JP2000017296A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents
液体洗浄剤組成物Info
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Abstract
匂い及び泡質に優れた液体洗浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 (a) 特定のアルキルグリコシド、(b)特
定の脂肪酸構成比を有する脂肪酸塩及び(c) 特定のアミ
ンオキサイドを、それぞれ特定の比率で含有するpH6
〜8の液体洗浄剤組成物。
Description
力、洗浄力、低温安定性、匂い及び泡質に優れた液体洗
浄剤組成物に関する。
体界面活性剤であるアルキルグリコシドは低刺激性界面
活性剤であり、しかも非イオン性界面活性剤であるにも
拘わらず、それ自身安定な泡を生成し、他の陰イオン性
界面活性剤に対しても泡安定剤として作用することが知
られている(特開昭58−104625号、特開昭62−74999
号)。しかし、アルキルグリコシドは油汚れ存在時の洗
浄力及び起泡力が未だ充分とはいえない。従って、皮膚
に対して温和で手荒れを起こさず、起泡力及び洗浄力に
優れた洗浄剤組成物が望まれる。
〜20重量%
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R5、R6は
炭素数1〜3のアルキル基又はアルカノール基を示
す。〕を含有し、(b) /(c) の重量比が9/1〜1/
9、 (a)+(b) +(c) が10〜50重量%であるpH6〜8
の液体洗浄剤組成物を提供するものである。
(1) で表されるアルキルグルコシドであり、式(1) 中R1
は直鎖又は分岐鎖を有する炭素数8〜18のアルキル、ア
ルケニル又はアルキルフェニル基であるが、溶解性、起
泡性及び洗浄性より好ましい炭素数は10〜14である。ま
た、R2は炭素数2〜4のアルキレン基であるが、水に対
する溶解性などの点から炭素数2〜3のアルキレン基が
好ましい。更にG は単糖もしくは2糖以上の原料によっ
てその構造が決定されるが、このG の原料としては、単
糖ではグルコース、ガラクトース、キシロース、マンノ
ース、リキソース、アラビノース等及びこれらの混合物
等が挙げられ、2糖以上ではマルトース、キシロビオー
ス、ゲンチビオース、ラクトース、スクロース、ニゲロ
ース、ツラノース、ラフィノース、ゲンチアノース、メ
レジトース等及びこれらの混合物等が挙げられる。これ
らの内好ましい単糖類原料は、入手性及びコスト面から
グルコース、フルクトースであり、2糖以上ではマルト
ース、スクロースである。
が、この値がアルキルグリコシドの水溶性と結晶性を調
整する。つまり、x が高い程水溶性が高くなり且つ結晶
性が低くなる傾向にある。好ましくはx の値は0〜2で
ある。また、y はその平均値が1.0〜1.42となる数であ
る。また、y はその平均値が1より大きい場合、つまり
2糖以上の糖鎖を親水性基とする一般式(1) で示される
界面活性剤を含有する場合、糖鎖の結合様式は1−2、
1−3、1−4、1−6結合、更にα−、β−ピラノシ
ド又はフラノシド結合及びこれらの混合された結合様式
を有する任意の混合物を含むことが可能である。尚、本
発明においてy の測定方法はプロトンNMR法によるもの
である。
2種以上を併用することができ、本発明組成物中に1〜
40重量%、好ましくは5〜20重量%配合される。配合量
が1重量%未満であると、優れた起泡力、洗浄力という
基本性能を満足し得ず、配合量が40重量%を超えると組
成物が著しく増粘し、組成物を充填した容器から出し難
くなるという別の問題を生じる。
構成比において(B1)が10重量%を超えると組成物の匂い
が劣る。また、(B2)が30重量%より少ないと起泡力が低
下し、60重量%を超えると組成物の低温での安定性が劣
る。また、(B3)が25重量%以上だと組成物にクリーミィ
ーな泡質が付与でき、40重量%を超えると組成物の低温
での安定性が劣る。また、(B4)が15重量%を超えると組
成物の匂いが劣る。(b)成分としては、上記組成を満た
すものであれば天然物でも単一脂肪酸を混合したもので
も何れを用いても良い。(b)成分の対イオンとしては、
ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、カルシウ
ム、マグネシウムなどのアルカリ土類金属、アンモニウ
ム、モノエタノールアンモニウム、ジエタノールアンモ
ニウム、トリエタノールアンモニウムなどの有機アンモ
ニウムなどが挙げられる。
いられるアミンオキサイドは前記一般式(2) で表される
ものであり、組成物中 0.1〜20重量%、好ましくは0.5
〜10重量%配合される。一般式(2) 中のR4は、洗浄力及
び低温安定性の面から炭素数10〜16のアルキル基又はア
ルケニル基が好ましく、炭素数12〜14のアルキル基がよ
り好ましい。また、R5、R6は互いに同じでも異なってい
てもよいが、特に好ましくは共にメチル基の場合であ
る。
の重量比が9/1〜1/9、 (a)+(b) +(c) が10〜50
重量%である。これらの範囲内において良好なマイルド
性(皮膚に対して温和で手荒れを起こさない)、起泡
力、洗浄力、低温安定性、匂い及び泡質が得られる。
る。pHが8を超えると手荒れが懸念され、6よりも低
いと脂肪酸が析出し、著しく低温の安定性を悪化させ
る。
須成分の他に、目的とする性能を損なわない範囲で必要
に応じて種々の成分を配合することができる。例えば、
界面活性剤としては、(a) 〜(c) 成分以外のポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸塩、直鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、α−オ
レフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩等の陰イ
オン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル等の非イオン性界面活性剤、脂肪酸アルカノールアミ
ド、アルキルベタイン、アルキルスルホベタイン等の含
窒素非イオン性又は両性界面活性剤が挙げられる。ま
た、可溶化剤としてはエタノール、イソプロパノール等
の低級アルコール類、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、グリセリン、ソルビトール等の多価アルコ
ール類、p−トルエンスルホン酸塩、m−キシレンスル
ホン酸塩等の芳香族スルホン酸塩類等が挙げられる。ま
た、香料、色素、防腐・防かび剤、増粘剤等を所望に応
じて添加することができる。なお、本発明の液体洗浄剤
組成物においては、上記各成分とともに水を配合する。
水の配合量は、合計で100 重量%となるように調整する
量である。
途に適用することができるが、特に硬質体用の洗浄剤組
成物として好ましい。ここで「硬質体」とは、平面的で
あるか又は立体的であるかを問わず、一定の形状を保持
しているものを意味するものであり、洗浄処理ができる
ものであれば、硬さの程度は限定されるものではない。
この硬質体としては、プラスチック、ゴム、金属、タイ
ル、レンガ、コンクリート、セメント、ガラス、木等か
らなる床、階段、壁等の固定物のほか、それらからなる
各種器械、器具、道具、家具、食器等の人が接触するも
の全般を挙げることができる。特に本発明組成物は、マ
イルド性、起泡力、洗浄力、低温安定性、匂い及び泡質
に優れることから、食器用の洗浄剤組成物として好適で
ある。
を行った。その結果を表1に示す。なお、(b)成分の脂
肪酸組成を表2に示した。
物濃度は1重量%、洗浄剤温度は25℃、モデル汚れは牛
脂/菜種油=9/1とした。
°DH硬水を使用)に、汚れ成分として市販のバターを
0.1重量%となるように添加した試験溶液を用い、次の
方法により起泡量を測定し、起泡性を評価した。起泡量
は、直径5cmのガラス製円筒に前記試験溶液40mlを入
れ、20℃で15分間回転攪拌を行い、停止直後の泡の高さ
(mm)を測定した。
使用)30℃に保ち、20分間手を浸した後、よく水道水で
洗浄した。この操作を1日1回とし、計3日間繰り返し
た。4日後に被験者5人の手荒れ状態を目視により観察
し、下記の基準により皮膚刺激性を評価した。結果は5
人の平均点より示した。平均点が4以上であれば、通常
の使用状態において実用上満足できる程度であると認め
られる。 5;手荒れ(皮膚への刺激性)がほとんど認められな
い。 4;手荒れ(皮膚への刺激性)がわずかに認められる。 3;手荒れ(皮膚への刺激性)が少し認められる。 2;手荒れ(皮膚への刺激性)がかなり認められる。 1;手荒れ(皮膚への刺激性)が著しく認められる。
10日間保存後の外観を下記基準に従って判定した。 ○;外観変化なし ×;分離もしくは沈殿生成 (v) 匂い評価 組成物(未賦香品) 100mlをガラスビンに80ml充填し、
匂いの官能評価を下記の基準に従って行った。結果は5
人の平均点より示した。平均点が4以上であれば、通常
の使用状態において実用上満足できる程度であると認め
られる。 5;刺激臭がほとんど認められない。 4;刺激臭がわずかに認められる。 3;刺激臭が少し認められる。 2;刺激臭がかなり認められる。 1;刺激臭が著しく認められる。
°DH硬水を使用)30mlを2Lのビーカーに入れ市販ス
ポンジで充分に泡立てる。同様に泡立てた市販石けん
(花王ホワイト;花王(株)製)と比較したときの泡の
外観を下記の基準に従って比較評価した。 ○;ほぼ石けんと同様のクリーミィーな泡 △;石けん同様きめの細かい泡であるがボリューム感に
欠ける泡 ×;明らかに石けんの泡とは異なる泡質
洗浄力、低温安定性、匂い及び泡質に優れた液体洗浄剤
組成物が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】(a) 下記一般式(1) で表されるアルキルグ
リコシド 1〜40重量% R1(OR2)xGy (1) 〔式中、R1は炭素数8〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル、アルケニル又はアルキルフェニル基を示し、R2は炭
素数2〜4のアルキレン基を、G は炭素数5〜6の還元
糖に由来する残基を示し、x はその平均値が0〜5とな
る数を示し、y はその平均値が 1.0〜1.42となる数を示
す。〕 (b) 構成比が 炭素数12未満の飽和脂肪酸 10重量%以下 炭素数12の飽和脂肪酸 30〜60重量% 炭素数14以上の飽和脂肪酸 25〜40重量% 炭素数18の不飽和脂肪酸 15重量%以下 である脂肪酸塩 0.1〜20重量% (c) 下記一般式(2) で表されるアミンオキサイド 0.1
〜20重量% 【化1】 〔式中、R4は炭素数8〜18の直鎖もしくは分岐鎖のアル
キル基又はアルケニル基を示し、R5、R6は炭素数1〜3
のアルキル基又はアルカノール基を示す。〕を含有し、
(b) /(c) の重量比が9/1〜1/9、 (a)+(b) +
(c) が10〜50重量%であるpH6〜8の液体洗浄剤組成
物。 - 【請求項2】 (c) 成分が、一般式(2) 中のR4が炭素数
12〜14のアルキル基であり、R5、R6が共にメチル基であ
るアミンオキサイドである請求項1記載の液体洗浄剤組
成物。 - 【請求項3】 食器用洗浄剤組成物である請求項1又は
2記載の液体洗浄剤組成物。
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---|---|---|---|
JP18743498A JP3998819B2 (ja) | 1998-07-02 | 1998-07-02 | 液体洗浄剤組成物 |
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JP3998819B2 JP3998819B2 (ja) | 2007-10-31 |
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JP (1) | JP3998819B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005112946A (ja) * | 2003-10-06 | 2005-04-28 | Kao Corp | 洗浄剤組成物 |
JP2011026467A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Nof Corp | 洗浄剤組成物 |
-
1998
- 1998-07-02 JP JP18743498A patent/JP3998819B2/ja not_active Expired - Fee Related
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