JP2000023345A - 過電流保護制御装置 - Google Patents

過電流保護制御装置

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JP2000023345A
JP2000023345A JP10187711A JP18771198A JP2000023345A JP 2000023345 A JP2000023345 A JP 2000023345A JP 10187711 A JP10187711 A JP 10187711A JP 18771198 A JP18771198 A JP 18771198A JP 2000023345 A JP2000023345 A JP 2000023345A
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祐二 谷
Shiro Maeda
志朗 前田
Seiji Fukui
誠二 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータロックなど制御対象の障害に加え、制
御部の暴走などの障害があった場合でも確実に過電流を
防止する過電流保護制御回路を提供する。 【解決手段】 過電流を検出した過電流検出部103は
過電流信号をラッチ部106に出力し、ラッチ部106
は過電流信号を制御部105に対して出力保持し、制御
部105のモータ制御信号の出力を反転遮断する。この
遮断によりパワートランジスタ102の駆動が停止し、
モータ101への電流供給が確実に停止する。制御部1
05が正常動作していれば電源オフ信号出力により電源
104は電源供給を停止し、電圧検知部107により確
認される。電圧検知部107はラッチ解除信号をラッチ
部106に出力する。制御部105が正常動作していな
ければ電源オフ信号が正常出力されず電源104はオフ
されないため電圧検知部107が電源オフを確認でき
ず、ラッチ解除が行われない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータなどの制御
対象に許容範囲以上の大きな電流が流れた場合に、過電
流を検知して電流を制御することにより制御対象の保
護、運転の正常化を図る過電流保護制御装置に関する。
特に、空気調和機に適用可能な過電流保護制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電源から電流を供給して制御対象を運転
する装置において、過電流が発生した場合の対策として
過電流保護制御回路が設けられている。特に、空気調和
機は冷凍サイクルにおいて強力なコンプレッサを駆動
し、大電流を扱う上、コンプレッサは室外機として屋外
に設置されているため周囲の影響を受けやすく、モータ
のロック、制御部の暴走など異常運転に陥り、過電流が
発生することが予想される。そのため性能良く確実に過
電流を防止する過電流保護制御回路が求められている。
【0003】従来の過電流保護制御装置、特に空気調和
機に適用される過電流保護制御装置の一般的な構成を図
7に示す。図7において、701はモータ、702はモ
ータへの電流供給を制御するスイッチング素子でありイ
ンバータ回路などに使用されるパワートランジスタ、7
03はパワートランジスタ702への電流をモニタし、
過電流を検出する過電流検出部、704は電源、705
は制御部である。モータ701から制御部705の各要
素は図7に示すように接続されている。
【0004】従来の過電流保護制御装置の動作の概略を
説明する。正常な運転状態において、電源704から供
給された電流は、パワートランジスタ702により制御
され、モータ701に供給されている。ここで、モータ
が3相駆動のものである場合には、対応するパワートラ
ンジスタ702も3相交流出力の構成のものとなる。パ
ワートランジスタ702は制御部705から制御信号を
与えられて駆動している。過電流検出部703は電源7
04からパワートランジスタ702へ供給される電流の
大きさをモニタしている。
【0005】まず、制御対象が正常に運転されていた状
態から、モータ701のロックなど何等かの原因により
過電流が流れる(図8ステップS801)。電源704
からパワートランジスタ702に供給される電流が許容
値を越えて大きくなり、過電流検出部703は、過電流
が発生したことを検知する(ステップS802)。
【0006】過電流検出部703は、過電流が発生した
ことを制御部705に通知する(ステップS803)。
通知を受けた制御回路は電源704の電流供給を遮断す
るように制御信号を電源704に送り、電源704から
パワートランジスタ702への電流供給が停止される
(ステップS804)。
【0007】電源704の電流供給が停止されると過電
流状態は解消される。制御部705は運転再開条件を満
たした場合は、電源704に制御信号を送り、装置への
電流の供給を再開する(ステップS805)。制御対象
が空気調和機のコンプレッサなどである場合にはコンプ
レッサ内の圧力バランス時間経過が運転再開条件の一つ
となる。
【0008】以上のステップS801〜ステップS80
5で示したように、装置に過電流が発生した場合でも過
電流保護制御回路により過電流を抑えて制御対象の適正
運転が確保される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した従来の過
電流保護制御回路では、制御の中心は制御部705であ
り、制御部705が正常に動作する場合のみ過電流制御
が実現できるものであった。過電流が発生する原因、障
害箇所は、様々あり、必ずしもモータのロックなどモー
タ部分にあるとは限らない。特に空気調和機の場合で
は、室外機は屋外に設置されるため、雷ノイズの影響な
ど制御部705自体が暴走することも充分予想される。
また、室内機側に制御機能を持たせる場合でも室内機と
室外機との通信異常なども予想され、制御部側の動作が
必ずしも保証されない。また、制御部705自体が正常
に動作している場合でも、過電流検出部703からの検
出信号の通信ポートの異常、電源704への制御信号の
通信ポートの異常などがあった場合にも正常な過電流保
護制御が実行できないという問題があった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑み、モータの異
常などによる過電流に対する制御に加え、制御部側の障
害に基づくモータ異常運転に対する制御も可能な過電流
保護制御回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の第一の過電流保護制御装置は、電源から電流
を制御部の制御信号により駆動されるスイッチング素子
部を介して制御対象に供給し、前記制御対象への供給電
流が過電流である場合に電流値を許容範囲内に抑える過
電流保護制御装置であって過電流検出部と電圧検知部と
ラッチ部を備え、前記過電流検出部は前記供給電流の過
電流を検出して過電流信号を前記ラッチ部に通知し、前
記ラッチ部は前記過電流信号を受信して前記過電流信号
を前記制御部に出力保持し、前記制御部の前記スイッチ
ング素子部への制御信号を遮断して前記制御対象への供
給電流を遮断し、前記制御部は前記過電流信号を受信し
て前記電源を遮断し、前記電圧検知部は前記電源の電圧
を検知することにより前記制御部による電源遮断が確認
できれば前記ラッチ部の動作の解除を指示することを特
徴とする。
【0012】この構成により、過電流が発生した場合に
制御部によらず強制的に供給電流が遮断でき、制御部の
正常動作が確認できた場合に限り制御部による供給電流
の制御に移行することができ、確実な供給電流の遮断と
制御部正常動作の確認ができる。
【0013】上記課題を解決するために本発明の第二の
過電流保護制御装置は、電源から電流を制御部の制御信
号により駆動されるスイッチング素子部を介して制御対
象に供給し、前記制御対象への供給電流が過電流である
場合に電流値を許容範囲内に抑える過電流保護制御装置
であって過電流検出部と制御信号モニタ部とラッチ部を
備え、前記スイッチング素子部のすべての電流経路が複
数素子の直列接続部分を持ち、前記過電流検出部は前記
供給電流の過電流を検出して過電流信号を前記ラッチ部
に通知し、前記ラッチ部は前記過電流信号を受信して前
記過電流信号を前記制御部に出力保持し、前記スイッチ
ング素子部のすべての電流経路について直列接続された
素子のうち一部の素子への制御信号を遮断して前記制御
対象への供給電流を遮断し、前記制御部は前記過電流信
号を受信して前記スイッチング素子部への制御信号を遮
断し、前記制御信号モニタ部は前記ラッチ部により制御
信号が遮断されたスイッチング素子以外のスイッチング
素子への制御信号遮断を検知することにより前記制御部
による制御信号の遮断が確認できれば前記ラッチ部の動
作の解除を指示することを特徴とする。
【0014】この構成により、過電流が発生した場合に
制御部によらず強制的に供給電流が遮断でき、制御部の
正常動作が確認できた場合に限り制御部による供給電流
の制御に移行することができ、確実な供給電流の遮断と
制御部正常動作の確認ができる。
【0015】次に、前記第一の過電流保護制御装置は、
タイマを備え、前記タイマの設定時間内に前記電圧検知
部により前記制御部による電源遮断が確認できない場合
に、前記制御部の異常と判断し、前記制御部のリセット
を行うことが好ましい。
【0016】この構成により、過電流の発生原因が制御
部の暴走などの異常に基づく場合に、制御部によらず強
制的に供給電流が遮断でき、制御部の異常が検出でき、
制御部のリセットによる自動回復を図ることができる。
【0017】次に、前記第二の過電流保護制御装置は、
タイマを備え、前記タイマの設定時間内に前記制御信号
モニタ部により前記制御部による前記スイッチング素子
部への制御信号遮断が確認できない場合に、前記制御部
の異常と判断し、前記制御部のリセットを行うことが好
ましい。
【0018】この構成により、過電流の発生原因が制御
部の暴走などの異常に基づく場合に、制御部によらず強
制的に供給電流が遮断でき、制御部の異常が検出でき、
制御部のリセットによる自動回復を図ることができる。
【0019】次に、前記第一または第二の過電流保護制
御装置は、空気調和機に適用されることが好ましい。こ
の構成により、空気調和機におけるモータのロックなど
制御対象の異常に基づく過電流に加え、制御部の暴走な
ど制御部に基づく過電流も防止できる過電流保護制御機
能を備えた空気調和機を提供することができる。
【0020】次に、前記ラッチ部の動作の開始から動作
の解除までの経過時間が、前記空気調和機のコンプレッ
サの圧力バランス時間以上であることが好ましい。この
構成により、空気調和機において過電流発生によりコン
プレッサのモータを強制停止した場合に、コンプレッサ
の圧力バランスが確保できた後にモータ駆動を再開する
ことができ、モータの破損を防ぐことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる過電流保護
制御回路の実施形態について図面を参照しながら説明す
る。
【0022】(実施の形態1)実施形態1は、本発明の
過電流保護制御回路を空気調和機に適用した例を説明す
る。実施形態1の過電流保護制御回路の基本的動作の概
略は、過電流が検出された段階でひとまずモータの制御
を制御部から強制的に切り離し、スイッチング素子部で
あるパワートランジスタからモータへの電流供給を確実
に中断する一方、制御部による電源遮断をモニタし、制
御部が正常に動作していることが確認できた後、モータ
の制御を制御部に返すというものである。特に、空気調
和機で通常用いられている可変直流電圧源を使用した装
置(ファンモータあるいはコンプレッサモータ)におい
て有効なものである。
【0023】以下に実施形態1の過電流保護制御回路の
構成、動作を詳細に説明する。図1は本発明の実施形態
1における過電流保護制御回路の構成を示したものであ
る。図1において、101は制御対象であるコンプレッ
サのモータ、102はスイッチング素子であるインバー
タなどの回路を構成するパワートランジスタ、103は
過電流検出部、104は電源、105は制御部である。
実施形態1では、モータ101は3相モータとし、パワ
ートランジスタ102も3相出力のものとする。従って
制御部105からパワートランジスタ102への制御信
号は3相となっている。過電流検出部103は電源10
4からパワートランジスタ102に供給される電流値を
モニタしており、許容電流値以上になると過電流信号を
出力する。制御部105は電源104に対して電源オン
・オフ信号を与え、電源104からパワートランジスタ
102への電流の供給、停止を制御する。
【0024】実施形態1では、上記構成に加え、ラッチ
部106と電圧検知部107とタイマ108を備えてい
る。ラッチ部106は過電流検出部103と制御部10
5の間に設けられ、過電流検出部103の出力する過電
流信号を受け付け、制御部105への過電流信号出力を
保持する。また、制御部105からパワートランジスタ
102に対して出力されるモータ制御信号出力を遮断す
る。
【0025】電圧検知部107は、電源104の出力電
圧をモニタするもので、電源電圧が所定電圧以下になっ
た場合に電源104がオフされたと検知してラッチ部1
06に対してラッチ解除信号を出力する。
【0026】タイマ108は、制御部105にラッチ信
号である過電流信号が入力されてからの経過時間をモニ
タし、所定の時間が経過した後、制御部105に対して
リセット信号を送る。
【0027】上記構成を備えた過電流保護制御回路の動
作を以下に説明する。第一番目のケースとして、モータ
101がロックした場合など、制御部側以外の障害が発
生した場合の処理を図2のフローチャートを参照しつつ
説明する。
【0028】まず、正常な運転状態からモータ101が
ロックし、過電流が発生する(図2ステップS20
1)。モータ101への電流は、電源104から電圧検
知部107、過電流検出部103を介してパワートラン
ジスタにより3相交流に変換され、供給されている。過
電流発生により、過電流検出部103は過電流を検出
し、ラッチ部106に対して過電流信号を出力する(ス
テップS202)。
【0029】ラッチ部106は過電流信号を受け取ると
過電流信号を制御部105に対して出力し、その出力保
持する一方、制御部105のモータ制御信号の出力を反
転遮断する(ステップS203)。このモータ制御信号
の遮断によりパワートランジスタ102の駆動が停止
し、モータ101への電流供給が確実に停止する(ステ
ップS204)。
【0030】制御部105は、過電流信号を受け取ると
電源104に対し、電源オフ信号を出力する。電源オフ
信号を受けた電源104は電源供給を停止し、電源電圧
は充分小さくなる(ステップS205)。電源電圧の低
下は電圧検知部107により検出され、電源104が制
御部105によりオフされたことが検知できる。電圧検
知部107はラッチ解除信号をラッチ部106に対して
出力する(ステップS206)。
【0031】ラッチ部106はラッチ解除信号を受け、
制御部105に対する過電流信号出力を解除し、また、
遮断していたモータ制御信号を導通させて、制御部10
5によるパワートランジスタ102に対する制御を再開
させる(ステップS207)。なお、電流供給再開にあ
たっては、制御部105は再開条件を満たしているか否
かを確認する。本過電流保護制御回路は空気調和機に適
用されているので、再開条件の一つとしてコンプレッサ
の圧力バランス調整時間経過していることが挙げられ
る。
【0032】上記のステップS201〜ステップS20
7により、モータのロックなどモータに一時的な障害が
あった場合の過電流発生に対して確実に電源供給を停止
して過電流を防止し、正常状態に回復して再開できる。
【0033】第二番目のケースとして、制御部105が
雷ノイズの影響など何等かの原因で暴走した場合などの
一時的障害があった場合の処理について図3のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。従来技術において説明し
たように、従来の過電流保護制御回路ではこの第二番目
のケースに対して実効性ある処理が行えなかったもので
ある。
【0034】まず、正常な運転状態から制御部105が
暴走し、モータ制御信号が乱れ、過電流が発生する(図
3ステップS301)。過電流発生により、過電流検出
部103は過電流を検出し、ラッチ部106に対して過
電流信号を出力する(ステップS302)。
【0035】ラッチ部106は過電流信号を受け取ると
過電流信号を制御部105に対して出力し、その出力保
持する一方、制御部105のモータ制御信号の出力を反
転遮断する(ステップS303)。このモータ制御信号
の遮断によりパワートランジスタ102の駆動が強制的
に停止し、制御部105が暴走していてもモータ101
への電流供給が確実に停止する(ステップS304)。
【0036】制御部105は、過電流信号を受け取ると
電源104に対し、電源オフ信号を出力するはずである
が、ここでは暴走しており電源オフ信号が正規に出力さ
れるとは保証できない。電源オフ信号が出力されなかっ
た場合は、電源104は電源供給を継続するので電源電
圧は小さくならない(ステップS305)。そこで電圧
検知部107はラッチ解除信号を出力することはない
(ステップS306)。ラッチ部106によるラッチ動
作は継続され、モータ制御信号も遮断されたままとな
り、パワートランジスタ102は駆動せず、モータ10
1に電流は供給されない(ステップS307)。
【0037】タイマ108は、制御部105に対してラ
ッチ部106からラッチ信号である過電流信号が出力さ
れた時点でセットされ、所定の時間が経過してもラッチ
信号が解除されない場合に、制御部105に対してリセ
ット信号を出力し、制御部を再起動する(ステップS3
08)。タイマのモニタする所定時間は、モータが使用
されているコンプレッサの圧力バランス時間であること
が好ましい。制御信号が再起動され、運転が再開する時
点でコンプレッサの圧力バランスが確保されている必要
があるからである。
【0038】第三番目のケースとして、パワートランジ
スタの破損など、一時的ではない回路要素の障害に起因
して過電流が発生した場合があるが、この場合は第一番
目のケースと同様、過電流検出からラッチ解除までの処
理が実行されることとなるが、障害要因は除去できない
ので結局、上記の処理が繰り返されることとなり、モー
タ101の運転は再開されない。この場合は、破損トラ
ンジスタ交換などの処置が必要となるので、一定時間障
害が回復しない場合、または一定時間に一定回数、制御
部が過電流信号を受信した場合には外部に回路要素の障
害を通知する手段を備えることが好ましい。
【0039】なお、この実施形態1は、典型として、空
気調和機に適用された過電流保護制御回路について説明
したが、制御部により制御対象の過電流を制御する装置
において広く利用できることは言うまでもない。
【0040】(実施形態2)実施形態2の過電流保護制
御回路の基本的動作の概略は、過電流が検出された段階
でひとまずモータの制御を制御部から強制的に切り離
し、パワートランジスタからモータへの電流供給を確実
に中断する一方、制御部からのモータ制御信号をモニタ
し、制御部が正常に動作していることが確認できた後、
モータの制御を制御部に返すというものである。特に、
空気調和機の室外機で通常用いられる定電圧源のパルス
幅制御によるモータ駆動の装置において有効なものであ
る。
【0041】以下に実施形態2の過電流保護制御回路の
構成、動作を詳細に説明する。図4は本発明の実施形態
2における過電流保護制御回路の構成を示したものであ
る。図4において、201は制御対象であるコンプレッ
サのモータ、202はスイッチング素子であるインバー
タなどのパワートランジスタ、203は過電流検出部、
204は定電圧源、205は制御部である。実施形態2
では、モータ201は3相モータとし、パワートランジ
スタ202も3相出力のものとする。従って制御部20
5からパワートランジスタ202への制御信号は3相と
なっている。パワートランジスタ203は図4に示すよ
うに、1相あたりトランジスタが上系統と下系統の2系
統が直列に接続された形となっている。過電流検出部2
03は電源204からパワートランジスタ202に供給
される電流値をモニタしており、許容電流値以上になる
と過電流信号を出力する。制御部205はパワートラン
ジスタ202に対してパルス幅制御信号を与えデューテ
ィ比を調整することによりモータの電源供給を制御す
る。なお、パワートランジスタ202は、上下2系統の
トランジスタの直列接続3相としたが、限定する意図で
はない。
【0042】実施形態2では、上記構成に加え、ラッチ
部206とモータ制御信号モニタ部207とタイマ20
8を備えている。ラッチ部206は実施形態1と同様、
過電流検出部203と制御部205の間に設けられ、過
電流検出部203の出力する過電流信号を受け付け、制
御部205への過電流信号出力を保持する。ただし、実
施形態2では、制御部205からパワートランジスタ2
02に対して出力される上下2系統のモータ制御信号出
力のうちの一方、例えば上系統のモータ制御信号のみを
遮断する。パワートランジスタ202は上下2系統の直
列接続であるので、上系統のトランジスタの駆動が停止
できれば確実にモータ201への電流が遮断できる。
【0043】モータ制御信号モニタ部207は、制御部
205のモータ制御信号のうちラッチ部206により遮
断されていない系統(下系統)の出力をモニタして制御
部205が正常に動作しているか否かを検知する。つま
り、制御部205にはラッチ部206から過電流信号が
与えられているので、正常に動作していればモータ制御
信号上下系統ともオフのはずである。もしモニタしてい
る下系統の信号が0でない場合は制御部205が暴走し
ていることが検知できる。
【0044】タイマ208は、制御部205にラッチ信
号である過電流信号が入力されてからの経過時間をモニ
タし、所定の時間が経過した後、制御部205に対して
リセット信号を送る。
【0045】上記構成を備えた過電流保護制御回路の動
作を以下に説明する。第一番目のケースとして、モータ
201がロックした場合など、制御部205側以外の障
害が発生した場合の処理を図5のフローチャートを参照
しつつ説明する。
【0046】まず、正常な運転状態からモータ201が
ロックし、過電流が発生する(図5ステップS50
1)。モータ201への電流は、過電流検出部203を
介してパワートランジスタ202の上下2系統のトラン
ジスタの直列回路により3相交流に変換され、供給され
ている。過電流発生により、過電流検出部203は過電
流を検出し、ラッチ部206に対して過電流信号を出力
する(ステップS502)。
【0047】ラッチ部206は過電流信号を受け取ると
過電流信号を制御部205に対して出力し、その出力保
持する一方、制御部205の上系統のモータ制御信号の
出力を反転遮断する(ステップS503)。この上系統
のモータ制御信号の遮断によりパワートランジスタ20
2の上側のトランジスタの駆動が停止し、モータ201
への電流供給が確実に停止する。
【0048】制御部205はラッチ部206から過電流
信号を受け取ると、モータ制御信号として電流を小さく
するため上下系統ともオフ信号を出力する(ステップS
504)。モータ制御信号モニタ部207は下系統のモ
ータ制御信号をモニタしているのでこのオフ信号を検知
し、制御部205が正常に動作していると判断してラッ
チ解除信号をラッチ部206に対して出力する(ステッ
プS505)。
【0049】ラッチ部206はラッチ解除信号を受け、
制御部205に対する過電流信号出力を解除し、また、
遮断していた上系統のモータ制御信号を導通させて、制
御部205によるパワートランジスタ202に対する制
御を再開させる(ステップS506)。なお、電流供給
再開にあたっては、制御部205は再開条件を満たして
いるか否かを確認する。本過電流保護制御回路は空気調
和機に適用されているので、再開条件の一つとしてコン
プレッサの圧力バランス調整時間経過していることが挙
げられる。
【0050】上記のステップS501〜ステップS50
6により、モータのロックなどモータに一時的な障害が
あった場合の過電流発生に対して確実に電源供給を停止
して過電流を防止し、正常状態に回復して再開できる。
【0051】第二番目のケースとして、制御部205が
雷ノイズの影響など何等かの原因で暴走した場合などの
一時的障害があった場合の処理について図6のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。従来技術において説明し
たように、従来の過電流保護制御回路ではこの第二番目
のケースに対して実効性ある処理が行えなかったもので
ある。
【0052】まず、正常な運転状態から制御部205が
暴走し、モータ制御信号が乱れ、過電流が発生する(図
6ステップS601)。過電流発生により、過電流検出
部203は過電流を検出し、ラッチ部206に対して過
電流信号を出力する(ステップS602)。
【0053】ラッチ部206は過電流信号を受け取ると
過電流信号を制御部205に対して出力し、その出力保
持する一方、制御部205の上系統のモータ制御信号の
出力を反転遮断する(ステップS603)。このモータ
制御信号の遮断によりパワートランジスタ202の駆動
が強制的に停止し、制御部205が暴走していてもモー
タ201への電流供給が確実に停止する(ステップS6
04)。
【0054】制御部205は、過電流信号を受け取ると
上下系統ともモータ制御信号をオフするはずであるが、
電源204に対し、電源オフ信号を出力するはずである
が、ここでは暴走しており電源オフ信号が正規に出力さ
れるとは保証できない。モータ制御信号モニタ部207
は下系統のモータ制御信号をモニタし、オフ信号が定常
的に出力されていない場合は、制御部205が正常に動
作していないことを検知し(ステップS605)、ラッ
チ解除信号を出力することはない(ステップS60
6)。ラッチ部206によるラッチ動作は継続され、上
系統のモータ制御信号は遮断されたままとなり、パワー
トランジスタ202は駆動せず、モータ201に電流は
供給されない(ステップS607)。
【0055】タイマ208は、制御部205に対してラ
ッチ部206からラッチ信号である過電流信号が出力さ
れた時点でセットされ、所定の時間が経過してもラッチ
信号が解除されない場合に、制御部205に対してリセ
ット信号を出力し、制御部205を再起動する(ステッ
プS608)。タイマのモニタする所定時間は、モータ
が使用されているコンプレッサの圧力バランス時間であ
ることが好ましい。制御信号が再起動され、運転が再開
する時点でコンプレッサの圧力バランスが確保されてい
る必要があるからである。
【0056】第三番目のケースとして、パワートランジ
スタの破損など、一時的ではない回路要素の障害に起因
して過電流が発生した場合は、実施形態1と同様、モー
タ201の運転停止は保証される。
【0057】なお、この実施形態2は、典型として、空
気調和機に適用された過電流保護制御回路について説明
したが、制御部により制御対象の過電流を制御する装置
において広く利用できることが言うまでもない。
【0058】また、実施形態2においてラッチ部207
によりモータ制御信号を遮断する系統を上系統のものと
したが、上系統に限定するものではなく、また、上下2
系統として説明したが、その他の複数系統の場合であっ
ても本発明の過電流保護制御装置が適用できることは言
うまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる第一の過
電流保護制御回路によれば、可変直列電圧源を用いた装
置において、過電流検出によりスイッチング素子である
パワートランジスタの駆動を制御する制御信号を強制遮
断することにより確実に制御対象への電流供給の停止が
保証できる。また、制御部による電源電圧のオフ制御が
正常に行われたか否かを検出することにより制御部の正
常動作を確認した後に制御信号を導通するため、制御部
の暴走など制御部に基づく障害時に対しても有効に過電
流を防止することができる。
【0060】本発明にかかる第二の過電流保護制御回路
によれば、定電圧源のパルス幅制御を用いた装置におい
て、過電流検出により複数のスイッチング素子が直列接
続されたパワートランジスタの一部の素子への制御信号
を強制遮断することにより確実に制御対象への電流供給
の停止が保証でき、また、強制遮断されない残りの素子
への制御信号出力をモニタすることにより制御部の正常
動作を確認した後に制御信号を導通するため、制御部の
暴走など制御部に基づく障害時に対しても有効に過電流
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の過電流保護制御回路の構成を示
すブロック図
【図2】 実施形態1の過電流保護制御回路のモータの
ロックなどモータの障害に基づく過電流が発生した場合
の処理動作を説明するフローチャート
【図3】 実施形態1の過電流保護制御回路の制御部の
障害に基づく過電流が発生した場合の処理動作を説明す
るフローチャート
【図4】 実施形態2の過電流保護制御回路の構成を示
すブロック図
【図5】 実施形態2の過電流保護制御回路のモータの
ロックなどモータの障害に基づく過電流が発生した場合
の処理動作を説明するフローチャート
【図6】 実施形態2の過電流保護制御回路の制御部の
障害に基づく過電流が発生した場合の処理動作を説明す
るフローチャート
【図7】 従来の過電流保護制御回路の構成を示すブロ
ック図
【図8】 従来の過電流保護制御回路の動作を説明する
フローチャート
【符号の説明】
101,201 モータ 102,202 パワートランジスタ 103,203 過電流検出部 104 可変直流電圧源 105,205 制御部 106,206 ラッチ部 107 電圧検知部 108,208 タイマ 204 定電圧源 207 モータ制御信号モニタ部
フロントページの続き (72)発明者 福井 誠二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 上島 敬人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5G004 AA04 AB02 BA03 BA04 CA03 CA06 DC01 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から電流を制御部の制御信号により
    駆動されるスイッチング素子部を介して制御対象に供給
    し、前記制御対象への供給電流が過電流である場合に電
    流値を許容範囲内に抑える過電流保護制御装置におい
    て、過電流検出部と電圧検知部とラッチ部を備え、 前記過電流検出部は前記供給電流の過電流を検出して過
    電流信号を前記ラッチ部に通知し、前記ラッチ部は前記
    過電流信号を受信して前記過電流信号を前記制御部に出
    力保持し、前記制御部の前記スイッチング素子部への制
    御信号を遮断して前記制御対象への供給電流を遮断し、
    前記制御部は前記過電流信号を受信して前記電源を遮断
    し、前記電圧検知部は前記電源の電圧を検知して前記制
    御部による電源遮断が確認できれば前記ラッチ部に対し
    てラッチ動作の解除信号を出力することを特徴とする過
    電流保護制御装置。
  2. 【請求項2】 電源から電流を制御部の制御信号により
    駆動されるスイッチング素子部を介して制御対象に供給
    し、前記制御対象への供給電流が過電流である場合に電
    流値を許容範囲内に抑える過電流保護制御装置におい
    て、過電流検出部と制御信号モニタ部とラッチ部を備
    え、 前記スイッチング素子部のすべての電流経路が複数素子
    の直列接続部分を持ち、前記過電流検出部は前記供給電
    流の過電流を検出して過電流信号を前記ラッチ部に通知
    し、前記ラッチ部は前記過電流信号を受信して前記過電
    流信号を前記制御部に出力保持し、前記スイッチング素
    子部のすべての電流経路について直列接続された素子の
    うち一部の素子への制御信号を遮断して前記制御対象へ
    の供給電流を遮断し、前記制御部は前記過電流信号を受
    信して前記スイッチング素子部への制御信号を遮断し、
    前記制御信号モニタ部は前記ラッチ部により制御信号が
    遮断されたスイッチング素子以外のスイッチング素子へ
    の制御信号遮断を検知して前記制御部による制御信号の
    遮断が確認できれば前記ラッチ部に対してラッチ動作の
    解除信号を出力することを特徴とする過電流保護制御装
    置。
  3. 【請求項3】 タイマを備え、前記タイマの設定時間内
    に前記電圧検知部により前記制御部による電源遮断が確
    認できない場合に、前記制御部の異常と判断し、前記制
    御部のリセットを行う請求項1に記載の過電流保護制御
    回路。
  4. 【請求項4】 タイマを備え、前記タイマの設定時間内
    に前記制御信号モニタ部により前記制御部による前記ス
    イッチング素子部への制御信号遮断が確認できない場合
    に、前記制御部の異常と判断し、前記制御部のリセット
    を行う請求項2に記載の過電流保護制御回路。
  5. 【請求項5】 空気調和機に適用された請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の過電流保護制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ラッチ部の動作の開始から動作の解
    除までの経過時間が、前記空気調和機のコンプレッサの
    圧力バランス時間以上である請求項5に記載の過電流保
    護制御装置。
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