JPH0628865B2 - ポリウレタンフォーム成型用離型剤及びスキンレスポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents
ポリウレタンフォーム成型用離型剤及びスキンレスポリウレタンフォームの製造方法Info
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- JPH0628865B2 JPH0628865B2 JP2089363A JP8936390A JPH0628865B2 JP H0628865 B2 JPH0628865 B2 JP H0628865B2 JP 2089363 A JP2089363 A JP 2089363A JP 8936390 A JP8936390 A JP 8936390A JP H0628865 B2 JPH0628865 B2 JP H0628865B2
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- Japan
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- polyurethane foam
- wax
- foam
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車、家具等のシートクッションパッドの
ように、ホットモールディングプロセスによって製造さ
れるポリウレタンフォームの成型時に使用する金型用離
型剤並びにスキンレスポリウレタンフォームの製造方法
に関する。
ように、ホットモールディングプロセスによって製造さ
れるポリウレタンフォームの成型時に使用する金型用離
型剤並びにスキンレスポリウレタンフォームの製造方法
に関する。
[従来の技術] ポリウレタンフォームの製造には、通常ポリオール、ジ
イソシアネート、触媒等の原料を適当な割合で配合した
原液を金型に注入し、雰囲気温度120〜180℃程度
で約5〜20分間加熱して発泡させた後、約70〜10
0℃で脱型する、いわゆる“ホットモールディングプロ
セス”が汎用されている。金型には脱型を容易にして製
品フォーム表面の外観、形状を良くするめに離型剤が塗
布される。ホットモールディングプロセスにおいて、離
型剤が塗布される時の金型温度は、通常70〜100℃
程度となる。ホットモールディングプロセスにおいて使
用される離型剤としては、例えば、特開昭52−682
66号公報、特開昭62−23717号公報、特公昭5
3−21705号公報に開示された離型剤がある。
イソシアネート、触媒等の原料を適当な割合で配合した
原液を金型に注入し、雰囲気温度120〜180℃程度
で約5〜20分間加熱して発泡させた後、約70〜10
0℃で脱型する、いわゆる“ホットモールディングプロ
セス”が汎用されている。金型には脱型を容易にして製
品フォーム表面の外観、形状を良くするめに離型剤が塗
布される。ホットモールディングプロセスにおいて、離
型剤が塗布される時の金型温度は、通常70〜100℃
程度となる。ホットモールディングプロセスにおいて使
用される離型剤としては、例えば、特開昭52−682
66号公報、特開昭62−23717号公報、特公昭5
3−21705号公報に開示された離型剤がある。
特開昭52−68266号公報の離型剤は、パラフィン
ワックス、マイクロクリスタリンワックス、エステル系
ワックス等の混合物を加熱溶融した後、金型に塗布して
使用する離型剤であり、特開昭62−23717号公報
は、ワックス状固形物と炭化水素油、シリコーンオイル
等を溶剤に添加した離型剤であり、特公昭53−217
05号公報は、ワックス状オレフィン系炭化水素とワッ
クス状パラフィン系炭化水素とを含有する混合物を加熱
溶融して使用する離型剤である。
ワックス、マイクロクリスタリンワックス、エステル系
ワックス等の混合物を加熱溶融した後、金型に塗布して
使用する離型剤であり、特開昭62−23717号公報
は、ワックス状固形物と炭化水素油、シリコーンオイル
等を溶剤に添加した離型剤であり、特公昭53−217
05号公報は、ワックス状オレフィン系炭化水素とワッ
クス状パラフィン系炭化水素とを含有する混合物を加熱
溶融して使用する離型剤である。
自動車、家具関係等のシートクッションパッドも、上記
ホットモールディングプロセスで製造され、フォーム表
面をファブリック等の表皮材で被覆した製品であるが、
近年、シートクッションパッドの外観形状及び乗り心地
を好適にするために、フォームと表皮材とを接着する方
法が提案されている。しかしながら、前記した従来の離
型剤を用いて、フォーム成型を行った場合、フォームの
表層にスキン層が形成され易いため、フォームに表皮材
を接着した後、クッション作動等の外力が加わると、容
易に剥離してしまうという欠点を有している。
ホットモールディングプロセスで製造され、フォーム表
面をファブリック等の表皮材で被覆した製品であるが、
近年、シートクッションパッドの外観形状及び乗り心地
を好適にするために、フォームと表皮材とを接着する方
法が提案されている。しかしながら、前記した従来の離
型剤を用いて、フォーム成型を行った場合、フォームの
表層にスキン層が形成され易いため、フォームに表皮材
を接着した後、クッション作動等の外力が加わると、容
易に剥離してしまうという欠点を有している。
このスキン形成を防止する対策として、金型内に表皮材
をセットして発泡原料を注入する一体化工法、あるい
は、スキン層を形成し難い、すなわち、“スキンレス”
となり易い高弾性フォームに表皮材を接着する方法があ
る。ところが、前者の工法ではファブリック等の表皮材
の隙間からフォーム原料が漏れ易いために、外観が損な
われるという問題点がある。また、後者の方法が良好な
形状が得られるものの、用いる高弾性フォームが高価な
ため、経済的に不利となる欠点がある。
をセットして発泡原料を注入する一体化工法、あるい
は、スキン層を形成し難い、すなわち、“スキンレス”
となり易い高弾性フォームに表皮材を接着する方法があ
る。ところが、前者の工法ではファブリック等の表皮材
の隙間からフォーム原料が漏れ易いために、外観が損な
われるという問題点がある。また、後者の方法が良好な
形状が得られるものの、用いる高弾性フォームが高価な
ため、経済的に不利となる欠点がある。
従って、ホットモールディングプロセスによるシートク
ッションパッドなどのポリウレタンフォームの製造にお
いて、スキンレスで表皮材とフォームとの接着力が強
く、良好な外観と形状が得られる離型剤及び経済的なス
キンレスポリウレタンフォームの製造方法は見いだされ
ていないのが現状である。
ッションパッドなどのポリウレタンフォームの製造にお
いて、スキンレスで表皮材とフォームとの接着力が強
く、良好な外観と形状が得られる離型剤及び経済的なス
キンレスポリウレタンフォームの製造方法は見いだされ
ていないのが現状である。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記問題点をことごとく解消したポリウレタ
ンフォーム成型用離型剤を提供しようとするもので、特
にホットモールディングプロセスによってシートクッシ
ョンパッド等のポリウレタンフォームを製造する際に、
スキンレスで表皮材とフォームとの接着力が強く、良好
な外観と形状が得られる化用離型剤及びその離型剤を用
いたスキンレスポリウレタンフォームの製造方法を提供
することを目的とする。
ンフォーム成型用離型剤を提供しようとするもので、特
にホットモールディングプロセスによってシートクッシ
ョンパッド等のポリウレタンフォームを製造する際に、
スキンレスで表皮材とフォームとの接着力が強く、良好
な外観と形状が得られる化用離型剤及びその離型剤を用
いたスキンレスポリウレタンフォームの製造方法を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者は、ホットモールディングプロセスによるポリ
ウレタンフォームの製造方法において、特に金型用離型
剤のスキン形成に及ぼす影響について、鋭意研究した結
果、ワックスの融点がスキン形成と強く関係することを
見いだして本発明を完成するに至った。すなわち、離型
膜中に不溶性のワックス成分が存在すると、その箇所が
核となって逐次フォーム表面のセル層のスキンが開く、
すなわち、“セルオープン”が進行し、スキンレスとな
ることを発見した。この知見に基づき、本発明の離型剤
は、(a)融点が110℃以上のワックスと、(b)融
点が80〜110℃の直鎖状ワックス、及び(c)融点
が40〜100℃の分岐鎖状ワックスからなる混合ワッ
クスを、(d)乳化剤を用いて水中に分散させてなるこ
とを特徴としている。
ウレタンフォームの製造方法において、特に金型用離型
剤のスキン形成に及ぼす影響について、鋭意研究した結
果、ワックスの融点がスキン形成と強く関係することを
見いだして本発明を完成するに至った。すなわち、離型
膜中に不溶性のワックス成分が存在すると、その箇所が
核となって逐次フォーム表面のセル層のスキンが開く、
すなわち、“セルオープン”が進行し、スキンレスとな
ることを発見した。この知見に基づき、本発明の離型剤
は、(a)融点が110℃以上のワックスと、(b)融
点が80〜110℃の直鎖状ワックス、及び(c)融点
が40〜100℃の分岐鎖状ワックスからなる混合ワッ
クスを、(d)乳化剤を用いて水中に分散させてなるこ
とを特徴としている。
本発明の離型剤において使用する成分において、(a)
融点が110℃以上のワックスとしては、ポリエチレン
ワックス、エチレンビスステアロアマイド、フィッシャ
ートロプッシュワックス等が挙げられる。この含有量
は、離型剤全固形分中で1〜30重量部、好ましくは5
〜15重量部の範囲である。この含有量が1重量部未満
では、スキンレスになる作用が弱く、逆に30重量部を
越えると、脱型時の抵抗が大きくなること及び金型への
堆積物が多くなることより好ましくない。
融点が110℃以上のワックスとしては、ポリエチレン
ワックス、エチレンビスステアロアマイド、フィッシャ
ートロプッシュワックス等が挙げられる。この含有量
は、離型剤全固形分中で1〜30重量部、好ましくは5
〜15重量部の範囲である。この含有量が1重量部未満
では、スキンレスになる作用が弱く、逆に30重量部を
越えると、脱型時の抵抗が大きくなること及び金型への
堆積物が多くなることより好ましくない。
また、成分(b)の融点が80〜100℃の直鎖状ワッ
クスとしては、ポリエチレンワックス、フィッシャート
ロプッシュワックス等を用いることができる。この含有
量は、離型剤全固形分中で20〜60重量部の範囲であ
る。含有量が20重量部未満では、フォームがセルオー
プンとならず、60重量部を越えると、フォームにワッ
クスが移行して脱型不良となるからである。
クスとしては、ポリエチレンワックス、フィッシャート
ロプッシュワックス等を用いることができる。この含有
量は、離型剤全固形分中で20〜60重量部の範囲であ
る。含有量が20重量部未満では、フォームがセルオー
プンとならず、60重量部を越えると、フォームにワッ
クスが移行して脱型不良となるからである。
また、成分(c)の融点が40〜100℃の分岐鎖状ワ
ックスとしては、変性ポリエチレンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス等が挙げられ、特に分子量が10
00〜3000のワックスが好適である。この含有量
は、離型剤全固形分中で20〜60重量部の範囲であ
る。含有量が20重量部未満では、フォームがワックス
へ移行し易くなり、60重量部を越えるとセルオープン
にならないからである。
ックスとしては、変性ポリエチレンワックス、マイクロ
クリスタリンワックス等が挙げられ、特に分子量が10
00〜3000のワックスが好適である。この含有量
は、離型剤全固形分中で20〜60重量部の範囲であ
る。含有量が20重量部未満では、フォームがワックス
へ移行し易くなり、60重量部を越えるとセルオープン
にならないからである。
本発明の離型剤は、前記各ワックス混合物を(d)の乳
化剤を用いて乳化し水に分散せしめる。使用することが
できる(d)の乳化剤としては、オレイン酸、ラウリン
酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸と、モルホリン、エチ
ルモルホリン、ジエチレントリアミン等の石けんを挙げ
ることができる。
化剤を用いて乳化し水に分散せしめる。使用することが
できる(d)の乳化剤としては、オレイン酸、ラウリン
酸、パルミチン酸等の高級脂肪酸と、モルホリン、エチ
ルモルホリン、ジエチレントリアミン等の石けんを挙げ
ることができる。
本発明の離型剤には、前記の必須成分以外に必要に応じ
て、酸化防止剤、石油系溶剤、防腐剤、消泡剤等の添加
剤を適宜添加することができる。
て、酸化防止剤、石油系溶剤、防腐剤、消泡剤等の添加
剤を適宜添加することができる。
本発明の離型剤を製造するには、前記ワックスの混合物
と乳化剤及び添加剤を配合して製造する。ワックスは、
乳化前に混合してもよく、別々に乳化した後混合しても
よい。特に、後者の乳化した後混合する方法は、(a)
成分の融点が110℃以上のワックスが少量で効果が発
揮でき、脱型時の抵抗が小さくなるので有利な方法であ
る。すなわち、乳化剤と水の混合物を90〜95℃に加
熱して石けんを作製する。別の容器にワックス、酸化防
止剤及び溶剤その他添加剤を入れて加熱してワックスを
溶解する。この溶液を前記石けん液中に攪拌下で添加し
て、予備乳化液を調製する。次いで、ホモジナイザー処
理を行い、室温まで急冷して離型剤組成物を得ることが
できる。
と乳化剤及び添加剤を配合して製造する。ワックスは、
乳化前に混合してもよく、別々に乳化した後混合しても
よい。特に、後者の乳化した後混合する方法は、(a)
成分の融点が110℃以上のワックスが少量で効果が発
揮でき、脱型時の抵抗が小さくなるので有利な方法であ
る。すなわち、乳化剤と水の混合物を90〜95℃に加
熱して石けんを作製する。別の容器にワックス、酸化防
止剤及び溶剤その他添加剤を入れて加熱してワックスを
溶解する。この溶液を前記石けん液中に攪拌下で添加し
て、予備乳化液を調製する。次いで、ホモジナイザー処
理を行い、室温まで急冷して離型剤組成物を得ることが
できる。
[実施例] 次に、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明
する。ただし、下記の実施例及び比較例は、何ら本発明
を制限するものではない。
する。ただし、下記の実施例及び比較例は、何ら本発明
を制限するものではない。
本実施例に係る離型剤の組成及び比較例の組成を第1表
及び第2表に示す。また、これらの離型剤を水で3倍に
稀釈した液を、金型にエアレススプレーで100ml/m2
塗布した後、金型を冷却し、フォーム原料を注入して1
50℃で15分間キュアを行って脱型した。
及び第2表に示す。また、これらの離型剤を水で3倍に
稀釈した液を、金型にエアレススプレーで100ml/m2
塗布した後、金型を冷却し、フォーム原料を注入して1
50℃で15分間キュアを行って脱型した。
使用したフォーム原料は次の通りである。
〈フォーム原料〉 組成A ポリオール EP551C(三井日曹ウレタン社製)…100
重量部 整泡剤 L540(日本ユニカー社製)… 4 〃 モノフロロトリクロルメタン (CCl3F)… 7 〃 トリエチレンジアミン … 0.15 〃 水 … 5 〃 TDI−80(インデックス94)… 54.5 〃 組成B ポリオール EP551C(三井日曹ウレタン社製)…100
重量部 整泡剤 L540(日本ユニカー社製)… 4 〃 トリエチレンジアミン … 0.15 〃 水 … 5 〃 TDI−80(インデックス94)… 54.5 〃 得られたポリウレタンフォーム表面について、セルオー
プン性、及び脱型性を評価した。その結果を第3表に示
す。
重量部 整泡剤 L540(日本ユニカー社製)… 4 〃 モノフロロトリクロルメタン (CCl3F)… 7 〃 トリエチレンジアミン … 0.15 〃 水 … 5 〃 TDI−80(インデックス94)… 54.5 〃 組成B ポリオール EP551C(三井日曹ウレタン社製)…100
重量部 整泡剤 L540(日本ユニカー社製)… 4 〃 トリエチレンジアミン … 0.15 〃 水 … 5 〃 TDI−80(インデックス94)… 54.5 〃 得られたポリウレタンフォーム表面について、セルオー
プン性、及び脱型性を評価した。その結果を第3表に示
す。
第3表に示す評価の表示は以下の通りである。
〈セルオープン性〉 ◎:スキン層全く形成せず ○:スキン層やや形成 ×:スキン層形成 〈脱型性〉 ◎:極めて良好 ○:良好 ×:不良 [発明の効果] 以上の通り、本発明のポリウレタンフォーム成型用離型
剤は、ホットモールディングプロセスにおいて、フォー
ム表面にスキン層を形成しない、“スキンレス”作用を
有しており、従来にその例を見ない新規有用な離型剤を
提供し得たのである。従って、この離型剤を用いた製造
方法によれば、ポリウレタンフォームの表面にスキン層
が形成されないため、表皮材との接着力に優れ、形状の
各部において均等な高弾性効果を示すポリウレタンフォ
ームを製造することができ、例えば自動車、家具などの
シートクッションパッドの製造に使用すれば、好適な着
座感触のシートクッションパッドを製造することが可能
となる。また、従来技術の高弾性フォームに比較して、
約20%の軽量化を図ることができるため経済的に有利
となる。
剤は、ホットモールディングプロセスにおいて、フォー
ム表面にスキン層を形成しない、“スキンレス”作用を
有しており、従来にその例を見ない新規有用な離型剤を
提供し得たのである。従って、この離型剤を用いた製造
方法によれば、ポリウレタンフォームの表面にスキン層
が形成されないため、表皮材との接着力に優れ、形状の
各部において均等な高弾性効果を示すポリウレタンフォ
ームを製造することができ、例えば自動車、家具などの
シートクッションパッドの製造に使用すれば、好適な着
座感触のシートクッションパッドを製造することが可能
となる。また、従来技術の高弾性フォームに比較して、
約20%の軽量化を図ることができるため経済的に有利
となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:04 B29L 31:58 4F (72)発明者 渡辺 明海 神奈川県高座郡寒川町田端1580番地 ユシ ロ化学工業株式会社内 (72)発明者 山崎 慎一 神奈川県厚木市金田982番地 トーヨーソ フラン株式会社内 (72)発明者 関田 喜久男 神奈川県厚木市金田982番地 トーヨーソ フラン株式会社内 (72)発明者 木下 孝弘 神奈川県厚木市金田982番地 トーヨーソ フラン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】(a)融点が110℃以上のワックスと、
(b)融点が80〜110℃の直鎖状ワックス、及び
(c)融点が40〜100℃の分岐鎖状ワックスからな
る混合ワックスを、(d)乳化剤を用いて水中に分散さ
せてなることを特徴とするポリウレタンフォーム成型用
離型剤。 - 【請求項2】離型剤全固形分量を100重量部とした場
合、成分(a)の含有量が1〜30重量部、成分(b)
の含有量が20〜60重量部、成分(c)の含有量が2
0〜60重量部である請求項1記載のポリウレタンフォ
ーム成型用離型剤。 - 【請求項3】ホットモールディングプロセスによるポリ
ウレタンフォームの製造方法において、ポリウレタンフ
ォーム製造原液を注入・発泡させる金型に請求項1また
は2記載の離型剤を塗布することを特徴とするスキンレ
スポリウレタンフォームの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2089363A JPH0628865B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | ポリウレタンフォーム成型用離型剤及びスキンレスポリウレタンフォームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2089363A JPH0628865B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | ポリウレタンフォーム成型用離型剤及びスキンレスポリウレタンフォームの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03288606A JPH03288606A (ja) | 1991-12-18 |
JPH0628865B2 true JPH0628865B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=13968625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2089363A Expired - Fee Related JPH0628865B2 (ja) | 1990-04-04 | 1990-04-04 | ポリウレタンフォーム成型用離型剤及びスキンレスポリウレタンフォームの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628865B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018174070A1 (ja) | 2017-03-23 | 2018-09-27 | 株式会社イノアックコーポレーション | 防音材及びその製造方法 |
JP7105073B2 (ja) | 2017-03-23 | 2022-07-22 | 株式会社イノアックコーポレーション | 防音構造 |
CN115816673A (zh) * | 2022-11-28 | 2023-03-21 | 山东大学 | 一种切割不规则半导体晶体的预处理方法 |
-
1990
- 1990-04-04 JP JP2089363A patent/JPH0628865B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03288606A (ja) | 1991-12-18 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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