JP2016097427A - 超音波はんだ鏝装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】より精度の高い鏝先の温度制御を可能にする超音波はんだ鏝装置及びその制御方法を提供する。【解決手段】超音波振動子11で発生する超音波振動を伝達させることで振動するチップ13と、チップ13を非接触状態で挿通する誘導コイル14とを有する超音波はんだ鏝10と、チップ13の先端部にはんだを供給するはんだ供給装置20と、チップ13の温度を非接触で測定する非接触温度センサ7と、誘導コイル14の温度を測定するコイル用温度センサ8と、チップ13の温度と、誘導コイル14の温度とに基づいて、誘導コイル14に流れる交流電流を制御する電流制御部40とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波振動を利用してはんだ付けを行う超音波はんだ鏝装置及びその制御方法に関するものである。
従来から、ろう材(はんだを含む)に超音波振動させた鏝先(チップ)を接触させることにより、はんだ付けやろう付けを行なう超音波はんだ鏝装置やろう付け装置が知られている。例えば、特許文献1には、電磁誘導によって鏝先を発熱させる電磁誘導コイルと、鏝先に超音波振動を加える超音波振動子とを有し、ろう材に対して超音波振動を与えることで、装着物と被装着物との接合強度を向上させるろう付け装置が開示されている。
ところで、この種のろう付け装置のチップは、使用するはんだやろう材に適した温度に精度よく管理されることが望ましい。そこで、上記特許文献1に開示されたろう付け装置では、チップに温度センサを直接設け、検出された温度に基づいてチップの温度を所定の温度に制御している。
特開2010−142848号公報
本発明は、このような従来の温度センサを備えたはんだ鏝装置の改良に関するものであり、チップの温度を高精度かつ安定的に制御して管理することが可能な超音波はんだ鏝装置及びその制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、超音波振動子で発生する超音波振動を伝達させることで振動するチップと、該チップを非接触状態で挿通する誘導コイルとを有する超音波はんだ鏝と、上記チップの先端部にはんだを供給するはんだ供給装置と、を備える超音波はんだ鏝装置であって、該超音波はんだ鏝装置は、上記チップの温度を非接触で測定する非接触温度センサと、上記誘導コイルの温度を測定するコイル用温度センサと、上記チップの温度と、上記誘導コイルの温度とに基づいて、上記誘導コイルに流れる交流電流を制御する電流制御部とを備えることを特徴とする。
上記発明によれば、チップの温度を非接触温度センサで測定しているため、超音波振動子で発生する超音波振動が該非接触温度温度センサに伝達されることを防止することができる。しかも、上記発明によれば、チップの温度と誘導コイルの温度とに基づいて上記交流電流を制御することができる。したがって、チップの温度を高精度かつ安定的に制御して管理することができる。
また、上記発明において、上記電流制御部は、上記誘導コイルの温度が所定の閾値以上であるときに上記誘導コイルに流れる電流をカットするコイル温度制御部を有することが好ましい。このように、電流制御部がコイル温度制御部を有することで、誘導コイルの温度が閾値以上となることを防止することができるため、誘導コイルの過熱を防止することができる。
また、上記発明における上記超音波はんだ鏝は上記誘導コイルを覆うケースを備え、該ケースは、上記誘導コイルの内側に設けられる内筒と、該誘導コイルを収容し上記内筒との間に隙間を形成する外筒とを有し、該ケースの一端部に、上記誘導コイルを冷却するための冷却用気体を上記隙間に流入させるための流入口を設け、上記ケースの他端部に、上記隙間内に流入している冷却用気体を上記ケースの外部に流出させるための流出口を設けることが好ましい。このように、誘導コイルの内側に設けられる内筒と、誘導コイルを収容する外筒との間に隙間が形成され、この隙間に冷却用気体が流通しているため、誘導コイルの温度が必要以上に上昇することを抑制することができる。
さらに、本発明の内筒は、空隙を介在させて上記チップを挿通させる空隙部を有していることが好ましい。このように、チップと内筒との間に空隙を介在させることでチップと内筒とが非接触となるため、チップにおける超音波振動の減衰を防止すること、及び誘導コイルへの超音波伝達を防止することができる。
また、本発明の上記チップの少なくとも一部に上記非接触温度センサで温度を測定する黒色部位を設けることが好ましい。このように、チップの少なくとも一部に設けられる黒色部位の温度を測定することで、非接触温度センサによる温度測定の測定精度が向上する。
また、本発明の超音波はんだ鏝装置の制御方法としては、超音波振動子で発生する超音波振動を伝達させることで振動するチップと、該チップを非接触状態で挿通する誘導コイルとを有する超音波はんだ鏝と、上記チップの先端部にはんだを供給するはんだ供給装置と、を備える超音波はんだ鏝装置の制御方法であって、上記チップの温度を非接触温度センサにより非接触で測定すると同時に、上記誘導コイルの温度をコイル用温度センサにより測定し、上記チップの温度と上記誘導コイルの温度とに基づいて、誘導コイルに流れる交流電流を制御することを特徴とする。
上記発明によれば、チップの温度を非接触で測定するため、超音波振動子で発生する超音波振動の影響を受けずにチップの温度を測定する超音波はんだ鏝装置の制御が可能となる。しかも、上記発明によれば、チップの温度と誘導コイルの温度に基づいて上記交流電流を制御するため、チップの温度を高精度かつ安定的に制御して管理することができる。
この場合において、測定された上記誘導コイルの温度は所定の閾値以上であるときに誘導コイルに流れる電流をカットすることが好ましい。このように、誘導コイルの温度が所定の閾値以上であるときに誘導コイルに流れる電流をカットする制御を行うことで、誘導コイルの過熱を防止することができる。
本発明によれば、チップの温度を非接触温度センサで測定しているため、超音波振動子で発生する超音波振動が該非接触温度温度センサに伝達されることを防止することができる。しかも、チップの温度と誘導コイルの温度とに基づいて上記交流電流を制御することができる。したがって、チップの温度を高精度かつ安定的に制御して管理することができる。
本発明に係る超音波はんだ鏝装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すケースの内部構造を説明するための要部破断断面図である。
図1,図2に基づいて、本発明に係る超音波はんだ鏝装置1の実施形態について説明する。超音波はんだ鏝装置1は、超音波振動子11が内蔵されている発振部12で発生する超音波振動を伝達させることで振動するチップ13と、該チップ13を非接触状態で挿通する誘導コイル14とを有する超音波はんだ鏝10と、チップ13の先端部に糸はんだ21を供給するはんだ供給装置20とを備える。
超音波はんだ鏝10は、基端部に設けられる発振部12と、先端部に設けられるチップ13及び高周波誘導加熱式の誘導コイル14と、発振部12とチップ13とを両端に有し発振部12で発生する超音波振動をチップ13に伝達するホーン15とを備えている。この発振部12に内蔵されている超音波振動子11は10−100kHz、好ましくは40−60kHz程度の超音波振動を発生させるもので、そのリード線が超音波制御部30に接続されることで、この超音波振動子11が超音波制御部30で制御されるようになっている。また、本実施形態では、上記ホーン15は上記チップ13と一体に形成されると共に発振部12に対して着脱可能に形成されている。
チップ13及びホーン15は、上記糸はんだ21を熱で溶融させると共に該糸はんだ21に超音波振動を作用させるものであり、磁性体の金属、例えばモリブデン、モリブデン合金や炭素鋼などの金属によって構成されている。なお、チップ13の先端側には、表面に黒体塗料を塗布し、又は黒クロームのメッキ処理を施す黒色部位13aを設けることが好ましい。
上記誘導コイル14は螺旋状に形成されており、この誘導コイル14に、該誘導コイル14に印加する交流電流を制御する電流制御部としての温度コントローラ40が接続されている。この誘導コイル14に交流電流を印加すると、磁界が誘導コイル14の軸心を貫くようにして発生する。そして、この磁界が経時的に変化することで渦電流が上記チップ13に流れ、該チップ13が自己発熱する。
チップ13の発熱効率は、チップ13に流れる渦電流の電流浸透深さが小さくなるにつれて向上する。ここで、上記電流浸透深さは、上記誘導コイル14に印加される交流電流の周波数が高くなるか、チップ13を構成する材質の比透磁率が大きくなるか、若しくは該チップ13を構成する材質の固有抵抗値が小さくなるにつれて小さくなる。従って、チップ13の発熱効率は、上記交流電流の周波数が高く、上記比透磁率が大きく、上記固有抵抗率が小さくなるほど向上する。
次に、図2に基づいて、誘導コイル14を覆うケース16について説明する。図2の左側は、ケース16の外筒16aをチップ13の軸線Lに沿って破断し誘導コイル14、内筒16b、キャップ部16c、及びテーパー部16gを切断していない状態を示す図であり、図2の右側は、外筒16a、誘導コイル14、内筒16b、キャップ部16c、及びテーパー部16gを上記軸線Lに沿って破断した状態を示す図である。
ケース16は耐熱性の樹脂で形成されており、誘導コイル14の内側に当接する外径R2の内筒16bと、誘導コイル14を収容し内筒16bとの間に隙間16hを形成する内径R1の外筒16aとを有する。また、内筒16bの上端側には外筒16aと同径のキャップ部16cが一体に形成されている。この内筒16bと外筒16aとは上記チップ13を中心とした同心円となるように形成されている。従って、隙間16hはチップ13の軸線Lに対して垂直方向の断面形状がドーナツ状となるように形成されている。
外筒16aの下端側には下端に向かって外径の小さくなるテーパー部16gが設けられている。また、このテーパー部16gの内部には内筒16bの外径と等しい径R2の空洞が形成されており、この空洞を介して内筒16bがテーパー部16gに挿通されている。また、内筒16bの上端部には、上記ホーン15を非接触で覆うホーンカバー15aが嵌合されており、このホーン15の先端部に設けられているチップ13が内筒16b内の空間である空隙部16iを非接触で挿通している。
上記キャップ部16cの外筒16aとの当接部には縁に沿う溝16dが形成されており、この溝16dに外筒16aが嵌合することで、キャップ部16cと外筒16aとが密着する。また、キャップ部16cの側面には、内筒16b内の空隙部16iと連通する連通孔16jが形成されており、この連通孔16jをネジ孔としてネジを取り付けることで、ケース16がホーンカバー15aに固定される。
キャップ部16cには誘導コイル14を冷却するための冷却用気体を隙間16hに流入させるための流入口16eが設けられ、外筒16aの下端部には隙間16h内に流入している冷却用気体をケース16の外部に流出させるための流出口16fが設けられている。この流入口16eには、圧縮空気を冷却用気体としてケース16内に流入させるための冷却エアー供給部19が接続されており、流入口16eから流入される圧縮空気が上記隙間16hを流通して流出口16fから流出する。
このように、本発明の実施形態のケース16には、流入口16eから隙間16hを介して流出口16fに連通する圧縮空気の流路が形成され、この流路に沿って誘導コイル14が設けられているため、誘導コイル14の温度が必要以上に上昇することを抑制することができる。
次に、チップ13及び誘導コイル14の温度を測定する温度計について説明する。上記超音波はんだ鏝装置1に備えられている温度計は、チップ13の温度を非接触で測定する非接触温度センサ7と、誘導コイル14の温度を測定するコイル用温度センサ8とからなる。非接触温度センサ7としては、チップ13、好ましくは上記チップ13の黒色部位13aから放射される赤外線を測定することでチップ13の温度を測定する放射温度計が用いられる。また、コイル用温度センサ8は誘導コイル14に取り付けられるセンサであり、例えば熱電対が用いられる。
上記非接触温度センサ7及びコイル用温度センサ8には、これらの非接触温度センサ7及びコイル用温度センサ8で測定された温度に基づいて誘導コイル14に流れる交流電流を制御する温度コントローラ40が接続されている。温度コントローラ40は、チップ13の温度の設定、検出及び比較・演算を行うチップ温度制御部41と、誘導コイル14の温度の検出及び比較を行うコイル温度制御部42と、これらのチップ温度制御部41及びコイル温度制御部42からの出力信号に基づいて誘導コイル14に流す交流電流を制御する交流出力制御部43を備えている。また、交流出力制御部43には、誘導コイル14の電源である直流電源4が接続されており、この直流電源4から流れる直流電流が後述する交流出力制御部43内のインバータ回路43aで交流電流に変換されて、この交流電流が誘導コイル14に流れる。
チップ温度制御部41は、チップ13の設定温度を入力及び記憶するチップ温度設定回路44と、上記非接触温度センサ7で測定されたチップ13の温度を検出するチップ温度検出回路45とを備えている。また、上記チップ温度設定回路44は、チップ13の設定温度をキーボード等により入力する入力回路44aと、入力されたチップ13の設定温度を記憶する記憶回路44bとを備えている。
また、上記チップ温度制御部41は、検出されたチップ13の温度と記憶された該チップ13の設定温度とを比較してチップ13の温度が該設定温度となるように上記誘導コイル14に流す交流電流の周波数を演算するCPU等のチップ温度比較演算回路46を備えている。この交流電流の周波数はPWM方式に基づいて演算されており、直流電源4から交流出力制御部43に流れる直流電流をオン・オフすることによって形成される交流電流の周波数の周期がチップ温度比較演算回路46で演算されている。
コイル温度制御部42は、上記温度コイル用温度センサ8で測定された誘導コイル14の温度を検出するコイル温度検出回路47と、誘導コイル14の過熱を防止するために設定される閾値を記憶するコイル温度記憶回路48と、検出された誘導コイル14の温度が所定の閾値以上であるか否かを比較して、その比較結果を交流出力制御部43に出力するCPU等のコイル温度比較回路49とを備えている。
交流出力制御部43は、直流電源4からの直流電流をチップ温度比較演算回路46で演算された周波数の交流電流に変換するインバータ回路43aと、コイル温度比較回路49から出力された比較結果に基づいて、誘導コイル14の温度が所定の閾値以上であるときに誘導コイル14に流れる上記交流電流をカットし、誘導コイル14の温度が所定の閾値未満であるときに誘導コイル14に上記交流電流を流すオン・オフ制御を行う出力制御回路43bとを備えている。
このように、チップ13の温度を測定する温度センサを非接触温度センサ7とすることで、超音波振動子11で発生する超音波振動が該センサ7に伝達されることを防止することができる。しかも、チップ13の温度と誘導コイル14の温度とに基づいて誘導コイル14に流れる交流電流を制御することができる。したがって、チップ13の温度を高精度かつ安定的に制御して管理することができる。
また、チップ13の黒色部位13aの温度を非接触温度センサ7で測定することで、非接触温度センサ7による温度測定の測定精度が向上する。さらに、チップ13と内筒16bとの間には空隙部16iが設けられているため、チップ13と内筒16bとが非接触となる。そのため、チップ13と内筒16bとの当接に起因するチップ13での超音波振動の減衰及び誘導コイル14への超音波伝達を防止することができる。また、コイル温度制御部42で検出される温度が所定の閾値以上であるときには、誘導コイル14に印加される交流電流がカットされるため、熱による誘導コイル14の損傷を未然に防止することができる。
また、超音波はんだ鏝装置1は、上記被はんだ付けワーク2の配線方向(図1中において左右方向)にスライド移動する移動フレーム3を備えている。この移動フレーム3には上記超音波はんだ鏝10及び上記非接触温度センサ7が取り付けられているため、該超音波はんだ鏝10及び非接触温度センサ7は上記移動フレーム3と共に被はんだ付けワーク2の配線方向に移動する。
また、はんだ供給装置20は、図示しないリール装着部に装着されるリール22に巻かれる糸はんだ21を必要長さずつ繰り出すはんだ送り部23を有しており、この糸はんだ21の先端部にチップ13を当接することで、はんだ付けが行われる。糸はんだ21を供給するタイミングや供給速度等は図示しない制御回路により制御され、これらの設定ははんだ付けの条件に応じて変更することができる。
以上、本発明に係る超音波はんだ鏝装置及びその制御方法について説明してきたが、本発明は上記の実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない範囲で様々な設計変更が可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態では、チップ13の先端側に黒色部位13aが設けられているが、黒色部位13aはチップ13全体に設けられていてもよい。また、上記の実施形態では、チップ温度比較演算回路46は、チップ温度検出回路45で検出されたチップ温度のみに基づいて誘導コイル14に流す交流電流の周波数を演算しているが、該チップ温度と上記コイル温度検出回路47で検出された誘導コイル14の温度との双方に基づいて演算してもよい。
1 超音波はんだ鏝装置
7 非接触温度センサ
8 コイル用温度センサ
10 超音波はんだ鏝
11 超音波振動子
13 チップ
13a 黒色部位
14 誘導コイル
16 ケース
16a 外筒
16b 内筒
16e 流入口
16f 流出口
16i 空隙部
16h 隙間
20 はんだ供給装置
21 糸はんだ(はんだ)
40 温度コントローラ(電流制御部)
42 コイル温度制御部

Claims (7)

  1. 超音波振動子で発生する超音波振動を伝達させることで振動するチップと、該チップを非接触状態で挿通する誘導コイルとを有する超音波はんだ鏝と、
    上記チップの先端部にはんだを供給するはんだ供給装置と、
    を備える超音波はんだ鏝装置であって、
    該超音波はんだ鏝装置は、
    上記チップの温度を非接触で測定する非接触温度センサと、
    上記誘導コイルの温度を測定するコイル用温度センサと、
    上記チップの温度と、上記誘導コイルの温度とに基づいて、上記誘導コイルに流れる交流電流を制御する電流制御部と、
    を備えることを特徴とする超音波はんだ鏝装置。
  2. 上記電流制御部は、上記誘導コイルの温度が所定の閾値以上であるときに上記誘導コイルに流れる電流をカットするコイル温度制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の超音波はんだ鏝装置。
  3. 上記超音波はんだ鏝は上記誘導コイルを覆うケースを備え、
    該ケースは、上記誘導コイルの内側に設けられる内筒と、該誘導コイルを収容し上記内筒との間に隙間を形成する外筒とを有し、
    該ケースの一端部に、上記誘導コイルを冷却するための冷却用気体を上記隙間に流入させるための流入口を設け、
    上記ケースの他端部に、上記隙間内に流入している冷却用気体を上記ケースの外部に流出させるための流出口を設ける、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の超音波はんだ鏝装置。
  4. 上記内筒は、空隙を介在させて上記チップを挿通させる空隙部を有していることを特徴とする請求項3に記載の超音波はんだ鏝装置。
  5. 上記チップの少なくとも一部に上記非接触温度センサで温度を測定する黒色部位を設けることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の超音波はんだ鏝装置。
  6. 超音波振動子で発生する超音波振動を伝達させることで振動するチップと、該チップを非接触状態で挿通する誘導コイルとを有する超音波はんだ鏝と、
    上記チップの先端部にはんだを供給するはんだ供給装置と、
    を備える超音波はんだ鏝装置の制御方法であって、
    上記チップの温度を非接触温度センサにより非接触で測定すると同時に、上記誘導コイルの温度をコイル用温度センサにより測定し、
    上記チップの温度と上記誘導コイルの温度とに基づいて、誘導コイルに流れる交流電流を制御することを特徴とする超音波はんだ鏝装置の制御方法。
  7. 測定された上記誘導コイルの温度が所定の閾値以上であるときに上記誘導コイルに流れる電流をカットすることを特徴とする請求項6に記載の超音波はんだ鏝装置の制御方法。
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