JP2000012875A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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JP2000012875A
JP2000012875A JP10175930A JP17593098A JP2000012875A JP 2000012875 A JP2000012875 A JP 2000012875A JP 10175930 A JP10175930 A JP 10175930A JP 17593098 A JP17593098 A JP 17593098A JP 2000012875 A JP2000012875 A JP 2000012875A
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conversion device
substrate
circuit board
conversion element
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Eiichi Takami
栄一 高見
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で、放熱効率がよく、高性能な光電変換
装置を実現する。 【解決手段】 光電変換素子を搭載した光電変換素子基
板1と、前記基板の下部に配置された回路基板2とを、
フレキシブルな基板に集積回路を実装したテープキャリ
ヤーパッケージ(TCP)3により接続した光電変換装
置であって、前記テープキャリヤーパッケージ(TC
P)3のフレキシブル基板部に、前記集積回路の放熱手
段固定用の穴を具備した、ことを特徴とする光電変換装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換装置に係
わり、特に、大面積プロセスを用いて形成する光電変換
装置、例えばファクシミリ、デジタル複写機あるいはX
線撮像装置等の等倍読み取りを行う二次元の光電変換装
置に好適に用いられる光電変換装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリや複写機、スキャナ
ー、あるいはX線撮像装置等の原稿読み取り装置とし
て、縮小光学系とCCD型センサを用いた読み取り系が
用いられていたが、近年、水素化アモルファスシリコン
(以下、a−Siと記す)に代表される光電変換半導体
材料を用いた光電変換素子及び信号処理部を大面積の基
板に形成し、情報源と等倍の光学系で読み取るいわゆる
密着型センサの開発がめざましい。
【0003】特に、a−Siは、光電変換材料としてだ
けでなく、薄膜電界効果型トランジスタ(以下TFTと
記す)としても用いることが出来るので、光電変換半導
体層とTFTの半導体層とを同時に形成することが出来
る利点を有している。
【0004】また、同時に形成する薄膜電界効果トラン
ジスタ等のスイッチ素子および容量素子とはマッチング
が良く、同一膜構成のため、共通な膜として同時に形成
可能であり、さらに光電変換装置を高SN化、低コスト
化することが出来る効果がある。
【0005】また、コンデンサも中間層に絶縁層を含ん
でおり、良好な特性で形成でき、複数の光電変換素子で
得られた光情報の積分値を、簡単な構成で出力出来る高
機能の光電変換装置が提供出来る。
【0006】また、低コストで大面積、高機能、高特性
のファクシミリやX線レントゲン装置を提供出来る。
【0007】これら光電変換素子基板を用い、高SN
化、高スピードで駆動する場合、周辺の駆動回路基板に
実装された集積回路の発熱を効率よく放熱させることが
必要である。
【0008】また、これら光電変換素子基板は、ますま
す大型化され、光電変換素子有効エリアに対して製品外
形との差を少なくすることを必要としていた。
【0009】しかしながら、上記大画面の光電変換素子
基板の有効画素エリアは、大面積化され、それに伴い、
装置外形も大型化されるが、有効画素エリアの面積と装
置外形の差、即ち、光電変換素子基板の額縁部の面積は
縮小する課題がある。これは、光電変換素子基板の有効
画素エリア以外のピッチ変換部や接続部等が縮小するこ
とである。
【0010】このため、光電変換素子基板の下部に、フ
レキシブルな接続基板により接続した駆動回路基板を配
置することにより、外形寸法の拡大を抑えた光電変換装
置が作製されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記大画面の光電変換
素子基板の装置を、高SN、高スピードで駆動する場合
は、周辺の駆動回路基板に実装された集積回路の発熱を
低下させるため、放熱手段や、放熱材料の組み合わせが
必要である。
【0012】特に、テープキャリヤーパッケージ(TC
P)に実装された駆動用集積回路の発熱を、フレーム等
の金属材料に放熱するために、高分子材料のゴム性のあ
る放熱部材を、両面テープ等で貼合せたり、ゲル状の高
分子材料を塗布して固定する方法が行なわれている。
【0013】図6は、このような従来例の構成を示す模
式的断面図である。図6において、1は光電変換素子基
板、2は駆動用回路基板、3はテープキャリアーパッケ
ージ(TCP)、5は駆動用集積回路素子、7は高分子
材料からなる放熱部材、8は外部フレームであり、テー
プキャリヤーパッケージ(TCP)3に実装された駆動
用集積回路5の発熱を、フレーム8等の金属材料に放熱
するために、高分子材料のゴム性のある放熱部材7を、
両面テープやゲル状の高分子材料の塗布等によって、駆
動用集積回路素子5表面及び外部フレーム8に固定して
ある。
【0014】しかしながら、両面テープ等で固定した組
立方法の場合、両面テープの固定状態や、ゲル状の高分
子材料の塗布状態によっては、接触ばらつきによる熱電
導率のばらつきが発生するという問題がある。
【0015】また、発熱部の高温による、両面テープ等
の経時変化により、熱電導率のばらつきが発生するとい
う問題もある。
【0016】よって、大画面の光電変換装置において、
高SNや高スピードを優先した高速製品では、発熱する
駆動回路基板の放熱を効率良くすることが必要である。
【0017】また、本発明が解決すべきもう一つの課題
は、光電変換素子基板の四辺方向下部に配置された駆動
回路等の回路基板が、光電変換素子基板の角部で互いに
重なる場合は、装置外形の厚みが大きくなるという問題
である。
【0018】また、駆動回路基板を重ならないように配
置した場合は、それぞれの駆動回路基板を分散して配置
する必要があるため、装置全体が大きくなるとともに、
光電変換素子基板の有効画素エリア以外のピッチ変換部
が拡大し、有効画素エリアの面積と装置外形の差が拡大
してしまうという問題が生じる。
【0019】図13は、従来例の光電変換装置の平面模
式図である。図13に示すように、有効画素エリア22
を持つ光電変換素子基板21の四辺の下部に、フレキシ
ブルな基板23を用いて接続された駆動回路基板24を
配置してある。このような構成で、装置の高さを同じに
するためには、図13のように、駆動用回路基板24の
角部での重なり部分を無くすため、各回路基板24を分
散して配置する必要がある。このため、装置の縦又は横
方向の寸法が増大し、装置外形は拡大する。
【0020】図14及び図15は、他の従来例の光電変
換装置の模式的断面図である。同図に示すように、光電
変換素子基板21の四辺方向下部に配置された駆動回路
基板24,24’の端部は、重ねて配置され、この重な
り部を格納するため、装置の高さ寸法を拡大してある。
このため、高さ寸法即ち装置外形の厚みが大きくなると
いう問題が生じる。
【0021】上述したように、小型で、放熱効率がよ
く、高性能な光電変換装置を実現することに関しては、
解決すべき課題点があった。
【0022】[発明の目的]本発明の目的は、小型で、
放熱効率がよく、高性能な光電変換装置を実現すること
にある。
【0023】このため、本発明の第1の目的は、テープ
キャリアーパッケージ(TCP)に実装された駆動用集
積回路の放熱効率を向上することにある。
【0024】また、本発明の第2の目的は、有効画素エ
リアの面積と装置外形の差を縮小した、小型で大面積の
光電変換装置を実現することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するための手段として、光電変換素子を搭載した
光電変換素子基板と、前記基板の下部に配置された回路
基板とを、フレキシブルな基板に集積回路を実装したテ
ープキャリヤーパッケージ(TCP)により接続した光
電変換装置であって、前記テープキャリヤーパッケージ
(TCP)のフレキシブル基板部に、前記集積回路の放
熱手段固定用の穴を具備した、ことを特徴とする光電変
換装置を提供するものである。
【0026】また、前記集積回路は、前記光電変換素子
の駆動用集積回路であり、放熱手段として、光電変換装
置の金属フレームに、前記固定用の穴を通した固定手段
により固定されて、熱的に接続されたことを特徴とする
光電変換装置でもある。
【0027】また、前記集積回路は、放熱部材を介して
前記光電変換装置の金属フレームに熱的に接続されたこ
とを特徴とする光電変換装置でもある。
【0028】また、前記放熱部材は、高分子材料からな
る弾性体であることを特徴とする光電変換装置でもあ
る。
【0029】また、前記放熱部材は、発熱体に嵌合して
具備されたことを特徴とする光電変換装置でもある。
【0030】更にまた、本発明は、上述した課題を解決
するための手段として、二次元的に配列された光電変換
素子を搭載した光電変換素子基板と、前記基板の下部の
該基板の四辺方向に配置された回路基板と、をフレキシ
ブルな接続用基板を用いて接続した光電変換装置であっ
て、前記回路基板は、その外形を台形とし、該台形の底
辺を前記光電変換素子基板の外方向に向けて配置し、角
部で互いに重ならないように、具備したことを特徴とす
る光電変換装置を提供するものである。
【0031】また、二次元的に配列された光電変換素子
を搭載した光電変換素子基板と、前記基板の下部の該基
板の四辺方向に配置された回路基板と、をフレキシブル
な接続用基板を用いて接続した光電変換装置であって、
前記回路基板は、その端部が互いに重ならないように、
多角形の組み合わせ形状とされたことを特徴とする光電
変換装置でもある。
【0032】また、前記回路基板は、その端部が、互い
に重ならないように、一方がL字型、他方がI字型の組
み合わせ形状であることを特徴とする光電変換装置でも
ある。
【0033】また、前記光電変換素子の上部に蛍光体を
配置し、X線レントゲン装置を構成した光電変換装置で
もある。
【0034】[作用]本発明によれば、テープキャリヤ
ーパッケージ(TCP)のフレキシブル基板部に、放熱
手段固定用の穴を配置したため、発熱源としての駆動用
集積回路素子等の集積回路を、この穴を介したネジ等の
固定手段により外部フレーム等の金属材料からなる放熱
手段へ密着固定することが出来る。
【0035】これにより、従来例のような両面テープ等
による固定方法に比較して、確実な密着固定ができるた
め、熱的ばらつきがなく、放熱することができるととも
に、両面テープ等の経年変化による影響を無くすことが
できる。
【0036】従って、本発明によれば、周辺の駆動回路
基板に実装された集積回路の発熱を低下させ、二次元的
に配列された光電変換素子を搭載した大画面の光電変換
素子基板の装置を、高SN、高スピードで駆動すること
ができる。
【0037】また、本発明によれば、光電変換素子基板
下部にフレキシブルな基板を用いて接続配置された駆動
回路基板等の回路基板の外形を、台形や、多角形の、端
部で互いに重ならずに組み合わせ可能な形状に変形させ
て配置することにより、角部で隣合った駆動回路基板ど
うしの重なり部を無くし、かつ、駆動回路基板を分散配
置せずに、密接して配置し、小型化することができる。
このため、大画面の光電変換素子基板の有効画素エリア
と装置外形の差、即ち光電変換素子基板の額縁部の面積
を縮小することができる。
【0038】また、駆動回路基板に限ることはなく、他
の回路基板にも応用可能である。
【0039】
【実施例】[実施例1]図1は、本発明による光電変換
装置の全体平面図である。また、図2は、図1のA部の
TCPの平面拡大図であり、図3は、図2のB−B’の
断面図である。また、図4は、図1のA−A’部の断面
図である。
【0040】図1に示すように、本実施例の光電変換装
置は、基板の上に構成されている光電変換素子基板1
と、その下部に配置された駆動用回路基板2とを、発熱
する駆動用集積素子を実装したテープキャリヤーパッケ
ージ(TCP)のフレキシブル基板部3により接続した
構成の光電変換装置である。
【0041】光電変換素子基板1は、a−Siに代表さ
れる光電変換半導体材料の開発により、光電変換素子及
び薄膜電界効果型トランジスタを大面積の基板に形成
し、情報源と等倍の光学系で読み取るいわゆる密着型セ
ンサとして、複数の素子を二次元的に等間隔で配置し、
光電変換半導体層とTFTの半導体層とを同時に形成し
た基板である。
【0042】図2は、図1のA部のTCPの平面拡大図
である。図2のように、テープキャリヤーパッケージ
(TCP)3のフレキシブル基板部に金属材料等へ密着
固定することが出来る穴4を配置した。また、図3は、
図2のB−B′の断面図である。
【0043】本実施例では、図2に示すように、テープ
キャリヤーパッケージ(TCP)3のフレキシブル基板
部に、発熱源である駆動用集積回路5を、穴4を介し
て、フレーム8等の金属材料へネジ等の固定手段で密着
固定することにより、確実に放熱することが出来るよう
にした。
【0044】図4の断面模式図に示すように、本実施例
では、フレキシブル基板部に穴4を配置したことによ
り、テープキャリヤーパッケージ(TCP)3に実装さ
れた駆動用集積回路素子5を、外部フレーム8等の金属
材料に、ネジ6等の固定手段で密着固定させることがで
きる。
【0045】これにより、従来の高分子材料の弾性のあ
る放熱部材を、両面テープ等で固定した場合の接触ばら
つきによる熱電導率のばらつきや、発熱部の高温による
経時変化による熱電導率のばらつきによる放熱問題を改
善出来る。
【0046】[実施例2]図5は、本発明の実施例2の
構成を示す断面模式図である。前述した実施例1では、
駆動用集積回路素子5の表面を、直接、外部フレーム8
に密着させたが、本実施例2では、放熱部材7を介し
て、駆動用集積回路素子表面を、外部フレーム8に密着
させる点が異なる。
【0047】この放熱部材7は、シリコンゴム等の、弾
性(ゴム性)を有する高分子材料により形成され、駆動
用集積回路素子等の発熱体の外周部に嵌合して表面を覆
うようにして装着するものである。
【0048】図5は、本発明によるフレキシブル基板部
に穴4を配置し、高分子材料のゴム性のある放熱部材7
を、駆動用集積回路素子5の外周部に嵌合させ、外部フ
レーム8等の金属材料にネジ6等の固定手段で密着固定
させた組立断面図である。
【0049】駆動用集積回路素子5から発熱した熱は、
この弾性のある放熱部材7を介して、外部フレーム8等
の金属材料へ、より確実に放熱される。
【0050】また、ネジ6等の固定手段で密着固定させ
ることにより、従来の高分子材料のゴム性のある放熱部
材を両面テープ等で固定した場合の接触ばらつきによる
熱電導率のばらつきや、発熱部の高温による経時変化に
よる熱電導率のばらつきによる放熱問題を改善出来る。
【0051】また、弾性がある放熱部材により回路素子
を覆うことにより、対衝撃性も向上する。
【0052】[実施例3]図7は、本発明による光電変
換装置の実施例の全体平面図である。
【0053】図7に示すように、本実施例の構成は、光
電変換素子基板21と、その下部に配置された駆動用回
路基板24とを、フレキシブル基板23で接続した光電
変換装置である。
【0054】光電変換素子基板21は、光電変換有効部
22として、a−Siに代表される光電変換半導体材料
により同時に形成された光電変換半導体層とTFTの半
導体層からなる光電変換素子及び薄膜電界効果型トラン
ジスタ(TFT)を有し、複数の素子を二次元的に等間
隔で配置して、情報源と等倍の光学系で読み取るいわゆ
る密着型センサが構成されている。
【0055】図9は、図7のA−A′部の断面図であ
る。また、図10は、図7のB−B′部の断面図であ
る。
【0056】図9及び図10のように、光電変換有効部
22を含む光電変換素子基板21と、その下部の四辺に
配置された駆動用回路基板24とが、フレキシブル基板
23により、接続されている。フレキシブル基板23に
はテープキャリアーパッケージ(TCP)に実装された
駆動用集積回路素子25が実装され、製品外形のフレー
ム26に格納されている。
【0057】光電変換素子基板の有効画素エリア22以
外には、フレキシブル基板23と接続するため、配線幅
及び間隔を変更するピッチ変換部やフレキシブル基板2
3と異方性導電フイルム等で接合する接続部等があり、
光電変換素子を形成している基板自体が拡大されてい
る。
【0058】本実施例では、隣り合った駆動回路基板2
4の端部の重なりを無くすため、駆動回路基板24の外
形を、少なくとも1つの角を鋭角にした台形として、図
7の平面図の点線部で示す駆動用回路基板24のよう
に、台形の底辺部を外方向に向けて配置した。
【0059】図11は、図7のC部の駆動回路基板24
の拡大図である。図11に示すように、駆動回路基板2
4を、その外形の少なくとも1つの角を鋭角にした台形
として、異形の回路基板として配置したことにより、隣
り合った回路基板に対して重なる部分を解消しつつ、密
接して配置可能としている。
【0060】これにより、隣り合う基板どうしが重なる
ことがなく、かつ、分散配置する必要もなく、必要最小
限の面積で配置することが可能となり、大画面の光電変
換素子基板の有効画素エリアと装置外形の差、即ち光電
変換素子基板の額縁部の面積は縮小する。
【0061】[実施例4]図8は、本発明による他の実
施例の光電変換装置の全体平面図である。本実施例も、
光電変換素子基板21とその下部に配置された駆動用回
路基板24とを、フレキシブル基板部23で接続した構
成の光電変換装置である。
【0062】本実施例では、駆動回路基板24は、隣り
合った駆動回路基板の端部の重なりを無くすため、隣り
合った駆動回路基板に対して、重なる部分において、ど
ちらかの基板の一部を削除し、多角形の異形の回路基板
として、互いに重ならずに組み合わされる形状にされて
いる。
【0063】これにより、光電変換素子基板の有効画素
エリアと装置外形の差、即ち光電変換素子基板の額縁部
の面積を縮小するとともに、装置の厚みも小さくするこ
とができる。
【0064】図12は、図8のD部の駆動用回路基板2
4の拡大図である。図12に示すように、本実施例では
多角形の異形の回路基板24を配置したことにより、
隣合った回路基板に対して重なる部分を解消している。
また、互いに組み合わされる形状として、一方の基板を
L字型とし、他方の基板をI字型とした。
【0065】なお、基板の形状は、これに限ることはな
く、互いに端部が重ならずに組み合わされて、密接に配
置可能で、かつ、基板どうしを接続するための配線が可
能であれば良い。
【0066】また、本発明は、駆動回路基板に限ること
はなく、他の回路基板にも応用可能であることは明白で
ある。
【0067】[実施例5]また、前述した各実施例の光
電変換素子の上部に蛍光体を配置し、X線レントゲン装
置を構成することにより、より小型で、放熱効率が良
く、高性能の装置を実現することができる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発熱体である駆動用集積回路素子を搭載したテープキャ
リヤーパッケージ(TCP)のフレキシブル基板部に、
放熱手段の固定用の穴を配置し、外部フレーム等の金属
材料にネジ等の固定材料で密着固定させることにより、
従来のように、両面テープ等で固定した場合の接触ばら
つきによる熱電導率のばらつきや、発熱部の高温による
経時変化による熱電導率のばらつきによる放熱問題を改
善出来る。
【0069】また、さらに、高分子材料のゴム性のある
放熱部材を、集積回路等の発熱体に嵌合させて取り付
け、前述した固定用の穴を通して、ネジ等により、固定
することにより、従来の両面テープ等による取り付け方
法に比べて、より確実で、信頼性の向上した放熱を行な
うことができる。
【0070】また、以上説明したように、本発明によれ
ば、光電変換素子基板下部にフレキシブルな基板を用い
て接続配置された駆動回路基板等において、その回路基
板を、台形や、互いに重ならずに組み合わされる多角形
の形状にして配置したことにより、隣り合った回路基板
の端部の重なり部を無くし、装置の厚みを増加すること
なく、小型化でき、かつ、駆動回路基板を分散配置する
こともなく、密接して配置することができるため、装置
面積も小型化することができる。
【0071】従って、大画面の光電変換素子基板の有効
画素エリアと装置外形の差、即ち光電変換素子基板の額
縁部の面積を縮小し、かつ、薄型の装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の光電変換装置の全体平
面図である。
【図2】図1のA部のテープキャリヤーパッケージ(T
CP)の平面拡大図である。
【図3】図2のB−B′の断面図である。
【図4】図1のA−A’部の模式的断面図である。
【図5】本発明の実施例2の模式的断面図である。
【図6】従来例の基板接続部の模式的断面図である。
【図7】本発明による光電変換装置の実施例3の全体平
面図である。
【図8】本発明による光電変換装置の実施例4の全体平
面図である。
【図9】図7のA−A′部の断面図である。
【図10】図7のB−B′部の断面図である。
【図11】図7のC部の駆動回路基板24の拡大平面図
である。
【図12】図8のD部の駆動回路基板24の拡大平面図
である。
【図13】従来例の光電変換装置の平面図である。
【図14】従来例の光電変換装置の模式的断面図であ
る。
【図15】従来例の光電変換装置の模式的断面図であ
る。
【符号の説明】
1 光電変換素子基板 2 駆動用回路基板 3 テープキャリヤーパッケージ(TCP)のフレキ
シブル基板部 4 固定用の穴 5 駆動用集積回路素子 6 ネジ等の固定手段 7 高分子材料のゴム性のある放熱部材 8 外部フレーム 21 光電変換素子基板 22 光電変換有効部 23 フレキシブル基板部 24 駆動用回路基板 25 フレキシブル基板23のテープキャリヤーパッ
ケージ(TCP)に実装された駆動用集積回路素子 26 製品外形のフレーム

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子を搭載した光電変換素子基
    板と、前記基板の下部に配置された回路基板とを、フレ
    キシブルな基板に集積回路を実装したテープキャリヤー
    パッケージ(TCP)により接続した光電変換装置であ
    って、 前記テープキャリヤーパッケージ(TCP)のフレキシ
    ブル基板部に、前記集積回路の放熱手段固定用の穴を具
    備した、ことを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】 前記集積回路は、前記光電変換素子の駆
    動用集積回路であり、放熱手段として、光電変換装置の
    金属フレームに、前記固定用の穴を通した固定手段によ
    り固定されて、熱的に接続されたことを特徴とする請求
    項1記載の光電変換装置。
  3. 【請求項3】 前記集積回路は、放熱部材を介して前記
    光電変換装置の金属フレームに熱的に接続されたことを
    特徴とする請求項1記載の光電変換装置。
  4. 【請求項4】 前記放熱部材は、高分子材料からなる弾
    性体であることを特徴とする請求項1又は2記載の光電
    変換装置。
  5. 【請求項5】 前記放熱部材は、発熱体に嵌合して具備
    されたことを特徴とする請求項4記載の光電変換装置。
  6. 【請求項6】 二次元的に配列された光電変換素子を搭
    載した光電変換素子基板と、前記基板の下部の該基板の
    四辺方向に配置された回路基板と、をフレキシブルな接
    続用基板を用いて接続した光電変換装置であって、 前記回路基板は、その外形を台形とし、該台形の底辺を
    前記光電変換素子基板の外方向に向けて配置し、角部で
    互いに重ならないように、具備したことを特徴とする光
    電変換装置。
  7. 【請求項7】 二次元的に配列された光電変換素子を搭
    載した光電変換素子基板と、前記基板の下部の該基板の
    四辺方向に配置された回路基板と、をフレキシブルな接
    続用基板を用いて接続した光電変換装置であって、 前記回路基板は、その端部が互いに重ならないように、
    多角形の組み合わせ形状とされたことを特徴とする光電
    変換装置。
  8. 【請求項8】 前記回路基板は、その端部が、互いに重
    ならないように、一方がL字型、他方がI字型の組み合
    わせ形状であることを特徴とする請求項7記載の光電変
    換装置。
  9. 【請求項9】 前記光電変換素子の上部に蛍光体を配置
    し、X線レントゲン装置を構成した請求項1〜8のいず
    れかに記載の光電変換装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012211898A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc X線検出器用のフラット・パネル・イメージャ、及びモジュールを配置する方法
KR101900718B1 (ko) 2018-05-11 2018-11-05 주식회사 광명전기 플렉서블 pcb를 적용한 휴대용 박막 태양전지 패널 및 그의 제조 방법

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