JP2528585B2 - ハ―ドディスク駆動制御方法および装置、およびパ―ソナルコンピュ―タ - Google Patents

ハ―ドディスク駆動制御方法および装置、およびパ―ソナルコンピュ―タ

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JP2528585B2
JP2528585B2 JP4099889A JP9988992A JP2528585B2 JP 2528585 B2 JP2528585 B2 JP 2528585B2 JP 4099889 A JP4099889 A JP 4099889A JP 9988992 A JP9988992 A JP 9988992A JP 2528585 B2 JP2528585 B2 JP 2528585B2
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speed
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coil motor
time
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哲生 上田
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    • GPHYSICS
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    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
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    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5547"Seek" control and circuits therefor

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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハードディスク駆動制
御方法および装置、およびパーソナルコンピュータに関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク記憶装置のヘッドの位置決
め機構としては、ロータリ型の位置決め機構が知られて
いる。このロータリ型位置決め機構は、ヘッドアームを
搭載するキャリッジと、このキャリッジを駆動するボイ
スコイルモータとにより構成され、モータは偏平のボイ
スコイルと、このボイスコイルを挟むように設けた磁石
とにより構成されている。ボイスコイルに流す電流の強
さと流す方向を制御し、電流の強さに比例して力を発生
させ、この力によりボイスコイルを回動させ、ヘッドア
ームを揺動させている。
【0003】ヘッドの位置決め方式としては、セクタ間
に埋め込み形成したサーボ情報(サーボパターン)を用
いて位置決めをするセクタサーボ方式が知られている。
この方式によると、位置信号はセクタごとのサンプル値
となる。この方式により高速位置決めをするには、目標
トラックから離れている場合は、速度を速めて移動時間
を短くし、目標トラックに近付いたら充分に減速し、位
置制御に切り替えたときのオーバシュートをできる限り
小さくする必要がある。そこで、速度制御では、予め速
度曲線(位置と速度の関係)を作成しておき、この曲線
に沿ってヘッドの移動速度を制御する方法を用いてい
る。
【0004】移動期間とセトリング期間よりなるシーク
時間のうち、移動期間は目的のトラックの直前まで高速
で移動する期間であって、等加速度運動期間、等速度運
動期間、減速運動期間よりなる。セトリング期間は目的
のサーボ信号に追従して正確に位置決めするまでの期間
をいう。時間−ヘッドの位置特性が図11(a)に示す
ようになっている場合の速度プロファイルを図11
(b)に示す。
【0005】図11(b)に示す速度プロファイルを実
現するため、ボイスコイルモータに、等加速度運動期間
では一定電流を流し、等速度運動期間ではヘッドの現在
位置における目標速度(テーブル化されている)と実際
の速度との差に応じて演算された電流値の電流を流し、
減速開始時点で始まる減速運動期間では、予め定めた速
度曲線に応じて徐々に電流値を減じた電流を流すように
している。時間とボイスコイルモータに流す電流値との
関係の一例を図11(c)に示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、等速度運動期間の間に、ヘッドの各位置にお
ける目標速度(速度テーブルの値という)と実際の速度
との差に応じてボイスコイルモータに流す電流の強さと
向きを制御するようにしたので、電流値が激しく変化
し、その結果、アクチュエータ、ヘッドアーム、および
ヘッド等が共振し、騒音が発生するという問題点があっ
た。
【0007】また、シーク時には常に電流を流して速度
を制御するようにしたので、シーク時の消費電力軽減に
は限界があり、それ以上減少させることができなかっ
た。
【0008】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、シーク中の騒音を軽減するとともに、消費電力を
軽減することができるハードディスク駆動制御方法およ
び装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、シーク中のハードデ
ィスク駆動制御装置との共振に起因する騒音を軽減する
ことができるパーソナルコンピュータを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係るハードディスク駆動制御方法は、
シーク開始時点からヘッドの移動速度が予め定めた目標
速度になるまでの間、ヘッドを加速する第1ステップ
と、前記ヘッドが前記目標速度に達した時点から予め定
めた減速開始時点までの間、前記ヘッドを等速度で移動
させる第2ステップと、前記予め定めた減速開始時点か
ら前記ヘッドが目的のトラックに達する直前までの間、
前記ヘッドを減速させる第3ステップとを有するハード
ディスク駆動制御方法において、前記第2ステップは、
サーボ情報が検出されるごとに前記ヘッドのサーボセク
タ間の移動速度が前記目標速度を含む予め定めた範囲内
にあるか否かを判定するステップと、判定した結果、肯
定判定された場合、前記ヘッドを駆動するボイスコイル
モータに流す電流を遮断し、否定判定された場合には、
前記ボイスコイルモータに電流を供給するステップとを
備えたことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係るハードディスク駆動制
御装置は、ヘッドを駆動するボイスコイルモータと、サ
ーボセクタのサーボ情報を検出する検出手段と、セクタ
タイムと前記検出手段により検出されたサーボ情報とに
基づきヘッドの移動速度を算出する算出手段と、前記ボ
イスコイルモータに流す電流を制御して、前記ヘッド
を、シーク開始時点から前記算出手段により算出された
移動速度が予め定めた目標速度になるまでの間、加速
し、前記ヘッドが前記目標速度に達した時点から予め定
めた減速開始時点までの間、等速度で移動させ、前記予
め定めた減速開始時点から前記ヘッドが目的のトラック
に達する直前までの間、減速させる速度制御手段とを有
するハードディスク駆動制御装置において、前記速度制
御手段は、前記目標速度に達した時点から予め定めた減
速開始時点までの間、前記ヘッドの移動速度が前記目標
速度を含む予め定めた範囲内にあるか否かを判定する判
定手段と、該判定手段により判定した結果、肯定判定さ
れた場合には前記ボイスコイルモータに流す電流を遮断
し、否定判定された場合には前記ボイスコイルモータに
電流を供給する電流制御手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0012】さらに、本発明に係るパーソナルコンピュ
ータは、ヘッドを駆動するボイスコイルモータと、サー
ボセクタのサーボ情報を検出する検出手段と、セクタタ
イムと前記検出手段により検出されたサーボ情報とに基
づきヘッドの移動速度を算出する算出手段と、前記ボイ
スコイルモータに流す電流を制御して、前記ヘッドを、
シーク開始時点から前記算出手段により算出された移動
速度が予め定めた目標速度になるまでの間、加速し、前
記ヘッドが前記目標速度に達した時点から予め定めた減
速開始時点までの間、等速度で移動させ、前記予め定め
た減速開始時点から前記ヘッドが目的のトラックに達す
る直前までの間、減速させる速度制御手段とを有するハ
ードディスク駆動制御装置であって、前記速度制御手段
は、前記目標速度に達した時点から予め定めた減速開始
時点までの間、サーボ情報が前記検出手段により検出さ
れるごとに、前記ヘッドの移動速度が前記目標速度を含
む予め定めた範囲内にあるか否かを判定する判定手段
と、該判定手段により判定した結果、肯定判定された場
合には前記ボイスコイルモータに流す電流を遮断し、否
定判定された場合には前記ボイスコイルモータに電流を
供給する電流制御手段とを備えたハードディスク駆動制
御装置と、該ハードディスク駆動制御装置のリード、ラ
イトを制御するリード・ライト制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】
【作用】本発明では、第2ステップにて、サーボ情報が
検出されるごとにヘッドのサーボセクタ間の移動速度が
目標速度を含む予め定めた範囲内にあるか否かを判定
し、判定した結果、肯定判定された場合には、ヘッドを
駆動するボイスコイルモータに流す電流を遮断し、否定
判定された場合には、ボイスコイルモータに電流を供給
する。
【0014】また、本発明では、目標速度に達した時点
から予め定めた減速開始時点までの間、ヘッドの移動速
度が目標速度を含む予め定めた範囲内にあるか否かを判
定手段により判定し、判定手段により判定した結果、肯
定判定された場合にはボイスコイルモータに流す電流を
遮断し、否定判定された場合にはボイスコイルモータに
電流を供給する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例を示す。
【0017】図1において、1はヘッドであり、ヘッド
アームに取り付けてある。2はボイスコイルモータであ
り、ヘッドアームをロータリ駆動するものである。
【0018】3は信号増幅器であり、ヘッド1からのデ
ータおよびアナログサーボ信号を増幅するものである。
4はフィルタであり、信号増幅器3からデータおよびア
ナログサーボ信号からノイズを除去するものである。
【0019】5は信号処理回路であり、ピークディテク
タ5A、VFO(可変周波数発振器)5Bおよびコード
変換器5Cを有し、フィルタ4からの読み出し信号をデ
ィジタル信号に変換しハードディスクコントローラ6に
送る。書き込み動作の場合には、ハードディスクコント
ローラ6からのディジタル・データはコード変換器5C
から直接信号増幅器3に送られて電流値に変換されてヘ
ッド1に送られる。
【0020】サーボディジタルデータ処理回路12は検
出手段として、ピークディテクタ5Aからのサーボ情報
に基づきトラック番号情報(16ビット)を得るもので
ある。
【0021】7は検出手段としてのサーボアナログ情報
処理回路であり、増幅器、サンプルホールド回路、およ
びA/D変換器を有し、フィルタ4からのサーボ情報に
基づきトラック間のオフセット情報(8ビット)を得る
ものである。8はMPUであり、算出手段として、サー
ボディジタルデータ処理回路12からのトラック番号情
報と、サーボアナログ情報処理回路7からのトラック間
のオフセット情報と、セクタタイムすなわち1つのセク
タを検出してから次のセクタを検出するまでの時間とに
基づき、ヘッド1の移動速度を検出し、判定手段とし
て、目標速度に達した時点から予め定めた減速開始時点
までの間、サーボ情報が検出されるごとに、ヘッド1の
移動速度が目標速度を含む予め定めた範囲内にあるか否
かを判定するものである。
【0022】9はD/A変換器であり、MPU8からの
8ビットディジタル信号をアナログ信号に変換するもの
である。10はノッチフィルタであり、機械共振を除去
する。11は電流制御手段としてのモータドライバであ
り、ノッチフィルタ10からのアナログ信号に基づきボ
イスコイルモータ2に流す電流の強さおよび方向を制御
するものである。
【0023】本実施例は従来例との比較でいえば、等速
度運動(移動)期間における速度制御方法が相違する。
ヘッドのセクタ間の移動速度が目標速度に達し、そして
ヘッドの現在位置から目標位置までの距離が減速テーブ
ルの最大距離より大きいことを検出すると、MPU8は
等速度運動期間であると判断する。本実施例では、等速
度運動期間の間、ヘッド1のセクタ間の平均速度Vmean
が次の式(1)を満たすか否かをMPU8が判定する
(図2参照)。平均速度Vmeanはセクタタイムとサーボ
情報間の距離に基づき算出される。
【0024】
【数1】V+δ≧Vmean≧V−δ …(1) V:目標速度、 δ:許容速度誤差 目標トラックまでの距離をy、等加速度減速用の速度テ
ーブル(ヘッドの移動速度と目標トラックまでの距離の
関係がテーブル化されたもの)の最大距離、つまり減速
運動開始位置をytable とすると、yとytable の関係
はつぎの式(2)の関係がある。
【0025】
【数2】y≧ytable …(2) MPU8が式(1)について判定した結果、否定判定さ
れた場合は、MPU8は、8ビットディジタル信号をD
/A変換器9およびノッチフィルタ10を介してモータ
ドライバ11に送りボイスコイルモータ2に電流を流し
て式(1)を満たすようにヘッド1の速度を制御し、他
方、肯定判定された場合は、MPU8は零を表わす8ビ
ットディジタル信号をモータドライバ11に送りボイス
コイルモータ2に流す電流の電流値を零にする。
【0026】図3はシーク時の等速度運動期間において
図1図示MPU8によりセクタごとに行う速度制御手順
を示すフローチャートである。
【0027】MPU8によってシーク動作が開始される
と、ステップS1にて、 目標トラックまでの距離>速度テーブル使用開始距離 であるか否かを判定する。ここで速度テーブル使用開始
距離とは等加速度減速用の速度テーブルの最大距離のこ
とであり、ヘッドを停止させるまでの距離、すなわち目
標トラックまでの距離がこの最大距離より小である場合
は、もはや等速運動を続行するのではなく、減速のステ
ップに移行する必要があるということである。図4で示
せばヘッド軌跡の右上がりの直線がカーブを描き始める
地点からヘッド位置1243に至るまでの距離に対応す
る。すなわち、原則の開始地点からの目標位置までの距
離に対応する。このステップS1において否定判定され
た場合は、ステップS2に移行する。ステップS2に
て、目標速度到達表示用フラグをクリアし、ステップS
3にて、通常のコントロールルーチンを実行し、その
後、リターンする。
【0028】通常のコントロール・ルーチンとは、等加
速度運動、および減速運動のうちのいずれかを実行する
ルーチンであり、そのいずれかに応じてMPU8は次の
動作を行う。すなわち現在の等加速度運動が必要な期間
ならば、MPU8はヘッドを加速するように制御し、そ
して減速運動が必要な期間ならばMPU8はヘッドを減
速運動するように制御する、等速度運動期間において、
例えばステップ5において現在速度が目標に到達してい
ないよう名場合は、ステップ3において加速がなされ
る。正常な等速度運動が実行されている間はステップ3
に移行する場合はない。
【0029】他方、ステップS1にて判定した結果、 目標トラックまでの距離>速度テーブル使用開始距離 である場合は、ステップS4に移行する。ステップS4
にて、目標速度到達表示用フラグが1にセットされてい
るか否か、すなわち、先行セクタの速度が目標速度に到
達していてかつ許容速度誤差範囲内に入っていたか否か
を判定する。否定判定の場合には、ステップS5に移行
し、ステップS5にて、 現在の速度>目標速度 であるか否かを判定する。判定した結果、否定判定され
た場合は、ステップS3に移行する。他方、ステップS
5にて判定した結果、 現在の速度>目標速度 である場合は、ステップS6に移行し、ステップS6に
て、目標速度到達表示用フラグを1にセットし、ステッ
プS7に移行する。
【0030】他方、ステップS4にて判定した結果、目
標速度到達表示用フラグが1にセットされている場合、
ステップS7に移行する。ステップS7にて、 |現在の速度−目標速度|≦許容速度誤差 であるか否かを判定する。判定した結果、否定判定され
た場合、ステップS9に移行し、ステップS9にて、目
標速度到達表示用フラグをクリアし、ステップS3に移
行する。他方、ステップS7にて判定した結果、 |現在の速度−目標速度|≦許容速度誤差 である場合は、ステップS8にて、ボイスコイルモータ
2に流す電流値をモータドライバ11により零にし、そ
の後、リターンする。
【0031】図3のフローチャートで表わすアルゴリズ
ムは、MPU8が次のセクタを検出した時にMPU8に
より再び開始される。
【0032】上述した速度制御は、ヘッドアクチュエー
タ系の軸の摩擦、またはフレキシブルケーブルのテンシ
ョン等の外力が充分に小さく、等速運動中(約10 m
sec以下)にボイスコイルモータに流す電流を零にし
ても、ヘッドの速度変化が小さい場合により有効であ
る。
【0033】実験結果 本発明を適用した実機の時間−速度の関係と、時間−ヘ
ッドの軌跡の関係を図4に示し、従来の実機の時間−速
度の関係と、時間−ヘッドの軌跡の関係を図5に示す。
図4,図5より分かるように、本発明に従って、等加速
度運動期間にボイスコイルモータ2に流す電流値を零に
した時の速度変動は、従来技術の速度変動より著しく小
さいことが明らかである。
【0034】ヘッド1の速度を、図4に示すように制御
した場合と、図5に示すように制御した場合のボイスコ
イルモータに流れる電流と騒音をそれぞれ図6および図
7に示す。図6および図7を対比させると分かるよう
に、等速度運動期間にボイスコイルモータに流れる電流
の変化は、本発明を適用した実機の方が従来の実機より
少ない。また、同期間の騒音は、本発明を適用した実機
の方が従来の実機より減少した。さらに、本発明を適用
した実機と従来の実機の騒音パワースペクトラムを示す
図8から分かるように、本発明を適用した実機のほうが
従来の実機より騒音が約5dBだけ小さくなった。
【0035】また、実機のシーク中の消費電力は約4%
だけ低減した。
【0036】図9は図1に示すハードディスク駆動制御
装置を内蔵した本発明一実施例に係るラップトップ型パ
ーソナルコンピュータを示す。
【0037】図9において、91は本体であり、90は
図1に示すハードディスク駆動制御装置である。94は
キーボードであり、所定のキーが配列されており、コマ
ンド入力等に用いられている。93はフロッピーディス
ク駆動制御装置であり、フロッピーディスクを駆動制御
するものである。
【0038】図10は図9に示すパーソナルコンピュー
タの各部の電気的な接続を示す。
【0039】図10において、90,92〜95は図9
と同一部分を示し、8は図1と同一部分を示す。95は
リード・ライト制御手段としてCPUであり、I/F9
6を介してハードディスク駆動制御装置90のリード、
ライトを制御するものである。 本発明一実施例に係る
パーソナルコンピュータによれば、ハードディスク駆動
制御装置90のアクチュエータ、ヘッドアーム、および
ヘッド等のシーク中の共振が軽減されるので、ハードデ
ィスク駆動制御装置90と本体91との共振が低減さ
れ、従って、その共振に起因する騒音が軽減される。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
目標速度に達した時点から予め定めた減速開始時点まで
の間、ヘッドの移動速度が目標速度を含む予め定めた範
囲内にあるか否かを判定し、判定した結果、肯定判定さ
れた場合には、ボイスコイルモータに流す電流を遮断
し、否定判定された場合には、ボイスコイルモータに電
流を供給するようにしたので、シーク中の騒音を軽減す
るとともに、消費電力を軽減することができるという効
果がある。
【0041】また、本発明によれば、シーク中の騒音を
軽減することができるハードディスク駆動制御装置を内
蔵したので、ハードディスク駆動制御装置と本体との共
振が低減され、シーク中の騒音が軽減された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】等速度運動期間での速度制御を説明するための
説明図である。
【図3】シーク時の等速度運動期間における図1図示M
PU8による速度制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明を適用した実機の時間−シリンダ番号の
関係と時間−速度特性を示す特性図である。
【図5】従来の実機の時間−シリンダ番号の関係と時間
−速度特性を示す特性図である。
【図6】本発明を適用した実機におけるボイスコイルモ
ータに流れる電流値と騒音の実験結果を示す波形図であ
る。
【図7】従来の実機におけるボイスコイルモータに流れ
る電流値と騒音の実験結果を示す波形図である。
【図8】本発明を適用した実機と従来の実機の騒音のパ
ワースペクトラムを示すパワースペクトラム図である。
【図9】本発明に係るパーソナルコンピュータの一実施
例を示す斜視図である。
【図10】図9図示各部の電気的な接続を示すブロック
図である。
【図11】従来のシーク時のヘッド速度制御を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 ボイスコイルモータ 3 信号増幅器 4 フィルタ 5 ピークディテクタ 6 ハードディスクコントローラ 7 サーボアナログ情報処理回路 8 MPU 9 D/A変換器 10 ノッチフィルタ 11 モータドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 哲生 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内 (72)発明者 米田 勲 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本 アイ・ビー・エム株式会社 大和事業所 内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーク開始時点からヘッドの移動速度が
    予め定めた目標速度になるまでの間、ヘッドを加速する
    第1ステップと、 前記ヘッドが前記目標速度に達した時点から予め定めた
    減速開始時点までの間、前記ヘッドを等速度で移動させ
    る第2ステップと、 前記予め定めた減速開始時点から前記ヘッドが目的のト
    ラックに達する直前までの間、前記ヘッドを減速させる
    第3ステップとを有するハードディスク駆動制御方法に
    おいて、 前記第2ステップは、サーボ情報が検出されるごとに前
    記ヘッドのサーボセクタ間の移動速度が前記目標速度を
    含む予め定めた範囲内にあるか否かを判定するステップ
    と、判定した結果、肯定判定された場合、前記ヘッドを
    駆動するボイスコイルモータに流す電流を遮断し、否定
    判定された場合には、前記ボイスコイルモータに電流を
    供給するステップとを備えたことを特徴とするハードデ
    ィスク駆動制御方法。
  2. 【請求項2】 ヘッドを駆動するボイスコイルモータ
    と、 サーボセクタのサーボ情報を検出する検出手段と、 セクタタイムと前記検出手段により検出されたサーボ情
    報とに基づきヘッドの移動速度を算出する算出手段と、 前記ボイスコイルモータに流す電流を制御して、前記ヘ
    ッドを、シーク開始時点から前記算出手段により算出さ
    れた移動速度が予め定めた目標速度になるまでの間、加
    速し、前記ヘッドが前記目標速度に達した時点から予め
    定めた減速開始時点までの間、等速度で移動させ、前記
    予め定めた減速開始時点から前記ヘッドが目的のトラッ
    クに達する直前までの間、減速させる速度制御手段とを
    有するハードディスク駆動制御装置において、 前記速度制御手段は、 前記目標速度に達した時点から予め定めた減速開始時点
    までの間、サーボ情報が前記検出手段により検出される
    ごとに、前記ヘッドの移動速度が前記目標速度を含む予
    め定めた範囲内にあるか否かを判定する判定手段と、 該判定手段により判定した結果、肯定判定された場合に
    は前記ボイスコイルモータに流す電流を遮断し、否定判
    定された場合には前記ボイスコイルモータに電流を供給
    する電流制御手段とを備えたことを特徴とするハードデ
    ィスク駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 ヘッドを駆動するボイスコイルモータ
    と、サーボセクタのサーボ情報を検出する検出手段と、
    セクタタイムと前記検出手段により検出されたサーボ情
    報とに基づきヘッドの移動速度を算出する算出手段と、
    前記ボイスコイルモータに流す電流を制御して、前記ヘ
    ッドを、シーク開始時点から前記算出手段により算出さ
    れた移動速度が予め定めた目標速度になるまでの間、加
    速し、前記ヘッドが前記目標速度に達した時点から予め
    定めた減速開始時点までの間、等速度で移動させ、前記
    予め定めた減速開始時点から前記ヘッドが目的のトラッ
    クに達する直前までの間、減速させる速度制御手段とを
    有するハードディスク駆動制御装置であって、前記速度
    制御手段が、前記目標速度に達した時点から予め定めた
    減速開始時点までの間、サーボ情報が前記検出手段によ
    り検出されるごとに、前記ヘッドの移動速度が前記目標
    速度を含む予め定めた範囲内にあるか否かを判定する判
    定手段と、該判定手段により判定した結果、肯定判定さ
    れた場合には前記ボイスコイルモータに流す電流を遮断
    し、否定判定された場合には前記ボイスコイルモータに
    電流を供給する電流制御手段とを備えたハードディスク
    駆動制御装置と、 該ハードディスク駆動制御装置のリード、ライトを制御
    するリード・ライト制御手段とを備えたことを特徴とす
    るパーソナルコンピュータ。
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