JP3150609U - ベルト付き松葉杖 - Google Patents

Abstract

【課題】杖から手を離しても杖が倒れないようにしたベルト付き松葉杖を提供する。【解決手段】１対の松葉杖本体１をベルトの長さを調整する調整器具３を有するベルト２で結び、ベルトの先端を杖に固定する接続部分４を前に向けて、ベルト２を首にかけて使用することで、杖から手を離しても杖が倒れないようにする。これにより、扉を開けたり、ポケットや鞄から物を出したりする場合に従来より自由に手を使うことができ、松葉杖使用者の日常生活における制限を軽減できる。【選択図】図１

Description

本考案は、２本の杖をベルトで結んだ、松葉杖に関するものである。

松葉杖を使用中に、扉を開けたり、ポケットや鞄からものを出したりと、手を使用する場合には、片手または両手を杖から離さなければず、その際に杖が倒れることがあった。また、杖が倒れないようにするためには、不安定な体勢をとらなければならなかった。

常に松葉杖が倒れないように両手で掴んでいなければならない状況は、松葉杖使用者の日常生活にとって、たいへん不便である。また、松葉杖を使用する人は足に何らかの障害を持つ人が多く、過って杖を倒してしまうと、拾うのがたいへん困難である。従って杖から手を離しても、杖が倒れないようにして、前途の課題を解決しようとするものである。

本考案は、一対の松葉杖をベルトで結んで使用することで、杖から手を離す、あるいは過って杖から手が離れた場合でも、杖が倒れるのを防止し、問題を解決するものである。

上述の様に、本考案のベルト付き松葉杖は、手を離しても杖が倒れることがないので、扉を開けたり、ポケットや鞄からものを出したりといった場合に従来より自由に手を使うことができ、松葉杖使用者の日常生活における制限を軽減できる。

ベルトは柔らかくて伸縮性が少なく切れにくい素材を使用し、調整器具で長さの調節を可能にする。杖のベルト接続部分を前に向けて、ベルトを肩ごしに首の後ろにまわした状態で、松葉杖を使って歩いても支障のない程度の長さにベルトを調整して使用する。杖から手を離す場合は、杖が首からぶら下がった状態にする。このときベルトが長過ぎると、杖を握り直す際に届かない場合があるので、ベルトの調整は長過ぎないように気をつける。

以下、添付図面に従って一実施例を説明する。１は松葉杖の本体、２は杖同士を結ぶベルト、３はベルトの長さを調整する調整器具、４はベルトの先端を杖に固定する接続部分である。

本考案の一実施例は上記の如き構成からなるものである。使用に際しては、杖のベルト接続部分を前に向けて、ベルトを肩ごしに首の後ろにまわす。松葉杖を握って使用している場合は、ベルトは若干のたるみがある状況になり、歩行に支障はない。片手あるいは両手を杖から離した場合は、手を離した側の杖は首からぶら下がった状態になり、倒れることはない。

本考案のベルト付き松葉杖の一実施例を示す正面図であり、松葉杖を握っている状態を表わしている。 松葉杖を握っている状態の側面図である。 松葉杖から手を離した状態の正面図である。 松葉杖から手を離した状態の側面図である。

１ 松葉杖本体
２ ベルト
３ ベルトの長さを調整する調整器具
４ ベルトの先端を杖に固定する接続部分

Claims (1)

1. 杖から手を離しても杖が倒れないように、杖同士をベルトで結んだことを特徴とする松葉杖。

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