JP2000023437A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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JP2000023437A
JP2000023437A JP10191296A JP19129698A JP2000023437A JP 2000023437 A JP2000023437 A JP 2000023437A JP 10191296 A JP10191296 A JP 10191296A JP 19129698 A JP19129698 A JP 19129698A JP 2000023437 A JP2000023437 A JP 2000023437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
brushless motor
magnetic flux
hall element
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10191296A
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English (en)
Inventor
Yasuo Oishi
泰生 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホール素子がコイル又はコアからの漏洩磁束
の影響を受け難くする。 【解決手段】 磁性材よりなる基板に配置されるホール
素子に隣接して、前記基板の一部を切り起こした遮蔽部
を設け、コイルに電流が流れ、漏洩磁束が発生した場合
でも、ホール素子がこの漏洩磁束の影響を受け難くな
り、ロータに取り付けられたリング状磁石の回転に伴う
磁界の変化のみを検出できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータに取り付け
られた磁石からの磁界を検出する磁気検出素子を備えた
ブラシレスモータに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のブラシレスモータを示す
半断面図であり、コア1にはコイル2が巻かれ、このコ
イル2に駆動電圧を印加することにより、コイル2の周
辺に磁界が発生する。一方、キャプスタン軸3を中心と
してベアリングホルダの焼結含油軸受4、5に回動自在
に保持されるロータ6のヨーク外周部内側には、ストロ
ンチュウムフェライト等のリング状ゴム磁石よりなるリ
ング状駆動磁石7が固定されており、コイル2に電流が
流れることにより発生する磁界とリング状駆動磁石7と
の磁界との作用によりロータ6が回転する。
【0003】また、図5に示す如く、ステータのプリント基
板8には、ロータ6の回転位置を検出するためのホール
素子9が3個設けられており、これらのホール素子9
は、コア1の外周部に形成されている複数の突極10の
間に夫々配置されている。図6は、コア1の外周部に形
成されている突極10とホール素子9との位置関係を示
す図であり、このようにホール素子9は、連続する2つ
の突極10からほぼ等しい距離で、且つ図4に示す如
く、ロータ6のヨーク外周部に取り付けられたリング状
駆動磁石7と対向する位置に配置される。
【0004】なお、ここで示しているブラシレスモータは3
相駆動で、ロータ6に取り付けられたリング状駆動磁石
7は8極対(16極)に着磁してあり、コア1の突極1
0は図示の如く24極でスロットも24である。そし
て、ホール素子9はロータ6の回転に伴い変化する磁束
に応じた信号を発生し、ホール素子9からの信号に基づ
き図示しない駆動回路がコイル2に印加する電圧を変化
させている。
【0005】また、ロータ6とキャプスタン軸3とは、キャ
プスタン軸3をロータ6の回転中心に圧入することによ
り固着可能で、更に、ロータ6のヨーク外周部外側に
は、周波数発電機磁石11が66ナイロンとバリュウム
フェライトの樹脂磁石とのアウトサート成形により形成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ホール素子
9はコア1の突極10の近傍に配置されるため、リング
状駆動磁石7の回転に伴う磁束の変化のみでなく、コア
1に巻かれたコイル2に流れる駆動電流により発生する
漏洩磁束の影響も受ける。このように、ホール素子9
は、コイル2に流れる駆動電流により発生する漏洩磁束
の影響を受け、ホール素子9の出力信号がコイル2に印
加される駆動電圧波形に影響し、駆動動作が異常となる
場合があった。
【0007】このような現象は、特にモータの起動時やモー
タが高温となった場合に発生し易く、駆動電流が正常に
流れずに異常電流が流れることもあった。従って、正常
なモータの回転速度が得られずに異常な回転をしたり、
更には振動が発生する等の問題を引き起こしていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明に係るブラシレスモータは、回転中心に軸
が取り付けられると共に、外周部にリング状磁石が固定
されるロータ部と、前記ロータ部の軸を回動自在に保持
する軸受けと、コイルを巻回したコアと、前記リング状
磁石と対向する位置に配置される磁気検出素子とを磁性
材よりなる基板に固定したステータ部とを備えるブラシ
レスモータにおいて、前記コイル及び前記コアの少なく
とも一方からの漏洩磁束を遮るよう前記磁気検出素子に
隣接して前記基板に切り起こし部を設けたことを特徴と
し、更に前記基板は、樹脂製プリント基板と磁性金属板
とを重ね合わせることにより形成され、前記切り起こし
部は前記磁性金属板よりなることを特徴とし、また、前
記基板は、金属ベース基板からなることを特徴とするも
のである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施例に係るブラシレス
モータは、コイルに流れる駆動電流により発生する漏洩
磁束の影響をホール素子が受け難くするよう、この漏洩
磁束を遮蔽する遮蔽手段を設けたことを特徴とし、図1
は本発明の実施例に係るブラシレスモータを示す半断面
図、図2は本発明の実施例に係るブラシレスモータのス
テータを示す図、図3は本発明の実施例に係るブラシレ
スモータの遮蔽部の位置を説明するための図である。
【0010】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に係
るブラシレスモータを説明するが、図1乃至図3に示す
本発明に係るブラシレスモータにおいて、図4乃至図6
に示す従来のブラシレスモータと同一の構成要素に関し
ては、同一符号を用いると共にその説明を一部省略す
る。
【0011】図1において、コア1にはコイル2が巻かれ、
このコイル2に駆動電流を印加することにより、コイル
2の周辺に磁界が発生する。一方、キャプスタン軸3を
中心としてベアリングホルダの焼結含油軸受4、5に回
動自在に保持されるロータ6のヨーク外周部内側には、
リング状駆動磁石7が固定されており、コイル2に電流
が流れることにより発生する磁界とリング状駆動磁石7
との磁界との作用によりロータ6が回転する。
【0012】また、図2に示す如く、フェノール基板等によ
るステータのプリント基板8には、ロータ6の回転位置
を検出するためのホール素子9が3個設けられており、
これらのホール素子9は、コア1の外周部に形成されて
いる複数の突極10からほぼ等しい距離で、ロータ6の
ヨーク外周部内側に取り付けられたリング状駆動磁石7
と対向する位置に配置される。更に、図1に示す如く、
本発明の実施例に係るブラシレスモータでは、磁性金属
板よりなるステータヨーク12の一部が切り起こされた
遮蔽部13が設けられている。
【0013】そして、この遮蔽部13は、図3に示す如く、
コイル2或いは突極10からの漏洩磁束がホール素子9
に影響を及ぼし難くするよう、2つの突極10からの距
離がほぼ等しく、且つホール素子9とキャプスタン軸3
方向に隣接する位置に設けられる。
【0014】このように、ステータヨーク12の一部を切り
起こして遮蔽部13とすることにより、モータの起動時
や負荷が大きくなって大電流が印加された場合でも、ホ
ール素子9がコイル2或いは突極10からの漏洩磁束の
影響を受け難くなる。そして、ホール素子9は、ロータ
6に固定されたリング状駆動磁石7の回転に伴う磁束の
変化のみを感知することが可能となる。
【0015】以上に説明した如く、本発明の実施例に係るブ
ラシレスモータによるとホール素子9が、コイル2或い
はコア1の突極10からの漏洩磁束の影響を受け難くな
り、ホール素子9からは、正常な駆動波形が得られるよ
うになる。また、図示しない駆動回路に正常な信号波形
を伝達できるので、起動時の起動不良や過負荷時の回転
不良が発生しなくなる。
【0016】なお、以上の実施例では、プリント基板8には
フェノール基板を用い、プリント基板8のベースとして
のステータヨーク12には磁性金属板を用いた例を示し
たが、金属ベースプリント基板を用いた場合には、この
基板の一部に直接遮蔽部13を設けることが可能とな
り、極めて安価に製造できる。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るブラ
シレスモータによると、コイルに電流が流れ、コイル又
はコアから漏洩磁束が発生した場合であっても、磁気検
出素子がこの漏洩磁束の影響を受け難くなり、ロータに
取り付けられたリング状磁石の回転に伴う磁界の変化の
みを検出できるため、回転精度の高いブラシレスモータ
を得ることができる。
【0018】また、コイル又はコアから漏洩磁束を遮るため
の部品を付加せず、基板の一部を切り起こすことにより
この漏洩磁束を遮断できるため、コスト的に極めて安価
に構成できる。更に、基板として金属ベース基板を用い
た場合には、この金属ベース基板を製造するための抜き
型を加工するのみで本発明に係るブラシレスモータの基
板を製造できるため、金型の変更に要する費用を最小限
に抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るブラシレスモータを示す
半断面図である。
【図2】本発明の実施例に係るブラシレスモータのステ
ータ部を示す図である。
【図3】本発明の実施例に係るブラシレスモータの遮断
部の位置を説明するための図である。
【図4】従来のブラシレスモータを示す半断面図であ
る。
【図5】従来のブラシレスモータのステータ部を示す図
である。
【図6】コアの外周部に形成される突極とホール素子と
の位置関係を説明するための図である。
【符号の説明】
1…コア 2…コイル 3…キャプスタン軸 4、5…ベアリングホルダの焼結含油軸受 6…ロータ 7…リング状駆動磁石 8…プリント基板 9…ホール素子 10…突極 11…周波数発電機磁石 12…ステータヨーク 13…遮蔽部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転中心に軸が取り付けられると共に、外
    周部にリング状磁石が固定されるロータ部と、 前記ロータ部の軸を回動自在に保持する軸受けと、コイ
    ルを巻回したコアと、前記リング状磁石と対向する位置
    に配置される磁気検出素子とを磁性材よりなる基板に固
    定したステータ部とを備えるブラシレスモータにおい
    て、 前記コイル及び前記コアの少なくとも一方からの漏洩磁
    束を遮るよう前記磁気検出素子に隣接して前記基板に切
    り起こし部を設けたことを特徴とするブラシレスモー
    タ。
  2. 【請求項2】前記基板は、樹脂製プリント基板と磁性金
    属板とを重ね合わせることにより形成され、前記切り起
    こし部は前記磁性金属板よりなることを特徴とする請求
    項1記載のブラシレスモータ。
  3. 【請求項3】前記基板は、金属ベース基板からなること
    を特徴とする請求項1記載のブラシレスモータ。
JP10191296A 1998-07-07 1998-07-07 ブラシレスモータ Pending JP2000023437A (ja)

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