JP2000014483A - 椅子における背もたれの取付け構造 - Google Patents
椅子における背もたれの取付け構造Info
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Abstract
きるようにする。 【手段】背もたれ5が取付く背受け部材4を、座受け体
2の左右外側に配置した一対の第1部材17と、背もたれ
5に固定された第1部材18とに分離構成する。座受け体
2及び座体のベース6に挿通した軸22,26 の端部に、各
第1部材17に設けた軸穴22,26 を嵌め入れる。更に、左
右第1部材17に形成した後ろ向き開口の取付け穴28に、
第2部材18の足部18aを嵌め入れる。
Description
たれの取付け構造に関するものである。
もたれが後傾動する椅子の場合、その背もたれを取付け
る手段としては、脚支柱の上端に固定した座受け体に軸
によって背受け部材を後傾動自在に取付け、この背受け
部材に背もたれを取付けていることが多い。このように
背もたれを軸によって座受け体等に取付ける場合、軸を
背受け部材と座受け体とに貫通させているため、軸の端
部が背受け部材の外面から突出することになり、これが
露出したままであると体裁が悪い。そこで従来は、軸の
端部を覆うカバーを取付けるようにしており、このため
組立作業が面倒であるという問題があった。
ップリング(プッシュナット)を取付けており、この点
も組立作業の簡素化を阻んでいた。本発明は、これらの
状況を改善することを目的としてなされたものである。
に取付いた座受け体と、この座受け体で支持された座体
と、前記座受け体又は座体若しくは両方に左右横長の軸
で取付けられた背受け部材と、この背受け部材に取付け
た背もたれとを備えた椅子において、前記背受け部材
を、前記座受け体又は座体若しくは両方の左右外側面又
は内側面に沿って配置した左右一対の第1部材と、背も
たれに取付いた第2部材とに分離構成し、前記左右第1
部材を、前記座受け体又は座体若しくは両方に挿通した
軸に、当該軸が第1部材から貫通しない状態で嵌め込
み、更に、前記左右一対の第1部材と前記第2部材を左
右ずれ不能に嵌め合わせる構成にした。
の第1部材によって隠れているから、軸を覆うためのカ
バーを設ける必要はなく、それだけ部材点数を少なくす
ることができる。また、背受け部材を構成する2つの第
1部材は、当該第1部材に嵌まった第1部材によって左
右動不能に保持されるため、左右の第1部材が軸から抜
け出ることはない。従って、左右の第1部材を軸の端部
に嵌め込み、次いで、左右の第1部材に対して第2部材
を嵌め込むという簡単な作業により、背もたれを取付け
ることができ、従来のようなスナップリングやカバーの
取付け作業は必要ない。
の良い状態に簡単に取付けることができる。
づいて説明する。 (1).第1実施形態(図1〜図5) 図1〜図5では第1実施形態を示しており、このうち図
1は椅子の右側面図、図2は要部平面図、図3は図2の
III-III視断面図であり、これらの図に示すように、椅
子は、ガスシリンダー等の脚支柱1の上端に固定した座
受け体2と、座受け体2に取付けた座体3及び背受け部
材4と、背受け部材4に取付けた背もたれ5とを備えて
いる。
成されており、その後部を脚支柱1に固定している。座
体3は、座受け体2に被さるように正面視で下向き開口
コ字状に形成されたベース6を備えており、ベース6の
左右側板6aの前部を、座受け体2における左右側板2aの
前部に第1軸7で取付けている。この場合、座受け体2
における左右側板2aの軸穴8を側面視で斜め後ろ向きに
延びる長穴に形成している。軸穴8にはガイド用のブッ
シュ9を装着している。
れており、この前ばね受け11でばねの前面を支持する一
方、座受け体2の内部に、ばね11の後面を支持する後ば
ね受けが前後動自在に配置されている。後ばね受け12
は、側面視逆台形状のくさび状部材13で支持されてお
り、くさび状部材13は、座受け体2の底面に溶接等によ
って固着した支持部14に支持されている。くさび状部材
13には、座受け体2の下面に配置した撮み15に埋設した
ボルト16がねじ込まれている。撮み15を回転してくさび
状部材13を上下動させると後ばね受け12が前後動し、こ
れによってばね11の初期弾性力が変化する。
で行っても良いし、また、ばね11に代えてガススプリン
グ等の他のばね手段を使用しても良い。前記背受け部材
4は、座受け体2の左右外側面に沿って後ろ向きに延び
る左右一対の第1部材17と、背もたれ5に取付いた左右
の第1部材18とから成っている。左右の第1部材18は補
強板19で一体に連結されている。第1部材17は合成樹脂
製であり、第1部材18は金属パイプ(丸棒や各棒などで
も良い)で製造されている。
離斜視図、図5は図2の V-V視断面図であり、これらの
図及び図2に示すように、左右の第1部材17の前端部に
は前ブラケット部20が突設されており、この前ブラケッ
ト20に設けた前軸穴21を、座受け体2の左右側板2aに挿
通した左右長手の第2軸22に嵌め入れている。また、第
2軸22にはスペーサリング23が嵌まっている。換言する
と、第1部材17の前端部はスペーサリング23を介して座
受け体2の外側面に重なっている。
ケット部24を上向きに突設しており、この後ブラケット
24に空けた後軸穴25を、座体3におけるベース6の左右
側板6aに挿通した左右長手の第3軸26の端部に嵌め入れ
ている。前後軸穴21,25 は座受け体2の方向に向けて開
口しているのみで、外側には貫通していない。座体3に
おけるベース6の側板6aが座受け体2の側板よりもやや
左右外側に位置しているため、第1部材17には、ベース
6の側板6aが嵌まる切欠き27を形成している。
付け穴28が空いており、この取付け穴28に第2部材18の
前向き足部18aを挿入している。取付け穴28は第1部材
17のほぼ全長に近い長さに設定されている。図では示し
ていないが、止めねじ等の抜け防止手段を設けるのが好
ましい。以上の構成において、着座した人が背もたれ5
にもたれ掛かると、背もたれ5が第2軸を中心にしてば
ね11に抗して後傾し、かつ、座体3と背受け部材4とは
第3軸26を介して連結されているため、座体3は後傾し
つつ後退動する。
付けるにあたっては、第2軸22と第3軸26をそれぞれ座
受け体2とベース6とに挿通しておいてから、これらの
軸22,26 に背受け部材4の第1部材17を嵌め合わせ、次
いで、左右の第1部材17に第1部材18の足部18aを挿入
すれば良い。両軸22,26 の端部は左右の第1部材17で覆
われているため、従来のようなカバーや抜け止め用のス
ナップリング等を必要とせず、しかも、第1部材18の足
部18aを嵌め入れると左右の第1部材17は座受け体2か
ら離反不能に保持される。従って、単純な両軸22,26 に
第1部材17を嵌め入れただけの簡単な取付け構造であり
ながら、第1部材17が両軸22,26 から抜け出ることはな
い。
にすると、軸22,26 との擦れ音が発生することを防止で
きるため、ブッシュを設ける必要もない利点がある。ま
た、合成樹脂製にするとその形状の設定も容易である。 (2).第2実施形態(図6) 図6では第2実施形態を示している。この実施形態で
は、背受け部材4の左右第1部材17を側面視L字状に形
成し、これら第1部材17を、座体2におけるベース6の
左右側板6aに挿通した前後2本の軸31,32 の端部に嵌め
入れ、更に、左右第1部材17の上向き垂直部17aに、第
1部材18における筒状の下向き足部18aを被嵌したもの
である。
このようなものにも本発明を適用できる。第1部材17の
垂直部17a及び第1部材18の足部18aの断面形状は円形
に限らず、種々の形状を採用できる。 (3).第3実施形態(図7) 図7は第3実施形態の平面図である。この例では、座受
け体2における左右側板2aの内面に形成した軸受部に、
それぞれ軸31を外向き抜け不能に嵌め入れ、これらの軸
31に、第1部材17を座受け体1の内側から嵌め入れ、左
右第1部材17の取付け穴28に、第2部材18の足部18aを
挿入している。このように、第1部材17は座受け体2の
内側面に重ね合わせても良いのである。
取付けても良い。また、背もたれの基板となる合成樹脂
製のシェル体に第2部材を一体成形し、これを第1部材
に嵌め合わせても良い。また、背受け部材は少なくとも
2本が必要であるが、3本以上でも良い(第1部材が3
本以上の場合は、第2部材の足部も同じ本数になる)。
第1部材と第2部材との嵌め合わせ構造には限定はな
く、要は、第2部材によって左右の第1部材が離反しな
い状態に保持されれば良い。
取付けのみでなく、椅子における他の部材の取付けや、
他の物品においてある部材を他の部材に軸を用いて取付
けることにも適用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】脚支柱の上端に取付いた座受け体と、この
座受け体で支持された座体と、前記座受け体又は座体若
しくは両方に左右横長の軸で取付けられた背受け部材
と、この背受け部材に取付けた背もたれとを備えた椅子
において、 前記背受け部材を、前記座受け体又は座体若しくは両方
の左右外側面又は内側面に沿って配置した左右一対の第
1部材と、背もたれに取付いた第2部材とに分離構成
し、前記左右第1部材を、前記座受け体又は座体若しく
は両方に挿通した軸に、当該軸が第1部材から貫通しな
い状態で嵌め込み、更に、前記左右一対の第1部材と前
記第2部材を左右ずれ不能に嵌め合わせていることを特
徴とする椅子における背もたれの取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18385798A JP3529631B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 背もたれ付き椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18385798A JP3529631B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 背もたれ付き椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000014483A true JP2000014483A (ja) | 2000-01-18 |
JP3529631B2 JP3529631B2 (ja) | 2004-05-24 |
Family
ID=16143047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18385798A Expired - Fee Related JP3529631B2 (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 背もたれ付き椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3529631B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009515623A (ja) * | 2005-11-17 | 2009-04-16 | キンテック ソリュージョン ゲーエムベーハー | 椅子 |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP18385798A patent/JP3529631B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009515623A (ja) * | 2005-11-17 | 2009-04-16 | キンテック ソリュージョン ゲーエムベーハー | 椅子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3529631B2 (ja) | 2004-05-24 |
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