JP2000016511A - ビルの廃棄紙類処理システム - Google Patents

ビルの廃棄紙類処理システム

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JP2000016511A
JP2000016511A JP10179290A JP17929098A JP2000016511A JP 2000016511 A JP2000016511 A JP 2000016511A JP 10179290 A JP10179290 A JP 10179290A JP 17929098 A JP17929098 A JP 17929098A JP 2000016511 A JP2000016511 A JP 2000016511A
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building
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C18/00Disintegrating by knives or other cutting or tearing members which chop material into fragments
    • B02C18/0007Disintegrating by knives or other cutting or tearing members which chop material into fragments specially adapted for disintegrating documents

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 オフィスから排出される裁断片とその粉塵の
回収能率の向上と火災等に対する保安を確保する廃棄紙
類処理システムを提供する。 【解決手段】 ビル1内の通路又は部屋の壁体に臨ませ
て設置したシュレッダー8と、ビルの各階を貫き廃棄紙
類集積所28に連通する搬送管23〜25とを備え、管
をシュレッダーの排出口に連通可能とする。シュレッダ
ーを内部に収容したユニットケースと、ケースを開閉
し、かつ、シュレッダーに連通する投入口を備えたユニ
ットドアとを有するシュレッダーユニット4を設ける。
シュレッダーユニットを壁体に形成した凹部に設置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシュレッダーの設置
とそのメインテナンスを容易かつ合理的に行なえ、ビル
施工の合理化とその工期の短縮化を図れるとともに、シ
ュレッダーの配置や廃棄紙類の裁断片集積所の設置位
置、並びに搬送管の配管に自由度を得られ、ビル設計の
自由度を得られるとともに、オフィスから排出される前
記裁断片とその粉塵を迅速かつ精密に回収し、回収能率
の向上と粉塵の引火等による誘爆を防止し、更にビルの
各所で発生した火災の延焼を防止し、火災等に対する保
安を確保する一方、シュレッダーユニットにおける風切
音の発生を防止し、オフィスの静粛性を確保するように
したビルの廃棄紙類処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコピー機やコンピュータ等のOA
機器の普及に伴ない、オフィスでは大量の紙類が使用さ
れ廃棄されている。この場合、廃棄紙は機密保持の関係
上、通常はシュレッダーで細断され、これをビニール袋
等に詰めてオフィスから排出していた。しかし、この場
合は裁断した紙類を袋に詰め込まなければならず、また
これを各階の集積場に運搬する面倒があって煩わしい。
【0003】そこで、例えば特開平5−97202号公
報では、ビルの一端に各階を貫く搬送パイプを設け、そ
の各階の排出口に臨ませて壁面の内側にシュレッダーを
設置し、その投入口を前記壁面に設ける一方、 搬送パイ
プの最下位置を圧縮装置を備えた裁断片集積所に接続
し、廃棄書類をシュレッダーで裁断し、その裁断片を搬
送パイプに沿って自由落下させ、これが最下位置の集積
所に定量貯留したところで、圧縮装置を駆動し、裁断片
を圧縮し固形化して取り扱いを簡便にさせていた
【0004】しかし、この従来のシステムは、壁面の内
側にシュレッダーを設置しているため、シュレッダーの
設置後に壁体を施工することになって、ビル施工の工期
の長期化を助長するとともに、壁体施工後のシュレッダ
ーのメインテナンスが非常に困難になる等の不合理があ
った。また、裁断片を搬送パイプ内に自由落下させてい
るため、集積所の設置位置がビルの最下階で、かつ搬送
パイプと同軸位置に限定され、設置場所の自由度を得ら
れないばかりか、搬送パイプを垂直に配管する必要があ
るため、ビルの設計やシュレッダーの配置に自由度が失
われる等の問題があった。また、上記自由落下では裁断
片の回収に手間が掛かって能率が悪く、しかも裁断片や
粉塵が搬送パイプ内に残留して裁断片の落下や回収に障
害になるばかりか、上記粉塵の引火による誘爆の危険が
あり、特に搬送パイプと各階の排出口が常時連通してい
る構造上、誘爆や火災に対する保安や防火システムに不
安があった
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、シュレッダーの設置とそのメインテナンス
を容易かつ合理的に行なえ、ビル施工の合理化とその工
期の短縮化を図れるとともに、シュレッダーの配置や裁
断片集積所の設置位置、並びに搬送管の配管に自由度を
得られ、ビル設計の自由度を得られるとともに、オフィ
スから排出される前記裁断片とその粉塵を迅速かつ精密
に回収し、回収能率の向上と粉塵の引火等による誘爆を
防止し、更にビルの各所で発生した火災の延焼を防止
し、火災等に対する保安を確保する一方、シュレッダー
ユニットにおける風切音の発生を防止し、オフィスの静
粛性を確保するようにしたビルの廃棄紙類処理システム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、ビル内の通路または部屋の壁体に臨ませて設置し
たシュレッダーと、ビルの各階を貫き廃棄紙類集積所に
連通する搬送管とを備え、該管をシュレッダーの排出口
に連通可能にしたビルの廃棄紙類処理システムにおい
て、前記シュレッダーを内部に収容したユニットケース
と、該ケースを開閉し、かつ前記シュレッダーに連通す
る投入口を備えたユニットドアとを有するシュレッダー
ユニットを設け、該シュレッダーユニットを前記壁体に
形成した凹部に設置し、シュレッダーの設置を容易かつ
合理的に行なえ、ビル施工の合理化と迅速化を図れると
ともに、シュレッダーのメインテナンスを容易に行なえ
るようにしている。
【0007】請求項2の発明は、シュレッダーの排出口
ないし搬送管内の空気を廃棄紙類集積所側へ吸引可能に
し、裁断片の移動および回収を迅速かつ精密に行なうと
ともに、シュレッダーの排出口ないし搬送管内の粉塵を
除去し、粉塵の引火等による誘爆を未然に防止し、ビル
の保安を確保するようにしている。また、廃棄紙類の集
積所側への吸引移動によって、従来のように集積所の設
置位置がビルの最下階で、かつ搬送パイプと同軸位置に
限定される不具合を解消し、その設置場所の自由度を得
られるとともに、搬送パイプを垂直に配管する必要がな
くなり、ビルの設計やシュレッダーの配置に自由度を得
られるようにしている。
【0008】請求項3の発明は、ビル内の複数位置にシ
ュレッダーユニットの位置に応じて搬送管を配管し、こ
れらの搬送管を単一の廃棄紙類集積所に連通し、搬送管
の配管の自由度と前記集積所設置の合理化を図れ、工費
の低減を図れるようにしている。請求項4の発明は、シ
ュレッダーの排出口と前記搬送管との間に、それらの連
通路を開閉可能なダンパを備えたダンパ装置を配置し、
ダンパの開放時に裁断片を搬送管側へ移動し、ダンパの
閉鎖時にシュレッダーの排出口と搬送管とを遮断し、非
常時におけるビルの保安を確保するようにしている。
【0009】請求項5の発明は、ダンパを非常時に閉鎖
し、前記連通路を閉塞可能にして、ビル火災に対する保
安を確保するようにしている。請求項6の発明は、ユニ
ットドアをビル内の通路または部屋に臨ませて開閉可能
に配置し、シュレッダーユニットの設置とメインテナン
スを容易かつ迅速に行なえるようにしている。請求項7
の発明は、シュレッダーユニットに内外に連通する吸気
孔を設け、シュレッダーユニットへ吸入移動する空気の
風切音の発生を防止し得るようにしている。
【0010】請求項8の発明は、シュレッダーユニット
の前部を除く周面に、外部に連通する吸気孔を設け、ユ
ニットドア側からの前記風切音の発生を防止し、通路ま
たは部屋に対する風切音の影響を軽減し、オフィスの静
粛性を図るようにしている。請求項9の発明は、搬送管
の各階毎に、非常時に閉鎖可能な防火ダンパを配置し、
ビルの各階およびシュレッダーユニット内若しくは廃棄
紙類集積所で発生した火災の延焼を防止し、ビル火災等
に対する保安を確保するようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明すると、図1乃至図5において1は高層のオ
フィスビルで、その各階の所定の室内または通路に臨む
壁体2に略箱形の凹部3が設けられ、該凹部3にシュレ
ッダーユニット4が設置されている。
【0012】シュレッダーユニット4は、前記凹部3に
収容可能な箱形のユニットケース5と、該ケース5の前
部に蝶番6を介して開閉可能に取り付けたユニットドア
7とを備え、該ドア7を壁体2表面と略同一面上に配置
している。
【0013】ユニットケース5内の中高位置にシュレッ
ダー8が設置され、該シュレッダー8の排出口の直下に
漏斗状のシュート9が設けられ、該シュート9の下端に
ダンパ装置10が設けられている。ダンパ装置10は、
内部にシュート9と後述の排出管との連通路を開閉可能
なダンパ11を備え、該ダンパ11をモータ12を介し
て回動可能に設けている。
【0014】前記ダンパ11は常時は開放状態に置か
れ、ダンパ装置10内の連通路を開放して、シュレッダ
ー8による廃棄紙類の裁断片の移動を可能にする一方、
後述の火災検知器が検出作動する非常時に、モータ12
を介してダンパ11を閉回動し、前記連通路を閉塞可能
にしている。
【0015】前記ユニットドア7の前面上部に投入口1
3が開口され、その投入ガイド14が上記ドア7の裏面
に突出していて、これが前記ドア7の閉扉時に上記シュ
レッダー8のホッパー(図示略)上に位置付けられる。
図中、15,16は前記投入口13の下方に回動可能に
設けた折畳みテーブルで、その引き出し時に水平に係止
し、廃棄紙類収納容器(図示略)を載置可能にしてい
る。
【0016】この他、図中17はユニットドア7の上部
に設けた操作パネルで、シュレッダー8の正逆転および
停止パネルが設けられ、その直上に電源および紙詰まり
等の各表示灯が付設されている。
【0017】18はユニットケース5内の上部片隅に設
置した制御箱、19はシュレッダーユニット4の下面の
四隅に設けたレベルアジャスターで、凹部3の底面に設
置され、その調整ネジの操作を介してシュレッダーユニ
ット4の設置姿勢を調節可能にしている。
【0018】一方、前記ダンパ装置10の下端部に連結
管20が接続され、該管20に排出管21の一端が接続
され、その他端が凹部3の下面に設けた付設穴22に導
かれて、搬送管23〜25に接続されている。
【0019】搬送管23〜25は、複数の短管を継ぎ足
して各階のシュレッダーユニット4の近接位置を縦方向
に配管され、かつその内径は下流側、つまり下階側に大
径の短管を使用していて、その最下流側を大径の回収管
26に接続している。この場合、搬送管23〜25は後
述のように必ずしも垂直に配管する必要がなく、各階の
シュレッダーユニット4の位置に応じて斜状に配管する
ことも可能である。
【0020】図中、27は搬送管23〜25の各階の所
定位置と、回収管26の所定位置に配置した防火ダンパ
で、常時はそれらの搬送管23〜25と回収管6を開放
し、煙感知器または温度センサ等の火災検出器の検出信
号によって作動し、搬送管23〜25および回収管26
を閉塞可能にしている。
【0021】上記火災検出器は、各階の所定位置と排出
管21および搬送管21〜25、並びに回収管26、ま
たは各階の所定位置と選択した排出管21および搬送管
21〜25、回収管26、並びに後述の廃棄紙類集積所
とに設置され、これらは常時検知作動可能な状態に置か
れている。
【0022】回収管26はビル1の地階を略水平に配管
され、その下流側端部が地階端部に設けた廃棄紙類集積
所28に導かれている。この場合、集積所28は必ずし
も地階に設置する必要はなく、適当な上階に設置するこ
とも可能である。廃棄紙類集積所28には、吸気ファン
29と、分離機30と、湿式のディスポーザー31と、
集塵機32とが設置され、このうち吸気ファン29は回
収管26の下流側端部に設置され、該管26内の空気と
廃棄紙類の裁断片を吸い込み可能にされている。
【0023】分離機30は吸気ファン29の下流側に配
置され、前記裁断片と空気とを分離し、その粉塵を集塵
機32を介して除去するとともに、分離した裁断片をデ
ィスポーザー31の圧縮機33によって押し固め、その
固形片34を収納容器35に収容可能にしている。
【0024】集塵機32はディスポーザー31の下流側
に設置され、これは分離機30とディスポーザー31に
連通していて、それらの粉塵を吸い込み、その清浄空気
を大気へ排出可能にしている。
【0025】そして、これら廃棄紙類集積所28内の各
装置は、ビル1の営業時間中、駆動および駆動待機状態
に置かれている。すなわち、吸気ファン29は上記営業
時間中、駆動状態に置かれ、その他の装置は駆動待機状
態に置かれている。
【0026】このように構成したビルの廃棄紙類処理シ
ステムは、ビル1の建築設計に当たって各階のシュレッ
ダーユニット4の設置個所と数量、廃棄紙類集積所28
の設置位置を決定し、これらに基いて凹部3と付設穴2
2の位置、排出管21、搬送管23〜25、回収管26
の配管設計、および廃棄紙類集積所28内の各装置の能
力と配置を設計する。
【0027】この場合、本発明は後述のように廃棄紙類
を前記集積所28側へ吸引移動しているから、従来のよ
うな自由落下移動法のように、廃棄紙類集積所28の設
置位置をビルの最下階で、かつ搬送パイプと同軸位置に
限定する必要がなく、例えば適当な上階位置でも良く、
その分前記集積所28の設置場所の自由度を得られると
ともに、搬送管23〜25を垂直に配管する必要もな
く、例えば斜状に配管する等して、各階のシュレッダー
ユニット4の位置に応じてビルや配管設計を行なえ、そ
れらの設計の自由度を得られる。
【0028】このような設計に基いてビル1を施工する
場合、各階の所定位置に凹部3と付設穴22を施工し、
該凹部3の近接位置に搬送管23〜25の各短管を継ぎ
足して縦方向に配管し、かつその各階毎に防火ダンパ2
7を配置する。この場合、搬送管23〜25は前述のよ
うに必ずしも垂直に配管する必要がなく、各階のシュレ
ッダーユニット4の位置に応じて斜状に配管することも
可能である。
【0029】また、地階の所定位置に回収管26を略水
平に配管し、その下流側端部を廃棄紙類集積所28内へ
配管する一方、回収管26に搬送管23〜25の下流側
端部を接続し、その所定位置に防火ダンパ27を配置す
る。更に、廃棄紙類集積所28内に各装置を設置し、そ
れらを導管で接続する。
【0030】一方、ビル1の施工後、各階にシュレッダ
ーユニット4を所定数搬入し、これらを凹部3に設置す
る。シュレッダーユニット4は図5のようで、ユニット
ケース5内にシュレッダー8とシュート9およびダンパ
装置10と連結管20とが組み込まれている。
【0031】シュレッダーユニット4を設置する場合、
これを凹部3へ嵌め込み、レベルアジャスター19を介
して設置姿勢を調整する。その際、連結管20を付設穴
22の直上に位置付け、連結管20に排出管21の上端
部を接続し、その下端部を搬送管23〜25に接続す
る。上記作業はユニットドア7を開放し、必要に応じて
ユニットケース5内に作業者が入って行なえるから、作
業性が良く作業能率が良い。
【0032】このように本発明はビル1の施工後、厳密
には凹部3の施工後にシュレッダーユニット4を設置し
ているから、シュレッダーユニット4の設置によってビ
ル1の施工が影響を受けることはなく、したがってシュ
レッダーユニット4の設置時期を適時選択できる。
【0033】これに対し、従来はシュレッダーの設置
後、その前部に壁体を施工しているから、シュレッダー
の設置の時期が拘束され、またその間ビル1の施工が中
断されて工期が長期化する。
【0034】しかも、本発明はシュレッダーユニット4
を凹部3に嵌め込み、その出し入れや位置の変更を設置
後も自由に行なえ、また必要に応じてユニットドア7を
開放し得るから、メインテナンスに至便である。これに
対し、従来は壁体の内側にシュレッダーを設置している
から、設置後のシュレッダーの出し入れや位置の変更が
著しく困難になり、メインテナンスに不便である。
【0035】こうして施工したシステムは図1,2,4
のようで、ユニットドア7が壁体2と略同一面上に位置
しているから、部屋や通路のスペースを阻害しない。ま
た、各階に複数のシュレッダーユニット4を設置してい
るから、後述のように最寄りのシュレッダーユニット4
で廃棄紙を裁断でき、廃棄紙類の持ち運びの労力の負担
を軽減する。
【0036】次に本発明システムは、所定位置に設置し
た火災検知器(図示略)が常時検知作動可能な状態に置
かれ、これに連動する火災ダンパ27が搬送管23〜2
5を閉塞可能にされ、また廃棄紙類集積所28内の各装
置がビル1の営業時間中、電源を投入されて駆動および
駆動待機状態に置かれている。すなわち、吸気ファン2
9は上記営業時間中、駆動状態に置かれ、その他の装置
は駆動待機状態に置かれている。
【0037】したがって、ビル1の営業時間中の平時に
は、防火ダンパ27が開放し、回収管26と搬送管23
〜25とが連通し、またダンパ装置10内のダンパ11
が開放し、回収管26が排出管21およびダンパ装置1
0を介してユニットケース5内に連通している。
【0038】このため、吸気ファン29の駆動によっ
て、ユニットケース5内の空気がダンパ装置10に吸い
込まれ、これが排出管21、搬送管23〜25、回収管
26に導かれて、廃棄紙類集積所28内へ移動する。こ
の際、ユニットケース5内の空気は、該ケース5とユニ
ットドア7との隙間から供給され、その隙間を空気が移
動する際に風切音が発生する惧れがある。
【0039】そこで、例えばユニットケース5の後部と
壁体2に外気に連通する吸気孔(図示略)を設ければ、
風切音を抑制できるとともに、その発生位置をユニット
ケース4の背部に移動することで、通路や部屋での影響
を軽減し、オフィス内の静粛性を維持できる。
【0040】このような状況の下で廃棄紙類を裁断する
場合は、これを適当な容器に収納して最寄りのシュレッ
ダーユニット4へ持ち運ぶ。この場合、本システムは、
各階に複数のシュレッダーユニット4を設置しているか
ら、最寄りのシュレッダーユニット4で廃棄紙類を裁断
でき、廃棄紙類の持ち運びの労力の負担を軽減する。
【0041】前記容器を持ち運び後、ユニットドア7の
例えば一方の折畳みテーブル15,16を引き上げ、こ
れを図4のように水平に係止し、該テーブル15,16
上に前記容器を載せる。
【0042】そして、操作パネル17を操作し、シュレ
ッダー8を正転駆動し、上記容器内の廃棄紙類の所定量
を投入口13に投入する。このようにすると、上記紙類
は投入ガイド14に導かれてホッパーに収容され、該ホ
ッパーよりカッター(図示略)に巻き込まれて裁断さ
れ、その裁断片がダンパ装置10を落下し、連結管20
を経て排出管21に導かれ、搬送管23〜25を落下し
て回収管26に到達する。
【0043】その際、裁断片は各階のシュレッダー8で
裁断された裁断片と合流して搬送管23〜25を吸引移
動し、回収管26に到達後、吸気ファン29に吸い込ま
れ、紙分離機30で粉塵を除去後、ディスポーザー31
の圧縮機33に送り込まれて押し固められ、その固形片
34が収納容器35に送り出される。また、ディスポー
ザー31内での粉塵は、紙分離機30の粉塵と別経路で
集塵機32に導かれて除去され、その清浄な空気が大気
へ排出される。
【0044】このように本発明は、ダンパ装置10、連
結管20、排出管21、搬送管23〜25、回収管26
を移動する裁断片を下流側、つまり廃棄紙類集積所28
側へ吸引しているから、その移動が円滑かつ迅速に行な
われ、前記移動路での滞留を防止するとともに、前記移
動路に充満する粉塵を吸入し、該粉塵の引火等による誘
爆を未然に防止する。
【0045】一方、このような廃棄書類の裁断時に火災
が発生すると、これが火災感知器(図示略)に検出さ
れ、その信号がモータ12、防火ダンパ27、廃棄紙類
集積所28内の各装置の電源に入力される。このため、
モータ12が逆転してダンパ11が連通路を閉塞し、ま
た防火ダンパ27が閉作動して、搬送管23〜25と回
収管26を閉塞し、更に廃棄紙類集積所28内の各装置
が駆動を停止する。
【0046】したがって、吸気ファン29による空気の
吸い込みが停止され、また搬送管23〜25が各階毎に
閉塞され、更に回収管26の下流側と、排出管21の上
流側延長部が閉塞される。このため、ビル1の各階で発
生した火災は、先ずユニットドア7で阻止され、次にユ
ニットケース5に侵入した火災はダンパ11で阻止さ
れ、更にダンパ11を越えて侵入した火災は防火ダンパ
27に阻止され、各階への延焼を二重三重に防止する。
【0047】また、シュレッダーユニット4で発生した
火災は、前述と略同様に各階への延焼を二重三重に防止
され、搬送管23〜25内で発生した火災は、各防火ダ
ンパ27で各階への延焼を阻止され、廃棄紙類集積所2
8で発生した火災は、搬送管23〜25と回収管26に
設置した防火ダンパ27によって、ビル1側への延焼を
防止し、回収管26内で発生した火災は、防火ダンパ2
7によって各階および廃棄紙類集積所28への延焼を阻
止する。
【0048】このように、本発明はダンパ11および防
火ダンパ27によって、排出管21、搬送管23〜2
5、回収管26およびシュレッダーユニット4または廃
棄紙類集積所28の内外で発生した火災の延焼を確実に
防止し、使用上および保安上の安全性を確保する。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明は、シュレッダーを内部
に収容したユニットケースと、該ケースを開閉し、かつ
前記シュレッダーに連通する投入口を備えたユニットド
アとを有するシュレッダーユニットを設け、該シュレッ
ダーユニットを前記壁体に形成した凹部に設置したか
ら、シュレッダーの設置を容易かつ合理的に行なえ、ビ
ル施工の合理化と迅速化を図れるとともに、シュレッダ
ーのメインテナンスを容易に行なえる効果がある。
【0050】請求項2の発明は、シュレッダーの排出口
ないし搬送管内の空気を廃棄紙類集積所側へ吸引可能に
したから、裁断片の移動および回収を迅速かつ精密に行
なえるとともに、シュレッダーの排出口ないし搬送管内
の粉塵を除去し、粉塵の引火等による誘爆を未然に防止
し、ビルの保安を確保することができる。また、廃棄紙
類の集積所側への吸引移動によって、従来のように集積
所の設置位置がビルの最下階で、かつ搬送パイプと同軸
位置に限定される不具合を解消し、その設置場所の自由
度を得られるとともに、搬送パイプを垂直に配管する必
要がなくなり、ビルの設計やシュレッダーの配置に自由
度を得られる効果がある。
【0051】請求項3の発明は、ビル内の複数位置にシ
ュレッダーユニットの位置に応じて搬送管を配管し、こ
れらの搬送管を単一の廃棄紙類集積所に連通したから、
搬送管の配管の自由度と前記集積所設置の合理化を図
れ、工費の低減を図ることができる。請求項4の発明
は、シュレッダーの排出口と前記搬送管との間に、それ
らの連通路を開閉可能なダンパを備えたダンパ装置を配
置したから、ダンパの開放時に裁断片を搬送管側へ移動
し、ダンパの閉鎖時にシュレッダーの排出口と搬送管と
を遮断し、非常時におけるビルの保安を確保することが
できる。
【0052】請求項5の発明は、ダンパを非常時に閉鎖
し、前記連通路を閉塞可能にしたから、ビル火災に対す
る保安を確保することができる。請求項6の発明は、ユ
ニットドアをビル内の通路または部屋に臨ませて開閉可
能に配置したから、シュレッダーユニットの設置とメイ
ンテナンスを容易かつ迅速に行なうことができる。請求
項7の発明は、シュレッダーユニットに内外に連通する
吸気孔を設けたから、シュレッダーユニットへ吸入移動
する空気の風切音の発生を防止することができる。
【0053】請求項8の発明は、シュレッダーユニット
の前部を除く周面に、外部に連通する吸気孔を設けたか
ら、ユニットドア側からの前記風切音の発生を防止し、
通路または部屋に対する風切音の影響を軽減し、オフィ
スの静粛性を図ることができる。請求項9の発明は、搬
送管の各階毎に、非常時に閉鎖可能な防火ダンパを配置
したから、ビルの各階およびシュレッダーユニット内若
しくは廃棄紙類集積所で発生した火災の延焼を防止し、
ビル火災等に対する保安を確保することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の概要を示す説明図であ
る。
【図2】本発明に適用した廃棄紙類集積所における各装
置の設置状況を示す正面図である。
【図3】本発明に適用したシュレッダーユニットの設置
状況を示す正面図である。
【図4】図3のA―A線に沿う断面図である。
【図5】本発明に適用したシュレッダーユニットの側面
図で、周囲の側壁を省略している。
【符号の説明】
1 ビル 2 壁体 3 凹部 4 シュレッダーユニット 5 ユニットケース 7 ユニットドア 10 ダンパ装置 11 ダンパ 13 投入口 23〜25 搬送管 27 防火ダンパ 28 廃棄紙類集積所

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビル内の通路または部屋の壁体に臨ませ
    て設置したシュレッダーと、ビルの各階を貫き廃棄紙類
    集積所に連通する搬送管とを備え、該管をシュレッダー
    の排出口に連通可能にしたビルの廃棄紙類処理システム
    において、前記シュレッダーを内部に収容したユニット
    ケースと、該ケースを開閉し、かつ前記シュレッダーに
    連通する投入口を備えたユニットドアとを有するシュレ
    ッダーユニットを設け、該シュレッダーユニットを前記
    壁体に形成した凹部に設置したことを特徴とするビルの
    廃棄紙類処理システム。
  2. 【請求項2】 前記シュレッダーの排出口ないし搬送管
    内の空気を廃棄紙類集積所側へ吸引可能にした請求項1
    記載のビルの廃棄紙類処理システム。
  3. 【請求項3】 ビル内の複数位置にシュレッダーユニッ
    トの位置に応じて搬送管を配管し、これらの搬送管を単
    一の廃棄紙類集積所に連通した請求項2記載のビルの廃
    棄紙類処理システム。
  4. 【請求項4】 前記シュレッダーの排出口と前記搬送管
    との間に、それらの連通路を開閉可能なダンパを備えた
    ダンパ装置を配置した請求項1記載のビルの廃棄紙類処
    理システム。
  5. 【請求項5】 前記ダンパを非常時に閉鎖し、前記連通
    路を閉塞可能にした請求項4記載のビルの廃棄紙類処理
    システム。
  6. 【請求項6】 前記ユニットドアをビル内の通路または
    部屋に臨ませて開閉可能に配置した請求項1記載のビル
    の廃棄紙類処理システム。
  7. 【請求項7】 前記シュレッダーユニットに内外に連通
    する吸気孔を設けた請求項2記載のビルの廃棄紙類処理
    システム。
  8. 【請求項8】 前記シュレッダーユニットの前部を除く
    周面に、外部に連通する吸気孔を設けた請求項2記載の
    ビルの廃棄紙類処理システム。
  9. 【請求項9】 前記搬送管の各階毎に、非常時に閉鎖可
    能な防火ダンパを配置した請求項1記載のビルの廃棄紙
    類処理システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1393809A1 (de) * 2002-08-28 2004-03-03 SCHLEICHER & Co. INTERNATIONAL AG Entsorgungs- und Feuerlöscheinrichtung für von Dokumentenvernichtern erzeugte Partikel

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EP1393809A1 (de) * 2002-08-28 2004-03-03 SCHLEICHER & Co. INTERNATIONAL AG Entsorgungs- und Feuerlöscheinrichtung für von Dokumentenvernichtern erzeugte Partikel

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