JP4319499B2 - 医療用シリンジポンプにおける薬液切り替えシステム - Google Patents

医療用シリンジポンプにおける薬液切り替えシステム Download PDF

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本発明は、複数のシリンジ容器に収められた薬液を切り替えて連続して送液を行うとともに、設定された吐出速度で持続して安定に送液が出来る医療用シリンジポンプにおける薬液切り替えシステムである。
持続的に微量の液体を正確に吐出するシリンジポンプシステムにおいて、水道水のようにあたかも無限に吐出できる装置であれば、持続的に微量の液体を制御して吐出することは容易である。一方、複数のシリンジ容器に収められた液体を切れ目無く吐出するためには、予め複数のシリンジ容器をサイホニング現象などを利用して連結するか、減った分を注ぎ足さなければならない。しかし、各シリンジ容器を予め連結できない場合とか、注ぎ足しができない場合ではどうしても液体の吐出が中断してしまい、上記シリンジ容器間でのスムーズな切り替えが困難だった。
特に、医療従事者が、シリンジ容器に納められた薬液を人体等に持続注入する場合、従来はシリンジポンプを用いる場合が多い。しかしながら、シリンジ容器が細菌汚染等する問題があるため、予め複数のシリンジ容器をサイホニング現象などを利用して連結するとか、減った分を注ぎ足すなどは出来ない。したがって、薬液がなくなるとシリンジ容器を交換する必要があり、その間は注入が中断した。また、複数台同じシリンジポンプを準備して、先行のシリンジ容器の薬液がなくなると同時にもう一台を起動させても、注入の立ち下がり時間と注入の立ち上がり時間を一致させることが難しく、一時的な過剰投与や投与不足が発生することも多かった。このため、常にシリンジ容器の薬液の残量を監視するとともに、装置の切り替え操作を必要とした。
特に、循環作動薬を投与する場合、この切り替え操作が患者の容体に変化を与えてしまうことが多い。これを防止するため、サイズの大きいシリンジ容器や輸液ポンプなどを利用して切り替え時間を長くする工夫をしているが、相対的に投与精度が低くなることが問題である。
また、同じシリンジポンプを複数台準備して自動的に切り替える送液手段を採用した場合でも、切り替えがデジタル的になり送液量に一時的な変動が起こってしまう。又、空気に触れると変化する液体などを連続して一定量吐出させる場合においても同様のことが発生し、作業を中断する必要があった。
本発明は、シリンジポンプに装着した複数のシリンジ容器から、薬液を連続して吐出させるシステムであって、薬液の吐出が途切れたり、吐出量が変化することがなく、適正な吐出量で、薬液を切れ目なく連続的に吐出させることができるとともに、シリンジ容器を安全に交換できるシ医療用リンジポンプにおける薬液切り替えシステムに関するものである。
本願の請求項1に記載した発明は、複数のシリンジポンプに装着した複数のシリンジ容器に収容された薬液を順次吐出させる医療用シリンジポンプにおける薬液切り替えシステムであって、第1のシリンジ容器に収容された薬液の残量が少なくなったことを検出して、第2のシリンジ容器に収容された薬液の吐出を開始させ、上記第1のシリンジ容器からの吐出流量を比例的に減少させる一方、第2のシリンジ容器からの吐出流量を比例的に増加させるとともに、上記第1のシリンジ容器の吐出量の減少速度と上記第2のシリンジ容器の吐出量の増加速度との絶対値を同一に設定することにより、上記第1のシリンジ容器からの吐出流量と上記第2のシリンジ容器からの吐出流量の合計吐出流量を一定に保持し、上記第1のシリンジ容器の薬液がなくなった後に上記第1のシリンジ容器を交換して待機させることのできる薬液切り替え回路を備えて構成される。
本願の請求項2に記載した発明は、上記薬液切り替え回路は、上記第1のシリンジ容器に収容された薬液の吐出流量を制御して吐出させる第1の吐出回路と、上記第2のシリンジ容器に収容された薬液の吐出流量を制御して吐出させる第2の吐出回路と、上記第1の吐出回路と上記第2の吐出回路とを通信させる通信ラインとを備え、上記第1の吐出回路と上記第2の吐出回路とを上記通信ラインを介して制御することにより、上記第1のシリンジ容器からの吐出流量と上記第2のシリンジ容器からの吐出流量との合計吐出流量を一定に保持するように構成したものである。
第1のシリンジ容器に収容された薬液の残量が少なくなったことを検出して、第2のシリンジ容器に収容された薬液の吐出を開始させ、上記第1のシリンジ容器からの吐出流量を比例的に減少させる一方、第2のシリンジ容器からの吐出流量を比例的に増加させるとともに、上記第1のシリンジ容器の吐出量の減少速度と上記第2のシリンジ容器の吐出量の増加速度との絶対値を同一に設定することにより、2つのシリンジ容器を切り替える際に、液体を一定流量で途切れることなく吐出させることが可能となる。また、上記第1のシリンジ容器の液体がなくなった後に上記第1のシリンジ容器を交換して待機させることができるため、シリンジ容器を安全に交換することができる。
図1に示すように、本実施形態に係る薬液切り替えシステム1(シリンジポンプ)は、薬液Aを収容した第1のシリンジ容器2と、薬液Bを収容した第2のシリンジ容器3とを備える。上記第1のシリンジ容器2と上記第2のシリンジ容器3から吐出配管11がそれぞれ延出するとともにこれら配管が薬液切り替え回路4に接続されている。また上記薬液切り替え回路4からは、1本の薬液配管5が延出している。
上記薬液切り替え回路4では、第1のシリンジ容器2からの吐出流量と上記第2のシリンジ容器3からの吐出流量が、図2に示すように制御される。すなわち、図2の符号9の吐出流量変化に表されているように、第1のシリンジ容器からの吐出流量は、吐出を開始して比例的に吐出流量が増加する段階S21と、一定の吐出流量が保持される段階S22と、比例的に吐出流量が減少する段階S23とに制御される。一方、符号10の吐出流量変化に表されているように、第2のシリンジ容器は、まず第1のシリンジ容器2の吐出流量が減少しはじめるまで、薬液Bを吐出せずに待機させられている。上記第1のシリンジ容器2の吐出流量が減少しはじめるとともに、第2のシリンジ容器3からの吐出流量も上記第1の容器からの吐出流量と同様に、吐出を開始して吐出流量が比例的に増加する段階S31と、一定の吐出流量に保持される段階S32と、図示しない吐出流量が低下する段階とに制御される。
上記第1のシリンジ容器2あるいは上記第2のシリンジ容器3から、薬液Aあるいは薬液Bが一定の吐出流量で吐出される段階S22,S32においては、これらシリンジ容器のいずれか一方のみから薬液が吐出されるように制御されるとともに、他方のシリンジ容器は薬液を吐出せずに待機させられる。上記第1のシリンジ容器2と上記第2のシリンジ容器3における上記一定の吐出流量は同一の値に設定される。また、上記第1のシリンジ容器2における吐出流量が低下する段階S23と、上記第2のシリンジ容器3における吐出流量が増加する段階S31において、これら2つのシリンジ容器2,3から上記薬液A及び上記薬液Bが同時に吐出されるように構成されている。
図2に示すように、上記第1のシリンジ容器2と上記第2のシリンジ容器3とから同時に薬液A,Bが吐出される段階、すなわち、これらシリンジ容器2,3の切り替え段階において、第1のシリンジ容器2からの薬液Aの吐出量の減少速度と、第2のシリンジ容器3からの薬液の吐出量の増加速度の絶対値が同一に設定されている。これにより、上記切り替え段階においても、上記切り替え回路4の送液配管5から吐出される吐出流量を一定に保持することが可能となる。上記第1のシリンジ容器2の吐出が終了した後、すなわち、第2のシリンジ容器からの吐出量が一定となった時点で、第1のシリンジ容器を薬液を充填した他のシリンジ容器と交換して、シリンジポンプに装着することができる。交換した新たなシリンジ容器は、上記第2のシリンジ容器の吐出量が減少しはじめるまで薬液を吐出することはなく、待機させられる。上記システムにより、シリンジポンプからの吐出流量に変化を与えることなく安全にシリンジ容器を交換することができる。
図3に、本願発明の第2の実施形態を示す。
この実施形態では、第1のシリンジ容器2aに吐出配管11aを介して吐出回路4a設けた第1のサブシステム1aと、第2のシリンジ容器2bに吐出配管11bを介して吐出回路4bを設けた第2のサブシステム1bとを設けるとともに、これらの吐出回路間を通信ライン6で接続して、送液システム1を構成している。
上記吐出回路4aと上記吐出回路4bは上記通信ライン6を介し相互に制御を行い、上記第1のシリンジ容器2a及び上記第2のシリンジ容器2bからの吐出量を、図2に示す態様で制御するように構成している。
なお、上記第2の実施形態において、システム1を3以上のサブシステムと、これらを互いに接続する通信ラインを設けて構成することもできる。
本発明のブロック図 本発明の送液流量変化グラフ 本発明の他の実施例のブロック図
1 システム(シリンジポンプ)
薬液Aを収容した第1のシリンジ容器
薬液Bを収容した第2のシリンジ容器
4 制御回路
5 送液配管
6 通信ライン
7 流量軸
8 時間軸
薬液Aの流量変化
10 薬液Bの流量変化
11 吐出配管

Claims (2)

  1. 複数のシリンジポンプに装着した複数のシリンジ容器に収容された薬液を順次吐出させる医療用シリンジポンプにおける薬液切り替えシステムであって、
    第1のシリンジ容器に収容された薬液の残量が少なくなったことを検出して、第2のシリンジ容器に収容された薬液の吐出を開始させ、
    上記第1のシリンジ容器からの吐出流量を比例的に減少させる一方、第2のシリンジ容器からの吐出流量を比例的に増加させるとともに、
    上記第1のシリンジ容器の吐出量の減少速度と上記第2のシリンジ容器の吐出量の増加速度との絶対値を同一に設定することにより、上記第1のシリンジ容器からの吐出流量と上記第2のシリンジ容器からの吐出流量の合計吐出流量を一定に保持し、
    上記第1のシリンジ容器の薬液がなくなった後に上記第1のシリンジ容器を交換して待機させることのできる薬液切り替え回路を備える、医療用シリンジポンプにおける薬液切り替えシステム。
  2. 上記薬液切り替え回路は、
    上記第1のシリンジ容器に収容された薬液の吐出流量を制御して吐出させる第1の吐出回路と、上記第2のシリンジ容器に収容された薬液の吐出流量を制御して吐出させる第2の吐出回路と、
    上記第1の吐出回路と上記第2の吐出回路とを通信させる通信ラインとを備え、
    上記第1の吐出回路と上記第2の吐出回路とを上記通信ラインを介して制御することにより、上記第1のシリンジ容器からの吐出流量と上記第2のシリンジ容器からの吐出流量との合計吐出流量を一定に保持するように構成した、請求項1に記載の医療用シリンジポンプにおける薬液切り替えシステム。
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