竿係止部6で抑制することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の釣り竿支持器1では、釣り竿が竿受け部5お
よび竿係止部6で上下方向から支持されるだけである。
そのため、この釣り竿支持器1では、釣り竿Aがその軸
方向に変位する可能性が高い。したがって、この釣り竿
支持器1では、それに釣り竿Aをセットして釣りをして
いる時に、魚の重さ、魚の引張り力、魚の引張り方向の
変化、および潮の流れの変化による仕掛けの移動などに
よって、釣り竿Aの軸方向に大きな引張り力が作用し
て、釣り竿Aが竿保持部材3上を移動して、釣り竿支持
器1から不用意に抜けてしまう恐れがあった。
【0006】また、この釣り竿支持器1では、それに取
付けられた釣り竿Aを取り外す場合、一旦、釣り竿Aの
把持部近傍を竿先側に移動させた後、釣り竿Aの根元側
を竿係止部6から引き抜いて外していた。したがって、
この釣り竿支持器1を用いた場合、釣り竿Aの取り外し
に手間を要するので、魚が釣れた時に、釣り竿Aを迅速
に引き上げて起立させることが困難となり、微妙な「合
わせ」のタイミングを失うことがあった。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、竿
が不用意に外れることなく、しかも、魚が釣れたとき
に、当たりに合わせて竿を素早く簡単に引き上げて起立
させることができる、釣り竿支持器を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、間隔を隔て
て形成される側面部材と、側面部材間に形成される底面
部材と、底面部材の上方に配置され、その軸方向の一端
側に竿受け部が形成される棒状の竿案内部材と、底面部
材に当接可能で側面部材と回動自在に形成され、竿案内
部材の他端側を支持する背面部材と、底面部材に形成さ
れ、竿案内部材の軸方向の一端側が竿案内部材の他端側
よりも上方に位置するように、竿案内部材の軸方向の中
間部を上方に付勢して支持する昇降部材と、その端部が
側面部材に当接し、竿案内部材の軸方向の中間部に回動
自在に形成される湾曲片を備えた竿挟持部とを含み、湾
曲片は、常時には開放状態にあり、昇降部材が上方から
押圧されたときに、開放状態から閉塞状態となって釣り
竿を挟持する、釣り竿支持器である。
【0009】
【作用】釣り竿が竿案内部材上に沿って載置された場
合、竿案内部材は、釣り竿の自重で下がり、昇降部材を
その付勢力に反して下方に押圧する。このとき、竿挟持
部の湾曲片には、側面部材との当接部分に、昇降部材の
付勢力に対する反作用の力が作用する。そのため、竿挟
持部の湾曲片は、開放状態から閉塞状態になるように回
動し、釣り竿を挟持する。
【0010】一方、竿案内部材に載置された釣り竿を手
で上げたとき、竿案内部材は、昇降部材の上方へ付勢し
ようとする復元力により、竿案内部材の軸方向の一端側
が竿案内部材の他端側よりも上方に位置する状態に戻
る。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、竿が不用意に外れる
ことなく、しかも、魚が釣れたときに、当たりに合わせ
て竿を素早く簡単に引き上げて起立させることができ
る、釣り竿支持器が得られる。
【0012】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
る。この釣り竿支持器10は、支持台12を含み、支持
台12は、たとえば矩形の2つの側面部材14aおよび
14bを含む。2つの側面部材14aおよび14bは、
それらの主面が間隔を隔てて平行に相対向して配置され
る。2つの側面部材14aおよび14bの長手方向の一
端側には、それらの側面部材14aおよび14b間に、
たとえば矩形の第1の底面部材16が形成される。第1
の底面部材16は、その幅方向の両端が2つの側面部材
14aおよび14b間に挟持されるように形成される。
第1の底面部材16は、2つの側面部材14aおよび1
4bの幅方向の一端部間に形成される。第1の底面部材
16は、2つの側面部材14aおよび14b間におい
て、それらの長手方向の一端側からそれらの長手方向の
ほぼ中央部まで延びて形成される。
【0014】また、2つの側面部材14aおよび14b
の長手方向の他端側には、側面部材14aおよび14b
間に、第1の底面部材16と間隔を隔てて、たとえば矩
形の第2の底面部材18が形成される。第2の底面部材
18は、その長手方向の両端が2つの側面部材14aお
よび14b間に挟持されるように形成される。第2の底
面部材18は、2つの側面部材14aおよび14bの幅
方向の一端部間に形成される。
【0015】2つの側面部材14a,14b,第1の底
面部材16および第2の底面部材18は、たとえばステ
ンレスで形成される。なお、2つの側面部材14a,1
4b,第1の底面部材16および第2の底面部材18
は、強度,軽量化および防錆効果の点を考えて、ステン
レス以外にも、たとえばアルミ合金および硬質樹脂等の
材料で形成されてもよい。
【0016】支持台12は、2つの側面部材14aおよ
び14bと、第1の底面部材16および第2の底面部材
18とが、たとえば溶接等で固着されることによって、
一体的に形成される。また、第1の底面部材16および
第2の底面部材18に代えて、たとえば矩形の孔を有す
る矩形の別の底面部材を形成するようにしてもよい。こ
の場合、その別の底面部材は、2つの側面部材14aお
よび14b間において、それらの幅方向の一端部間でか
つそれらの長手方向の一端から他端にかけて形成され
る。また、その別の底面部材の矩形の孔は、2つの側面
部材14aおよび14bの長手方向のほぼ中央部からそ
れらの長手方向の他端側にかけて、所定の長さに形成さ
れる。
【0017】一方、第1の底面部材16の上には、後述
する竿案内部材40の軸方向の一端部を支持する背面部
材20が形成される。背面部材20は、その主面のほぼ
中央に、たとえば円形の貫通孔21を有する。背面部材
20は、2つの側面部材14aおよび14bの長手方向
の一端部間に形成され、たとえば矩形の背面部材20が
軸部22で枢支される。この場合、背面部材20には、
その両側端面を貫通する孔24が形成される。また、2
つの側面部材14aおよび14bの主面の長手方向の一
端部には、それぞれ、孔24に対向する部分に、その孔
24の径とほぼ同じ径の孔(図示せず)が形成される。
背面部材20の孔24には、2つの側面部材14aおよ
び14bの孔を介して、それらの孔の径より小さい径の
たとえばボルトからなる軸26が挿通される。そして、
軸26の軸方向の一端および他端には、それぞれ、たと
えばナットなどの止め具28が螺合される。したがっ
て、背面部材20は、2つの側面部材14aおよび14
bの長手方向の一端部間において、1つの軸26と2つ
の止め具28とで構成される軸部22で、回動自在に支
持される。
【0018】他方、第2の底面部材18には、後述する
竿案内部材40の軸方向の中間部を支持する昇降部材3
0が形成される。昇降部材30は、竿案内部材40の軸
方向の中央よりもやや一端側に寄った位置で、竿案内部
材40を支持する。昇降部材30は、2つの側面部材1
4aおよび14bの長手方向の他端部間において、支持
台12の垂直方向へ変位可能に形成される。昇降部材3
0は、たとえば断面円形で棒状の垂直部32を含む。垂
直部32の軸方向の一端には、たとえばリング状の保持
部34が形成される。この場合、垂直部32と保持部3
4とは、保持部34の外周面から内周面に貫通するよう
に設けられた孔(図示せず)に垂直部32の軸方向の一
端が挿通され、たとえば接着剤などで接着されることに
より、固着される。また、第2の底面部材18には、そ
の主面の中央部にたとえば円形の貫通孔36が形成さ
れ、その貫通孔36に垂直部32が挿通される。さら
に、垂直部32の円周方向には、たとえばスプリングか
らなる付勢部材38が取付けられる。この付勢部材38
は、垂直部32の軸方向において、保持部34の下端部
と第2の底面部材18の上端部との間に取付けられる。
【0019】昇降部材30の保持部34の孔35および
背面部材20の貫通孔21には、竿案内部材40が挿通
される。竿案内部材40は、たとえば断面円形で棒状に
形成される。竿案内部材40は、たとえばステンレスで
形成される。竿案内部材40の軸方向の長さは、2つの
側面部材14aおよび14bの長手方向の長さのたとえ
ば2〜3倍の長さに形成される。
【0020】竿案内部材40は、その軸方向のほぼ中央
よりもやや他端側に寄った部分が昇降部材30の保持部
34で支持され、その軸方向の一端部が背面部材20で
支持される。この場合、竿案内部材40は、その軸方向
のほぼ中央よりもやや他端側に寄った部分が昇降部材3
0の付勢部材38で上方に付勢するように支持される。
また、背面部材20の貫通孔21に挿通された竿案内部
材40の軸方向の一端部は、背面部材20とともに、軸
部22で支持される。
【0021】すなわち、竿案内部材40の軸方向の一端
部には、その軸方向に直交する方向に、軸部22の軸2
6の径よりも大きい径の孔(図示せず)が形成される。
そして、竿案内部材40の軸方向の一端部を背面部材2
0の貫通孔21に挿通したとき、竿案内部材40の軸方
向の一端部に設けられた孔(図示せず)と、背面部材2
0の両側端面を貫通する孔24と、2つの側面部材14
aおよび14bの長手方向の主面の一端部に設けられた
孔(図示せず)とに、軸26が挿通される。さらに、軸
26の軸方向の両側から止め具28が螺合される。これ
によって、背面部材20および竿案内部材40の軸方向
の一端部は、2つの側面部材14aおよび14bの長手
方向の一端部間において、軸部22で回動自在に支持さ
れる。この場合、背面部材20は、その下端部が第1の
底面部材16の上端面に当接されるため、竿案内部材4
0は、無制限に上方に付勢することがない。
【0022】さらに、竿案内部材40の軸方向の他端に
は、たとえばステンレスからなるV字状の竿受け部42
が固着される。この竿受け部42は、たとえば溶接など
により固着される。竿受け部42の外周部には、2つの
被覆部材44aおよび44bが形成される。被覆部材4
4aおよび44bは、たとえば合成樹脂材料で形成され
るため、これらの被覆部材44aおよび44b間に釣り
竿が載置された場合、釣り竿の滑りを防止することがで
きる。
【0023】竿案内部材40には、竿挟持部46が取付
けられる。竿挟持部46は、竿案内部材40の軸方向に
おいて、背面部材20と昇降部材30との間で、竿案内
部材40に回動自在に取付けられる。この実施例では、
昇降部材30から背面部材20側にわずかな間隔を隔て
て、竿挟持部46が回動自在に取着される。竿挟持部4
6は、2つのたとえば略半円弧状の湾曲片48aおよび
48bを含む。2つの湾曲片48aおよび48bは、た
とえばステンレスなどで形成される。この2つの湾曲片
48aおよび48bは、それらの凹み面側が相対向する
ように、竿案内部材40に回動自在に取着される。この
場合、この2つの湾曲片48aおよび48bは、それぞ
れ、その根元部分が支持台12の側面部材14aおよび
14bの上端部に当接される。
【0024】2つの湾曲片48aおよび48bは、2つ
のリング部材50aおよび50bによって、それらの湾
曲片48aおよび48bが竿案内部材40の軸方向に移
動することを規制される。すなわち、竿案内部材40に
は、その軸方向において、竿挟持部46の両側に、2つ
のリング部材50aおよび50bが取付けられる。2つ
のリング部材50aおよび50bは、それぞれ、たとえ
ばステンレスで形成され、その外周面から内周面に貫通
される孔(図示せず)を有する。2つのリング部材50
aおよび50bは、2つのリング部材50aおよび50
bの孔(図示せず)に、締付けねじ52aおよび52b
が螺合されることによって、竿案内部材40に固定され
る。これらのリング部材50aおよび50bは、締付け
ねじ52aおよび52bを緩めることにより、それらを
竿案内部材40の軸方向に移動させ、再び、締付けねじ
52aおよび52bで締付けることにより、それらのリ
ング部材50aおよび50bを竿案内部材40の所定の
位置に固定することができる。したがって、これらのリ
ング部材50aおよび50bを調整移動させることによ
って、竿挟持部46を竿案内部材40の軸方向の所定の
位置に移動させることができる。
【0025】支持台12の下には、この支持台12をた
とえば岩場,地盤等の所定の位置に設置するための支持
台設置部54が形成される。支持台設置部54は、たと
えば断面略U字形の傾き保持部材56を含み、傾き保持
部材56の下端には、円筒状部材58が形成される。傾
き保持部材56は、支持台12の下端から下に垂直に突
き出し設けられた突出壁60に、軸62で回動自在に取
付けられる。突出壁60は、たとえばステンレスなどで
矩形板状に形成され、その長手方向の一端が支持台12
の第1の底面部材16の下端面に、たとえば溶接などに
より固着されて形成される。この場合、傾き保持部材5
6には、その両主面を貫通する孔(図示せず)が設けら
れ、突出壁60の主面にも、傾き保持部材56の孔に対
応する位置に孔(図示せず)が設けられる。そして、傾
き保持部材56の切欠き部57に突出壁60が挟み込ま
れる。さらに、傾き保持部材56および突出壁60の各
孔には、それらの孔の径よりも小さい径のたとえばボル
トなどからなる軸62が挿通され、ナット64が螺合さ
れる。
【0026】この支持台設置部54の円筒状部材58に
は、適宜、ピトンBを挿入し、止めねじ66でピトンB
を固定することにより、支持台12を所定の位置に固定
することができる。この場合、円筒状部材58には、そ
の外周面から内周面を貫通する孔(図示せず)が設けら
れ、しかも、この孔には、ねじ部(図示せず)が形成さ
れる。この孔に止めねじ66が螺合されることにより、
円筒状部材58に挿入されたピトンBが固定される。ま
た、ピトンBの軸方向の一端部に、複数の溝部を形成す
ることにより、止めねじ66でピトンBを固定したと
き、ピトンBが円筒状部材58から滑り落ちることを防
止できる。複数の溝部は、ピトンBの軸方向の一端部
に、たとえば、いわゆる平目(俗称)等の刻み目を形成
することによって、形成される。
【0027】また、支持台12の下には、支持台設置部
54と協働して、支持台設置部54に対する支持台12
の傾斜角度を調整するための傾斜支持部68が取付けら
れる。傾斜支持部68は、ねじ部70aを有する軸70
とねじ部72aを有する軸72とを含む。これらの軸7
0と軸72とは、ピン74で回動自在に接続される。こ
の場合、一方の軸70は、その軸方向の一端側が支持台
12の第1の底面部材16に、ナット71で固定され、
その軸方向の他端側がピン74で他方の軸72の軸方向
の一端部に、回動自在に接続される。さらに、他方の軸
72には、その軸72の軸方向に変位可能な変位部材7
6が取付けられる。変位部材76は、支持台設置部54
の円筒状部材58から直角に突出する突出片77aを含
む。突出片77aは、たとえばステンレスで棒状に形成
され、その一端が円筒状部材58に溶接されることによ
り固着される。さらに、突出片77aの他端には、その
中央に貫通孔(図示せず)を有するたとえばステンレス
からなる矩形状の変位片77bが形成される。突出片7
7aと変位片77bとは、たとえば溶接されることによ
り、固着される。
【0028】この変位部材76は、たとえば2つのナッ
ト78および80で、軸72の軸方向の変位が規制され
る。2つのナット78および80は、変位部材76の変
位片77bを上下から挟み込むようにして、軸72に螺
合される。したがって、2つのナット78および80を
軸72の軸方向に適宜移動させることによって、変位部
材76をその軸72の軸方向に移動させることができ
る。
【0029】この実施例の釣り竿支持器10では、図3
および図4に示すように、竿案内部材40に沿って、釣
り竿Aが竿案内部材40上に載置される。釣り竿Aは、
その根元部分側が背面部材20上に載置されるととも
に、その把持部分近傍が竿受け部42に嵌め込まれる。
この場合、竿案内部材40は、釣り竿Aの自重で下方に
押圧される。竿案内部材40が下方に押圧されると、背
面部材20は、軸部22を支点にして回動するため、そ
の下端部が第1の底面部材16に当接した状態から非接
触の状態となる。しかも、竿案内部材40が下方に押圧
されると、付勢部材38の復元力に反して、昇降部材3
0が下方に押圧される。それと同時に、竿挟持部46も
下方に押圧される。このとき、支持台12の側面部材1
4aおよび14bには、2つの湾曲片48aおよび48
bと当接している部分に、釣り竿Aの自重によって竿案
内部材40を下方に押圧する押圧力に対応して、その反
作用の力が2つの湾曲片48aおよび48bの根元部分
に作用する。したがって、2つの湾曲片48aおよび4
8bは、その反作用の力で下方から押し上げられる。2
つの湾曲片48aおよび48bは、湾曲片48aおよび
48bの根元部分と当接する側面部材14aおよび14
b部分で押し上げられる。そのため、2つの湾曲片48
aおよび48bは、互いに閉塞する方向に回動し、竿案
内部材40上に載置された釣り竿Aを挟持する。
【0030】一方、魚が釣れたときには、釣り人は、竿
案内部材40上に載置された釣り竿Aを手で持って上方
に上げるだけで、簡単に、竿挟持部46の挟持状態を解
除することができる。すなわち、釣り竿Aを手で上方に
引き上げたとき、竿案内部材40は、昇降部材30の付
勢部材38の復元力により上方に付勢される。そのた
め、竿案内部材40は、元の状態に復元されるととも
に、竿挟持部46の2つの湾曲片48aおよび48b
も、開放状態に戻る。
【0031】この釣り竿支持器10では、魚の重さ、魚
の引張り力、魚の引張り方向の変化、および潮の流れの
変化による仕掛けの移動などによって、釣り竿Aの軸方
向に大きな引張り力が作用しても、釣り竿Aが竿挟持部
46で強固に保持されるため、この釣り竿支持器10か
ら不用意に抜けてしまう恐れがない。
【0032】また、この釣り竿支持器10を用いた場
合、ワンタッチで釣り竿の挟持状態を解除できるので、
釣り竿Aの取り外しに手間を要することがなく、魚が釣
れた時に、釣り竿Aを迅速に引き上げて起立させること
が容易となる。そのため、この釣り竿支持器10を用い
た場合、微妙な「合わせ」のタイミングを失うことがな
い。
【0033】すなわち、この釣り竿支持器10では、竿
が不用意に外れることなく、しかも、魚が釣れたとき
に、当たりに合わせて竿を素早く簡単に引き上げて起立
させることができる。
【0034】また、この実施例では、竿挟持部46を竿
案内部材40の軸方向に沿って、適宜、移動させること
によって、その竿案内部材40上にセットされる釣り竿
Aの径に対応することができる。すなわち、図2に示す
ように、締付けねじ52aおよび52bを緩めることに
よって、リング部材50aおよび50bとともに、竿挟
持部46を竿案内部材40の軸方向に沿って、たとえば
背面部材20側へ移動させた場合、支持台12に対する
竿案内部材40の傾斜角度が小さくなるので、2つの湾
曲片48aおよび48bの開く角度が小さくなる。その
ため、竿挟持部46に挟持される釣り竿Aの径が小さい
場合でも、その径に対応して、2つの湾曲片48aおよ
び48b間で釣り竿Aをぴったりと挟持することが可能
となる。
【0035】さらに、この実施例では、傾斜支持部68
と支持台設置部54とによって、支持台設置部54に対
する支持台12の傾斜角度を調整することができる。す
なわち、支持台12の前端側(第2の底面部材18側)
をたとえば上向きに傾斜させる場合、2つのナット78
および80とともに、変位部材76の変位片77bを軸
72の軸方向に沿って上方に移動させる。このとき、軸
70は、ピン74を支点にして、図4に見て、反時計方
向に回動する。また、支持台設置部54が変位部材76
に引っ張られるため、突出壁60は、軸62を支点にし
て、図4に見て、反時計方向に回動する。したがって、
支持台12の前端側(第2の底面部材18側)は、上向
きに傾斜する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す釣り竿支持器の側面図である。
【図3】図1および図2に示す釣り竿支持器に釣り竿が
取付けられた状態を示す斜視図である。
【図4】図1および図2に示す釣り竿支持器に釣り竿が
取付けられた状態を示す側面図である。
【図5】この発明の背景となる従来の釣り竿支持器の一
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 釣り竿支持器 12 支持台 14a,14b 側面部材 16 第1の底面部材 18 第2の底面部材 20 背面部材 22 軸部 30 昇降部材 38 付勢部材 40 竿案内部材 42 竿受け部 46 竿挟持部 48a,48b 湾曲片 50a,50b リング部材 52a,52b 締付けねじ A 釣り竿 B ピトン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を隔てて形成される側面部材、 前記側面部材間に形成される底面部材、 前記底面部材の上方に配置され、その軸方向の一端側に
    竿受け部が形成される棒状の竿案内部材、 前記底面部材に当接可能で前記側面部材と回動自在に形
    成され、前記竿案内部材の他端側を支持する背面部材、 前記底面部材に形成され、前記竿案内部材の軸方向の一
    端側が前記竿案内部材の他端側よりも上方に位置するよ
    うに、前記竿案内部材の軸方向の中間部を上方に付勢し
    て支持する昇降部材、およびその端部が前記側面部材に
    当接し、前記竿案内部材の軸方向の中間部に回動自在に
    形成される湾曲片を備えた竿挟持部を含み、 前記湾曲片は、常時には開放状態にあり、前記昇降部材
    が上方から押圧されたときに、前記開放状態から閉塞状
    態となって釣り竿を挟持する、釣り竿支持器。
JP20739092A 1992-07-10 1992-07-10 釣り竿支持器 Pending JPH0630683A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6571507B2 (en) * 2000-08-28 2003-06-03 David Donovan Elford Fishing rod holders

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331571U (ja) * 1986-08-15 1988-03-01

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