JP2000020917A - 薄膜磁気ヘッドのポール・トリミング方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドのポール・トリミング方法

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JP2000020917A
JP2000020917A JP10187068A JP18706898A JP2000020917A JP 2000020917 A JP2000020917 A JP 2000020917A JP 10187068 A JP10187068 A JP 10187068A JP 18706898 A JP18706898 A JP 18706898A JP 2000020917 A JP2000020917 A JP 2000020917A
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pole
write
resist
magnetic head
thin
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JP10187068A
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English (en)
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Masaru Ajiki
賢 安食
Katsuto Umetsu
克仁 梅津
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、スライダ摺動面から行うポール・
トリミング方法によって付随的に形成される凹部による
集塵の問題を改善した薄膜磁気ヘッドのポール・トリミ
ング方法を提供する。 【解決手段】 下部シールド(23)と上部シールド
(27)との間にギャップが形成され、前記上部シール
ド上に書き込みポール(33)が形成された薄膜磁気ヘ
ッドの前記書き込みポールを、スライダ摺動面からトリ
ミングする方法である。本発明では、前記書き込みポー
ルの書き込み部(33A)上にトラック幅を規定するレ
ジスト(40)を塗布し、次にこのレジストを利用して
前記書き込みポールをエッチングする。更に、前記レジ
ストを除去してから、前記書き込みポールの全面に絶縁
物質(50)を成膜して凹部(33B)を埋める。最後
に、前記絶縁物質を研磨して前記書き込み部を露出させ
て完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜磁気ヘッドの
ポール・トリミング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッドや、MR(磁気抵抗)素
子を使用したMRヘッドでは、高記録密度化に伴い、書
き込み素子部の狭トラック化が必要不可欠となる。この
ことを実現するために、ポール・トリミングと呼ばれる
トラック幅規制処理が、素子を形成するウエハ工程で行
なわれる。ところが、ポール・トリミングを実施する時
点では、ウエハに10um以上の段差が発生しているた
め、高膜厚レジストの塗布技術および高膜厚レジストの
露光技術が必要になる。
【0003】このような高膜厚プロセスは、レジストの
十分な寸法精度を得ることが困難であるため、結果的に
書き込みトラック幅にばらつきを発生させる問題を有す
る(後述する縦型ポール・トリミング法)。また、ウエ
ハ完成後にローバー(Rowbar)を切り出して、ス
ライダ摺動面より行うポール・トリミング(後述する横
型ポール・トリミング法)では、書き込みトラックに凹
部が発生し、それが実装時に集塵する問題を生ずる。以
下、この点を具体的に説明する。
【0004】図2は、従来のMRヘッドの一般的な例を
示す断面図である。基板21上には磁性体の下部シール
ド層23が形成され、その上層には絶縁層31が形成さ
れている。この絶縁層31の薄い部分31Aの内部には
MR素子26が埋設され、また上層には磁性体からなる
上部シールド層27が積層されている。この上部シール
ド層27と絶縁層31の厚い部分31Bの上層にはコイ
ル32が形成され、このコイル32の上層は更に絶縁層
31で覆われている。上部シールド層27の上層のコイ
ル32の更に上層には、磁性体からなる書き込みポール
33が形成されている。
【0005】図3(A)および(B)は、高段差プロセ
スを導入した縦型ポール・トリミング方法を説明するた
めの、図2のMRヘッドを矢印A方向から見た部分端面
図である。この縦型ポール・トリミング方法では、図3
(A)に示すように、トリミングを受ける書き込みポー
ル33上に、幅W1のレジスト40を塗布する。そし
て、例えば、イオンミリングによって書き込みポール3
3をトリミングして、図3(B)に示すように、書き込
みトラック幅W2の書き込みポール33を得る。
【0006】しかしながら、この縦型ポール・トリミン
グ方法では、図2に示すように、ウエハにH1=10u
m以上の段差があって、レジスト40の寸法W1の制御
が困難であるため、トラック幅W2にばらつきが生ずる
欠点がある。
【0007】図4は、横型の(即ち、摺動面からの)ポ
ール・トリミング方法を説明する図である。図4(A)
は、図2の矢印A方向からみた端面図である。この方法
では、レジスト40は書き込みポール33の形成方向で
はなく、摺動面に塗布される。そして、レジスト40の
幅W2が書き込みトラック幅となる。図4(B)は、イ
オンミリング等によるポール・トリミング後の端面図で
ある。
【0008】上述した横型ポール・トリミングは、図2
のH1ような高い段差はないので、トラック幅W2の規
制は可能であるが、図4(B)のA−A’断面図である
図4(C)に示すように、凹部33Bが発生するため集
塵の原因になる。33Aは書き込み部、33Cはポール
・トリミング時に発生した素子オーバーコート(A12
03)である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、縦型
ポール・トリミング法には、書き込みトラック幅を精度
良く制御できない問題があり、また横型ポール・トリミ
ング法には、凹部による集塵の問題がある。これらが本
発明で解決しようとする課題である。
【0010】本発明は、スライダ摺動面から行う横型ポ
ール・トリミング方法によって付随的に形成される凹部
による集塵の問題を改善した薄膜磁気ヘッドのポール・
トリミング方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
部シールドと上部シールドとの間にギャップが形成さ
れ、前記上部シールド上に書き込みポールが形成された
薄膜磁気ヘッドの前記書き込みポールを、スライダ摺動
面からトリミングする方法であって、前記書き込みポー
ルの書き込み部上にトラック幅を規定するレジストを塗
布する工程と、このレジストを利用して前記書き込みポ
ールをエッチングする工程と、前記レジストを除去する
工程と、前記書き込みポールの全面に絶縁物質を成膜す
る工程と、前記絶縁物質を研磨して前記書き込み部を露
出させる工程とを備える薄膜磁気ヘッドのポール・トリ
ミング方法で達成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1は本発明に係る
横型ポール・トリミング方法の一実施形態を示す工程図
で、(A)は図2の矢印A方向に見た端面図、(B)〜
(C)は図4(B)のA−A’線と同様の断面図であ
る。
【0013】本発明の横型ポール・トリミング方法で
は、先ず、ウエハよりローバーを切り出し、特定のポー
ルハイト(MRハイト)デプスまで研磨を行う。この研
磨は目的とするデプス位置、もしくは或る量のマージン
を持たせた位置を終点とする。その後、図1(A)に示
すように、フォトリソグラフィによって目的のトラック
幅となるようなレジストカバー40を形成する。そし
て、イオンビームエッチングまたは他のエッチング方法
を用いて、目的のポールハイトもしくはそれ以上の量の
エッチングを行う。その後、図1(B)に示すように、
レジストを除去する。更に、図1(C)に示すように、
スライダ表面に絶縁物質(例えば、Al2O3 、DL
C、SiO2 等 )50を先のエッチング量もしく
はその量以上成膜する。最後に、図1(D)に示すよう
に、表面を研磨して書き込み部33Aを露出させる最終
的なポールハイトラップを実施する。
【0014】本発明の横型ポール・トリミング方法によ
れば、従来の縦型ポール・トリミング法のような高膜厚
レジストを使用した露光が不要となるため、トラック幅
を規制するレジスト形状(寸法等)を容易に得ることが
可能になる。また、本発明では、横型ポール・トリミン
グ後に生ずる凹部33Bを絶縁物質50で充填して研磨
するため、スライダ摺動面より行う横型ポール・トリミ
ング法に付随する凹部33Bの問題を解消することが可
能になる。更に、書き込み部33Aを局部的に絞り込み
可能であるため、電磁変換特性に及ぼす書き込み特性の
改善を期待することができる。
【0015】本発明を適用する対象は、例えば図5に示
すMR複合型薄膜磁気ヘッド、あるいは図6に示す薄膜
磁気ヘッドである。図5のMR複合型薄膜磁気ヘッド
は、基板21上に、再生用MRヘッド22と、記録用薄
膜磁気ヘッド30が重ねて形成されている。
【0016】再生用MRヘッド22は、基板21上に形
成された下部シールド23と、この下部シールド23上
にリードギャップ24を介在させて形成されたリード2
5と、このリード25の一方の側部に形成されたパーマ
ロイからなるMR素子26と、このMR素子26の上に
絶縁層を介して形成された上部シールド27とを備え
る。
【0017】薄膜磁気ヘッド30は、MRヘッド22の
上部シールド27を下部磁性層として、その上に層間絶
縁膜31を介して形成された複数のコイル層32と、更
にその上に形成された上部磁性層33とを備える。上部
磁性層33の一方の側部(図中の右奥)は、下部磁性層
である上部シールド27に接触している。これに対し、
上部磁性層33の他方の側部(図中の左手前)は、上部
シールド27に対して所定の間隔を隔てて、その間にギ
ャップ34を形成している。
【0018】図6に示す薄膜磁気ヘッド1は、基板2の
上面に下部磁性層3を形成し、その上に順次に層間絶縁
膜3a,4a,5aを介して例えば2層のコイル層4,
5を形成した後、その上に上部磁性層6を形成し、最後
に保護膜7を全面に形成したものである。上部磁性層6
の一方の側部(図中右側)は下部磁性層3に接触してい
るが、他方の側部(図中左側)は下部磁性層3に対して
所定の間隙を隔てて、その間にギャップ8を形成してい
る。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、スラ
イダ摺動面から行う横型ポール・トリミング方法によっ
て付随的に形成される凹部による集塵の問題を改善した
薄膜磁気ヘッドのポール・トリミング方法を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る横型ポール・トリミング方法の一
実施形態を示す工程図である。
【図2】MRヘッドの一例を示す断面図である。
【図3】従来の縦型ポール・トリミング法の一例を示す
工程図である。
【図4】従来の横型ポール・トリミング法の一例を示す
工程図である。
【図5】MR複合型薄膜磁気ヘッドの一例を示す分解斜
視図である。
【図6】従来の薄膜磁気ヘッドの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
23 下部シールド 26 MR素子 27 上部シールド 33 書き込みポール 33A 書き込み部 33B 凹部 40 レジスト 50 絶縁物質

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部シールドと上部シールドとの間にギ
    ャップが形成され、前記上部シールド上に書き込みポー
    ルが形成された薄膜磁気ヘッドの前記書き込みポール
    を、スライダ摺動面からトリミングする方法であって、 前記書き込みポールの書き込み部上にトラック幅を規定
    するレジストを塗布する工程と、 このレジストを利用して前記書き込みポールをエッチン
    グする工程と、 前記レジストを除去する工程と、 前記書き込みポールの全面に絶縁物質を成膜する工程
    と、 前記絶縁物質を研磨して前記書き込み部を露出させる工
    程とを備えることを特徴とする薄膜磁気ヘッドのポール
    ・トリミング方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7974046B2 (en) 2006-10-18 2011-07-05 Tdk Corporation Thin-film magnetic head with heating portion and protrusion adjustment portion, head gimbal assembly equipped head, magnetic recording/reproducing apparatus equipped HGA, and manufacturing method of head
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