JP2002505494A - ディスク駆動機構サーボ・システム内における整定時間の最小化 - Google Patents

ディスク駆動機構サーボ・システム内における整定時間の最小化

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JP2002505494A JP2000533870A JP2000533870A JP2002505494A JP 2002505494 A JP2002505494 A JP 2002505494A JP 2000533870 A JP2000533870 A JP 2000533870A JP 2000533870 A JP2000533870 A JP 2000533870A JP 2002505494 A JP2002505494 A JP 2002505494A
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 サーボ回路(144)によって実行された速度制御下でのシーク(262)の完結に当たってディスク駆動機構(100)の宛先トラック(250)上へヘッド(120)を適応に整定する装置及び方法。ヘッドが宛先トラックから選択された距離に到達するとき(264)、ヘッドの速度が決定されかつ所望速度と比較される(266)。整定電流補正値が所定速度と所望速度との差に関連して整定テーブル(236)から決定され、かつ電流命令信号に印加され(268)て、修正電流命令信号を発生し、この信号が宛先トラック上へヘッドを整定する(270)ために使用される。次いで、整定テーブルが整定の間中に測定された位置誤りに関連して適応化される(272)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、一般にディスク駆動機構データ記憶装置の分野に、特に、しかし限
定する意図ではなく、適応電流補償を通してディスク駆動機構シーク動作の間中
宛先トラック上へヘッドを整定するために要する時間を短縮することに関する。
【0002】 (発明の背景) ディスク駆動機構は、大量のコンピュータ化データを記憶しかつ検索すること
ができるその効率的かつ費用有効性特色のために、典型的に、現代のコンピュー
タ・システム及びコンピュータ・ネットワークに主データ記憶装置として使用さ
れる。現世代のディスク駆動機構は、データ記憶容量が数ギガバイト(GB)を
超えると測定され、かつ(典型的パーソナル・コンピュータ構成におけるように
)単独で又は(インターネット・ネットワーク・サーバ又はメインフレーム・コ
ンピュータと共にのように)多重駆動機構データ記憶アレイにして使用すること
ができる。
【0003】 典型的ディスク駆動機構は複数の堅牢な磁気記憶ディスクを含み、これらのデ
ィスクはスピンドル・モータの軸方向に整列させられかつこの軸を中心にして配
置されて(約10,000回転数毎秒のような)定高速で回転させられる。読出
し書込みヘッドのアレイが備わっていて、データをディスクのトラックとディス
ク駆動機構が取り付けられているホスト・コンピュータとの間に転送する。
【0004】 それらのヘッドは、回転式アクチュエータ組立体に取り付けられかつ閉ループ
・サーボ・システムによってトラックの付近に制御可能に位置決めされる。なお
特に、アクチュエータ組立体がボイス・コイル・モータ(voice coil
motor; VCM)のコイルを含むので、サーボ・システムはヘッドの検
出された位置及び推定位置にばかりでなくヘッドの所望位置を表示する命令入力
に応答して、そのコイルに電流を印加することを通してヘッドの位置を制御する
【0005】 サーボ・システムは、2つの選択可能モード、すなわち、シークとトラック追
従のうちの1つで主に動作する。シーク動作は、関連ディスク上で、選択された
ヘッドを初期トラックから離して宛先トラックへ向けて初期的に加速しその後減
速することを通してそのヘッドを初期トラックから宛先トラックへ移動させるこ
とを必然的に伴う。速度制御追究が使用され、それによってヘッドの速度が(測
定された位置に基づいて)繰り返し推定されかつそのシークに対する所望速度軌
跡を定める速度プロファイルと比較される。シークの間中コイルに印加される電
流の量への補正が推定速度と所望速度との間の差に関連して行われる。
【0006】 ヘッドが宛先とラックから(1トラック離れたような)所定距離へ到達するよ
うな時刻に、サーボ・システムは整定モードへ遷移しこのモードでヘッドが宛先
トラック上へ整定される。その後、サーボ・システムは、トラック追従モードに
入り、このモードでは次のシーク動作が遂行されるまでヘッドに宛先トラックを
追従させる。
【0007】 それゆえ、ディスク駆動機構設計は、典型的に、選択されたヘッドをシークの
間中制御するために速度プロファイルを用いる近似時間最適制御、宛先トラック
上へヘッドを整定する相対的低速積分を用いる状態推定量利用コントローラ(s
tate estimator based controller)、及びト
ラック追従に相対的高速積分を用いる同じ推定量利用コントローラを使用する。
【0008】 この追究に伴う1つの問題は、制御がシーク・モードから整定モードへスイッ
チするような時刻に、初期速度変動が宛先トラックに対してヘッドの大きなオー
バシュート又はアンダシュートを起こすおそれがあって、宛先トラック上へヘッ
ドを整定するために要する時間をあいにく引き延ばすことがあると云う点にある
。この速度変動は、現代のディスク駆動機構設計に固有である。なぜならば、V
CMの加速定数が温度及びコイルの相対位置と共に変化するからである。これら
の及び他の因子が、シークの間中速度誤りを導入する傾向があって、整定時間を
あいにく引き延ばす。
【0009】 典型的高性能ディスク駆動機構は約8ミリ秒(ms)の指定シーク時間を有し
、この時間はヘッドをディスクの表面を横切って移動させかつ宛先トラック上へ
(指定裕度内にトラック中心の上へ)整定するために必要な時間ばかりでなく、
ヘッドに対してディスクが回転するに従って所望データ・セクタへヘッドを到達
させるために要する潜在時間を含む。重大なことに、整定段階の開始におけるこ
のような速度変動がシーク時間を1から2秒だけ引き延ばすおそれがある。ディ
スク駆動機構が、典型的には、シーク動作の間中ディスクとホスト・コンピュー
タとの間にデータを転送するために利用可能でないと云う理由から、消費者は不
断に改善されるデータ転送性能を要求しており、これが設計者をサーボ制御を改
善しかつシークの間中整定時間を短縮する途を見付け出すことへと駆り立ててき
ている。
【0010】 初期値補償と一般に称される技術を使用して整定時間を短縮するいくつかの方
法が提案されてきている。例えば、エッディー他による、「ディスク駆動機構回
転式アクチュエータにおけるバイアス: 特徴付け、予測、及び補償」と題する
論文、産業エレクトロニックスに関する(米国)電気電子学会論文誌、33巻、
3号、1997年、2424〜2433頁(an article by Ed
dy et al.entitled “Bias in Disk Driv
e Rotary Actuators;Characterization,
Prediction and Compensation,”IEEETra
nsactions on Industrial Electronics,
Vol.33,No.3,1997,pp.2424−2433)を参照。この
論文は、適正コントローラ初期化に対する逆方向探索方法論を説明している。し
かしながら、この追究は、システムに比較的大きな実時間計算デマンドを課し、
処理リソースが通常限定されている現実世界ディスクの駆動機構応用におけるそ
の有効性を限定する。
【0011】 3つの追加の方法論が、ヤマグチ他によって、「初期値補償付きモード・スイ
ッチング・コントローラの設計及びディスク駆動機構サーボ制御へのその応用」
、国際自動制御連合第13回隔々年世界会議、サンフランシスコ、カリフォルニ
ア、米国、1996年、471〜476頁(Yamaguchi et al.
in“Design of Mode Switching Controll
er with Initial Value Compensation a
nd its Application to Disk Drive Ser
vo Control,”IFAC 13th Triennial World
Congress,San Francisco,California,U
SA,1996,pp.471−476)に、及び「初期値補償付きモード・ス
イチング・コントローラの設計及び磁気ディスク駆動機構上のヘッド位置決め制
御へのその応用」、産業エレクトロニックスに関する(米国)電気電子学会論文
誌、43巻、1号、1996年、65〜73頁(“Design of Mod
e Switching Controller with Initial
Value Compensation and its Applicati
on to Head Positioning Control on Ma
gnetic Disk Drives,”IEEE Transaction
s on Industrial Electronics,Vol.43,N
o.1,1996,pp.65−73)に提案された。前掲の論文にヤマグチ他
によって提案された最初の2つの方法論は、整定モード初期化に当たってコント
ローラ(オブザーバ)状態をリセットすることを伴う。このような追究は、少な
くとも或る程度までは動作するものの、オントラック(on−track)検査
判定基準を設定する、ゲインを適応に校正する等々のような、ディスク駆動機構
サーボ・システムの他の決定的なタスクを妨げる。ヤマグチ他によって提案され
た第三の方法論は、トラック追従コントローラの全ての閉ループ極を取り消しか
つこれらの極を所望の位置で置換することを伴う。しかしながら、エッディー他
によって提案された方法論のように、この追究は、その状態の初期値に対して追
加の高次補償機能(high order compensator)が必要で
あると云う点であいにく複雑であるおそれがある。また、サーボ性能に悪影響を
及ぼす傾向のある温度及びその他の類似の因子の変化を償うようにシステムを適
応させる容易な途は一般に存在しない。
【0012】 したがって、かなりのレベルのヘッド速度誤りを導入する傾向のあるパラメー
タ変動の存在の下でディスク駆動機構の整定特性を適応に最適化することができ
る改善に対する技術上の不断の必要が存在する。
【0013】 (発明の要約) 本発明は、ディスク駆動機構内で整定時間を最小限に短縮する装置及び方法を
提供する。
【0014】 本発明に従えば、ディスク駆動機構がヘッドを備え、このヘッドは回転ディス
クの付近に制御可能に位置決め可能であり、このディスク上に複数のトラックが
定められている。ボイス・コイル・モータ(VCM)のようなモータが、このモ
ータに印加された電流に応答してヘッドを位置決め制御するためにヘッドに動作
可能に結合されている。
【0015】 サーボ回路が備わっていて、宛先トラックから選択された距離(整定遷移点と
また称する)でのヘッドの速度を決定し、その速度を宛先トラックから選択され
たその距離でのヘッドの所望速度と比較し、修正電流命令信号を発生するために
電流命令信号に整定電流補正値を添加し、及び宛先トラック上へヘッドを整定す
るために修正電流命令信号を使用することによって、シーク動作の完結に当たっ
て宛先トラック上へヘッドを整定する。整定電流補正値は、推定速度とシークと
整定との間の遷移点(これは宛先トラックから1トラック離れたような選択され
た距離である)にヘッドが到達する際のヘッドの位置とに関連して決定される。
整定電流補正値はサーボ回路の応答に追加の零点を加えるように働き、その零点
の配置は最低速2極(すなわち、z領域内で1に最も近い2極)の位置の重みに
関連して適応に決定される。
【0016】 好適には、サーボ回路は、ヘッド位置の推定、ヘッド速度の推定を発生するオ
ブザーバ、及び推定ヘッド位置と宛先トラックから選択された距離の遷移点での
ヘッドの速度とに応答して整定電流補正値を適応に出力する整定テーブルを含む
。更に、サーボ回路は、好適には、宛先トラック上へヘッドを整定する関連プロ
グラミングを有するプログラマブル処理装置を含む。
【0017】 これらの特徴及び種々の他の特徴ばかりでなく本発明を特徴付ける利点が下記
の詳細な説明を読みかつ関連図面を参照することにより明らかになる。
【0018】 (詳細な説明) 図面に眼を転じると、特に図1は、本発明の好適実施の形態に従って構成され
たディスク駆動機構100の上面図を示す。
【0019】 ディスク駆動機構100はヘッドディスク組立体(head−disc as
sembly; HDA)101及びディスク駆動機構印刷配線組立体(dis
c drive printed wiring assembly;PWA)
を含み、PWAはHDA101の下側に取り付けられており、したがって、図1
では見えない。PWAは、HDA101の動作を制御し、かつHDA101とデ
ィスク駆動機構100をユーザ環境で取り付けることができるホスト・コンピュ
ータとの間にデータを転送するために必要な電子回路(circuitry)を
提供する。
【0020】 HDA101はベース・デッキ102を含み、このデッキに種々のディスク駆
動機構構成要素が取り付けられている。注目する内部構成要素を露出するために
図1から省かれているトップ・カバーは、ベース・デッキ102と調和して、制
御された空圧レベル、湿度レベル、及び清浄度レベルで以てディスク駆動機構1
00に対する内部環境を形成する。
【0021】 スピンドル・モータ104が定高速でディスク106のスタックを回転させる
ために備わり、スピンドル・モータ104にディスク106を固定するディスク
・クランブ108を有する。云うまでもなく、(分離して示されていないが)複
数の公称的に同心トラックが在来のようにディスク106の表面の各々上に定め
られている。
【0022】 それらのトラックにアクセスするために、制御可能に位置決め可能なアクチュ
エータ組立体110が備わり、ボイス・コイル・モータ(VCM)114のコイ
ル(その部分が113で示されている)に印加された電流に応答してカートリッ
ジ軸受組立体112の回りに回転する。アクチュエータ組立体110は複数のア
ーム116を含み、これらから対応するたわみ組立体118が延びる。ヘッド1
20がたわみ組立体118の遠端に備わり、かつディスク106の回転によって
起こされた空気流によって確立された空気軸受によってディスク106の上側に
支持される。ヘッド120は、好適には、磁気抵抗(MR)ヘッドとして特徴付
けられる。
【0023】 ディスク駆動機構100が不活性化されているときディスク106の最内側直
径に当たる着面(landing)ゾーン(図示してない)上にヘッドを留める
ためにラッチ組立体122が備わっている。可とう(flex)回路組立体12
4がアクチュエータ組立体110(上に述べたようにディスク駆動機構100下
側に取り付けられた)とディスク駆動機構PWAとの間の電気通信(elect
rical communication)経路を与える。
【0024】 図2は、ホスト・コンピュータ140に動作可能に接続された図1のディスク
駆動機構100の機能ブロック図である。図2に示したように、HDA101を
制御するために使用される電子回路は、スピンドル・モータ回路142、サーボ
制御回路144、及び読出し書込みチャネル146を含み、これらは全てシステ
ム・プロセッサ150に動作可能に接続されている。承知のように、システム・
プロセッサ150は、下に論じる点を除き、公知の方法でこれらの回路と通信し
かつこれらの回路の動作を制御する。更に、インタフェース回路152が読出し
書込みチャネル146及びシステム・プロセッサ150と接続されて示してあり
、インタフェース回路152はディスク駆動機構用データ・インタフェース及び
バッファとして働く。インタフェース回路152はシーケンサ(分離して示して
ない)を含み、シーケンサは読出し書込みチャネル146の動作の間中変動する
タイミング・シーケンスを確立するように使用されるハードウェアを含む。
【0025】 スピンドル制御回路142は、スピンドル・モータ104(図1)の回転速度
を制御する。サーボ制御回路144(ここでは「サーボ回路」ともまた称する)
は、ヘッド120によって読み出されたサーボ情報に応答してアクチュエータ・
コイル113に電流を印加することによってディスク106に対してヘッド12
0の位置を制御する。読み出し書込みチャネル146は、データを符号化しかつ
直列化し、かつディスク106上の選択されたトラックの部分を磁化するために
ヘッド120に利用される書込み電流を発生することによって、インタフェース
回路152からこのチャネルに供給されたユーザ・データに応答して、ディスク
106にデータを書き込むように動作する。
【0026】 対応して、先に記憶されたデータは、読出し書込みチャネル146によって、
ヘッドがディスク106上の選択されたトラック上を通過するに連れてヘッド1
20が発生した読出し信号からデータを復号することによって検索される。ディ
スク駆動機構100の種々の動作がメモリ(MEM)154に記憶されたプログ
ラミングに従ってシステム・プロセッサ150によって制御され、メモリは、好
適には、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)のような揮発
性メモリ装置ばかりでなくフラッシュ・メモリのような不揮発性メモリ装置の両
方を含む。
【0027】 図3は、図2のサーボ回路144の機能ブロック図を示す。図3に示したよう
に、サーボ情報が選択されたヘッド120によって読み出され、かつ前置増幅回
路156(「プレアンプ」)によって増幅される。プレアンプ156は、好適に
は、図1に示したように、HDA101内に置かれかつアクチュエータ組立体1
10の回路板上に取り付けられる。増幅されたリードバック(readback
)信号が復調回路158(「復調器」又は「デモド(demod)」)へ渡され
、復調回路はそれらの信号を調整し(アナログ・ディジタル変換を含む)かつそ
れらをディジタル信号プロセッサ(digital signal proce
ssor;DSP)160に供給する。
【0028】 本発明の好適実施の形態に従うDSP160の動作を下に更に詳細に論じる。
しかしながら、一般に、DSP160は、復調器158からの信号からディスク
106に対するヘッド120の位置を表示する位置誤り信号(position
error signal; PES)を発生する。その結果生じるPESば
かりでなく、システム・プロセッサ150(図2)によってDSP160に供給
された制御入力に応答して、DSP160は補正信号をコイル励振器162へ出
力し、コイル励振器は、立ち代わって、電流をコイル113に印加してヘッド1
20の位置を調節する。
【0029】 図4は、(全体的に170で指示した)速度プロファイルの系列をグラフ表示
し、各速度プロファイルはシーク動作の間中ディスク駆動機構100の選択され
たヘッド120の所望軌跡を定め、シーク動作ではヘッド120が初期トラック
から宛先トラック上へ整定される。速度プロファイルの系列170は、(トラッ
ク0が宛先トラックであるとして、通過するトラック数で測定された)トラック
を表示するx軸172及びヘッド120の速度を表示するy軸174に対してプ
ロットされている。
【0030】 図4に示したように、減速軌跡部分176は速度プロファイルの系列170の
各々に実質的に共通であり、減速軌跡部分176はヘッド120が宛先トラック
に接近する際のヘッドの所望速度を表示する。減速軌跡部分176は(点線17
8によって表示された)最高速度VMAXまで延び、最高速度はヘッド120が宛 先トラックへ移動する際にヘッドが達する最高速度である。図4に示したように
、減速軌跡部分176はX4として指示されたトラックでVMAX線178に出会い
、このトラックは宛先トラック0からの選択された数のトラックだけ離れている
【0031】 図4は、いくつもの異なった加速軌跡部分180、182、184(それぞれ
、トラックX1、X2、X3で開始する)を示す。ディスク駆動機構100がトラ ックX1からトラック0へシーク動作を遂行するとき、ヘッド120は部分18 0に沿って加速され、VMAXで線178に沿って惰行し続け、次いで、宛先トラ ック0へ部分176に沿って減速される。トラックX2からのシークは、トラッ クX2がトラックX1よりトラック0に近いので、ヘッド120がVMAXで(すな わち、線178に沿って)過ごす時間がもっと短いことを除いて、同様に遂行さ
れる。或るいくつかの場合には、シーク長さは、全体的に加速部分184によっ
て示したように、ヘッド120が最高速度VMAXに到達しないほど充分に短いこ とがあり得る。すなわち、トラックX3からトラック0へシークするために、ヘ ッド120は、それが減速部分176に到達するまで、部分184に沿って加速
され、その後ヘッド120は宛先トラック0へ減速される。
【0032】 云うまでもなく、比較的短いシークは位置及び速度制御方法論を使用して遂行
することができるので、ここで予想している速度制御シークは(60トラック以
上のような)比較的長いシークである。これに関して、図4のx軸172が比例
尺で描かれていると考えるべきではない(すなわち、トラック0と1との間の相
対距離がこの軸上の残りのトラックとトラックの相対間隔を必ずしも表示しない
)。しかしながら、云うまでもなく、ここで論じた速度制御追究は、例証として
であって、限定として与えられるのではない。
【0033】 図5は、トラックX1からトラック0へのシークの間中コイル113に印加さ れる電流プロファイル186の全体的表示である。電流プロファイル186は、
(通過するトラック数で表された)トラックを表示するx軸188及び電流振幅
を表示するy軸190に対してプロットされている。図4及び5から、目標トラ
ック0へ向けてヘッド120を加速するために、(プロファイル186の192
によって示したように)大きな量の電流が印加されることが判る。いったんヘッ
ド120がVMAX(部分178)に到達すると、曲線186によって示したよう に、この速度にヘッドを維持するには比較的小さな電流しか要求されない。トラ
ックX4が検出される(すなわち、ヘッドが図4の減速部分176の開始に到達 する)と、ヘッド120をトラック0へ減速させるために、(プロファイル19
0の194で示したように)相当する大きな量の反対極性の電流がコイル113
に印加される。
【0034】 そのトラックが宛先トラック0から(図4に示したように1トラックのような
)選択された距離に到達するとき、サーボ回路144はシーク・モードから整定
モードへ遷移し、かつ可能な限り短い時間に宛先トラック0上へヘッド120を
整定するように企図する。宛先トラック0から1トラック離れた所で、ヘッド1
20は、望ましくは、図4に示したように速度VSを有するべきである。
【0035】 しかしながら、現代ディスク駆動機構設計に固有の種々の影響が原因で、この
遷移点で速度誤りが起こるおそれがあって、その結果(図6にアンダシュート整
定軌跡曲線195によって表されたように)アンダシュート又は(図6のオーバ
シュート整定軌跡曲線196によって表されたように)オーバシュートのどちら
かが生じることがある。曲線195、196の両方共、図6で経過シーク時間を
全体的に表示するx軸197及び(図4及び5の宛先トラック0の中心に相当す
る図6のy軸198上の「0」として)位置を表示するy軸198に対してプロ
ットされている。図6のアンダシュート軌跡曲線195は、トラック1でのヘッ
ド120の実速度が低過ぎて、その結果、読出し書込み動作を安全に遂行するこ
とができる範囲を定めるトラック0の中心の回りの(トラック幅の±10%のよ
うな)所定しきい値(捕捉限界)にヘッド120が到達するには不充分な速度し
か有さないときに起こる。同様に、オーバシュート軌跡曲線196は、ヘッド1
20の実速度が高過ぎて、その結果、ヘッド120が余りに早く到来しかつトラ
ック0の中心の回りにあいにく振動するときに起こる。
【0036】 このようなオーバシュート条件及びアンダシュート条件を最小限に抑えるため
に、図7は、本発明の好適実施の形態に従って構成された図2及び3のサーボ回
路144の制御ブロック図を示す。云うまでもなく、図7は、図3のDSP16
0のプログラミングを全体的に表し、かつ好適実施の形態に従うDSP160の
機能態様を示す。
【0037】 図7を参照すると、ディスク駆動機構100の関連機械的態様を表示するプラ
ント・ブロック(plant block)200がヘッド120、コイル11
3、ディスク106、ボイス・コイル・モータ114、及び復調器158を含む
。プラント200は、信号経路202上の電流命令信号ICMDを受け取り、選択 されたヘッド(図示してない)をプラント200の選択されたトラック(図示し
てない)の付近に位置決めする。そのトラック上のサーボ情報に応答して、プラ
ント200はPESを発生しこれを信号経路204上に出力する。
【0038】 図7の制御線図はまた、プラント200と公称的に同じ入出力応答特性を有す
るプラント・モデルに基づいたオブザーバ206を示す。当業者が承知のように
、オブザーバ206は、ヘッド位置、ヘッド速度、及びバイアス力の推定に相当
する位置推定XEST、速度推定VEST、及びバイアス推定WESTを、それぞれ、信 号経路208、210、及び212上に発生する。バイアス力推定WESTは、( 図1の124のような)たわみ組立体の結果としてアクチュエータに働くばね力
、ヘッドへの風力等を計算に入れる。
【0039】 追加的に、基準発生器214が備わって、プラント200に対する所望位置設
定、所望速度設定、及び所望電流設定を表示する位置基準XREF信号、速度基準 VREF信号、及び電流基準IREF信号を供給する。これらの信号は、それぞれ、経
路216、218、及び220上に出力され、かつ、一般に、トラック追従又は
シークのような、サーボ回路の特定動作モードに依存する値を有する。承知のよ
うに、速度基準VREFは、一般に、シーク動作の間中(図4を参照して上に論じ たような)適当な速度プロファイルに相当する。
【0040】 加算接続点222が、図示したように、位置基準XREFと位置推定XESTとの間
の差として位置誤りXERRを決定する。同様に、加算接続点224が速度基準VR EF と速度推定VESTとの間の差として速度誤りVERRを決定する。位置誤りXERR はKXなるスカラ・ゲインを有するゲイン・ブロック226に供給され、及び速 度誤りVERRはKVなるスカラ・ゲインを有するゲイン・ブロック228に供給さ
れ、それであるからそれらゲイン・ブロックの出力量が加算接続点230によっ
て加算される。
【0041】 加算接続点230の出力が加算接続点232でバイアス推定WEST及び電流基 準IREFと更に加算される。加算接続点232の出力和が機能経路233に沿っ て加算接続点234に供給され、この接続点は、下に更に充分に説明する整定テ
ーブル・ブロック236からの入力を追加的に受け取る。しかしながら、この時
点で、注意することは、加算接続点234の出力がオブザーバ206への制御入
力として信号経路238上に供給されかつプラント200に印加される電流の量
を表示する電流制御入力であると云うことである。プラント200の動作におけ
る公称変動を償うために、加算接続点234の出力がゲインKPを有するゲイン ・ブロック240にまた供給され、それであるからこのゲイン・ブロックの出力
が経路202上の電流命令ICMDを含む。承知のように、ゲインKPは、オブザー
バ206がプラント200の正確なモデルを維持することを保証するように、在
来のように調節することができる。
【0042】 最後に、信号経路204上のPESが加算接続点242によって信号経路20
8上の位置推定XESTと加算されて、経路240上のオブザーバ206への入力 としてオブザーバ誤りQERR信号を発生する。
【0043】 したがって、図7の制御システムの正規動作(整定テーブル236の選択性動
作を欠く)が初期的に次のように調速(govern)される。
【0044】
【数1】
【0045】 図7の整定テーブル・ブロック236(「テーブル」)がプラント200の整
定性能を適応に改善するように動作する様子についての議論を容易にするために
、ディスク106からの選択されたトラックの部分250を示す図8を短く参照
することがまず助けになる。ディスク駆動機構100は埋込みサーボ方式(em
bedded servo scheme)を採用するので、サーボ・ブロック
252がユーザ・データを記憶するために使用されるデータ・ブロック254と
同じディスク表面上に周期的に置かれる。サーボ・ブロック252は、サーボ回
路144によって使用されるサーボ情報を含みかつ、ホイールのスポークのよう
に、複数の放射状に延びるくさびとして配置されるようにディスク駆動機構製造
の間中に書き込まれる。データ・ブロック254は、その後、ディスク駆動機構
の書式化動作の間中に隣接サーボ・ブロック252間に作り出され、かつその後
のディスク駆動機構の読出し書込み動作の間中にアクセスされて、データをデー
タ・ブロック254とホスト・コンピュータ140(図2)との間に転送する。
【0046】 各サーボ・ブロック252が、立ち代わって、ヘッド120によって読み出さ
れるに連れて、PES(図7の経路204)が発生される。オブザーバ206は
、(4つのような)選択された数の位置推定、速度推定、及びバイアス推定が逐
次PES値間に供給されると云う点で、マルチレート(multi−rate)
として特徴付けられる。オブザーバ206がこれらの推定を発生するレートはこ
こではサーボ回路144のサンプリング・レートと称し、識別子kが一般に特定
サンプルを表すために使用される。したがって、サンプルkの後の次のサンプル
(k+1)についての推定位置、推定速度、及び推定バイアスは、次の一般関係
式によって表される。
【0047】
【数2】
【0048】 ここに、XEST(k+1)、VEST(k+1)、及びWEST(k+1)はサンプル (k+1)についての推定位置、推定速度、及び推定バイアスであり、XEST( k)、VEST(k)、及びWEST(k)はサンプルkについての推定位置、推定速
度、及び推定バイアスであり、A及びBはプラント200を記述する行列であり
、u(k)は(加算ブロック232によって出力された)経路233上の電流補
正信号であり、及びLはオブザーバ206のゲインである。
【0049】 上に与えたように、シーク動作は、一般に、シーク・モードとこれに続く整定
モードを含む。シーク・モードの間中、ヘッド120を宛先トラックへ向けて移
動させるに連れて、ヘッドの軌跡を調速するために適当な速度プロファイルが利
用される。ヘッド120は、初期的に加速され、次いで、(上の図5に示したよ
うな)VCM114に印加された電流に応答して(上の図4に示したように)加
速され、VCM114は、立ち代わって、(図7の経路233上の加算ブロック
232による出力のような)電流命令信号によって制御される。シーク・モード
の間中は整定テーブル236によって出力が供給されないので、サーボ回路14
4は、一般に、上の式(1)から(4)に従って動作する。
【0050】 ヘッドが(宛先トラックから1トラック離れたような)整定遷移点に到達する
ような時刻に、整定モードが開始され、それであるから整定電流補正値が整定テ
ーブル236によって出力されて、次のように、修正電流命令信号を発生する。
【0051】
【数3】
【0052】 ここに、uA(k)は加算ブロック234によって経路238(図7)上に出力 された修正電流命令信号でありかつVCM114への電流の印加を制御するため
に使用され、u(k)は経路233上の加算ブロック234に供給される電流命
令信号であり、及びΔu(0)は整定テーブル236によって経路237上の加
算接続点234に供給される整定電流補正値である。云うまでもなく、Δu(0
)内のサンプル基準「0」は、整定モードの第1サンプルを表す(すなわち、k
は、ヘッドが整定遷移点に到達するに連れて、整定モードの第1サンプルにおい
て「0」にリセットされると考えることができる)。
【0053】 整定テーブル236がΔu(0)補正値を発生する様子は下に更に詳細に論じ
ることになるが、一般にこのときに注意するのは、その補正値が推定位置XEST 及び整定遷移点における推定速度VESTに関連して決定されると云うことである 。更に、整定テーブル236の動作は、図7に示したように、経路204上のP
ESによって与えられる帰還に関連して適応に制御される。
【0054】 承知のように、電流命令信号の修正(すなわち、整定の間中のuA(k)の発 生)の結果、サーボ・システムの応答の修正を生じる。換言すれば、テーブル2
36の動作は、改善整定性能に応答してシステム内へ追加の零点を置くこととし
て特性付けることができる。この点を更に充分に説明するために、次は、プラン
ト200の離散−時間状態空間モデルを説明する。
【0055】
【数4】
【0056】 ただし、サンプル・レートk、状態xd(すなわち、位置X及び速度V)、出力 y、入力u、及び行列Ad、Bd、Cdはプラントを記述する。このような離散時 間状態空間モデル化は、ディスク駆動機構設計者に普通に採用される。例えば、
本発明の讓受者に讓受された、トレメイン(Tremain)に1997年9月
16日に発行された米国特許第5,668,680号を参照。対応して、オブザ
ーバ・モデルを次のように表することができる。
【0057】
【数5】
【0058】 ここに、x(k)は{XEST,VEST}なる行列である。コントローラ・モデルを
次のように表すことができる。
【0059】
【数6】
【0060】 片面z変換(single sided z−transform)が次のよう
に与えられる。
【0061】
【数7】 それゆえ かつ ここに、
【0062】 ただし、Δu(0)は上式(6)の整定電流補正値である。
【0063】 式(7)から(10)のz変換を取って、式(13)に代入しかつY(z)に
ついて解くと、次を生じる。
【0064】
【数8】 ここに、
【0065】 整定遷移点で、Xd(0)=Xe(0)と置く。z=z1を式(15)に代入する と、システムの応答の零点z1で、
【0066】
【数9】
【0067】 更に、式(15)から、1×2行列M(項M1、M2を持つ)及びスカラnを識別
しかつ式(17)と組み合わせると、
【0068】
【数10】 したがって、
【0069】 ただし、整定ゲインKSX及びKSVは、KSX=M1/n及びKSV=M2/nによって
決定される。整定電流補正値Δu(0)は、式(20)に従って整定テーブル2
36によって決定される。すなわち、好適には各整定遷移点で、推定位置XEST 及び推定速度VESTが整定テーブル236に供給され、これに応答して整定テー ブルが適当な整定電流補正値Δu(0)を出力する。もちろん、上に分析した種
々の項(term)は、所与のディスク駆動機構設計の構成に依存することにな
る。米国、マサチューセッツ、ネーチック(Natick)の、マスワークス社
(MathWorks,Inc.)による
【外1】 のような、周知の数値ソフトウェアをテーブル236に対して適当な値を導出す
るために使用することができる。
【0070】 承知のように、Δu(0)は、Y(z)の分子内に零点(z1)を置くように 働く。1つの設計方法は、上のヤマグチ他によって提案されたのと同様に、トラ
ック追従モード・コントローラの最低速閉ループ極を取り消すように零点z1を 選択することであり得よう。しかしながら、重要な問題は、このような追究が過
剰に複雑であるばかりでなく、ディスク駆動機構のパラメータ変動及び非モデル
化(unmodeled)共振に敏感であると云うことである。
【0071】 したがって、好適実施の形態では、最低速閉ループ極及び第2最低速閉ループ
極をp1及びp2と仮定して、追加の零点z1を次のように選択する。
【0072】
【数11】
【0073】 ここに、αは0から1の範囲を取る重み値である(すなわち、0≦α≦1)。な
お特に、異なった位置整定ゲインKSX及び異なった速度整定ゲインKSVの集合が
(0.1の分解能を使用して0から1までのような)αの異なった値に対して選
択される。その後、(α=0.5のような)αの特定の値に対応して、整定ゲイ
ンKSX及びKSVの初期集合が選択される。もしPES(図7に経路204)から
、整定性能が最適よりも低い(すなわち、或る量のオーバシュート又はアンダー
シュートが検出される)ならば、テーブルを(例えば、α=0.6に対する整定
ゲインを使用して)次のシークに対して増分することができる。
【0074】 テーブル236の動作を更に説明するために、図9は、好適実施の形態に従っ
てサーボ回路144によって遂行されるステップを説明する、適応整定を用いる
シーク(SEEK WITH ADAPTIVE SETTLE)ルーチン26
0を示す。
【0075】 ステップ262で、ディスク駆動機構100がシーク動作のシーク・モードを
開始し、それによってヘッド120のうちの選択された1つが初期トラックから
宛先トラックへ向けて移動させられる。明確のために、初期トラックがトラック
1(図4)に相当し及び宛先トラックがトラック0(図4)に相当すると仮定 する。ステップ262の間中、ヘッドは、初期的に加速され、次いで図5の電流
曲線186に従って減速され、それであるからヘッド120は図4の速度プロフ
ァイル部分180、178、及び176によって定められた軌跡を公称的にたど
る。
【0076】 ヘッド120をトラックX1からトラック0へ移動させるに連れて、決定ステ ップ264によって示したように、サーボ回路144は、ヘッド120がトラッ
ク0から1トラック離れた整定モード遷移点に到達するまで、(推定位置XEST を使用して)ヘッドの位置を連続的に決定する。
【0077】 ヘッドが整定モード遷移点に到達すると、サーボ回路144は、ステップ26
6で、推定位置XEST及び推定速度VESTを決定し、かつ、ステップ270で、宛
先トラック上へヘッド120を整定するために適当な整定電流補正値Δu(0)
を出力する。整定の間中、ステップ272によって示したように、PES(図7
の経路204)が、整定ゲインKSX及びKSVの集合を調節することによって整定
性能を改善するために、整定テーブル236へ供給される。最後に、図9のルー
チンがステップ274で終結し、その後サーボ回路144が、(KSX及びKSV
新しい値を使用して)次のシークを遂行するように命令されるまで、トラック追
従モードで動作する。
【0078】 サーボ回路144についての上の論議を完結したので、図7の制御線図の動作
のコンピュータ・シミュレーションの結果を示す図10を参照する。なお特に、
図10は、無補償整定曲線280及び補償整定曲線290を表し、これらの曲線
の両方共、経過時間(ミリ秒単位)を表示するx軸292及び位置を表示するy
軸294に対してプロットされている。
【0079】 y軸294上の「0」マークは、宛先トラックの中心に相当する。点線296
及び298は、このトラックの中心から(トラック幅に対して)±10%離れた
位置を示し、これらの境界をヘッド120が超えるとき読出し動作又は書込み動
作の間中に動作故障が宣言される。
【0080】 図10に示したように、図7の制御線図を使用する結果、無補償整定曲線28
0と比較して補償整定曲線290に関しては整定時間が実質的に短縮される。曲
線280が約2ミリ秒(2ms)の整定時間を達成するの対して、曲線290は
1ミリ秒(1ms)未満の整定時間を達成する。それゆえ、本発明は、公称条件
の下で典型的に達成される性能に優る実質的に改善された整定性能を達成するの
みならず、整定時間を1ミリ秒以上あいにく延長するおそれのある図5に示した
アンダシュート及びオーバシュートの型式を、さもなければ、誘導することにな
ろう大きなパラメータ変動を適応に処置するように動作する利点を有する。
【0081】 上の議論から判るように、種々の利点が(上に具体化されたように)本発明に
関連している。第一に、そのシステムは、先に挙げたエッディー他のアプローチ
及びヤマグチ他の追究に比較して、160のようなDSP内で実施するのに相対
的に簡単である。第二に、(温度変動等々に伴うような)ディスク駆動機構の性
能特性の変動を補償するために、重み値αを適応パラメータとして使用すること
ができる。例えば、図7の制御線図がプラントの応答を正確にモデルするように
構成される(それであるから共振が最小限に減少される)とき、重み値αを1に
接近しているように選択することができ、そうでなければ、その重み値を零点に
かなり接近しているように選択することができる。なおまた、本システムは、整
定動作の間中多数サンプルにわたって値の注入を直ちに適応に処置する(すなわ
ち、Δu(0)を使用することができるのみならず、またΔu(1)等々を使用
することができる)。
【0082】 要約すると、本発明は、(100のような)ディスク駆動機構内の整定時間を
最小限に短縮する装置及び方法を目的としている。ディスク駆動機構は、表面に
複数の(250のような)トラックが定められている(106のような)回転デ
ィスクの付近にある(120のような)ヘッド、及び(114のような)モータ
を含み、モータはそれに印加される電流に応答してヘッドを制御可能に位置決め
する。
【0083】 (144のような)サーボ回路が備わって、(264、266によってのよう
に)宛先トラックからの選択された距離でのヘッドの速度を決定し、その速度を
宛先トラックからの選択された距離でのヘッドの所望速度と比較し、(268に
よってのように)推定位置及び推定速度に関連して修正電流命令信号を発生する
ために電流命令信号に整定電流補正値を印加し、かつ(270によってのように
)宛先トラック上へヘッドを整定するために修正電流命令信号を使用することに
よって、シーク動作の完結に当たって宛先トラック上へヘッドを整定する。整定
ゲインの添加がサーボ回路の応答に追加の零点を追加するように働き、その零点
の配置が、好適には、この応答の最近接2極の位置の重み付けに関連して決定さ
れる。
【0084】 好適には、サーボ回路は、ヘッドの位置の推定と速度の推定を発生する(20
6のような)オブザーバ、及び宛先トラックからの選択された距離でのヘッドの
推定速度に応答して整定ゲインを出力する(236のような)整定テーブルを含
む。なおまた、サーボ回路は、好適には、宛先トラック上へヘッドを整定するた
めに関連したプログラミングを有する(160のような)プログラマブル処理装
置を含む。
【0085】 上の議論と一貫して、添付の特許請求の範囲の目的のために、用語「信号」は
、アナログ表現及びディジタル表現の両方を含むと理解されることになる。用語
「回路」は、ハードウェア型実施及びソフトウェア/ファームウェア型実施の両
方を含むと理解されることになる。
【0086】 熟語「プログラマブル処理装置」は、DSP160のような、関連プログラミ
ング内の命令を実行する多数のどの型式のプログラマブル・プロセッサをも説明
すると理解されることになる。上の特許請求の範囲に請求された或る決まった方
法が特定の順序でステップを備えていても、直ちに理解されるように、特許請求
された発明は、特許請求の範囲の言葉によって他に特別に表示されていないなら
ば、提示されたステップの順序に必ずしも限定されない。
【0087】 本発明が、言及した目的及び利点ばかりでなく本発明に固有のそれらを遂げる
ように充分に適合していることは、明らかである。現在好適な実施の形態がこの
開示の目的のために説明されたが、当業者に直ちに自ずから連想される数々の変
形が行われることがあり、かつそれらの変形は添付の特許請求の範囲に開示され
かつ定義された本発明の精神に包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施の形態に従って構成されたディスク駆動機構の上面図である
【図2】 図1のディスク駆動機構の機能ブロック図である。
【図3】 図2のサーボ回路の機能ブロック図である。
【図4】 ヘッドが初期トラックから移動させられてかつ宛先トラック上へ整定されるシ
ーク動作の間中のディスク駆動機構の選択されたヘッドの速度プロファイルのグ
ラフ図である。
【図5】 図4に関して示されたシーク動作の間中ディスク駆動機構のボイス・コイル・
モータ(VCM)のコイルに印加される電流を示す、電流プロファイルのグラフ
図である。
【図6】 シークの整定段階でのヘッドの軌跡を示すグラフ図であって、アンダシュート
(ヘッドが宛先トラックに接近するのに長くかかり過ぎる)ばかりでなくオーバ
シュート(ヘッドが宛先トラックを通り越しかつ振動応答を起こす)の両方に伴
う問題を示す。
【図7】 本発明の好適実施の形態に従う図3のサーボ・システムの動作を示す制御線図
であり、なお、図7の制御線図は図3のディジタル信号プロセッサ(DSP)の
プログラムされた動作をグラフ表示する。
【図8】 ディスク駆動機構によって利用された埋込みサーボ方式に従うサーボ・ブロッ
クとユーザ・データ・ブロックとの相対配置を示す、ディスク駆動機構の選択さ
れたトラックの部分の表す図である。
【図9】 図3のDSPのプログラミングを表示しかつシーク動作の間中図7の制御線図
の動作を更に明白に説明する、適応整定(ADAPTIVE SETTLE)ル
ーチンを示す流れ図である。
【図10】 図7の制御線図及び図9のルーチンの使用を通して得られた整定性能の改善を
示す、コンピュータ・シミュレーションの結果のグラフ図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年9月23日(1999.9.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能ディスク上に複数のトラックが定められている前記
    回転可能ディスクの付近にあるヘッドと、前記ディスクに対して前記ヘッドを制
    御可能に位置決めするモータと、前記ヘッドの推定位置と推定速度とを供給する
    オブザーバとを有するディスク駆動機構において、初期トラックから宛先トラッ
    クへ前記ヘッドを移動させる方法であって、 (a) 前記ヘッドの軌跡を表示する電流命令信号に関連して前記モータへ電
    流を印加することによって前記宛先トラックに向けて前記ヘッドを移動させるシ
    ーク・モードを開始するステップと、 (b) 前記電流命令信号と前記宛先トラックからの所定距離での前記ヘッド
    の前記推定位置と前記推定速度とに関連して決定された整定電流補正値との和に
    よって決定された修正電流命令信号に関連して前記モータに電流を印加すること
    によって前記宛先トラック上へ前記ヘッドを整定するステップと、 を包含する方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記整定電流補正値が前記宛
    先トラックからの前記所定距離での前記ヘッドの所望速度と所望位置とに関連し
    て更に決定される方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の方法において、前記ヘッドが前記宛先トラッ
    クからの前記所定距離に到達するとき前記整定電流補正値を選択的に出力する整
    定テーブルによって前記整定電流補正値が供給される方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の方法において、前記整定電流補正値が、前記
    ヘッドの前記推定位置と整定位置ゲイン値との積と、前記ヘッドの前記推定速度
    と整定速度ゲイン値との積との和として特徴付けられる方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の方法において、前記ヘッドが前記宛先トラッ
    ク上へ整定されるに連れて前記ヘッドの測定された位置を表示する位置誤り信号
    に関連して前記整定電流補正値が更に決定される方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の方法において、前記整定電流補正値が前記デ
    ィスク駆動機構の応答に追加の零点を追加するように動作する方法。
  7. 【請求項7】 回転可能ディスク上に複数のトラックが定められている当
    該回転可能ディスクの付近にあるヘッドと、 前記ヘッドに動作可能に結合されたモータであって、前記モータに印加された
    電流に応答して前記ヘッドを制御可能に位置決めするモータと、 前記ヘッドと前記モータとに動作可能に結合されたサーボ回路と、を備えたデ
    ィスク駆動機構であって、 前記サーボ回路は、 (a) シーク・モードの間中前記ヘッドの軌跡を表示する前記サーボ回路に
    よって発生された電流命令信号に応答して前記シーク・モードの間中、初期トラ
    ックから宛先トラックへ向けて前記ヘッドを移動させるために前記モータに電流
    を印加し、かつ (b) 前記電流命令信号と、前記ヘッドが前記宛先トラックからの選択され
    た距離に到達するときの前記ヘッドの推定位置と推定速度とに関連して決定され
    た整定電流補正値との和によって決定された修正電流命令信号とに関連して前記
    モータに電流を印加することによって、前記シーク・モードの完結に当たって前
    記宛先トラックへ前記ヘッドを整定する ディスク駆動機構。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のディスク駆動機構において、前記サーボ回路
    が前記ヘッドの前記推定位置と前記推定速度とを発生するオブザーバと、 前記オブザーバに動作可能に結合され、前記宛先トラックからの前記選択され
    た距離での前記ヘッドの前記推定位置と前記推定速度とに応答して前記整定電流
    補正値を出力する整定テーブルと、 を含むディスク駆動機構。
  9. 【請求項9】 請求項7記載のディスク駆動機構において、前記サーボ回路
    が、前記宛先トラック上へ前記ヘッドを整定するために関連プログラミングを有
    するプログラマブル処理装置を含むディスク駆動機構。
JP2000533870A 1998-02-24 1998-07-16 ディスク駆動機構サーボ・システム内における整定時間の最小化 Pending JP2002505494A (ja)

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