JP4362076B2 - 位置制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、アクチュエータを利用して、ヘッドをディスク上の目標位置に向けて位置決めする位置制御装置に関し、特にヘッドを目標位置に高速かつ高精度に移動させることが可能な位置制御装置に関するものである。
コンピュータの外部記憶装置であるディスク装置は、回転しているディスク面上の目的とするトラックにヘッドを移動してデータの記録再生を行っている。このような方式では、データアクセスの処理速度を向上させるため、ヘッドを高速かつ高精度に目的のトラックまで移動させることが求められる。
従って、例えば、特許文献1に記載されたディスク装置では、ヘッドを目標位置に移動させるフィードフォワード電流によって実際に移動するヘッドの位置を予め調査し、ヘッドの位置が目標位置と一致するように予め補正しておくことで、ヘッドを高速かつ高精度に目標位置に移動させている。
特開平9−139032号公報
しかしながら、従来の技術では、製造される各磁気ディスク装置のVCM(Voice Coil Motor)や制御系などの固有の特性や、経年および温度変化によるVCMなどの特性の変化に対応することができなという問題があった。
各磁気ディスク装置によって特性の異なるVCMや制御系などに対して補正値等を予めそれぞれ求め、磁気ヘッドの制御に利用することは困難な場合が多いからである。また、経年および温度変化によりVCMなどの特性が変化するにも関わらず、予め求めた補正値を利用する場合には、磁気ヘッドのセトリングが不安定になる恐れがある。
従って、VCMなどの固有の特性に対応するとともに、経年や温度変化によるVCMなどの特性の変化にも対応し、かつ高速、高精度に磁気ヘッドを目標位置に移動させることがきわめて重要な課題となっていた。
本発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、課題を解決するためになされたものであり、各ディスク装置のVCMなどに対する固有の特性に対応することにより、磁気ヘッドを高速かつ高精度に目標位置に移動させることができる位置制御装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、アクチュエータを利用して、ヘッドをディスク上の目標位置に向けて位置決めする位置制御装置であって、前記ヘッドを目標位置まで移動させるための駆動電流をアクチュエータに出力する駆動電流出力手段と、前記駆動電流出力手段が、前記駆動電流をアクチュエータに出力した際の前記目標位置に対する前記ヘッドの位置誤差および速度に基づいて前記駆動電流を調整する駆動電流調整手段と、前記駆動電流をアクチュエータに出力した際に推測される前記ヘッドの目標位置までに至る位置軌道を推測位置軌道として記憶する位置軌道記憶手段と、前記ヘッドが目標位置に至るまでの実際に移動した実位置軌道に基づいて前記推測位置軌道を修正した修正位置軌道を生成するとともに、該修正位置軌道の最終到達位置が、目標位置と一致するように調整する位置軌道調整処理手段と、前記位置軌道調整処理手段が調整した前記修正位置軌道を利用して、前記ヘッドが目標位置に追従するようにアクチュエータを制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記駆動電流は、アクチュエータを加速させる加速電流とアクチュエータを減速させる減速電流とを含み、前記駆動電流調整手段は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、前記ヘッドが目標位置を超過した場合には、前記加速電流を所定割合小さくし、前記ヘッドが目標位置に達しない場合には、前記加速電流を所定割合大きくすることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記駆動電流を前記アクチュエータに出力した際に推測される前記ヘッドの目標位置までに至る位置軌道を推測位置軌道として記憶する位置軌道記憶手段と、前記ヘッドが目標位置に至るまでの実際に移動した実位置軌道に基づいて前記推測位置軌道を修正した修正位置軌道を生成するとともに、該修正位置軌道の最終到達位置が、目標位置と一致するように調整する位置軌道調整処理手段と、前記位置軌道調整処理手段が調整した前記修正位置軌道を利用して、前記ヘッドが目標位置に追従するようにアクチュエータを制御する制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記駆動電流出力手段は、前記ヘッドの位置と目標位置との距離が閾値以上の場合に、アクチュエータを飽和速度で駆動させる飽和速度電流と、アクチュエータを減速させる減速電流とを含んだ駆動電流をアクチュエータに出力し、前記駆動電流調整手段は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、前記ヘッドが目標位置を超過した場合には、前記飽和速度電流でアクチュエータを駆動させる期間を所定期間短縮し、前記ヘッドが目標位置に達しない場合には、前記飽和速度電流でアクチュエータを駆動させる期間を所定期間延長することを特徴とする。
本発明によれば、ヘッドを目標位置まで移動させるための駆動電流をアクチュエータに出力し、駆動電流をアクチュエータに出力した際の目標位置に対するヘッドの位置誤差および速度に基づいて駆動電流を調整するので、シーク動作時に、ヘッドを高精度に目標位置に移動させることができ、かつアクチュエータなどの固有の特性や経年および温度変化にも対応することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、駆動電流をアクチュエータに出力した際に推測されるヘッドの目標位置までに至る位置軌道を推測位置軌道として記憶し、ヘッドが目標位置に至るまでの実際に移動した実位置軌道に基づいて推測位置軌道を修正した修正位置軌道を生成するとともに、修正位置軌道の最終到達位置が目標位置と一致するように調整し、調整した修正軌道を利用して、ヘッドが目標位置に追従するようにアクチュエータを制御するので、ノイズなどの影響を抑えることができ、ヘッドを高精度に目標位置に追従させることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、ヘッドの位置と目標位置との距離が閾値以上の場合に、アクチュエータを飽和速度で駆動させる飽和速度電流とアクチュエータを減速させるための減速電流とを含んだ駆動電流をアクチュエータに出力し、駆動電流を出力した際の目標位置に対するヘッドの位置誤差および速度に基づいて飽和電流でアクチュエータを駆動させる期間や、減速電流を調整するので、ヘッドを高速かつ高精度に目標位置に移動させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る位置制御装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例にかかる位置制御の概念について説明する。本実施例の位置制御装置は、ヘッドを高速に目標位置まで移動させるためのフィードフォワード電流(以下、FF電流と表記する)をVCM(Voice Coil Motor)に与え、VCMは与えられたFF電流によってヘッドを目標位置に移動させる。
そして、位置制御装置は、FF電流をVCMに対して与え終わった時点での目標位置に対するヘッドの位置との誤差およびヘッドの速度をもとに、FF電流を与え終わった時点でのヘッドの位置が目標位置に一致し、かつ目標位置でのヘッドの速度がゼロとなるように、FF電流を調整する。
また、位置制御装置は、FF電流をVCMに与えた際のヘッドの位置軌道をFF位置軌道として予め生成する。この、FF位置軌道は、シーク動作を行うためFF電流をVCMに与えた後に、ヘッドを目標位置に追従させるためのオントラック制御にスムーズに移行させるために利用される。
図1に示すように、シーク動作を行わないオントラック制御中には、FF電流は、VCMに与えられないため、目標位置Rと現在位置Yとの誤差Eを基にして、コントローラが電流UcをVCMに与え、目標位置Rにヘッドを追従させる。
一方、シーク動作を行うため、FF電流をVCMに与えた場合は、FF電流UfによってVCMが駆動し、ヘッドが位置軌道Yrで移動する。そこで、同図に示すように、FF位置軌道Yfを利用して位置軌道Yrの影響を無くすことによって、目標位置Rに追従させるためのオントラック制御にスムーズに移行することができる。
すなわち、位置軌道Yrの影響をFF位置軌道Yfを利用して無効にしておかないと、シーク動作からフィードバック制御に移行した際に、位置軌道Yfが誤差となり、セトリングが安定しないからである。
なお、位置制御装置は、FF電流をVCMに与えた際のヘッドの実際の位置軌道(以下、実位置軌道と表記する)とFF位置軌道との誤差をもとにしてFF位置軌道を調整し、FF位置軌道を実位置軌道に近づける。
次に、本実施例にかかる位置制御装置の構成について説明する。図2は、本実施例にかかる位置制御装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、位置制御装置200は、目標位置計算部10と、現在位置計算部20と、シーク距離計算部30と、FF電流生成部40と、FF位置軌道生成部50と、FFシーク実行部60と、VCM70と、位置検出部80と、位置誤差検出部90と、FF位置軌道調整部100と、フィードバック制御実行部110と、シーク終了時位置判定部120と、FF電流プラスゲイン調整部130と、シーク終了時速度判定部140と、FF電流マイナスゲイン調整部150とを有する。
目標位置計算部10は、図示しない外部装置から目標位置に対する情報を受け取り、目標位置を算出する。そして、算出した目標位置を、後述するシーク距離計算部30と位置誤差検出部90とシーク終了時位置判定部120に渡す。
現在位置計算部20は、前回シーク動作を行った際の目標位置または、図示しない記憶媒体上のサーボ情報を利用してヘッドの現在位置を算出する。そして、算出した現在位置をシーク距離計算部30に渡す。
シーク距離計算部30は、受け取った目標位置と現在位置とを基にして、シーク距離を計算する。ここでシーク距離とは、ヘッドが現在位置しているトラックから目標位置のトラックに至る距離を示す。そして、シーク距離計算部30は、計算したシーク距離を後述するFF電流生成部40とFF位置軌道生成部50とFF位置軌道調整部100とFF電流プラスゲイン調整部130とFF電流マイナスゲイン調整部150とに渡す。
FF電流生成部40は、シーク距離を受け取り、受け取ったシーク距離に基づいてFF電流を生成し、生成したFF電流をFFシーク実行部40に渡す。ここで、FF電流生成について詳しく説明する。FF電流生成部40は、受け取ったシーク距離が所定値未満の場合に利用する短距離FF電流データと、シーク距離が所定値以上だった場合に利用する長距離FF電流データとを保持している。
従って、受け取ったシーク距離が所定値未満の場合には、図3に示す短距離FF電流データを利用してFF電流を生成する。同図において、横軸は時間を示し、縦軸は電流の大きさを示す。また、同図に示す短距離FF電流データは、単位シーク距離あたりのFF電流データ(以下、基本短距離FF電流データと表記する)を示しており、VCMを加速させるための加速電流データとVCMを減速させるための減速電流データとからなる。
従って、受け取ったシーク距離が1の場合には、図3に示した基本短距離FF電流データをもとにFF電流を生成し、生成したFF電流をFFシーク実行部60に渡す。なお、シーク距離が1とは、ヘッドがN番目のトラックからN+1番目のトラックまでの移動する距離を示す。
また、受け取ったシーク距離が2の場合には、シーク距離2に対するゲインを基本短距離FF電流データに乗算したFF電流データを作成し、作成したFF電流データをもとにFF電流を生成し、生成したFF電流をFFシーク実行部60に渡すことになる。
なお、シーク距離が3〜M−1(Mは、短距離FF電流データを利用するか長距離FF電流データを利用するかの判断基準となるシーク距離の所定値を示す)の場合も同様に、シーク距離に対するゲインと基本短距離FF電流データとを乗算し、乗算した短距離FF電流データをもとにFF電流を生成し、生成したFF電流をFFシーク実行部60に渡す。
一方、受け取ったシーク距離が所定値M以上の場合には、図4に示す長距離FF電流データを利用する。同図において、横軸は時間を示し、縦軸は電流の大きさを示す。また、同図における長距離FF電流データは、飽和電流でVCMを駆動させるための飽和加速電流データと、VCMを減速させるための減速電流データとからなる。ここで、飽和電流とは、VCMを最大速度で駆動させるための電流である。
図4に示した長距離FF電流データは、シーク距離がMの場合に利用するFF電流データを示している。従って、受け取ったシーク距離が、現在のトラックからM番目のトラックまでの距離ならば、図4に示した長距離FF電流データをもとにFF電流を生成し、生成したFF電流をFFシーク実行部60に渡す。以下、シーク距離がMの際に利用する長距離FF電流データを基本長距離FF電流データと表記する。
一方、シーク距離がM+1の場合には、基本長距離FF電流データにシーク距離M+1に対するゲインを乗算した長距離FF電流データを作成し、作成した長距離FF電流データをもとにFF電流を生成し、生成したFF電流をFFシーク実行部60に渡す。
なお、シーク距離がM+2〜L(Lは最大シーク距離を示す)の場合も同様に、基本長距離FF電流データにシーク距離に対するゲインを乗算した長距離FF電流データを作成し、作成した長距離FF電流データをもとにFF電流を生成し、生成したFF電流をFFシーク実行部60に渡す。
FF位置軌道生成部50は、シーク距離を受け取り、受け取ったシーク距離に基づいてFF位置軌道を生成し、生成したFF位置軌道を位置誤差検出部90に渡す。ここで、FF位置軌道生成について詳しく説明する。FF位置軌道生成部50は、図5に示すような単位シーク距離に対するFF位置軌道データを記憶している。同図において、横軸は時間を表し、縦軸は位置軌道の大きさを示す。また、単位シーク距離に対するFF位置軌道データを基本FF位置軌道データと表記する。
従って、受け取ったシーク距離が1の場合には、基本FF位置軌道データを位置誤差検出部90に渡す。一方、受け取ったシーク距離が2の場合には、シーク距離2に対するゲインを基本FF位置軌道データに乗算したFF位置軌道データを算出し、算出したFF位置軌道データを位置誤差検出部90に渡す。
なお、シーク距離が3〜Lの場合も同様に、シーク距離に対するゲインと基本FF位置軌道データとを乗算し、乗算したFF位置軌道データを位置誤差検出部90に渡すことになる。
また、FF位置軌道部生成部50は、基本FF位置軌道データを記憶する際に、基本FF位置軌道データを微分したデータ記憶する。従って、基本FF位置軌道データを使用する際には、微分した基本FF位置軌道データを積分して元の基本FF位置軌道データに戻して利用する。基本FF位置軌道を微分した形で記憶することにより、基本FF位置軌道データの精度を向上させることができる。
FFシーク実行部60は、受け取ったFF電流をVCM70に与える。そして、VCM70はFF電流によって駆動し、図示しないヘッドを目標位置に移動させる。
位置検出部80は、シーク動作終了時においては、ヘッドの実位置軌道と、ヘッドの現在位置(シーク終了時のヘッドの位置)と、シーク終了時のヘッドの速度とを検出する。そして、位置検出部80は、実位置軌道を位置誤差検出部90に渡し、現在位置をシーク終了時位置判定部120に渡し、シーク終了時のヘッドの速度をシーク終了時速度判定部140に渡す。
一方、位置検出部80は、オントラック制御中には、ヘッドの現在位置を順次位置誤差検出部90に渡すことになる。
位置誤差検出部90は、実位置軌道とFF位置軌道との誤差をサンプリング時間ごとに検出し、検出した誤差を位置軌道誤差としてFF位置軌道調整部100に渡す。そして、位置軌道調整部100は、位置軌道誤差をもとにFF位置軌道生成部50に記憶された基本FF位置軌道データを調整する。
具体的には、FF位置軌道調整部100は、位置軌道誤差を基本FF位置軌道データに対応させるため、シーク距離をもとにして位置軌道誤差をシーク距離に応じたゲインで除算する。以下、基本FF位置軌道データに対応する位置軌道誤差を基本位置軌道誤差と表記する。
そして、FF位置軌道調整部100は、基本位置軌道誤差を基に、位置軌道生成部50に記憶された基本FF位置軌道データをサンプリング時間ごとに修正した修正FF位置軌道データを作成する。
そして、FF位置軌道調整部100は、修正FF位置軌道データにおける最終到達位置が、実際のシーク動作によるヘッドの目標位置と一致させるために修正FF位置軌道データを調整する。例えば、修正FF位置制御データによる最終到達位置が、実際の目標位置に対して1大きい場合には、サンプリング時間ごとの修正FF位置制御データからそれぞれ1ずつ減算することによって最終到達位置を目標位置と一致させる。
一方、位置誤差検出部90は、FF位置軌道と実位置軌道との誤差をフィードバック制御実行部110に渡す。なお、位置誤差検出部90は、オントラック制御中には、ヘッドの現在位置と目標位置との誤差をフィードバック制御実行部110に渡すことになる。
そして、フィードバック制御実行部110は受け取った誤差を基に、ヘッドを目標位置に追従させるための駆動電流を生成し、生成した駆動電流をVCM70に与える。
シーク終了時位置判定部120は、シーク終了時のヘッドの現在位置と目標位置とを受け取り、シーク終了時のヘッドの位置が目標位置に対して行き過ぎたか否かを判定し、判定結果をFF電流プラスゲイン調整部130に渡す。
図6は、FF電流をVCMに与えた際のヘッドの位置と速度との関係を示す図である。同図において、縦軸の点線は、FF電流をVCMに流し終わった時点を示し、横軸は、目標位置を示す。また、Case−1は、FF電流をVCMに流し終わった時点で、ヘッドの位置が目標位置を超過し、かつヘッドの速度がプラスであることを示し、Case−2は、FF電流をVCMに流し終わった時点において、ヘッドの位置が目標位置を超過し、かつヘッドの速度がマイナスであることを示している。
また、Case−3は、FF電流をVCMに流し終わった時点において、ヘッドの位置が目標位置に到達せず、かつヘッドの速度がプラスであることを示し、Case−4は、FF電流をVCMに流し終わった時点において、ヘッドの位置が目標位置に到達せず、かつヘッドの速度がマイナスであることを示している。
従って、シーク終了時位置判定部120は、Case−1またはCase−2の場合に、ヘッドの位置が目標位置を超過したと判断し、Case−3またはCase−4の場合に、ヘッドの位置が目標位置に到達しなかったと判断することになる。なお、ヘッドと位置が目標位置と一致する場合には、その旨をFF電流プラスゲイン調整部130に通知する。
FF電流プラスゲイン調整部130は、シーク距離計算部30からシーク距離を受け取り、シーク終了時位置判定部120から判断結果を受け取る。そして、受け取った結果に基づいてFF電流生成部40に記憶された基本短距離FF電流データの加速電流データまたは基本長距離FF電流データの飽和加速電流データを調整する。
ここで、FF電流データの調整について説明する。FF電流プラスゲイン調整部130は、シーク距離が所定値M未満ならば基本短距離FF電流データの加速電流データを調整すると判断し、シーク距離が所定値M以上の場合には、基本長距離FF電流データの飽和加速電流データを調整すると判断する。
そして、FF電流プラスゲイン調整部130が、基本短距離FF電流データを調整する場合には、シーク終了時位置判定部120の判断結果に基づいて加速電流データを修正する。
すなわち、ヘッドの位置が目標位置に対して行き過ぎているとシーク終了時位置判定部120が判断している場合には、FF電流プラスゲイン調整部130が、加速電流データを所定割合小さくする。加速電流データを所定割合小さくすることで、VCMの加速を和らげ、ヘッドが目標位置を超過することを防ぐことができる。
また、ヘッドの位置が目標位置に達していないとシーク終了時位置判定部120が判断している場合には、FF電流プラスゲイン調整部130が、加速電流データを所定割合大きくする。加速電流データを所定割合大きくすることで、VCMの加速を強め、ヘッドを目標位置まで到達させることができる。なお、ヘッドの位置が目標位置と一致している場合には、FF電流プラスゲイン調整部130は、FF電流データの調整を行わない。
一方、FF電流プラスゲイン調整部130が、基本長距離FF電流データを調整する場合には、シーク終了時位置判定部120の判定結果に基づいて飽和加速電流データを調整する。
すなわち、ヘッドの位置が目標位置に対して行き過ぎているとシーク終了時位置判定部120が判断している場合には、FF電流プラスゲイン調整部130が、飽和加速電流データの飽和期間を所定時間短縮する。飽和期間を所定時間短縮することで、VCMを早めに減速させることができ、ヘッドが目標位置を通り過ぎるのを防ぐことができる。
また、ヘッドの位置が目標位置に達していないとシーク終了時位置判定部120が判断している場合には、FF電流プラスゲイン調整部130が、飽和加速電流データの飽和期間を所定時間延長する。飽和期間を所定期間延長することで、VCMの減速の時期を遅らせることができ、ヘッドを目標位置に到達させることができる。
シーク終了時速度判定部140は、シーク終了時のヘッドの速度を受け取り、シーク終了時のヘッドの速度がプラスかマイナスかを判定し、判定結果をFF電流マイナスゲイン調整部150に通知する。なお、シーク終了時のヘッドの速度がゼロの場合には、その旨をFF電流マイナスゲイン調整部150に通知する。
例えば、シーク終了時速度判定部140は、図6において、Case−1またはCase−3の場合には、シーク終了時のヘッドの速度がプラスであると判断し、Case−2またはCase−4の場合には、シーク終了時のヘッドの速度がマイナスであると判断することとなる。
FF電流マイナスゲイン調整部150は、シーク距離計算部30からシーク距離を受け取り、シーク終了時速度判定部140から判定結果を受け取る。そして、受け取った判断結果に基づいてFF電流生成部40に記憶された基本短距離FF電流データの減速電流データまたは基本長距離FF電流データの減速電流データを調整する。
ここで、減速電流データの調整について説明する。FF電流マイナスゲイン調整部150は、シーク距離が所定値M未満ならば基本短距離FF電流データの減速電流データを調整すると判断し、シーク距離が所定値M以上の場合には、基本長距離FF電流データの減速電流データを調整すると判断する。
従って、FF電流マイナスゲイン調整部150は、シーク距離が所定値M未満ならば、基本短距離FF電流データの減速電流データを調整することになる。そして、シーク終了時速度検出部140からの判断結果が、シーク終了時のヘッドの速度がプラスの場合には、減速電流データを所定割合大きくする。
また、FF電流マイナスゲイン調整部150は、シーク終了時速度検出部140からの判断結果が、シーク終了時のヘッドの速度がマイナスの場合には、減速電流データを所定割合小さくする。
一方、FF電流マイナスゲイン調整部150は、シーク距離が所定値M以上の場合には、基本長距離FF電流データの減速電流データを調整することになる。なお、減速電流データの調整に関しては、基本短距離FF電流データの場合と同様であるため、説明を省略する。
次に、本実施例にかかる位置制御装置のシーク動作の処理手順について説明する。図7は、本実施例にかかる位置制御装置のシーク動作の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、目標位置計算部10が、目標位置情報を受け取り目標位置を算出し(ステップS101)、算出した目標位置をシーク距離計算部30と位置誤差検出部90とシーク終了時位置判定部120に渡す(ステップS102)。
そして、現在位置計算部20がヘッドの現在位置を算出し(ステップS103)、算出した現在位置をシーク距離計算部30に渡し(ステップS104)、シーク距離計算部30は、目標位置と現在位置とをもとにシーク距離を計算する(ステップS105)。
そして、シーク距離計算部30は、計算したシーク距離をFF電流生成部40と、FF位置軌道生成部50と、FF位置軌道調整部100と、FF電流プラスゲイン調整部130と、FF電流マイナスゲイン調整部150とに渡す(ステップS106)。
そして、FF電流生成部40は、シーク距離に対応するFF電流を生成し(ステップS107)、FF位置軌道生成部50はシーク距離に対応するFF軌道を生成する(ステップS108)。
FF電流生成部40は、生成したFF電流をFFシーク実行部60に渡し(ステップS109)、FF位置軌道生成部50は、生成したFF位置軌道を位置誤差検出部90に渡す(ステップS110)。
そして、FFシーク実行部60は、FF電流をVCMに与え、ヘッドを目標位置に移動させ(ステップS111)、位置検出部80が、実位置軌道と現在位置とシーク終了時のヘッドの速度を検出する(ステップS112)。
位置検出部80は、現在位置をシーク終了時位置判定部120に渡し、シーク終了時のヘッドの速度をシーク終了時速度判定部に渡し、(ステップS113)、実位置軌道を位置誤差検出部90に渡す(ステップS114)。
位置誤差検出部90は、FF位置軌道と実位置軌道との誤差を検出し(ステップS115)、FF位置軌道と実位置軌道との誤差をFF位置軌道調整部100に渡し(ステップS116)、FF位置軌道と実位置軌道との誤差をフィードバック制御実行部に渡し(ステップS117)、フィードバック制御処理を行う(ステップS118)。
次に、加速電流データまたは飽和加速電流データの調整処理について説明する。図8は、加速電流データまたは飽和加速電流データの調整処理を示すフローチャートである。同図に示すように、シーク終了時位置判定部120が、シーク終了時のヘッドの位置を受け取り(ステップS201)、シーク終了時のヘッドの位置が目標位置と一致したか否かを判断する(ステップS202)。
シーク終了時のヘッドの位置が目標位置と一致した場合には(ステップS202,Yes)、ヘッドの位置が目標位置と一致した旨をFF電流プラスゲイン調整部130に通知し(ステップS203)、シーク終了時の位置が目標位置と一致しない場合には(ステップS202,No)、ヘッドの位置が目標位置を超過したか否かを判断する(ステップS204)。
ヘッドの位置が目標位置を超過している場合には、(ステップS204,Yes)、シーク終了時位置判定部120は、ヘッドの位置が目標位置を超過した旨をFF電流プラスゲイン調整部130に通知する(ステップS205)。
そして、FF電流プラスゲイン調整部130は、シーク距離が所定値以上であったか否かを確認し(ステップS206)、シーク距離が所定値未満である場合には(ステップS206,No)、FF電流生成部40に記憶された基本短距離FF電流データの加速度電流データを所定割合小さくする(ステップS207)。
一方、シーク距離が所定値以上である場合には(ステップS206,Yes)、飽和加速電流データの飽和期間を所定期間短縮する(ステップS208)。
一方、ヘッドの位置が目標位置を超過していない場合には(ステップS204,No)、シーク終了時位置判定部120が、ヘッドの位置が目標位置に達していない旨をFF電流プラスゲイン調整部130に通知する(ステップS209)。
そして、FF電流プラスゲイン調整部130は、シーク距離が所定値以上であったか否かを判断し(ステップS210)、シーク距離が所定値未満の場合には(ステップS210,No)、基本短距離FF電流データの加速電流データを所定割合大きくする(ステップS211)。
一方、シーク距離が所定値以上の場合には(ステップS210,Yes)、飽和加速電流データの飽和期間を所定期間延長する(ステップS212)。
このように、シーク終了時位置判定部120がヘッドの位置が目標位置を超過したか否かを判断し、FF電流プラスゲイン調整部130が、加速電流データまたは飽和加速電流データの飽和期間を調整するので、シーク終了時のヘッドの位置を目標位置に近づけることができる。
次に、減速電流データの調整処理について説明する。図9は、減速電流データの調整処理を示すフローチャートである。同図に示すように、シーク終了時速度判定部140が、シーク終了時のヘッドの速度を受け取り(ステップS301)、シーク終了時のヘッドの速度がゼロであったか否かを判断する(ステップS302)。
ヘッドの速度がゼロの場合には(ステップS302,Yes)、シーク終了時速度判定部120は、ヘッドの速度がゼロである旨をFF電流マイナスゲイン調整部150に通知する(ステップS303)。
一方、ヘッドの速度がゼロでない場合には(ステップS302,No)、シーク終了時のヘッドの速度がプラスか否かを判断し(ステップS304)、ヘッドの速度がプラスの場合には(ステップS304,Yes)、ヘッドの速度がプラスである旨をFF電流マイナスゲイン調整部150に通知し(ステップS305)、シーク距離が所定値以上であったか否かを判断する(ステップS306)。
シーク距離が所定値以上であった場合には(ステップS306,Yes)基本長距離FF電流データの減速電流データを所定割合大きくし(ステップS307)、シーク距離が所定値未満であった場合には(ステップS306,No)、基本短距離FF電流データの減速電流データを所定割合大きくする(ステップS308)。
一方、ヘッドの速度がマイナスの場合には(ステップS304,No)、シーク終了時速度判定部140が、ヘッドの速度がマイナスである旨をFF電流マイナスゲイン調整部150に通知し(ステップS309)、FF電流マイナスゲイン調整部150が、シーク距離が所定値以上であったか否かを判定する(ステップS310)。
シーク距離が所定値以上であった場合には(ステップS310,Yes)、基本長距離FF電流データの減速電流データを所定割合小さくし(ステップS311)、シーク距離が所定値未満であった場合には(ステップS310,No)、基本短距離FF電流データの減速電流データを所定割合小さくする(ステップS312)。
このように、シーク終了時速度判定部140が、シーク終了時のヘッドの速度がプラスかマイナスかを判断し、FF電流マイナスゲイン調整部150が、シーク終了時速度判定部140の判定結果をもとに減速電流データを調整するので、目標位置に対して安定したシーク動作を行うことができる。
次に、位置誤差検出部90が検出した誤差をもとに、FF位置軌道調整部100がFF位置軌道を調整する処理について説明する。図10は、FF位置軌道を調整する処理を示すフローチャートである。
図10に示すように、FF位置軌道調整部100が、FF位置軌道と実位置軌道との誤差を受け取り(ステップS401)、シーク距離をもとに基本位置軌道誤差を算出する(ステップS402)。
そして、基本位置軌道誤差を基に、基本FF位置軌道データを修正した修正FF位置軌道データを作成し(ステップS403)、修正FF位置軌道データの最終到達位置を調整し(ステップS404)、基本FF位置軌道データを修正位置軌道データに更新する(ステップS405)。
上述してきたように、本実施例にかかる位置制御装置200では、FF電流プラスゲイン調整部130が、シーク終了時位置判定部120の判定結果を基に、加速電流データまたは飽和加速電流データを調整し、FF電流マイナスゲイン調整部150が、シーク終了時速度判定部140の判定結果をもとに減速電流データを調整するので、VCMの固有の特性に左右されず、ヘッドを高速かつ高精度に目標位置に移動させることができる。
また、FF位置軌道調整部100が、FF位置軌道と実位置軌道との誤差を基にして、FF位置軌道生成部50に記憶されたFF位置軌道データを修正し、かつ最終到達位置が実際の目標位置と一致するように調整するので、ノイズなどの影響を抑え、ヘッドを正確に目標位置に追従させることができる。
(付記1)アクチュエータを利用して、ヘッドをディスク上の目標位置に向けて位置決めする位置制御装置であって、
前記ヘッドを目標位置まで移動させるための駆動電流をアクチュエータに出力する駆動電流出力手段と、
前記駆動電流出力手段が、前記駆動電流をアクチュエータに出力した際の前記目標位置に対する前記ヘッドの位置誤差および速度に基づいて前記駆動電流を調整する駆動電流調整手段と、
を備えたことを特徴とする位置制御装置。
(付記2)前記駆動電流は、アクチュエータを加速させる加速電流とアクチュエータを減速させる減速電流とを含み、前記駆動電流調整手段は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、前記ヘッドが目標位置を超過した場合には、前記加速電流を所定割合小さくし、前記ヘッドが目標位置に達しない場合には、前記加速電流を所定割合大きくすることを特徴とする付記1に記載の位置制御装置。
(付記3)前記駆動電流は、アクチュエータを加速させる加速電流とアクチュエータを減速させる減速電流とを含み、前記駆動電流調整手段は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、目標位置において前記ヘッドの速度がプラスの場合には、前記減速電流を所定割合大きくし、目標位置において前記ヘッドの速度がマイナスの場合には、前記減速電流を所定割合小さくすることを特徴とする付記1または2に記載の位置制御装置。
(付記4)前記駆動電流をアクチュエータに出力した際に推測される前記ヘッドの目標位置までに至る位置軌道を推測位置軌道として記憶する位置軌道記憶手段と、前記ヘッドが目標位置に至るまでの実際に移動した実位置軌道に基づいて前記推測位置軌道を修正した修正位置軌道を生成するとともに、該修正位置軌道の最終到達位置が、目標位置と一致するように調整する位置軌道調整処理手段と、前記位置軌道調整処理手段が調整した前記修正位置軌道を利用して、前記ヘッドが目標位置に追従するようにアクチュエータを制御する制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の位置制御装置。
(付記5)前記駆動電流出力手段は、前記ヘッドの位置と目標位置との距離が閾値以上の場合に、アクチュエータを飽和速度で駆動させる飽和速度電流と、アクチュエータを減速させる減速電流とを含んだ駆動電流をアクチュエータに出力し、前記駆動電流調整手段は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、前記ヘッドが目標位置を超過した場合には、前記飽和速度電流でアクチュエータを駆動させる期間を所定期間短縮し、前記ヘッドが目標位置に達しない場合には、前記飽和速度電流でアクチュエータを駆動させる期間を所定期間延長することを特徴とする付記1に記載の位置制御装置。
(付記6)アクチュエータを利用して、ヘッドをディスク上の目標位置に向けて位置決めする位置制御プログラムであって、
前記ヘッドを目標位置まで移動させるための駆動電流をアクチュエータに出力する駆動電流出力手順と、
前記駆動電流出力手順において、前記駆動電流をアクチュエータに出力した際の前記目標位置に対する前記ヘッドの位置誤差および速度に基づいて前記駆動電流を調整する駆動電流調整手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする位置制御プログラム。
(付記7)前記駆動電流は、アクチュエータを加速させる加速電流とアクチュエータを減速させる減速電流とを含み、前記駆動電流調整手順は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、前記ヘッドが目標位置を超過した場合には、前記加速電流を所定割合小さくし、前記ヘッドが目標位置に達しない場合には、前記加速電流を所定割合大きくすることを特徴とする付記6に記載の位置制御プログラム。
(付記8)前記駆動電流は、アクチュエータを加速させる加速電流とアクチュエータを減速させる減速電流とを含み、前記駆動電流調整手順は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、目標位置において前記ヘッドの速度がプラスの場合には、前記減速電流を所定割合大きくし、目標位置において前記ヘッドの速度がマイナスの場合には、前記減速電流を所定割合小さくすることを特徴とする付記6または7に記載の位置制御プログラム。
(付記9)アクチュエータを利用して、ヘッドをディスク上の目標位置に向けて位置決めする位置制御方法であって、
前記ヘッドを目標位置まで移動させるための駆動電流をアクチュエータに出力する駆動電流出力工程と、
前記駆動電流出力工程において、前記駆動電流をアクチュエータに出力した際の前記目標位置に対する前記ヘッドの位置誤差および速度に基づいて前記駆動電流を調整する駆動電流調整工程と、
を含んだことを特徴とする位置制御方法。
以上説明したように、本発明にかかる位置制御装置は、高速かつ高精度にヘッドを目標位置に追従制御させる必要がある高記録密度のディスク装置に対して有効である。
FF電流による位置軌道の影響を説明するための図である。 本実施例にかかる位置制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 短距離FF電流データを示す図である。 長距離FF電流データを示す図である。 FF位置軌道データを示す図である。 FF電流をVCMに与えた際のヘッドの位置と速度との関係を示す図である。 本実施例にかかる位置制御装置のシーク動作の処理手順を示すフローチャートである。 加速電流データまたは飽和加速電流データの調整処理を示すフローチャートである。 減速電流データの調整処理を示すフローチャートである。 FF位置軌道を調整する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 目標位置計算部
20 現在位置計算部
30 シーク距離計算部
40 FF電流生成部
50 FF位置軌道生成部
60 FFシーク実行部
70 VCM
80 位置検出部
90 位置誤差検出部
100 FF位置軌道調整部
110 フィードバック制御実行部
120 シーク終了時位置判定部
130 FF電流プラスゲイン調整部
140 シーク終了時速度判定部
150 FF電流マイナスゲイン調整部
200 位置制御装置

Claims (3)

  1. アクチュエータを利用して、ヘッドをディスク上の目標位置に向けて位置決めする位置制御装置であって、
    前記ヘッドを目標位置まで移動させるための駆動電流をアクチュエータに出力する駆動電流出力手段と、
    前記駆動電流出力手段が、前記駆動電流をアクチュエータに出力した際の前記目標位置に対する前記ヘッドの位置誤差および速度に基づいて前記駆動電流を調整する駆動電流調整手段と、
    前記駆動電流をアクチュエータに出力した際に推測される前記ヘッドの目標位置までに至る位置軌道を推測位置軌道として記憶する位置軌道記憶手段と、
    前記ヘッドが目標位置に至るまでの実際に移動した実位置軌道に基づいて前記推測位置軌道を修正した修正位置軌道を生成するとともに、該修正位置軌道の最終到達位置が、目標位置と一致するように調整する位置軌道調整処理手段と、
    前記位置軌道調整処理手段が調整した前記修正位置軌道を利用して、前記ヘッドが目標位置に追従するようにアクチュエータを制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする位置制御装置。
  2. 前記駆動電流出力手段は、前記ヘッドの位置と目標位置との距離が閾値以上の場合に、アクチュエータを飽和速度で駆動させる飽和速度電流と、アクチュエータを減速させる減速電流とを含んだ駆動電流をアクチュエータに出力し、前記駆動電流調整手段は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、前記ヘッドが目標位置を超過した場合には、前記飽和速度電流でアクチュエータを駆動させる期間を所定期間短縮し、前記ヘッドが目標位置に達しない場合には、前記飽和速度電流でアクチュエータを駆動させる期間を所定期間延長することを特徴とする請求項1に記載の位置制御装置。
  3. 前記駆動電流は、アクチュエータを加速させる加速電流とアクチュエータを減速させる減速電流とを含み、前記駆動電流調整手段は、前記駆動電流がアクチュエータに出力された際に、前記ヘッドが目標位置を超過した場合には、前記加速電流を所定割合小さくし、前記ヘッドが目標位置に達しない場合には、前記加速電流を所定割合大きくすることを特徴とする請求項1または2に記載の位置制御装置。
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