JP2000021107A - サーボトラック書き込み方法とサーボトラック書き込み装置 - Google Patents

サーボトラック書き込み方法とサーボトラック書き込み装置

Info

Publication number
JP2000021107A
JP2000021107A JP10189114A JP18911498A JP2000021107A JP 2000021107 A JP2000021107 A JP 2000021107A JP 10189114 A JP10189114 A JP 10189114A JP 18911498 A JP18911498 A JP 18911498A JP 2000021107 A JP2000021107 A JP 2000021107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
servo track
target position
deviation
internal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10189114A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3466926B2 (ja
Inventor
Masanori Fukushi
雅則 福士
Tetsuya Nagai
鉄也 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP18911498A priority Critical patent/JP3466926B2/ja
Priority to US09/209,103 priority patent/US6307702B1/en
Publication of JP2000021107A publication Critical patent/JP2000021107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3466926B2 publication Critical patent/JP3466926B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5552Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks using fine positioning means for track acquisition separate from the coarse (e.g. track changing) positioning means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/22Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is out of operative position

Landscapes

  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部アクチュエータの位置決め時間を短縮し
てサーボトラック信号の書き込み時間を短縮し、また内
部アクチュエータの振動を低減してサーボトラック信号
の書き込み品質を向上させる。 【解決手段】 サーボトラック信号を磁気ヘッドを用い
て記録するサーボトラック書き込み方法において、第1
制御部70は磁気ヘッド54が目標位置に位置した場合
の内部アクチュエータ56の位置を移動目標位置Y0
して外部アクチュエータ60を移動させる。第2制御部
12は加算部14で変位量X1 と外部アクチュエータ6
0の現在位置Yとから内部アクチュエータ56の現在位
置Zを求める。そして移動目標位置Y0 と現在位置Zと
の間の第1偏差X2 を求め、第1偏差X2 が基準範囲内
となるように内部アクチュエータ56の移動を制御し、
内部アクチュエータ56を移動目標位置Y0 に位置決め
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
の磁気ディスク面上にデータの記録/再生用の磁気ヘッ
ドを位置決めするためのサーボトラック信号を記録する
サーボトラック書き込み方法およびサーボトラック書き
込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の磁気ディスク装置の記録密度の向
上に伴い、サーボトラックの記録には正確さが求められ
ている。また、サーボトラックは主に生産工場にて記録
されるので、生産性を向上するためには記録時間の短縮
が求められている。
【0003】ここでサーボトラック(サーボパターン)
とは、複数の磁気ディスクを備えた磁気ディスク装置に
おいて、スピンドルに複数枚組み込まれた磁気ディスク
に磁気記録によって同心円状に書き込まれた磁気ヘッド
の位置決め用の情報に関するものである。このサーボト
ラックは、通常、磁気ディスク装置を完成体に近い状態
に組み立て、これを筐体に密封する前にサーボトラック
書き込み装置によって書き込まれる。
【0004】まず、磁気ディスク装置の一般的な構成の
概要を図13を用いて説明する。磁気ディスク装置50
は、回転駆動される磁気ディスク52と、磁気ディスク
52に対するデータの記録/再生を行う磁気ヘッド54
と、磁気ヘッド54を支持し、磁気ヘッド54を実質的
に磁気ディスク52の径方向へ移動させる内部アクチュ
エータ56とを有する構成のものが一般的である。
【0005】続いて、このような磁気ディスク装置50
に用いられる従来からあるサーボトラック書き込み装置
58の構成について説明する。磁気ディスク装置50の
外部に別途設けられた外部アクチュエータ60を有す
る。この外部アクチュエータ60は磁気ディスク装置5
0の内部アクチュエータ56の移動方向に沿って移動可
能である。
【0006】外部アクチュエータ60には、外部アクチ
ュエータ60と内部アクチュエータ56との間の変位量
1 を検出する変位センサ62が取り付けられている。
非接触で変位量X1 を検出する場合には、例えば本例の
ように内部アクチュエータ56には光反射部材(一例と
して円筒ミラー)64を取り付け、一方変位センサ62
には、光反射部材64へ投光すると共に光反射部材64
からの反射光に基づいて光反射部材64との間の変位量
を検出する機能を有する光変位センサを用いることで実
現できる。これにより、変位センサ62では、自らの位
置と光反射部材64との間の変位量が検出でき、この変
位量は外部アクチュエータ60と内部アクチュエータ5
6との間の変位量X1 となる。
【0007】また、外部アクチュエータ60の現在位置
Yを検出する位置センサ66と、磁気ヘッド54が目標
位置に位置した場合の内部アクチュエータ56の位置を
移動目標位置Y0 として設定する目標位置設定部68
と、位置センサ66で検出された外部アクチュエータ6
0の現在位置Yと移動目標位置Y0 との差X3 を見なが
ら、当該差X3 が予め設定された基準範囲A内になるよ
うに外部アクチュエータ60の移動を制御し、外部アク
チュエータ60を移動目標位置Y0 へ移動させる第1制
御部70とを有する。位置センサ66としては一例とし
て変位センサ62と同様に、光による非接触型のセンサ
が使用されており、外部アクチュエータ60に取り付け
られた反射部材66bと、この反射部材66bへ投光
し、反射部材66bとの間の距離を測定し、外部アクチ
ュエータ60の移動量(本例では回転量)を検出する光
変位センサ66aとで構成される。
【0008】本例では、内部アクチュエータ56や外部
アクチュエータ60には一例としてボイスコイルモータ
(VCM)が使用され、各アクチュエータ56,60に
設けられて、磁気ヘッド54や変位センサ62を実質的
に磁気ディスク52の径方向に沿って移動可能に支持す
る各アクチュエータアーム56a,60aは、同一の回
転軸Lを中心として回動する構成となっている。これに
より、外部アクチュエータ60は内部アクチュエータ5
6の移動方向に沿って移動(回転移動)可能となる。よ
って、この回転軸Lから等距離となるように各アクチュ
エータアーム56a,60aに光反射部材64と変位セ
ンサ62を取り付けることで、光反射部材64と変位セ
ンサ62は回転軸Lを中心とした同一円周上を移動可能
となる。VCM60bは外部アクチュエータ60用であ
り、アクチュエータアーム60aを回転駆動する。
【0009】また、変位センサ62で検出された変位量
1 が予め設定された変位設定値Bと等しくなるように
内部アクチュエータ56を制御する第2制御部72が設
けられている。具体的には予め基準範囲(変位許容誤
差)λを設定しておき、λ≧|X1 −B|となっている
場合には変位量X1 が変位設定値Bと等しいと判断す
る。λ<|X1 −B|となっている場合には両者間に差
が生じていると判断する。本例では一例としてλ=0と
している。よって、λ≧|X1 −B|を満たすべく、第
2制御部72は内部アクチュエータ56を外部アクチュ
エータ60の移動に追従するように制御する。この変位
設定値Bは変位設定部74から第2制御部72に入力さ
れる。なお、第1制御部70および第2制御部72共
に、一例として2つの入力信号間の差分に応じた信号を
出力する第1調節器76や第2調節器78と、これら調
節器76,78が出力する信号を増幅して内部アクチュ
エータ56や外部アクチュエータ60を駆動するための
第1制御信号や第2制御信号を出力する第1アンプ80
や第2アンプ82とから構成される。
【0010】以上の構成により、サーボトラック書き込
み装置58の目標位置設定部68に移動目標位置Y0
設定すれば、第1制御部70により外部アクチュエータ
60がこの移動目標位置Y0 に向けて移動して位置決め
される。そして内部アクチュエータ56が外部アクチュ
エータ60に追従するように制御され、やはり移動目標
位置Y0 に位置決めされる。
【0011】詳細には、図14に示すように、移動目標
位置Y0 が設定されると(ステップ100)、位置セン
サ66が常時外部アクチュエータ60の現在位置Yを検
出しており(ステップ102)、移動目標位置Y0 と現
在位置Yとの偏差X3 =Y0−Yを求め、この偏差X3
の絶対値が予め設定された基準範囲A内であるか否かを
判断する(ステップ104)。そして、基準範囲A外で
あれば、外部アクチュエータ60を移動目標位置Y0
向けて移動させ(ステップ106)、ステップ102に
戻る。このステップ102〜ステップ106を繰り返す
ことにより、偏差X3 の絶対値|Y0 −Y|は次第に減
少する。そして、基準範囲A内となった場合には、外部
アクチュエータ60が移動目標位置Y0 に達したと判断
し、外部アクチュエータ60の移動をせずにステップ1
02に戻る。
【0012】上記のように外部アクチュエータ60が移
動を開始すると、内部アクチュエータ56との間には変
位差X1 が生ずる。従って、外部アクチュエータ60の
移動と同時に第2制御部72により、内部アクチュエー
タ56が外部アクチュエータ60に追従するように移動
される。詳細には、図15に示すように、変位センサ6
2から外部アクチュエータ60と内部アクチュエータ5
6との間の変位量X1 (具体的には変位センサ62と光
反射部材64との間の変位量)が入力される(ステップ
200)。そして、この変位量X1 と変位設定値Bとを
比較し、両者間の差|X1 −B|が基準範囲λ内にある
か否かを判断する(ステップ202)。言い換えれば、
B−λ≦X1 ≦B+λとなっているか否かを判断する。
実際には、B=0かつλ=0であるから、変位量X1
ゼロになったか否かを判断することになる。
【0013】そして、差が生じていれば、内部アクチュ
エータ56を外部アクチュエータ60に向けて移動させ
(ステップ204)、ステップ200に戻る。このステ
ップ200〜ステップ204を繰り返すことにより、内
部アクチュエータ56を外部アクチュエータ60に近づ
ける。そして、変位量X1 と変位設定値Bとがお変位設
定値Bが一致している場合には、内部アクチュエータ5
6が外部アクチュエータ60の位置に達したということ
で、内部アクチュエータ56の移動をせずにステップ2
00に戻る。
【0014】以上の動作により、外部アクチュエータ6
0が移動目標位置Y0 に達し、その後内部アクチュエー
タ56も同じ移動目標位置Y0 に達する。その結果、内
部アクチュエータ56により実質的に磁気ディスク52
の径方向へ移動された磁気ヘッド54が目標位置に位置
決めされるのである。そして、この目標位置を含む磁気
ディスク52のトラックに、磁気ヘッド54によりサー
ボトラック信号を書き込むのである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
サーボトラック書き込み装置58では、設定された移動
目標位置Y0 に基づいて制御されるのは、外部アクチュ
エータ60である。そして、内部アクチュエータ56は
図16に示すように先行して移動目標位置Y0 に向けて
移動する外部アクチュエータ60の現在位置Yを目標と
して、常に外部アクチュエータ60に追従する形で移動
制御される。この結果、最初に外部アクチュエータ60
が位置決めされてから次に内部アクチュエータ56が位
置決めされるから、内部アクチュエータ56の位置決め
時間は常に外部アクチュエータ60の位置決め時間より
も長くなってしまうという課題がある。
【0016】また、磁気ヘッド54が所定の目標位置に
移動して位置決めされ、サーボトラック信号の書き込み
動作を行っている最中には、磁気ヘッド54に振動が加
わることは避けなければならない。この振動の発生原因
としては、オペレータのサーボトラック書き込み装置5
8に対する操作によって発生する場合や、サーボトラッ
ク書き込み装置58が設置された床から伝わる場合等が
ある。いずれにしてもまずサーボトラック書き込み装置
58が振動し、その振動が当該装置58に装着された磁
気ディスク装置50に伝わるという順番である。
【0017】しかしながら、上記のサーボトラック書き
込み装置58では、内部アクチュエータ56はこの外部
アクチュエータ60の位置を目標として追従させる形で
制御されるため、外部アクチュエータ60が振動する
と、それに追従して内部アクチュエータ56も外部アク
チュエータ60と同様に振動する。そしてその振動の振
幅は外部アクチュエータ60と同様か、オーバシュート
やアンダーシュートを考慮するとそれ以上に大きくなる
場合もある。その結果サーボトラック信号の書き込み品
質が大きく低下するという課題もある。
【0018】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、内部アクチュエータの
位置決め時間を短縮してサーボトラック信号の書き込み
時間を短縮し、また内部アクチュエータの振動を低減し
てサーボトラック信号の書き込み品質を向上させるサー
ボトラック書き込み方法とサーボトラック書き込み装置
を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1のサーボトラック書き込み方
法は、磁気ディスクに対するデータの記録/再生を行う
磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを支持し、磁気ヘッドを実
質的に磁気ディスクの径方向へ移動させる内部アクチュ
エータとを有する磁気ディスク装置の磁気ディスクに、
磁気ヘッドを位置決めするためのサーボトラック信号を
前記磁気ヘッドを用いて記録するサーボトラック書き込
み方法において、前記磁気ディスク装置の外部に前記内
部アクチュエータの移動方向に沿って移動可能に設けら
れた外部アクチュエータと前記内部アクチュエータとの
間の変位量および外部アクチュエータの現在位置を検出
し、前記変位量と前記外部アクチュエータの現在位置と
移動目標位置とに基づいて該移動目標位置と内部アクチ
ュエータの現在位置との間の第1偏差を求め、該第1偏
差が予め設定された基準範囲内となるように内部アクチ
ュエータの移動を制御することを特徴とする。
【0020】具体的には、前記磁気ヘッドが目標位置に
位置するときの内部アクチュエータの位置を前記移動目
標位置とし、前記内部アクチュエータの現在位置は、前
記変位量と前記外部アクチュエータの現在位置とを加算
することで求められる。これによれば、内部アクチュエ
ータの移動制御は、移動目標位置と内部アクチュエータ
の現在位置との間の第1偏差に基づいて行われる。従っ
て、従来のように外部アクチュエータの位置を目標とし
て外部アクチュエータに追従させる形で内部アクチュエ
ータを制御する場合と異なり、外部アクチュエータの現
在位置に関係なく移動目標位置に向けて移動制御され
る。従って、外部アクチュエータの位置決めが完了され
ていなくても、移動目標位置に位置決め可能である。ま
た、外部アクチュエータが振動しても、それに追従して
内部アクチュエータが移動することもない。
【0021】さらに、前記外部アクチュエータを前記移
動目標位置へ移動させる際に、移動目標位置に応じたフ
ィードフォワード情報および移動目標位置と前記外部ア
クチュエータの現在位置との間の第2偏差に基づいて外
部アクチュエータの移動を制御することにより、オーバ
ーシュートやアンダーシュートを少なくしつつ外部アク
チュエータの移動目標位置への収束を早めることが可能
となる。
【0022】また、前記内部アクチュエータを前記移動
目標位置へ移動させる際に、移動目標位置に応じたフィ
ードフォワード情報および前記第1偏差に基づいて内部
アクチュエータの移動を制御することにより、オーバー
シュートやアンダーシュートを少なくしつつ内部アクチ
ュエータの移動目標位置への収束を早めることが可能と
なる。以上、外部アクチュエータや内部アクチュエータ
の移動目標位置への収束を早めることにより、サーボト
ラック信号の書き込み時間を短縮することが可能とな
る。
【0023】また、前記変位量と前記外部アクチュエー
タの現在位置とを加算して前記内部アクチュエータの現
在位置を求めて前記第1偏差を求める代わりに、前記移
動目標位置と前記外部アクチュエータの現在位置との間
の第2偏差を求め、該第2偏差と前記変位量とから前記
第1偏差を求めるようにしても良い。
【0024】本発明に係る請求項7記載のサーボトラッ
ク書き込み装置は、磁気ディスクに対するデータの記録
/再生を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを支持し、磁
気ヘッドを実質的に磁気ディスクの径方向へ移動させる
内部アクチュエータとを有する磁気ディスク装置の磁気
ディスクに、磁気ヘッドを位置決めするためのサーボト
ラック信号を前記磁気ヘッドを用いて記録するサーボト
ラック書き込み装置において、前記磁気ディスク装置の
外部に前記内部アクチュエータの移動方向に沿って移動
可能な外部アクチュエータと、該外部アクチュエータと
前記内部アクチュエータとの間の変位量を検出する変位
センサと、外部アクチュエータの現在位置を検出する位
置センサと、前記外部アクチュエータの現在位置に基づ
き外部アクチュエータを移動目標位置に移動させる第1
制御部と、前記変位量と前記外部アクチュエータの現在
位置と前記移動目標位置とに基づいて移動目標位置と内
部アクチュエータの現在位置との間の第1偏差を求め、
該第1偏差が予め設定された基準範囲内となるように内
部アクチュエータの移動を制御する第2制御部とを具備
することを特徴とする。また、前記磁気ヘッドが目標位
置に位置した場合の前記内部アクチュエータの位置を移
動目標位置として設定する目標位置設定部を具備する構
成としても良い。
【0025】また、前記第2制御部は、前記変位量と前
記外部アクチュエータの現在位置とを加算して前記内部
アクチュエータの現在位置を求める加算部を具備する構
成としても良い。
【0026】また、前記第1制御部に、前記移動目標位
置に応じた第1フィードフォワード情報を出力する第1
フィードフォワード部を設け、前記外部アクチュエータ
の現在位置と共に該第1フィードフォワード情報に基づ
いて外部アクチュエータを前記移動目標位置に移動させ
るようにすると良い。また、前記第2制御部に、前記移
動目標位置に応じた第2フィードフォワード情報を出力
する第2フィードフォワード部を設け、前記第1偏差と
共に該第2フィードフォワード情報に基づいて前記内部
アクチュエータの移動を制御するようにしても良い。
【0027】また、前記第2制御部に、前記移動目標位
置と前記外部アクチュエータの現在位置との間の第2偏
差を求める減算部を設けて、該第2偏差と前記変位量と
から前記第1偏差を直接求めるようにしても良い。
【0028】また、前記内部アクチュエータには、光反
射部材を取り付け、前記変位センサは、前記光反射部材
へ投光すると共に光反射部材からの反射光に基づいて光
反射部材との間の変位量を検出するセンサとすれば、前
記変位量を非接触で検出することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るサーボトラッ
ク書き込み方法とサーボトラック書き込み装置の好適な
実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。な
お、従来例で説明した構成と同じ構成については同じ符
号を付し、詳細な説明は省略する。
【0030】最初に、本発明に係るサーボトラック書き
込み方法の基本概念について図1と図2を用いて説明す
る。本発明の特徴点は、内部アクチュエータ56の移動
制御にある。なお、外部アクチュエータ60の移動制御
は図14に示す従来の方法と同じであり、説明は省略す
る。
【0031】(第1の実施の形態)内部アクチュエータ
56の移動制御について、詳細に説明する。まず、最初
に内部アクチュエータ56の制御系に、移動目標位置Y
0 と変位量X1 と外部アクチュエータ60の現在位置Y
とを入力する(ステップ300)。従来は変位量X1
みであった。そして、移動目標位置Y0 と変位量X1
現在位置Yとから、内部アクチュエータ56の現在位置
Zと移動目標位置Y0 との間の第1偏差X2 を求める
(ステップ302)。ここで、変位量は2物体間の距離
であり、偏差は現在位置と目標位置の距離のことであ
る。
【0032】そして、この第1偏差X2 が予め設定され
た変位設定値Bと一致するか否かを判断する(ステップ
304)。判断手法は図15のステップ202と同じで
あり、第1偏差X2 が、条件:λ≧|X2 −B|を満た
すか否かを判断する。なお、λ=0、B=0である。そ
して、第1偏差X2 が変位設定値Bと一致していなけれ
ば、内部アクチュエータ56を上記条件を満たすよう
に、つまり第1偏差X2 がゼロに近づくように移動目標
位置Y0 に向けて移動させ(ステップ306)、ステッ
プ300に戻る。このステップ300〜ステップ306
を繰り返すことにより、内部アクチュエータ56を移動
目標位置Y0 に近づける。そして、変位設定値Bと一致
した場合には、内部アクチュエータ56が移動目標位置
0 に達したと判断し、内部アクチュエータ56の移動
をせずにステップ300に戻る。
【0033】この内部アクチュエータ56の移動制御方
法では、内部アクチュエータ56の現在位置Zと移動目
標位置Y0 との間の第1偏差X2 に基づいて、この第1
偏差X2 が基準範囲B内になるように内部アクチュエー
タ56に対して直接的に移動制御を行う。このため、従
来のように外部アクチュエータ60に追従させる制御方
法と異なり、外部アクチュエータ60の現在位置Yに内
部アクチュエータ56の移動制御が影響されない。
【0034】よって、外部アクチュエータ60の位置決
めが完了しない場合でも、内部アクチュエータ56の位
置決めを行えることになり、内部アクチュエータ56の
位置決め時間が短くできる。また、外部アクチュエータ
60が振動した場合でも、従来のようにそれに伴って内
部アクチュエータ56が移動することはなく、振動に対
して強くなるという効果もある。
【0035】ここで、ステップ302において、第1偏
差X2 を求める方法としては、以下の2つの方法が考え
られる。第1の方法は、図3に示す動作フローに従って
図2のように外部アクチュエータ60の現在位置Yと変
位量X1 とを加算し、まず内部アクチュエータ56の現
在位置Zを求める(ステップ400)。そして、この内
部アクチュエータ56の現在位置Zを移動目標位置Y0
から減算して、第1偏差X2 を求める(ステップ40
2)、という方法である。
【0036】この第1の方法を採用したサーボトラック
書き込み装置10の構成を図4を用いて説明する。外部
アクチュエータ60およびその制御系(第1調節器76
や第1アンプ80や位置センサ66)と、内部アクチュ
エータ56自体は、従来例と同様であり、同じ符号を付
して説明は省略する。特徴点である内部アクチュエータ
56の制御系、特に第2制御部12についてのみ説明す
る。第2制御部12は、変位量X1 と外部アクチュエー
タ60の現在位置Yと移動目標位置Y0 とに基づいて、
移動目標位置Y0 と内部アクチュエータ56の現在位置
Zとの間の第1偏差X2 を求め、第1偏差X2 が予め設
定された基準範囲B内となるように内部アクチュエータ
56の移動を制御する機能を有する。
【0037】第2制御部12の具体的な構成は、外部ア
クチュエータ60の現在位置Yと変位量X1 とを加算
し、内部アクチュエータ56の現在位置Zを求める加算
部14が新たに設けられている。そして、第2調節器7
8には内部アクチュエータ56の現在位置Zと移動目標
位置Y0 が入力される。第2調節器78は移動目標位置
0 から内部アクチュエータ56の現在位置Zを減算し
て、2つの入力信号(現在位置Zと移動目標位置Y0
間の差分(第1偏差X2 )を示す信号を出力する。第2
アンプ82では当該信号を増幅し、第2制御信号として
駆動電流を内部アクチュエータ56へ出力し、駆動す
る。この構成により、第2制御部72は第1偏差X2
少なくなる方向へ内部アクチュエータ56を移動させ、
移動目標位置Y0 に位置決めする。
【0038】第2の方法は、図5に示す動作フローに従
って図2のように移動目標位置Y0から外部アクチュエ
ータ60の現在位置Yを減算し、外部アクチュエータ6
0の移動目標位置Y0 までの第2偏差X3 を求める(ス
テップ500)。次に、第2偏差X3 から変位量X1
減算して、第1偏差X2 を求める(ステップ502)、
という方法である。この第2の方法を採用したサーボト
ラック書き込み装置16の構成を図6を用いて説明す
る。第2制御部18の機能は、上述した第1の方法で既
に説明した第2制御部12と同じであり、説明は省略す
る。
【0039】第2制御部18の具体的な構成は、移動目
標位置Y0 と外部アクチュエータ60の現在位置Yとの
差分(第2偏差X3 )を求める減算部20が新たに設け
られている。また、第2調節器78には第2偏差X3
変位量X1 が入力され、第2調節器78は第2偏差X3
から変位量X1 を減算して、2つの入力信号(第2偏差
3と変位量X1 )間の差分に応じた信号を出力する。
ここで、第2偏差X3 と変位量X1 との間の差分は、図
2に示す如く上述した第1偏差X2 となる。よって、第
2アンプ82からは第1の方法と同様に第1偏差X2
増幅してなる第2制御信号としての駆動電流が内部アク
チュエータ56へ出力される。
【0040】また、本実施の形態では、第1調節器7
6、第2調節器78、減算部20、位置目標設定部68
は共にディジタル信号で動作する構成となっており、変
位センサ62や位置センサ66等の他の構成要素はアナ
ログ信号で動作する構成である。ディジタル信号で動作
する上記構成要素は、一例としてディジタル信号処理器
(DSP)を用いてプログラムによって実現することも
できる。よって、ディジタルとアナログとの境界部分に
はA/Dコンバータ22やD/Aコンバータ24が配置
されている。なお、第1の方法の構成のように、全ての
構成要素をアナログ信号で動作する構成とし、A/Dコ
ンバータやD/Aコンバータを用いない構成とすること
も可能である。一方、第1の方法の構成を第2の方法の
構成のように、第1調節器76、第2調節器78、加算
部14、位置目標設定部68は共にディジタル信号で動
作する構成とし、変位センサ62や位置センサ66等の
他の構成要素はアナログ信号で動作する構成のままと
し、ディジタルとアナログとの境界部分にA/Dコンバ
ータ22やD/Aコンバータ24を適宜配置する構成と
することも可能である(図7参照)。
【0041】なお、上記方法においては、第1偏差X2
は、目標位置を基準とした現在位置の変位を表し、目標
位置に達していない場合には負の値となり、目標位置を
越えている場合には正の値となる。
【0042】(第2の実施の形態)本実施の形態のサー
ボトラック書き込み方法は、内部アクチュエータ56や
外部アクチュエータ60を移動目標位置Y0 へ移動させ
る際に、移動目標位置Y0に応じたフィードフォワード
情報に基づいて内部アクチュエータ56や外部アクチュ
エータ60の移動を制御する点が特徴点である。詳細に
は、内部アクチュエータ56の移動制御においては、移
動目標位置Y0に応じたフィードフォワード情報および
第1偏差X2 の双方に基づいて制御を行う。また、外部
アクチュエータ60の移動制御においては、移動目標位
置Y0 に応じたフィードフォワード情報および移動目標
位置Y0 と外部アクチュエータ60の現在位置Yとの差
分(第2偏差X3 )の双方に基づいて制御を行う。
【0043】このように、各アクチュエータ56,60
の移動制御に移動目標位置Y0 に応じたフィードフォワ
ード情報を併せて使用することにより、各アクチュエー
タ56,60を、オーバーシュートやアンダーシュート
が少ない状態でより速く移動目標位置Y0 に収束させる
ことができるようになる。
【0044】続いて、本実施の形態のサーボトラック書
き込み方法を実施するサーボトラック書き込み装置につ
いて説明する。最初に、内部アクチュエータ56の制御
に、移動目標位置Y0 に応じたフィードフォワード情報
を用いるサーボトラック書き込み装置26について図8
を用いて説明する。サーボトラック書き込み装置26
は、上述した第1の実施の形態の第1の方法を採用した
サーボトラック書き込み装置10の第2制御部12の構
成に、新たに移動目標位置Y0 に応じた第2フィードフ
ォワード情報F2 を出力する第2フィードフォワード部
28が設けられている。また、第1偏差X2 に第2フィ
ードフォワード情報F2 を加算し、出力する第2加算部
30が設けられている。
【0045】そして、本実施の形態の第2アンプ82は
第2加算部30が出力する信号を増幅し、駆動電流とし
て内部アクチュエータ56へ出力する。この構成によ
り、第2制御部72では、第1偏差X2 が予め設定され
た基準範囲B内となるように第1偏差X2 と共に第2フ
ィードフォワード情報F2 に基づいて内部アクチュエー
タ56の移動を制御する。なお、外部アクチュエータ6
0およびその制御系(第1調節器76や第1アンプ8
0)や位置センサ66や内部アクチュエータ56は、従
来例と同様である。
【0046】次に、外部アクチュエータ60の制御に、
移動目標位置Y0 に応じたフィードフォワード情報を用
いる装置について図9を用いて説明する。本実施の形態
のサーボトラック書き込み装置32は、上述した第1の
実施の形態の第1の方法を採用したサーボトラック書き
込み装置10の第1制御部70の構成に、新たに移動目
標位置Y0 に応じた第1フィードフォワード情報F1
出力する第1フィードフォワード部34が設けられてい
る。また、外部アクチュエータ60の移動目標位置Y0
までの第2偏差X3 に第1フィードフォワード情報F1
を加算し、出力する第1加算部36が設けられている。
【0047】そして、本実施の形態の第1アンプ80は
第1加算部36が出力する信号を増幅し、駆動電流とし
て外部アクチュエータ60へ出力する。この構成によ
り、第1制御部70では、第2偏差X3 が予め設定され
た基準範囲A内となるように第2偏差X3 と共に第1フ
ィードフォワード情報F1 に基づいて外部アクチュエー
タ60の移動を制御する。なお、内部アクチュエータ5
6およびその制御系(第2調節器78や第2アンプ8
2)と、外部アクチュエータ60や位置センサ66自体
は、従来例と同様である。
【0048】本発明では、内部アクチュエータ56は外
部アクチュエータ60の現在位置Yに影響されないで、
位置決めされるため、外部アクチュエータ60の制御に
おいてフィードフォワード情報を用いなくても基本的に
は問題ない。しかし、内部アクチュエータ56の第1偏
差X2 を求める際には外部アクチュエータ60の現在位
置Yを使用しているため、外部アクチュエータ60もま
たより速く、かつオーバーシュートやアンダーシュート
が少ない状態で移動目標位置Y0 に収束した方が、第1
偏差X2 自体の誤差が少なくなり、より正確に内部アク
チュエータ56を移動目標位置Y0 に移動することが可
能となるという効果がある。従って、このように、外部
アクチュエータ60の移動制御に第1フィードフォワー
ド情報F 1 を用いて外部アクチュエータ60の移動を制
御することも有用である。
【0049】また、図10に示すように、第1制御部7
0に第1フィードフォワード部34と第1加算部36と
設け、かつ第2制御部12に第2フィードフォワード部
28と第2加算部30と設けて、内部アクチュエータ5
6と外部アクチュエータ60の双方の移動制御をフィー
ドフォワード情報に基づいて行う構成としても良い。な
お、このサーボトラック書き込み装置38では図7のサ
ーボトラック書き込み装置16のように、A/Dコンバ
ータ22やD/Aコンバータ24を用いた構成である
が、制御系を全てアナログ信号で処理する構成し、A/
Dコンバータ22やD/Aコンバータ24を用いない構
成としても良い。
【0050】次に、上述した図4の構成のサーボトラッ
ク書き込み装置10と図13の従来のサーボトラック書
き込み装置58をモデル化して、内部アクチュエータの
位置決め動作と外部アクチュエータの位置決め動作をシ
ミュレーションし、それぞれの収束時間を比較する。な
お、両者の外部アクチュエータの各構成要素のパラメー
タを等しくし、外部アクチュエータの位置決め動作を揃
えてステップ応答に対する内部アクチュエータの位置決
め動作(収束)速度を比較するようにしている。
【0051】図11は従来のサーボトラック書き込み装
置58のステップ応答を示す。また、図12は本願のサ
ーボトラック書き込み装置10のステップ応答を示す。
その結果を見ると、図11の従来のサーボトラック書き
込み装置58では、まず外部アクチュエータが予め設定
した整定範囲に収束した後に、それに追従する形で遅れ
て内部アクチュエータがこの整定範囲に収束している。
そして、内部アクチュエータの収束時間は、ステップ入
力から約4.37ミリセコンドである。一方、図12の
本願のサーボトラック書き込み装置10では、ステップ
入力直後から内部アクチュエータは外部アクチュエータ
よりも速く整定範囲に向けて移動している。そして内部
アクチュエータの収束時間は、ステップ入力から約2.
01ミリセコンドであり、サーボトラック書き込み装置
58の約半分の時間で整定範囲に収束していることが判
る。
【0052】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、例えば目標位置設定部68におい
て設定される目標位置は外部アクチュエータと内部アク
チュエータの移動目標位置Y 0 に代えて、実際の磁気ヘ
ッド54の移動目標位置とする。そして、各制御部1
2,70において実際の制御対象である外部アクチュエ
ータと内部アクチュエータの移動目標位置Y0 に換算す
る構成とすることも可能である等、発明の精神を逸脱し
ない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0053】
【発明の効果】本発明に係るサーボトラック書き込み方
法やサーボトラック書き込み装置によれば、内部アクチ
ュエータの移動制御は、移動目標位置と内部アクチュエ
ータの現在位置との間の第1偏差に基づいて行われる。
従って、従来のように外部アクチュエータの位置を目標
として外部アクチュエータに追従させる形で内部アクチ
ュエータを制御する場合と異なり、外部アクチュエータ
の現在位置に関係なく移動目標位置に向けて移動制御さ
れる。従って、外部アクチュエータの位置決めが完了し
ていなくても、内部アクチュエータを移動目標位置に位
置決め可能であるから、位置決め時間を短縮できる。ま
た、外部アクチュエータが振動しても、それに追従して
内部アクチュエータが移動することがないため、サーボ
トラック信号の書き込み品質が向上する。また、このよ
うに外部からの振動に対する内部アクチュエータの安定
度が向上するから、トラック密度を向上させることも可
能となるという効果を奏する。また、内部アクチュエー
タや外部アクチュエータの移動制御にフィードフォワー
ド情報を用いると、オーバーシュートやアンダーシュー
トを少なくして収束時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーボトラック書き込み方法の内
部アクチュエータの制御方法を示すフローチャートであ
る。
【図2】本発明に係るサーボトラック書き込み方法によ
る内部アクチュエータと外部アクチュエータの動作を説
明するための説明図である。
【図3】図1のステップ302の処理を説明するフロー
チャートである。
【図4】図3の処理を行う本発明に係るサーボトラック
書き込み装置の構成を示すブロック図である。
【図5】図1のステップ302の他の処理を説明するフ
ローチャートである。
【図6】図5の処理を行う本発明に係るサーボトラック
書き込み装置の構成を示すブロック図である。
【図7】図4のサーボトラック書き込み装置の信号処理
をDSPを用いて構成した場合のサーボトラック書き込
み装置のブロック図である。
【図8】内部アクチュエータの制御に、フィードフォワ
ード情報を用いた場合のサーボトラック書き込み装置の
ブロック図である。
【図9】外部アクチュエータの制御に、フィードフォワ
ード情報を用いた場合のサーボトラック書き込み装置の
ブロック図である。
【図10】内部アクチュエータと外部アクチュエータの
制御に、フィードフォワード情報を用いた場合のサーボ
トラック書き込み装置のブロック図である。
【図11】図13に示す従来のサーボトラック書き込み
装置のステップ応答をシミュレーションしたグラフであ
る。
【図12】図4に示す本願のサーボトラック書き込み装
置のステップ応答をシミュレーションしたグラフであ
る。
【図13】従来のサーボトラック書き込み装置の構成を
示すブロック図である。
【図14】図13の外部アクチュエータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】図13の内部アクチュエータの動作を示すフ
ローチャートである。
【図16】図13の内部アクチュエータと外部アクチュ
エータの動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10 サーボトラック書き込み装置 50 磁気ディスク装置 52 磁気ディスク 54 磁気ヘッド 56 内部アクチュエータ 60 外部アクチュエータ 62 変位センサ 66 位置センサ 70 第1制御部 12 第2制御部 X1 変位量 X2 第1偏差 X3 第2偏差 Y0 移動目標位置 Y 外部アクチュエータの現在位置 Z 内部アクチュエータの現在位置

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクに対するデータの記録/再
    生を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを支持し、磁気ヘ
    ッドを実質的に磁気ディスクの径方向へ移動させる内部
    アクチュエータとを有する磁気ディスク装置の磁気ディ
    スクに、磁気ヘッドを位置決めするためのサーボトラッ
    ク信号を前記磁気ヘッドを用いて記録するサーボトラッ
    ク書き込み方法において、 前記磁気ディスク装置の外部に前記内部アクチュエータ
    の移動方向に沿って移動可能に設けられた外部アクチュ
    エータと前記内部アクチュエータとの間の変位量および
    外部アクチュエータの現在位置を検出し、 前記変位量と前記外部アクチュエータの現在位置と移動
    目標位置とに基づいて該移動目標位置と内部アクチュエ
    ータの現在位置との間の第1偏差を求め、該第1偏差が
    予め設定された基準範囲内となるように内部アクチュエ
    ータの移動を制御することを特徴とするサーボトラック
    書き込み方法。
  2. 【請求項2】 前記磁気ヘッドが目標位置に位置すると
    きの内部アクチュエータの位置を前記移動目標位置とす
    ることを特徴とする請求項1記載のサーボトラック書き
    込み方法。
  3. 【請求項3】 前記変位量と前記外部アクチュエータの
    現在位置とを加算して前記内部アクチュエータの現在位
    置を求めることを特徴とする請求項1または2記載のサ
    ーボトラック書き込み方法。
  4. 【請求項4】 前記外部アクチュエータを前記移動目標
    位置へ移動させる際に、移動目標位置に応じたフィード
    フォワード情報および移動目標位置と前記外部アクチュ
    エータの現在位置との間の第2偏差に基づいて外部アク
    チュエータの移動を制御することを特徴とする請求項3
    記載のサーボトラック書き込み方法。
  5. 【請求項5】 前記内部アクチュエータを前記移動目標
    位置へ移動させる際に、移動目標位置に応じたフィード
    フォワード情報および前記第1偏差に基づいて内部アク
    チュエータの移動を制御することを特徴とする請求項3
    記載のサーボトラック書き込み方法。
  6. 【請求項6】 前記移動目標位置と前記外部アクチュエ
    ータの現在位置との間の第2偏差を求め、該第2偏差と
    前記変位量とから前記第1偏差を求めることを特徴とす
    る請求項1または2記載のサーボトラック書き込み方
    法。
  7. 【請求項7】 磁気ディスクに対するデータの記録/再
    生を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを支持し、磁気ヘ
    ッドを実質的に磁気ディスクの径方向へ移動させる内部
    アクチュエータとを有する磁気ディスク装置の磁気ディ
    スクに、磁気ヘッドを位置決めするためのサーボトラッ
    ク信号を前記磁気ヘッドを用いて記録するサーボトラッ
    ク書き込み装置において、 前記磁気ディスク装置の外部に前記内部アクチュエータ
    の移動方向に沿って移動可能な外部アクチュエータと、 該外部アクチュエータと前記内部アクチュエータとの間
    の変位量を検出する変位センサと、 外部アクチュエータの現在位置を検出する位置センサ
    と、 前記外部アクチュエータの現在位置に基づき外部アクチ
    ュエータを移動目標位置に移動させる第1制御部と、 前記変位量と前記外部アクチュエータの現在位置と前記
    移動目標位置とに基づいて移動目標位置と内部アクチュ
    エータの現在位置との間の第1偏差を求め、該第1偏差
    が予め設定された基準範囲内となるように内部アクチュ
    エータの移動を制御する第2制御部とを具備することを
    特徴とするサーボトラック書き込み装置。
  8. 【請求項8】 前記磁気ヘッドが目標位置に位置した場
    合の前記内部アクチュエータの位置を移動目標位置とし
    て設定する目標位置設定部を具備することを特徴とする
    請求項7記載のサーボトラック書き込み装置。
  9. 【請求項9】 前記第2制御部は、前記変位量と前記外
    部アクチュエータの現在位置とを加算して前記内部アク
    チュエータの現在位置を求める加算部を具備することを
    特徴とする請求項7または8記載のサーボトラック書き
    込み装置。
  10. 【請求項10】 前記第1制御部には、 前記移動目標位置に応じた第1フィードフォワード情報
    を出力する第1フィードフォワード部が設けられ、 前記外部アクチュエータの現在位置と共に該第1フィー
    ドフォワード情報に基づいて外部アクチュエータを前記
    移動目標位置に移動させることを特徴とする請求項7、
    8または9記載のサーボトラック書き込み装置。
  11. 【請求項11】 前記第2制御部には、 前記移動目標位置に応じた第2フィードフォワード情報
    を出力する第2フィードフォワード部が設けられ、 前記第1偏差と共に該第2フィードフォワード情報に基
    づいて前記内部アクチュエータの移動を制御することを
    特徴とする請求項7、8、9または10記載のサーボト
    ラック書き込み装置。
  12. 【請求項12】 前記第2制御部は、 前記移動目標位置と前記外部アクチュエータの現在位置
    との間の第2偏差を求める減算部を具備し、該第2偏差
    と前記変位量とから前記第1偏差を求めることを特徴と
    する請求項7または8記載のサーボトラック書き込み装
    置。
  13. 【請求項13】 前記内部アクチュエータには、光反射
    部材が取り付けられ、 前記変位センサは、前記光反射部材へ投光すると共に光
    反射部材からの反射光に基づいて光反射部材との間の変
    位量を前記変位量として非接触で検出することを特徴と
    する請求項7、8、9、10、11または12記載のサ
    ーボトラック書き込み装置。
JP18911498A 1998-07-03 1998-07-03 サーボトラック書き込み方法とサーボトラック書き込み装置 Expired - Fee Related JP3466926B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18911498A JP3466926B2 (ja) 1998-07-03 1998-07-03 サーボトラック書き込み方法とサーボトラック書き込み装置
US09/209,103 US6307702B1 (en) 1998-07-03 1998-12-10 Method of writing servo tracks on magnetic disc and device for the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18911498A JP3466926B2 (ja) 1998-07-03 1998-07-03 サーボトラック書き込み方法とサーボトラック書き込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000021107A true JP2000021107A (ja) 2000-01-21
JP3466926B2 JP3466926B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=16235624

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18911498A Expired - Fee Related JP3466926B2 (ja) 1998-07-03 1998-07-03 サーボトラック書き込み方法とサーボトラック書き込み装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6307702B1 (ja)
JP (1) JP3466926B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001311606A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Canon Inc 位置ずれ検出装置及び該装置を用いた磁気記録装置
US6778348B1 (en) * 2000-08-25 2004-08-17 Ic Mechanics, Inc. Accelerometer-assisted servo writing for disk drives
EP1605643B1 (en) * 2004-06-07 2020-01-15 STMicroelectronics International N.V. Packet priority setting method and apparatuses for a wireless terminal
US7133244B1 (en) 2005-08-12 2006-11-07 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method and system for optimizing servo track writing motor current profile to reduce written-in high-frequency repeatable runout track mis-registration
US7345842B2 (en) * 2005-08-12 2008-03-18 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method and system for optimized servo track writing motor current profile to reduce written-in high-frequency repeatable runout track mis-registration
US7495857B1 (en) * 2005-12-30 2009-02-24 Western Digital Technologies, Inc. Servo writing a disk drive by writing spiral tracks using a mechanical position sensor
US7619844B1 (en) * 2005-12-30 2009-11-17 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive comprising a mechanical position sensor to prevent a runaway condition
US7480116B1 (en) 2006-01-20 2009-01-20 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive employing coarse position feedback from mechanical position sensor to improve format efficiency
JP5259851B1 (ja) * 2012-03-28 2013-08-07 オリンパス株式会社 位置制御装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW256914B (en) * 1994-05-27 1995-09-11 Ibm Servo-writing system for use in a data recording disk drive
JPH08315531A (ja) 1995-05-15 1996-11-29 Hitachi Ltd ディスク状記録媒体上のヘッドの位置決め方法とサーボ情報書き込み方法、磁気ディスク装置と磁気ディスク装置用サーボ情報書き込み装置、変位検出用ミラー
US5771130A (en) * 1996-04-15 1998-06-23 Phase Metrics Method and apparatus for non-contact servo writing
US5991112A (en) * 1997-03-04 1999-11-23 Excel Precision Non-contact servotrack writing with phase sensitive detection

Also Published As

Publication number Publication date
US6307702B1 (en) 2001-10-23
JP3466926B2 (ja) 2003-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10199171A (ja) 磁気ディスク装置に適用するヘッド位置決め制御システム
KR100357857B1 (ko) 음향 노이즈를 감소시키기 위한 하드 디스크 드라이브와 그 방법
JP2002520762A (ja) ディスク・ドライブのシーク時間の変動と音響雑音の発生を減少させる電流プロファイルの形成
JPH03288913A (ja) 位置決め制御方法および装置
JPH0935430A (ja) 位置決め適応制御方法および装置、並びに情報記憶装置
JP2002258902A (ja) 回転記録装置およびその制御方法
JP2002505494A (ja) ディスク駆動機構サーボ・システム内における整定時間の最小化
JP3466926B2 (ja) サーボトラック書き込み方法とサーボトラック書き込み装置
KR100277073B1 (ko) 자기 디스크 구동장치에서 자기 헤드의 속도 및 위치 추정기
EP0605239B1 (en) Information recording and/or reproducing apparatus
JPH0973618A (ja) ディスク記録再生装置のヘッド位置決め制御システム及びそのシステムに適用する速度制御方法
JP4287442B2 (ja) 磁気ディスク装置およびヘッド位置決め制御方法
JP2002542551A (ja) 自己同調モデル参照式ディスク・ドライブ・コントローラ
JP2000195202A (ja) 磁気ディスク装置及び同装置に適用するヘッド位置決め制御システム
US7145745B1 (en) Multi-stage actuator disk drives, methods, and computer program products that compensate for repeatable runout based on estimated secondary actuator position
KR0124992B1 (ko) 디스크 구동 기록장치의 서보제어계 게인 보정 방법
JPH05242509A (ja) 光ディスク装置のトラッキングサーボ装置
JPH0696545A (ja) データ記録再生装置のヘッド位置決め制御装置
JPH033172A (ja) データ紀録再生装置のヘッド位置決め制御装置
JPH076525A (ja) 磁気ディスク装置及びヘッド位置制御方法
JP3669053B2 (ja) トラッキングサーボ回路とその方法
JP2728063B2 (ja) 光ディスク装置
JP2001135050A (ja) 磁気ヘッドの位置決め装置
JPH03280274A (ja) 磁気記録再生装置
JPH03120626A (ja) 光ディスク駆動装置のトラッキング制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030812

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090829

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100829

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110829

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees