JP2000016722A - 油圧エレベータの消音装置 - Google Patents
油圧エレベータの消音装置Info
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- JP2000016722A JP2000016722A JP10202767A JP20276798A JP2000016722A JP 2000016722 A JP2000016722 A JP 2000016722A JP 10202767 A JP10202767 A JP 10202767A JP 20276798 A JP20276798 A JP 20276798A JP 2000016722 A JP2000016722 A JP 2000016722A
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- Japan
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- hydraulic pipe
- muffler
- hydraulic
- oil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 油圧配管9にオイルマフラ5を設置すること
によって、圧力脈動を減衰させる膨張型の消音装置にお
いては、減衰効果を大きくするためにはオイルマフラ5
の内側の断面積S1と油圧配管9の内側の断面積S2の
比S1/S2を大きくする必要がある。しかし、断面積
S1を大きくするとオイルマフラ5が大型化し、断面積
S2を小さくすると圧力損失が大きくなる。 【解決手段】 オイルマフラ5の近辺の油圧配管10の
内側の断面積S3のみを小さくすることにより、圧力損
失を抑えながら減衰効果を大きくした。
によって、圧力脈動を減衰させる膨張型の消音装置にお
いては、減衰効果を大きくするためにはオイルマフラ5
の内側の断面積S1と油圧配管9の内側の断面積S2の
比S1/S2を大きくする必要がある。しかし、断面積
S1を大きくするとオイルマフラ5が大型化し、断面積
S2を小さくすると圧力損失が大きくなる。 【解決手段】 オイルマフラ5の近辺の油圧配管10の
内側の断面積S3のみを小さくすることにより、圧力損
失を抑えながら減衰効果を大きくした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧エレベータに
使用される消音装置に関するものである。
使用される消音装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の油圧エレベータの概略図で
あり、油圧ポンプ1が駆動モータ2によって駆動される
と、油タンク3から吸い上げられた作動油は、制御弁
4、オイルマフラ5を経由して、シリンダ6に送られて
プランジャ7を押し上げる。これによって乗かご8が上
昇する。下降のときは逆の動作になる。9は作動油が流
れる油圧配管である。
あり、油圧ポンプ1が駆動モータ2によって駆動される
と、油タンク3から吸い上げられた作動油は、制御弁
4、オイルマフラ5を経由して、シリンダ6に送られて
プランジャ7を押し上げる。これによって乗かご8が上
昇する。下降のときは逆の動作になる。9は作動油が流
れる油圧配管である。
【0003】オイルマフラ5は油圧回路中の圧力脈動を
減衰させ、振動や騒音を低減するために設けられてお
り、図5に示すように、オイルマフラ5の内側の断面積
S1は油圧配管9の内側の断面積S2に対して S1>
S2 になっている。そして、圧力脈動の減衰効果は、
断面積比S1/S2が大きいほど大きくなることが知ら
れている。
減衰させ、振動や騒音を低減するために設けられてお
り、図5に示すように、オイルマフラ5の内側の断面積
S1は油圧配管9の内側の断面積S2に対して S1>
S2 になっている。そして、圧力脈動の減衰効果は、
断面積比S1/S2が大きいほど大きくなることが知ら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、断面積比
S1/S2を大きくするためには、オイルマフラ5の断
面積S1を大きくする必要がある。しかしながら、オイ
ルマフラ5の断面積S1を大きくすると、オイルマフラ
5が大型化し、狭い機械室内での配置が難しくなるとと
もに、据付作業性の悪化、コストアップという問題を引
き起こすことになる。逆に、油圧配管9の内側の断面積
S2を小さくすると圧力損失が大きくなって駆動モータ
2の容量を大きくしなければならないという問題が生じ
る。
S1/S2を大きくするためには、オイルマフラ5の断
面積S1を大きくする必要がある。しかしながら、オイ
ルマフラ5の断面積S1を大きくすると、オイルマフラ
5が大型化し、狭い機械室内での配置が難しくなるとと
もに、据付作業性の悪化、コストアップという問題を引
き起こすことになる。逆に、油圧配管9の内側の断面積
S2を小さくすると圧力損失が大きくなって駆動モータ
2の容量を大きくしなければならないという問題が生じ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、オイルマフラ
に連結される近辺の油圧配管の内側の断面積を、他の油
圧配管の内側の断面積より小さくすることにより、圧力
損失の増大を抑え、駆動モ−タの容量を大きくしないで
済むようにしたものである。
に連結される近辺の油圧配管の内側の断面積を、他の油
圧配管の内側の断面積より小さくすることにより、圧力
損失の増大を抑え、駆動モ−タの容量を大きくしないで
済むようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
図であり、図5に相当する図である。図において、10
は油圧配管9のうち、オイルマフラ5に連結される近辺
の長さLo部分の油圧配管であり、S3はその内側の断
面積である。また、図5と同一符号は同一のものを示し
ており、各断面積は、 S1>S2>S3 になってい
る。
図であり、図5に相当する図である。図において、10
は油圧配管9のうち、オイルマフラ5に連結される近辺
の長さLo部分の油圧配管であり、S3はその内側の断
面積である。また、図5と同一符号は同一のものを示し
ており、各断面積は、 S1>S2>S3 になってい
る。
【0007】更に、油圧配管10の長さLo及び断面積
S3は駆動モータ2の容量が大きくならない範囲内に設
定してある。例えば、長さLoは1m以内、断面積比S
2/S3を2以上(したがって断面積比S1/S3は従
来の断面積比S1/S2の2倍以上)に設定することに
より実用的で十分な効果が得られる。尚、断面積比S2
/S3は2以下であっても従来以上の効果はある。
S3は駆動モータ2の容量が大きくならない範囲内に設
定してある。例えば、長さLoは1m以内、断面積比S
2/S3を2以上(したがって断面積比S1/S3は従
来の断面積比S1/S2の2倍以上)に設定することに
より実用的で十分な効果が得られる。尚、断面積比S2
/S3は2以下であっても従来以上の効果はある。
【0008】本実施形態によれば、駆動モータ2の容量
増を招かない範囲内で、オイルマフラ5に連結される長
さLo部分の油圧配管10の断面積S3を小さくしてい
るため、オイルマフラ5の大型化や据付作業性の悪化、
コストアップ等を招くことなく減衰効果を向上させるこ
とができる。
増を招かない範囲内で、オイルマフラ5に連結される長
さLo部分の油圧配管10の断面積S3を小さくしてい
るため、オイルマフラ5の大型化や据付作業性の悪化、
コストアップ等を招くことなく減衰効果を向上させるこ
とができる。
【0009】尚、エレベータの仕様によっては、乗かご
8の定格積載荷重や定格速度の関係から、駆動モータ2
に大きな余裕がある場合がある。例えば、定格積載荷重
450kg、定格速度45m/m のエレベータと、定格積載
荷重600kg、定格速度45m/m のエレベータに同一容
量の駆動モータ(例えば11kW)を適用する場合があ
る。このような場合、定格積載荷重450kgのエレベー
タの駆動モータは大きな余裕があるため、断面積S3を
更に小さくすることができる。
8の定格積載荷重や定格速度の関係から、駆動モータ2
に大きな余裕がある場合がある。例えば、定格積載荷重
450kg、定格速度45m/m のエレベータと、定格積載
荷重600kg、定格速度45m/m のエレベータに同一容
量の駆動モータ(例えば11kW)を適用する場合があ
る。このような場合、定格積載荷重450kgのエレベー
タの駆動モータは大きな余裕があるため、断面積S3を
更に小さくすることができる。
【0010】図2は本発明の他の実施形態を示すもの
で、図1に相当する図である。図において、11は油圧
配管9のうち、オイルマフラ5内に挿入された部分の油
圧配管であり、長さはLi、内側の断面積はS4、ま
た、図1と同一符号は同一のものを示しており、各断面
積は、 S1>S2>S4 になっている。
で、図1に相当する図である。図において、11は油圧
配管9のうち、オイルマフラ5内に挿入された部分の油
圧配管であり、長さはLi、内側の断面積はS4、ま
た、図1と同一符号は同一のものを示しており、各断面
積は、 S1>S2>S4 になっている。
【0011】本実施形態は、油圧配管9のうち、オイル
マフラ5内に挿入された長さLi部分の断面積S4のみ
を小さくしているため、図1の実施形態と同様の効果を
奏することができる。また、本実施形態であれば、外見
的に従来と同一のため、オイルマフラ5への油圧配管9
の取付等において従来品と互換性がある。
マフラ5内に挿入された長さLi部分の断面積S4のみ
を小さくしているため、図1の実施形態と同様の効果を
奏することができる。また、本実施形態であれば、外見
的に従来と同一のため、オイルマフラ5への油圧配管9
の取付等において従来品と互換性がある。
【0012】更に、図3に示すように、内側の断面積S
5の小さい油圧配管12の一部をオイルマフラ5内へ挿
入し、残部はオイルマフラ5の外へ出す構成にすること
もできる。
5の小さい油圧配管12の一部をオイルマフラ5内へ挿
入し、残部はオイルマフラ5の外へ出す構成にすること
もできる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動モータの容量増やオイルマフラの大型化を招くこと
なく圧力脈動の減衰効果を向上させることができる。
駆動モータの容量増やオイルマフラの大型化を招くこと
なく圧力脈動の減衰効果を向上させることができる。
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す図である。
【図4】従来の油圧エレベータの概略図である。
【図5】従来の消音装置を示す図である。
1 油圧ポンプ 2 駆動モータ 5 オイルマフラ 6 シリンダ 7 プランジャ 8 乗かご 9,10,11,12 油圧配管 S1〜S5 断面積
Claims (2)
- 【請求項1】 乗かごを昇降させるプランジャとシリン
ダを備え、このシリンダと油圧ポンプとを結ぶ油圧配管
にオイルマフラを設置した油圧エレベータにおいて、 前記オイルマフラに連結される近辺の油圧配管の内側の
断面積を、他の油圧配管の内側の断面積より小さくした
ことを特徴とする油圧エレベータの消音装置。 - 【請求項2】 前記オイルマフラに連結される油圧配管
の一部は前記オイルマフラの内側まで伸びており、この
内側に伸びた油圧配管の内側の断面積を、オイルマフラ
の外側の油圧配管の内側の断面積より小さくしたことを
特徴とする請求項1記載の油圧エレベータの消音装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10202767A JP2000016722A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 油圧エレベータの消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10202767A JP2000016722A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 油圧エレベータの消音装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000016722A true JP2000016722A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16462841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10202767A Pending JP2000016722A (ja) | 1998-07-01 | 1998-07-01 | 油圧エレベータの消音装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000016722A (ja) |
-
1998
- 1998-07-01 JP JP10202767A patent/JP2000016722A/ja active Pending
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