JP2000019185A - ケーブル取出部のモールド方法及びケーブル一体モールド構造 - Google Patents

ケーブル取出部のモールド方法及びケーブル一体モールド構造

Info

Publication number
JP2000019185A
JP2000019185A JP10185087A JP18508798A JP2000019185A JP 2000019185 A JP2000019185 A JP 2000019185A JP 10185087 A JP10185087 A JP 10185087A JP 18508798 A JP18508798 A JP 18508798A JP 2000019185 A JP2000019185 A JP 2000019185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
resin
sensor unit
mold
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10185087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3861461B2 (ja
Inventor
Takeshi Arai
毅 荒井
Masachika Furuhashi
正至 古橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP18508798A priority Critical patent/JP3861461B2/ja
Publication of JP2000019185A publication Critical patent/JP2000019185A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3861461B2 publication Critical patent/JP3861461B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ部あるいはアクチュエータとケーブル
とを覆う樹脂モールドとケーブルとの溶着強度を高め、
これらの界面からの浸水を確実に防止できるようにす
る。 【解決手段】 ケーブル5が配置される部位において、
樹脂モールドの際に流し込まれる樹脂12の流路に絞り
部10を形成する。これにより、該絞り部10において
樹脂12が加圧されるようにできると共に、剪断発熱を
発生させて樹脂12の温度が高温に保持されるようにで
きる。このため、この絞り部10が形成された領域でケ
ーブル5とハウジング(樹脂モールド)が確実に溶着さ
れるようにできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサ部あるいは
アクチュエータ部とケーブルとをモールドして一体とす
るモールド方法及びそのモールド構造に関し、例えば車
輪速センサに適用して好適である。
【0002】
【従来の技術】従来より、センサ部とケーブルとを樹脂
モールドして一体としたモールド構造が知られている。
この従来のモールド構造で一体化された車輪速センサを
図5に示す。図5に示されるように、車輪速センサ50
は、車輪とともに回転する磁性体ロータ51の回転に応
じた磁界の変化を検出するセンサ部52を有している。
このセンサ部52からの出力信号はケーブル53を介し
て外部へ出力される。
【0003】これらセンサ部52及びケーブル53は、
ハウジング(樹脂モールド)54によって覆われて一体
となっている。このような車輪速センサ50は、車両の
走行中に被水したり、着氷するといった厳しい環境化に
晒されるため、ハウジング54とケーブル53との界面
からの浸水を防止しなければならない。このため、ケー
ブル53のうち、ハウジング54の開口端に位置する部
分に、ゴム製グロメット55を配置している。なお、グ
ロメット55に代えて、ポッティング材を配置したり、
若しくは封止栓を配置したりする場合もある。
【0004】しかし、防水用の部材が別途必要となりコ
スト高となるため、特開平9−45399号公報では、
ケーブル53の表面を覆うシース材料に、ハウジング5
4と接着性がある材料を用いることで、ハウジング54
の形成工程の際にシース材料とハウジング54とが溶着
するようにし、ハウジング54とケーブル53との界面
にシール性を持たせてこの界面からの浸水が防止できる
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−45399号公報に示す方法によると、十分な接着
強度が得られない場合が発生したり、ケーブル周囲に部
分的に溶着しない箇所ができたりして、確実なシール性
が得られなかった。そこで、センサ部とケーブルとをモ
ールドして一体とする場合において、センサ部とケーブ
ルとを覆う樹脂モールドとケーブルとの溶着強度を高
め、これらの界面からの浸水を確実に防止できるように
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明者らは上記従来のモールド構造について検討
を行った。樹脂モールドを行う際におけるケーブル53
の近傍の様子を図6に示す。この図に示すように、樹脂
57の流し込みは、成形型56の内壁からケーブル53
が所定間隔離れるようにして行われ、樹脂57の融点温
度以上(PBTの場合には約250℃)という高温な状
態で樹脂57が流動する。
【0007】このとき、ケーブル53の温度が約25℃
(雰囲気温度)、成形型の温度が約80℃(PBTの場
合の成形型温度)とされることから、流動している樹脂
57はファウンテンフロー(噴水状の流れ)と呼ばれる
充填挙動を示す。つまり、樹脂57は流れの中心部では
樹脂57の融点以上の温度を有しており所定の流速とな
っているが、ケーブル53や成形型56に接触するとそ
の部分が熱を奪われ、瞬間的に固化して流速を失うとい
う充填挙動を示すのである。
【0008】ここで、成形時における樹脂57とケーブ
ル53との接触部分(樹脂モールド(ハウジング)とケ
ーブル53との界面)の状態を考えてみると、樹脂57
がケーブル53と接触したときに瞬間的に固化してしま
っていることから、長時間、高温な状態が保持されてい
ないで樹脂が固化してしまっている。このため、ケーブ
ル53とハウジング54との間における溶着状態が十分
ではなくなり、これらの界面からの浸水が発生してしま
うのである。
【0009】そこで、上記目的を達成するため、以下の
技術的手段を採用する。請求項1に記載の発明において
は、ケーブル(5)が配置される部位において、樹脂モ
ールドの際に流し込まれる樹脂(12)の流路に絞り
(10)を形成することによって、該絞りの部分におい
て樹脂が加圧されるようにすると共に、樹脂の温度が保
持されるようにして樹脂モールドを行うことを特徴とし
ている。
【0010】このように、ケーブルが配置される部位に
おいて、樹脂モールドの際に流し込まれる樹脂の流路に
絞りを設けると、絞り効果によって樹脂が加圧されてケ
ーブルを押し付けることができると共に、剪断発熱によ
って樹脂の温度を保持することができる。このため、樹
脂が加圧されるようにできると共に、樹脂の温度が保持
されるようにでき、その部分でケーブルが確実に溶着さ
れるようにできる。これにより、ケーブルと樹脂モール
ドとの溶着強度を高めることができ、これらの界面から
の浸水を確実に防止できる。
【0011】請求項2に記載の発明においては、樹脂の
流路のうち、絞りの下流側の径が該絞りの径よりも大き
くなるようにすることを特徴としている。このように、
樹脂の流路のうち、絞りの下流側の径が絞りの径よりも
大きくなるようにすることで、絞りの下流側における樹
脂の充填量を多くすることができる。そして、樹脂が剪
断発熱を生じるのは、樹脂が絞りを通過している間であ
るため、樹脂の充填量を多くすることにより、樹脂が充
填されるまでの時間を長くでき、樹脂の温度をより長時
間保持することができる。これにより、より確実にケー
ブルと樹脂モールドとが溶着されるようにできる。
【0012】なお、請求項3に示すように、絞りの部分
を加熱する、あるいは振動させることで、該絞りの部分
において樹脂の温度をさらに保持することができるた
め、よりケーブルと樹脂モールドとの溶着高度を高める
ことができる。請求項4又は5に記載の発明において
は、樹脂モールド(6)は、ケーブルが配置される部位
において、該樹脂モールドのケーブル側の先端よりも外
径が縮小された薄肉部(7)を有しており、この薄肉部
は、樹脂モールドの際に流し込まれる樹脂(12)が加
圧されるようにしつつ、かつ該樹脂の温度が剪断発熱に
よって保持されるようにして形成されたものであること
を特徴としている。
【0013】このように、樹脂モールドのうち、ケーブ
ルが配置される部位において、外径が縮小された薄肉部
を形成する場合、樹脂モールドを行うときの樹脂の流し
込みの際に、樹脂が薄肉部とされる部分で加圧され、剪
断発熱によって樹脂の温度が保持されるようにできる。
このため、ケーブルと樹脂との接触部で、長時間、高温
な状態を保持できるため、ケーブルと樹脂モールドとの
溶着強度を高めることができ、これらの界面からの浸水
を確実に防止できる。
【0014】請求項6に記載の発明においては、樹脂モ
ールドは、ケーブルが配置される部位において、ケーブ
ルの周方向に一周する溝部(7)を有しており、この溝
部が形成されている領域において、ケーブルがモールド
された樹脂に溶着されていることを特徴としている。こ
のように、ケーブルが配置される部位において、ケーブ
ルの周方向に一周する溝部(7)を有するようにするこ
とで、樹脂モールドを行うときの樹脂の流し込みの際
に、樹脂が薄肉部とされる部分で加圧され、樹脂の温度
が保持されるため、溝部が形成されている領域におい
て、ケーブルが樹脂モールドに溶着された状態にでき
る。これにより、請求項1と同様の効果が得られる。
【0015】なお、請求項4乃至6に記載のモールド構
造は、例えば、車輪の回転と共に回転するロータ(2)
に対向するように配置され、ロータに回転に応じて変化
する磁気抵抗に基づいて車輪の回転状態を検出する車輪
速センサに適用することができる。このような、車輪速
センサは特に厳しい環境下で使用されるため、上記モー
ルド構造による浸水防止の効果が有効に作用する。
【0016】請求項8又は9に記載の発明においては、
ケーブル(5)が配置される部位において、樹脂モール
ド(6)のうちケーブル側の先端位置よりも型径が小さ
くされた絞り部(10)が形成されていることを特徴と
している。このように、ケーブルが配置される部位にお
いて、樹脂モールドのうちケーブル側の先端位置よりも
型径が小さくされた絞り部が形成された成形型を使用し
て、センサ部(3、4)及びケーブルを樹脂モールドで
一体化することによって、請求項4乃至6に記載のモー
ルド構造が得られる。
【0017】なお、請求項1乃至9に記載のモールド方
法やモールド構造は、センサ部ではなく、アクチュエー
タにおけるケーブル取り出し部に適用することも可能で
ある。なお、上記した括弧内の符号は、後述する実施形
態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、本発明の一実施形態を適用
したモールド構造を示す。本実施形態においては、車輪
の回転状態の検出を行う車輪速センサ1に本発明にかか
わるモールド構造を適用したものである。
【0019】車輪速センサ1は、電磁ピックアップ方式
のものであり、車両に別途配置された歯車型のロータ2
に対向するように配置される。車輪速センサ1は、ヨー
ク3を電磁コイル4の中央に挿入した構造を有してお
り、車輪と共に回転するロータ2の回転に応じた磁界の
変化をヨーク3にて感知したのち、電磁コイル4にて電
気信号に変換し、この電気信号をケーブル5を介して外
部に出力するようになっている。
【0020】ヨーク3及び電磁コイル4は、ケーブル5
の一部と共に樹脂で構成されたハウジング6内にモール
ドされて一体化されている。なお、ハウジング6の材質
には、強靱性等の点で有利なポリブチレンテレフタラー
ト(PBT樹脂)を用いている。ケーブル5は、導電配
線5aがシース材5bで覆われた構成となっている。シ
ース材5bの材質には、熱可塑性ポリエステルエラスト
マを主体とする樹脂組成物を用いている。なお、熱可塑
性ポリエステルエラストマとは、ポリブチレンテレフタ
ラート等の結晶性ハードセグメントと、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール等のポリオキシメチレングリコ
ールからなる非晶性ソフトセグメント、若しくはポリカ
プラクロングリコール等のポリエステルグリコールから
なる非晶性ソフトセグメントとを有するブロック共重合
体をいう。
【0021】ハウジング6は、ケーブル5が内蔵された
部位において、ケーブル5の周方向を一周する溝部7が
形成されており、この溝部7の部分においてハウジング
の外径が薄肉となっている。この溝部7となっている領
域8(図中の点線部分)において、ケーブル5がハウジ
ング6に溶着されている。そして、ケーブル5とハウジ
ング6とが溶着された領域8が、ケーブル5の周方向に
一周するように形成されているため、ケーブル5とハウ
ジング6との界面を通じてハウジング6内へ水が浸入す
ることを防止できるようになっている。
【0022】なお、ハウジング6に取り付けられたステ
ー9は、車両へ車輪速センサ1を固定するためのもので
ある。このような車輪速センサ1は、特に厳しい環境下
で使用されうため、上記防水構造が有効である。次に、
このように構成される車輪速センサ1の製造方法につい
て説明する。
【0023】車輪速センサ1は、射出成形にて、ヨーク
3及び電磁コイル4をケーブル5の一部と共に樹脂モー
ルドすることで製造される。以下、射出成形について説
明するが、射出成形方法自体は、従来より公知のもので
あるため、本実施形態の特徴部分のみを説明する。本実
施形態では、射出成形の際に使用する成形型(金型)と
して、ケーブル5が配置される部位に絞り部が形成され
ているものを使用している。この絞り部の近傍を図2に
示す。
【0024】図2に示すように、絞り部10は、ケーブ
ル5が配置される部位において、成形型11の内壁面の
径を全体的に所定量縮小させて形成されており、この部
位において成形型11とケーブル5との間が短くなるよ
うに構成されている。また、絞り部10よりも樹脂の流
動方向の下流側(図2の紙面右側)は、絞り部10より
上流側に位置する部分よりも成形型11の内壁面の径が
拡張されており、樹脂を充填できる量が多くできるよう
になっている。
【0025】このような絞りが形成された成形型11を
用いて射出成形を行うと、樹脂の充填挙動は図3、図4
に示すような挙動を示す。この樹脂12の充填挙動につ
いて説明する。図3に示すように、樹脂12は絞り部1
0を通じてさらに下流側まで流動していく。このとき、
流動する樹脂12の量(樹脂12の充填量)は略一定で
あるため、絞り部10において樹脂12が圧縮(単位面
積当たりの流量が増加)され、樹脂12の圧力が上昇す
る。このため、この絞り部10分において樹脂12でケ
ーブル5を押さえ付けることができ、樹脂12とケーブ
ル5との間に介在する空気層をなくすことができる。こ
れにより、樹脂12の温度をケーブル5に伝達させる熱
伝達率を向上させることができる。
【0026】さらに、絞り効果により、絞りが形成され
た部分において剪断発熱が生じる。このため、樹脂12
温度の低下を防止することができる。ここで、図3、図
4中に、樹脂12が冷却固化されたスキン層(点々部
分)13を示し、スキン層13の厚みを見てみると、絞
り部10よりも樹脂12の流動方向上流側ではスキン層
13が厚肉となっており、絞り部10ではスキン層13
が薄くなっていることが分かる。このように、絞り部1
0においてスキン層13が薄くなるのは、絞り部10に
より流路が縮小されてしまうため樹脂12の流れを確保
しなければならないこと、絞り部10により剪断発熱が
生じて樹脂12の温度が高温に保たれることが挙げられ
る。
【0027】このように、スキン層13が薄くなるた
め、樹脂12の流速が上がると共に流量が増加し、これ
らに比例して樹脂12が絞り部10を流動している間は
樹脂12の温度が高温に保たれる。このように、絞り部
10を形成することにより、この部分においてケーブル
5を高温かつ高圧の樹脂12で押さえ付けることがで
き、ケーブル5がハウジング6に確実に溶着されるよう
にできる。
【0028】さらに、本実施形態では、絞り部10より
も樹脂12の流動方向下流側には、成形型11の内壁面
の径を拡大した領域が形成されており多量の樹脂12が
充填できるようになっているため、長時間にわたって絞
り部10に樹脂12を流動させることができる。このた
め、絞り部10において樹脂12の温度を長時間にわた
って高温に保つことができ、よりケーブル5がハウジン
グ6に確実に溶着されるようにできる。
【0029】このようにして、絞り部10の部分が確実
に溶着された状態で、樹脂12モールド構造が完成し、
ヨーク3及び電磁コイル4からなるセンサ本体とケーブ
ル5とがハウジング6によって一体とされる。この後、
別途形成しておいたステー9を取り付けることによって
車輪速センサ1が完成する。 (他の実施形態)なお、上記実施形態では、車輪速セン
サ1を例に挙げて説明を行ったが、センサ本体にケーブ
ル5が接続されるようなセンサすべてにおいて、上記モ
ールド構造を適用することができる。
【0030】例えば、カム角、クランク角センサ、外気
温センサ、湯温センサ、液面検出センサ等に適用するこ
とができる。さらに、防水性を要するアクチュエータ等
におけるケーブル構造にも適用することができる。ま
た、上記実施形態では樹脂12の流動方向下流側におい
て、成形型11の内壁面の径を拡大させることによって
絞り部10よりも下流側における樹脂12の充填量が多
くできるようにしたが、流路を長くすることによっても
充填量を多くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかわる車輪速センサ1
の断面図である。
【図2】図1に示す車輪速センサ1を製造するに際し使
用する成形型11におけるケーブル5近傍を表した図で
ある。
【図3】絞り部10における樹脂12の充填挙動を説明
するための図である。
【図4】絞り部10における樹脂12の充填挙動を説明
するための図である。
【図5】従来の車輪速センサを説明するための図であ
る。
【図6】従来の車輪速センサを製造するに際し使用する
成形型のケーブル近傍における樹脂の充填挙動を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1…車輪速センサ、2…ロータ、3…ヨーク、4…電磁
コイル、5…ケーブル、6…ハウジング、7…溝部、8
…溶着された領域、9…ステー、10…絞り部、11…
成形型、12…樹脂、13…スキン層。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ部(3、4)と、このセンサ部に
    接続され、センサ部からの出力信号を外部出力するケー
    ブル(5)とを有し、これらセンサ部とケーブルとを樹
    脂モールド(6)で一体とするセンサのケーブル取り出
    し部のモールド方法において、 前記ケーブルが配置される部位において、前記樹脂モー
    ルドの際に流し込まれる樹脂(12)の流路に絞り(1
    0)を形成することによって、該絞りの部分で前記樹脂
    が加圧されるようにすると共に、前記樹脂の温度が保持
    されるようにして前記樹脂モールドを行うことを特徴と
    するケーブル取り出し部のモールド方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂の流路のうち、前記絞りの下流
    側の径が該絞りの径よりも大きくなるようにすることを
    特徴とする請求項1に記載のケーブル取り出し部のモー
    ルド方法。
  3. 【請求項3】 前記絞りの部分を加熱する、又は振動さ
    せることによって、該絞りの部分において前記樹脂の温
    度を保持することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    ケーブル取り出し部のモールド方法。
  4. 【請求項4】 センサ部(3、4)と、このセンサ部に
    接続され、センサ部からの出力信号を外部出力するケー
    ブル(5)とを有し、これらセンサ部とケーブルとを樹
    脂モールド(6)で一体としてなるモールド構造におい
    て、 前記樹脂モールドは、前記ケーブルが配置される部位に
    おいて、該樹脂モールドの前記ケーブル側の先端よりも
    外径が縮小された薄肉部(7)を有しており、 該薄肉部は、樹脂モールドの際に流し込まれる樹脂(1
    2)が加圧されるようにしつつ、かつ該樹脂の温度が剪
    断発熱によって保持されるようにして形成されたもので
    あることを特徴とするセンサ部とケーブルとを一体とし
    たモールド構造。
  5. 【請求項5】 前記ケーブルが配置される部位におい
    て、前記樹脂モールドは、前記薄肉部よりもセンサ側の
    外径と比べて、前記ケーブル側の先端の外径が大きくな
    っていることを特徴とする請求項4に記載のセンサ部と
    ケーブルとを一体としたモールド構造。
  6. 【請求項6】 センサ部(3、4)と、このセンサ部に
    接続され、センサ部からの出力信号を外部出力するケー
    ブル(5)とを有し、これらセンサ部とケーブルとを樹
    脂モールド(6)で一体としてなるモールド構造におい
    て、 前記樹脂モールドは、前記ケーブルが配置される部位に
    おいて、前記ケーブルの周方向に一周する溝部(7)を
    有しており、この溝部が形成されている領域において、
    前記ケーブルが前記モールドされた樹脂に溶着されてい
    ることを特徴とするセンサ部とケーブルとを一体とした
    モールド構造。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至6に記載のモールド構造に
    おいて、 前記センサ部は、車輪の回転と共に回転するロータ
    (2)に対向するように配置され、ロータに回転に応じ
    て変化する磁気抵抗に基づいて前記車輪の回転状態を検
    出する車輪速センサ部(1)であることを特徴とする車
    輪速センサのモールド構造。
  8. 【請求項8】 センサ部(3、4)と、このセンサ部に
    接続され、センサ部からの出力信号を外部出力するケー
    ブル(5)とを樹脂モールド(6)で一体化するための
    樹脂モールド用成形型であって、 前記ケーブルが配置される部位において、前記樹脂モー
    ルドのうち前記ケーブル側の先端位置よりも型径が小さ
    くされた絞り部(10)が形成されていることを特徴と
    する樹脂モールド用成形型。
  9. 【請求項9】 前記ケーブルが配置される部位におい
    て、前記ケーブル側の先端位置の型径は、前記絞り部よ
    りも前記センサ側の型径と比べて、大きくなっているこ
    とを特徴とする請求項8に記載の成形型。
JP18508798A 1998-06-30 1998-06-30 ケーブル取出部のモールド方法及びケーブル一体モールド構造 Expired - Lifetime JP3861461B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18508798A JP3861461B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 ケーブル取出部のモールド方法及びケーブル一体モールド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18508798A JP3861461B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 ケーブル取出部のモールド方法及びケーブル一体モールド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000019185A true JP2000019185A (ja) 2000-01-21
JP3861461B2 JP3861461B2 (ja) 2006-12-20

Family

ID=16164613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18508798A Expired - Lifetime JP3861461B2 (ja) 1998-06-30 1998-06-30 ケーブル取出部のモールド方法及びケーブル一体モールド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3861461B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008122314A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Ntn Corp 磁気エンコーダおよび転がり軸受
US7722395B2 (en) 2005-01-14 2010-05-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Wire, detector having wire, and die for wire
JP2013174582A (ja) * 2012-01-27 2013-09-05 Denso Corp 回転検出装置およびその製造方法
JP2015031663A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社デンソー 回転検出装置およびその製造方法
JP2016072073A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日立金属株式会社 樹脂モールド付きケーブルの製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103226152B (zh) * 2012-01-27 2015-04-29 株式会社电装 旋转检测装置及其制造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7722395B2 (en) 2005-01-14 2010-05-25 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Wire, detector having wire, and die for wire
JP2008122314A (ja) * 2006-11-15 2008-05-29 Ntn Corp 磁気エンコーダおよび転がり軸受
JP2013174582A (ja) * 2012-01-27 2013-09-05 Denso Corp 回転検出装置およびその製造方法
JP2015031663A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 株式会社デンソー 回転検出装置およびその製造方法
JP2016072073A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日立金属株式会社 樹脂モールド付きケーブルの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3861461B2 (ja) 2006-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2163904B1 (en) Rotation sensor
US9701051B2 (en) Physical quantity measurement sensor, method of manufacturing physical quantity measurement sensor, sealing structure of physical quantity measurement sensor and method of manufacturing cable with resin molded body
JP3714204B2 (ja) 回転検出装置及びその製造方法
HU223248B1 (hu) Műanyag tokú érzékelő és eljárás annak előállítására
JPH05500710A (ja) センサ、特に回転数検出装置
JP2000019185A (ja) ケーブル取出部のモールド方法及びケーブル一体モールド構造
US9832892B2 (en) Sensor for outputting an electric signal on the basis of a detected physical variable
JPH08111260A (ja) 回転センサにおけるハーネス口出し部のシール構造
JP3279512B2 (ja) 回転センサ
JP2014213503A (ja) 物理量測定センサの製造方法
US6235362B1 (en) Assembly of at least two components to be secured together
JP3733951B2 (ja) 回転検出センサ装置及びその製造方法
US20230112624A1 (en) Sensor device
JP2572059B2 (ja) 自動車用燃料注入パイプ等における燃料注入口構造
JP3339182B2 (ja) 温度検出センサ
WO2021193142A1 (ja) センサ装置
US20200376730A1 (en) Resin molded article
JPH09145732A (ja) 車速センサ
JP2008275490A (ja) 回転検出センサ
JPH09196181A (ja) 樹脂封止構造
JPH04359156A (ja) 回転センサ
JP6137546B2 (ja) 回転検出装置
JPH02169866A (ja) 弁駆動用アクチュエータ
JP3038628B2 (ja) 樹脂封止型回転センサ装置
JP2009025061A (ja) 回転検出センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060523

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060720

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20060804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060918

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101006

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111006

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121006

Year of fee payment: 6