JP2000014054A - 非接触給電における電圧安定化方法 - Google Patents

非接触給電における電圧安定化方法

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JP2000014054A
JP2000014054A JP10181706A JP18170698A JP2000014054A JP 2000014054 A JP2000014054 A JP 2000014054A JP 10181706 A JP10181706 A JP 10181706A JP 18170698 A JP18170698 A JP 18170698A JP 2000014054 A JP2000014054 A JP 2000014054A
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JP
Japan
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load
voltage
power supply
circuit
transistor
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JP10181706A
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Harumasa Yamamoto
治正 山本
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2次回路の負荷が変動した場合においても負
荷への給電電圧を一定電圧以下に抑制して安定給電を行
えるようにした非接触給電における電圧安定化方法を提
供すること。 【解決手段】 電磁誘導を利用した高周波インバータで
1次給電線を励磁し、非接触で電力を2次側に伝達する
非接触給電方法において、負荷と並列に接続した放電抵
抗をスイッチングし、2次回路の負荷が変動した場合に
おいても負荷への給電電圧を一定電圧以下に抑制するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触給電におけ
る電圧安定化方法に関し、特に、2次回路の負荷が変動
した場合においても負荷への給電電圧を一定電圧以下に
抑制して安定給電を行えるようにした非接触給電におけ
る電圧安定化方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工場のクリーンルーム内で稼動す
る無人搬送車等の有軌道搬送設備において、給電を地上
側から給電する方法として、非接触給電方法がある。こ
の非接触給電は、1次側の給電線の損失、2次側の受電
コイルのコアの大きさ、達効率の制約からその周波数は
10KHz近辺の周波数が使用されている。従来の非接
触給電装置の一例としてその構成を図3に示し、その等
価的な回路を図4に示す。高周波電源1に接続された給
電線2は、電線固有の抵抗分、インダクタンス、及び表
皮効果による損失等を持つ。そして、この給電線2に対
し閉磁路を形成するように受電コイルのコア3を配置
し、コアには2次コイル4が巻かれている。
【0003】2次コイルと並列に共振コンデンサ5を接
統し、その両端の端子電圧を負荷6に供給する。これ
を、図4に示す等価回路図で見ると、高周波電源1で1
次インダクタンスL1、2次インダクタンスL2、相亙結
合Mのトランスを介し2次回路の共振コンデンサ5及び
負荷6を駆動する回路となる。したがって、L1<L2、
M<<1の条件下では、2次回路の共振は2次インダク
タンスL2と共振コンデンサ6の容量Cで決まる。い
ま、負荷6が変動した場合の高周波電源の周波数と給電
電圧の関係の例を図5に示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の非接
触給電方法においては、図5に示すように負荷の大小に
より給電電圧は3倍以上に変動する。負荷が大きい場合
の電圧は回路のインピーダンスで決まり、給電線やコイ
ルの巻線の長さや太さ、電線の種類で決まるため、設計
条件により制御可能であるが、無負荷あるいは微少負荷
の場合に生じる電圧はコンデンサの素子の特性のばらつ
きや温度等の要因により変化し、制御困難である。この
ため、負荷が小さく給電電圧が高い場合にも対応できる
よう回路設計をしなければならず、コンデンサやトラン
ジスタ等の回路素子の耐電圧を高くし、電圧変動範囲も
大きく許容する2次回路の設計が求められるという問題
があった。
【0005】また、2次回路に磁気飽和特性を利用し給
電電圧が高くなったときに磁気飽和し、インダクタンス
を減少させる可飽和リアクトルを共振コンデンサと並列
に挿入し、回路電圧を抑制する方法を採用することもで
きるが、この方法においても可飽和リアクトルに使用す
るコアの温度特性により発生電圧の上限を正確に一定電
圧に抑制することは困難であるという問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の非接触給電方法の有
する問題点を解決し、2次回路の負荷が変動した場合に
おいても負荷への給電電圧を一定電圧以下に抑制して安
定給電を行えるようにした非接触給電における電圧安定
化方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の非接触給電における電圧安定化方法は、電
磁誘導を利用した高周波インバータで1次給電線を励磁
し、非接触で電力を2次側に伝達する非接触給電方法に
おいて、負荷と並列に接続した放電抵抗をスイッチング
し、2次回路の負荷が変動した場合においても負荷への
給電電圧を一定電圧以下に抑制するようにしたことを特
徴とする。
【0008】上記の構成からなる本発明の非接触給電に
おける電圧安定化方法においては、負荷変動に関係なく
常に一定電圧を負荷側へ供給するようにしているので、
従来のように2次回路に共振を使用した場合に、負荷の
変動に伴って負荷に供給する電圧が変動し、この電圧の
変動が、無負荷の場合にも電圧が最大になることもな
く、負荷に供給する電圧が一定電圧以下に抑制され、こ
のため、負荷に使用する機器、部品に過大な電圧が印加
されて破損したりするのを未然に防止することができ、
また負荷に使用する機器、部品の耐電圧を高くする必要
もなく、機器の小形化、コストの低減を図ることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の非接触給電におけ
る電圧安定化方法の実施の形態を図面に基づいて説明す
る。
【0010】図1に、本発明の非接触給電における電圧
の安定化を図る電圧抑制回路図を示す。図1において、
,は入力端子で、この入力端子,間に、整流ダ
イオードD1〜D4より構成される全波整流回路を接続
し、この全波整流回路で高周波電流を整流し、かつ全波
整流回路に接続した平滑コンデンサC1で平滑して共振
コンデンサが並列に接続された2次コイルの出力を接続
する。また、,は給電端子で、負荷へ給電する。
【0011】平滑コンデンサC1には、トランジスタQ
1、ツェナーダイオードDZ1、抵抗R1、コンデンサC
2,C3からなる電圧安定化電源回路を接続し、この電圧
安定化電源回路より演算増幅器U1の回路の電源を供給
する。電圧安定化電源回路の抵抗R1は、ツェナーダイ
オードDZ1の逆方向の電流を規制するように接続さ
れ、出力電圧範囲の上限をEo、端子,間に印加さ
れる最大電圧をEi(max)、ツェナー電圧(逆方向
降伏電圧)Vz、最大ツェナ一電流Iz(max)とす
ると、この抵抗R1は、 R1=Ei(max)/Iz(max) となる。また、コンデンサC3の端子電圧はツェナー電
圧Vzになる。
【0012】演算増幅器U1はコンパレータとして機能
し、反転入力端子(−)と非反転入力端子(+)の電位
を比較し、反転入カ端子(−)が非反転入力端子(+)
より低い場合に出力がほぼゼロとなりトランジスタQ2
を導通させる。反転入カ端子の電圧E(−)は、 E(−)=Ei・R3/(R2+R3) ここで、Eiは入力端子,間の電圧(共振回路の出
力電圧)を示す。また、非反転入力端子の電圧E(+)
は、 E(+)=Vz・R5/(R4+R5) となる。
【0013】トランジスタQ2によってパワートランジ
スタQ3を導通させ、放電抵抗R9で給電の2次コイルか
らみた負荷を増加させる。インダクタンスL1、コンデ
ンサC4により、放電回路で脈動する電圧を再度平滑す
る平滑回路を構成し、その平滑出力を負荷に供給する。
【0014】入力電圧Eiが、式(1)の範囲では、無
負荷時の出力電圧Eoは、 Eo=Ei になる。
【0015】
【式1】
【0016】共振回路の出力電圧は無負荷時が最も高
く、無負荷あるいは微少負荷時に放電抵抗R9で電圧を
抑制し、トランジスタQ3のオン・オフの比率を変化さ
せ平均出力電圧を一定に保持する。なお、図2は、入力
電圧Ei、出力電圧Eo及びトランジスタQ3のゲート
電圧の過渡的な状態を示す。
【0017】
【発明の効果】本発明の非接触給電における電圧安定化
方法によれば、負荷変動に関係なく常に一定電圧を負荷
側へ供給するようにしているので、従来のように2次回
路に共振を使用した場合に、負荷の変動に伴って負荷に
供給する電圧が変動し、この電圧の変動が、無負荷の場
合にも電圧が最大になることもなく、負荷に供給する電
圧が一定電圧以下に抑制され、このため、負荷に使用す
る機器、部品に過大な電圧が印加されて破損したりする
のを未然に防止することができ、また負荷に使用する機
器、部品の耐電圧を高くする必要もなく、機器の小形
化、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触給電における電圧安定化方法の
実施の形態を示す電圧制御回路図である。
【図2】本発明による入力電圧、出力電圧及びトランジ
スタQ3のゲート電圧の過渡的な状態を示すグラフ図で
ある。
【図3】従来の非接触給電装置の構成図である。
【図4】同等価回路図である。
【図5】高周波電源の周波数と給電電圧の関係を示すグ
ラフ図である。
【符号の説明】 , 入力端子 , 給電端子 D1〜D4 整流ダイオード C1 平滑コンデンサ Q1〜Q3 トランジスタ DZ1 ツェナーダイオード R1〜R9 抵抗 C2〜C4 コンデンサ U1 演算増幅器 L1 インダクタンス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁誘導を利用した高周波インバータで
    1次給電線を励磁し、非接触で電力を2次側に伝達する
    非接触給電方法において、負荷と並列に接続した放電抵
    抗をスイッチングし、2次回路の負荷が変動した場合に
    おいても負荷への給電電圧を一定電圧以下に抑制するよ
    うにしたことを特徴とする非接触給電における電圧安定
    化方法。
JP10181706A 1998-06-29 1998-06-29 非接触給電における電圧安定化方法 Pending JP2000014054A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008263779A (ja) * 2003-06-13 2008-10-30 Seiko Epson Corp 非接触電力伝送装置
JP2017208876A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 セイコーインスツル株式会社 電子機器、及び無線給電システム
JP2019022445A (ja) * 2018-10-24 2019-02-07 株式会社Soken 非接触給電装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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