JP2000018407A - プロセスガス供給ユニット - Google Patents

プロセスガス供給ユニット

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JP2000018407A
JP2000018407A JP10187066A JP18706698A JP2000018407A JP 2000018407 A JP2000018407 A JP 2000018407A JP 10187066 A JP10187066 A JP 10187066A JP 18706698 A JP18706698 A JP 18706698A JP 2000018407 A JP2000018407 A JP 2000018407A
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valve
pressure
process gas
supply unit
gas supply
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JP10187066A
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English (en)
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Katsuya Okumura
勝弥 奥村
Yuichi Mikata
裕一 見方
Kei Hattori
圭 服部
Yoshihisa Sudo
良久 須藤
Minoru Ito
稔 伊藤
Shinichi Nitta
慎一 新田
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Toshiba Corp
CKD Corp
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Toshiba Corp
CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化・短縮化し、コストダウンしたマスフ
ローコントローラシステムを提供すること。 【解決手段】 入口開閉弁が、遮断弁機能を備えるエア
オペレート式比例弁15であり、入口開閉弁へ供給する
エア圧力を制御する制御弁35、36と、圧力センサ1
3の出力を受けて、入口開閉弁の出口ポート21の圧力
を所定値になるように、制御弁35、36を制御する制
御手段32とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造工程で
使用されるプロセスガス供給ユニットに関し、さらに詳
細には、全体をコンパクト化したプロセスガス供給ユニ
ットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体製造工程において、エッチ
ングガス等のプロセスガスを供給するためのプロセスガ
ス供給ユニットが開発されている。そして、半導体製造
工程が、複数枚のウェハをバッチ処理する方法から、ウ
ェハを1枚づつ処理する枚葉処理方法に移行するように
なり、プロセスガス供給ユニットの小型化、特に全長の
短縮化がより強く要求されている。図6に示すように、
従来のプロセスガス供給ユニットは右側から、手動によ
り弁の開閉を行う手動弁6と、流体の圧力を一定に保持
するためのレギュレータ7と、流体の圧力を検出するた
めの圧力センサ3と、入口開閉弁5と、パージガスを供
給するためのパージ弁4と、供給される流体の質量流量
をコントロールするためのマスフローコントローラ2
と、出口開閉弁1とが順次接続されている。プロセスガ
スは、図中右端から図中左端へと送られる。
【0003】ここで、従来のレギュレータ7の構造を図
7に示す。レギュレータ7は、上部ボディであるハンド
ル74と、中部ボディ75と、下部ボディ77とから形
成されている。ハンドル74には、軸74aが垂設され
ている。軸74aの図中下端部には、ハンドル74によ
って弾性力が調節されるコイルスプリング76が設けら
れている。コイルスプリング76は、中部ボディ75内
に配設されている。ダイヤフラム・ポペット72は、外
周が中部ボディ75と下部ボディ77により挟み込まれ
て保持されている。外部への流体の漏れを防止するため
に、ダイヤフラム81を外部シール部材72aにより下
部ボディ77に押し付けている。下部ボディ77には、
一次側ポート71と、二次側ポート78が形成されてい
る。一次側ポート71の図中上端には、シート79が固
定されている。外部シール部材72aの外側付根部とシ
ート79との間には、固定部材73が固設されている。
固定部材73には、流体通路73aが形成されている。
シール79の中央部には、弁孔80が形成されている。
【0004】従来のプロセスガス供給ユニットの作用に
ついて説明する。手動弁6を開き、流体をプロセスガス
供給ユニットに導入する。流体は、レギュレータ7で調
圧されて、入口開閉弁5からマスフローコントローラ2
へ導かれ、出口開閉弁1から一定量づつ吐出される。ま
た、プロセスガスの供給が終了した後、パージ弁4は、
マスフローコントローラ2内にプロセスガスが残存し
て、マスフローコントローラ2内が腐食しないように、
プロセスガスの排出と窒素ガス等のパージガスの導入を
数回繰り返す。
【0005】ここで、レギュレータ7は、以下のように
して調圧する。レギュレータ7のハンドル74を廻すこ
とにより、スプリング76が圧縮し、下向きに所定の付
勢力を与える。ポペット弁72bと保持部材72c及び
ダイヤフラム81は、この所定の付勢力により押し下げ
られてシート79から離れる。すると、弁孔80が開
き、一次側ポート71から流体が流れ込み、二次側の固
定部材73の流体通路73aから二次側ポート78へ流
体が流れ、二次側ポート78の圧力が増圧する。流体の
圧力は、ダイヤフラム81を押し上げる力とスプリング
76の所定の付勢力がバランスするまで増圧される。そ
して、二次側ポート78が設定圧力になると、ダイヤフ
ラム・ポペット72は押し上がり、シート79と接触し
て弁孔80を閉じ、一次側ポート71から二次側ポート
78への流体の供給を止める。圧力センサ3において流
体の圧力が所定値であることを確認して、調圧が完了す
る。また、二次側ポート78で流体を使用すると、二次
側ポート78の圧力が下がり、スプリング76の所定の
付勢力が打ち勝ち、ダイヤフラム・ポペット72が下が
り、再度、一次側ポート71から二次側ポート78に流
体が供給される。
【0006】しかし、図6に示すプロセスガス供給ユニ
ットでは、右端から左端までの全長が379mmあり、
小型化・短縮化の要求を満たすことができなかった。そ
のため、本出願人は、特願平6−340316号におい
て、全長を短くするために、市販のマスフローコントロ
ーラを使用するのを止めて、マスフローコントローラの
センサ部であるマスフローメータと、出口開閉弁をエア
オペレート式比例弁として、マスフローメータの出力を
出口開閉弁にフィードバックして流量をコントロールす
るシステムを提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プロセスガス供給ユニットには、次のような問題があっ
た。すなわち、本出願人が提案した従来のマスフローメ
ータを用いたシステムでも、まだ全長が300mmを切
ることができず、小型化・短縮化への更なる要求が強か
った。また、コストダウンを図ることへの要求も強かっ
た。
【0008】本発明は上記問題点を解決し、小型化・短
縮化し、コストダウンしたプロセスガス供給ユニットを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプロセスガス供給ユニットは、次のような構
成を有している。 (1)入口開閉弁と、マスフローコントローラと、圧力
センサと、出口開閉弁とを有するプロセスガス供給ユニ
ットであって、入口開閉弁が遮断弁機能を備えるエアオ
ペレート式比例弁であり、入口開閉弁へ供給するエア圧
力を制御する制御弁と、圧力センサの出力を受けて入口
開閉弁の出口ポート圧力を所定値になるように、制御弁
を制御する制御手段とを有している。
【0010】次に、上記構成を有するプロセスガス供給
ユニットの作用を説明する。入口開閉弁をエアオペレー
ション比例弁とし、これにより圧力を所定値に維持する
ように制御し、また、エアオペレーション比例弁に遮断
弁機能を備えさせているので、レギュレータ及び開閉弁
の役割を1つの弁で機能させることができるため、プロ
セスガス供給ユニット全体の長さを286mmと、30
0mm以下とすることができる。また、2つの部材の役
割を1つの部材で機能させることができるので、コスト
ダウンすることができる。エアオペレーション比例弁で
ある入口開閉弁へ供給する圧力は、圧力センサの出力に
基づいて、いわゆるEV制御弁を用いてパルス信号によ
り制御しているので、入口開閉弁の出力ポートにおける
圧力値を所定値に正確に維持することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプロセスガス
供給ユニットを具体化した実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。本発明の1つの実施の形態であるプロ
セスガス供給ユニットの全体構成図を図1に示す。本実
施の形態であるプロセスガス供給ユニットは、左端か
ら、EV制御弁である遮断機能付エアオペレイト式流量
コントロール弁11と、マスフロメータ12と、圧力セ
ンサ13と、パージ弁14と、EV制御弁である遮断機
能付エアオペレイト式圧力コントロール弁15と、手動
弁16によって構成されている。
【0012】図2は、本実施の形態のプロセスガス供給
ユニットで使用される遮断機能付エアオペレート式圧力
コントロール弁15の構造を示す断面図である。コント
ロール弁本体23は中空であり、中空部の中心には、ダ
イヤフラム24が周囲をコントロール弁本体23に固定
された状態で付設されている。ダイヤフラム24の中央
には、ダイヤフラム24と弁体28を連結するための弁
棒25が付設されている。ダイヤフラム24の上側のコ
ントロール弁本体23には、復帰バネ29が付設されて
おり、ダイヤフラム24は復帰バネ29により下向きに
付勢されている。
【0013】弁棒25の中間位置に圧縮空気の漏れを防
ぐためのダイヤフラム24が、周囲をコントロール弁本
体23に固定された状態で付設されている。これによ
り、コントロール弁本体23の側面に形成された圧縮空
気供給孔30から供給された圧縮空気は、弁棒25を上
方向に移動させるよう作用する。コントロール弁本体2
3の下側を構成する弁部の中央には、弁入力ポート26
が形成されている。弁入力ポート26の右側には、弁出
力ポート21が形成されている。弁出力ポート21は、
マスフロメータ12に連通している。弁入力ポート26
の上端には、弁座27が形成されている。
【0014】次に、遮断機能付エアオペレイト式圧力コ
ントロール弁15の制御部の構成を説明する。圧力セン
サ13は、制御手段32に接続している。制御手段32
は、図示しない中央制御装置に接続されている。制御手
段32には、中央制御装置より入力信号Tが入力され
る。制御手段32は、パルス変換回路33に接続してい
る。パルス変換回路33は、供給用電磁弁35と排気用
電磁弁36の各コイルに接続している。一方、供給用電
磁弁35の入力ポートには、圧縮空気の供給源34が接
続している。また、供給用電磁弁35の出力ポートは、
圧縮空気供給孔30に接続している。また、排気用電磁
弁36の入力ポートも、圧縮空気供給孔30に接続して
いる。そして、排気用電磁弁36の出力ポートは、排気
管へ接続している。
【0015】次に、上記遮断機能付エアオペレイト式圧
力コントロール弁15の全体の作用について説明する。
図2は、遮断機能付エアオペレイト式圧力コントロール
弁に圧縮空気が供給されていない状態を示している。こ
のとき、制御手段32には、入力信号Tとして遮断信号
が入力されている。制御手段32は、遮断信号を受け
て、パルス変換回路33を介して、供給用電磁弁35及
び排気用電磁弁36の動作を停止している。従って、圧
縮空気供給孔30には、全く圧縮空気が供給されていな
い。それにより、ダイヤフラム24は復帰バネ29によ
り下向きに付勢され、その付勢力により弁体28が弁座
27に押し付けられる。このとき、圧力センサ13は、
流体が流れていないことを検出しており、制御手段32
は、圧力が零であることを確認している。
【0016】次に、制御手段32に所定の圧力を保持す
る指令である入力信号Tが入力した場合を説明する。現
在の圧力が零であるから、制御手段32は、入力信号T
との差を演算し、パルス変換回路33はその差に基づい
て、供給用電磁弁35及び排気用電磁弁36に駆動パル
スを与える。供給用電磁弁35及び排気用電磁弁36
は、与えられたパルスに応じて開閉動作を行う。そし
て、パルス周波数に応じた弁の時間開閉により、パルス
状の空気圧が供給され、あるいは排出されるため、圧縮
空気供給孔30に供給する圧縮空気の空気圧を容易かつ
迅速に微調整することが可能である。圧縮空気供給孔3
0より供給された圧縮空気は、ダイヤフラム24を押し
上げて、弁体28を弁座27から離間させる。これによ
り、流体が流れる。復帰バネ29は、強いバネである
が、ダイヤフラム24を圧縮空気で駆動しているので、
復帰バネ29が強くても問題がない。
【0017】圧力センサ13によって計測された圧力値
が制御手段32にフィードバックされ、制御手段32
は、入力信号Tとの差が減少するように、パルス変換回
路33を介して供給用電磁弁35及び排気用電磁弁36
を制御する。そして、供給用電磁弁35は、計測した圧
力値が入力信号Tより小さいときに、パルス変換手段か
ら与えられたパルスに応じて開閉動作を行い、ダイヤフ
ラム24に作用する圧縮空気を供給する。また、排気用
電磁弁36は、計測した圧力値が入力信号Tより大きい
ときに、パルス変換手段から与えられたパルスに応じて
開閉動作を行い、ダイヤフラム24に作用する圧縮空気
を排気する。ダイヤフラム24に作用する圧縮空気の空
気圧を供給用電磁弁35と排気用電磁弁36の両方を使
用して同時に制御しているので、高い応答性で空気圧を
制御でき、弁体28の位置を制御できるため、正確な圧
力を迅速に得ることができる。
【0018】上記遮断機能付エアオペレイト式圧力コン
トロール弁15を用いた本実施の形態であるプロセスガ
ス供給ユニット全体の作用を説明する。手動弁16を開
放して、遮断機能付エアオペレイト式圧力コントロール
弁15へ流体を導入する。圧力センサ13は、遮断機能
付エアオペレイト式圧力コントロール弁15から出力さ
れた流体の圧力を計測する。この圧力の計測値に基づ
き、制御部32は、遮断機能付エアオペレイト式圧力コ
ントロール弁15が供給する流体の圧力を一定に保つよ
うに調節する。圧力が一定に保持された流体は、マスフ
ロメータ12を通過する。マスフロメータ12で計測さ
れた質量流量の計測値に基づき、遮断機能付エアオペレ
イト式流量コントロール弁11は、流体の質量流量を制
御して、弁の開閉作動を行なう。また、パージ弁14
は、マスフロメータ12内に流体が付着して腐食しない
ように、マスフロメータ12内の流体を吸い込み、窒素
ガス等のパージガスを供給する作業を数回繰り返す。
【0019】上記した本実施の形態であるプロセスガス
供給ユニットを用いたところ、遮断機能付エアオペレイ
ト式圧力コントロール弁15が供給する流体の圧力が一
定になり、マスフロメータ12が検出する質量流量が安
定した。そこで、この結果を従来のものと比較して、図
3〜図5を用いて説明する。図3〜図5の各(a)は、
本実施の形態であるプロセスガス供給ユニットの実験結
果を示す。グラフAは、遮断機能付エアオペレイト式圧
力コントロール弁15の圧力変動を示し、縦軸に供給圧
力(kgf/cm2 )をとり、また、横軸に経時変化
(0.5sec/div)をとっている。グラフBは、
マスフロメータ12の流量変動を示し、縦軸には流量変
化(cc/min)をとり、横軸にはグラフAと同じ経
時変化をとっている。また、図3〜図5の各(b)は、
従来のプロセスガス供給ユニットの実験結果を示す。グ
ラフAは、レギュレータ7の圧力変動を示し、縦軸に供
給圧力(kgf/cm2 )をとり、また、横軸に経時変
化(0.5sec/div)をとっている。また、グラ
フBは、マスフローコントローラ2の流量変動を示し、
縦軸には流量変化(cc/min)をとり、横軸にはグ
ラフAと同じ経時変化をとっている。
【0020】図3(a)、(b)のグラフAに示すよう
に、遮断機能付エアオペレイト式圧力コントロール弁1
5とレギュレータ7とは、同じ圧力降下S1をしてい
る。ここで、圧力降下S1は、約0.02kgf/cm
2 とする。圧力降下S1が発生した時点の流量変化につ
いて、(a)、(b)のグラフBを比較する。本実施の
形態であるプロセスガス供給ユニットにおいては、マス
フロメータ12には流量変化が発生していない。しか
し、従来のプロセスガス供給ユニットのマスフローコン
トローラ2には、約20cc/minの流量変化P1が
発生している。
【0021】次に、図4(a)、(b)のグラフAに示
すように、遮断機能付エアオペレイト式圧力コントロー
ル弁15とレギュレータ7とは、同じ圧力降下S2をし
ている。ここで、圧力降下S2は、約0.04kgf/
cm2 とする。圧力降下S2が発生した時点の流量変化
について、(a)、(b)のBを比較する。本実施の形
態であるプロセスガス供給ユニットにおいては、マスフ
ロメータ12には流量変化が発生しない。しかし、従来
のプロセスガス供給ユニットのマスフローコントローラ
2には、約40cc/minの流量変化P2が発生して
いる。
【0022】次に、図5(a)、(b)のAに示すよう
に、遮断機能付エアオペレイト式圧力コントロール弁1
5とレギュレータ7とは、同じ圧力降下S3をしてい
る。ここで、圧力降下S3は、約0.06kgf/cm
2 とする。圧力降下S3が発生した時点の流量変化につ
いて、(a)、(b)のBを比較する。実施の形態であ
るプロセスガス供給ユニットにおいては、マスフロメー
タ12には流量変化が発生しない。しかし、従来のプロ
セスガス供給ユニットのマスフローコントローラ2に
は、約60cc/minの流量変化P3が発生してい
る。
【0023】図3〜図5(b)に示したように、従来の
プロセスガス供給ユニットは、レギュレータ7の圧力降
下にともない、マスフローコントローラ2で検出される
流量が大きく変動する。これは、レギュレータ7が圧力
変化に対応できる機能を有していないためである。つま
り、従来のプロセスガス供給ユニットは、作業開始時に
レギュレータ7において流体の圧力が所定値に調圧され
るが、レギュレータ7から供給される流体の圧力が常に
一定であるとは限らない。圧力センサ3が所定値と異な
った圧力値を計測しても、従来のプロセスガス供給ユニ
ットは、これを是正する機能を有していないので、所定
値でない圧力の流体をそのまま入口開閉弁5からマスフ
ローコントローラ2へ供給してしまう。従って、レギュ
レータ7から供給される流体の圧力が一定に保持されな
いので、マスフローコントローラ2で計測される質量流
量が一定に維持されない。
【0024】しかし、本実施の形態であるプロセスガス
供給ユニットは、遮断機能付エアオペレイト式圧力コン
トロール弁15を用いたことにより、圧力変化に随時対
応することができる。すなわち、圧力センサ13により
計測された圧力値に基づいて制御装置32が、所定値と
圧力値とを比較して、パルス回路33に出力する。圧力
値が所定値よりも小さい場合には、パルス回路33は、
供給用電磁弁35を開放して、空気を遮断機能付エアオ
ペレイト式圧力コントロール弁15に供給するパルスを
送る。供給用電磁弁35から圧縮空気供給孔30に空気
が供給されると、弁が開放され流体が供給される。一
方、圧力値が所定値よりも大きい場合には、排気用電磁
弁36を開放して、圧縮空気供給孔30から排気管へ空
気を排出するパルスを送るので、弁が開放されず流体は
供給されない。従って、遮断機能付エアオペレイト式圧
力コントロール弁15から供給される流体の圧力値は一
定に保持されるので、マスフロメータ12で検出される
流体の質量流量も、ほぼ一定に維持される。
【0025】従って、本実施の形態であるプロセスガス
供給ユニットは、遮断機能付エアオペレイト式圧力コン
トロール弁15を用いることにより圧力変化に随時対応
することができるので、従来のプロセスガス供給ユニッ
トよりも、圧力変化に対する応答性が高く、圧力値を所
定値に正確に維持することができる。
【0026】本実施の形態であるプロセスガス供給ユニ
ットにおいては、上記遮断機能付エアオペレイト式圧力
コントロール弁15を用いたことにより、次のような効
果を奏する。すなわち、遮断機能付エアオペレイト式圧
力コントロール弁15が、従来のプロセスガス供給ユニ
ットで用いられていたレギュレータ7と入口開閉弁5が
果たしていた役割を果たす。従って、必要部材の数が2
つから1つに減り、プロセスガス供給ユニットの小型化
・短縮化をすることができる。つまり、従来のプロセス
ガス供給ユニットの右端から左端までの全長は379m
mであったが、実施の形態であるプロセスガス供給ユニ
ットの右端から左端までの全長は286mmであり、従
来のものよりも約25%短縮することができる。また、
プロセスガス供給ユニットの構成も簡素化することがで
きる。更に、部材の数が減ることによって、コストダウ
ンすることができる。
【0027】また、従来のプロセスガス供給ユニットに
おいては、レギュレータ7によって調圧された圧力の所
定値のみに基づいて、流体を供給していた。しかし、本
実施の形態であるプロセスガス供給ユニットにおいて
は、遮断機能付エアオペレイト式圧力コントロール弁1
5から供給される流体の圧力値を圧力センサ13が計測
して、その圧力値に基づいて、制御手段32が、遮断機
能付エアオペレイト式圧力コントロール弁15から供給
される流体の圧力を一定に保持するよう制御している。
従って、図3〜図5に示すように、本実施の形態である
プロセスガス供給ユニットは、従来のプロセスガス供給
ユニットと比べて高い応答性を有しているので、出力ポ
ート21の圧力値を所定値に正確に維持することがで
き、ひいては、プロセスガス供給ユニットが供給する流
体の流量を一定にすることができる。
【0028】なお、本発明は上記実施の形態に何ら限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲に
おいて以下のように実施することもできる。例えば、上
記各実施の形態では、比例制御弁として、パルス駆動電
磁弁を2つ使用する装置について説明したが、供給用電
磁弁35と排気用電磁弁36の代わりに、特開平3−7
4601号に開示されているノズルフラッパー機構を有
する比例制御弁を使用しても良い。また、実公平5−4
2296号に開示されている比例ソレノイドを有する比
例制御弁を使用しても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明のプロセスガス供給ユニットは、
入口開閉弁と、マスフローコントローラと、圧力センサ
と、出口開閉弁とを有するプロセスガス供給ユニットで
あって、入口開閉弁が、遮断弁機能を備えるエアオペレ
ート式比例弁であり、入口開閉弁へ供給するエア圧力を
制御する制御弁と、圧力センサの出力を受けて、前記入
口開閉弁の出口ポート圧力を所定値になるように、前記
制御弁を制御する制御手段とを有するので、全長を短く
することができ、プロセスガス供給ユニットを小型化・
短縮化して構造を簡素化することができる。また、遮断
弁機能付エアオペレート式比例弁を用いたことにより必
要部材の数が減り、コストダウンすることができる。ま
た、エアオペレーション比例弁である入口開閉弁へ供給
する圧力は、圧力センサの出力に基づいて、いわゆるE
V制御弁を用いてパルス信号により制御しているので、
入口開閉弁の出力ポートにおける圧力値を所定値に正確
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態であるプロセスガス供給
ユニットの全体構成を示す図である。
【図2】本発明のプロセスガス供給ユニットで使用され
るエアオペレート比例弁の構造を示す断面図である。
【図3】本発明のプロセスガス供給ユニットを用いた場
合の供給圧力の変動にともなうマスフローコントローラ
の流量変動(a)と、従来のプロセスガス供給ユニット
が用いた場合の供給圧力の変動にともなうマスフローコ
ントローラの流量変動(b)を示す図である。
【図4】本発明のプロセスガス供給ユニットを用いた場
合の供給圧力の変動にともなうマスフローコントローラ
の流量変動(a)と、従来のプロセスガス供給ユニット
が用いた場合の供給圧力の変動にともなうマスフローコ
ントローラの流量変動(b)を示す図である。
【図5】本発明のプロセスガス供給ユニットを用いた場
合の供給圧力の変動にともなうマスフローコントローラ
の流量変動(a)と、従来のプロセスガス供給ユニット
が用いた場合の供給圧力の変動にともなうマスフローコ
ントローラの流量変動(b)を示す図である。
【図6】従来のプロセスガス供給ユニットの全体の構成
を示す図である。
【図7】従来のレギュレータの断面図を示す図である。
【符号の説明】
15 遮断機能付エアオペレイト式圧力コントロ
ール弁 35、36 制御弁 13 圧力センサ 21 出口ポート 32 制御手段
フロントページの続き (72)発明者 見方 裕一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8 株式会 社東芝内 (72)発明者 服部 圭 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8 株式会 社東芝内 (72)発明者 須藤 良久 東京都千代田区内神田3丁目6番3号 シ ーケーディ株式会社シーケーディ第二ビル 内 (72)発明者 伊藤 稔 東京都千代田区内神田3丁目6番3号 シ ーケーディ株式会社シーケーディ第二ビル 内 (72)発明者 新田 慎一 東京都千代田区内神田3丁目6番3号 シ ーケーディ株式会社シーケーディ第二ビル 内 Fターム(参考) 3H106 FB11 KK12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入口開閉弁と、マスフローコントローラ
    と、圧力センサと、出口開閉弁とを有するプロセスガス
    供給ユニットにおいて、 前記入口開閉弁が、遮断弁機能を備えるエアオペレート
    式比例弁であり、 前記入口開閉弁へ供給するエア圧力を制御する制御弁
    と、 前記圧力センサの出力を受けて、前記入口開閉弁の出口
    ポート圧力を所定値になるように、前記制御弁を制御す
    る制御手段とを有することを特徴とするプロセスガス供
    給ユニット。
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