JP2000015646A - 成形体の製造法 - Google Patents

成形体の製造法

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JP2000015646A JP11117985A JP11798599A JP2000015646A JP 2000015646 A JP2000015646 A JP 2000015646A JP 11117985 A JP11117985 A JP 11117985A JP 11798599 A JP11798599 A JP 11798599A JP 2000015646 A JP2000015646 A JP 2000015646A
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孝行 野村
Masahiro Mori
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Kenichi Miyamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】成形体の表面にエア欠け等の成形体の表面性を
低下させる欠陥を発生させずに、成形型の内面形状に忠
実に対応した形状を有する成形体を製造しうる成形体の
製造法を提供すること。 【解決手段】接触角低減物質を含有する表面処理剤の存
在下、液状成形材料と成形型の内面との接触角が30°
以下となる条件下で、液状成形材料を成形型内に注入
し、該液状材料を硬化させて成形する成形体の製造法、
液状成形材料を成形型内に注入し、該液状成形材料を硬
化させて成形体を製造する方法に用いる表面処理剤であ
って、液状成形材料に含有させた後、これを成形型と同
一の材質からなる平滑板に滴下させた際、又は該平滑板
に付着させ、その面に液状成形材料を滴下させた際に、
液状成形材料と平滑板との接触角を30°以下にさせる
接触角低減物質を含有してなる表面処理剤、並びに前記
表面処理剤を用いる成形時のエア欠け低減方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形体の製造法に
関する。更に詳しくは、成形型の内面形状に忠実に対応
した形状を有する成形体を製造しうる成形体の製造法、
及び該製造法に使用される表面処理剤に関する。
【0002】
【従来の技術】液状成形材料を成形型内に注入し、該液
状成形材料を硬化させて成形体を製造する際に、成形型
の内面には、製造された成形体を成形型から容易に離型
させるために離型剤が塗布されている。
【0003】しかしながら、離型剤を複雑な内面形状を
有する成形型の内面に塗布して成形した場合、得られる
成形体の表面にエア欠け〔複雑な内面形状に液状原料及
び/又は発泡体が十分に充填しないために生じる表面欠
陥〕等の成形体の表面性が低下することがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、成形体の表
面にエア欠け等の成形体の表面性を低下させる欠陥を発
生させずに、成形型の内面形状に忠実に対応した形状を
有する成形体を製造しうる成形体の製造法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、(1)接触角低減物質を含有する表面処理剤の存在
下、液状成形材料と成形型の内面との接触角が30°以
下となる条件下で、液状成形材料を成形型内に注入し、
該液状材料を硬化させて成形する成形体の製造法、
(2)液状成形材料を成形型内に注入し、該液状成形材
料を硬化させて成形体を製造する方法に用いる表面処理
剤であって、液状成形材料に含有させた後、これを成形
型と同一の材質からなる平滑板に滴下させた際、又は該
平滑板に付着させ、その面に液状成形材料を滴下させた
際に、液状成形材料と平滑板との接触角を30°以下に
させる接触角低減物質を含有してなる表面処理剤、並び
に(3)前記表面処理剤を用いる成形時のエア欠け低減
方法に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】液状成形材料の代表例としては、
ポリウレタン、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、尿素樹脂、ポリエチレンやポリプロ
ピレン等のオレフィン系樹脂、スチレン系樹脂等の樹
脂;天然ゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ス
チレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、アクリロニ
トリル−ブタジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、
ブチルゴム、アクリルゴム等のゴム等が挙げられる。
【0007】液状成形材料は、成形の際に発泡し、発泡
成形体を与えるものであってもよい。発泡成形体を与え
る液状成形材料としては、自己発泡性を有するポリウレ
タン等をはじめ、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂等
が挙げられる。オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂等を
用いる場合、これらの樹脂を予備発泡させた予備発泡粒
子を用いて発泡させる方法や、該樹脂に発泡剤を含浸さ
せた後、型内発泡成形させる方法等を採用できる。
【0008】本発明の製造法は、液状成形材料の中でも
特に成形時に表面性が悪化しやすいポリウレタンに対し
て優れた効果を発現する。ポリウレタンの代表例として
は、例えば、ポリエーテル系ポリウレタン、ポリエステ
ル系ポリウレタン等が挙げられる。
【0009】ポリウレタン原料としては、特に限定がな
く、公知のものを用いることができる。ポリウレタン原
料として、ポリオール溶液とイソシアネートプレポリマ
ーを用いることが好ましい。ポリオール溶液は、ポリエ
ーテルポリオール、ポリエステルポリオール等のポリオ
ール成分、鎖延長剤、水、整泡剤、及び必要に応じて触
媒等を含有する。イソシアネートプレポリマーは、ポリ
エーテルポリオール、ポリエステルポリオール等のポリ
オール成分と、メチレンジフェニルジイソシアネートや
その変性物等のポリイソシアネート成分とから得られ
る。これらポリエーテルポリオール、ポリエステルポリ
オール、鎖延長剤、整泡剤、触媒、ポリイソシアネート
成分、イソシアネートプレポリマー等は公知のものを用
いることができる。接触角低減物質は、イソシアネート
プレポリマー及び/又はポリオール溶液中に含有させる
ことができるが、イソシアネートプレポリマー中に含有
させることが好ましい。イソシアネートプレポリマー中
における接触角低減物質の含有量は、好ましくは0.1
〜7重量%であり、0.1〜5重量%がより好ましい。
【0010】接触角低減物質を含有したポリウレタンフ
ォームは、接触角低減物質の存在下、ポリオール成分
と、ポリイソシアネート成分、イソシアネートプレポリ
マー、及び必要に応じて、水、鎖延長剤、整泡剤、触媒
等とを反応させることによって製造できる。
【0011】本発明においては、接触角低減物質を含有
する表面処理剤の存在下、液状成形材料と成形型の内面
との接触角が30°以下となる条件で、液状成形材料を
成形型内に注入し、該液状成形材料を硬化させて成形す
る点に、1つの大きな特徴がある。この条件で成形した
場合には、得られる成形体にエア欠け等を発生させず
に、成形型の内面形状に忠実に対応した形状を有する成
形体を容易に製造できるという優れた効果が発現され
る。このように優れた効果が発現される理由は、定かで
はないが、液状成形材料と成形型の内面との接触角を3
0°以下とすることにより、液状成形材料と成形型との
濡れ性が改善され、液状成形材料と成形型との摩擦が低
減され、その結果、成形型の内面の複雑な形状に追随す
るように液状成形材料を流動させることができることに
基づくものと考えられる。液状成形材料と成形型の内面
との接触角は、23°以下であることが、エア欠けを低
減させる観点から好ましく、特に21°以下が好まし
い。
【0012】前記表面処理剤としては、液状成形材料に
含有させた後、これを成形型と同一の材質からなる平滑
板に滴下させた際、又は該平滑板に付着させ、その面に
液状成形材料を滴下させた際に、液状成形材料と平滑板
との接触角を30°以下にさせる接触角低減物質を含有
するものが好ましい。この表面処理剤を用いた場合、成
形時のエア欠けを低減させることができる。より具体的
には、該表面処理剤を用いた場合には、得られる成形体
にエア欠け等を発生させずに、成形型の内面形状に忠実
に対応した形状を有する成形体を容易に製造できるとい
う優れた効果が発現される。このように優れた効果が発
現される理由は、定かではないが、表面処理剤が液状成
形材料と成形型との濡れ性を改善することにより、液状
成形材料と成形型との摩擦が低減され、その結果、成形
型の内面の複雑な形状に追随するように液状成形材料を
流動させることができることに基づくものと考えられ
る。表面処理剤と成形型の内面との接触角は、23°以
下、特に21°以下であることが好ましい。
【0013】なお、接触角は、以下の手順に従って求め
ることができる。 測定雰囲気を無風状態で25℃、相対湿度55%に
しておく。 成形型と同一の材質からなる平滑板として、アルミ
ニウム板〔平均粗さRa:0.2−0.4μm)を水平
に設置する。その後、その表面にシリコーン離型剤を噴
霧し、ウエスで十分に拭き取る。 所定の表面処理剤を10g/m2 の量で均一に噴霧
する(尚、25℃で固体のものは、予め融点以上に加熱
して溶解させておいたものを噴霧する)。 予め真空脱気させておいた液状成形材料をシリンジ
で採取し、該液状成形材料の液滴の重さが0.10±
0.02gとなるようにして、液滴を平滑板の表面より
10cmの高さから該平滑板に滴下する。 液滴が平滑板の表面に接触した時を0秒とし、CC
Dカメラとしてマイクロスコープで液滴の経時変化を真
横から観察し、60秒間経過後の液滴と平滑板との接触
角を測定する。
【0014】接触角低減物質の例としては、沸点が常圧
で50℃以上、好ましくは100℃以上、さらに好まし
くは100℃以上でかつ0.133kPaの圧力下で3
00℃以下である、エステル、エーテル及びアミドから
なる群より選ばれた1種以上が挙げられる。この接触角
低減物質の中では、作業時間内では完全には揮発しない
程度の蒸気圧を有するものが好ましい。
【0015】沸点が50℃以上のエステルの例として
は、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブチル等のエス
テルのアルコール残基部分の炭素数が1〜22のステア
リン酸アルキルエステル;酢酸デシル、酢酸オクタデシ
ル等のエステルのアルコール残基部分の炭素数が4〜2
2の酢酸アルキルエステル;オレイン酸メチル、オレイ
ン酸ブチル等のエステルのアルコール残基部分の炭素数
が1〜22のオレイン酸アルキルエステル;及び上記以
外のプロピオン酸ブチル、2−エチルヘキサン酸ブチ
ル、デカン酸エチル、リノール酸メチル等のエステルの
脂肪酸残基部分に炭素数2〜21のアルキル基を有し、
エステルのアルコール残基部分の炭素数が1〜22であ
る脂肪酸アルキルエステルが挙げられ、これらは単独で
又は2種以上を混合して用いることができる。これらの
中では、エア欠け等の発生を抑制し、その外観(意匠
性)を向上させる効果に優れることから、ステアリン酸
エチル、ステアリン酸ブチル、酢酸デシル、酢酸オクタ
デシル、オレイン酸メチル、オレイン酸ブチル等の脂肪
酸と1価アルコールとのエステルに代表される脂肪酸ア
ルキルエステルは、好適に使用しうるものである。更
に、脂肪酸の炭素数は2〜22、好ましくは2〜18、
1価アルコールの炭素数は1〜22、好ましくは1〜1
8が望ましい。又、脂肪酸と1価アルコールの合計炭素
数は10〜40、好ましくは12〜36が望ましい。ま
た、得られる成形体の耐黄変性の観点から、ステアリン
酸ブチル、酢酸オクタデシル等の飽和脂肪酸アルキルエ
ステルは、特に好適に使用しうるものである。
【0016】沸点が50℃以上のエーテルとしては、対
称エーテルでも非対称エーテルでもよく、例えば、ジオ
クチルエーテル、ジブチルエーテル、ジヘキシルエーテ
ル、ジデシルエーテル、ブチルヘキシルエーテル等が挙
げられ、これらは単独で又は2種以上を混合して用いる
ことができる。これらの中では、エア欠け等の発生を抑
制し、その外観(意匠性)を向上させる効果に優れるこ
とから、ジオクチルエーテル等は、好適に使用しうるも
のである。
【0017】表面処理剤における接触角低減物質の含有
量は、液状成形材料と平滑板との接触角が30°以下、
好ましくは23°以下、特に好ましくは21°以下とな
るように適宜調整すればよい。なお、表面処理剤として
接触角低減物質を単独使用した場合であっても、液状成
形材料と平滑板との接触角を30°以下にさせることが
できるので、接触角低減物質を表面処理剤としてそのま
ま使用できる。
【0018】表面処理剤には、接触角低減物質のほか、
必要により、シリコーン化合物、ワックス等の離型剤を
含有させることができる。接触角低減物質と離型剤とを
含有した表面処理剤は、エア欠け等の発生を抑制し、そ
の外観(意匠性)を向上させるために、種々の成形体を
製造する際に成形型の内面に付着させることにより、好
適に使用しうるものである。
【0019】シリコーン化合物は、液状性が高く、離型
性が高く、繰り返し使用に耐えるので、好適に使用でき
る。シリコーン化合物の代表例としては、ジメチルシリ
コーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、高級脂
肪酸変性シリコーンオイル等の変性シリコーンオイルあ
るいはこれらを溶剤で希釈したもの、水性エマルジョン
にしたものが挙げられる。具体的には、25℃における
粘度が30〜50000mm2 /sのジメチルシリコー
ンオイル等が挙げられ、これらは、単独で又は2種以上
を混合して用いることができる。
【0020】ワックスは、安価であるので好適に使用で
きる。ワックスの例としては、鉱物油、オレフィンワッ
クス、パラフィンワックス等が挙げられ、これらは、単
独で又は2種以上を混合して用いることができる。これ
らの中では、分子量が300以上の鉱物油、パラフィン
ワックス等が好ましい。
【0021】離型剤の中では、離型性の観点から、シリ
コーン化合物がより好ましい。
【0022】離型剤の表面処理剤における含有量は、そ
れらの種類によって異なるので一概には決定できない
が、通常、十分な離型性を発現させる観点から、5重量
%以上、好ましくは10重量%以上、より好ましくは3
0重量%以上とすることが望ましく、また十分な表面性
を発現させる観点から、95重量%以下、好ましくは9
0重量%以下とすることが望ましい。
【0023】表面処理剤は、成形型の内面に付着させて
もよく、あるいは液状成形材料に含有させてもよい。
【0024】表面処理剤を成形型の内面に付着させた場
合には、特に、底面に複雑な形状を有する、ポリウレタ
ンフォームからなる靴底のアウトソールを成形型どおり
に、エア欠け等の成形体の表面性を低下させる欠陥を発
生させずに成形することができる。
【0025】表面処理剤を成形型の内面に付着させる方
法としては、例えば、塗布、噴霧、浸漬等の方法が挙げ
られるが、本発明はかかる方法によって限定されるもの
ではない。
【0026】表面処理剤を成形型の内面に付着させた場
合には、その後に、液状成形材料を成形型内に充填し、
その液状成形材料の種類等に応じた所定の成形条件で成
形することができる。なお、成形型の内面に付着される
表面処理剤の量は、十分な表面性を発現させる観点、及
び割れ、艶ひけ等を防ぐ観点から、3〜30g/m2
することが好ましい。
【0027】また、表面処理剤を液状成形材料に含有さ
せた場合には、特に、側面に複雑な形状を有する、ポリ
ウレタンフォームからなる靴底のミッドソールを成形型
どおりに、エア欠け等の成形体の表面性を低下させる欠
陥を発生させずに成形することができる。
【0028】表面処理剤を液状成形材料に含有させる場
合、該液状成形材料における表面処理剤の含有量は、該
液状成形材料の種類によって異なるが、該液状成形材料
と、成形型と同一の材質からなる平滑板との接触角が3
0°以下となる量が選ばれる。例えば、液状成形材料に
おける接触角低減物質の含有量は、0.05〜3.5重
量%、好ましくは0.25〜1重量%であることが望ま
しい。
【0029】表面処理剤を液状成形材料に含有させた場
合には、該液状成形材料を成形型内に充填し、その液状
成形材料の種類等に応じた所定の成形条件で成形を行な
うことができる。
【0030】本発明に用いられる成形型の材質には、特
に限定がない。その例としては、鉄、ステンレス鋼、
銅、アルミニウム、アルミニウム合金、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂等が挙げられる。また、成形型の内面形
状にも特に限定がなく、目的とする成形体の形状に対応
した形状を有するのであればよく、任意である。
【0031】液状成形材料を成形型内で成形させる際に
は、その成形型の内面に、離型性を向上させるために、
離型剤を予め成形型の内面に塗布、噴霧、浸漬等によ
り、付着させておくことが好ましい。離型剤としては、
ジメチルシリコーンオイル、鉱物油、パラフィンワック
ス等が挙げられるが、本発明はかかる例示のみに限定さ
れるものではない。
【0032】かくして、成形した後、脱型することによ
り、所定形状を有する成形体が得られる。得られた成形
体は、複雑な形状を有する場合であっても、エア欠け等
の有害な欠陥等の発生が抑制されているので、表面性に
優れたものである。
【0033】中でも、成形体がポリウレタンフォームの
成形体である場合には、前記効果がより一層優れる。特
に、底面や側面に複雑な形状を有する靴底用ポリウレタ
ンフォームにおいては、前記効果がより顕著に発現され
る。
【0034】一般に、靴底は、サンダル、紳士靴等に使
用されるアウトソールと、スポーツシューズ等に使用さ
れるミッドソールに分類される。本発明による効果は、
特に低密度領域で用いられるミッドソールにおいて顕著
に発現される。
【0035】ポリウレタンフォーム成形体の密度は、エ
ア欠けを低減させる観点から0.15g/cm3 以上、
0.30g/cm3 未満が好ましく、0.20g/cm
3 以上、0.30g/cm3 未満が特に好ましい。
【0036】
【実施例】製造例1〔ポリエーテル系ポリウレタンフォ
ーム用液状成形材料の調製〕 ポリプロピレングリコール、鎖延長剤、水及び整泡剤か
らなるポリオール溶液〔花王(株)製、商品名:エディ
フォームAS−2045〕50重量部と、ポリプロピレ
ングリコール及び4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネートを主成分としたイソシアネートプレポリマー〔花
王(株)製、商品名:エディフォームB−6009N〕
50重量部とを、ミキサー〔特殊機化工業(株)製、型
番:DH−2.5〕で予備攪拌し、デシケータ内で真空
脱気した。
【0037】次に、得られた混合液を用い、以下の接触
角の測定法に従って接触角を測定した。その結果、接触
角は43°であった。
【0038】なお、この混合液は、緩慢ではあるが増粘
するため、接触角の測定は、ポリオール溶液とイソシア
ネートプレポリマーとを予備攪拌した後、接触角を測定
するまでの時間を4分間とした。
【0039】製造例2〔ポリエステル系ポリウレタンフ
ォーム用液状成形材料の調製〕 ポリエステルポリオール、鎖延長剤、水及び整泡剤から
なるポリオール溶液〔花王(株)製、商品名:エディフ
ォームAS−1210U〕50重量部と、ポリエステル
ポリオール及び4,4−ジフェニルメタンジイソシアネ
ートを主成分としたイソシアネートプレポリマー〔花王
(株)製、商品名:エディフォームB−2009〕50
重量部とを、ミキサー〔特殊機化工業(株)製、型番:
DH−2.5〕で予備攪拌し、デシケータ内で真空脱気
した。
【0040】次に、得られた混合液を用い、以下の接触
角の測定法に従って接触角を測定した。その結果、接触
角は46°であった。
【0041】なお、この混合液は、緩慢ではあるが増粘
するため、接触角の測定は、ポリオール溶液とイソシア
ネートプレポリマーとを予備攪拌した後、接触角を測定
するまでの時間を4分間とした。
【0042】〔接触角の測定法〕 測定雰囲気を無風状態で25℃、相対湿度55%に
しておく。 成形型と同一の材質からなる平滑板として、アルミ
ニウム板〔平均粗さRa:0.2−0.4μm)を水平
に設置する。その後、その表面にシリコーン離型剤〔花
王(株)製、商品名:プラパワー2060〕を噴霧し、
ウエスで十分に拭き取る。 所定の表面処理剤を10g/m2 の量で均一に噴霧
する(尚、25℃で固体のものは融点以上に加熱して溶
解させておいたものを噴霧する)。 予め真空脱気させておいた液状成形材料をシリンジ
〔(株)テルモ製、型番:SS−02S)で採取し、該
液状成形材料の液滴の重さが0.10±0.02gとな
るようにして、液滴を平滑板の表面より10cmの高さ
から該平滑板に滴下する。 液滴が平滑板の表面に接触した時を0秒とし、CC
Dカメラとしてマイクロスコープ〔キーエンス社製、品
番:VH−6200〕で液滴の経時変化を真横から観察
し、60秒間経過後の液滴と平滑板との接触角を測定す
る。
【0043】実施例1〜4及び比較例1〜4〔ポリエー
テル系ポリウレタンフォーム成形体の製造〕 試験用成形型〔滑り止めのための高さ約5mm、幅約5
mm、長さ約5mmであり、縦断面が三角系状の滑り止
め用突起がつまさき部分に127個配置されたソールパ
ターンを形成させるための内面形状を有する成形用金
型、材質:アルミニウム〕の温度を50±2℃に温度調
節し、その内面に離型剤〔花王(株)製、商品名:プラ
パワー2060〕を噴霧し、ウエスで拭き取った。
【0044】表面処理剤として、表1に示すものを用
い、これを成形型の内面にスプレーガンで付着量が10
g/m2 となるように噴霧した。なお、その表面処理剤
を使用したときの液状成形材料の接触角を前記接触角の
測定方法に準じて測定した。その結果を表1に示す。
【0045】次に、イソシアネートプレポリマー〔花王
(株)製、商品名:エディフォームB−6009N〕を
ポアリング型の低圧発泡機の一方のタンクに入れ、その
液温を40℃に調整し、ポリオール配合液〔花王(株)
製、商品名:エディフォームAS−2045〕100重
量部及び触媒〔花王(株)製、商品名:エディフォーム
AS−651−60C〕2重量部を混合した混合液を他
方のタンクに入れ、その液温を40℃に調整した。
【0046】この低圧発泡機を用いてイソシアネートプ
レポリマーと混合液とをイソシアネートインデックスが
98となるように混合攪拌し、前記成形型内に注入し、
発泡させ、注入から5分間経過後に脱型し、ポリウレタ
ンフォーム成形体を得た。得られた成形体は、いずれ
も、密度約0.65g/cm3 、硬度(Asker
C)80±2を有していた。
【0047】次に、得られたポリウレタンフォーム成形
体の形状の転写率を以下の方法に従って調べた。その結
果を表1に示す。
【0048】〔形状の転写率〕成形型の内面形状に忠実
に対応した形状を有する成形体が得られているかどうか
を判断するために、以下の方法に従って形状の転写率を
求めた。
【0049】成形体の滑り止め用突起の先端部分が50
%以上欠けている場合を−3点、その個数をp個とし、
30%以上50%未満欠けている場合を−2点、その個
数をq個とし、30%未満欠けている場合を−1点、そ
の個数をr個とし、欠けがまったく存在していない場合
を0点、その個数をs個とし〔p+q+r+s=12
7〕、式: 〔形状の転写率〕=〔381 +(-3)×p +(-2)×q+(-1)
×r+0×s〕÷3.81 に基づいて求めた。
【0050】実施例5〜8及び比較例5〜8〔ポリエス
テル系ポリウレタンフォーム成形体の製造〕 実施例1〜4で使用したイソシアネートプレポリマー、
ポリオール混合液及び触媒の代わりに、イソシアネート
プレポリマー〔花王(株)製、商品名:エディフォーム
B−2009〕、ポリオール配合液〔花王(株)製、商
品名:エディフォームAS−1210〕100重量部及
び触媒〔花王(株)製、商品名:エディフォームAS−
651−60C〕1.5重量部を用いたほかは、実施例
1〜4と同様にしてポリウレタンフォーム成形体を製造
した。得られた成形体は、いずれも、密度約0.60g
/cm3 、硬度(Asker C)80±2を有してい
た。
【0051】得られたポリウレタンフォーム成形体の形
状の転写率を前記と同様の方法で調べた。その結果を表
1に示す。
【0052】
【表1】
【0053】表1に示された結果から、各実施例で得ら
れたポリウレタンフォーム成形体は、いずれも、接触角
30°以下を有する接触角低減物質が用いられているこ
とにより、形状の転写率が非常に高いことがわかる。
【0054】実施例9〜20及び比較例9〜12〔ポリ
エーテル系ポリウレタンフォーム成形体の製造〕 実施例1〜4において、試験用成形型に離型剤の噴霧を
行なわずに、表面処理剤として、表2に示す組成のもの
を25℃で混合して得られたものを用いたほかは、実施
例1〜4と同様にしてポリウレタンフォーム成形体を得
た。得られた成形体は、いずれも、密度約0.65g/
cm3 、硬度(Asker C)80±2を有してい
た。
【0055】次に、ポリウレタンフォーム成形体の製造
時の離型性を以下の方法に従って調べ、又、形状の転写
率を上記と同様の方法で調べた。その結果を表2に示
す。
【0056】〔製造時の離型性〕得られた成形体を成形
型から脱型する際の状況を以下の判断基準に基づいて判
断した。
【0057】〔判断基準〕 ◎:成形体が成形型内に全く張りついていない ○:やや、成形体が成形型内に張りついているが、問題
はない ×:成形体が成形型内に張りついており、正常な脱型が
できない
【0058】実施例21〜22〔ポリエステル系ポリウ
レタンフォーム成形体の製造〕 試験用成形型に離型剤の噴霧を行なわずに、表面処理剤
として、表2に示す組成のものを25℃で混合して得ら
れたものを用いたほかは、実施例5〜8と同様にしてポ
リウレタンフォーム成形体を得た。得られた成形体は、
いずれも、密度約0.65g/cm3 、硬度(Aske
r C)80±2を有していた。
【0059】次に、ポリウレタンフォーム成形体の製造
時の離型性及び形状の転写率を上記と同様の方法に従っ
て調べた。その結果を表2に示す。
【0060】なお、表2中、離型剤Aは鉱物油〔日本油
脂(株)製、商品名:スーパーオイルB〕、離型剤Bは
ジメチルシリコーンオイル〔東芝シリコーン(株)製、
商品名:TSF−451-50〕、離型剤Cはジメチルシリコ
ーンオイル〔東芝シリコーン(株)製、商品名:TSF
−451-300 〕、離型剤Dはシリコーン化合物のブレンド
物〔花王(株)製、商品名:プラパワー20conc 60 〕を
示す。
【0061】
【表2】
【0062】表2に示された結果から、各実施例で得ら
れたポリウレタンフォーム成形体は、いずれも、接触角
30°以下を有する接触角低減物質が用いられているこ
とにより、形状の転写率が非常に高く、また成形後の離
型性に優れていることがわかる。
【0063】実施例23〜26及び比較例13〜15 成形型(材質:アルミニウム、形状:側面意匠として縦
及び横20mm、高さ2mmの突起部を20個有する、
縦255mm、横90mm、高さ30mm、厚さ5mm
の成形体に対応した形状)の温度を70±2℃に調節
し、その内面に離型剤〔花王(株)製、商品名:プラパ
ワー2060〕を噴霧し、ウエスで拭き取った。
【0064】次に、イソシアネートプレポリマー〔花王
(株)製、商品名:エディフォームB−3021〕に表
3に示す接触角低減物質を添加してポアリング型の低圧
発泡機の一方のタンクに入れ、その液温を35℃に調整
し、ポリオール配合液(花王(株)製、商品名:エディ
フォームAS−6−52U〕100重量部、触媒〔花王
(株)製、商品名:エディフォームAS−651−60
C〕1.3重量部、架橋剤〔花王(株)製、商品名:エ
ディフォームAS−60E)2重量部及び整泡剤〔花王
(株)製、商品名:エディフォームAS−11S)0.
5重量部を混合した混合液を他方のタンクに入れ、その
液温を40℃に調整した。
【0065】この低圧発泡機を用いてイソシアネートプ
レポリマーと混合液とをイソシアネートインデックスが
100となるように混合攪拌し、前記成形型内に注入
し、発泡させ、注入から5分間経過後に脱型してポリウ
レタンフォーム成形体を得た。得られた成形体は、いず
れも密度約0.28g/cm3 、硬度(Asker
C)60±2を有していた。
【0066】次に、得られたポリウレタンフォーム成形
体の形状転写率を以下の方法に従って調べた。その結果
を表3に示す。
【0067】成形体の側面意匠の成形時の突起部分の上
辺が2mm以上欠けている場合、その長さを測定し、す
べてのエア欠けの長さの総和(T)を求め、式: 〔形状の転写率〕=(400−T)÷400×100 に基づいて求め、以下の判定基準に基づいて判断した。
【0068】〔判断基準〕 ○:転写率95以上(外観が非常に良好) △:転写率92.5以上95未満(外観が良好) ×:転写率92.5未満(外観が不良)
【0069】
【表3】
【0070】表3に示された結果から、実施例23〜2
6で得られたポリウレタンフォーム成形体は、いずれも
接触角低減物質が添加されていることにより、形状の転
写率が高いことがわかる。
【0071】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、成形体の表面
にエア欠け等の成形体の表面性を低下させる欠陥を発生
させずに、成形型の内面形状に忠実に対応した形状を有
する成形体を製造しうるという効果が奏される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 良一 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 野村 孝行 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 森 雅弘 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内 (72)発明者 宮本 健一 和歌山市湊1334番地 花王株式会社研究所 内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触角低減物質を含有する表面処理剤の
    存在下、液状成形材料と成形型の内面との接触角が30
    °以下となる条件下で、液状成形材料を成形型内に注入
    し、該液状材料を硬化させて成形する成形体の製造法。
  2. 【請求項2】 接触角低減物質が、脂肪酸と1価アルコ
    ールとのエステルである請求項1記載の製造法。
  3. 【請求項3】 液状成形材料がポリウレタン原料である
    請求項1又は2記載の成形体の製造法。
  4. 【請求項4】 液状成形材料を成形型内に注入し、該液
    状成形材料を硬化させて成形体を製造する方法に用いる
    表面処理剤であって、液状成形材料に含有させた後、こ
    れを成形型と同一の材質からなる平滑板に滴下させた
    際、又は該平滑板に付着させ、その面に液状成形材料を
    滴下させた際に、液状成形材料と平滑板との接触角を3
    0°以下にさせる接触角低減物質を含有してなる表面処
    理剤。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の表面処理剤を用いる成形
    時のエア欠け低減方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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