JP2000016942A - 虚血性疾患治療剤 - Google Patents

虚血性疾患治療剤

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ischemic disease
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甚右衞門 小西
Hiroki Fukuhara
弘紀 福原
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】副作用が少なく安心して投与可能な虚血性疾患
治療剤を提供する。 【解決手段】本発明虚血性疾患治療剤の有効成分はワク
シニアウイルス接種炎症組織抽出物である。 【効果】ワクシニアウイルス接種炎症組織抽出物は低酸
素状態における海馬体・錐体細胞の異常な脱分極を抑制
することで細胞障害を防御し、細胞死への移行を遅延す
る優れた作用を有する。この作用は正常な錐体細胞に対
してはみられず、低酸素負荷による病態時にのみ発現す
ることを特徴とするものである。従って、本発明物質は
脳梗塞等の虚血性疾患並びに虚血による神経障害に起因
した随伴症状を治療・予防する薬剤として有用なもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワクシニアウイル
ス接種炎症組織抽出物の新規な薬理作用に関するもので
あり、具体的にはワクシニアウイルス接種炎症組織抽出
物を有効成分として含有する虚血性疾患治療剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】脳が虚血に陥ると神経細胞の障害が起こ
り壊死に至る。これは虚血により脳への酸素、エネルギ
ーの供給が断たれるからであり、その結果、個々の細胞
はその恒常性を保つことができなくなるためである。脳
組織が虚血性病変により不可逆的に壊死に陥っている状
態を脳梗塞といい、原因として脳血栓と脳塞栓が挙げら
れている。前者は脳を灌流する動脈に動脈硬化性病変が
進行して血管狭窄が起こり血栓形成を伴って血管閉塞を
きたしたものであり、後者は心臓疾患に起因する心臓の
壁在血栓や大動脈、頸部動脈のアテローム病変に加わっ
た血栓が剥離して脳に運ばれ、脳動脈を栓塞して起こる
ものである。
【0003】従来より神経細胞が虚血に対して脆弱であ
ることは臨床的にもよく認識されており、ある種の神経
細胞はわずか数分の虚血によっても障害を受けて細胞死
に至る。低酸素モデルは臨床における急性期の虚血状態
を想定したもので、脳神経細胞を用いた場合、脳卒中等
のモデルとして汎用されている。虚血状態の海馬体・錐
体細胞では、脱分極に伴う顕著な神経興奮の後、伝導ブ
ロックが生じる。その後、細胞外グルタミン酸、細胞内
カルシウムイオンやフリーラジカルなどの増加に伴う細
胞毒性により細胞は障害され、細胞機能を失い細胞死に
至るとされている。従って、このような虚血状態での神
経障害の過程において、神経細胞の脱分極を抑制する薬
剤は虚血性疾患を治療・予防する薬剤として有用なもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、ワクシ
ニアウイルス接種炎症組織抽出物の薬理活性に関して種
々の試験研究を行った結果、該物質が虚血状態における
神経細胞の異常な脱分極を抑制する新規な作用を有する
ことを見い出した。本発明物質で確認されたこの新しい
薬理作用は、正常な状態では認められず低酸素による病
態時にのみ発現するという優れた特徴を有するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、病態時
にのみ薬効を発現するため、副作用が少なく安心して投
与可能な虚血性疾患治療剤を提供することにある。
【0006】
【発明の実施の形態】ウイルス等の外界からの侵襲や内
的な病態状態の進行に対して、過剰反応に対する抑制作
用と機能低下に対する増強作用という二相性をもって生
体はその恒常性を維持し、生体機能を調整し正常化する
ために種々の生体機能調整物質を産生することが知られ
ている。例えばワクシニアウイルスを接種した炎症組織
において産生される生体機能調整物質、該物質を病態組
織から抽出する製造方法並びにそれらの薬理活性につい
ては種々報告されている(特公昭63−39572号公
報、特公昭63−25600号公報、特公平3−432
79号公報、特許第2594222号公報など)。
【0007】また実際の医薬品としてはワクシニアウイ
ルス接種家兎炎症皮膚抽出物製剤がある。この製剤は例
えば医療薬日本医薬品集(1994年8月版、日本医薬
情報センター編、薬業時報社発行)の1434頁に記載
されているように、ワクシニアウイルスを接種した家兎
の炎症皮膚組織から抽出分離した非蛋白性の活性物質を
含有する薬剤であり、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周
囲炎、変形性関節症、症候性神経痛、皮膚疾患(湿疹、
皮膚炎、じんま疹)に伴う掻痒、アレルギー性鼻炎、ス
モン後遺症状の冷感、痛み、異常知覚等に対する適応が
認められており、皮下、筋注、静注用の注射剤並びに錠
剤が医療用医薬品として製造承認を受けて市販されてい
る。
【0008】本発明虚血性疾患治療剤の有効成分は上述
したようなワクシニアウイルス接種炎症組織から抽出し
た非蛋白性の生体機能調整物質であり、前記の医療薬日
本医薬品集にも掲載されているワクシニアウイルス接種
家兎炎症皮膚抽出物製剤は医薬品の製造承認を受け市販
されており入手可能である。また上述した特許公報等の
文献に記載されている種々のワクシニアウイルス接種炎
症組織抽出物が本発明物質として利用でき、それらの製
造方法や好ましい投与量なども文献中に説明されてい
る。
【0009】患者に対する投与方法は、注射剤による皮
下、筋注、静注投与並びに錠剤による経口投与が市販薬
剤では認められているが、その他疾患の種類に応じて、
その治療に最適な上記以外の剤形による投与方法も可能
である。投与量はワクシニアウイルス接種炎症組織抽出
物の種類によって適宜設定すべきであるが、市販製剤で
認められている投与量は、前記の医療薬日本医薬品集
(1434頁)によれば、基本的には内服では1日16
ノイロトロピン単位(NU)、注射剤では1日3.6乃
至7.2NUを投与するよう医療用医薬品としては示さ
れているが、疾患の種類、重症度、患者の個人差、投与
方法、投与期間等によって適宜増減可能である。
【0010】以下に、ワクシニアウイルス接種炎症組織
抽出物の新規な薬理作用に関する試験結果を示す。
【0011】
【実施例】(1)海馬体・錐体細胞を用いた低酸素モデ
ルの試験系 体重140乃至200gの雄性ウイスター系ラットから
摘出した脳を、95%酸素+5%二酸化炭素の混合ガス
で通気して平衡化した4℃の人工脳脊髄液(124mM
塩化ナトリウム、5mM塩化カリウム、2.6mM塩化
カルシウム、1.3mM硫酸マグネシウム、1.24m
Mリン酸二水素カリウム、26mM炭酸水素ナトリウ
ム、10mMグルコース)にて15分間冷却した後、海
馬を分離しマイクロスライサーにて約400μmの厚さ
に薄切した。次いで、スライス標本を上記の混合ガスに
て平衡化して室温に保った人工脳脊髄液中に30分間以
上インキュベーションした後、細胞内記録用チェンバー
に移動し、34℃±0.2℃に加温した人工脳脊髄液
(pH7.4)を用いて流量1.5mL/分にて灌流し
た。約30分間のインキュベーションの後、海馬体・錐
体細胞の細胞内記録を開始した。
【0012】細胞内記録には4M酢酸カリウム溶液を満
たした先端抵抗40乃至90Ωのガラス電極(先端径1
乃至2μm)を用いた。ガラス電極は実体顕微鏡下に海
馬体・CA1領域の錐体細胞層に挿入した。錐体細胞に
電極を刺入後、得られた静止膜電位は細胞内記録用アン
プにて増幅し記録した。膜の入力抵抗は、0.2nAの
陰性電流(200ms幅、0.2Hz間隔)を通電して
測定した。実験には静止膜電位が−55mV以上で一定
となった錐体細胞を用いた。
【0013】(2)正常な酸素状態における被検薬の影
響 本実験は正常な酸素状態において実施した。即ち、錐体
細胞の膜電位及び膜抵抗に対する被検薬の作用は、被検
薬の処置5分前及び処置10乃至20分後に−0.1乃
至−0.5nAの陰性電流(200ms幅、0.2Hz
間隔)を通電したときの膜電位変化(注入電流−膜電位
の関係)を指標に、被検薬の処置前後で比較し、対応の
あるt検定にて解析した。
【0014】被検薬として本発明物質(ワクシニアウイ
ルス接種炎症皮膚抽出物製剤:商品名ノイロトロピン)
を人工脳脊髄液にて最終濃度が0.03乃至0.3NU
/mLになるよう希釈して用いた。
【0015】上記被検薬の処置前後での錐体細胞におけ
る注入電流−膜電位の関係を図1に示した。図中の各点
(測定値)は4例の平均値を示し、被検薬の作用は処置
10乃至20分後に評価した。本発明物質の0.03乃
至0.3NU/mL処置は、膜電位(回帰直線のY切
片)に対して有意な影響を及ぼさなかった。一方、膜抵
抗(回帰係数)は0.1NU/mL以上の用量で増加す
る傾向にあった。
【0016】(3)低酸素状態における被検薬の効果 まず正常な酸素状態において、被検薬の処置前5分間、
処置後10分間にわたり、膜電位と膜抵抗を測定した。
その後、人工脳脊髄液中の酸素を窒素に置換して低酸素
負荷(記録用チャンバー内の人工脳脊髄液の酸素分圧は
60mmHg以下)を行うと同時に、被検薬を処置し
て、20分間にわたり膜電位及び膜抵抗を測定した。ま
た対照群として、被検薬を添加しない群を設定し、同様
の測定を行った。低酸素状態での錐体細胞の膜電位及び
膜抵抗に対する被検薬の作用は、対照群と被検薬群の膜
電位及び膜抵抗の推移を比較し、一元配置分散分析によ
り解析した。
【0017】正常(低酸素負荷前)及び低酸素状態にお
ける錐体細胞の膜電位の変化に対する本発明物質の効果
を図2に、膜抵抗の変化に対する効果を図3に示した。
図2の各測定値は5又は6例の平均値±標準誤差で示し
た。対照群と各被検薬処置群における膜電位の基礎値
は、それぞれ−69.1±0.9、−67.9±1.5
及び−67.6±0.4mVであった。また図3の各測
定値は4又は5例の平均値±標準誤差で示した。対照群
と各被検薬処置群における膜抵抗の基礎値は、それぞれ
28.2±1.2、30.3±2.9及び33.1±
2.0MΩであった。
【0018】錐体細胞は低酸素負荷6分前後から顕著な
脱分極を示し、20分後には−10mV以下となり、プ
ラトーに達した(図2)。一方、膜抵抗は、低酸素負荷
の1乃至2分以内に減少し、その後ほぼ一定で推移した
(図3)。本発明物質の0.1NU/mL処置では低酸
素負荷に伴う脱分極を抑制する傾向にあり、0.3NU
/mL処置では脱分極の有意な抑制作用がみられた(図
2)。また、いずれの用量の本発明物質処置によって
も、膜抵抗は維持、増大される傾向にあった(図3)。
同様に特許第2594222号公報の実施例1記載の製
造方法に従って得た本発明物質を用いて試験した結果、
市販のワクシニアウイルス接種炎症皮膚抽出物製剤と同
様に、低酸素負荷に伴う脱分極に対して用量依存的な抑
制効果を示した。
【0019】
【発明の効果】上記の薬理試験結果より明らかなよう
に、本発明物質は低酸素による海馬体・錐体細胞の異常
な脱分極を抑制することで細胞障害を防御し、細胞死へ
の移行を遅延する優れた作用を有する。この作用は正常
な錐体細胞ではみられず、低酸素負荷による病態時にの
み発現することを特徴とするものである。
【0020】虚血状態における神経細胞の異常な脱分極
を抑制する機序として、電気生理学的にはNa−K
ポンプの活性化、NaまたはCa2+チャンネルの阻
害、KまたはClチャンネルの活性化が示唆され
る。このような虚血状態での神経障害の過程において神
経細胞の脱分極を抑制する薬剤は、虚血により直接的に
誘因される疾患である脳梗塞を治療しその悪化を予防す
るだけでなく、虚血に伴う海馬体の障害に基づく脳血管
性痴呆等の記憶、意識障害を改善・防御することはもと
より、異常な脱分極に対する抑制作用の上記作用機序を
考慮すると、虚血による中枢及び末梢の神経障害、特に
運動神経並びに知覚神経系の異常興奮に起因した随伴症
状も改善する可能性があり、本発明物質は各種の虚血性
疾患を治療・予防する薬剤として有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は海馬体CA1領域の錐体細胞における注
入電流−膜電位(I−V)の関係に及ぼす本発明物質の
影響を示した図である。図中の白丸は対照群、黒丸は被
検薬処置群であり、被検薬(本発明物質)の用量は図中
に示した。
【図2】図2は低酸素負荷に伴う海馬体CA1領域の錐
体細胞における膜電位変化に対する本発明物質の作用を
示した図である。図中の白丸は対照群(人工脳脊髄液の
み)、白三角は本発明物質処置群(0.1NU/m
L)、黒丸は本発明物質処置群(0.3NU/mL)で
あり、Bonferroni多重比較により対照群と比
較してp<0.05で有意差があったものに*印を付し
た。
【図3】図3は低酸素負荷に伴う海馬体CA1領域の錐
体細胞における膜抵抗変化に対する本発明物質の作用を
示した図である。図中の白丸、白三角および黒丸は図2
と同様である。

Claims (6)

    【整理番号】 PC−288 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワクシニアウイルス接種炎症組織抽出物
    を有効成分として含有する虚血性疾患治療剤。
  2. 【請求項2】 虚血性脳疾患治療剤である請求項1記載
    の虚血性疾患治療剤。
  3. 【請求項3】 炎症組織が皮膚組織である請求項1又は
    2記載の薬剤。
  4. 【請求項4】 ウサギの炎症皮膚組織である請求項3記
    載の薬剤。
  5. 【請求項5】 注射剤である請求項1乃至4のいずれか
    一項記載の薬剤。
  6. 【請求項6】 経口剤である請求項1乃至4のいずれか
    一項記載の薬剤。
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