JP2006040833A - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】新たに負荷温度検出手段を設けることなく確実に空焚きを検出し、コストアップを回避できることを目的とする。
【解決手段】交流電源からの入力電流を整流する整流回路と、整流回路の出力側に接続され入力電流を高周波電流に変換するインバータ回路3と、インバータ回路の出力側に接続され、高周波電流が供給されて負荷5を誘導加熱する加熱コイル4と、整流回路への入力電流又は前記整流回路からの入力電流を検出する入力電流検出手段6と、設定入力電力信号を生成する設定電力生成手段7と、設定電力生成手段が生成した設定入力電力信号と前記入力電流検出手段が検出した入力電流とに基づいてインバータ回路へ駆動信号を出力すると共に、入力電流検出手段が検出した入力電流の時間変化分が予め設定された値を超えた時にインバータ回路の出力を停止又は下降させる制御手段8とを備えてなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、誘導加熱調理器、誘導加熱給湯器等の誘導加熱装置の負荷温度検出に関するものである。
従来の誘導加熱装置の温度検出装置は、入力電流の変化から負荷温度を検出する際、入力電流検出手段の出力の所定電圧を差し引いた電圧を入力電流の変化部分として抽出する入力電流変化部分抽出手段を設け、入力電流変化部分抽出手段の出力を利用して負荷温度の検出を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3014181号(第4頁、第3図)
従来の誘導加熱装置の温度検出装置では、入力電流の変化から負荷温度を検出するために、入力電流検出手段の出力の所定電圧を差し引いた電圧を入力電流の変化部分として抽出するという入力電流変化部分抽出手段が必要となるので、特別な回路構成の入力電流変化部分抽出手段を用意しなければならず、コストアップにつながるという問題があった。
また、入力電流変化部分抽出手段の出力を利用して負荷温度の検出を行っているが、空焚きの検出を目的とするものではないため、確実に空焚き検出することができるとはいえないという問題もあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、新たに負荷温度検出手段を設けることなく確実に空焚きを検出し、コストアップを回避できる誘導加熱装置を得ることを目的とするものである。
この発明に係る誘導加熱装置は、交流電源からの入力電流を整流する整流回路と、前記整流回路の出力側に接続され入力電流を高周波電流に変換するインバータ回路と、前記インバータ回路の出力側に接続され、高周波電流が供給されて負荷を誘導加熱する加熱コイルと、前記整流回路への入力電流又は前記整流回路からの入力電流を検出する入力電流検出手段と、設定入力電力信号を生成する設定電力生成手段と、前記設定電力生成手段が生成した設定入力電力信号と前記入力電流検出手段が検出した入力電流とに基づいて前記インバータ回路へ駆動信号を出力すると共に、前記入力電流検出手段が検出した入力電流の時間変化分が予め設定された値を超えた時に前記インバータ回路の出力を停止又は下降させる制御手段とを備えて構成したものである。
この発明の誘導加熱装置は、制御手段が設定電力生成手段が生成した設定入力電力信号と入力電流検出手段が検出した入力電流とに基づいてインバータ回路へ駆動信号を出力すると共に、入力電流検出手段が検出した入力電流の時間変化分が予め設定された値を超えた時にインバータ回路の出力を停止又は下降させるようにしたので、空焚き等による負荷の温度過昇状態を特異点検出という形で温度検出することとなり、誤検出無く確実に空焚きを防止できるという効果がある。
また、負荷温度検出を行うための入力電流検出手段は既存の入力電流を検出するものを用いているので、新たな負荷温度検出回路を設ける必要がなく、コストアップを回避できるという効果もある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る誘導加熱装置の構成を示すブロック図、図2は同誘導加熱装置の動作を示すフローチャート、図3は同誘導加熱装置の負荷に管状SUS440を用いて空焚き加熱を行った際の負荷温度と入力電流の実測データを示すグラフである。
図1において、交流電源1からの入力電流を整流回路2が整流し、整流回路2の出力側には平滑用コンデンサ11とインバータ回路3が接続される。
インバータ回路3は一対のスイッチング素子3a、3bと、これらスイッチング素子3a、3bにそれぞれ駆動信号を出力するドライバ3cとで構成されている。インバータ回路3の出力側には加熱コイル4と共振コンデンサ12から成る共振回路が接続され、加熱コイル4の近くに負荷5が配されている。
また、交流電源1からの入力電流値を検出するための入力電流検出手段6が交流電源1と整流回路2の間に設けられ、入力電流検出手段6の検出信号は制御手段8内に設けられた温度判定処理回路8aと駆動信号制御回路8bとに入力される。また、温度判定処理回路8aによる出力信号は同じく制御手段8内に設けられた駆動信号制御回路8bに入力され、駆動信号制御回路8bの出力信号がドライバ3cに入力される。
更に、誘導加熱装置使用者が設定する電力(火力)の情報は設定電力生成手段7から駆動信号制御回路8bに送られる。
次に、この発明の実施の形態1における誘導加熱装置の動作について図1と図2を用いて説明する。
インバータ回路3から出力される高周波電流は加熱コイル4と共振コンデンサ12から成る共振回路により共振電流となって加熱コイル4を流れ、加熱コイル4の近くに配された金属で形成される負荷5を誘導加熱により加熱する。
この時の加熱出力は以下のようにして制御される。
まず、電源がオンとなると、制御手段8の駆動信号制御回路8bは起動信号をドライバ3cに出力する(ステップS1)。こうすることでインバータ回路3は動作を開始し、入力電流が流れ始める。そして、入力電流検出手段6は入力電流を検出し(ステップS2)、その入力電流は制御回路8の温度判定処理回路8aと駆動信号制御回路8bに出力される。
次に、誘導加熱装置使用者による設定電力情報PIに対し設定電力生成手段7は指令電圧IAを生成し(ステップS3)、制御手段8の駆動信号制御回路8bとに出力する(ステップS4)。
駆動信号制御回路8bでは、入力電流検出手段6が検出した入力電流に基づき、その入力電流から変換した直流の検出電圧DAが設定電力生成手段7の指令電圧IAと一致しているかどうかを判断する(ステップS5)。
前記検出電圧DAが前記指令電圧IAと一致している場合には、駆動信号制御回路8bはインバータ回路3への出力を持続する。
また、前記検出電圧DAが前記指令電圧IAと一致していない場合には入力電流検出手段6による入力電流に基づく検出電圧DAが設定電力生成手段7の指令電圧IAと一致するようにインバータ回路3への出力を変化させることにより、所望の加熱出力を得るようにしている。
ここで、所望の加熱出力で負荷5が加熱されると負荷温度は上昇し、負荷温度上昇に伴い入力電流は若干減少する。これは金属で形成される負荷5の抵抗率が温度特性を持ち、温度上昇と共に抵抗率が増加することで負荷インピーダンスが増大することに起因する。
正常状態での加熱動作においては、負荷温度変化に対する入力電流変化は小さく(温度上昇100degで入力電流10%程度減少、特許文献1の第2頁参照)、従って、入力電流値から負荷温度を精度良く検出することは極めて困難である。
ところが、負荷5に対して空焚き状態で加熱動作が行われると、負荷温度は急上昇し、負荷材質が磁性体の場合、負荷材質で決定するキュリー温度(キュリー点)に負荷温度が達すると残留磁束密度はゼロとなり、磁性を完全に失うことから材料特性が大きく変化する。キュリー温度の一例を挙げると、アルニコ磁石で850℃、Ba-フェライト磁石で460℃、サマリウム・コバルト磁石で820℃、ネオジウム磁石で360℃程度である。
このとき、負荷5の負荷インピーダンスは急峻に減少し、従って入力電流は急峻に増大
することになる。
図3に示すグラフは負荷5に管状SUS440(磁性体のマルテンサイト系ステンレス)を用いて空焚き加熱を行った際の、負荷温度と入力電流の実測データである。
図3に示すように、インバータ回路3の動作開始により負荷温度は上昇し、負荷インピーダンスの増大に伴って入力電流は減少する(図3の経過時間約40secまで)。更に、負荷温度が上昇するとキュリー温度に達し、負荷5の材料特性が大きく変化することから負荷インピーダンスは急峻に減少し、従って入力電流は急峻に増大する(図3の経過時間約45sec以降)。
上述したように、入力電流検出手段6が検出した交流の入力電流は制御手段8の温度判定処理回路8aに出力されている。温度判定処理回路8aでは、入力電流検出手段6が検出した入力電流の時間変化分ΔIinが、予め温度判定処理回路8aで設定された値Y以上であるかどうかを判断する(ステップS6)。
その入力電流の時間変化分ΔIinが、予め温度判定処理回路8aで設定された値Yを超えた時点をキュリー温度到達点とみなし、温度判定処理回路8aは駆動信号制御回路8bの出力を変化させ(ステップS7)、インバータ回路3を出力停止又は下降させるものとする。
図3で言えば、例えば経過時間47sec〜49sec間(負荷温度約220℃)における入力電流の時間変化分ΔIinは、
ΔIin=12.33-10.54/49.0-47.0=0.895[A/sec]
であり、経過時間47sec以前と比較してΔIin値が急速に大きくなることから、入力電流検出手段6が検出する入力電流の時間変化分ΔIinも同様に急速に大きくなり、この時点をキュリー温度到達点とみなしてインバータ回路3を出力停止又は下降させる。
一旦、インバータ回路3の出力停止又は下降が行われた後、インバータ回路3の出力を復帰しても再びキュリー温度を超える危険性があるため、再復帰(電源オフで再び電源オン)させない限り、インバータ回路3の出力を復帰させないことが望ましい。
ここで、入力電流検出手段6の出力側は、駆動信号制御回路8bにも接続されていることから、負荷温度変化に基づく入力電流検出手段6の出力変化に応じて駆動信号制御回路8bの出力も変化しようとするが、前述のとおり負荷温度変化に対する入力電流変化は小さいため、入力電流検出手段6の出力(瞬時値)で、駆動信号制御回路8bの出力を変化させ、インバータ回路3の停止等の電力制御をすることは困難であることを付記しておく。
なお、図1での電気回路はスイッチング素子3a、3bのハーフブリッジ構成としたが、回路構成はこの限りではなく、フルブリッジ構成にしても同様の作用を有することは言うまでもない。
以上のように、入力電流検出手段6が検出した入力電流の時間変化分が予め温度判定処理回路8aで設定された値を超えた時に、温度判定処理回路8aは駆動信号制御回路8bの出力を変化させ、インバータ回路3の出力を停止又は下降させるようにしているので、空焚き等による負荷5の温度過昇状態をキュリー温度到達による特異点検出という形で温度検出できることとなり、誤検出無く確実に空焚きを防止でき、誘導加熱装置使用者の安全を図ることができるという効果がある。
また、誘導加熱装置に、既存の入力電流検出手段6を用いて入力電流値の時間変化分から負荷5の温度検出を行うため、新たに特別の検出回路を設ける必要がなく、コストアップを回避できるという効果もある。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る誘導加熱装置の構成を示すブロック図、図2は同誘導加熱装置の動作を示すフローチャートである。
上記実施の形態1では、入力電流検出手段6が検出した入力電流値の時間変化を利用して負荷5の温度検出を行うようにしたものであるが、この実施の形態2は、実施の形態1に加え、インバータ回路3のスイッチング素子の温度を検出するようにしたものである。
図4において、インバータ回路3を構成するスイッチング素子3aの放熱フィンにサーミスタ等の素子温度検出素子9aが取り付けられ、素子温度検出素子9aを有する素子温度検出手段9によりスイッチング素子3aの温度を監視するようにしたものである。その他の構成は実施の形態1と同様であり、説明を省略する。なお、この実施の形態2では、素子温度検出素子9aがスイッチング素子3aに取り付けられているが、素子温度検出素子9aをスイッチング素子3bに取り付けるようにしてもよい。
次に、この発明の実施の形態2に係る誘導加熱装置の動作について図5と図6を用いて説明する。
電源がオンされると素子温度検出手段9の動作が開始し、スイッチング素子3aの温度を素子温度検出素子9aが検出する(ステップS8)。素子温度検出素子9aの温度検出信号は素子温度検出手段9でデジタル信号に変換されて制御手段8の温度判定処理回路8aに出力される(ステップS4)。
温度判定処理回路8aには予め素子温度の上限値が設定されており、温度判定処理回路8aでは素子温度検出手段9が検出した素子温度が予め設定された素子温度の上限値以上かどうかを判断する(ステップS8)。
そして、素子温度検出手段9が検出した素子温度が予め設定された素子温度の上限値に達した場合、温度判定処理回路8aは駆動信号制御回路8bの出力を変化させ(ステップS7)、インバータ回路3を出力停止又は下降させるものである。
この実施の形態2においても、インバータ回路3の出力停止又は下降が行われた後、インバータ回路出力を復帰しても再びスイッチング素子温度が上限値を超える危険性があるため、再復帰(電源オフで再び電源オン)させない限りインバータ回路3出力を復帰させないことが望ましい。
なお、図5のステップS1〜S6の動作については実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
以上のように、この実施の形態2によれば、インバータ回路3のスイッチング素子3aの素子温度を素子温度検出手段9で検出し、温度判定処理回路8aでは検出した素子温度が予め設定された上限値に達したときに駆動信号制御回路8bの出力を変化させ、インバータ回路3を出力停止又は下降させるようにしているので、実施の形態1の効果に加え、インバータ回路3のスイッチング素子3aの素子温度の過熱の防止の観点からもインバータ回路3の安全を図ることができる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3に係る誘導加熱装置の構成を示すブロック図、図7は同誘導加熱装置の動作を示すフローチャートである。
上記実施の形態2は、インバータ回路3のスイッチング素子3a(又は3b)が予め設定された上限値の温度を超えないよう制御して誘導加熱装置の安全を図ったものであるが、この実施の形態3は実施の形態1に加え、負荷5が予め設定された上限値の温度を超えないよう制御して誘導加熱装置の安全を図ったものである。
この実施の形態3では、図6に示すように金属で形成される負荷5にサーミスタ等の負荷温度検出素子10aが取り付けられ、負荷温度検出素子10aを有する負荷温度検出手段10により負荷5の温度を監視するようにしたものである。その他の構成は実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
次に、この発明の実施の形態3に係る誘導加熱装置の動作について図6と図7を用いて説明する。
電源がオンされると負荷温度検出手段10の動作が開始し、金属で形成される負荷5の温度を負荷温度検出素子10aが検出する(ステップS10)。負荷温度検出素子10aの温度検出信号は負荷温度検出手段10でデジタル信号に変換されて制御手段8の温度判定処理回路8aに出力される(ステップS4)。
温度判定処理回路8aには予め負荷温度の上限値が設定されており、温度判定処理回路8aでは負荷温度検出手段10が検出した負荷温度が予め設定された負荷温度の上限値以上かどうかを判断する(ステップS11)。
そして、負荷温度検出手段10が検出した負荷温度が予め設定された負荷温度に達した場合、温度判定処理回路8aは駆動信号制御回路8bの出力を変化させ(ステップS7)、インバータ回路3を出力停止又は下降させるものである。
この実施の形態3においても、インバータ回路3の出力停止又は下降が行われた後、インバータ回路出力を復帰しても再び負荷温度が上限値を超える危険性がある為、再復帰(電源オフで再び電源オン)させない限りインバータ回路3出力を復帰させないことが望ましい。図7のステップS1〜S6の動作については実施の形態1と同様であり、説明を省略する。
以上のように、この実施の形態3によれば、負荷5の負荷温度を負荷温度検出手段10で検出し、温度判定処理回路8aでは検出した負荷温度が予め設定された上限値に達したときに駆動信号制御回路8bの出力を変化させ、インバータ回路3を出力停止又は下降させるようにしているので、実施の形態1の効果に加え、非磁性材質の負荷5であっても負荷温度を検出することができ、負荷5の空焚きを防止できることから誘導加熱装置使用者の安全を更に図ることができるという効果がある。
なお、実施の形態1に加え、実施の形態2における素子温度検出手段9と実施の形態3における負荷温度検出手段10とを併用しても同様の効果を得られることはいうまでもない。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4に係る誘導加熱装置の加熱コイル4と負荷5の部分を示す断面図である。
この実施の形態4は、誘導加熱装置として誘導加熱給湯器を模したものである。
上記実施の形態3では、負荷温度検出手段10の取付位置や構造を任意としたが、この実施の形態4では、負荷温度検出手段10の取付位置や構造を限定し、加熱コイル4に流す高周波電流が生成する交番磁束による誤検出を防止するようにしたものである。
この実施の形態4は、図8に示すように、負荷温度検出手段10を負荷5の端部近傍で加熱コイル4の端部内側に取り付けて負荷温度を監視するようにしたものである。なお、誘導加熱装置の構成は実施の形態3と同様であり、説明を省略する。
次に、負荷温度検出手段10の取り付け位置について図8を用いて説明する。
加熱コイル4の周囲には加熱コイル4に流す高周波電流により交番磁束が発生し、負荷5を通過することにより負荷5を誘導加熱させている。
ここで、加熱コイル4の端部は加熱コイル4の中心部付近と比較し交番磁束発生量が少なく(磁束密度が小さく)、故に加熱コイル4の端部付近に負荷温度検出手段10を取り付けると、負荷温度検出手段10自身の誘導加熱による誤検出を防止しやすくなる。
但し負荷5の加熱度合いは加熱コイル4の端部よりも中心部の方が大きく、加熱コイル4の端部への取り付けは負荷温度最大値を得られにくくなることから、加熱コイル4の端部に対し数mmだけ内側で負荷5の端部近傍へ負荷温度検出手段10を取り付けることが望ましい。
なお、負荷温度検出手段10自身の誘導加熱による誤検出を防止するために負荷温度検出手段10をシールド材で覆い、防磁構造としても良い。
以上のように、この実施の形態4によれば、負荷温度検出手段10は負荷5の端部近傍で加熱コイル4の端部内側に取り付けられているので、負荷温度検出手段10自身の誘導加熱による誤検出を防止し、負荷温度最大値が得られるため、負荷温度検出手段10は負荷温度を検出精度良く検出することができる。
また、その負荷温度検出手段10をシールド材で覆い、防磁構造とすることにより、負荷温度検出手段10自身の誘導加熱による誤検出をより一層防止することができる。
上記実施の形態4では、誘導加熱装置として誘導加熱給湯器を挙げているが、誘導加熱調理器にも適用でき、上記実施の形態1〜3の誘導加熱装置も、誘導加熱給湯器や誘導加熱調理器に適用できることはいうまでもない。
この発明の実施の形態1に係る誘導加熱装置の構成を示すブロック図。 同誘導加熱装置の動作を示すフローチャート。 同誘導加熱装置の負荷に管状SUS440を用いて空焚き加熱を行った際の負荷温度と入力電流の実測データを示すグラフ。 この発明の実施の形態2に係る誘導加熱装置の構成を示すブロック図。 同誘導加熱装置の動作を示すフローチャート。 この発明の実施の形態3に係る誘導加熱装置の構成を示すブロック図。 同誘導加熱装置の動作を示すフローチャート。 この発明の実施の形態4に係る誘導加熱装置の加熱コイル4と負荷5の部分を示す断面図。
符号の説明
1 交流電源、2 整流回路、3 インバータ回路、3a,3b スイッチング素子、3c ドライバ、4 加熱コイル、5 負荷、6 入力電流検出手段、7 設定電力生成手段、8 制御手段、8a 温度判定処理回路、8b 駆動信号制御回路、11 平滑コンデンサ、12 共振コンデンサ。

Claims (6)

  1. 交流電源からの入力電流を整流する整流回路と、
    前記整流回路の出力側に接続され入力電流を高周波電流に変換するインバータ回路と、
    前記インバータ回路の出力側に接続され、高周波電流が供給されて負荷を誘導加熱する加熱コイルと、
    前記整流回路への入力電流又は前記整流回路からの入力電流を検出する入力電流検出手段と、
    設定入力電力信号を生成する設定電力生成手段と、
    前記設定電力生成手段が生成した設定入力電力信号と前記入力電流検出手段が検出した入力電流とに基づいて前記インバータ回路へ駆動信号を出力すると共に、前記入力電流検出手段が検出した入力電流の時間変化分が予め設定された値を超えた時に前記インバータ回路の出力を停止又は下降させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 前記制御手段は、前記設定電力生成手段が生成した設定入力電力信号から変換した指令電圧と前記入力電流検出手段が検出した入力電流から変換した検出電圧とに基づいて前記インバータ回路へ駆動信号を出力する駆動信号制御回路と、前記入力電流検出手段が検出した入力電流の時間変化分が予め設定された値を超えた時に前記駆動信号制御回路に前記インバータ回路の出力を停止又は下降させる指令を出力する温度判定処理回路とからなることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 前記インバータ回路を構成するスイッチング素子と、前記スイッチング素子の温度を検出する素子温度検出手段とを備え、
    前記温度判定処理回路は前記素子温度検出手段の出力が予め設定された値を超えた時に、前記駆動信号制御回路に前記インバータ回路の出力を停止又は下降させる指令を出力することを特徴とする請求項2記載の誘導加熱装置。
  4. 前記加熱コイルが誘導加熱する負荷の温度を検出する負荷温度検出手段を備え、
    前記温度判定処理回路は前記負荷温度検出手段の出力が予め設定された値を超えた時に、前記駆動信号制御回路に前記インバータ回路の出力を停止又は下降させることを特徴とする請求項2記載の誘導加熱装置。
  5. 前記負荷温度検出手段は、前記加熱コイルに流す高周波電流が生成する交番磁束の影響を受けない箇所に設けられていることを特徴とする請求項4記載の誘導加熱装置。
  6. 前記負荷温度検出手段は、シールド材に覆われた防磁構造をしたことを特徴とする請求項4記載の誘導加熱装置。
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