JP2000016796A - 産業車両のティルト角検出装置 - Google Patents

産業車両のティルト角検出装置

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JP2000016796A
JP2000016796A JP10191737A JP19173798A JP2000016796A JP 2000016796 A JP2000016796 A JP 2000016796A JP 10191737 A JP10191737 A JP 10191737A JP 19173798 A JP19173798 A JP 19173798A JP 2000016796 A JP2000016796 A JP 2000016796A
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敏之 竹内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ティルト角を検出する回転変位センサを、テ
ィルトシリンダのボトム部からできるだけ離れた位置に
配置し、かつ取付位置の自由度を大きくする。 【解決手段】 ティルトシリンダ7より上方でフロント
プロテクタ14の後側の所定位置に回転式のポテンショメ
ータ17が固定され、その入力軸にレバー20が一体回転可
能に連結されている。ティルトシリンダ7のシリンダチ
ューブ7bには座22が水平方向に突出するように溶接で
固着され、座22にボールジョイント21bが螺着されてい
る。シリンダチューブ7b及びレバー20は、ボールジョ
イント21a,21bに両端が固定されたロッド23を介して
連結されている。ロッド23はティルトシリンダ7と交差
する方向に延び、かつマストが垂直位置に配置された状
態において、フロントプロテクタ14とほぼ平行となるよ
うに配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は荷役用アタッチメン
トの支持及び昇降案内を行うマストが傾動可能に装備さ
れ、ティルトシリンダの作動によりマストが傾動される
産業車両のティルト角検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の産業車両であるフォークリフト
においては、車両の前部に設けられたアウタマスト及び
インナマストを備えたマストにリフトブラケットととも
にフォークが昇降可能に支持されている。そして、マス
トはリフトレバーの操作に基づくリフトシリンダの作動
により伸縮され、それに伴ってフォークが昇降される。
また、荷役作業を容易にするため及びフォークリフトの
走行中の安定性を良くするため、マストはティルトレバ
ーの操作に基づくティルトシリンダの作動により、垂直
の基準位置に対して前傾あるいは後傾される。
【0003】フォークリフトはフォークに荷を積載した
状態では重心が前側に移動し、フォークの揚高を高くす
るとマストに作用するモーメントが大きくなる。そし
て、荷を積載した状態でマストを前傾させると重心がよ
り前に移動してフォークリフトの前後方向の安定性が悪
くなる。また、荷の荷重が大きな状態であまり後傾角度
を大きくすると重心が後側に寄り過ぎて前輪が浮き気味
になりスリップが発生する虞がある。そこで、従来はマ
ストの前傾角度及び後傾角度は所定の値に設定されてい
る。
【0004】荷役作業で荷を高所に載置する場合、フォ
ークを高揚高としてマストを前傾させる必要がある。こ
のとき、誤操作等で速い前傾速度でマストを前傾し過ぎ
ると、荷崩れやフォークリフトの後輪の浮き上がり(即
ち車両の前後方向の不安定状態)が発生する。従って、
作業者はマストが前傾し過ぎないようインチング操作
で、注意深く低速で前傾作業を行う必要があり、精神的
な負担が大きい。また、従来装置ではフォークを高揚高
としてマストを傾動させる作業には熟練を要した。
【0005】また、一般に荷取りあるいは荷降ろし作業
時にはフォークが荷を積載するパレットと平行な状態、
即ちフォークを水平な状態(マストを垂直な状態)にす
る必要がある。しかし、手動操作でフォークを正確に水
平状態にするのは熟練を要する。しかも、実際の荷役作
業時にはティルト操作と走行及びリフト操作も行う必要
があり、作業者の負担が大きくなる。
【0006】前記の問題を解消するため、シリンダへの
作動油の供給制御を手動操作弁に代えて電磁弁で行うこ
とが考えられ、自動水平制御を行うフォークリフトも知
られている。また、荷の重量や揚高によってマストの前
傾許容角度を所定の値に規制制御するフォークリフトを
本願出願人は先に提案している。自動水平制御を行う場
合や、荷の重量や揚高によってマストの前傾許容角度を
所定の値に規制制御する場合にはマストの傾き(ティル
ト角)を検出する必要がある。
【0007】従来、ティルト角の検出は、ティルトシリ
ンダを車両の車体フレームに支持する固定の支軸に取り
付けられた回転式のポテンショメータにより行われてい
る。ポテンショメータの入力軸にはレバーが一体回転可
能に支持され、そのレバーの先端が、ティルトシリンダ
に当接されたピンを挟持するように配設されている。そ
して、ティルトシリンダのピストンロッドの伸縮に伴っ
てティルトシリンダとともにレバーが回動して、レバー
の回動量に対応した検出信号をポテンショメータが出力
する。
【0008】また、実開昭63−100500号公報に
は、回転式のポテンショメータを使用してティルトシリ
ンダのストロークを検出するティルトシリンダのストロ
ーク検出装置が提案されている。この検出装置は図4に
示すように、ティルトシリンダ51のシリンダ本体52
にブラケット53を介して回転式のポテンショメータ5
4が設置されている。ポテンショメータ54はブラケッ
ト53に回動可能に取り付けられたリンク55の軸56
に連結され、ピストンロッド57に突設されたブラケッ
ト58にリンク55が連動ロッド59を介して連結され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ティルトシ
リンダのボトム部付近は、フォークリフトの走行中に路
面からはねた泥や水しぶきがかかったり、古紙業者によ
る使用環境では水分を吸った紙が付着するなど環境が非
常に悪い。従って、ポテンショメータもその悪環境の中
に在るため、故障し易くなり、保守点検を頻繁に行う必
要がある。
【0010】実開昭63−100500号公報に開示さ
れたストローク検出装置では、ポテンショメータ54が
ティルトシリンダ51のシリンダ本体52にブラケット
53を介して取り付けられているため、ティルトシリン
ダのボトム部に取り付けた場合よりは環境がよくなる。
しかし、ポテンショメータ54を支持するブラケット5
3は比較的大きなスペースを必要とし、シリンダ本体5
2にそのようなブラケットを固定すると、油圧を供給す
るホースをティルトシリンダ51に取り付ける際の作業
性が悪くなる。また、ティルトシリンダ51の配設位置
の関係からブラケット53をあまり長くすることはでき
ないため、ポテンショメータ54の位置をシリンダ本体
52からあまり離すことはできず、ポテンショメータ5
4の環境が十分改善された状態とはならない。また、連
動ロッド59の一部が必ずフロントプロテクタより前方
に突出した状態となり、作業中に連動ロッド59に落下
物等が衝突して連動ロッド59が破損する虞が大きい。
【0011】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はティルト角を検出する回転変位
センサの取付位置を、ティルトシリンダのボトム部から
できるだけ離れた位置に配置でき、しかも取付位置の自
由度が大きな産業車両のティルト角検出装置を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、荷役用アタッチメントの
支持及び昇降案内を行うマストが傾動可能に装備され、
ティルトシリンダの作動によりマストが傾動される産業
車両において、車体フレームのティルトシリンダより上
方の所定位置に回転変位センサを固定し、該回転変位セ
ンサの入力軸にレバーを一体回転可能に連結し、ティル
トシリンダと一体的に回動する部分と前記レバーとを、
ティルトシリンダと交差する方向に延びるように配設さ
れたリンクに対してボールジョイントを介して連結し
た。
【0013】請求項2に記載の発明では、前記回転変位
センサは回転式のポテンショメータである。請求項3に
記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明に
おいて、前記リンクの一端のボールジョイントはティル
トシリンダのシリンダチューブに固定されている。
【0014】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記車体
フレームはフロントプロテクタであり、前記回転変位セ
ンサはその後側に固定されている。
【0015】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記リンクはマストが垂直位置に配
置された状態において、前記フロントプロテクタとほぼ
平行となるように配設されている。
【0016】請求項1に記載の発明では、荷役用アタッ
チメントの支持及び昇降案内を行うマストの傾動角(テ
ィルト角)が、機台フレームのティルトシリンダより上
方の所定位置に固定された回転変位センサによって検出
される。ティルト角はティルトシリンダの回動が、回転
変位センサの入力軸に一体回転可能に連結されたレバー
にリンクを介して伝達されることにより検出される。リ
ンクはボールジョイントを介して回動部に連結されてい
るため、レバーの回動面とティルトシリンダの回動面が
交差する状態でもレバーにティルトシリンダの回動が円
滑に伝達される。
【0017】請求項2に記載の発明では、前記回転変位
センサが回転式のポテンショメータであるため、小型で
コストも安くなる。請求項3に記載の発明では、請求項
1又は請求項2に記載の発明において、前記リンクの一
端がボールジョイントを介してティルトシリンダのシリ
ンダチューブに固定されているため、ティルトシリンダ
の回動が直接的にレバーに伝達される。
【0018】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか一項に記載の発明において、回転変位
センサがフロントプロテクタの後側に固定されているた
め、荷役作業中に落下物や障害物に衝突し難い。
【0019】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の発明において、前記リンクはマストが垂直位置に配
置された状態において、フロントプロテクタとほぼ平行
となるように配設されているため、マストの傾動に伴う
ティルトシリンダの回動が効率良くリンクを介してレバ
ーに伝達される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図3に従って説明する。図3に示すよう
に、フォークリフト1の車体フレーム(機台フレーム)
2にはその前部にマスト3が設けられている。マスト3
は車体フレーム2に対して傾動可能に支持された左右一
対のアウタマスト3aと、その内側に昇降可能に装備さ
れたインナマスト3bとからなる。両アウタマスト3a
の後側にはリフトシリンダ4がアウタマスト3aと平行
に固定され、そのピストンロッド4aの先端がインナマ
スト3bの上部に連結されている。インナマスト3bの
内側にはリフトブラケット5がインナマスト3bに沿っ
て昇降可能に装備され、リフトブラケット5に荷役用ア
タッチメントとしてのフォーク6が取り付けられてい
る。
【0021】車体フレーム2の左右両側にはティルトシ
リンダ7の基端が回動可能に支持され、そのピストンロ
ッド7aの先端がアウタマスト3aの外側面に回動可能
に連結されている。そして、ティルトシリンダ7の伸縮
作動によりマスト3が傾動される。
【0022】運転室8の前部にはステアリング9、リフ
トレバー10、ティルトレバー11等がそれぞれ設けら
れている。図3においては両レバー10,11が重なっ
た状態で示されている。リフトレバー10の操作により
リフトシリンダ4が作動(伸縮)され、ティルトレバー
11の操作によりティルトシリンダ7が作動(伸縮)さ
れるようになっている。
【0023】次にティルトシリンダ7の支持状態及びマ
ストの傾動角度(ティルト角)を検出するティルト角検
出装置の取り付け状態を説明する。図1に示すように、
車体フレーム2の前部に設けられたフェンダ12には運
転室8を構成するフロントピラー13が立設されてい
る。左右のフロントピラー13間にはフロントプロテク
タ14が所定の傾斜角で車体フレーム2に溶接され、車
体フレーム2の一部を構成している。リフトレバー1
0、ティルトレバー11やステアリングコラムはフロン
トプロテクタ14の裏面側に組み付けられる。
【0024】フェンダ12にはフロントピラー13より
後方の内側寄りに支持ブラケット15が立設され、車体
フレーム2は支持ブラケット15と対向する部分が支持
ブラケット15と対応する形状に形成されている。そし
て、ティルトシリンダ7はその前側がフロントプロテク
タ14より前方に突出する状態で、その基端において、
車体フレーム2及び支持ブラケット15間に架設された
支軸16に対して回動可能に支持されている。
【0025】図1及び図2に示すように、ティルト角検
出装置を構成する回転変位センサとしての回転式のポテ
ンショメータ17はフロントプロテクタ14の後側(裏
側)のティルトシリンダ7より上方の所定位置に固定さ
れている。ポテンショメータ17はフロントプロテクタ
14に溶接で固着された一対の支持部18に、ボルト1
9により固定されている。ポテンショメータ17の入力
軸17aにはレバー20の基端が一体回転可能に連結さ
れている。レバー20の先端にはボールジョイント21
aが固定されている。ポテンショメータ17は導電プラ
スチック形、巻線形等の接点摺動方式のものでも、磁気
抵抗形等の非接触方式のものでもどちらでもよい。
【0026】ティルトシリンダ7のシリンダチューブ7
bには座22が水平方向に突出するように溶接で固着さ
れ、座22にボールジョイント21bが螺着されてい
る。シリンダチューブ7b及びレバー20は、ボールジ
ョイント21a,21bに両端が固定されたリンクとし
てのロッド23を介して連結されている。ロッド23は
ティルトシリンダ7と交差する方向に延び、かつマスト
3が垂直位置に配置された状態において、フロントプロ
テクタ14とほぼ平行となるように配設されている。
【0027】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。ティルトレバー11の前傾操作に基づいてテ
ィルトシリンダ7が作動されてピストンロッド7aが突
出作動されると、マスト3が前側に傾動(回動)され
る。マスト3の前傾に伴ってティルトシリンダ7が支軸
16を中心にして下方へ回動される。ティルトレバー1
1の後傾操作に基づいてティルトシリンダ7が作動され
てピストンロッド7aが没入作動されると、マスト3が
後側に傾動(回動)される。マスト3の後傾に伴ってテ
ィルトシリンダ7が支軸16を中心にして上方へ回動さ
れる。
【0028】ティルトシリンダ7が上方へ回動されると
ロッド23を介してレバー20が上方へ回動され、ティ
ルトシリンダ7が下方へ回動されるとロッド23を介し
てレバー20が下方へ回動される。ロッド23はレバー
20及びシリンダチューブ7bに対してボールジョイン
ト21a,21bを介して連結されているため、ティル
トシリンダ7の回動面と、レバー20の回動面とが交差
していても、ティルトシリンダ7の回動が円滑にレバー
20に伝達される。そして、レバー20の回動量に対応
した電圧がポテンショメータ17から出力される。
【0029】この実施の形態では以下の効果を有する。 (1) ポテンショメータ17が車体フレーム2のティ
ルトシリンダ7より上方の所定位置に固定され、環境の
悪いボトム部から離れた位置に配設されるため、保守点
検の周期を長くしても従来よりティルト角の検出値に対
する信頼性が向上する。
【0030】(2) ポテンショメータ17の入力軸1
7aに一体回転可能に連結されたレバー20と、ティル
トシリンダ7のシリンダチューブ7bとを連結するロッ
ド23がボールジョイント21a,21bを介して連結
されている。従って、ポテンショメータ17の固定位置
をティルトシリンダ7から離して、しかもレバー20の
回動面とティルトシリンダ7の回動面とが平行でなくて
も、ティルトシリンダ7の回動が円滑にレバー20に伝
達され、ポテンショメータ17の取り付け位置の自由度
が大きくなる。
【0031】(3) 回転変位センサとして回転式のポ
テンショメータ17が使用されているため、ロータリエ
ンコーダを使用してティルト角の絶対値を検出する場合
に比較して、小型でコストも安くなる。
【0032】(4) 回転変位センサ(ポテンショメー
タ17)がフロントプロテクタ14に固定されるため、
ポテンショメータ17の取り付け位置のスペースが広
く、取り付けの自由度が大きくなる。
【0033】(5) 回転変位センサ(ポテンショメー
タ17)がフロントプロテクタ14の後側(裏側)に固
定されているため、荷役作業中に落下物や障害物が回転
変位センサに衝突し難い。
【0034】(6) ロッド23はマスト3が垂直位置
に配置された状態において、フロントプロテクタ14と
ほぼ平行となるように配設されているため、マスト3の
傾動に伴うティルトシリンダ7の回動が効率良くロッド
23を介してレバー20に伝達される。
【0035】(7) ボールジョイント21bがシリン
ダチューブ7bに対して水平方向に突設された座22に
固定されているため、ロッド23がフロントプロテクタ
14とほぼ平行となるように配設されていることと相ま
って、マスト3の傾動に伴うティルトシリンダ7の回動
が効率良くロッド23を介してレバー20に伝達され
る。
【0036】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 ○ 一端がレバー20に連結されたロッド23の他端を
連結する箇所はシリンダチューブ7bに限らず、ティル
トシリンダ7と一体的に回動する部分であればよい。例
えば、支軸16をティルトシリンダ7と一体回転可能と
し、支軸16の突出端に連結したボールジョイント21
bにロッド23を連結する。また、ロッド23をボール
ジョイントを介してマスト3に連結してもよい。
【0037】○ 回転変位センサは回動量を検出可能で
あればよく、ロータリエンコーダやレゾルバ等他のセン
サを使用してもよい。 ○ 回転変位センサの固定箇所をフロントプロテクタ1
4の前側(表側)やフロントピラー13としてもよい。
【0038】○ ロッド23をマスト3が垂直位置に配
置された状態において、フロントプロテクタ14とほぼ
平行となるように配設せずに、フロントプロテクタ14
と交差する方向に延びるように配設してもよい。
【0039】○ レバー20を直接入力軸17aに連結
する代わりに、フロントプロテクタ14に回動可能に支
持された回動軸に入力軸17aを一体回転可能に連結
し、かつ該回動軸にレバー20を一体回転可能に連結し
てもよい。
【0040】○ 荷役用アタッチメントとしてフォーク
6以外のアタッチメント、例えばロール紙の運搬に使用
するロールクランプ、ブロックの運搬や高積み作業に使
用するブロッククランプ、コイル状に巻かれたワイヤ及
びケーブル等コイル状あるいは円筒状の荷の運搬に使用
するラム等を装備したフォークリフト(産業車両)に適
用してもよい。
【0041】前記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の発明(技術思想)について、以下にその効果とと
もに記載する。 (1) 請求項5に記載の発明において、ボールジョイ
ントはシリンダチューブに対して水平方向に突設された
座に固定されている。この場合、リンクがフロントプロ
テクタとほぼ平行となるように配設されていることと相
まって、マストの傾動に伴うティルトシリンダの回動が
効率良くリンクを介してレバーに伝達される。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項5
に記載の発明によれば、ティルト角を検出する回転変位
センサの取付位置を、ティルトシリンダのボトム部から
できるだけ離れた位置に配置でき、しかも取付位置の自
由度が大きくなる。
【0043】請求項2に記載の発明では、ロータリエン
コーダを使用してティルト角の絶対値を検出する場合に
比較して、小型でコストも安くなる。請求項3に記載の
発明では、リンクの一端がボールジョイントを介してテ
ィルトシリンダのシリンダチューブに固定されているた
め、ティルトシリンダの回動が直接的にレバーに伝達さ
れ、リンクの長さを変えることでポテンショメータの取
付位置の自由度が大きくなる。
【0044】請求項4に記載の発明では、回転変位セン
サがフロントプロテクタの後側に固定されているため、
荷役作業中に落下物や障害物が回転変位センサに衝突し
難い。
【0045】請求項5に記載の発明では、リンクがフロ
ントプロテクタとほぼ平行となるように配設されている
ため、マストの傾動に伴うティルトシリンダの回動が効
率良くリンクを介してレバーに伝達される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態のティルトシリンダとセンサの
関係を示す斜視図。
【図2】 (a)はティルトシリンダとセンサの関係を
示す概略側面図、(b)は(a)の円Aで囲んだ部分の
拡大図。
【図3】 フォークリフトの概略側面図。
【図4】 従来のティルトシリンダのストローク検出装
置を示す正面図。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、2…車体フレー
ム、3…マスト、6…荷役用アタッチメントとしてのフ
ォーク、7…ティルトシリンダ、14…フロントプロテ
クタ、17…回転変位センサとしての回転式のポテンシ
ョメータ、17a…入力軸、20…レバー、21a,2
1b…ボールジョイント、23…リンクとしてのロッ
ド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 和雄 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3F333 AA02 AB13 BB02 BE02 CA19 FD08 FE04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役用アタッチメントの支持及び昇降案
    内を行うマストが傾動可能に装備され、ティルトシリン
    ダの作動によりマストが傾動される産業車両において、 車体フレームのティルトシリンダより上方の所定位置に
    回転変位センサを固定し、該回転変位センサの入力軸に
    レバーを一体回転可能に連結し、ティルトシリンダと一
    体的に回動する部分と前記レバーとを、ティルトシリン
    ダと交差する方向に延びるように配設されたリンクに対
    してボールジョイントを介して連結した産業車両のティ
    ルト角検出装置。
  2. 【請求項2】 前記回転変位センサは回転式のポテンシ
    ョメータである請求項1に記載の産業車両のティルト角
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記リンクの一端のボールジョイントは
    ティルトシリンダのシリンダチューブに固定されている
    請求項1又は請求項2に記載の産業車両のティルト角検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記車体フレームはフロントプロテクタ
    であり、前記回転変位センサはその後側に固定されてい
    る請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の産業車両
    のティルト角検出装置。
  5. 【請求項5】 前記リンクはマストが垂直位置に配置さ
    れた状態において、前記フロントプロテクタとほぼ平行
    となるように配設されている請求項4に記載の産業車両
    のティルト角検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020195285A (ja) * 2019-05-30 2020-12-10 三菱マヒンドラ農機株式会社 作業車両

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