JP2000013820A - ホワイトバランス測定装置 - Google Patents

ホワイトバランス測定装置

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JP2000013820A
JP2000013820A JP10179241A JP17924198A JP2000013820A JP 2000013820 A JP2000013820 A JP 2000013820A JP 10179241 A JP10179241 A JP 10179241A JP 17924198 A JP17924198 A JP 17924198A JP 2000013820 A JP2000013820 A JP 2000013820A
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blue
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JP10179241A
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Hisashi Yamagata
久之 山方
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Sony Corp
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像装置で被測定表示装置に表示される映像
を撮像し、被測定表示装置のホワイトバランスを正確に
測定できるホワイトバランス測定装置を提供する。 【解決手段】 撮像装置3は、被測定表示装置1に表示
される映像を撮像して色信号を出力する。標準測定装置
5は、被測定表示装置1に表示される映像から色信号を
測定する。計算装置7は、被測定表示装置1に赤信号,
緑信号,青信号が入力されたときのそれぞれのクロスト
ーク比を計算し、この計算されたクロストーク比と被測
定表示装置1に白信号が入力されたときの標準測定装置
5が出力する色信号を用いて、被測定表示装置1に白信
号が入力されたときに、撮像装置3が出力する色信号に
含まれるクロストークを除去し、被測定表示装置1に表
示される映像の色信号を計算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイの色
度及び輝度を測定し、測定して得られたデータを校正す
ることにより、正確な色度及び輝度を得ることができる
ホワイトバランス測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビジョンの生産ラインで
は、テレビジョンのディスプレイが基準白色に発光して
いるか否かを測定し、測定結果に応じて、赤色信号(以
下、Rという。),緑色信号(以下、Gという。)及び
青色信号(以下、Bという。)のレベルを調整し、ディ
スプレイが所定のホワイトバランスで発光するように調
整している。
【0003】従来、この種のホワイトバランス測定技術
には、フォトセンサを内蔵した小さなピックアップをデ
ィスプレイに密着させ、ディスプレイの一部の発光レベ
ルを測定する技術(以下、従来技術1という。)や、デ
ィスプレイに表示される映像の輝度情報を、撮像装置を
通して画像処理装置で収集して測定する技術(以下、従
来技術2という。)等が用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来技術では、次のような問題があった。
【0005】従来技術1を用いた場合は、測定できる範
囲が限られており、多点を測定するには、センサを測定
ポイントごとに移動させるので時間がかかる。また、同
時に測定する時は、複数のセンサが必要になり費用もか
かる。一方、複数のセンサを使用する時は、センサ間の
調整が必要になり、装置が複雑になる。
【0006】また、従来技術2を用いた場合は、撮像装
置のR,G,B出力間のクロストークにより本来の測定値
が得られないため、輝度を正確に測定するのは困難であ
り、かつ、ディスプレイの蛍光体色度まで考慮して校正
されていないため、色度も正確に測定するのは困難であ
る。
【0007】そこで、本発明は、このような実情を鑑み
てなされたものであり、撮像装置で被測定表示装置に表
示される映像を撮像し、被測定表示装置のホワイトバラ
ンスを正確に測定できるホワイトバランス測定装置を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係るホワイトバランス測定装置は、被測
定表示装置に表示される映像を撮像して色信号を出力す
る撮像手段と、上記被測定表示装置に表示される映像か
ら色信号を測定する標準測定手段と、上記被測定表示装
置に赤信号が入力されたときの上記撮像手段の赤色信号
出力に対する緑色信号出力,青色信号出力とのクロスト
ーク比と、上記被測定表示装置に緑信号が入力されたと
きの上記撮像手段の緑色信号出力に対する赤色信号出
力,青色信号出力とのクロストーク比と、上記被測定表
示装置に青信号が入力されたときの上記撮像手段の青色
信号出力に対する赤色信号出力,緑色信号出力とのクロ
ストーク比とを計算するクロストーク比計算手段と、上
記被測定表示装置に白信号が入力されたときの標準測定
手段が出力する色信号と上記クロストーク比計算手段が
計算したクロストーク比を用いて、被測定表示装置に白
信号が入力されたときに、上記撮像手段が出力する色信
号に含まれるクロストークを除去し、上記被測定表示装
置に表示される映像の色信号を計算する色信号計算手段
とを備えることを特徴とする。
【0009】従って、本発明に係るホワイトバランス測
定装置によれば、被測定表示装置に赤信号が入力された
ときの撮像装置の赤色信号出力に対する緑色信号出力,
青色信号出力とのクロストーク比と、被測定表示装置に
緑信号が入力されたときの撮像装置の緑色信号出力に対
する赤色信号出力,青色信号出力とのクロストーク比
と、被測定表示装置に青信号が入力されたときの撮像装
置の青色信号出力に対する赤色信号出力,緑色信号出力
とのクロストーク比と、被測定表示装置に白信号が入力
されたときの標準測定装置が出力する色信号とを求め、
これらを用いて、撮像装置が出力する色信号に含まれる
クロストークを除去するので、正確なホワイトバランス
を測定することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0011】本発明の実施の形態であるホワイトバラン
ス測定装置を図1に示す。
【0012】ホワイトバランス測定装置は、被測定表示
装置1のホワイトバランスを測定するものであり、この
図1に示すように、被測定表示装置1に白信号(以下、
ホワイトバランス測定用信号という。)等を供給し、撮
像装置3に撮像装置制御信号を供給する測定信号発生装
置2と、被測定表示装置1に表示される映像を撮像して
赤色信号(以下、Rという。),緑色信号(以下、Gと
いう。)及び青色信号(以下、Bという。)からなる撮
像信号を出力する撮像装置3とを備えている。
【0013】また、ホワイトバランス測定装置は、撮像
装置3から撮像信号が供給される画像処理装置4と、画
像処理装置4から画像処理がされた撮像信号が供給され
る計算装置7と、計算装置7から計算がされた撮像信号
が供給される表示装置8と、被測定表示装置1に表示さ
れる映像の色信号を測定した結果得られる色信号を計算
装置7に供給する標準測定装置5と、被測定表示装置1
に対する外光による写り込みを防ぐ遮光ユニット6とを
備えている。
【0014】被測定表示装置1は、例えば生産ラインを
経て完成されたテレビジョン受像機に相当するものであ
り、出荷の前に予め基準白色を発光することができるか
否かを測定される。具体的には、被測定表示装置1は、
測定信号発生装置2からホワイトバランス測定用信号が
供給され、このホワイトバランス測定用信号に基づい
て、白色画面を表示する。
【0015】測定信号発生装置2は、図2に示すよう
に、信号発生回路21と制御回路22とを備えている。
信号発生回路21は、制御回路22の制御によりホワイ
トバランス測定用信号やその他のR,G等を発生し、こ
のホワイトバランス測定用信号等を被測定表示装置1に
供給する。制御回路22は、信号発生回路21を制御す
る他、撮像装置制御信号を撮像装置3に供給する。
【0016】撮像装置3は、光学系31とCCDイメー
ジセンサ32と制御回路33とを備え、被測定表示装置
1の画面を撮影する。ここで、撮像装置3は、光学系3
1の光軸と被測定表示装置1の画面の中心が一致し、側
面から見ても水平であるように設置される。また、撮像
装置3は、表示装置8に表示された画面の枠内に被測定
表示装置1の画面を撮像した映像が入るように、位置合
わせがされる。
【0017】光学系31のレンズの絞りは、撮像信号値
が飽和しないように設定される。光学系31のレンズの
焦点リングは、ジャストフォーカスにすると干渉縞が発
生し測定に影響が出るため、干渉縞が発生しないように
ジャストフォーカスから少しずらした位置に調整され
る。
【0018】光学系31は、レンズその他の光学部品で
なり、被測定表示装置1に表示された光を、CCDイメ
ージセンサ32上に結像させる。CCDイメージセンサ
32は、この結像された光に対応する電荷を発生させ、
すなわち光学系31からの光を光電変換し、この光電変
換された信号を制御回路33に供給する。制御回路33
は、CCDイメージセンサ32から供給された信号に所
定の処理を施し、これを撮像信号として画像処理装置4
に供給する。
【0019】画像処理装置4は、アナログ/ディジタル
(以下、A/Dという。)変換器41等を備えている。
A/D変換器41は、撮像装置3からの撮像信号をA/
D変換し、このA/D変換した撮像信号を計算装置7に
供給している。
【0020】標準測定装置5は、被測定表示装置1の画
面の輝度と色度とを測定するセンサ部51と、センサ部
51から供給されたデータをA/D変換するA/D変換
器52aを内蔵した標準測定装置本体5とを備えてい
る。センサ部51は、フォトセンサを内蔵したセンサ5
1aと遮光フード51bとを備えている。
【0021】センサ51aは、被測定表示装置1の画面
を測定して得られた輝度と色度とのデータを、A/D変
換器52aに供給する。遮光フード51bは、目標とす
る測定領域のみの輝度と色度とを精度良く測定し、これ
以外の領域からの輝度と色度とによる写り込みを防ぐた
めに、センサ51aの周りを囲むように設けられたもの
である。
【0022】A/D変換器52aは、センサ51aから
供給された輝度と色度とのデータをA/D変換し、これ
を計算装置7に供給する。
【0023】遮光ユニット6は、被測定表示装置1の周
りを囲っているものであり、被測定表示装置1の画面に
対する外光による写り込みを防ぐために設けられてい
る。
【0024】計算装置7は、CPU71とROM72と
RAM73とインターフェイス(以下、I/Fとい
う。)74とを備えている。また、計算装置7は、画像
処理装置4からのA/D変換した色信号と標準測定装置
5からのA/D変換した色信号とが供給される。計算装
置7は、後述するグラフィックソフトウェアを用いて、
撮像装置のR,G,B出力間のクロストークを除去した輝
度と色度を得る。
【0025】CPU71は、ROM72に記憶されたシ
ステムプログラムや、RAM73に記憶されたアプリケ
ーションプログラム(グラフィックソフトウェア)に基
づいて、被測定表示装置1のホワイトバランス測定処理
等を行う。RAM73は、CPU71の動作上必要なデ
ータも記憶する。I/F74は、CPU71に代わっ
て、外部(例えば、画像処理装置4や表示装置8等)と
の入出力を管理する。
【0026】CPU71は、以下の手順により、グラフ
ィックソフトウェアを用いて、撮像装置のR,G,B出力
間のクロストークを除去した輝度と色度を求める。
【0027】先ず、CPU71は、以下のようにして、
撮像装置のR,G,B出力間のクロストークを除去した
R,G,Bのそれぞれの輝度Ir,Ig,Ibを求めること
ができる。
【0028】測定信号発生器2は、被測定表示装置1に
赤色信号を供給する。このときに、撮像装置3は、被測
定表示装置1に表示される映像を撮像して、撮像信号で
ある色信号を得る。この得られた色信号の信号レベルの
赤色信号,緑色信号,青色信号の出力をそれぞれRr,G
r,Brとし、赤色信号出力に対する緑色信号出力のク
ロストーク比,青色信号出力のクロストーク比をそれぞ
れct_g_r,ct_b_rとすると、ct_g_r
とct_b_rは、次式(1)で表すことができる。
【0029】 ct_g_r=Gr/Rr、 ct_b_r=Br/Rr ・・・(1) CPU71は、この式(1)を計算し、この計算結果を
RAM73に記憶させる。
【0030】また、測定信号発生装置2は、被測定表示
装置1に緑色信号を供給する。このときに、撮像装置3
は、被測定表示装置1に表示される映像を撮像して、撮
像信号である色信号を得る。この得られた色信号の信号
レベルの赤色信号,緑色信号,青色信号の出力をそれぞれ
Rg,Gg,Bgとし、緑色信号出力に対する赤色信号出
力のクロストーク比,青色信号出力のクロストーク比を
それぞれct_r_g,ct_b_gとすると、ct_
r_gとct_b_gは、次式(2)で表すことができ
る。
【0031】 ct_r_g=Rg/Gg、 ct_b_g=Bg/Gg ・・・(2) CPU71は、この式(2)を計算し、この計算結果を
RAM73に記憶させる。
【0032】さらに、測定信号発生装置2は、被測定表
示装置1に青色信号を供給する。このときに、撮像装置
3は、被測定表示装置1に表示される映像を撮像して、
撮像信号である色信号を得る。この得られた色信号の信
号レベルの赤色信号,緑色信号,青色信号の出力をそれ
ぞれRb,Gb,Bbとし、青色信号出力に対する赤色信
号出力のクロストーク比,緑色信号出力のクロストーク
比をそれぞれct_r_b,ct_g_bとすると、c
t_r_bとct_g_bは、次式(3)で表すことが
できる。
【0033】 ct_r_b=Rb/Bb、 ct_g_b=Gb/Bb ・・・(3) CPU71は、この式(3)を計算し、この計算結果を
RAM73に記憶させる。
【0034】さらにまた、測定信号発生装置2は、被測
定表示装置1にホワイトバランスを測定するための白色
信号を供給する。このときに、撮像装置3は、被測定表
示装置1に表示される映像を撮像して、撮像信号である
色信号を得る。この得られた色信号の信号レベルの赤色
信号,緑色信号,青色信号の出力をそれぞれRe,Ge,B
e、クロストークを除去した赤色信号,緑色信号,青色信
号の輝度をIr,Ig,Ib、基準輝度値に対する補正係
数をKr,Kg,Kbとすると、Ir,Ig,Ibは、次式
(4)で表すことができる。
【0035】
【数6】
【0036】ここで、標準測定器7は、輝度と色度が規
定された被測定表示装置1の輝度と色度を測定する。標
準測定器7は、この得られた測定値が規定値と同じにな
るように校正される。
【0037】そして、測定信号発生装置2は、被測定表
示装置1に白色信号を供給する。このときに、撮像装置
3は、被測定表示装置1に表示される映像を撮像して、
撮像信号である色信号を得る。この得られた色信号の信
号レベルの赤色信号,緑色信号,青色信号の出力をそれぞ
れRe,Ge,Be、標準測定装置5で測定した輝度をY
ref,色度xをrefx,色度yをrefyとすると、
Kr,Kg,Kbは、次式(5)で表すことができる。
【0038】
【数7】
【0039】そして、CPU71は、上記の式(1)〜
式(3)の計算結果を用いて式(5)を計算してKr,
Kg,Kbを計算し、この係数を用いて式(4)の計算
をして、撮像装置のR,G,B出力間のクロストークを除
去したR,G,Bのそれぞれの輝度Ir,Ig,Ibを求め
ることができる。
【0040】また、CPU71は、以下のようにして、
撮像装置のR,G,B出力間のクロストークを除去した色
度x,色度yを求めることができる。
【0041】先ず、被測定表示装置1の蛍光体の赤色信
号,緑色信号,青色信号の(x色度、y色度) を、それ
ぞれ(crt_xr、crt_yr),(crt_x
g、crt_yg),(crt_xb、crt_yb)
とし、蛍光体の赤色信号刺激値をrs,蛍光体の緑色信
号刺激値をgs,蛍光体の青色信号刺激値をbs、蛍光
体の緑色信号刺激値に対する赤色信号刺激値の比をRs
,蛍光体の緑色信号刺激値に対する青色信号刺激値の比
をBs、定数をr1,r2,r3,r4,b1,b2とする
と、r1,r2,r3,r4,b1,b2は、次式(6)で
表すことができる。
【0042】
【数8】
【0043】そして、Rs,Bsは、次式(7)で表す
ことができる。
【0044】
【数9】
【0045】CPU71は、この式(6),式(7)を
計算し、この計算結果をRAM73に記憶させる。
【0046】また、測定信号発生装置2は、被測定表示
装置1に白色信号を供給する。この時に、標準測定装置
5は、被測定表示装置1に表示される映像を測定して、
標準測定がされた色信号である色度を得る。この得られ
た色度xをxw,色度yをyw、定数をa1,a2,a3
とすると、a1,a2,a3は、a1=a2+a3+1,
a2=Rs*(Ir/Ig),a3=Bs*(Ib/I
g)と表すことができ、上記xwとyw,つまりクロス
トークを除去した色度x,色度yは、次式(8)で表す
ことができる。
【0047】
【数10】
【0048】そして、CPU71は、式(6),式
(7)の計算結果を用いて式(8)を計算して、撮像装
置のR,G,B出力間のクロストークを除去した色度x,
色度yを求めることができる。
【0049】以上のように、本発明の実施の形態である
ホワイトバランス測定装置では、被測定表示装置1に表
示される映像を撮像して得られる撮像装置3の赤色信
号,緑色信号,青色信号の出力間のクロストークを除去
し、被測定表示装置1の測定箇所の色度及び輝度のデー
タを校正することにより、撮像装置3で被測定表示装置
1の全体を撮像しても、被測定表示装置1のホワイトバ
ランスを正確に測定することが可能となる。
【0050】この結果、表示装置8は、計算装置7によ
り計算処理されたクロストークを除去した輝度や色度等
を表示する。また、表示装置8は、被測定表示装置1を
撮像した撮像装置3の映像が、画像処理装置4と計算装
置7とを介して表示される。
【0051】なお、図3〜図6に示すように、被測定表
示装置1の多点の輝度と色度とを同時に測定する場合の
校正方法について説明する。
【0052】先ず、標準測定装置5のセンサ部51を合
わす測定箇所を示す、被測定表示装置1の画面に表示さ
れるHVサイズ設定信号は、図4に示すように、測定信
号発生装置2から被測定表示装置1に供給される。そし
て、H,Vのセンターとサイズは、被測定表示装置1の
有効画面内に円が内接するように合わせられる。円の直
径は、図5に示すように、標準測定装置5のセンサ部5
1の遮光フード51bと同じ径になっており、センサ5
1aを円の上に押し当てるだけでセンサ部51の前面が
測定箇所に当たるようになっている。
【0053】被測定表示装置1は、図6に示すように、
遮光フード51bと同じ径の黒い円を1つ出す。そし
て、標準測定装置5のセンサ部51の前面は、この黒い
円に押し当てられ、基準となる輝度と色度とを測定す
る。測定された輝度と色度とのデータは、標準測定装置
5から計算装置7に供給される。測定後、黒い円は次の
箇所へ移動するので、再び標準測定装置5のセンサ部5
1の前面は、この黒い円に押し当てられ、基準となる輝
度と色度とを測定する。そして、再び測定された輝度と
色度とのデータは、標準測定装置5から計算装置7に供
給される。
【0054】この測定は、測定のポイントの数だけ繰り
返される。測定終了後、測定データは、校正用基準ファ
イルとして保存される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るホワ
イトバランス測定装置によれば、被測定表示装置に表示
される映像を撮像して得られる撮像装置の赤色信号,緑
色信号,青色信号の出力間のクロストークを除去し、被
測定表示装置の測定箇所の色度及び輝度のデータを校正
するので、撮像装置で被測定表示装置の全体を撮像して
も、被測定表示装置のホワイトバランスを正確に測定す
ることが可能となる。また、クロストークの測定、基準
データの保存、装置測定データの校正等のソフトウェア
を用いることにより、熟練を要することなく容易に校正
作業が行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したホワイトバランス測定装置の
全体の構成を示す図である。
【図2】ホワイトバランス測定装置の詳細な構成を示す
ブロック図である。
【図3】被測定表示装置に表示される標準測定装置用の
測定領域を示す図である。
【図4】HVサイズ設定信号が被測定表示装置に表示さ
れた状態を示す図である。
【図5】標準測定装置のセンサ部を示す図である。
【図6】測定位置指示信号が被測定表示装置に表示され
る状態を示す図である。
【符号の説明】
1 被測定表示装置、2 測定信号発生装置、3 撮像
装置、4 画像処理装置、5 標準測定装置、6 遮光
ユニット、7 計算装置、8 表示装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定表示装置に表示される映像を撮像
    して色信号を出力する撮像手段と、 上記被測定表示装置に表示される映像から色信号を測定
    する標準測定手段と、 上記被測定表示装置に赤信号が入力されたときの上記撮
    像手段の赤色信号出力に対する緑色信号出力,青色信号
    出力とのクロストーク比と、上記被測定表示装置に緑信
    号が入力されたときの上記撮像手段の緑色信号出力に対
    する赤色信号出力,青色信号出力とのクロストーク比
    と、上記被測定表示装置に青信号が入力されたときの上
    記撮像手段の青色信号出力に対する赤色信号出力,緑色
    信号出力とのクロストーク比とを計算するクロストーク
    比計算手段と、 上記被測定表示装置に白信号が入力されたときの標準測
    定手段が出力する色信号と上記クロストーク比計算手段
    が計算したクロストーク比を用いて、被測定表示装置に
    白信号が入力されたときに上記撮像手段が出力する色信
    号に含まれるクロストークを除去し、上記被測定表示装
    置に表示される映像の色信号を計算する色信号計算手段
    とを備えることを特徴とするホワイトバランス測定装
    置。
  2. 【請求項2】 上記色信号計算手段は、上記クロストー
    クを除去した上記赤色信号,緑色信号,青色信号のそれぞ
    れの輝度Ir,Ig,Ibを下記の式(1),式(2)に
    より得ることを特徴とする請求項1記載のホワイトバラ
    ンス測定装置。 【数1】 【数2】 但し、Kr,Kg,Kbを基準輝度値に対する補正係数と
    し、Re,Ge,Beをそれぞれ上記被測定表示装置に測
    定信号発生装置から白信号を入力した時の上記撮像手段
    により得られた色信号の信号レベルの赤色信号,緑色信
    号,青色信号の出力とし、ct_g_r,ct_b_rを
    それぞれ上記赤色信号出力に対する緑色信号出力のクロ
    ストーク比,青色信号出力のクロストーク比とし、ct
    _r_g,ct_b_gをそれぞれ上記緑色信号出力に
    対する赤色信号出力のクロストーク比,青色信号出力の
    クロストーク比とし、ct_r_b,ct_g_bをそ
    れぞれ上記青色信号出力に対する赤色信号出力のクロス
    トーク比,緑色信号出力のクロストーク比とする。ここ
    で、上記被測定表示装置に上記測定信号発生装置から全
    赤色信号を入力した時の上記撮像手段により得られた色
    信号の信号レベルの赤色信号,緑色信号,青色信号の出力
    をそれぞれRr,Gr,Brとした場合は、ct_g_r
    =Gr/Rr,ct_b_r=Br/Rrである。ま
    た、上記被測定表示装置に上記測定信号発生装置から全
    緑色信号を入力した時の上記撮像手段により得られた色
    信号の信号レベルの赤色信号 ,緑色信号,青色信号の出
    力をそれぞれRg,Gg,Bgとした場合は、ct_r_
    g=Rg/Gg、ct_b_g=Bg/Ggである。ま
    た、上記被測定表示装置に上記測定信号発生装置から全
    青色信号を入力した時の上記撮像手段により得られた色
    信号の信号レベルの赤色信号,緑色信号,青色信号の出力
    をそれぞれRb,Gb,Bbとした場合は、ct_r_b
    =Rb/Bb、ct_g_b=Gb/Bbである。
  3. 【請求項3】 上記計算手段は、上記クロストークを除
    去した色度x,色度yを上記と下記の式(3)〜式
    (5)により得ることを特徴とする請求項1記載のホワ
    イトバランス測定装置。 【数3】 【数4】 【数5】 但し、(crt_xr、crt_yr),(crt_x
    g、crt_yg),(crt_xb、crt_yb)
    を上記被測定表示装置の蛍光体の赤色信号,緑色信号,青
    色信号の(x色度、y色度)とし、a1,a2,a3を定
    数とする。また、上記a1,a2,a3は、a1=a2+
    a3+1,a2=Rs*(Ir/Ig),a3=Bs*
    (Ib/Ig)である。上記RsとBsは、上記蛍光体
    の緑色信号刺激値に対する上記赤色信号刺激値の比と上
    記蛍光体の緑色信号刺激値に対する青色信号刺激値の比
    である。rsは、上記被測定表示装置の蛍光体の赤色信
    号刺激値,gsは、上記蛍光体の緑色信号刺激値,bs
    は、上記蛍光体の青色信号刺激値である。上記r1,r
    2,r3,r4,b1,b2は、上記標準測定装置で測定し
    た色度xをrefx,色度yをrefyとした場合に、
    上記の式(5)で表すことができる。
  4. 【請求項4】 上記被測定表示装置に上記標準測定装置
    の合わせる位置を表示させる表示手段を有することを特
    徴とする請求項1記載のホワイトバランス測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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