JP2000015385A - 法面工事等に使用するアンカーの加工方法 - Google Patents
法面工事等に使用するアンカーの加工方法Info
- Publication number
- JP2000015385A JP2000015385A JP10227377A JP22737798A JP2000015385A JP 2000015385 A JP2000015385 A JP 2000015385A JP 10227377 A JP10227377 A JP 10227377A JP 22737798 A JP22737798 A JP 22737798A JP 2000015385 A JP2000015385 A JP 2000015385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- anchor material
- heated
- several
- conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 省力、高能率、高品質、省資材、省エネルギ
ーの法面工事等に使用するアンカーの加工方法を提供す
る。 【解決手段】 水平チエーンコンベアー上の数本のアン
カー素材を同時に持上げ、その一端を同時に高周波加熱
後、該コンベアーで次行程に移して、数本のアンカー素
材を同時に持上げ、その他端を同時に把持機構で掴み、
反転と前後運動をさせて、先に加熱した端部を上下のプ
レス金型で同時に自動的に先鋭形状に加工する。
ーの法面工事等に使用するアンカーの加工方法を提供す
る。 【解決手段】 水平チエーンコンベアー上の数本のアン
カー素材を同時に持上げ、その一端を同時に高周波加熱
後、該コンベアーで次行程に移して、数本のアンカー素
材を同時に持上げ、その他端を同時に把持機構で掴み、
反転と前後運動をさせて、先に加熱した端部を上下のプ
レス金型で同時に自動的に先鋭形状に加工する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は法面(斜面)工事等
に使用するアンカー(以下アンカーと称する)の先端部
を先鋭形状にする加工方法に関するものである。
に使用するアンカー(以下アンカーと称する)の先端部
を先鋭形状にする加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】土木工事において、山等の斜面の落土防
止の一方法として、網等を張り芝生の種を蒔く方法が一
般に行なわれている。この網はアンカーで固定される。
アンカーは鉄製丸棒で、一端がR状で網を固定し、他端
は先鋭形状で地面に打込み易い形状をしている。この先
鋭形状は従来の加工は一本づつ作業員が手作業で鍛造す
るか又は機械加工していた。従って非能率的で、鍛造時
の熱損失、又は機械加工時の素材の削り落とし部分の無
駄、削り用刃物の消耗、寸法の不均一等の問題点があつ
た。R状加工については従来から一般に熱間鍛造や冷間
鍛造等で比較的簡単に加工ができるためここでは述べな
い。
止の一方法として、網等を張り芝生の種を蒔く方法が一
般に行なわれている。この網はアンカーで固定される。
アンカーは鉄製丸棒で、一端がR状で網を固定し、他端
は先鋭形状で地面に打込み易い形状をしている。この先
鋭形状は従来の加工は一本づつ作業員が手作業で鍛造す
るか又は機械加工していた。従って非能率的で、鍛造時
の熱損失、又は機械加工時の素材の削り落とし部分の無
駄、削り用刃物の消耗、寸法の不均一等の問題点があつ
た。R状加工については従来から一般に熱間鍛造や冷間
鍛造等で比較的簡単に加工ができるためここでは述べな
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て本発明は能率的で省資材、省エネルギー、高品質の法
面工事等に使用するアンカーの加工方法を提供すること
を目的とする。
て本発明は能率的で省資材、省エネルギー、高品質の法
面工事等に使用するアンカーの加工方法を提供すること
を目的とする。
【0004】
【問題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明はアンカーの素材をコンベアーで連続的に
供給し、加熱域でコンベアー上の数本の該アンカー素材
を同時に持上げて一端を高周波加熱した後、再びコンベ
アーで次の加工域に移送し、数本の該アンカー素材を持
上げ、その一端を把持機構で掴み、ラツクとピニオンで
反転をさせて加熱された他端をプレス金型で先鋭形状に
加工する。該把持機構はエアーシリンダーで前後に移動
し、前記の反転運動と組合せてアンカー素材の先鋭部を
加工する。
めに、本発明はアンカーの素材をコンベアーで連続的に
供給し、加熱域でコンベアー上の数本の該アンカー素材
を同時に持上げて一端を高周波加熱した後、再びコンベ
アーで次の加工域に移送し、数本の該アンカー素材を持
上げ、その一端を把持機構で掴み、ラツクとピニオンで
反転をさせて加熱された他端をプレス金型で先鋭形状に
加工する。該把持機構はエアーシリンダーで前後に移動
し、前記の反転運動と組合せてアンカー素材の先鋭部を
加工する。
【0005】アンカーの先鋭部をプレス金型で加工する
とき、アンカー素材の横ずれ防止及びアンカー把持装置
とプレス金型の縦方向の芯ずれを防止するために芯ずれ
補正装置がプレス金型の手前に設置されている。該芯ず
れ補正装置は主として保持及び解放機構を有する縦スラ
イド式受箱とバネ、ハウジングで構成され、プレス金型
でアンカー素材の先鋭部を加工するときは主として該芯
ずれ補正装置がアンカー素材を掴み、把持装置でアンカ
ー素材を反転するときは該芯ずれ補正装置はアンカー素
材を解放する。
とき、アンカー素材の横ずれ防止及びアンカー把持装置
とプレス金型の縦方向の芯ずれを防止するために芯ずれ
補正装置がプレス金型の手前に設置されている。該芯ず
れ補正装置は主として保持及び解放機構を有する縦スラ
イド式受箱とバネ、ハウジングで構成され、プレス金型
でアンカー素材の先鋭部を加工するときは主として該芯
ずれ補正装置がアンカー素材を掴み、把持装置でアンカ
ー素材を反転するときは該芯ずれ補正装置はアンカー素
材を解放する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基ず
いて説明する。図1は本発明の一実施装置の概略構成を
示す説明的側面図を示し、右端のアンカー素材2の集積
場3からリフトコンベアー4によって1本ずつ傾斜板5
を経て水平コンベアー7に供給される。尚、この供給数
及びタイミングは該傾斜板5の上部に配設されるセパレ
ーター6によって管理されている。本発明に使用される
各コンベアーはアタッチメント付きチエーンコンベアー
である。
いて説明する。図1は本発明の一実施装置の概略構成を
示す説明的側面図を示し、右端のアンカー素材2の集積
場3からリフトコンベアー4によって1本ずつ傾斜板5
を経て水平コンベアー7に供給される。尚、この供給数
及びタイミングは該傾斜板5の上部に配設されるセパレ
ーター6によって管理されている。本発明に使用される
各コンベアーはアタッチメント付きチエーンコンベアー
である。
【0007】該水平コンベアー7で加熱域53に数本の
アンカー素材2が達するとここでは図示しない検出装置
がこれを検出し、該水平コンベアー7の中央に配設され
た昇降装置9によって同時に持上げられ、横に配設され
横移動可能な高周波加熱装置8によってアンカー素材2
の一端が加熱される。加熱温度は摂氏800〜850度
程度である。図3は高周波加熱装置8の概略構成の側面
図、図4は図3の上部正面図を示し、加熱コイル17、
高周波発生部18、移行シリンダー20、受板19、架
台42、スライド溝金42A等より構成される。加熱コ
イル17は円筒形で内径部にアンカー素材2の端部が入
ると高周波電流によって加熱する。高周波発生部18は
公知の市販品であるので説明は省略する。又、これらの
制御関係についても一般の公知の技術であるため説明は
省略する。加熱コイル17、高周波発生部18は受板1
9の上に搭載され、移行シリンダー20によって前後方
向へ移動する。受板19の下面にはスライド脚19Aが
溶接され、架台42の上面に溶接されているスライド溝
金42Aと滑合するように構成されている。移行シリン
ダー20は架台42に取付けられている。
アンカー素材2が達するとここでは図示しない検出装置
がこれを検出し、該水平コンベアー7の中央に配設され
た昇降装置9によって同時に持上げられ、横に配設され
横移動可能な高周波加熱装置8によってアンカー素材2
の一端が加熱される。加熱温度は摂氏800〜850度
程度である。図3は高周波加熱装置8の概略構成の側面
図、図4は図3の上部正面図を示し、加熱コイル17、
高周波発生部18、移行シリンダー20、受板19、架
台42、スライド溝金42A等より構成される。加熱コ
イル17は円筒形で内径部にアンカー素材2の端部が入
ると高周波電流によって加熱する。高周波発生部18は
公知の市販品であるので説明は省略する。又、これらの
制御関係についても一般の公知の技術であるため説明は
省略する。加熱コイル17、高周波発生部18は受板1
9の上に搭載され、移行シリンダー20によって前後方
向へ移動する。受板19の下面にはスライド脚19Aが
溶接され、架台42の上面に溶接されているスライド溝
金42Aと滑合するように構成されている。移行シリン
ダー20は架台42に取付けられている。
【0008】加熱コイル17によって加熱されたアンカ
ー素材2は昇降装置9によって水平コンベアー7上に置
かれ、次の加工域54に移送される。加工域54に移送
された数本のアンカー素材2は図示されない検出装置に
よって検出されると、水平コンベアー7の中央部に配設
されている昇降装置13によつて同時に持上げられた
後、加熱されていない他端を、横に配設され横移動可能
な把持機構14によって掴まれる。図5に示すようにア
ンカー素材2の一端が加熱された側には、アンカー素材
2を先鋭形状に加工するプレス10及びプレス金型1
1、12が配設され、プレス金型11、12の手前側に
は加工中のアンカー素材2の横ずれ防止及び該把持装置
14とプレス金型11、12の縦方向の芯ずれを補正す
る芯ずれ補正装置15が配設されている。
ー素材2は昇降装置9によって水平コンベアー7上に置
かれ、次の加工域54に移送される。加工域54に移送
された数本のアンカー素材2は図示されない検出装置に
よって検出されると、水平コンベアー7の中央部に配設
されている昇降装置13によつて同時に持上げられた
後、加熱されていない他端を、横に配設され横移動可能
な把持機構14によって掴まれる。図5に示すようにア
ンカー素材2の一端が加熱された側には、アンカー素材
2を先鋭形状に加工するプレス10及びプレス金型1
1、12が配設され、プレス金型11、12の手前側に
は加工中のアンカー素材2の横ずれ防止及び該把持装置
14とプレス金型11、12の縦方向の芯ずれを補正す
る芯ずれ補正装置15が配設されている。
【0009】図6はアンカー素材2の把持装置の側面断
面図、図7は把持爪23、24の姿図、図8は図6の正
面図を示し、把持爪23、24は主軸27の先端の割り
溝55の中に収納されてピン25で枢動する。ピン25
の左側には圧縮バネ26が配設され把持爪23、24の
左端23B、24Bを常に解放するように作用してい
る。主軸27は軸受31、43で支えられており、これ
らの軸受は側板30、42で支えられている。これらの
側板は摺動ブラケット29にボルト32で固定されてい
る。該主軸27の軸芯部には楔状の先端28Aを有する
突き棒28が摺動するように配設されている。突き棒2
8の右端は回転継手38とピン44で連結されており、
回転継手38はエアーシリンダー37のピストンロット
37Aに連結されている。エアーシリンダー37は摺動
ブラケット29にボルト締めされている。エアーシリン
ダー37のピストンロット37Aが前進すると突き棒2
8は回転継手38を介して前進し、突き棒28の楔状の
先端28Aは把持爪23、24の右端の傾斜面23A、
24Aと係合して爪23、24の左端23B、24Bを
閉じることによりアンカー素材2を掴む。楔状の先端2
8Aが後退すると爪23、24の左端23B、24Bは
圧縮バネ26の反発力によって開き、アンカー素材2を
解放する。回転継手38は市販品のため説明は省略す
る。
面図、図7は把持爪23、24の姿図、図8は図6の正
面図を示し、把持爪23、24は主軸27の先端の割り
溝55の中に収納されてピン25で枢動する。ピン25
の左側には圧縮バネ26が配設され把持爪23、24の
左端23B、24Bを常に解放するように作用してい
る。主軸27は軸受31、43で支えられており、これ
らの軸受は側板30、42で支えられている。これらの
側板は摺動ブラケット29にボルト32で固定されてい
る。該主軸27の軸芯部には楔状の先端28Aを有する
突き棒28が摺動するように配設されている。突き棒2
8の右端は回転継手38とピン44で連結されており、
回転継手38はエアーシリンダー37のピストンロット
37Aに連結されている。エアーシリンダー37は摺動
ブラケット29にボルト締めされている。エアーシリン
ダー37のピストンロット37Aが前進すると突き棒2
8は回転継手38を介して前進し、突き棒28の楔状の
先端28Aは把持爪23、24の右端の傾斜面23A、
24Aと係合して爪23、24の左端23B、24Bを
閉じることによりアンカー素材2を掴む。楔状の先端2
8Aが後退すると爪23、24の左端23B、24Bは
圧縮バネ26の反発力によって開き、アンカー素材2を
解放する。回転継手38は市販品のため説明は省略す
る。
【0010】該主軸27の右端外径部には反転用のピニ
オン33がキー35で固定され、その右端には止め輪5
6が配設されている。ピニオン33はラツク34と係合
し、ラック34は図8に示すエアーシリンダー36のピ
ストンロット36Aに連結されている。このピストンロ
ット36Aの移行によりラック34が移行してピニオン
33を回転させることにより主軸27、爪23、24は
回転する。図7は爪23、24の姿図を示し、爪24の
左端にはV溝24C、爪23の左端には図示しないV溝
が加工されてアンカー素材2を掴み易いようになってい
る。図6に示すように摺動ブラケット29の下面には連
結金具29Aが溶接され、移行シリンダー41のピスト
ンロット41Aと連結されて前後に移行できるようにな
っている。移行シリンダー41はベツト39に溶接され
ている取付け金具39Bにボルト締めされている。尚、
摺動ブラケット29の下部29Bはベット39のスライ
ド溝部39Aと係合して水平に摺動できる。これらによ
って該把持爪23、24はアンカー素材2を掴んだ後、
反転及び前後移行を重ねて加熱されたアンカー素材2の
先端を先鋭形状に成形することができる。尚、本発明の
プレス金型11、12の成形面は傾斜平面であるが、こ
の面を色々な形状にすることによって他の形状、加工方
法ができるが本発明の思想から逸脱するものではない。
又、該主軸27の反転、前後移行の種々の組合せでアン
カー素材2の先端形状を四角錐、六角錐等に自由に選択
でき、コンピュータ制御でこれらが容易に制御できるこ
とは説明するまでもない。
オン33がキー35で固定され、その右端には止め輪5
6が配設されている。ピニオン33はラツク34と係合
し、ラック34は図8に示すエアーシリンダー36のピ
ストンロット36Aに連結されている。このピストンロ
ット36Aの移行によりラック34が移行してピニオン
33を回転させることにより主軸27、爪23、24は
回転する。図7は爪23、24の姿図を示し、爪24の
左端にはV溝24C、爪23の左端には図示しないV溝
が加工されてアンカー素材2を掴み易いようになってい
る。図6に示すように摺動ブラケット29の下面には連
結金具29Aが溶接され、移行シリンダー41のピスト
ンロット41Aと連結されて前後に移行できるようにな
っている。移行シリンダー41はベツト39に溶接され
ている取付け金具39Bにボルト締めされている。尚、
摺動ブラケット29の下部29Bはベット39のスライ
ド溝部39Aと係合して水平に摺動できる。これらによ
って該把持爪23、24はアンカー素材2を掴んだ後、
反転及び前後移行を重ねて加熱されたアンカー素材2の
先端を先鋭形状に成形することができる。尚、本発明の
プレス金型11、12の成形面は傾斜平面であるが、こ
の面を色々な形状にすることによって他の形状、加工方
法ができるが本発明の思想から逸脱するものではない。
又、該主軸27の反転、前後移行の種々の組合せでアン
カー素材2の先端形状を四角錐、六角錐等に自由に選択
でき、コンピュータ制御でこれらが容易に制御できるこ
とは説明するまでもない。
【0011】加熱されたアンカー素材2の先端をプレス
金型11、12で先鋭形状に加工するとき、アンカー素
材2の他端は把持爪23、24で保持されているが、保
持位置とプレス金型11、12の位置が離れているため
プレス金型11、12間でアンカー素材2を圧縮すると
アンカー素材2が横ずれを生じる場合がある。又、把持
装置14とプレス金型11、12の縦方向の芯ずれが加
工中に起こり把持装置14に無理な力をかけて損傷を与
えたり、製品に芯ずれ欠陥を発生させる場合がある。本
発明ではこれらの不具合点を解消するために、図9、図
10に示すような芯ずれ補正装置15をプレス金型1
1、12の手前側に配設している。芯ずれ補正装置15
は保持及び解放機構を有する縦スライド式受箱46、バ
ネ47、ハウジング45等で構成され、保持及び解放は
エアーシリンダー48で実施している。プレス金型1
1、12でアンカー素材2を加工するときはアンカー素
材2の一部は該縦スライド式受箱46の五角穴46Aの
中にあり、プレス金型11、12でアンカー素材2を圧
縮加工中はエアーシリンダー48のピストンロット48
Aで該縦スライド式受箱46に固定されている。これに
よってアンカー素材2は圧縮加工中は横ずれすることは
なく、又、把持装置14とプレス金型11、12の縦方
向の芯ずれに対しては縦スライド式受箱46が縦方向に
スライドするため問題は生じない。尚。プレス金型1
1、12で圧縮加工中のアンカー素材2の保持は主とし
て芯ずれ補正装置15が行い、把持装置14は軽く補助
的に保持しているだけである。
金型11、12で先鋭形状に加工するとき、アンカー素
材2の他端は把持爪23、24で保持されているが、保
持位置とプレス金型11、12の位置が離れているため
プレス金型11、12間でアンカー素材2を圧縮すると
アンカー素材2が横ずれを生じる場合がある。又、把持
装置14とプレス金型11、12の縦方向の芯ずれが加
工中に起こり把持装置14に無理な力をかけて損傷を与
えたり、製品に芯ずれ欠陥を発生させる場合がある。本
発明ではこれらの不具合点を解消するために、図9、図
10に示すような芯ずれ補正装置15をプレス金型1
1、12の手前側に配設している。芯ずれ補正装置15
は保持及び解放機構を有する縦スライド式受箱46、バ
ネ47、ハウジング45等で構成され、保持及び解放は
エアーシリンダー48で実施している。プレス金型1
1、12でアンカー素材2を加工するときはアンカー素
材2の一部は該縦スライド式受箱46の五角穴46Aの
中にあり、プレス金型11、12でアンカー素材2を圧
縮加工中はエアーシリンダー48のピストンロット48
Aで該縦スライド式受箱46に固定されている。これに
よってアンカー素材2は圧縮加工中は横ずれすることは
なく、又、把持装置14とプレス金型11、12の縦方
向の芯ずれに対しては縦スライド式受箱46が縦方向に
スライドするため問題は生じない。尚。プレス金型1
1、12で圧縮加工中のアンカー素材2の保持は主とし
て芯ずれ補正装置15が行い、把持装置14は軽く補助
的に保持しているだけである。
【0012】プレス金型11、12で加工中にアンカー
素材2を反転又は前後移動する必要が生じた場合は芯ず
れ補正装置15はアンカー素材2の保持を解き、把持装
置14によって反転又は前後移動させる。
素材2を反転又は前後移動する必要が生じた場合は芯ず
れ補正装置15はアンカー素材2の保持を解き、把持装
置14によって反転又は前後移動させる。
【0013】このような先鋭過程を終えたアンカー素材
2は昇降装置13によって該水平コンベアー7上に降ろ
され、次のR部成形用プレス16へ移送される。尚、図
12に示すようにアンカー50のR部50Aの成形は一
般に容易に実施されている公知技術であるので説明は省
略する。
2は昇降装置13によって該水平コンベアー7上に降ろ
され、次のR部成形用プレス16へ移送される。尚、図
12に示すようにアンカー50のR部50Aの成形は一
般に容易に実施されている公知技術であるので説明は省
略する。
【0014】
【発明の効果】本発明のアンカーの先鋭形状成形方法は
アンカー素材先端の必要最低限部分を短時間に高周波加
熱するため熱損失が少なく、しかも作業時間を短縮でき
る。又、熱間成形のため冷間成形のような大型プレスは
必要なく経済的であり、冷間成形時に出易い割れやバリ
の問題も解消される。又、杷持装置によってアンカー素
材が反転、前後移動されるためこれらを組合せるとアン
カー素材の先端形状は四角錐、六角錐等の任意の形状が
選択できる。これらをコンピュータ制御すればそれらの
選択が迅速、容易にできることは説明するまでもない。
本発明の他の効果は、従来はアンカーの先鋭形状加工を
1本ずつ加工していたが本発明では数本を同時に、しか
も全自動で加工できるため能率的で、安価で、品質も向
上、安定する。又、従来は上記の加工は機械加工される
場合があったが、素材の削り落しの無駄、切り粉の排除
問題、削り工具の消耗等の問題も解消される。本発明で
は先鋭形状成形過程で芯ずれ補正装置を配設してアンカ
ーの先鋭形状の品質向上に寄与している。以上のことか
ら本発明は関係業界に多大な貢献をするものである。
アンカー素材先端の必要最低限部分を短時間に高周波加
熱するため熱損失が少なく、しかも作業時間を短縮でき
る。又、熱間成形のため冷間成形のような大型プレスは
必要なく経済的であり、冷間成形時に出易い割れやバリ
の問題も解消される。又、杷持装置によってアンカー素
材が反転、前後移動されるためこれらを組合せるとアン
カー素材の先端形状は四角錐、六角錐等の任意の形状が
選択できる。これらをコンピュータ制御すればそれらの
選択が迅速、容易にできることは説明するまでもない。
本発明の他の効果は、従来はアンカーの先鋭形状加工を
1本ずつ加工していたが本発明では数本を同時に、しか
も全自動で加工できるため能率的で、安価で、品質も向
上、安定する。又、従来は上記の加工は機械加工される
場合があったが、素材の削り落しの無駄、切り粉の排除
問題、削り工具の消耗等の問題も解消される。本発明で
は先鋭形状成形過程で芯ずれ補正装置を配設してアンカ
ーの先鋭形状の品質向上に寄与している。以上のことか
ら本発明は関係業界に多大な貢献をするものである。
「
【図1】 本発明の1実施装置の概略構成を示す側面
図」、「
図」、「
【図2】
【図1】の平面図」、「
【図3】 本発明の1実施装置の高周波加熱装置の概略
構成を示す側面図」、「
構成を示す側面図」、「
【図4】
【図3】の上部正面図」、「
【図5】 本発明の1実施装置のプレス金型付近の概略
構成を示す側面図」、「
構成を示す側面図」、「
【図6】 本発明の1実施装置の把持装置の概略構成を
示す側面断面図」、「
示す側面断面図」、「
【図7】 本発明の1実施装置の把持装置の把持爪を示
す姿図」、「
す姿図」、「
【図8】 本発明の1実施装置の把持装置の概略構成を
示す正面図」、「
示す正面図」、「
【図9】 本発明の1実施装置の芯ずれ補正装置の概略
構成を示す正面図」、「
構成を示す正面図」、「
【図10】
【図9】の平面図」、「
【図11】 本発明の1実施装置によって一端を先鋭形
状に加工されたアンカー素材の側面図」、「
状に加工されたアンカー素材の側面図」、「
【図12】 本発明の1実施装置によって加工されたア
ンカーの側面図」、「
ンカーの側面図」、「
【図13】 本発明の1実施装置によって加工されたア
ンカーを山の法面工事に施行した概略図」
ンカーを山の法面工事に施行した概略図」
2 アンカー素材 5 傾斜板 2A 先鋭部 6 セパレー
ター 3 集積場 7 水平コン
ベアー 4 リフトコンベアー 8 高周波加
熱装置 9 昇降装置 30 側板 10 プレス 31 軸受 11 プレス金型 32 ボルト 12 プレス金型 33 ピニオン 13 昇降装置 34 ラック 14 把持装置 35 キー 15 芯ずれ補正装置 36 エアーシ
リンダー 16 R部成形用プレス 36A ピストン
ロット 17 加熱コイル 37 エアーシ
リンダー 18 高周波発生部 37A ピストン
ロット 19 受板 38 回転継手 19A スライド脚 39 ベット 20 前後移行シリンダー 39A スライド
溝部 23 把持爪 39B 取付け金
具 23A 把持爪の右端傾斜面 40 側板 23B 把持爪の左端 41 移行シリ
ンダー 24 把持爪 41A ピストン
ロット 24A 把持爪の右端傾斜面 42 架台 24B 把持爪の左端 42A スライド
溝金 24C 把持爪の左端のV溝 43 軸受 25 ピン 44 ピン 26 圧縮バネ 45 ハウジン
グ 27 主軸 46 縦スライ
ド式受箱 27A 割り溝部 46A 五角穴 28 突き棒 47 バネ 28A 突き棒の楔状の先端 48 エアーシ
リンダー 29 摺動ブラケット 50 アンカー 29A 連結金具 50A R部 29B 摺動ブラケットの下部 51 金網 52 山の法面(斜面) 55 アンカー
加工装置 53 加熱域 56 止め輪 54 加工域
ター 3 集積場 7 水平コン
ベアー 4 リフトコンベアー 8 高周波加
熱装置 9 昇降装置 30 側板 10 プレス 31 軸受 11 プレス金型 32 ボルト 12 プレス金型 33 ピニオン 13 昇降装置 34 ラック 14 把持装置 35 キー 15 芯ずれ補正装置 36 エアーシ
リンダー 16 R部成形用プレス 36A ピストン
ロット 17 加熱コイル 37 エアーシ
リンダー 18 高周波発生部 37A ピストン
ロット 19 受板 38 回転継手 19A スライド脚 39 ベット 20 前後移行シリンダー 39A スライド
溝部 23 把持爪 39B 取付け金
具 23A 把持爪の右端傾斜面 40 側板 23B 把持爪の左端 41 移行シリ
ンダー 24 把持爪 41A ピストン
ロット 24A 把持爪の右端傾斜面 42 架台 24B 把持爪の左端 42A スライド
溝金 24C 把持爪の左端のV溝 43 軸受 25 ピン 44 ピン 26 圧縮バネ 45 ハウジン
グ 27 主軸 46 縦スライ
ド式受箱 27A 割り溝部 46A 五角穴 28 突き棒 47 バネ 28A 突き棒の楔状の先端 48 エアーシ
リンダー 29 摺動ブラケット 50 アンカー 29A 連結金具 50A R部 29B 摺動ブラケットの下部 51 金網 52 山の法面(斜面) 55 アンカー
加工装置 53 加熱域 56 止め輪 54 加工域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21K 27/00 B21K 27/00 B E02D 5/80 E02D 5/80 Z
Claims (2)
- 【請求項1】 法面工事等に使用するアンカーの先端部
を先鋭形状にする加工工程において、コンベアー上の数
本のアンカー素材を同時に持上げ、一端を高周波加熱
後、次の鍛造行程で数本のアンカー素材を同時に持上
げ、他端を把持装置で同時に掴み、ピニオンとラックで
反転させ、エアーシリンダーで前後に移動させて、加熱
した数本のアンカー素材の一端をプレス金型によって同
時に先鋭形状に加工する法面工事等に使用するアンカー
の自動加工方法。 - 【請求項2】 法面工事等に使用するアンカーの先鋭部
を加工する行程において、プレス金型でアンカー素材の
先鋭部を加工するとき、アンカー素材の横方向の芯ずれ
防止と、プレス金型とアンカー素材把持装置の縦方向の
芯ずれを防止するために、保持及び解放機構を有する縦
スライド式受箱とバネ、ハウジングを主構成とする芯ず
れ補正機構が成形時にはアンカー素材を掴み、アンカー
素材が反転時にはアンカー素材を解放することを特長と
する請求項1の法面工事等に使用するアンカーの自動加
工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10227377A JP2000015385A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 法面工事等に使用するアンカーの加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10227377A JP2000015385A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 法面工事等に使用するアンカーの加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000015385A true JP2000015385A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16859864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10227377A Pending JP2000015385A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 法面工事等に使用するアンカーの加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000015385A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101992251A (zh) * | 2010-09-17 | 2011-03-30 | 浙江飞力五金弹簧有限公司 | 一种自动齿条模 |
CN105033158A (zh) * | 2015-07-26 | 2015-11-11 | 浙江雅博汽配有限公司 | 一种锻件输送机构 |
CN108672623A (zh) * | 2018-07-17 | 2018-10-19 | 浙江信石轴承有限公司 | 一种圆锥轴承连体冷锻连线生产线及工艺 |
CN113145745A (zh) * | 2015-02-05 | 2021-07-23 | 本特勒尔汽车技术有限公司 | 双工位落料式加热成形模具以及制造热成形的且压淬的机动车部件的方法 |
CN116786741A (zh) * | 2023-06-05 | 2023-09-22 | 高密三江机械制造有限公司 | 一种自动化生产的平锻机 |
-
1998
- 1998-07-06 JP JP10227377A patent/JP2000015385A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101992251A (zh) * | 2010-09-17 | 2011-03-30 | 浙江飞力五金弹簧有限公司 | 一种自动齿条模 |
CN113145745A (zh) * | 2015-02-05 | 2021-07-23 | 本特勒尔汽车技术有限公司 | 双工位落料式加热成形模具以及制造热成形的且压淬的机动车部件的方法 |
CN105033158A (zh) * | 2015-07-26 | 2015-11-11 | 浙江雅博汽配有限公司 | 一种锻件输送机构 |
CN108672623A (zh) * | 2018-07-17 | 2018-10-19 | 浙江信石轴承有限公司 | 一种圆锥轴承连体冷锻连线生产线及工艺 |
CN116786741A (zh) * | 2023-06-05 | 2023-09-22 | 高密三江机械制造有限公司 | 一种自动化生产的平锻机 |
CN116786741B (zh) * | 2023-06-05 | 2024-02-06 | 高密三江机械制造有限公司 | 一种自动化生产的平锻机 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN100393475C (zh) | 一种棒料加工的上下料装置及方法 | |
JP2021512240A (ja) | 採鉱用油圧サポートのピン軸自動取り外し設備及びその応用 | |
CN211493487U (zh) | 一种法兰盘打标机用夹持装置 | |
CN109550860B (zh) | 桶身焊线自动定位与自动涨锥系统 | |
JP2000015385A (ja) | 法面工事等に使用するアンカーの加工方法 | |
CN108188241B (zh) | 一种多工序连续冲压的自动冲压方法 | |
CN105234328B (zh) | 一种自由锻造用转动工作台 | |
CN102366918A (zh) | 一种混凝土管桩自动化生产线 | |
CN106825285A (zh) | 一种冲床自动送料机 | |
CN214211904U (zh) | 一种用于钢管冲孔机的上下料装置 | |
CN202318561U (zh) | 一种混凝土管桩自动化生产线 | |
KR100728559B1 (ko) | 단조용 소재의 이송장치 | |
CN207358149U (zh) | 一种自动去除铸件浇冒口的装置 | |
CN106733663B (zh) | 锻造用分料装置 | |
CN104475807B (zh) | 一种能自动装卸活塞冷却喷嘴体孔加工夹具的使用方法 | |
CN212191057U (zh) | 一种锻造扩孔用马架 | |
CN209774868U (zh) | 一种岩棉板磁性加压成型装置 | |
CN210551221U (zh) | 五金件的取放料机构 | |
CN209935803U (zh) | 一种链板自动给料装置 | |
US3517541A (en) | Wheel fabricating machine with loader and unloader apparatus | |
CN206046968U (zh) | 自动热锻设备 | |
CN105537366A (zh) | 套筒类工件自动冲压生产线及加工方法 | |
US3370447A (en) | Wheel fabricating machine | |
CN221639416U (zh) | 一种钻杆接头模锻自动上卸料机器人 | |
CN209792664U (zh) | 一种改进型内高压成形管件的加热打孔装置 |