JP2000014061A - インダクター型電動機の回転子 - Google Patents

インダクター型電動機の回転子

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JP2000014061A
JP2000014061A JP10177101A JP17710198A JP2000014061A JP 2000014061 A JP2000014061 A JP 2000014061A JP 10177101 A JP10177101 A JP 10177101A JP 17710198 A JP17710198 A JP 17710198A JP 2000014061 A JP2000014061 A JP 2000014061A
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JP
Japan
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rotor
flange
permanent magnet
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electric motor
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JP10177101A
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English (en)
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Naoji Sato
尚次 佐藤
Naoki Seshimo
直樹 瀬下
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Nidec Advanced Motor Corp
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Japan Servo Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 回転磁性体材料を節減し、かつ高精度とす
る。 【解決手段】 回転子の保持部材71は、円筒状部71
a及びその軸方向中央部に円筒状部71aの外周面から
外方に伸長する鍔71bを備え、鍔71bの前後が樹脂
製永久磁石材61により充填成形されて回転子5Aを形
成する。この場合、保持部材の鍔71bは、円筒状部の
外方に溝部N1を有し、円周方向に少なくとも2個に分
割されて形成され、樹脂製永久磁石材61が溝部N1と
共に鍔71bの前後に亙り一体的に充填形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクター型電
動機の回転子に関し、特に磁性体材料を節減し、かつ高
精度なインダクター型電動機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインダクター型電動機の
回転子は、図4に示すものが知られている。固定子ケー
ス1の内部には複数の固定子巻線2が設けられており、
その内部には一対の軸受3によって回転可能に支持され
た回転子軸4が配置され、その回転子軸4に装着された
回転子5が設けられている。この回転子5は、複数の磁
極N、S極に着磁された円筒状磁性体6と、それを保持
するための例えば合成樹脂材料からなる保持部材7とか
ら構成され、該円筒状磁性体6は該保持部材7にインサ
ートモールド形成法で一体に形成されている。なお、参
照符号8は、回転子軸4に設けられた例えばスプライン
等の滑止め部材である。また、図4の回転子とは別に図
5に示すような構成の回転子も従来から知られている。
これは図5に示すように、2つの円筒状磁性体6A及び
6Bが、回転子位置決め部材9を介して保持部材7Aに
インサートモールド形成法により一体に形成される構成
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来型の回
転子は次のような問題点があった。 (1)図4に示すものでは、多相電動機では各相に対応
する磁極部以外にも高価なマグネット材料を必要とする
ので製品のコストダウンが困難となる。 (2)図5に示すものでは、磁性体部体積の減少によっ
てマグネット材料が節約されてはいるものの、2つの円
筒状磁性体6A及び6Bに分割されているため、両磁性
体の軸芯を高精度に整合させること、即ち高精度の同芯
度を得ることが困難である。 本発明は上記従来技術の課題(問題点)を解決するよう
にしたインダクター型電動機の回転子の提供を目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、まず、請求項1に記載のものでは、回転
子主体を構成し軸方向に連設される永久磁石材が、非磁
性体部材で形成された保持部材を介し、回転子軸に固着
保持されるインダクター型電動機の回転子において、上
記保持部材は、円筒状部と、その軸方向中央部に前記円
筒状部の外周面から外方に伸長する鍔を備え、この鍔の
前後が樹脂製永久磁石材により充填成形されて回転子を
形成している構成とした。この場合、上記保持部材の鍔
は、請求項2に記載のように、円筒状部の外方に溝部を
有し、円周方向に少なくとも2個に分割されて形成さ
れ、前記樹脂製永久磁石材が該溝部と共に前記鍔の前後
に亙り一体的に充填形成されることが望ましい。また、
上記保持部材の鍔は、請求項3に記載のように、前記回
転子の外周面を形成する円弧面より低い高さで形成さ
れ、前記樹脂製永久磁石材の中央部が薄い肉厚の連結部
で連結されるように前記鍔の前後に亙り一体的に充填形
成する構成としても良い。また、上記保持部材の鍔は、
請求項4に記載のように、前記円筒状部の外周面で軸方
向に連通孔を備え、前記樹脂製永久磁石材が前記連通孔
と共に前記鍔の前後に亙り該鍔を覆うように一体的に充
填形成する構成とすることもできる。また、前記保持部
材は、負荷と係合するための前記円筒状部と同軸をなす
負荷連結用の歯車が形成される構成とすることもでき
る。さらに、予め、インサート成形で回転子軸を一体的
に保持する保持部材に、永久磁石がアウトサート成形さ
れている構成とすることができる。また、樹脂成形によ
る永久磁石を一体的に保持する保持部材に、回転子軸が
圧入され嵌着されている構成とするようにしてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図1乃至図3を参照して説明する。図1乃至図3に
おいて、前述した従来型の電動機の回転子において示し
た部材と同一若しくは同等の部材には図4、図5と同一
の符号を付してその説明を省略する。 第1の実施の形態:図1(A)乃至(C)は本発明の第
1の実施の形態の回転子軸が嵌着されていない状態の回
転子5Aを示す。この回転子5Aは図1(A)乃至
(C)に示すように、非磁性体部材で形成された保持部
材71と樹脂製永久磁石材61とで構成される。そし
て、保持部材71は、円筒状部71aと、その軸方向中
央部に円筒状部71aの外周面から外方に伸長する鍔7
1bを備え、この鍔71bの前後が樹脂製永久磁石材6
1により充填成形されて回転子を形成している。なお、
71cは回転子軸(図示せず)を圧入し、嵌着するため
の孔である。なお、本実施例の場合では、鍔71bの外
周面に溝部N1が4個等間隔で配置、形成されている場
合を示し、この結果、鍔71bは円周方向に4個に分割
されて形成され、樹脂製永久磁石材61が溝部N1と共
に鍔71bの前後に亙り一体的に充填され、回転子が形
成されている例を示している。また、図1(A)、
(C)に示した61aは樹脂製永久磁石材61で形成さ
れた円筒状回転子を軸方向に連結する連結部、図1
(C)に示した61bは樹脂製永久磁石材61で形成さ
れた回転子の内周面である。
【0006】第2の実施の形態:図2(A)乃至(C)
は本発明の第2の実施の形態の回転子軸が嵌着されてい
ない状態の回転子5Bを示すものである。本実施の形態
では、保持部材72の鍔72bが、回転子の外周面を形
成する円弧面より低い高さで形成され、樹脂製永久磁石
材62が薄い肉厚の連結部62aで連結されるように鍔
72bの前後に亙り一体的に充填形成されている点に、
その構成上の特徴がある。なお、72aは保持部材72
の円筒状部である。また、上記のように保持部材72の
鍔72bが形成されることに伴い、樹脂製永久磁石材6
2は、図2(B)に示すように、その外周面の連結部6
2aで鍔72bを挟んだ軸方向前後の部分が連結され、
磁化対象の外領域を形成している。62bは樹脂製永久
磁石材62の内周面である。また、72cは回転子軸
(図示せず)を圧入し、嵌着するための孔である。
【0007】第3の実施の形態:図3(A)乃至(C)
は本発明の第3の実施の形態の回転子軸が嵌着されてい
ない状態の回転子5Cを示す.本実施の形態のもので
は、図3(A)乃至(C)に示すように、樹脂製永久磁
石材63は軸方向の略中央部に、鍔73bの下に形成さ
れた連結用の薄い肉厚の連結部63aが形成され、また
保持部材73が、負荷と係合するための円筒状部73a
と同軸をなす負荷連結用の歯車10を設けた構成となっ
ており、この歯車10により本発明の回転子5Cを備え
たインダクター型電動機が負荷(図示せず)に対して連
結され、所要のトルクを伝達可能にした構成を示してい
る。なお、63bは樹脂製永久磁石材63の内周面、7
3cは回転子軸(図示せず)を圧入し嵌着するための孔
である。上記の各実施の形態では、個別に説明しなかっ
たが、回転子全体の製作においては、予め、インサート
成形で回転子軸を一体的に保持する保持部材に、永久磁
石がアウトサート成形す構成とすればよい。又は、これ
に代え、樹脂成形による永久磁石を一体的に保持する保
持部材に、回転子軸が圧入保持されている構成とするよ
うにしてもよい。
【0008】以上の第1乃至第3の各実施の形態におい
て示したように形成した樹脂製永久磁石材と円筒状部と
鍔を有する保持部材により回転子を構成するようにした
から、本発明のインダクター型電動機の回転子は次のよ
うな特徴を有する。 従来の構成に比べ、磁性体の材料が節減されるから、
回転子の軽量化及びコストダウンが達成され得る。 円筒状磁性体が、従来例に見られるように2つの円筒
体から構成されず、単一体であるので、回転子軸又は軸
内径に対する回転子外径の同心度を改善することが可能
となる。この同芯度改善によって、高速回転時において
も回転ぶれ等を起こすことが防止され得る。 回転子とそれを保持するための保持部材との間の確実
な回り止め及び抜け止めが達成され得る。
【0009】
【発明の効果】本発明のインダクター型電動機の回転子
は、上記のように構成されるから、次のような優れた効
果を有する。 (1)従来の回転子構造に比べて、回転子材料を軽減す
ることができ、従ってコストダウンが達成され得る。 (2)従来の回転子構造に比べて、回転子軸又は軸内径
に対する回転子外径の同芯度を改善し、それによって高
速回転時の回転ぶれを防止することが可能となる。 (3)回転子とそれを保持するための保持部材との間の
確実な回り止め及び抜け止め効果が達成され得る。 (4)従って、廉価で精度に優れたインダクター型電動
機の回転子を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインダクター型電動機回転子の第
1の実施の形態を示す図で、同図(A)は外側面図、同
図(B)は同図(C)の線IB−IBに沿った縦断面図、
同図(C)は同図(B)の線IC−ICに沿った横断面図
である。
【図2】本発明に係るインダクター型電動機回転子の第
2の実施の形態を示す図で、同図(A)は上面図、同図
(B)は縦断側面図であり、同図(C)は、同図(B)
の線IIC−IICに沿った横断面図である。
【図3】本発明に係るインダクター型電動機回転子の第
3の実施の形態を示す図で、同図(A)は上面図、同図
(B)は、同図(C)の線IIIB−IIIBに沿った縦断側
面図、同図(C)は、同図(B)の線IIIC−IIICに沿
ったその横断面図である。
【図4】従来のインダクター型電動機回転子の構造を示
す縦断正面図である。
【図5】従来の他のインダクター型電動機回転子の構造
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
5A〜5C:回転子 10:連結用の歯車 61〜63:樹脂製永久磁石材 62a、63a:連結部 71〜73:保持部材 71a〜73a:円筒状部 71b〜73b:鍔 N1:溝部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子主体を構成し軸方向に連設される
    永久磁石材が、非磁性体部材で形成された保持部材を介
    し、回転子軸に固着保持されるインダクター型電動機の
    回転子において、 上記保持部材は、円筒状部と、その軸方向中央部に前記
    円筒状部の外周面から外方に伸長する鍔を備え、この鍔
    の前後が樹脂製永久磁石材により充填成形されて回転子
    を形成していることを特徴とするインダクター型電動機
    の回転子。
  2. 【請求項2】 上記保持部材の鍔は、円筒状部の外方に
    溝部を有し、円周方向に少なくとも2個に分割されて形
    成され、前記樹脂製永久磁石材が該溝部と共に前記鍔の
    前後に亙り一体的に充填形成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載のインダクター型電動機の回転子。
  3. 【請求項3】 上記保持部材の鍔は、前記回転子の外周
    面を形成する円弧面より低い高さで形成され、前記樹脂
    製永久磁石材の中央部が薄い肉厚の連結部で連結される
    ように前記鍔の前後に亙り一体的に充填形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のインダクター型電動
    機の回転子。
  4. 【請求項4】 上記保持部材の鍔は、前記円筒状部の外
    周面で軸方向に連通孔を備え、前記樹脂製永久磁石材が
    前記連通孔と共に前記鍔の前後に亙り該鍔を覆うように
    一体的に充填形成されていることを特徴とする請求項1
    に記載のインダクター型電動機の回転子。
  5. 【請求項5】 前記保持部材は、負荷と係合するための
    前記円筒状部と同軸をなす負荷連結用の歯車が形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載のインダクター型電動機の回転子。
  6. 【請求項6】 予め、インサート成形で回転子軸を一体
    的に保持する保持部材に、永久磁石がアウトサート成形
    されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか
    に記載のインダクター型電動機の回転子。
  7. 【請求項7】 樹脂成形による永久磁石を一体的に保持
    する保持部材に、回転子軸が圧入され嵌着されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のイン
    ダクター型電動機の回転子。
JP10177101A 1998-06-24 1998-06-24 インダクター型電動機の回転子 Pending JP2000014061A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017123711A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 ミネベアミツミ株式会社 ロータ及びそのロータを使用したモータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017123711A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 ミネベアミツミ株式会社 ロータ及びそのロータを使用したモータ

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