JP2000014668A - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Ｍモード像及びＢモード像の再生像による診
断効率を向上させる。 【解決手段】 被検体のＢモード像複数枚分と該Ｂモー
ド像複数枚分の時間に相当する時間分のＭモード像とを
イメージメモリ回路１５に記憶し、記憶されたＢモード
像及びＭモード像を同時再生する超音波診断装置におい
て、Ｍモード像を再生時にマーカ設定部３５及びグラフ
ィック制御回路２１により、Ｍモード像の画面における
任意の時刻位置にマーカを設定表示し、再生制御部３０
は、設定表示されたマーカ時刻位置に対応するＢモード
像を再生する。
断効率を向上させる。 【解決手段】 被検体のＢモード像複数枚分と該Ｂモー
ド像複数枚分の時間に相当する時間分のＭモード像とを
イメージメモリ回路１５に記憶し、記憶されたＢモード
像及びＭモード像を同時再生する超音波診断装置におい
て、Ｍモード像を再生時にマーカ設定部３５及びグラフ
ィック制御回路２１により、Ｍモード像の画面における
任意の時刻位置にマーカを設定表示し、再生制御部３０
は、設定表示されたマーカ時刻位置に対応するＢモード
像を再生する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面上に超音波画
像を表示する超音波診断装置に関し、特にイメージメモ
リに記憶されたＢモード像（断層画像）及びＭモード像
を再生する超音波診断装置に関す。
像を表示する超音波診断装置に関し、特にイメージメモ
リに記憶されたＢモード像（断層画像）及びＭモード像
を再生する超音波診断装置に関す。
【０００２】
【従来の技術】超音波診断装置において、Ｂモード像を
観測しながらこのＢモード像中の所望の位置に対応する
データをサンプリングしてＭモード像を得る技術が知ら
れている。また、Ｂモード像及びＭモード像を記録し、
記録されたＢモード像及びＭモード像を同時に再生する
記録再生機能を有する超音波診断装置が知られている。
この種の超音波診断装置としては、例えば、特開平２−
２５７９４３号公開公報に記載されたものがある。
観測しながらこのＢモード像中の所望の位置に対応する
データをサンプリングしてＭモード像を得る技術が知ら
れている。また、Ｂモード像及びＭモード像を記録し、
記録されたＢモード像及びＭモード像を同時に再生する
記録再生機能を有する超音波診断装置が知られている。
この種の超音波診断装置としては、例えば、特開平２−
２５７９４３号公開公報に記載されたものがある。
【０００３】この超音波診断装置は、Ｂモード像複数枚
分の記憶容量を有する第１の記憶手段と、Ｂモード像複
数枚分の時間に相当する時間分のＭモード像記憶容量を
有する第２の記憶手段と、第１及び第２の記憶手段への
Ｂモード像及びＭモード像の情報の書き込みを制御する
第１の制御手段と、第１及び第２の記憶手段内の画像情
報のディジタル・スキャン・コンバータ（ＤＳＣ）への
転送を制御する第２の制御手段とを備えている。
分の記憶容量を有する第１の記憶手段と、Ｂモード像複
数枚分の時間に相当する時間分のＭモード像記憶容量を
有する第２の記憶手段と、第１及び第２の記憶手段への
Ｂモード像及びＭモード像の情報の書き込みを制御する
第１の制御手段と、第１及び第２の記憶手段内の画像情
報のディジタル・スキャン・コンバータ（ＤＳＣ）への
転送を制御する第２の制御手段とを備えている。
【０００４】このような構成によれば、第１の制御手段
の下で、複数のＢモード像が第１の記憶手段に書き込ま
れ、複数のＢモード像に対応する時間分のＭモード像が
第２の記憶手段に書き込まれる。そして、第２の制御手
段により第１及び第２の記憶手段内の画像情報のＤＳＣ
への転送が制御される。従って、画像フリーズ後でも第
１及び第２の記憶手段内の画像情報を利用することによ
り、現在の表示像以前の画像をも再生することができ
る。
の下で、複数のＢモード像が第１の記憶手段に書き込ま
れ、複数のＢモード像に対応する時間分のＭモード像が
第２の記憶手段に書き込まれる。そして、第２の制御手
段により第１及び第２の記憶手段内の画像情報のＤＳＣ
への転送が制御される。従って、画像フリーズ後でも第
１及び第２の記憶手段内の画像情報を利用することによ
り、現在の表示像以前の画像をも再生することができ
る。
【０００５】このような画像再生機能を有する超音波診
断装置では、Ｍモード像及びＢモード像とを同時相で再
生するか、あるいは、Ｍモード像、Ｂモード像を単独で
再生して診断を行っていた。
断装置では、Ｍモード像及びＢモード像とを同時相で再
生するか、あるいは、Ｍモード像、Ｂモード像を単独で
再生して診断を行っていた。
【０００６】Ｍモード像及びＢモード像とを同時相で再
生する場合には、図８に示すように、Ｍモード像側の決
められた固定位置Ｆに同期してＢモード像を同時再生す
る方法のみが提供されていた。
生する場合には、図８に示すように、Ｍモード像側の決
められた固定位置Ｆに同期してＢモード像を同時再生す
る方法のみが提供されていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ｍモー
ド像の関心画像の位置まで画像を再生した場合には、そ
の後の計測方法等によっては、Ｍモード像の関心画像の
位置が、必ずしもＢモード像の関心画像と同期している
とは限らないため、非常に使い勝手の悪いものになって
いた。
ド像の関心画像の位置まで画像を再生した場合には、そ
の後の計測方法等によっては、Ｍモード像の関心画像の
位置が、必ずしもＢモード像の関心画像と同期している
とは限らないため、非常に使い勝手の悪いものになって
いた。
【０００８】また、Ｍモード像、Ｂモード像をそれぞれ
単独で再生した場合でも、再生しているＢモード像がＭ
モード像のどの時相で取得されたものか、わかりにくか
った。このため、Ｍモード像及びＢモード像のイメージ
メモリからの再生像自体が用いられることも少なかっ
た。
単独で再生した場合でも、再生しているＢモード像がＭ
モード像のどの時相で取得されたものか、わかりにくか
った。このため、Ｍモード像及びＢモード像のイメージ
メモリからの再生像自体が用いられることも少なかっ
た。
【０００９】本発明は、Ｍモード像及びＢモード像のイ
メージメモリ再生の操作性を向上することにより、Ｍモ
ード像及びＢモード像の再生像による診断効率を向上す
ることができる超音波診断装置を提供することを課題と
する。
メージメモリ再生の操作性を向上することにより、Ｍモ
ード像及びＢモード像の再生像による診断効率を向上す
ることができる超音波診断装置を提供することを課題と
する。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために以下の構成とした。請求項１の発明は、被検
体の形態モード像複数枚分と該形態モード像複数枚分の
時間に相当する時間分の機能モード像とを記憶手段に記
憶し、該記憶手段に記憶された形態モード像及び機能モ
ード像を同時再生する超音波診断装置において、前記機
能モード像を再生時に前記機能モード像の画面における
任意の時刻位置にマーカを設定するマーカ設定手段と、
このマーカ設定手段により設定されたマーカ時刻位置に
対応する前記形態モード像を再生する再生制御手段とを
備えることを特徴とする。
するために以下の構成とした。請求項１の発明は、被検
体の形態モード像複数枚分と該形態モード像複数枚分の
時間に相当する時間分の機能モード像とを記憶手段に記
憶し、該記憶手段に記憶された形態モード像及び機能モ
ード像を同時再生する超音波診断装置において、前記機
能モード像を再生時に前記機能モード像の画面における
任意の時刻位置にマーカを設定するマーカ設定手段と、
このマーカ設定手段により設定されたマーカ時刻位置に
対応する前記形態モード像を再生する再生制御手段とを
備えることを特徴とする。
【００１１】請求項１の発明によれば、機能モード像を
再生時にマーカ設定手段が、機能モード像の画面におけ
る任意の時刻位置にマーカを設定すると、再生制御手段
は、マーカ設定手段により設定されたマーカ時刻位置に
対応する形態モード像を再生するため、機能モード像と
形態モード像との相関関係が明確化するから、再生像に
よる診断効率を向上することができる。
再生時にマーカ設定手段が、機能モード像の画面におけ
る任意の時刻位置にマーカを設定すると、再生制御手段
は、マーカ設定手段により設定されたマーカ時刻位置に
対応する形態モード像を再生するため、機能モード像と
形態モード像との相関関係が明確化するから、再生像に
よる診断効率を向上することができる。
【００１２】請求項２の発明は、各時刻毎に前記機能モ
ード像と前記形態モード像とを対応させて前記記憶手段
に記憶させる記憶制御手段を備え、前記再生制御手段
は、前記記憶手段を参照して、前記マーカ設定手段によ
り設定されたマーカ時刻位置における時刻に対応する前
記形態モード像を再生することを特徴とする。
ード像と前記形態モード像とを対応させて前記記憶手段
に記憶させる記憶制御手段を備え、前記再生制御手段
は、前記記憶手段を参照して、前記マーカ設定手段によ
り設定されたマーカ時刻位置における時刻に対応する前
記形態モード像を再生することを特徴とする。
【００１３】請求項２の発明によれば、記憶制御手段
が、各時相毎に機能モード像と形態モード像とを対応さ
せて記憶手段に記憶させるため、再生制御手段は、記憶
手段を参照して、マーカ設定手段により設定されたマー
カ時刻位置における時刻に対応する形態モード像を再生
することができる。
が、各時相毎に機能モード像と形態モード像とを対応さ
せて記憶手段に記憶させるため、再生制御手段は、記憶
手段を参照して、マーカ設定手段により設定されたマー
カ時刻位置における時刻に対応する形態モード像を再生
することができる。
【００１４】請求項３の発明のように、前記マーカ設定
手段は、前記マーカ時刻位置を前記機能モード像の時間
軸方向に移動変更可能であり、前記再生制御手段は、前
記マーカ設定手段により移動変更された前記マーカ時刻
位置に対応する前記形態モード像を再生することを特徴
とする。
手段は、前記マーカ時刻位置を前記機能モード像の時間
軸方向に移動変更可能であり、前記再生制御手段は、前
記マーカ設定手段により移動変更された前記マーカ時刻
位置に対応する前記形態モード像を再生することを特徴
とする。
【００１５】請求項３の発明によれば、マーカ設定手段
が、マーカ時刻位置を機能モード像の時間軸方向に移動
変更させると、再生制御手段は、マーカ設定手段により
移動変更されたマーカ時刻位置に対応する形態モード像
を再生するため、さらに、診断効率が向上する。
が、マーカ時刻位置を機能モード像の時間軸方向に移動
変更させると、再生制御手段は、マーカ設定手段により
移動変更されたマーカ時刻位置に対応する形態モード像
を再生するため、さらに、診断効率が向上する。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の超音波診断装置の
実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図１に示
す超音波診断装置は、超音波探触子１１、送受信回路１
２、画像表示回路１３、イメージメモリ回路１５、表示
画面合成回路１７、ＴＶ表示回路１９、グラフィック制
御回路２１、操作部２３を有して構成される。
実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図１に示
す超音波診断装置は、超音波探触子１１、送受信回路１
２、画像表示回路１３、イメージメモリ回路１５、表示
画面合成回路１７、ＴＶ表示回路１９、グラフィック制
御回路２１、操作部２３を有して構成される。
【００１７】超音波探触子１１は、超音波を図示しない
被検体内に送信し、被検体内から反射されてくる超音波
を受信する。送受信回路１２は、超音波探触子１１の超
音波の送受信を制御し、被検体の超音波エコー情報を収
集する。
被検体内に送信し、被検体内から反射されてくる超音波
を受信する。送受信回路１２は、超音波探触子１１の超
音波の送受信を制御し、被検体の超音波エコー情報を収
集する。
【００１８】ここで、超音波エコー情報には、被検体の
形態モード像情報と機能モード像情報が含まれる。形態
モード像情報としては、Ｂモード像情報を例示でき、機
能モード像情報としては、Ｍモード像情報、Ｄモード像
（１ポイントドップラ）情報を例示できる。
形態モード像情報と機能モード像情報が含まれる。形態
モード像情報としては、Ｂモード像情報を例示でき、機
能モード像情報としては、Ｍモード像情報、Ｄモード像
（１ポイントドップラ）情報を例示できる。
【００１９】画像表示回路１３は、送受信回路１２から
の超音波スキャンの超音波エコー情報をＴＶスキャンの
画像データに変換するものであり、送受信回路１２から
のＢモード像情報を記憶するＢ用フレームメモリ２５
ａ、送受信回路１２からのＭモード像情報を記憶するＭ
用フレームメモリ２５ｂを有して構成される。
の超音波スキャンの超音波エコー情報をＴＶスキャンの
画像データに変換するものであり、送受信回路１２から
のＢモード像情報を記憶するＢ用フレームメモリ２５
ａ、送受信回路１２からのＭモード像情報を記憶するＭ
用フレームメモリ２５ｂを有して構成される。
【００２０】表示画面合成回路１７は、Ｂ用フレームメ
モリ２５ａに記憶されたＢモード像と、Ｍ用フレームメ
モリ２５ｂに記憶されたＭモード像とを合成してＴＶ表
示回路１９に出力する。ＴＶ表示回路１９は、表示画面
合成回路１７により合成されたＢモード像及びＭモード
像を同時に同一画面上に表示する。
モリ２５ａに記憶されたＢモード像と、Ｍ用フレームメ
モリ２５ｂに記憶されたＭモード像とを合成してＴＶ表
示回路１９に出力する。ＴＶ表示回路１９は、表示画面
合成回路１７により合成されたＢモード像及びＭモード
像を同時に同一画面上に表示する。
【００２１】イメージメモリ回路１５は、Ｂ用イメージ
メモリ２７ａ、Ｍ用イメージメモリ２７ｂ、記憶制御部
２９、再生制御部３０を有して構成される。Ｂ用イメー
ジメモリ２７ａは、画像記録時に、送受信回路１２から
送られてくる複数フレーム（複数枚）分のＢモード像情
報を画像表示回路１３を介して記憶する。Ｍ用イメージ
メモリ２７ｂは、画像記録時に、送受信回路１２から送
られてくるＢモード像複数フレーム分の時間に相当する
時間分のＭモード像情報を画像表示回路１３を介して記
憶する。
メモリ２７ａ、Ｍ用イメージメモリ２７ｂ、記憶制御部
２９、再生制御部３０を有して構成される。Ｂ用イメー
ジメモリ２７ａは、画像記録時に、送受信回路１２から
送られてくる複数フレーム（複数枚）分のＢモード像情
報を画像表示回路１３を介して記憶する。Ｍ用イメージ
メモリ２７ｂは、画像記録時に、送受信回路１２から送
られてくるＢモード像複数フレーム分の時間に相当する
時間分のＭモード像情報を画像表示回路１３を介して記
憶する。
【００２２】記憶制御部２９は、Ｂモード像及びＭモー
ド像を対応するイメージメモリに記憶する際に、各時刻
（以下、各時相という。）毎にＭモード像とＭモード像
に対応する同時相のＢモード像とを対応させて記憶させ
るものであり、同時相のＭモード像及びＢモード像には
同一の時相識別情報であるインディックスＩＮＤが付加
されている。
ド像を対応するイメージメモリに記憶する際に、各時刻
（以下、各時相という。）毎にＭモード像とＭモード像
に対応する同時相のＢモード像とを対応させて記憶させ
るものであり、同時相のＭモード像及びＢモード像には
同一の時相識別情報であるインディックスＩＮＤが付加
されている。
【００２３】図２にＭ用イメージメモリへの画像記録時
の各時相、任意の走査線Ｌの各Ｍモード像、及び各イン
ディックスＩＮＤを示す。図３にＢ用イメージメモリへ
の画像記録時の各時相、各Ｂモード像、及び各インディ
ックスＩＮＤを示す。図２及び図３からわかるように、
同一のインディックス、例えば、ＩＮＤ2におけるＭモ
ード像Ｍ2とＢモード像Ｂ2とが同時相ｔ2の画像とな
る。
の各時相、任意の走査線Ｌの各Ｍモード像、及び各イン
ディックスＩＮＤを示す。図３にＢ用イメージメモリへ
の画像記録時の各時相、各Ｂモード像、及び各インディ
ックスＩＮＤを示す。図２及び図３からわかるように、
同一のインディックス、例えば、ＩＮＤ2におけるＭモ
ード像Ｍ2とＢモード像Ｂ2とが同時相ｔ2の画像とな
る。
【００２４】再生制御部３０は、後述するマーカ設定部
３５により設定されたマーカ位置における時相に対応す
る同時相のＢモード像をＭモード像の再生と共に再生す
るもので、Ｍ用イメージメモリ２７ｂ及びＢ用イメージ
メモリ２７ａに付加されたインディックスＩＮＤを参照
して、設定されたマーカ位置における時相と同時相のＢ
モード像をＢ用イメージメモリ２７ａから読み出して再
生する。
３５により設定されたマーカ位置における時相に対応す
る同時相のＢモード像をＭモード像の再生と共に再生す
るもので、Ｍ用イメージメモリ２７ｂ及びＢ用イメージ
メモリ２７ａに付加されたインディックスＩＮＤを参照
して、設定されたマーカ位置における時相と同時相のＢ
モード像をＢ用イメージメモリ２７ａから読み出して再
生する。
【００２５】また、マーカ設定部３５は、マーカ位置を
Ｍモード像の時間軸方向に移動変更可能である。再生制
御部３０は、マーカ設定部３５により移動変更されたマ
ーカ位置における時相に対応する同時相のＢモード像を
再生する。
Ｍモード像の時間軸方向に移動変更可能である。再生制
御部３０は、マーカ設定部３５により移動変更されたマ
ーカ位置における時相に対応する同時相のＢモード像を
再生する。
【００２６】記録再生指示部３１は、画像の記録を指示
したり、あるいは、画像の再生を指示する。インディッ
クス入力部３３は、任意のインディックスを入力する。
マーカ設定部３５は、Ｍモード像を再生した際にＭモー
ド像の画面の時間軸方向の任意の位置にマーカを設定す
る。マーカは、例えば、Ｍモード像上に設定しても良
く、あるいは時間軸上に設定してもよい。
したり、あるいは、画像の再生を指示する。インディッ
クス入力部３３は、任意のインディックスを入力する。
マーカ設定部３５は、Ｍモード像を再生した際にＭモー
ド像の画面の時間軸方向の任意の位置にマーカを設定す
る。マーカは、例えば、Ｍモード像上に設定しても良
く、あるいは時間軸上に設定してもよい。
【００２７】グラフィック制御回路２１は、マーカ設定
部３５により設定されたマーカ位置にマーカを表示する
ように表示画面合成回路１７を制御する。
部３５により設定されたマーカ位置にマーカを表示する
ように表示画面合成回路１７を制御する。
【００２８】次に、このように構成された超音波診断装
置におけるイメージメモリの記録再生動作を図面を参照
して説明する。図４は超音波診断装置におけるイメージ
メモリの記録再生動作を示すフローチャートである。
置におけるイメージメモリの記録再生動作を図面を参照
して説明する。図４は超音波診断装置におけるイメージ
メモリの記録再生動作を示すフローチャートである。
【００２９】図５はマーカ位置のＭモード像の再生に同
期してＢモード像を再生した状態を示す図である。図６
はマーカの移動に同期してＢモード像を再生した状態を
示す図である。図７はロールバックしたときのマーカ位
置のＭモード像の再生に同期してＢモード像を再生した
状態を示す図である。
期してＢモード像を再生した状態を示す図である。図６
はマーカの移動に同期してＢモード像を再生した状態を
示す図である。図７はロールバックしたときのマーカ位
置のＭモード像の再生に同期してＢモード像を再生した
状態を示す図である。
【００３０】まず、通常では、画像表示回路１３は、送
受信回路１２からのＢモード像情報をＢ用フレームメモ
リ２５ａに記憶し、Ｍモード像情報をＭ用フレームメモ
リ２５ｂに記憶するとともに超音波スキャンをＴＶスキ
ャンに変換し、表示画面合成回路１７がフレームメモリ
からのＢモード像及びＭモード像を合成するため、ＴＶ
表示回路１９にＢモード像及びＭモード像とが同時に表
示される。
受信回路１２からのＢモード像情報をＢ用フレームメモ
リ２５ａに記憶し、Ｍモード像情報をＭ用フレームメモ
リ２５ｂに記憶するとともに超音波スキャンをＴＶスキ
ャンに変換し、表示画面合成回路１７がフレームメモリ
からのＢモード像及びＭモード像を合成するため、ＴＶ
表示回路１９にＢモード像及びＭモード像とが同時に表
示される。
【００３１】次に、記録再生指示部３１により画像記録
を指示すると（ステップＳ１１）、記憶制御部２９は、
グラフィック制御回路２１を介して入力した画像記録指
示信号を受けて、送受信回路１２から送られてくる複数
フレーム分のＢモード像情報をＢ用イメージメモリ２７
ａに記憶させるとともに、Ｂモード像複数フレーム分の
時間に相当する時間分のＭモード像情報をＭ用イメージ
メモリ２７ｂに記憶させる。
を指示すると（ステップＳ１１）、記憶制御部２９は、
グラフィック制御回路２１を介して入力した画像記録指
示信号を受けて、送受信回路１２から送られてくる複数
フレーム分のＢモード像情報をＢ用イメージメモリ２７
ａに記憶させるとともに、Ｂモード像複数フレーム分の
時間に相当する時間分のＭモード像情報をＭ用イメージ
メモリ２７ｂに記憶させる。
【００３２】また、このとき、記憶制御部２９は、同時
相のＭモード像情報及びＢモード像情報に同一のインデ
ィックスＩＮＤを付加し、各時相毎にＭモード像とＭモ
ード像に対応する同時相のＢモード像とを対応させてイ
メージメモリに記憶させる（ステップＳ１３）。
相のＭモード像情報及びＢモード像情報に同一のインデ
ィックスＩＮＤを付加し、各時相毎にＭモード像とＭモ
ード像に対応する同時相のＢモード像とを対応させてイ
メージメモリに記憶させる（ステップＳ１３）。
【００３３】次に、記録再生部３１により画像再生を指
示すると（ステップＳ１５）、グラフィック制御回路２
１は、有効画像モードがＭモードかどうかを判定する
（ステップＳ１７）。
示すると（ステップＳ１５）、グラフィック制御回路２
１は、有効画像モードがＭモードかどうかを判定する
（ステップＳ１７）。
【００３４】有効画像モードがＭモードである場合に
は、画像再生指示信号を受けた再生制御部３０は、Ｍ用
イメージメモリ２７ｂからＭモード像を読み出し再生す
るため、ＴＶ表示回路１９にＭモード像が表示される
（ステップＳ１９）。
は、画像再生指示信号を受けた再生制御部３０は、Ｍ用
イメージメモリ２７ｂからＭモード像を読み出し再生す
るため、ＴＶ表示回路１９にＭモード像が表示される
（ステップＳ１９）。
【００３５】次に、マーカ設定部３５のマーカ位置の設
定とグラフィック制御回路２１の制御により、Ｍモード
像の画面の時間軸方向の任意の位置にマーカが表示され
る（ステップＳ２１）。例えば、図５に示すＭモード像
の時相ｔ16（インディックスＩＮＤ16に対応）にマーカ
ＭＫ16が表示される（ステップＳ２１）。
定とグラフィック制御回路２１の制御により、Ｍモード
像の画面の時間軸方向の任意の位置にマーカが表示され
る（ステップＳ２１）。例えば、図５に示すＭモード像
の時相ｔ16（インディックスＩＮＤ16に対応）にマーカ
ＭＫ16が表示される（ステップＳ２１）。
【００３６】なお、図５において、Ｍモード像は時間軸
方向に沿って時相ｔ10から時相20まで表示され、時相の
範囲は、１０であるものとする。また、図５に示すＭモ
ード像は、Ｂモード像の走査線Ｌ上のデータをサンプリ
ングしたものである。
方向に沿って時相ｔ10から時相20まで表示され、時相の
範囲は、１０であるものとする。また、図５に示すＭモ
ード像は、Ｂモード像の走査線Ｌ上のデータをサンプリ
ングしたものである。
【００３７】次に、グラフィック制御回路２１は、Ｍモ
ード像の画面の時間軸方向にマーカの移動が行われたか
どうかを判定し（ステップＳ２３）、マーカの移動がな
い場合には、ロールバックが行われたかどうかを判定す
る（ステップＳ２５）。
ード像の画面の時間軸方向にマーカの移動が行われたか
どうかを判定し（ステップＳ２３）、マーカの移動がな
い場合には、ロールバックが行われたかどうかを判定す
る（ステップＳ２５）。
【００３８】ロールバックが行われない場合には、再生
制御部３０は、Ｍ用イメージメモリ２７ｂ及びＢ用イメ
ージメモリ２７ａに付加されたインディックスＩＮＤを
参照して、設定されたマーカＭＫにおける時相と同時相
のＢモード像をＢ用イメージメモリ２７ａから読み出し
て再生し、画面に表示させる（ステップＳ２７）。
制御部３０は、Ｍ用イメージメモリ２７ｂ及びＢ用イメ
ージメモリ２７ａに付加されたインディックスＩＮＤを
参照して、設定されたマーカＭＫにおける時相と同時相
のＢモード像をＢ用イメージメモリ２７ａから読み出し
て再生し、画面に表示させる（ステップＳ２７）。
【００３９】この場合には、インディックスＩＮＤ16を
参照し、設定されたマーカＭＫ16における時相ｔ16のＢ
モード像Ｍ16が表示される。すなわち、Ｍモード像とＢ
モード像とが同期しているため、Ｍモード像の位置Ｐと
Ｂモード像の位置Ｐ′とが対応し、Ｍモード像の位置Ｑ
とＢモード像の位置Ｑ′とが対応している。その結果、
Ｍモード像とＢモード像との相関関係がより明確化する
ため、診断効率を向上することができる。
参照し、設定されたマーカＭＫ16における時相ｔ16のＢ
モード像Ｍ16が表示される。すなわち、Ｍモード像とＢ
モード像とが同期しているため、Ｍモード像の位置Ｐと
Ｂモード像の位置Ｐ′とが対応し、Ｍモード像の位置Ｑ
とＢモード像の位置Ｑ′とが対応している。その結果、
Ｍモード像とＢモード像との相関関係がより明確化する
ため、診断効率を向上することができる。
【００４０】一方、ステップＳ２３において、マーカが
移動した場合には、すなわち、マーカ設定部３５によ
り、図６に示すように、マーカを時間軸方向（矢印方
向）に移動させたとする。例えば、マーカの移動によ
り、Ｍモード像上の時相ｔ14（インディックスＩＮＤ14
に対応）にマーカＭＫ14が表示される。
移動した場合には、すなわち、マーカ設定部３５によ
り、図６に示すように、マーカを時間軸方向（矢印方
向）に移動させたとする。例えば、マーカの移動によ
り、Ｍモード像上の時相ｔ14（インディックスＩＮＤ14
に対応）にマーカＭＫ14が表示される。
【００４１】この場合には、インディックスＩＮＤ14を
参照して、移動変更されたマーカＭＫ14における時相ｔ
14と同時相のＢモード像Ｍ14が表示される（ステップＳ
２９）。これにより、Ｍモード像とＢモード像とが同期
している。
参照して、移動変更されたマーカＭＫ14における時相ｔ
14と同時相のＢモード像Ｍ14が表示される（ステップＳ
２９）。これにより、Ｍモード像とＢモード像とが同期
している。
【００４２】次に、ステップＳ２５において、ロールバ
ックしたとする。すなわち、インディックス入力部３３
からインディックスＩＮＤ15を入力した場合には、その
インディックスＩＮＤ15は、グラフィック制御回路２１
を介して再生制御部３０に入力される。
ックしたとする。すなわち、インディックス入力部３３
からインディックスＩＮＤ15を入力した場合には、その
インディックスＩＮＤ15は、グラフィック制御回路２１
を介して再生制御部３０に入力される。
【００４３】すると、再生制御部３０は、インディック
スＩＮＤ5からインディックスＩＮＤ15までのインディ
ックスに対応するＭモード像をＭ用イメージメモリ２７
ｂから読み出して再生表示する。すなわち、図７に示す
ように、時相5から時相15（時相の範囲が１０であるた
め）までのＭモード像が表示され、ロールバック再生さ
れたことになる（ステップＳ３１）。
スＩＮＤ5からインディックスＩＮＤ15までのインディ
ックスに対応するＭモード像をＭ用イメージメモリ２７
ｂから読み出して再生表示する。すなわち、図７に示す
ように、時相5から時相15（時相の範囲が１０であるた
め）までのＭモード像が表示され、ロールバック再生さ
れたことになる（ステップＳ３１）。
【００４４】その後の処理は、ステップＳ２１の処理に
戻り、ステップＳ２１以降の処理が行われる。図７に示
す例では、Ｍモード像上の例えば、時相ｔ9（インディ
ックスＩＮＤ9に対応）にマーカＭＫ9が表示される。イ
ンディックスＩＮＤ9を参照し、マーカＭＫ9における時
相ｔ9と同時相のＢモード像Ｍ9が表示される。
戻り、ステップＳ２１以降の処理が行われる。図７に示
す例では、Ｍモード像上の例えば、時相ｔ9（インディ
ックスＩＮＤ9に対応）にマーカＭＫ9が表示される。イ
ンディックスＩＮＤ9を参照し、マーカＭＫ9における時
相ｔ9と同時相のＢモード像Ｍ9が表示される。
【００４５】一方、ステップＳ１７において、有効画像
モードがＢモードである場合には、Ｂモード像の再生に
同期してＭモード像がマーカ位置に同期して再生される
（ステップＳ３３）。なお、この場合にも、Ｍモード像
のマーカ位置は任意に移動変更可能である。
モードがＢモードである場合には、Ｂモード像の再生に
同期してＭモード像がマーカ位置に同期して再生される
（ステップＳ３３）。なお、この場合にも、Ｍモード像
のマーカ位置は任意に移動変更可能である。
【００４６】このように、実施の形態によれば、Ｍモー
ド像及びＢモード像のイメージメモリ再生において、Ｍ
モード像再生時に任意の位置に設定したマーカ位置にお
ける時相に対応するＢモード像を再生するので、Ｍモー
ド像とＢモード像との相関関係がより明確化するから、
診断効率を向上させることができる。
ド像及びＢモード像のイメージメモリ再生において、Ｍ
モード像再生時に任意の位置に設定したマーカ位置にお
ける時相に対応するＢモード像を再生するので、Ｍモー
ド像とＢモード像との相関関係がより明確化するから、
診断効率を向上させることができる。
【００４７】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されるものではない。実施の形態では、機能モード像と
してＭモード像を例として説明したが、例えば、機能モ
ード像としてＤモード像（１ポイントにおける血流速度
の時間的変化を示す画像）にも本発明は適用可能である
のは勿論である。
されるものではない。実施の形態では、機能モード像と
してＭモード像を例として説明したが、例えば、機能モ
ード像としてＤモード像（１ポイントにおける血流速度
の時間的変化を示す画像）にも本発明は適用可能である
のは勿論である。
【００４８】
【発明の効果】本発明によれば、形態モード像及び機能
モード像の再生において、機能モード像再生時に機能モ
ード像の画面における任意の位置に設定したマーカ時刻
位置に対応する形態モード像を再生するので、形態モー
ド像と機能モード像との相関関係がより明確化するた
め、診断効率を向上させることができる。
モード像の再生において、機能モード像再生時に機能モ
ード像の画面における任意の位置に設定したマーカ時刻
位置に対応する形態モード像を再生するので、形態モー
ド像と機能モード像との相関関係がより明確化するた
め、診断効率を向上させることができる。
【図１】本発明の超音波診断装置の実施の形態の構成ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図２】Ｍ用イメージメモリへの画像記録時の各時相、
任意の走査線Ｌの各Ｍモード像、及び各インディッック
スＩＮＤを示す図である。
任意の走査線Ｌの各Ｍモード像、及び各インディッック
スＩＮＤを示す図である。
【図３】Ｂ用イメージメモリへの画像記録時の各時相、
各Ｂモード像、及び各インディッックスＩＮＤを示す図
である。
各Ｂモード像、及び各インディッックスＩＮＤを示す図
である。
【図４】超音波診断装置におけるイメージメモリの記録
再生動作を示すフローチャートである。
再生動作を示すフローチャートである。
【図５】マーカ位置のＭモード像の再生に同期してＢモ
ード像を再生した状態を示す図である。
ード像を再生した状態を示す図である。
【図６】マーカの移動に同期してＢモード像を再生した
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図７】ロールバックしたときのマーカ位置のＭモード
像の再生に同期してＢモード像を再生した状態を示す図
である。
像の再生に同期してＢモード像を再生した状態を示す図
である。
【図８】Ｍモード像の固定位置に同期してＢモード像を
再生する従来の再生方法の例を示す図である。
再生する従来の再生方法の例を示す図である。
１１ 超音波探触子 １２ 送受信回路 １３ 画像表示回路 １５ イメージメモリ回路 １７ 表示画面合成回路 １９ ＴＶ表示回路 ２１ グラフィック制御回路 ２３ 操作部 ２５ａ Ｂ用フレームメモリ ２５ｂ Ｍ用フレームメモリ ２７ａ Ｂ用イメージメモリ ２７ｂ Ｍ用イメージメモリ ２９ 記憶制御部 ３０ 再生制御部 ３１ 記録再生指示部 ３３ インディックス入力部 ３５ マーカ設定部
Claims (3)
- 【請求項１】 被検体の形態モード像複数枚分と該形態
モード像複数枚分の時間に相当する時間分の機能モード
像とを記憶手段に記憶し、該記憶手段に記憶された形態
モード像及び機能モード像を同時再生する超音波診断装
置において、 前記機能モード像を再生時に前記機能モード像の画面に
おける任意の時刻位置にマーカを設定するマーカ設定手
段と、 このマーカ設定手段により設定されたマーカ時刻位置に
対応する前記形態モード像を再生する再生制御手段と、
を備えることを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項２】 各時刻毎に前記機能モード像と前記形態
モード像とを対応させて前記記憶手段に記憶させる記憶
制御手段を備え、 前記再生制御手段は、前記記憶手段を参照して、前記マ
ーカ設定手段により設定されたマーカ時刻位置における
時刻に対応する前記形態モード像を再生することを特徴
とする請求項１記載の超音波診断装置。 - 【請求項３】 前記マーカ設定手段は、前記マーカ時刻
位置を前記機能モード像の時間軸方向に移動変更可能で
あり、 前記再生制御手段は、前記マーカ設定手段により移動変
更された前記マーカ時刻位置に対応する前記形態モード
像を再生することを特徴とする請求項１記載の超音波診
断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18927998A JP2000014668A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18927998A JP2000014668A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 超音波診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000014668A true JP2000014668A (ja) | 2000-01-18 |
Family
ID=16238667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18927998A Pending JP2000014668A (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000014668A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005118349A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
| US7497829B2 (en) | 2003-10-17 | 2009-03-03 | Aloka Co., Ltd. | Data recording system |
| EP2679163A1 (en) * | 2012-06-28 | 2014-01-01 | Samsung Medison Co., Ltd. | Ultrasound image displaying method using marker and ultrasound diagnosis apparatus |
| WO2016149862A1 (zh) * | 2015-03-20 | 2016-09-29 | Ge医疗系统环球技术有限公司 | 一种在m模式超声影像上进行测量的方法及装置 |
| JP2021533856A (ja) * | 2018-08-02 | 2021-12-09 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | マルチフレーム二次元画像および動画モード画像においてキャリパ測定を同期させるための方法およびシステム |
-
1998
- 1998-07-03 JP JP18927998A patent/JP2000014668A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005118349A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Aloka Co Ltd | 超音波診断装置 |
| US7497829B2 (en) | 2003-10-17 | 2009-03-03 | Aloka Co., Ltd. | Data recording system |
| EP2679163A1 (en) * | 2012-06-28 | 2014-01-01 | Samsung Medison Co., Ltd. | Ultrasound image displaying method using marker and ultrasound diagnosis apparatus |
| KR101534087B1 (ko) * | 2012-06-28 | 2015-07-06 | 삼성메디슨 주식회사 | 마커를 이용한 초음파 영상 디스플레이 방법 및 초음파 진단 장치 |
| WO2016149862A1 (zh) * | 2015-03-20 | 2016-09-29 | Ge医疗系统环球技术有限公司 | 一种在m模式超声影像上进行测量的方法及装置 |
| JP2021533856A (ja) * | 2018-08-02 | 2021-12-09 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | マルチフレーム二次元画像および動画モード画像においてキャリパ測定を同期させるための方法およびシステム |
| JP7230177B2 (ja) | 2018-08-02 | 2023-02-28 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | マルチフレーム二次元画像および動画モード画像においてキャリパ測定を同期させるための方法およびシステム |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050620 |
|
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