JP2000017679A - マンホールの側面孔と流水管間の可撓継手構造 - Google Patents
マンホールの側面孔と流水管間の可撓継手構造Info
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Landscapes
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はゴムガスケットと協働して弾力をも
ってマンホールの側面孔と流水管間を接続する作業性の
よい可撓継手構造を新規に提供することを目的とするも
のである。 【構成】 本発明はウレタン系，シリコン系，変成シリ
コン系，エポキシ／変成シリコン系等の弾力性を維持し
たまま硬化する一成分吸湿硬化型のペースト状のシーリ
ング材に酸性白土等の粘土またはゼオライト等の鉱物な
どからなる結晶水を有す硬化剤を適量混和して該シーリ
ング材を吸湿促進により即硬化型にしてマンホールの側
面孔と嵌入する流水管との間のゴムガスケット入り輪状
間隙の内面側に充填して、該輪状間隙をゴムガスケット
とともに弾力をもって閉塞することを特徴とするマンホ
ールの側面孔と流水管間の可撓継手構造にある。
ってマンホールの側面孔と流水管間を接続する作業性の
よい可撓継手構造を新規に提供することを目的とするも
のである。 【構成】 本発明はウレタン系，シリコン系，変成シリ
コン系，エポキシ／変成シリコン系等の弾力性を維持し
たまま硬化する一成分吸湿硬化型のペースト状のシーリ
ング材に酸性白土等の粘土またはゼオライト等の鉱物な
どからなる結晶水を有す硬化剤を適量混和して該シーリ
ング材を吸湿促進により即硬化型にしてマンホールの側
面孔と嵌入する流水管との間のゴムガスケット入り輪状
間隙の内面側に充填して、該輪状間隙をゴムガスケット
とともに弾力をもって閉塞することを特徴とするマンホ
ールの側面孔と流水管間の可撓継手構造にある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はマンホールの側面孔と
流水管間の可撓継手構造、詳しくはゴムガスケットと協
働して弾力をもって接続する可撓継手構造に関するもの
である。
流水管間の可撓継手構造、詳しくはゴムガスケットと協
働して弾力をもって接続する可撓継手構造に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】マンホールの側面孔と流水管との間の輪
状間隙の継手としては特開平１０−１８３２６号公報に
記載がある。該公報は側面孔と嵌入する流水管端との間
の輪状間隙の外側半分にゴムガスケットを圧入介在さ
せ、内側半分にセメントモルタルやラテックスモルタル
を充填して閉塞することを記載している。
状間隙の継手としては特開平１０−１８３２６号公報に
記載がある。該公報は側面孔と嵌入する流水管端との間
の輪状間隙の外側半分にゴムガスケットを圧入介在さ
せ、内側半分にセメントモルタルやラテックスモルタル
を充填して閉塞することを記載している。
【０００３】また近時、上記のセメントモルタルやラテ
ックスモルタルにかえて硬化後も弾力性を維持する一成
分型（一液性）または二成分型（二液性）のシーリング
材を充填し、その硬化を待って閉塞する手段も採られつ
つある。
ックスモルタルにかえて硬化後も弾力性を維持する一成
分型（一液性）または二成分型（二液性）のシーリング
材を充填し、その硬化を待って閉塞する手段も採られつ
つある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セメン
トモルタルやラテックスモルタルは主成分であるセメン
トの硬化によって弾力を失うために、ゴムガスケットが
介在するにかかわらず、地震，衝動等による不等沈下な
どに対応することができずして、また充填したモルタル
が破損落下して流水機能を阻害するという課題がある。
トモルタルやラテックスモルタルは主成分であるセメン
トの硬化によって弾力を失うために、ゴムガスケットが
介在するにかかわらず、地震，衝動等による不等沈下な
どに対応することができずして、また充填したモルタル
が破損落下して流水機能を阻害するという課題がある。
【０００５】近時採られつつある硬化後も弾力性を維持
する一成分型の吸湿硬化型のシーリング材は充填後保形
可能の状態に硬化するまでに２４時間以上の長時間を要
すため、硬化までに流出等により形崩れした部分に硬化
後再充填等の作業を要して閉塞までに多くの時間と手間
を要し、しかも確実性に不安が残るという課題がある。
また二成分型のシーリング材は一方の成分が化学反応に
よる硬化剤であるため二つの成分を充分に攪拌混練する
ことを要して混練用の機器とその電源を用意しなければ
ならず、作業が煩雑で且つ準備に時間がかかるという課
題がある。
する一成分型の吸湿硬化型のシーリング材は充填後保形
可能の状態に硬化するまでに２４時間以上の長時間を要
すため、硬化までに流出等により形崩れした部分に硬化
後再充填等の作業を要して閉塞までに多くの時間と手間
を要し、しかも確実性に不安が残るという課題がある。
また二成分型のシーリング材は一方の成分が化学反応に
よる硬化剤であるため二つの成分を充分に攪拌混練する
ことを要して混練用の機器とその電源を用意しなければ
ならず、作業が煩雑で且つ準備に時間がかかるという課
題がある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明はウレタン系，シ
リコン系，変成シリコン系，エポキシ／変成シリコン系
等の弾力性を維持したまま硬化する一成分吸湿硬化型の
ペースト状のシーリング材に酸性白土等の粘土またはゼ
オライト等の鉱物などからなる結晶水を有す硬化剤を適
量混和して該シーリング材を吸湿促進により即硬化型に
してマンホールの側面孔と嵌入する流水管との間のゴム
ガスケット入り輪状間隙の内面側に充填して、該輪状間
隙をゴムガスケットとともに弾力をもって閉塞するよう
にして、かかる課題を解決しようとするものである。
リコン系，変成シリコン系，エポキシ／変成シリコン系
等の弾力性を維持したまま硬化する一成分吸湿硬化型の
ペースト状のシーリング材に酸性白土等の粘土またはゼ
オライト等の鉱物などからなる結晶水を有す硬化剤を適
量混和して該シーリング材を吸湿促進により即硬化型に
してマンホールの側面孔と嵌入する流水管との間のゴム
ガスケット入り輪状間隙の内面側に充填して、該輪状間
隙をゴムガスケットとともに弾力をもって閉塞するよう
にして、かかる課題を解決しようとするものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて説明する。
【０００８】マンホール１の側面孔２の外側にゴムガス
ケット３を嵌着した流水管４の端部を嵌入し、ゴムガス
ケット３を流水管４の外面と側面孔２間の輪状間隙５に
圧入介在させる。該輪状間隙５の内面側に本発明の即硬
化型で硬化後弾力性を持続するシーリング材６を充填し
てゴムガスケット３とともに弾力をもって閉塞するので
ある。
ケット３を嵌着した流水管４の端部を嵌入し、ゴムガス
ケット３を流水管４の外面と側面孔２間の輪状間隙５に
圧入介在させる。該輪状間隙５の内面側に本発明の即硬
化型で硬化後弾力性を持続するシーリング材６を充填し
てゴムガスケット３とともに弾力をもって閉塞するので
ある。
【０００９】シーリング材６は主成分がウレタンポリマ
ーであるウレタン系シーリング材、主成分が変成シリコ
ンポリマーである変成シリコン系シーリング材、主成分
がオルガノポリシロキサンであるシリコン系シーリング
材、主成分がポリサルファイドポリマーであるポリサル
ファイドポリマー系列シーリング材，エポキシ／変成シ
リコン系シーリング材など通常ペースト状で吸湿するこ
とにより弾力性を維持したまま硬化する一成分吸湿硬化
型のシーリング材に酸性白土等、結晶水を有して細粒状
をした放湿性の硬化剤７を重量比１００：０．１〜５０
の割合、硬化促進の効果と作業性を考慮すると望ましく
は１００：５〜３０程度の割合にて攪拌混和するのであ
る。
ーであるウレタン系シーリング材、主成分が変成シリコ
ンポリマーである変成シリコン系シーリング材、主成分
がオルガノポリシロキサンであるシリコン系シーリング
材、主成分がポリサルファイドポリマーであるポリサル
ファイドポリマー系列シーリング材，エポキシ／変成シ
リコン系シーリング材など通常ペースト状で吸湿するこ
とにより弾力性を維持したまま硬化する一成分吸湿硬化
型のシーリング材に酸性白土等、結晶水を有して細粒状
をした放湿性の硬化剤７を重量比１００：０．１〜５０
の割合、硬化促進の効果と作業性を考慮すると望ましく
は１００：５〜３０程度の割合にて攪拌混和するのであ
る。
【００１０】かくすることによってシーリング材６は周
面が外気に触れることと、硬化剤７より吸湿することに
より、シーリング材単体で２４時間程度要していた保形
を可能とするに至る硬化時間を３時間あるいはそれ以下
の時間に短縮することができ、一度充填するとほとんど
再充填を要せずして水密裡に輪状間隙５を閉塞すること
ができることとなる。
面が外気に触れることと、硬化剤７より吸湿することに
より、シーリング材単体で２４時間程度要していた保形
を可能とするに至る硬化時間を３時間あるいはそれ以下
の時間に短縮することができ、一度充填するとほとんど
再充填を要せずして水密裡に輪状間隙５を閉塞すること
ができることとなる。
【００１１】シーリング材６は硬化剤７を１００：２０
の割合で混和したとき、温度２０℃、湿度６５％の条件
下で３時間程で完全硬化するように調製している。なお
硬化剤７の量を少なくすると硬化時間が長くかかり、硬
化剤７の量が多すぎると硬化時間が早すぎて充填作業が
間に合わなくなるおそれがあり、また硬化したシーリン
グ材が脆くなるので気象環境や作業条件を考慮して適量
を混和するのである。また硬化剤７はシーリング材６中
に適当に散在していればよく、攪拌にはさほどの手間と
時間を要しないものである。
の割合で混和したとき、温度２０℃、湿度６５％の条件
下で３時間程で完全硬化するように調製している。なお
硬化剤７の量を少なくすると硬化時間が長くかかり、硬
化剤７の量が多すぎると硬化時間が早すぎて充填作業が
間に合わなくなるおそれがあり、また硬化したシーリン
グ材が脆くなるので気象環境や作業条件を考慮して適量
を混和するのである。また硬化剤７はシーリング材６中
に適当に散在していればよく、攪拌にはさほどの手間と
時間を要しないものである。
【００１２】
【発明の効果】以上により本発明によれば、マンホール
の側面孔と嵌入する流水管との間の輪状間隙をゴムガス
ケットと弾力性を持続したまま硬化するシーリング材と
にて協働して閉塞するので、不等沈下等が生じても弾力
をもって追従変形して水密裡に閉塞を続けるという効果
を生ずる。
の側面孔と嵌入する流水管との間の輪状間隙をゴムガス
ケットと弾力性を持続したまま硬化するシーリング材と
にて協働して閉塞するので、不等沈下等が生じても弾力
をもって追従変形して水密裡に閉塞を続けるという効果
を生ずる。
【００１３】吸湿硬化型のシーリング材は結晶水含有の
酸性白土等からなる放湿性の硬化剤の適量の混和により
硬化が従来の８分の１程度に短くなって早まるので、ほ
とんど再充填を要せずして輪状間隙を閉塞することがで
きて、閉塞作業を簡便にしてしかも確実性を向上するこ
とができるという効果を生ずる。
酸性白土等からなる放湿性の硬化剤の適量の混和により
硬化が従来の８分の１程度に短くなって早まるので、ほ
とんど再充填を要せずして輪状間隙を閉塞することがで
きて、閉塞作業を簡便にしてしかも確実性を向上するこ
とができるという効果を生ずる。
【００１４】シーリング材は無害なウレタン系，シリコ
ン系，変成シリコン系，エポキシ／変成シリコン系等と
添加する酸性白土などの硬化剤も無害なので、マンホー
ル内で流水に接しても流水を無害にて維持することがで
きるという効果を生ずる。
ン系，変成シリコン系，エポキシ／変成シリコン系等と
添加する酸性白土などの硬化剤も無害なので、マンホー
ル内で流水に接しても流水を無害にて維持することがで
きるという効果を生ずる。
【図１】 本発明の継手構造を示す縦断側面図である。
【図２】 同、追従変形した例を示す縦断側面図であ
る。
る。
１はマンホール ２は側面孔 ３はゴムガスケット ４は流水管 ５は輪状間隙 ６はシーリング材 ７は硬化剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 裕之 東京都大田区平和島６丁目１番１号 株式 会社信明産業内 (72)発明者 川口 知之 神奈川県平塚市長瀞１−１ 日本シーカ株 式会社内 (72)発明者 雨谷 俊彦 神奈川県平塚市長瀞１−１ 日本シーカ株 式会社研究所内 Ｆターム(参考） 2D047 BA27
Claims (1)
- 【請求項１】 ウレタン系，シリコン系，変成シリコン
系，エポキシ／変成シリコン系等の弾力性を維持したま
ま硬化する一成分吸湿硬化型のペースト状のシーリング
材に酸性白土等の粘土またはゼオライト等の鉱物などか
らなる結晶水を有す硬化剤を適量混和して該シーリング
材を吸湿促進により即硬化型にしてマンホールの側面孔
と嵌入する流水管との間のゴムガスケット入り輪状間隙
の内面側に充填して、該輪状間隙をゴムガスケットとと
もに弾力をもって閉塞することを特徴とするマンホール
の側面孔と流水管間の可撓継手構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10184075A JP2000017679A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | マンホールの側面孔と流水管間の可撓継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10184075A JP2000017679A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | マンホールの側面孔と流水管間の可撓継手構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000017679A true JP2000017679A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16146957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10184075A Pending JP2000017679A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | マンホールの側面孔と流水管間の可撓継手構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000017679A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010519490A (ja) * | 2007-02-28 | 2010-06-03 | ビール エンジニアリング ビー．ブイ． | 導管内壁と導管を通って伸びる少なくとも１つのパイプ又はケーブルとの間の導管内の空間を密封する密封システム及び密封方法 |
| JP2014001333A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Techno Brains:Kk | 一液性湿気硬化型樹脂の硬化促進剤及びこれを用いる硬化促進方法 |
| JP2014025264A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シール構造及びシール構造の施工方法 |
| CN114517738A (zh) * | 2022-03-04 | 2022-05-20 | 哈尔滨城林科技股份有限公司 | 一种碳纤维隔声箱装体 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP10184075A patent/JP2000017679A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010519490A (ja) * | 2007-02-28 | 2010-06-03 | ビール エンジニアリング ビー．ブイ． | 導管内壁と導管を通って伸びる少なくとも１つのパイプ又はケーブルとの間の導管内の空間を密封する密封システム及び密封方法 |
| JP2014001333A (ja) * | 2012-06-20 | 2014-01-09 | Techno Brains:Kk | 一液性湿気硬化型樹脂の硬化促進剤及びこれを用いる硬化促進方法 |
| JP2014025264A (ja) * | 2012-07-26 | 2014-02-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | シール構造及びシール構造の施工方法 |
| CN114517738A (zh) * | 2022-03-04 | 2022-05-20 | 哈尔滨城林科技股份有限公司 | 一种碳纤维隔声箱装体 |
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