JP2000015247A - 脱気装置 - Google Patents

脱気装置

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JP2000015247A
JP2000015247A JP10204380A JP20438098A JP2000015247A JP 2000015247 A JP2000015247 A JP 2000015247A JP 10204380 A JP10204380 A JP 10204380A JP 20438098 A JP20438098 A JP 20438098A JP 2000015247 A JP2000015247 A JP 2000015247A
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degassing
deaeration
water
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JP10204380A
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English (en)
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Toshihiro Kayahara
敏広 茅原
Kazuhiro Tateno
一博 舘野
Takeshi Yoneda
剛 米田
Hajime Abe
元 安部
Hiroaki Fujiwara
浩昭 藤原
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Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】設置スペースが小さくできるコンパクトな構造
と、脱気モジュールの増設が容易で、さらに封水を冷却
する熱交換器を備えた脱気装置を提供する。 【解決手段】 給水操作部を備えたベースユニット2
と、原水中の溶存気体を脱気処理する脱気ユニット3
と、制御操作部を備えた制御ユニット4とからなり、前
記ベースユニット2と前記制御ユニット4との間に前記
脱気ユニット3を配置したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体から溶存気
体を除去する脱気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、液体から溶存気体を除去
する脱気装置は、酸化の主要因である溶存酸素を除去す
るため、種々の分野において用いられている。たとえ
ば、蒸気ボイラ,温水ボイラ,冷却塔等の冷熱機器自体
やそれらの給水配管の腐食防止として、またビル,マン
ション等の建造物における給水,給湯,空調設備等の配
管の腐食防止(いわゆる、赤水の防止)として、また電
子部品,機械部品等の洗浄工程における被洗浄物や製品
の酸化防止,腐食防止として、それぞれの給水ラインに
設置されている。
【0003】このような脱気装置としては、気体透過膜
あるいは気体分離膜を用いた,いわゆる膜式脱気装置
が、コンパクトさや取扱の簡便さから多用されている。
この種の膜式脱気装置の一例を図11に基づいて説明す
る。図11に例示した脱気装置において、気体透過膜
(図示省略)は、管状,中空糸状,プリーツ状,スパイ
ラル形状(のり巻き形状)等の形状に成形し、この状態
で適宜の容器に収容して1個の構成部材とした,いわゆ
る脱気モジュール51として使用されている。この脱気
モジュール51の内部は、液相側と気相側とに区画され
ている。前記液相側には、脱気処理を行う原水(被処理
水)を供給する給水ポンプ(図示省略)と流量制御弁5
2を備えた原水供給ライン53を接続するとともに、脱
気処理後の処理水を貯留する処理水タンク(図示省略)
へ供給する処理水供給ライン54が接続されている。ま
た、気相側には、この区画内を真空吸引するための真空
吸引ライン55が接続されている。そして、前記脱気モ
ジュール51内における原水の流通過程において、前記
気体透過膜を介して真空吸引することにより、原水中の
溶存気体を吸引除去し、脱気された処理水を処理水供給
ライン54から前記処理水タンクへ供給する。
【0004】図11に示すように、前記真空吸引ライン
55には、真空吸引手段として、水封式真空ポンプ56
が接続されている。この水封式真空ポンプ56は、排気
とともに封水が排出されるため、封水を補充する必要が
あり、封水の使用量が大量なものとなる。このため、前
記流量制御弁52から分岐した封水供給ライン57に封
水を貯留する封水タンク58を設け、この封水タンク5
8に前記水封式真空ポンプ56の排気ライン59を接続
し、封水を前記封水タンク58と前記水封式真空ポンプ
56との間で循環させ、封水の循環使用を図っている。
そして、前記流量制御弁52および前記水封式真空ポン
プ56の運転制御を行う制御器60を設け、この制御器
60と前記流量制御弁52および前記水封式真空ポンプ
56とを信号線61を介してそれぞれ接続した構成とな
っている。
【0005】ところで、前記脱気モジュール51,前記
水封式真空ポンプ56および前記制御器60は、図11
に示すケーシング62(一点鎖線で表示)内に、それぞ
れ独立した1個の構成部材として所定の位置に配設され
ており、また各構成部材同士は、各種の配管および前記
信号線61で接続されている。そのため、前記各構成部
材同士の配置間隔が必要となり、設置スペースが大きく
なる。また、前記脱気モジュール51を増設する場合
は、前記ケーシング62も大きくする必要から、さらに
設置スペースが大きくなる。
【0006】また、前記封水タンク58内の封水は、前
記水封式真空ポンプ56を長時間運転した場合には、回
転熱により循環する封水温度が高くなるので、冷却する
ことが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記問題
点に鑑み、設置スペースが小さくできるコンパクトな構
造と、脱気モジュールの増設が容易で、さらに封水を冷
却する熱交換器を備えた脱気装置を提供することを目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであって、請求項1に記載
の発明は、給水操作部を備えたベースユニットと、原水
中の溶存気体を脱気処理する脱気ユニットと、制御操作
部を備えた制御ユニットとからなり、前記ベースユニッ
トと前記制御ユニットとの間に前記脱気ユニットを配置
したことを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記ベースユニ
ットが、流量制御弁と封水貯留部および熱交換器を備え
ていることを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記脱気ユニッ
トが、脱気モジュールと真空ポンプとを備えていること
を特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明は、前記脱気ユニッ
トが、少なくとも1台または複数台の脱気モジュールを
備えていることを特徴としている。
【0012】さらに、請求項5に記載の発明は、前記脱
気モジュールを複数台配設し、前記脱気モジュールの真
空吸引ラインを直列に接続したことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明すると、この発明は、給水操作部を備えたベ
ースユニットと、原水中の溶存気体を脱気処理する脱気
ユニットと、制御操作部を備えた制御ユニットとからな
り、前記ベースユニットと前記制御ユニットとの間に前
記脱気ユニットを配置した構造の脱気装置において実現
される。
【0014】前記脱気ユニットが、少なくとも脱気モジ
ュールを1台または複数台備えるとともに、前記脱気モ
ジュール内を真空吸引する真空ポンプを備え、前記複数
の脱気モジュールの真空吸引ラインを直列に接続した構
成となっている。
【0015】前記ベースユニットが、給水操作部として
の流量制御弁と封水貯留部および熱交換器を備え、前記
脱気モジュールおよび前記真空ポンプへそれぞれ配管を
介して接続し、前記脱気ユニットの一側に配置した構成
となっている。
【0016】前記制御ユニットが、制御操作部としての
制御基板とカバー部材で構成されており、前記制御基板
と、前記真空ポンプおよび前記流量制御弁の制御部とを
信号線を介してそれぞれ接続し、前記脱気ユニットの他
側に配置した構成となっている。
【0017】また、前記脱気モジュールを複数台設ける
ときは、この複数台分の脱気モジュールを載置するモジ
ュールベットを設けるとともに、隣接する前記脱気モジ
ュール同士の真空吸引ラインを、たとえば吸盤式流路接
合素子により連結し、各脱気モジュール同士の連結間隔
を短くしている。
【0018】前記流量制御弁は、たとえば前記脱気モジ
ュール1台分の処理水量から複数台の処理水量(この実
施の形態では、最大4台連結したときの処理水量)を制
御できるように構成されている。また、前記封水貯留部
と熱交換器は、ケーシング本体内に熱交換体を収容する
熱交換部を設け、前記熱交換体と連通する封水貯留部を
設けた構成の一体成形部材(以下、「熱交換器」と云
う)としている。そして、前記ベースユニットの上方所
定位置に前記流量制御弁を配置し、この流量制御弁の下
方所定位置に前記熱交換器を配置し、さらに前記熱交換
器の下方に前記真空ポンプを配置し、前記脱気装置のコ
ンパクト化を図っている。
【0019】ここで、前記脱気モジュールの増設につい
て説明する。たとえば、当初計画においては、前記脱気
モジュールを1台備えた脱気装置を設置したが、設置
後、諸般の情勢の変化から前記脱気モジュール2台分の
処理水量が必要となった場合、この発明の脱気装置で
は、前記脱気モジュールに連結した前記制御ユニットを
取り外した後、前記脱気モジュールの接合口と増設する
脱気モジュールの真空吸引口とを前記吸盤式流路接合素
子を介して連結するとともに、前記増設する脱気モジュ
ールを載置するモジュールベットを配置し、前記制御ユ
ニットを増設した脱気モジュールに所定の手段で装着
し、各種配管を接続して増設工事は完了する。したがっ
て、従来の脱気装置では、同容量の脱気装置を増設する
のに比べて、設置スペースと増設費用を低減することが
できる。さらに、脱気モジュールの増設が容易に対応で
きるので便利である。
【0020】以上のように、この発明の脱気装置は、前
記ベースユニット,前記脱気ユニットおよび前記制御ユ
ニットにより構成されたものであるから、従来のよう
に、各部材を独立した構成部材として配置した脱気装置
に比べて、大幅にコンパクト化することができる。ま
た、従来のように、前記各ユニットを収容するケーシン
グが不要となり、前記各ユニットの外周壁で代用するの
で、設置スペースと製造コストを低減することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例を図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、この発明を実施した脱気
装置の主要構成ユニットの配置状態を概略的に示す説明
図である。
【0022】図1において、この発明における脱気装置
1は、ベースユニット2と脱気ユニット3と制御ユニッ
ト4とからなり、前記ベースユニット2と前記制御ユニ
ット4との間に前記脱気ユニット3を配置し、前記脱気
ユニット3を前記ベースユニット2と前記制御ユニット
4とで挟持した構成となっている。
【0023】前記脱気ユニット3は、図2に示すような
脱気モジュール5をもって構成されるもので、この脱気
モジュール5により、原水中の溶存気体を脱気処理す
る。前記脱気ユニット3は、図1に示す実施例にあって
は、4台の脱気モジュール5を直列に連結した構成のも
のを図示している。すなわち、第一脱気モジュール〜第
四脱気モジュール5,6,7,8を直列に連結して、一
つの脱気ユニットを構成している。
【0024】つぎに、前記脱気ユニット3を構成する第
一〜第四脱気モジュール5〜8について説明するが、各
脱気モジュール5〜8は、同一構成となっているので、
第一脱気モジュール5について、以下説明する。前記第
一脱気モジュール5は、図2に示すように、ポンプベッ
ト9および水封式の真空ポンプ10を一体的に組み立て
ることにより、前記脱気ユニット3を構成する。
【0025】前記第一脱気モジュール5は、図3に示す
ように、中空糸状気体分離膜の集合体からなるモジュー
ル本体11と、このモジュール本体11の両端部に嵌着
するモジュールキャップ12,12と、この両モジュー
ルキャップ12をそれぞれ収納する方形のマニホールド
13,13とからなっている。すなわち、前記モジュー
ル本体11,両モジュールキャップ12および両マニホ
ールド13を一体的に組み立てることにより、前記第一
脱気モジュール5を構成している。そして、前記モジュ
ール本体11には、真空吸引口として、第一および第二
接合口14,15が設けられている。また、前記両マニ
ホールド13は、前記ベースユニット2および前記制御
ユニット4との接合手段,たとえば接合孔,接合ねじ等
(図示省略)をそれぞれ備えるとともに、原水入口,処
理水出口(ともに符号省略)をそれぞれ備えている。
【0026】そして、前記第一脱気モジュール5にあっ
ては、前記ベースユニット2との連結面および前記制御
ユニット4との連結面あるいは隣接する前記脱気モジュ
ールとの連結面を除いた側面と、前記ポンプベット9に
当接する面とは反対となる面(すなわち、図3に示す実
施例では上面)とを覆うために、図3に示すように、化
粧板機能を有するモジュールケーシング16が設けられ
ている。このモジュールケーシング16は、長方形状の
薄板(金属製あるいは合成樹脂製等)を前記第一脱気モ
ジュール5を覆う寸法に折り曲げて形成している。
【0027】ところで、図1に示す実施例にあっては、
前記第一〜第四脱気装置モジュール5〜8を4台連結し
た構成の脱気ユニット3としており、前記ベースユニッ
ト2側から前記第一〜第四脱気モジュール5〜8を順次
連結している。したがって、この実施例における前記脱
気ユニット3は、その両側面および上面が前記各モジュ
ールケーシング16により、全体としてカバーされた状
態のものとして構成されている。
【0028】前記第一〜第四脱気モジュール5〜8の連
結は、まず前記第一脱気モジュール5を構成する前記モ
ジュール本体11の第二接合口15と、前記第二脱気モ
ジュール6を構成する前記モジュール本体11の第一接
合口14とを、図4に示すような吸盤式流路接合素子1
7(詳細は、本特許出願人の特許出願に係る特願平10
−23851号を参照。以下、「接合素子17」と略称
する。)を介して連結する。すなわち、前記第二接合口
15に前記接合素子17の流路案内部18を挿入する。
この状態で前記第二接合口15の周囲に前記接合素子1
7の第一吸盤部19を前記第二接合口15をカバーする
状態で吸着させるとともに、前記第一接合口14の周囲
に前記接合素子17の第二吸盤部20を前記第一接合口
14をカバーする状態で吸着させる。つぎに、同様の手
順で前記第二脱気モジュール6と前記第三脱気モジュー
ル7とを前記接合素子17を介して連結し、前記第三脱
気モジュール7と前記第四脱気モジュール8とを前記接
合素子17を介して連結する。すなわち、前記第一〜第
四脱気モジュール5〜8を同様の手順で順次連結し、そ
の後、前記接合手段(図示省略)により固定するように
している。これにより、前記脱気ユニット3は、一体的
なものとして構成される。
【0029】前記ポンプベット9は、図2に示すよう
に、略箱形に形成してあって、内部に前記真空ポンプ1
0を所定の手段で装着するようにしている。そして、上
面には前記ベースユニット2および前記脱気モジュール
5が1台分載置できるスペースが備えられている。した
がって、この実施例のように、前記脱気モジュール5を
複数台(4台)連結配置する場合は、前記ポンプベット
9に連結する箱形のモジュールベット21(図1参照)
を所定数(3台)連結する構成となる。
【0030】前記ベースユニット2は、図5に示すよう
に、給水操作部としての流量制御弁22と、処理水貯留
部を備えた熱交換器23と、ベースプレート24とによ
り構成されている。
【0031】前記流量制御弁22は、たとえば前記脱気
モジュール5の処理水量が1時間当り1000リットル
とすれば、この流量制御弁22は、1時間当り1000
リットルから4000リットルの処理水量が制御できる
ものである。具体的には、本特許出願人が先に特許出願
した図6に示す流量制御弁(特願平9−316155号
を参照)を用いている。また、前記熱交換器23は、図
7に示すように、ケーシング本体25内に熱交換体26
を収容する熱交換部27を設けるとともに、前記熱交換
体26と連通する処理液貯留部を設けた構成となってい
る(この熱交換器23については、本特許出願人が先に
特許出願した特願平10−176730号を参照)。ま
た、この実施例においては、前記処理液貯留部は、前記
真空ポンプ10へ封水を供給する封水貯留部28として
説明する。そして、この封水貯留部28の上部には、前
記流量制御弁22から封水を補給する封水補給口29
と、濃縮した封水と排気ガスを排出するオーバーフロ−
口30をそれぞれ設けた構成としている。また、前記ベ
ースプレート24は、図5に示すように、前記流量制御
弁22および前記熱交換器23を装着する装着手段(図
示省略)と、前記脱気ユニット3に接続する接続手段
(図示省略)を備えた浅い箱状のプレートに形成されて
いる。そして、前記ベースユニット2の組立は、前記ベ
ースプレート24の一面(前記脱気ユニット3の取付側
の反対面)に、前記流量制御弁22を上方所定位置に、
前記熱交換器23を下方所定位置に前記装着手段(ボル
ト等)でそれぞれ固定している。
【0032】前記制御ユニット4は、図8に示すよう
に、パネル31と制御操作部としての制御基板32とカ
バー部材33とにより構成されている。前記パネル31
は、前記脱気ユニット3の連結面に合致する形状に形成
されている。この連結面の反対側の所定位置に前記制御
基板32を装着し、この制御基板32を被覆するカバー
部材33が設けられている。
【0033】ここで、この発明における脱気装置1の各
構成要素の接続状態を図9に基づいて簡単に説明する。
まず、原水供給部(図示省略)から供給される原水は、
原水供給ライン34から流量制御弁22へ導入される。
そして、この流量制御弁22が原水(以下、「被処理
水」と云う)の流量を所定量(この実施例では、1時間
当り4000リットル)に制御し、被処理水ライン35
を介して第一〜第四脱気モジュール5〜8内へそれぞれ
被処理水を導入する。前記各脱気モジュール5〜8内で
脱気処理された処理水は、処理水ライン36を介して熱
交換部27内へ流入し、封水と熱交換した後、処理水供
給ライン37を介して負荷側へ供給される。一方、水封
式の真空ポンプ10から排出された封水は、封水還流ラ
イン38を介して封水貯留部28内へ流入し、接続パイ
プ39を介して熱交換体26内へ導入され、前記処理水
と熱交換後、封水供給ライン40を介して前記真空ポン
プ10内へ供給される。また、前記流量制御弁22のホ
ース継手(符号省略)と前記封水補給口29とをホース
41で接続し封水を補給する。さらに、前記オーバーフ
ロー口30にオーバーフローライン42を接続し、濃縮
した封水と排気ガスを排出するようにしている。
【0034】つぎに、この発明の脱気装置1の組立手順
について説明する。まず、図1に示すように、ポンプベ
ット9の上面にベースユニット2を載置し、流量制御弁
22の原水入口43と原水供給ライン34を所定の手段
で接続する。そして、熱交換部27の処理水出口(符号
省略)に処理水供給ライン37を所定の手段で接続す
る。つづいて、第一脱気モジュール5を前記ポンプベッ
ト9の上面に載置し、図9に示すように、水封式の真空
ポンプ10と前記第一脱気モジュール5の第一接合部1
4とを真空吸引ライン44で接続するとともに、封水還
流ライン38を封水貯留部28に接続する。また、前記
流量制御弁22と前記封水貯留部28とをホース41で
接続するとともに、前記封水貯留部28の上部にオーバ
ーフローライン42を接続する。一方、前記流量制御弁
22の原水出口45に接続した被処理水ライン35を第
一〜第四脱気モジュール5〜8の入口(符号省略)にそ
れぞれ接続し、前記第一〜第四脱気モジュール5〜8の
出口(符号省略)に処理水ライン36をそれぞれ接続
し、この処理水ライン36の他端を前記熱交換部27に
接続する。
【0035】つぎに、前記第一脱気モジュール5に連結
する第二〜第四脱気モジュール6〜8の組立手順を説明
する。図1に示すように、前記ポンプベット9に前記第
二〜第四脱気モジュール6〜8をそれぞれ載置するモジ
ュールベット21を3台適宜の手段で連結する。そし
て、前記第二〜第四脱気モジュール6〜8を所定の手段
(ボルト等)で、前記第一脱気モジュール5も一緒に前
記ベースユニット2に固定し、このベースユニット2を
前記ポンプベット9に固定するとともに、前記第二〜第
四脱気モジュール6〜8を前記各モジュールベット21
に所定の手段で固定し一体化する。
【0036】つぎに、前記第四脱気モジュール8の正面
(前記第三脱気モジュール7を連結した面とは反対側の
面)に、制御基板32を装着したパネル31を所定の手
段で固定し、前記制御基板32の各接点と、前記流量制
御弁22,前記真空ポンプ10およびそのほかの制御機
器(図示省略)の各接点とを信号線(図示省略)を介し
てそれぞれ接続する。そして、前記パネル31にカバー
部材33を所定の手段(ネジ等)で装着して組立は完了
する。
【0037】前記実施例は、前記第一〜第四脱気モジュ
ール5〜8を備えた脱気装置1について説明したが、こ
こで脱気モジュールの増設について説明する。たとえ
ば、当初計画においては、図10に示すように、前記第
一脱気モジュール5を一台備えた構成の脱気装置を設置
したが、設置後、諸般の情勢の変化から前記脱気モジュ
ール2台分の処理水量が必要となった場合について説明
する。すなわち、前記脱気ユニット3に装着してある前
記制御ユニット4を取り外した後、前記第二脱気モジュ
ール6を載置する前記モジュールベット21を配置する
とともに、前記第二脱気モジュール6を前述の連結手順
によって、前記第一脱気モジュール5に連結し、前記制
御ユニット4を前記第二脱気モジュール6に所定の手段
で装着し、各種配管を接続して増設工事(増設後の脱気
装置は、図示省略)は完了する。したがって、従来の脱
気装置では、同容量の脱気装置を増設するのに比べて、
設置スペースと増設費用を低減することができる。さら
に、脱気モジュールの増設が容易に対応できるので便利
である。
【0038】さらに、前記実施例においては、前記各ユ
ニット2〜4を図面の左右方向へ連結する構成として説
明したが、図面の上下方向に連結する構成も前記実施例
と同様に実施することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、脱気装置全体がコンパクトで設置スペースが小さ
く、しかも脱気処理する脱気モジュールの増設が容易に
できる。さらに、水封式の真空ポンプの封水冷却手段を
備えた構成としたので、脱気効率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の脱気装置の主要構成ユニットの配置
状態(脱気モジュールを4台設置したケース)を概略的
に示す側面説明図である。
【図2】図1に示した脱気ユニットの構成を分解した状
態で概略的に示す斜視説明図である。
【図3】図2に示した脱気モジュールの構成を分解した
状態で概略的に示す斜視説明図である。
【図4】隣接する脱気モジュールを連結する吸盤式流路
接合素子の構成を示す断面説明図である。
【図5】図1に示したベースユニットの構成を分解した
状態で概略的に示す斜視説明図である。
【図6】図5に示した流量制御弁の構成を示す断面説明
図である。
【図7】図5に示した熱交換器の構成を示す断面説明図
である。
【図8】図1に示した制御ユニットの構成を分解した状
態で概略的に示す斜視説明図である。
【図9】この発明における脱気装置の接続状態を概略的
に示す説明図である。
【図10】図1の脱気モジュールを1台設置した脱気装
置の説明図である。
【図11】従来の脱気装置の構成を概略的に示す説明図
である。
【符号の説明】
1 脱気装置 2 ベースユニット 3 脱気ユニット 4 制御ユニット 5 脱気モジュール 10 真空ポンプ 22 流量制御弁 23 熱交換器 28 封水貯留部 44 真空吸引ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 元 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 (72)発明者 藤原 浩昭 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内 Fターム(参考) 4D006 GA32 HA01 JA71 KE02Q MA01 PA01 PB02 PB07 PB62 PC01 PC31 PC51 4D011 AA17 AC04 AC06 AD06 4D037 AA01 AA08 AB11 BA23 BB01 BB06 BB07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水操作部を備えたベースユニット2
    と、原水中の溶存気体を脱気処理する脱気ユニット3
    と、制御操作部を備えた制御ユニット4とからなり、前
    記ベースユニット2と前記制御ユニット4との間に前記
    脱気ユニット3を配置したことを特徴とする脱気装置。
  2. 【請求項2】 前記ベースユニット2が、流量制御弁2
    2と封水貯留部28および熱交換器23を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の脱気装置。
  3. 【請求項3】 前記脱気ユニット3が、脱気モジュール
    5と真空ポンプ10とを備えていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の脱気装置。
  4. 【請求項4】 前記脱気ユニット3が、少なくとも1台
    または複数台の脱気モジュール5を備えていることを特
    徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の脱気
    装置。
  5. 【請求項5】 前記脱気モジュール5を複数台配設し、
    前記脱気モジュール5の真空吸引ライン44を直列に接
    続したことを特徴とする請求項4に記載の脱気装置。
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