JP2000017884A - ブレースダンパ - Google Patents

ブレースダンパ

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JP2000017884A
JP2000017884A JP10185165A JP18516598A JP2000017884A JP 2000017884 A JP2000017884 A JP 2000017884A JP 10185165 A JP10185165 A JP 10185165A JP 18516598 A JP18516598 A JP 18516598A JP 2000017884 A JP2000017884 A JP 2000017884A
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JP
Japan
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brace
frame
damper
brackets
floor frame
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Pending
Application number
JP10185165A
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English (en)
Inventor
Junji Hashimoto
純二 橋本
Kazutaka Suefuji
和孝 末藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はブレースダンパが枠体に取付けられ
るパネルに当接することを課題とする。 【解決手段】 1階骨組み12の対角位置に固定された
ブラケット20,21は、1階骨組み12の前後方向に
形成される平面と直交する向きとなるように設けられて
いる。第1ブレース27及び第2ブレース28の端部に
固定された取付板27a,28aは、1階骨組み12に
よって形成される前後面に対して直交する向きで固定さ
れたブラケット20,21と対向させた状態でボルト、
ナット等の締結部材30により締結される。そのため、
1階骨組み12に取り付けられたブレースダンパ装置1
9は、ブレースダンパ装置19は、ブラケット20,2
1の延在方向である前後方向(C方向)への揺動が規制
されるため、内壁パネルに当接することが防止され、当
接音の発生も防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレースダンパに係
り、特に構造物の地震による振動を吸収できるよう構成
されたブレースダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】ビルや住宅等の構造物の耐震性を高める
手段として、柱や梁等の骨組み間に骨組を塑性変形させ
ようとするエネルギを吸収するため、骨組みの対角位置
に装架されるブレースにダンパを取り付けて大地震の振
動エネルギを吸収して骨組みを制振させる制振構造の開
発が進められている。
【0003】このような制振構造に用いられる従来のブ
レースダンパとしては、例えば実開平7−23108号
公報に開示された構成のものがある。この公報に記載さ
れたものは、骨組みの対角位置に形成されたブレースに
シリンダ,ピス卜ン,逆止弁等からなる油圧ダンパが設
けられた構成とされている。そして、このように構成さ
れたブレースダンパでは、大地震等の振動エネルギを油
圧ダンパのピストンとシリンダとの相対変位に伴う減衰
力によって吸収する構造となっている。
【0004】図4は従来のブレースダンパの取り付け状
態を示す正面図である。構造物11は、鉄骨を組み合わ
せた1階骨組み12の上に鉄骨を組み合わせた2階骨組
み13を積み重ねた鉄骨構造の枠体であり、1階骨組み
12の柱141,142 は基礎151 ,152 に固定さ
れ、1階骨組み12の梁16は柱141,142 の上端
間を横架するように締結されている。そして、2階骨組
み13の柱171 ,172 は梁16に締結され、2階骨
組み3の梁18は柱171 ,17 2 の上端間を横架する
ように締結されている。尚、図4において、外壁パネル
や内壁パネルや天井板等は省略してある。
【0005】1階骨組み12の対角線上には、ブレース
ダンパ装置19が取り付けられている。このブレースダ
ンパ装置19は、1階骨組み12の柱141 と基礎15
1 とにより形成された第1の角部22と、柱142 と梁
16とにより形成された第2の角部23との間に装架さ
れている。ブレースダンパ装置19は、1階骨組み12
の対角方向に傾斜した状態に取り付けられているので、
例えばA方向の変位が1階骨組み12に加えられると、
ブレースダンパ装置19には引っ張り荷重が作用する。
そして、B方向の変位が1階骨組み12に加えられる
と、ブレースダンパ装置19には圧縮荷重が作用する。
【0006】このように、構造物11にA,B方向の振
動が入力された場合、ブレースダンパ装置19には、圧
縮荷重、引っ張り荷重が交互に作用する。そのため、ブ
レースダンパ装置19は、1階骨組み12の振動を減衰
して1階骨組み12の上部に設けられた2階骨組み13
に伝搬した振動が増幅することを防止する。1階骨組み
12の角部22,23には、板状のブラケット20,2
1が固定されている。また、ブラケット20,21に
は、ボルト挿通孔(図示せず)が設けられている。
【0007】ブレースダンパ装置19は、油圧ダンパ2
5と、第1ブレース27と、第2ブレース28とから構
成されている。第1ブレース27は、一端が上記枠体の
第1の角部22に設けられたブラケット20にボルト、
ナット等の締結手段により結合され、他端が油圧ダンパ
25のシリンダ側あるいはピストンロッド側の一方に連
結されている。
【0008】また、第2ブレース28は、一端が第2の
角部23に設けられたブラケット21にボルト、ナット
等の締結手段により結合され、他端が油圧ダンパ25の
シリンダ側あるいはピストンロッド側の他方に連結され
ている。従って、油圧ダンパ25は、1階骨組み12の
枠体内に形成される空間に収納されるが、1階骨組み1
2自体が薄い構造であるので、1階骨組み12の両側に
取り付けられる内壁パネル(図示せず)との隙間が僅か
しかない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のブレースダ
ンパでは、1階骨組み12の対角位置に固定されたブラ
ケット20,21が1階骨組み12の前後に形成される
面と平行な向きとなるように設けられており、且つ第1
ブレース27及び第2ブレース28の端部に固定された
取付板27a,28aをブラケット20,21に対向さ
せた状態で結合させる構成である。
【0010】そのため、従来は、第1ブレース27と第
2ブレース28との間に配置された油圧ダンパ25が1
階骨組み12内に組み込まれると、油圧ダンパ25がブ
ラケット20,21の面方向、すなわち第1ブレース2
7及び第2ブレース28に支持された状態でA,B方向
と直交する方向に振動しやすい。よって、従来のブレー
スダンパでは、A,B方向と直交する方向の振動が伝播
した場合、1階骨組み12により形成される面と直交す
る方向(図4の紙面に対し鉛直方向)に揺動し、1階骨
組み12の前後に取り付けられる内壁パネル(図示せ
ず)等に当接してコツコツといったような当接音が生じ
るといった問題がある。
【0011】そこで、本発明は上記問題を解決したブレ
ースダンパを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記本発明
は、枠体の角部に固定された板状の結合部材に端部が結
合されるブレースを所定角度傾斜させて装架させ、前記
ブレースに振動方向に応じて圧縮行程又は伸び行程を行
う油圧ダンパを取り付けてなるブレースダンパにおい
て、前記結合部材を前記枠体に形成される平面に対し直
交する方向となる向きに設けたことを特徴とするもので
ある。
【0013】従って、本発明によれば、結合部材を枠体
に形成される平面に対し直交する方向となる向きに設け
たため、油圧ダンパの振動方向が枠体に形成される平面
と直交する方向への振動を規制して油圧ダンパが枠体に
取り付けられる内壁パネルに当接することを防止でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になるブレースダ
ンパの一実施例を示す正面図である。また、図2は本発
明のブレースダンパが取り付けられる枠体の斜視図であ
る。尚、図1及び図2において、前述した図4の同一部
分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0015】図1及び図2に示されるように、1階骨組
み(枠体)12の対角位置に固定されたブラケット2
0,21は、1階骨組み12の前後方向に形成される平
面と直交する向きとなるように設けられている。すなわ
ち、板状のブラケット20,21は、1階骨組み12の
振動方向(A,B方向)と直交するC方向に延在する向
きに固定され、且つ1階骨組み12の対角方向に傾斜し
た状態に固定されている。
【0016】第1ブレース27及び第2ブレース28の
端部に固定された取付板27a,28aは、1階骨組み
12によって形成される平面に対して直交する前後方向
(C方向)の向きで固定されたブラケット20,21と
対向させた状態でボルト、ナット等の締結部材30によ
り締結される。このように、1階骨組み12に取り付け
られたブレースダンパ装置19は、振動の大きさに関係
なく、ブラケット20,21の延在方向である前後方向
(C方向)への揺動が規制される。そのため、C方向の
振動が1階骨組み12に伝播されても第1ブレース27
と第2ブレース28との間で支持された油圧ダンパ25
がC方向へ振動せず、1階骨組み12の前後面に取り付
けられる内壁パネル(図示せず)等に当接することが防
止され、当接音の発生も防止できる。
【0017】尚、1階骨組み12の内側で油圧ダンパ2
5がD方向に振動してもブレースダンパ装置19の制振
動作に殆ど影響しないので、何ら支障なくブレースダン
パ装置19を取り付けることができる。また、油圧ダン
パ25が1階骨組み12の前後面に取り付けられる内壁
パネルに当接しないよう振動方向を規制できるので、1
階骨組み12による壁部の薄型化にも対応できる。
【0018】図3は本発明の変形例を示す正面図であ
る。図3に示されるように、ブラケット20,21は、
「へ」字状に曲げられており、取付部20a,21bが
水平状態となるように形成されている。そのため、取付
部20a,21bの面方向が上下方向(E方向)とな
る。一方、第1ブレース27及び第2ブレース28の端
部に固定された取付板27a,28aは、ブラケット2
0,21の取付部20a,21bに対し上下方向(E方
向)から対向するように「へ」字状に曲げられている。
【0019】この変形例の場合も、上記実施の形態と同
様、第1ブレース27及び第2ブレース28の端部に固
定された取付板27a,28aは、1階骨組み12によ
って形成される平面に対して直交するC方向の向きで固
定されたブラケット20,21に上下方向(E方向)か
ら対向させた状態でボルト、ナット等の締結部材30に
より締結される。
【0020】このように、1階骨組み12に取り付けら
れたブレースダンパ装置19は、振動の大きさに関係な
く、ブラケット20,21の延在方向である前後方向
(C方向)への揺動が規制される。そのため、上記のよ
うに構成された変形例においても、C方向の振動が1階
骨組み12に伝播された場合、油圧ダンパ25がC方向
へ振動せず、1階骨組み12の前後面に取り付けられる
内壁パネル(図示せず)等に当接することが防止され、
当接音の発生も防止できる。
【0021】尚、上記実施の形態では、第1ブレース2
7及び第2ブレース28の取付板27a,28aがブラ
ケット20,21にボルト、ナット等からなる締結部材
30により締結される構成を一例として挙げたが、これ
に限らず、溶接等により固定する構成としても良いのは
勿論である。
【0022】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、結合部材
を枠体に形成される平面に対し直交する方向となる向き
に設けたため、油圧ダンパの振動方向が枠体に形成され
る平面と直交する方向への振動を規制して油圧ダンパが
枠体に取り付けられる内壁パネルに当接することを防止
できる。そのため、振動が伝播されても油圧ダンパが内
壁パネルに当接せず、油圧ダンパと内壁パネルとの当接
により生じる当接音も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるブレースダンパの一実施例を示す
正面図である。
【図2】本発明のブレースダンパが取り付けられる枠体
の斜視図である。
【図3】本発明の変形例を示す正面図である。
【図4】従来のブレースダンパの取り付け状態を示す正
面図である。
【符号の説明】
12 1階骨組み 141 ,142 柱 151 ,152 基礎 16 梁 19 ブレースダンパ装置 20,21 ブラケット 20a,21b 取付部 25 油圧ダンパ 27 第1ブレース 27a,28a 取付板 28 第2ブレース 30 締結部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体の角部に固定された板状の結合部材
    に端部が結合されるブレースを所定角度傾斜させて装架
    させ、前記ブレースに振動方向に応じて圧縮行程又は伸
    び行程を行う油圧ダンパを取り付けてなるブレースダン
    パにおいて、前記結合部材を前記枠体に形成される平面
    に対し直交する方向となる向きに設けたことを特徴とす
    るブレースダンパ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213100A (ja) * 2001-01-16 2002-07-31 Oiles Ind Co Ltd 制振壁構造
KR101556333B1 (ko) 2014-12-15 2015-10-13 주식회사 반석티브이에스 내진보강용 유체댐퍼
JP2017095861A (ja) * 2015-11-18 2017-06-01 株式会社トキワシステム 制振構造部材

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Effective date: 20041125