JP2000014770A - 人工心肺用の送液装置 - Google Patents

人工心肺用の送液装置

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JP2000014770A
JP2000014770A JP10182969A JP18296998A JP2000014770A JP 2000014770 A JP2000014770 A JP 2000014770A JP 10182969 A JP10182969 A JP 10182969A JP 18296998 A JP18296998 A JP 18296998A JP 2000014770 A JP2000014770 A JP 2000014770A
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JP
Japan
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flow rate
pump
mixing ratio
liquid
blood
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Pending
Application number
JP10182969A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Maruya
拓 丸屋
Munehiro Kishi
宗宏 岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Senko Medical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送液中に血液と薬液の混合比率を変更した場
合にも、総流量を一定に維持することができるようにす
る。 【解決手段】 マスター側ローラポンプ3によって供給
される血液とスレーブ側ローラポンプ4によって供給さ
れる薬液とを、設定された混合比率で送液ライン8内に
合流させて送液する人工心肺用の送液装置において、合
流させる血液と薬液の総流量を設定する総流量設定手段
12と、血液と薬液の混合比率を設定する混合比率設定
手段13と、総流量と混合比率とから各ポンプ流量を求
めてそれぞれの流量で動作するよう各ポンプを制御する
コンピュータ15とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2種類の液を、設
定された比率で混合させて送液する人工心肺用の送液装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、体外にて血液を循環させながら
血液処理する人工心肺装置は、患者の静脈から脱血ライ
ンを経て脱血した静脈血をリザーバに一時的に貯留し、
このリザーバ内の血液をポンプを介して熱交換器を有す
る人工肺に送血すると共に、この人工肺でガス交換され
た血液を返血ラインを経て患者の動脈に返血させる構成
となっている。
【0003】この人工心肺装置の血液循環ラインに心筋
保護液(薬液)を合流させる場合、一般的にはマスター
スレーブ方式が採用されている。マスタースレーブ方式
は、薬液を送るマスター側ポンプとは別に、血液を送る
スレーブ側ポンプを設け、マスタースレーブ設定(血液
と薬液の混合比率の設定)を行うことにより、マスター
側に対してスレーブ側を、設定された比率で追従動作さ
せ、血液と薬液とを、設定された比率で混合させて送液
するものである。即ち、マスター側の流量を定め、それ
に追従させてスレーブ側の流量を増減させることによ
り、血液と薬液の混合比率をコントロールするものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のマス
タースレーブ方式の場合、一定の混合比率で持続的に送
液を行うのであれば問題はないが、近年は、液供給中に
供給液の混合比率を変更する手技が用いられることがあ
り、混合比率を変更するために、図3に示すように、手
技によりスレーブ側ポンプの流量を増減させると、マス
ター側ポンプの流量が一定のままであるから、送液ライ
ンの総流量が変動してしまうという問題があった。総流
量が変動すると、それに伴って液の供給圧が変動する状
態となるので、送液量を再度調節し直さなくてはなら
ず、操作者の負担増になっていた。
【0005】本発明は、上記事情を考慮し、送液中に血
液と薬液の混合比率を変更した場合にも、総流量を一定
に維持することができ、送液量の再調整等の操作の負担
を減らすことができる人工心肺用の送液装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
ポンプによって供給される第1液と第2ポンプによって
供給される第2液とを、設定された混合比率で送液ライ
ン内に合流させて送液する人工心肺用の送液装置におい
て、前記送液ライン内に合流させる第1液と第2液の総
流量を設定する総流量設定手段と、前記送液ライン内に
合流させる第1液と第2液の混合比率を設定する混合比
率設定手段と、前記総流量設定手段及び混合比率設定手
段により設定される総流量と混合比率とから前記第1ポ
ンプ及び第2ポンプの各必要流量を求めてそれぞれの流
量で動作するよう第1ポンプ及び第2ポンプを制御する
制御手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】この装置では、総流量と混合比率を設定す
ると、自動的に各ポンプの必要流量が割り出され、各ポ
ンプがその流量で動作し、設定された総流量と混合比率
とを達成する。ここで例えば、総流量のみを変更した場
合は、設定された混合比率に対応して各ポンプの流量が
増減する。一方、混合比率のみを変更した場合は、それ
に応じて各ポンプの流量が増減し、総流量が一定に維持
される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は送液装置の概略構成を示すブ
ロック図である。図において、1は薬液(ここでは心筋
保護液)のリザーブタンク、2は血液のリザーブタンク
である。各リザーブタンク3、4には送液チューブ6、
7の一端が接続され、送液チューブ6、7の他端は送液
ライン8に合流している。
【0009】血液(第1液)を送るチューブ6の途中に
はマスター側ローラポンプ(第1ポンプ)3が配置さ
れ、薬液(第2液)を送るチューブ7の途中にはスレー
ブ側ローラポンプ4が配置されている。これらのローラ
ポンプ3、4は、チューブ6、7をモータ3a、4aで
駆動されるローラ3b、4bによってしごくことにより
液を送り出すものである。
【0010】この送液装置では、マスター側ローラポン
プ3によって送られる薬液とスレーブ側ローラポンプ4
によって送られる血液とを、設定された流量及び混合比
率で送液ライン8内に合流させて送液する。
【0011】そこで、マスター側ローラポンプ3には、
送液ライン8内に合流させる血液と薬液の総流量を設定
する総流量設定手段12が設けられると共に、スレーブ
側ローラポンプ4には、送液ライン8内に合流させる血
液と薬液の混合比率を設定する混合比率設定手段13が
設けられ、総流量設定手段12及び混合比率設定手段1
3で設定した総流量と混合比率のデータがコンピュータ
(制御手段)15に入力されるようになっている。この
コンピュータ15は、前記の総流量と混合比率の設定デ
ータに基づいて、マスター側ローラポンプ3及びスレー
ブ側ローラポンプ4の各必要流量を求めて、それぞれの
流量で動作するように、マスター側ローラポンプ3及び
スレーブ側ローラポンプ4のモータ3a、4aを制御す
る。
【0012】この装置では、マスター側ローラポンプ3
に設けた総流量設定手段12で送液すべき総流量を設定
し、スレーブ側ローラポンプ4に設けた混合比率設定手
段13で血液と薬液の混合比率を設定すると、コンピュ
ータ15が自動的にマスター側ローラポンプ3及びスレ
ーブ側ローラポンプ4の必要流量を割り出し、各ポンプ
3、4をその流量で動作すべく制御する。その結果、設
定された総流量と混合比率で人工肺等に対し送液するこ
とができるようになる。
【0013】ここで、総流量のみを変更すると、予め設
定された混合比率に対応してマスター側ポンプ3及びス
レーブ側ポンプ4の流量が増減する。一方、混合比率で
あるマスタースレーブ設定を変更した場合は、図2に示
すように、変更したマスタースレーブ設定に応じて、マ
スター側ポンプ3及びスレーブ側ポンプ4の流量が増減
し、総流量が一定に維持される。従って、送液時の供給
圧の変動が解消され、手技時にも余計な再調整の必要が
なくなる。
【0014】なお、総流量設定手段12及び混合比率設
定手13段は、別にポンプに付設しなくても、どこに設
けてもよい。また、制御手段は必ずしもコンピュータ1
5で構成しなくてもよい。また、2液の例として血液と
薬液の場合を示したが、それ以外の液の組み合わせでも
勿論よい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
設定した比率で2液を混合して送液することができる。
また、注入中に2液の混合比率の変更を求められた場合
に、2基のポンプで送液する総流量を変更することな
く、混合比率を変更することができる。このため、従来
生じていた手技時の供給液量の変動がなくなり、これに
より液供給圧の変動が解消されて、送液量の再調整等の
操作の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の概略構成を示すブロック
図である。
【図2】 同送液装置の特性図である。
【図3】 従来の送液装置の特性図である。
【符号の説明】
3 マスター側ローラポンプ(第1ポンプ) 4 スレーブ側ローラポンプ(第2ポンプ) 8 送液ライン 12 総流量設定手段 13 混合比率設定手段 15 コンピュータ(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ポンプによって供給される第1液と
    第2ポンプによって供給される第2液とを、設定された
    混合比率で送液ライン内に合流させて送液する人工心肺
    用の送液装置において、 前記送液ライン内に合流させる第1液と第2液の総流量
    を設定する総流量設定手段と、前記送液ライン内に合流
    させる第1液と第2液の混合比率を設定する混合比率設
    定手段と、前記総流量設定手段及び混合比率設定手段に
    より設定される総流量と混合比率とから前記第1ポンプ
    及び第2ポンプの各必要流量を求めてそれぞれの流量で
    動作するよう第1ポンプ及び第2ポンプを制御する制御
    手段とを備えていることを特徴とする人工心肺用の送液
    装置。
JP10182969A 1998-06-29 1998-06-29 人工心肺用の送液装置 Pending JP2000014770A (ja)

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