JP2000013897A - 介護用補聴器 - Google Patents

介護用補聴器

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JP2000013897A
JP2000013897A JP10177388A JP17738898A JP2000013897A JP 2000013897 A JP2000013897 A JP 2000013897A JP 10177388 A JP10177388 A JP 10177388A JP 17738898 A JP17738898 A JP 17738898A JP 2000013897 A JP2000013897 A JP 2000013897A
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Yoshinori Takada
佳範 高田
Kenji Nakaichi
健志 中市
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Rion Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/04Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception comprising pocket amplifiers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 老人や病人などの要介護者及び介護者にとっ
て使用しやすい介護用補聴器を提供する。 【解決手段】 介護用補聴器は補聴器本体ケース1の形
状を全体が扁平なボックス状をなし、その略半分を把持
部1aとし、残りの部分を操作部1bとし、操作部1b
の正面部にはマイクロホン音孔4と音量調整用摘み5を
設け、音量調整用摘み5については長手方向の寸法が、
操作部の正面の幅の1/2以上とし、操作性を向上して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は従来の携帯用補聴器
とは全くコンセプトの異なる介護用補聴器に関する。
【0002】
【従来の技術】補聴器のタイプを大別すると、マイクロ
ホンや音量調整機構を組み込んだケースを耳に掛ける耳
掛け型、マイクロホンや音量調整機構をカプセル内に収
納し、このカプセルを耳穴内に挿入するようにした挿耳
型、胸ポケットに収まる大きさのボックス状ケース内に
マイクロホンや音量調整機構を組み込んだ箱型がある。
【0003】本発明に係る介護用補聴器は上記した各タ
イプの補聴器とはその外観及び使用形態において異なる
ものであるが、箱型補聴器に近いと思われるので、従来
の箱型補聴器を図7に基づいて説明する。従来の箱型補
聴器は、胸ポケットに入る寸法の薄型ケース100内に
各種機能部材を組み込むとともに、胸ポケットに入れた
場合に胸ポケットから露出、若しくは操作しやすい位置
にくる上端面101に、電源スイッチ102、外部音声
を取り込むためのマイクロホン音孔103及び音量調整
用ダイヤル104を設け、一側面に音質切り替えスイッ
チ105、密閉型イヤホン用のレセプタクル106及び
テレビやラジオの音声を聞くための外部入力用のレセプ
タクル107を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した箱型補聴器を
老人やベッドで寝ている時間の長い病人が使用する場
合、以下に挙げる不都合がある。尚、老人や病人を介護
する介護者も高齢の場合が多く、介護者自身が使用する
場合にも同様の問題がある。
【0005】先ず、従来の箱型補聴器にあっては、電源
スイッチ102や音量調整用ダイヤル104を設けてい
る面が胸ポケットに入れた場合に胸ポケットから覗く上
端面101であるため、極めてその面積は小さく、勢い
電源スイッチ102や音量調整用ダイヤル104も小さ
くならざるを得ず、老人や病人にとって極めて操作しづ
らいものとなっている。いわんや、耳掛け型補聴器や挿
耳型補聴器は、更に小型であり、より以上に操作のしづ
らいものであった。
【0006】また、介護者が老人や病人に話しかける場
合、補聴器のない場合には老人や病人の耳元に介護者の
口を近づけて話さなければならず、逆に老人や病人の話
を介護者が聞く場合には老人や病人の口もとに介護者の
耳を近づけて聞かなければならず、このため無理な姿勢
を取る必要が生じ、介護者、老人および病人の大きな負
担になっている。
【0007】従来の箱型補聴器で上記の不利を解消しよ
うとしても、補聴器本体が小さいため、手で持って自分
の口もとや相手の口もとにマイクロホンの音孔を向ける
ことがむづかしく、ましてや手先の運動機能の低下した
老人にとって、音量の調整などは殆ど不可能と思われ
る。
【0008】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、老人や病
人などの要介護者及び介護者にとって使用しやすい介護
用補聴器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明に係る介護用補聴器は、全体が扁平で長尺なボック
ス状をなし、その略半分を把持部とし、残りの部分を操
作部とし、この操作部の正面部には音量調整用摘みが設
けられ、またこの音量調整用摘みよりも先端側にはマイ
クロホン音孔が設けられ、更に前記音量調整用摘みの寸
法は操作部の正面の幅の1/2以上とした。音量調整用
摘みの形状としては、棒状、ダイヤル状等任意であり、
また、音量調整用摘みの動作としては回動式の他にプッ
シュ式などでもよい。このような構成とすることで、老
人や病人などの要介護者及び介護者にとって扱いやすく
なる。
【0010】また、マイクロホン音孔を操作部の先端部
近傍に設けるようにすれば、要介護者及び介護者の一方
が把持部を握って、相手の口もとにマイクロホンの音孔
を向けるのが容易になる。
【0011】また、前記音量調整用摘みによる音量調整
を不連続的な複数のレベルに調整可能にしてもよい。こ
のような構成とすることで、老人などには音量の大きさ
を区切りをもって感知させることができ、便利である。
また、本願の如く音量調整用摘みを大きなものとし、且
つ正面に全体を露出させると、使い勝手は向上するが、
他の物に当って不用意に回動するおそれもあるが、上記
のように不連続にしてある程度の力が作用したときにク
リック感をもって回動するようにしておけば、不用意に
回動することも抑制できる。
【0012】また、前記音量調整用摘みによるレベル位
置に対応して突起を設けるようにしてもよい。このよう
な構成にすることで、視覚に障害がある者でも、またベ
ッドの中などの暗い場所でも容易に操作ができる。
【0013】更に、前記音量調整用摘みの色を、補聴器
本体の色と異なる色に着色することが可能である。この
ような構成とすることで、視覚的にも音量調整用摘みの
位置を確認することができ、老人や病人などの要介護者
及び介護者にとって更に使用しやすくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る介護用補
聴器を把持している状態を示す図、図2は本発明に係る
介護用補聴器の正面側を示す斜視図、図3は本発明に係
る介護用補聴器の裏面側を示す斜視図、図4は本発明に
係る介護用補聴器の正面図である。
【0015】介護用補聴器は、補聴器本体ケース1の形
状全体を扁平で長尺なボックス状とし、その略半分(図
では下半分)を把持部1aとし、残りの部分を操作部1
b(図では上半分)としている。
【0016】把持部1aについてはその下縁部の形状は
全体に丸みを持たせ、片手で握った場合に角が手のひら
に当たって痛くないようにし、また、把持部1aの下部
中央には壁に掛ける場合等に使用する貫通穴2が形成さ
れている。この貫通穴2に紐を通して首に吊るすことも
できる。
【0017】また、把持部1aと操作部1bの境界付近
には、電源スイッチ3を設けている。この電源スイッチ
3については、補聴器本体ケース1の側面に設けてもよ
い。
【0018】また、操作部1bの正面部にはマイクロホ
ン音孔4と音量調整用摘み5を設けている。マイクロホ
ン音孔4については円孔とせずスリット状とし、補聴器
本体ケース1の正面から上端面にかけて形成してもよ
い。音量調整用摘み5については長手方向の寸法が、操
作部の正面の幅の1/2以上とし、操作性を向上してい
る。
【0019】尚、音量調整用摘み5の形状については、
前記したようにダイヤル状、四角いボタン状等任意であ
るが、ダイヤル状の場合は直径が操作部の正面の幅の1
/2以上となるようにし、プッシュ式の四角いボタン状
の場合には長辺が操作部の正面の幅の1/2以上となる
ようにする。
【0020】また、前記音量調整用摘み5の色を補聴器
本体ケース1と異なる色にすることで、操作性を向上す
るようにしてもよい。
【0021】また、音量調整用摘み5が回動する部分に
沿って、音量レベルを示す突起6を複数設けている。こ
れら突起6…は音量レベルに応じてその大きさが順次大
きくなるようにしている。
【0022】一方、補聴器本体ケース1の側面には、音
質切り替えスイッチ7、密閉型イヤホン用のレセプタク
ル8及び開放型イヤホン用のレセプタクル9を設け、更
に補聴器本体ケース1の裏面にはゴム(樹脂)等からな
る振動吸収用突起10を設けている。また、図3におい
て、4個の振動吸収用突起10が設けられているが、略
裏面全域に亘って振動吸収用部材を設けてもよいことは
勿論である。尚、図中11はテレビやラジオの音声を聞
くための外部入力用のレセプタクルである。
【0023】図5及び図6は別実施例を示す図4と同様
の図であり、このうち、図5に示す実施例にあっては、
操作部1bの幅寸法を更に拡大し、図6に示す実施例に
あっては、操作部1bの形状を扇状にしている。このよ
うに、操作部の幅寸法を大きくすることで、操作部に設
ける音量調整用摘み5の寸法も更に大きくなり、操作性
が更に向上する。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る介護
用補聴器によれば、全体を扁平で長尺なボックス状とし
ているため、把持ししやすいものとなっている。また操
作部の正面部に大きな寸法(操作部の正面の幅の半分以
上)の音量調整用摘みを設けたので、手先の運動機能が
低下した老人でも容易に操作でき、視覚的にも音量位置
がが把握しやすくなる。
【0025】また、マイクロホン音孔を操作部の先端部
近傍に設けるようにすれば、要介護者及び介護者の一方
が把持部を握って、相手の口もとにマイクロホンの音孔
を向けるのが容易になる。
【0026】また、音量調整用摘みによる音量調整を不
連続的な複数のレベルに調整可能とすることで、老人な
どには音量の大きさを区切りをもって感知させることが
でき、便利である。
【0027】また、前記音量調整用摘みによるレベル位
置に対応して突起を設けることで、視覚に障害がある者
でも、またベッドの中などの暗い場所でも容易に操作が
できる。
【0028】更に、音量調整用摘みの色を、補聴器本体
の色と異なる色に着色することが可能である。このよう
な構成とすることで、視覚的にも音量調整用摘みの位置
を確認することができ、老人や病人などの要介護者及び
介護者にとって更に使用しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護用補聴器を把持している状態
を示す図
【図2】本発明に係る介護用補聴器の正面側を示す斜視
【図3】本発明に係る介護用補聴器の裏面側を示す斜視
【図4】本発明に係る介護用補聴器の正面図
【図5】別実施例を示す図4と同様の図
【図6】別実施例を示す図4と同様の図
【図7】従来の携帯用補聴器の斜視図
【符号の説明】
1…補聴器本体ケース、1a…把持部、1b…操作部、
2…貫通穴、3…電源スイッチ、4…マイクロホン音
孔、5…音量調整用摘み、6…音量レベルを示す突起、
7…音質切り替えスイッチ、8…密閉型イヤホン用のレ
セプタクル、9…開放型イヤホン用のレセプタクル、1
0…振動吸収用突起、11…外部入力用レセプタクル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体が扁平で長尺なボックス状をなし、
    その略半分を把持部とし、残りの部分を操作部とし、こ
    の操作部の正面部には音量調整用摘みが設けられ、また
    この音量調整用摘みよりも先端側にはマイクロホン音孔
    が設けられ、更に前記音量調整用摘みの寸法は操作部の
    正面の幅の1/2以上としたことを特徴とする介護用補
    聴器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の介護用補聴器におい
    て、前記マイクロホン音孔は操作部の先端部近傍に設け
    られていることを特徴とする介護用補聴器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の介護用補聴器におい
    て、前記音量調整用摘みによる音量調整は不連続的な複
    数のレベルに調整可能とされていることを特徴とする介
    護用補聴器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の介護用補聴器におい
    て、前記音量調整用摘みによるレベル位置に対応して突
    起が設けられていることを特徴とする介護用補聴器。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の介護用
    補聴器において、前記音量調整用摘みは補聴器本体の色
    と異なる色に着色されていることを特徴とする介護用補
    聴器。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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CN112416287A (zh) * 2019-08-22 2021-02-26 索诺瓦公司 控制听力设备的音量动态
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