JP2000016637A - 紙葉類搬送装置 - Google Patents
紙葉類搬送装置Info
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- JP2000016637A JP2000016637A JP10180382A JP18038298A JP2000016637A JP 2000016637 A JP2000016637 A JP 2000016637A JP 10180382 A JP10180382 A JP 10180382A JP 18038298 A JP18038298 A JP 18038298A JP 2000016637 A JP2000016637 A JP 2000016637A
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Abstract
離れることがなく、かつ紙葉類の停滞が生ずることな
く、安定して紙葉類を搬送することを可能とする紙葉類
搬送装置を提供すること。 【解決手段】 長手方向に1つまたは複数の孔を有し、
媒体を搬送するベルトと、前記ベルトを懸架する少なく
とも2個の回転ローラと、底面に吸入孔を有し、前記底
面上を前記ベルトが摺動する溝、および前記媒体が摺動
する媒体摺動面を備えた吸着板と、この吸着板と一体的
にまたは個別に形成され、前記吸着板とともに内部に空
間を形成する排気室と、前記排気室内を排気し、前記吸
入孔およびベルトの孔を通して媒体を前記吸着板および
ベルトに吸着させる手段とを具備し、前記吸着板の媒体
摺動面は、前記溝内のベルトの媒体搬送面と略同一平面
を形成することを特徴とする。
Description
係り、特に、改良された片面搬送部を備えた紙葉類搬送
装置に関する。
は、上下2本のエンドレスベルトを用いて紙葉類を挟ん
で搬送する挾持搬送(両面搬送)方式を使用することが
多い。しかし、場合によっては、その途中に、片面搬送
部と呼ばれる1本のエンドレスベルトを用いて搬送する
部分を設ける必要が生ずることがある。
ルトにより挾持搬送中に、そのうちの1本のエンドレス
ベルトを無くし、残りの1本のエンドレスベルトのみで
搬送している部分である。これは、片面搬送の直前で上
下2本のうち1本のエンドレスベルトを搬送ローラを用
いて搬送面から逃がし、また片面搬送の直後に、搬送ロ
ーラにより1本のエンドレスベルトを入れ込むことによ
り、再び2本のエンドレスベルトにより紙葉類を挾持搬
送するものであった。
には搬送している紙葉類がエンドレスベルトからの離
れ、脱落等を生ずるため、それを防止するため、片側搬
送部の2本の搬送ローラ間の一部をガイド等で抑え込ん
でいた。
葉類搬送装置では、片面搬送部において搬送されている
紙葉類が不安定となることが最大の問題点である。これ
にはいくつかの原因が考えられる。
しかエンドレスベルトがないため、エンドレスベルトが
ない方向には紙葉類が自由にエンドレスベルトから離れ
得ることである。2つ目の原因は、紙葉類のエンドレス
ベルトからの離れを押さえるため、ガイド等を装着する
が、エンドレスベルトとの間隔が狭いと、紙葉類に接触
抵抗を生み、紙葉類の停滞を発生させ、広すぎると目的
の離れる量を小さくすることができないことである。ま
た、ガイドの調整も困難である。
ルト自身が横波振動して揺れているため、紙葉類がその
影響を受け、振動するということである。本発明は、上
記事情を考慮してなされ、片面搬送部においても、紙葉
類がベルトから離れることがなく、かつ紙葉類の停滞が
生ずることなく、安定して紙葉類を搬送することを可能
とする紙葉類搬送装置を提供することにある。
め、本発明は、長手方向に1つまたは複数の孔を有し、
媒体を搬送するベルトと、前記ベルトを懸架する少なく
とも2個の回転ローラと、底面に吸入孔を有し、前記底
面上を前記ベルトが摺動する溝、および前記媒体が摺動
する媒体摺動面を備えた吸着板と、この吸着板と一体的
にまたは個別に形成され、前記吸着板とともに内部に空
間を形成する排気室と、前記排気室内を排気し、前記吸
入孔およびベルトの孔を通して媒体を前記吸着板および
ベルトに吸着させる手段とを具備し、前記吸着板の媒体
摺動面は、前記溝内のベルトの媒体搬送面と略同一平面
を形成することを特徴とする紙葉類搬送装置を提供す
る。
送装置によると、片側搬送部において、吸着板に設けら
れた、底部に吸入孔を有する溝内をベルトが摺動し、そ
のベルトにも孔が設けられ、吸入孔およびベルトの孔を
通して搬送媒体である紙葉類が吸着されるため、紙葉類
がベルト上から離れることがない。また、ベルトは吸着
板の溝内を摺動するため、横波振動しにくくなり、その
ため搬送中の紙葉類も振動しにくくなる。
ると、吸着されたまま紙葉類が搬送されるため、従来必
要であったガイド等が不要となり、紙葉類の停滞や搬送
不能が生じなくなる。また、ガイドがないため、その調
整も不要となる。
摺動面とは、略同一平面を形成しているため、紙葉類の
安定した搬送が可能である。本発明の紙葉類搬送装置に
は、以下に示す種々の具体的態様がある。
部空間に通ずる媒体吸引孔が設けられていること。 (2)媒体吸引孔は、吸着板の媒体摺動面に形成された
溝の底部に設けられていること。
内部空間と、媒体吸引孔に連通する第2の内部空間とに
区分され、共通の吐出孔により排気されること。 (4)排気室は、吸入孔に連通する第1の内部空間と、
媒体吸引孔に連通する第2の内部空間とに区分され、こ
れら第1および第2のの内部空間は、それぞれ異なる吐
出孔により排気されること。
ること。 (7)吸入孔は、媒体が進入する方向から排出する方向
にかけて小さくなるような涙滴一体形状を有すること。
は、吸気が複数の孔を通して間欠的に行われるため、騒
音が生じ易いが、上記(6)のように、吸入孔が媒体搬
送方向に細長い1つの孔からなる場合、特に、上記
(7)のように、媒体が進入する方向から排出する方向
にかけて小さくなるような涙滴一体形状である場合に
は、吸気による騒音を大幅に低減することが出来る。
れた溝の底面に設けられていること。 (9)媒体摺動面に向けて空気を噴出するように配置さ
れた噴気ノズルを更に具備すること。
動面に向けて空気を噴出することにより、紙葉類の浮き
上がりを防止し、または浮き上がりを平滑化させ、更に
安定した搬送が可能となる。
実施の形態について説明する。図1は、本発明の紙葉類
搬送装置の片面搬送部を示す斜視図、図2は、片面搬送
部の一部を抜き出して示す斜視図、図3は、片面搬送部
の正面図である。片面搬送部は、図3に示すように、2
本のエンドレスベルト4,15および5,16の挾持搬
送(両面搬送)の途中にあり、挾持搬送−片面搬送−挾
持搬送という搬送順序のサンドイッチ構造をとってい
る。
片面搬送部は、内部に空洞を有し、内部の空気を外部へ
吐出する吐出孔2bを有するエアチャンバ2と、エアチ
ャンバ2に取り付け、組み合わせることにより内部に空
間を形成し、また、空気を吸い込む吸入孔1dを有する
吸着板1と、吸着板1の外部表面(摺動面)1aを摺動
し、吸入孔1dを通じて、孔3aから空気を吸い込む孔
明きベルト3と、図示しない吸引機と、吸引機とエアチ
ャンバ2の吐出孔2bをつなぐ図示しないホールとから
構成される。
際しては、まず、吸引機により空気を吸引することによ
り、ホースを通じてエアチャンバ2と吸着板1の内部に
ある空間を負圧にし、吸入孔1dを通して最終的には孔
明きベルト3の孔3aから空気を吸い込み、紙葉類10
を吸引する力を発生させる。
7,8,9によりエンドレスベルト同士の接触部(媒体
搬送面)を形成しながら移動しており、それぞれのエン
ドレスベルトは、片面搬送や挾持搬送によらず、媒体搬
送面に平行に,かつ媒体搬送方向と直角方向に2本が対
となって並んで配置されている。
6と搬送ローラ7の間で媒体搬送面を形成し、更に、搬
送ローラ8と搬送ローラ9の間で片面搬送を構成してい
る。エンドレスベルト4は、片側搬送部の前方に位置
し、媒体搬送面で孔明きエンドレスベルト3と接触しな
がら紙葉類10を挾持搬送し、その後、搬送ローラ8に
より媒体搬送面から外れていく。
の後方に位置し、搬送ローラ9において媒体搬送面に入
り込み、孔明きエンドレスベルト3と接触しながら紙葉
類10を挾持搬送していく。
10は、エンドレスベルト3,4に挾持搬送(搬送ロー
ラ6,8間)され、その後、孔明きエンドレスベルト3
に吸着されて、片面搬送(搬送ローラ8,9間)され、
エンドレスベルト3,5において再び挾持搬送(搬送ロ
ーラ9,7間)されることとなる。
動面1aを略同一平面とするため、吸着板1には、孔明
きエンドレスベルト3を収容することができる凹溝1b
が設けられている。この凹溝1bの底面1cには、空気
を吸い込むための吸入孔1dが形成されている。この凹
溝1bの底面1cと孔明きエンドレスベルト3の媒体搬
送面の反対面が、ほぼ隙間無しで摺動しながら(この合
わせ面がエンドレスベルト摺動面)、吸入孔1dを通じ
て孔明きエンドレスベルト3の孔から空気を吸入し、こ
の吸引圧で媒体の紙葉類10を孔明きエンドレスベルト
3上に引きつけることにより、片面搬送部での安定した
搬送を実現することが出来る。
dの形状は、例として図示してある小判型孔が搬送方向
に複数個並んでいるものの他に、小判型孔が搬送方向に
長く1つになっている孔(図示せず)、図4〜図6に示
すように、搬送方向の媒体が進入する方向から排出する
方向にかけて小さくなるような涙滴一体形状の孔1d、
媒体が進入する方向から排出する方向にかけて大きくな
るような涙滴一体形状の孔(図示せず)が考えられる。
なお、図4および図5は、吸着板1を示す斜視図、図6
は図2に対応する上面図である。
よる騒音の発生に大きく関わる要因であり、吸入孔を、
図4〜図6に示すように、図涙滴一体形状の吸入孔1f
とすることにより、騒音を低下させることができる。
がるのを抑えるために、図4〜図7に示すように、媒体
摺動面1aに媒体吸引孔1eを設けることもできる。な
お、図7は、吸着板1およびエアチャンバ2を示す。
バ2により形成される内部空間2dに通じているので、
吸入孔と同様、空気を吸引することができる。また、図
6に示す例では、凹溝1bの底面1cにある吸入孔1d
は内部空間2cにつながり、媒体吸引孔1eは内部空間
2dにつながるというように、吸入孔1dと媒体吸引孔
1eが独立する内部空間2c,2dにつながって、それ
ぞれが別々の吐出孔をを通じて排気され、空気を吸引す
るようになっている。
dと媒体吸引孔1eが、両者とも1つの内部空間につな
がり、そこから1つの共通した吐出孔を通じて排気さ
れ、空気を吸引するようにすることも出来る。
媒体吸引孔1eを一束にまとめ、これにつながる1つの
内部空間が装置全体で複数個存在し、吐出孔を吐出孔を
通じて排気し、空気を吸引するようにすることも出来
る。これらの組み合わせは、全てにおいて自由である。
吸引孔1eの孔の周りに座グリ1gを設けることによ
り、1つの媒体吸引孔1eの吸引できる範囲を孔1eの
面積から座グリ1gの面積にまで拡大できる。このた
め、効率良く紙葉類10の浮き上がりを防止し、1つの
媒体吸引孔1eに紙葉類10が密着し、閉塞することが
少なくなり、空気の吸引ができる範囲を広げることがで
きる。
の孔1eに1つの座グリ1gを設けてもよいが、図4に
示すように、2つの孔を1つの座グリ1gでつないでも
よい。また、図5に示すように、多数の孔を1e1つの
座グリ1hでつなぐことも可能である。更に、これらの
座グリを複数列並べたり、凹溝で媒体吸引孔1eをつな
いだり、またはこれらを組み合わせて使用することも自
由である。
挙げた凹溝底面1cの吸入孔の形状と媒体摺動面1aに
媒体吸引孔の形状、及び座グリの形状を適宜組合せるこ
とが可能である。また、吸着板1とエアチャンバ2は、
例えば成型により一体的に製作することも可能である。
向きに、即ち吸着板1に上方に吸着されつつ搬送される
が、その際、紙葉類10が不均一に吸着され、波状とな
るのを防止するため、吸着板1の下方に噴気ノズル20
を配置し、噴気ノズル20から紙葉類10に向けて空気
を噴出することも可能である。
紙葉類搬送装置によると、片側搬送部において、吸着板
に設けられた、底部に吸入孔を有する溝内をベルトが摺
動し、そのベルトにも孔が設けられ、吸入孔およびベル
トの孔を通して搬送媒体である紙葉類が吸着されるた
め、紙葉類がベルト上から離れることがない。また、ベ
ルトは吸着板の溝内を摺動するため、横波振動しにくく
なり、そのため搬送中の紙葉類も振動しにくくなる。
ると、吸着されたまま紙葉類が搬送されるため、従来必
要であったガイド等が不要となり、紙葉類の停滞や搬送
不能が生じなくなる。また、ガイドがないため、その調
整も不要となる。
摺動面とは、略同一平面を形成しているため、紙葉類の
安定した搬送が可能である。また、吸入孔を媒体搬送方
向に細長い1つの孔により構成する場合、特に、媒体が
進入する方向から排出する方向にかけて小さくなるよう
な涙滴一体形状とする場合には、吸気による騒音を大幅
に低減することが出来る。
向けて空気を噴出することにより、紙葉類の浮き上がり
を防止し、または浮き上がりを平滑化させ、更に安定し
た搬送が可能となる。
面搬送部を示す斜視図。
板及びエアチャンバを示す斜視図。
面搬送部を示す正面図。
図。
Claims (10)
- 【請求項1】長手方向に1つまたは複数の孔を有し、媒
体を搬送するベルトと、前記ベルトを懸架する少なくと
も2個の回転ローラと、底面に吸入孔を有し、前記底面
上を前記ベルトが摺動する溝、および前記媒体が摺動す
る媒体摺動面を備えた吸着板と、この吸着板と一体的に
または個別に形成され、前記吸着板とともに内部に空間
を形成する排気室と、前記排気室内を排気し、前記吸入
孔およびベルトの孔を通して媒体を前記吸着板およびベ
ルトに吸着させる手段とを具備し、前記吸着板の媒体摺
動面は、前記溝内のベルトの媒体搬送面と略同一平面を
形成することを特徴とする紙葉類搬送装置。 - 【請求項2】前記吸着板の媒体摺動面に、前記排気室の
内部空間に通ずる媒体吸引孔が設けられていることを特
徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。 - 【請求項3】前記媒体吸引孔は、前記吸着板の媒体摺動
面に形成された溝の底部に設けられている請求項2に記
載の紙葉類搬送装置。 - 【請求項4】前記排気室は、前記吸入孔に連通する第1
の内部空間と、前記媒体吸引孔に連通する第2の内部空
間とに区分され、共通の吐出孔により排気されることを
特徴とする請求項2に記載の紙葉類搬送装置。 - 【請求項5】前記排気室は、前記吸入孔に連通する第1
の内部空間と、前記媒体吸引孔に連通する第2の内部空
間とに区分され、これら第1および第2のの内部空間
は、それぞれ異なる吐出孔により排気されることを特徴
とする請求項2に記載の紙葉類搬送装置。 - 【請求項6】前記吸入孔は、複数の孔からなる請求項1
に記載の紙葉類搬送装置。 - 【請求項7】前記吸入孔は、媒体搬送方向に細長い1つ
の孔からなる請求項1に記載の紙葉類搬送装置。 - 【請求項8】前記吸入孔は、媒体が進入する方向から排
出する方向にかけて小さくなるような涙滴一体形状を有
することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類搬送装
置。 - 【請求項9】前記媒体吸引孔は、前記媒体摺動面に形成
された溝の底面に設けられていることを特徴とする請求
項1に記載の紙葉類搬送装置。 - 【請求項10】前記媒体摺動面に向けて空気を噴出する
ように配置された噴気ノズルを更に具備することを特徴
とする請求項1に記載の紙葉類搬送装置。
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JP18038298A JP3949820B2 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 紙葉類搬送装置 |
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JP18038298A Expired - Fee Related JP3949820B2 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | 紙葉類搬送装置 |
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-
1998
- 1998-06-26 JP JP18038298A patent/JP3949820B2/ja not_active Expired - Fee Related
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