JP2000017432A - 高耐久性透明薄膜 - Google Patents

高耐久性透明薄膜

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JP2000017432A
JP2000017432A JP10204342A JP20434298A JP2000017432A JP 2000017432 A JP2000017432 A JP 2000017432A JP 10204342 A JP10204342 A JP 10204342A JP 20434298 A JP20434298 A JP 20434298A JP 2000017432 A JP2000017432 A JP 2000017432A
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transparent thin
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inorganic
durability
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JP10204342A
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Daisaku Haoto
大作 羽音
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性、耐熱性、耐衝撃性、耐蝕性等の耐
久性、絶縁性、透明性に優れる透明薄膜を提供する。 【解決手段】 高耐久性透明薄膜を、被成膜体上にホロ
ーカソード型イオンプレーティングにより成膜した無機
窒化物および無機窒化酸化物のいずれかからなる薄膜と
し、また、上記無機窒化物または無機窒化酸化物を構成
する被窒化無機元素をSi,P,Ge,Ga,B,Cか
らなる群の中の1種または2種以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高耐久性透明薄膜に
係り、特に絶縁フィルム、反射防止フィルム、建築材
料、車両等のハードコーティング等に用いられる透明
性、耐久性、絶縁性に優れた透明薄膜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、絶縁フィルム、反射防止フィ
ルム、建築材料、車両等のハードコーティングとして、
耐久性を備えた透明薄膜が使用されている。例えば、電
子部材、電子部品に用いる絶縁フィルムでは、絶縁性に
加えて耐酸性、耐熱性等の耐久性が要求される。
【0003】上記の耐久性透明薄膜としては、化学気相
蒸着(CVD)法、電子線(EB)蒸着法、スパッタリ
ング法、イオンプレーティング方等により基材上に成膜
した酸化珪素等の無機酸化薄膜が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
無機酸化薄膜からなる耐久性透明薄膜は、十分な耐久性
を得るためには基材の加熱が必要であり、このためポリ
イミドフィルム等の耐熱性フィルム上に形成する必要が
あった。
【0005】また、膜厚が小さくても高い耐久性を備え
た透明薄膜として、CVD法により形成する窒化珪素膜
がある。CVD法による窒化珪素膜の成膜では、成膜速
度を高めたり、低温で成膜した場合、薄膜の耐久性が不
十分となる。したがって、良好な耐久性を備えた透明薄
膜を得るためには、成膜速度を著しく低くし、高温(2
50℃程度)で成膜する必要があり、製造コストの増大
を来していた。また、CVD法による窒化珪素膜の成膜
では、シランガス等の発火性のあるガスを使用するた
め、作業環境上の危険性が問題となっている。
【0006】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、耐摩耗性、耐熱性、耐衝撃性、耐蝕性
等の耐久性、絶縁性、透明性に優れる透明薄膜を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の高耐久性透明薄膜は、被成膜体上に
ホローカソード型イオンプレーティングにより成膜した
無機窒化物および無機窒化酸化物のいずれかからなる薄
膜であるような構成とした。
【0008】また、本発明の高耐久性透明薄膜は、被窒
化無機元素としてSi,P,Ge,Ga,B,Cからな
る群の中の1種または2種以上の元素を含有するような
構成とした。
【0009】また、本発明の高耐久性透明薄膜は、被窒
化無機元素として更にTiおよび/またはAlを含有す
るような構成とした。
【0010】このような本発明では、成膜された透明薄
膜は緻密であり、耐久性、絶縁性、透明性に優れ、か
つ、被成膜体に極めて高い密着性を示す。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。
【0012】本発明の高耐久性透明薄膜は、被成膜体上
にホローカソード型イオンプレーティングにより成膜し
た無機窒化物または無機窒化酸化物からなる薄膜であ
り、機械的外力の作用時や高温等における耐久性を保持
しつつ、高い透明性を有するとともに、厚みが薄くても
優れた耐久性(耐摩耗性、耐熱密着性、耐衝撃密着性、
耐蝕性等)を有する。
【0013】本発明の高耐久性透明薄膜を構成する無機
元素(被窒化無機元素)は、透明な薄膜を形成できる元
素であれば特に制限はなく、例えば、Si,P,Ge,
Ga,B,Cからなる群の中の1種または2種以上を用
いることができる。具体的な透明薄膜の例としては、S
i,C等の窒化物(カーボンシリサイドの窒化物等)、
P,Si等の酸化物を適度に窒化したセラミックス(S
iの酸化物であるSiOx を窒化したSiOxy やP
の窒化酸化物であるPON等)を挙げることができる。
このような無機元素の窒化物および窒化酸化物は、いず
れも透明性が良好で、かつ、被成膜体に極めて高い耐熱
密着性、耐衝撃密着性を示す。また、機械的外力や薬品
が作用しても亀裂や欠陥、溶解が生じにくく、優れた耐
久性(耐摩耗性、耐蝕性等)および絶縁性を長時間に亘
り維持できる。
【0014】また、本発明の高耐久性透明薄膜は被窒化
無機元素として更にTiおよび/またはAlを含有する
ものであってもよい。
【0015】本発明の高耐久性透明薄膜の厚みは100
〜5000Å、好ましくは300〜1500Å程度とす
ることができる。厚みが100Å未満であると、十分な
耐久性を得ることができず、また、5000Åを超える
と、耐久性の更なる向上は得られない一方で成膜に要す
る時間が長くなり好ましくない。
【0016】次に、本発明の高耐久性透明薄膜の製造方
法を説明する。
【0017】本発明の高耐久性透明薄膜は、上述のよう
に反応性成膜法であるホローカソード型イオンプレーテ
ィング、特に浦本ガン(特開平2−265150号)を
用いたホローカソード型イオンプレーティングにより成
膜される。
【0018】ここで、ホローカソード型イオンプレーテ
ィング法の一例について、図1を参照して説明する。図
1は横形ホローカソード型イオンプレーティング装置の
一例を示す構成図である。図1において、ホローカソー
ド型イオンプレーティング装置1は、排気口2aと反応
ガス供給口2bを設けた真空チャンバー2と、この真空
チャンバー2内の下部に配設された坩堝(陽極)3、真
空チャンバー2内の上部に配設されたホルダー4、真空
チャンバー2の所定位置(図示例では真空チャンバー左
側壁)に配設されたプラズマガン5、陰極6、中間電極
7および補助コイル8を備えている。また、坩堝3の下
方には永久磁石9が配設されている。
【0019】このようなホローカソード型イオンプレー
ティング装置1を用いたイオンプレーティングによる透
明薄膜の形成は以下のように行われる。まず、坩堝3に
蒸発源11を配置し、また透明薄膜の被成膜体12をホ
ルダー4に保持し、真空チャンバー2内部を10-6〜1
-3Torr程度の真空度にする。この状態で、アルゴン
(Ar)等のプラズマ用ガスをプラズマガン5に導入す
る。そして、プラズマガン5で発生したプラズマビーム
15は、補助コイル8により形成される磁界によって真
空チャンバー2内に引き出され、坩堝3下方の永久磁石
9が作る磁界によって蒸発源11に収束し、この蒸発源
11を加熱する。その結果、加熱された部分の蒸発源1
1は蒸発し、プラズマビーム15の領域を通過する際に
一部電離し、ホルダー4に保持されている被成膜体12
に到達して表面に膜を形成する。
【0020】本発明の高耐久性透明薄膜を形成する被成
膜体は、ハードコーティングとしての高耐久性透明薄膜
の使用目的に応じて、透明な基材フィルム、電子部材、
建築用部材、車両用部材等から適宜選択することができ
る。
【0021】このうち、透明な基材フィルムとしては、
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、ポリ−4−メチルペンテン−1等の
ポリオレフィン;ポリエチレンテレフタレートおよびポ
リブチレンテレフタレート等のポリアルキレンテレフタ
レート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリ
エステル;ナイロン6、ナイロン11、ナイロン66、
ナイロン610等のポリアミド;ポリ塩化ビニル;スチ
レン系ポリマー;ポリビニルアルコール;ポリカーボネ
ート;ポリアクリルニトリル;セルロース系ポリマー等
の1種または2種以上の組み合わせからなる樹脂フィル
ムを挙げることができる。特に好ましい基材フィルムと
しては、透明性および機械的強度に優れるオレフィン系
ポリマー(特にポリプロピレン系ポリマー)、ポリエス
テル(特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート)、ポリアミド(特にナイロン6)等から
なる基材フィルムを挙げることができる。
【0022】上記の基材フィルムの光線透過率は、視認
性を損なわない範囲で適当に選択でき、白色光線での全
光線透過率が40%以上、好ましくは60%以上、より
好ましくは70%以上である基材フィルムを用いること
が好ましい。また、基材フィルムは単層であってもよ
く、また、2層状の積層体であってもよい。基材フィル
ムの厚みは使用目的に応じて適宜設定でき、例えば、3
〜100μm程度である。
【0023】基材フィルムの成形には、押出し成形等の
公知の成形方法を用いることができ、基材フィルムは未
延伸であってもよく、また、一軸延伸あるいは二軸延伸
してもよいが、機械的強度に優れる二軸延伸フィルムが
より好ましい。
【0024】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。 [実施例1]被成膜体としてシリコンウエハーと二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績
(株)製E5100(厚み50μm))を準備し、図1
に示すようなホローカソード型イオンプレーティング装
置のホルダーに被成膜体を保持し、反応性成膜法により
上記被成膜体上にSiNx (x=4/3)の透明薄膜
(厚み700Å)を成膜した。坩堝内面には絶縁性、耐
熱性のセラミックス容器を設置し、この中に蒸発源(純
度98%のSiインゴット又は粒径2〜5mmのSi粒
子)を封入した。また、成膜条件は下記のように設定し
た。
【0025】 (成膜条件) ・放電電力 : 8kW ・導入ガス : Ar=20sccm、N2 =40sccm ・成膜レート : 20Å/秒 ・成膜真空度 : 6×10-4Torr ・基材加熱 : なし [実施例2]被成膜体としてシリコンウエハーと二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績
(株)製E5100(厚み50μm))を準備し、反射
電子吸収電極を付設したホローカソード型イオンプレー
ティング装置のホルダーに被成膜体を保持し、反応性成
膜法により上記被成膜体上にSiOxy (x=1.
5、y=0.3)の透明薄膜(厚み700Å)を成膜し
た。坩堝内面には絶縁性、耐熱性のセラミックス容器を
設置し、この中に蒸発源(純度99.9%のSiOx
ンゴット又は粒径2〜5mmのSiOx 粒子)を封入し
た。また、成膜条件は下記のように設定した。
【0026】 (成膜条件) ・放電電力 : 8kW ・導入ガス : Ar=20sccm、N2 =40sccm ・成膜レート : 20Å/秒 ・成膜真空度 : 6×10-4Torr ・基材加熱 : なし [比較例1]被成膜体としてシリコンウエハーと二軸延
伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東洋紡績
(株)製E5100(厚み50μm))を準備し、これ
を化学気相蒸着装置のチャンバー内のホルダーに装着し
た。次に、化学気相蒸着装置のチャンバー内を、油回転
ポンプおよび油拡散ポンプにより、到達真空度1×10
-7Torrまで減圧した。
【0027】また、原料ガスとして、シランガス(大陽
東洋酸素(株)製、純度99.99%)、および、窒素
ガス(大陽東洋酸素(株)製、純度99.99%)を準
備した。
【0028】次に、ホルダーの近傍に、ホルダーと対向
するように1枚の電極板を配置し、この電極板とホルダ
ーとの間に13.65MHzの高周波電圧を印加した
(投入電力0.8kW)。そして、チャンバー内の電極
板近傍にガス導入口を設け、シランガスを流量40sc
cmで、窒素ガスを流量500sccmで、アンモニア
ガスを流量120sccmで導入し、真空ポンプとチャ
ンバーとの間にあるバルブの開閉度を制御することによ
り、成膜時のチャンバー内の圧力を5×10-1Torr
に保って、被成膜体上にSiNx (x=4/3)の透明
薄膜(厚み700Å)を成膜した。尚、成膜レートは2
0Å/秒とし、被成膜体は非加熱とした。 [比較例2]投入電力を0.2kW、圧力を3×10-1
Torr、成膜レートを2Å/秒とした他は、比較例1
と同様にして被成膜体(シリコンウエハーとポリエチレ
ンテレフタレートフィルム)上にSiNx (x=4/
3)の透明薄膜(厚み700Å)を成膜した。 (評価)上記のようにして作製した各透明薄膜につい
て、耐摩耗性、密着性、耐熱密着性、耐衝撃密着性、耐
蝕性と光透過率および比抵抗を下記のようにして評価、
測定し、結果を下記の表1に示した。
【0029】耐摩耗性の評価 米国DI社製SPM D3000に、ナノセンサー社製
ダイヤモンドコート探針を装着し、被成膜体上に形成し
た透明薄膜に所定の荷重で100回摩擦後、摩擦痕の形
状を超軽荷重にして測定し、下記の基準で耐摩耗性の評
価を行った。
【0030】(評価基準) 〇:透明薄膜に摩擦痕が見られない ×:透明薄膜に摩擦痕が見られる密着性 クロスハッチ法によるテープ剥離を行い、ハッチの残り
程度により下記の5段階の基準で密着性の評価を行っ
た。
【0031】(評価基準) A:ハッチの残り100〜80% B:ハッチの残り80〜60% C:ハッチの残り60〜40% D:ハッチの残り40〜20% E:ハッチの残り20〜0%耐熱密着性の評価 被成膜体上に形成した透明薄膜に対して、15℃/分の
変温速度で25〜100℃の温度変化(昇温、冷却)を
10回施し、その後、上記の密着性の評価方法と同様に
クロスハッチ法によるテープ剥離を行い、5段階の基準
で密着性の評価を行った。
【0032】耐衝撃密着性の評価 シャープ(株)製UT104超音波洗浄器を用い、被成
膜体上に形成した透明薄膜に100W、39kHzの超
音波振動を15分間印加し、その後、上記の密着性の評
価方法と同様にクロスハッチ法によるテープ剥離を行
い、5段階の基準で密着性の評価を行った。
【0033】耐蝕性の評価 酸として液温25℃、濃度30%の硝酸、塩酸、硫酸を
準備し、アルカリとして液温25℃の1N水酸化ナトリ
ウム溶液を準備し、SiNx の透明薄膜を被成膜体(シ
リコンウエハー)とともに各液中に20分間浸漬し、引
き上げた後の透明薄膜の侵蝕状態を観察し、下記の基準
で評価した。
【0034】(評価基準) 〇:透明薄膜に侵蝕はみられない ×:透明薄膜に侵蝕がみられる光透過率の測定 被成膜体上に形成した透明薄膜について、波長550n
mでの透過率を測定した。
【0035】比抵抗の測定 透明薄膜を用いてMIS構造(Ni/透明薄膜/P+-S
i)の試験片を作製し、電流電圧特性および容量計測を
行って、1MV/cmにおける比抵抗ρ(Ω・cm)を
求めた。
【0036】
【表1】 表1に示されるように、本発明の透明薄膜(実施例1、
2)は、耐久性および透明性とも優れ、かつ、高い絶縁
性を有する高耐久性透明薄膜であることが確認された。
【0037】これに対して、比較例1の透明薄膜は、耐
久性および絶縁性の各特性が悪く、高耐久性透明薄膜と
しての実用性がないことが確認された。
【0038】一方、比較例2の透明薄膜は、耐熱密着性
と耐衝撃密着性が不十分であり、また、成膜レートが極
めて低く、生産性の点で問題があった。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば被
成膜体上にホローカソード型イオンプレーティングによ
り無機窒化物または無機窒化酸化物を成膜して高耐久性
透明薄膜とするので、成膜された透明薄膜は、透明性が
良好で、かつ、緻密であり、被成膜体に極めて高い密着
性を示し、機械的外力が作用しても亀裂や欠陥が生ぜ
ず、優れた耐久性(耐摩耗性、耐熱密着性、耐衝撃密着
性、耐蝕性等)および絶縁性を長時間に亘り維持でき、
絶縁フィルム、反射防止フィルム、建築材料、車両等の
ハードコーティング等に用いることができる。また、被
成膜体に対して極めて高い密着性を示すので、薄膜剥離
防止のためのアンカー層の形成が不要となり、さらに、
イオンプレーティング法の特徴である高生産効率により
薄膜製造コストの低減が可能となる。また、本発明の高
耐久性透明薄膜は低温成膜ができるので、被成膜体に加
熱劣化を与えることがなく、成膜時に危険性の高いガス
を使用する必要はなく安全面での問題もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明薄膜の製造に使用できる横形ホロ
ーカソード型イオンプレーティング装置の一例を示す構
成図である。
【符号の説明】
1…ホローカソード型イオンプレーティング装置 2…真空チャンバー 3…坩堝(陽極) 4…ホルダー 5…プラズマガン 6…陰極 7…中間電極 8…補助コイル 11…蒸発源 12…被成膜体 15…プラズマビーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被成膜体上にホローカソード型イオンプ
    レーティングにより成膜した無機窒化物および無機窒化
    酸化物のいずれかからなる薄膜であることを特徴とする
    高耐久性透明薄膜。
  2. 【請求項2】 被窒化無機元素としてSi,P,Ge,
    Ga,B,Cからなる群の中の1種または2種以上の元
    素を含有することを特徴とする請求項1に記載の高耐久
    性透明薄膜。
  3. 【請求項3】 被窒化無機元素として更にTiおよび/
    またはAlを含有することを特徴とする請求項2に記載
    の高耐久性透明薄膜。
JP10204342A 1998-07-03 1998-07-03 高耐久性透明薄膜 Pending JP2000017432A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144240A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Dainippon Printing Co Ltd ガスバリア性フィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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