JP2000012203A - 誘導加熱インバータ装置 - Google Patents
誘導加熱インバータ装置Info
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- JP2000012203A JP2000012203A JP17074898A JP17074898A JP2000012203A JP 2000012203 A JP2000012203 A JP 2000012203A JP 17074898 A JP17074898 A JP 17074898A JP 17074898 A JP17074898 A JP 17074898A JP 2000012203 A JP2000012203 A JP 2000012203A
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Abstract
を注入し、該加熱コイル上の被加熱物を加熱する際の加
熱コイルの破損を防止する。 【解決手段】加熱コイル4の中央部にサーミスタ6を設
置し、電圧形インバータ2aの出力周波数と出力電流と
に基づく補正値を実験で求め、この実験値をサーミスタ
6の配線ループに加熱コイル4からの磁束に基づくサー
ミスタ4の温度上昇分の補正値とすることにより、加熱
コイル4の中央部の温度をほぼ正確に求める。
Description
に使用される誘導加熱インバータ装置に関する。
置の従来例を示す回路構成図であり、1は商用電源など
の交流電源、2は電圧形インバータ、3a,3bは共振
コンデンサ、4は加熱コイル、5は、図示の如く加熱コ
イル4の中央部に設置され、バイメタルなどからなる温
度スイッチを示す。
電圧を整流する整流器11と、整流器11の出力の直流
を平滑するコンデンサ12と、MOSFETとダイオー
ドとを逆並列接続した半導体スイッチ13a〜13dか
らなるインバータ主回路13と、インバータ主回路13
の出力電流を検出するCT14と、制御回路15とを備
えている。
熱する際に、周知の技術によるCT14の検出波形に基
づくγ角制御を行い、半導体スイッチ13a〜13dそ
れぞれに駆動信号を送出している。また、前記被加熱物
を加熱中には加熱コイル4の許容上限温度に設定された
温度スイッチ5の動作を監視し、温度スイッチ5が作動
したときには電圧形インバータ2の動作を停止させ、加
熱コイル4の焼損などの破損を防止している。
インバータ装置によると、加熱コイル4の破損を防止す
る温度スイッチ5は接点を有しており、その動作信頼性
に難点があった。また、温度スイッチ5は大型、且つ高
価なものである。この発明の目的は上記問題点を解消
し、無接点で加熱コイルの破損を防止できる誘導加熱イ
ンバータ装置を提供することにある。
バータより加熱コイルに高周波電力を注入し、該加熱コ
イル上の被加熱物を電磁誘導作用により加熱する誘導加
熱インバータ装置において、前記加熱コイルの中央部に
サーミスタを設置し、前記被加熱物を加熱中に、電圧形
インバータの出力周波数と出力電流とに基づく補正値を
演算し、この補正値と前記サーミスタの抵抗値から演算
された温度とから前記加熱コイルの温度を演算すること
を特徴とする。
形インバータの出力周波数と出力電流とに基づく補正値
を実験により求め、この実験値を前記サーミスタの配線
ループに鎖交する加熱コイルからの磁束に基づく該サー
ミスタの温度上昇分の補正値とすることにより、前記加
熱コイルの温度をほぼ正確に求めることができる。
バータ装置を示す回路構成図であり、図2に示した従来
例回路と同一機能を有するものには同一符号を付してい
る。すなわち図1に示した誘導加熱インバータ装置に
は、従来例の温度スイッチ5に代えて加熱コイル4の中
央部にサーミスタ6を設置し、電圧形インバータ2aの
制御回路15aにサーミスタ6の両端を導いている。
中央部に設置すると、加熱コイル4からの磁束の影響に
よりサーミスタ6のリード線が誘導加熱され、温度を正
確に検出できない場合があるので、サーミスタ6の温度
上昇を補正する必要がある。そこで、サーミスタ6の抵
抗−温度特性がカタログなどに記載の特性表に基づき既
知であるとして、図示しない被加熱物を電圧形インバー
タ2aと共振コンデンサ3a,3bと加熱コイル4とに
より誘導加熱中に、サーミスタ6から制御回路15aへ
の配線ループに鎖交する加熱コイル4からの磁束に基づ
くサーミスタ6の温度上昇分の補正値を求める方法につ
いて以下に説明をする。
の配線を開路、すなわち制御回路15aの入力部で配線
を外した状態で、且つ制御回路15aにおけるサーミス
タ6の監視動作を停止させて、所定の時間被加熱物を加
熱しつつ電圧形インバータ2aの出力周波数(f)と出
力電流(i)とを計測し、前記時間が経過したら電圧形
インバータ2aの動作を停止させ、この直後のサーミス
タ6の抵抗値を計測し、この抵抗値から得られる加熱コ
イル4の中央部の温度を求める。
階的に変えるなどして、その都度の前述の出力周波数
(f1 ,f2 ,f3 ・・・fN )をパラメータとして、
このときの出力電流(i11〜i1k,i21〜i2k・・・i
N1〜iNk)、および加熱コイル4の中央部の温度(Θ11
〜Θ1k,Θ21〜Θ2k・・・ΘN1〜ΘNk)を求める。なお
このΘ11〜Θ1k,Θ21〜Θ2k・・・ΘN1〜ΘNkそれぞれ
を加熱コイル4の中央部の温度の等価値とする。
の配線および制御回路15aの動作を通常状態に復旧
し、上述の操作と同様に、所定の時間被加熱物を加熱し
つつ電圧形インバータ2aの出力周波数(f1 ,f2 ,
f3 ・・・fN )とCT14による出力電流(i11〜i
1k,i21〜i2k・・・iN1〜iNk)と、電圧形インバー
タ2aを停止させることなくサーミスタ6から得られる
加熱コイル4の中央部の温度(θ11〜θ1k,θ21〜θ2k
・・・θN1〜θNk)を制御回路15a内部で計測する。
インバータ2aの出力周波数f1 で出力電流i11のとき
の温度計測値の差(θ11−Θ11)、電圧形インバータ2
aの出力周波数f2 で出力電流i21のときの温度計測値
の差(θ21−Θ21)がそれぞれこのときの補正値とな
る。なお、上述の測定値による補正値に対して、現場で
の実際の稼働状態では前記出力周波数(f)と出力電流
(i)のいずれか一方または双方ともに中間値で動作す
ることもあるが、このときにはそれぞれの前後の測定値
から、例えば直線近似した値をこのときの補正値とすれ
ばよい。
置では被加熱物を加熱中に、電圧形インバータ2aの出
力周波数(f)と出力電流(i)とに基づく補正値(θ
−Θ)を演算し、この補正値とサーミスタ6の抵抗値か
ら演算された温度(θ)とから加熱コイル4の温度を演
算し、この演算した加熱コイル4の温度が所定の値を越
えたときには、制御回路15aがこれを検知して電圧形
インバータ2aの動作を停止させ、加熱コイル4の焼損
などのの破損を防止する。
安価なサーミスタを加熱コイルの中央部に設置し、予め
電圧形インバータの出力周波数と出力電流とに基づく補
正値を実験により求め、この実験値をサーミスタの配線
ループに鎖交する加熱コイルからの磁束に基づく該サー
ミスタの温度上昇分の補正値とすることにより、加熱コ
イルの温度をほぼ正確に求めることができる。
置の回路構成図
成図
b…共振コンデンサ、4…加熱コイル、5…温度スイッ
チ、6…サーミスタ、11…整流器、12…コンデン
サ、13…インバータ主回路、13a〜13d…半導体
スイッチ、14…CT、15,15a…制御回路。
Claims (1)
- 【請求項1】電圧形インバータより加熱コイルに高周波
電力を注入し、該加熱コイル上の被加熱物を電磁誘導作
用により加熱する誘導加熱インバータ装置において、 前記加熱コイルの中央部にサーミスタを設置し、 前記被加熱物を加熱中に、電圧形インバータの出力周波
数と出力電流とに基づく補正値を演算し、 この補正値と前記サーミスタの抵抗値から演算された温
度とから前記加熱コイルの温度を演算することを特徴と
する誘導加熱インバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17074898A JP3800808B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 誘導加熱インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17074898A JP3800808B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 誘導加熱インバータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000012203A true JP2000012203A (ja) | 2000-01-14 |
JP3800808B2 JP3800808B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=15910667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17074898A Expired - Fee Related JP3800808B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 誘導加熱インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3800808B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004077147A1 (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-10 | Konica Corporation | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
JP2016097427A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 株式会社ジャパンユニックス | 超音波はんだ鏝装置及びその制御方法 |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP17074898A patent/JP3800808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004077147A1 (ja) * | 2003-02-28 | 2004-09-10 | Konica Corporation | ハロゲン化銀カラー写真感光材料 |
JP2016097427A (ja) * | 2014-11-21 | 2016-05-30 | 株式会社ジャパンユニックス | 超音波はんだ鏝装置及びその制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3800808B2 (ja) | 2006-07-26 |
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