JP2000010999A - 翻訳通信装置 - Google Patents

翻訳通信装置

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JP2000010999A
JP2000010999A JP10177741A JP17774198A JP2000010999A JP 2000010999 A JP2000010999 A JP 2000010999A JP 10177741 A JP10177741 A JP 10177741A JP 17774198 A JP17774198 A JP 17774198A JP 2000010999 A JP2000010999 A JP 2000010999A
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English (en)
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Hidetsugu Maekawa
英嗣 前川
Kenji Matsui
謙二 松井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用言語が異なる不特定多数の利用者間で、外
出先からでも手軽に情報を交換することができる翻訳通
信装置を提供する。 【解決手段】利用者は携帯型の入出力部1から提供情報
や入手したい情報のキーワードを入力する。情報を提供
する場合には、翻訳部5がデータベース7に格納すべき
言語へ提供情報を翻訳し、データベース7が翻訳された
情報をキーワードとともに格納する。情報を入手したい
場合は、翻訳部5がキーワードを翻訳し、データベース
7が翻訳されたキーワードで情報を検索する。検索され
た情報は、翻訳部5が利用者の使用言語へ翻訳して提示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不特定多数の利用
者間で、情報を交換することのできる通信装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の翻訳通信装置としては、例えば特
開平5−120335の「電子メール自動翻訳システ
ム」や、特開平10−55356の「機械翻訳機能付電
子メール装置及び制御方法」で開示されているものが知
られている。これらの技術は、差出人が入力した電子メ
ールを受取人が自身の使用言語で読むことができるよう
にするものである。特開平5−120335の「電子メ
ール自動翻訳システム」は、使用言語の異なる利用者間
で電子メールの授受が行われた場合でも、その電子メー
ルを受取人が自身の使用言語で読むことができるように
することを目的としている。電子メールのヘッダ部分
に、差出人の使用言語名と受取人の使用言語名をあらか
じめ記述しておき、この電子メールの配信処理におい
て、差出人の使用言語名と受取人の使用言語名を比較し
て、もし異なる場合には、差出人の使用言語から受取人
の使用言語へ翻訳して、受取人のメールボックスへ格納
するものである。
【0003】また、インターネット等において、不特定
多数の情報入手者を対象にした情報検索サービスが行わ
れている。これは、情報入手者が、クライアント端末か
らキーワードを入力すると、そのキーワードをもとにサ
ーバー上にあるデータベースが検索され、該当する情報
を情報入手者に提供するものである。提供される情報の
種類としては、テキスト情報等である。
【0004】例えば、サーバー上にあるデータベースの
情報が日本語で格納されている場合、情報入手者が、日
本語のキーワードとして「北海道」、「ビール」とクラ
イアント端末から入力すると、通信回線を介して、サー
バー上にあるデータベースが検索される。検索結果とし
て通信回線を介して、「北海道の富良野にはおいしいビ
ールがあるよ」等といった日本語の情報がテキストとし
てクライアント端末に表示される。
【0005】また、サーバー上にあるデータベースの情
報が英語で格納されている場合もある。情報入手者が、
英語のキーワードとして「Hokkaido」、「Be
er」とクライアント端末から入力すると、通信回線を
介して、サーバー上にあるデータベースが検索される。
検索結果として通信回線を介して、「I havego
od tasted beer at Furano
in Hokkaido!」等といった英語の情報がテ
キストとしてクライアント端末に表示される。
【0006】上述した日本語のデータベースや英語のデ
ータベースの他に、データベースの情報を複数の言語で
格納しておくデータベースもある。この場合、情報入手
者が情報を入手する場合、前記データベースで予め決め
られた言語でキーワードを入力する必要がある。例えば
情報入手者が英語を用いてキーワードを入力する等であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな通信装置は、あらかじめ差出人と受取人が特定され
た場合に有用な方法を提供するものであって、使用言語
の異なる不特定多数の利用者間で、外出先からでも他者
にとって有用な情報を手軽に発信したり、その情報を手
軽に獲得したりすることはできない。
【0008】また、上述したデータベースは、不特定多
数の情報入手者がデータベースから情報を入手する場
合、予め決められた言語でキーワードを入力しないとい
けない。従って、上述したデータベースに格納されてい
る情報が記述されている言語とは異なった言語を使用す
る情報入手者にとって、情報をデータベースから入手す
るために自身がキーワードを翻訳する必要があり手間の
かかる作業となる。
【0009】さらに、情報を提供する場合、情報提供者
が手軽に上述したデータベースに情報を提供することは
できない。
【0010】本発明はこのような従来の通信装置が、使
用言語の異なる不特定多数の利用者間で、外出先からは
他者にとって有用な情報を手軽に発信できず、またその
情報を手軽に獲得することができないという課題を考慮
し、使用言語が異なる不特定多数の利用者間で、外出先
からでも手軽に情報を交換することができる翻訳通信装
置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、情報提供
者から提供された情報を受け付ける第1入力部と、前記
第1入力部に入力された情報からデータベース用情報を
前記データベースに蓄積するキーワード抽出データベー
ス作成手段と、情報入手者から送られてくるキーワード
を受け付ける第2入力部と、前記第2入力部から入力さ
れたキーワードを利用して前記データベースから必要な
情報を検索し取り出す検索手段と、を備え、前記キーワ
ード抽出データベース作成手段は、前記提供された情報
の言語が前記データベースの言語と異なる時は、前記デ
ータベースの情報を前記データベースの言語に翻訳して
前記データベースに蓄積し、前記検索手段は、前記入力
されてくるキーワードの言語が前記データベースの言語
と異なる時は、そのキーワードを前記データベースの言
語に翻訳して検索し、またその検索された情報を前記キ
ーワードの言語に翻訳することを特徴とする翻訳通信装
置である。
【0012】また第2の本発明(請求項2に対応)は、
前記情報提供者が利用する携帯型の端末を含み、前記第
1入力部へ、情報が入力される通信手段と、を備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の翻訳通信装置である。
【0013】また第3の本発明(請求項3に対応)は、
前記情報入手者が利用する携帯型の端末を含み、前記第
2入力部へ、情報が入力される通信手段と、を備えたこ
とを特徴とする請求項1記載の翻訳通信装置である。
【0014】また第4の本発明(請求項4に対応)は、
前記情報及び/または前記キーワードは、テキスト情報
であることを特徴とする第1〜3の発明のいずれかに記
載の翻訳通信装置である。
【0015】また第5の本発明(請求項5に対応)は、
前記情報及び/または前記キーワードは、音声情報であ
り、前記音声情報を認識し、テキスト情報に変換する音
声認識手段と、前記検索手段により検索されたテキスト
情報から音声を合成する音声合成手段と、を備えたこと
を特徴とする第1〜3の発明のいずれかに記載の翻訳通
信装置である。
【0016】また第6の本発明(請求項6に対応)は、
前記情報は、テキスト情報及び画像情報であることを特
徴とする第1〜3の発明のいずれかに記載の翻訳通信装
置である。
【0017】また第7の本発明(請求項7に対応)は、
前記情報は、音声情報及び画像情報であることを特徴と
する第1〜3の発明のいずれかに記載の翻訳通信装置で
ある。
【0018】また第8の本発明(請求項8に対応)は、
前記データベースは複数の分散したコンピュータ上で構
成されることを特徴とする第1〜7の発明のいずれかに
記載の翻訳通信装置である。
【0019】また第9の本発明(請求項9に対応)は、
第1〜8の発明のいずれかにおける各手段の全部または
一部の機能を実現するためのプログラムを格納している
ことを特徴とする媒体である。
【0020】次に本発明の動作を説明する。
【0021】不特定多数の情報提供者が任意の情報入手
者に情報を提供する場合には、まず、情報提供者が携帯
端末で提供したい情報を入力し、通信手段を用いて発信
する。次に、利用者の使用言語がデータベースへ格納す
べき言語と異なる場合には、提供情報を翻訳し、キーワ
ード抽出データベース作成手段が翻訳された提供情報を
格納する。
【0022】次に、情報入手者が情報を獲得する場合に
は、情報入手者が携帯端末で獲得したい情報のキーワー
ドを入力し、通信手段を用いて発信する。次に、情報入
手者の使用言語がデータベースに格納されている言語と
異なる場合には、キーワードをデータベースに格納され
ている言語に翻訳する。検索手段は、翻訳されたキーワ
ードから格納されている情報を検索し、利用者が所望の
情報を取り出す。最後に、取り出した情報を使用者の言
語に合わせて翻訳し、通信手段で情報入手者の携帯端末
へ発信する。
【0023】本発明の翻訳通信装置は、上述した動作に
より、使用言語の異なる不特定多数の利用者間で、携帯
端末を使って、外出先からでも他者にとって有用な情報
を手軽に発信したり、その情報を手軽に獲得したりする
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1に本発明の第1の実施の
形態における翻訳通信装置の構成図を示す。図におい
て、1は利用者が携帯可能な入出力部、2は通信データ
を受信する受信部、3は通信データを送信する送信部、
4は言語データから言語種を解析する使用言語検出部、
5は言語データの翻訳部、6は言語データからキーワー
ドを抽出したり言語データのキーワードから後述のデー
タベースを検索するキーワード抽出・検索部、7は不特
定多数の利用者の提供情報を格納するデータベース、8
は入出力部1の構成要素で利用者がデータを入力するテ
キスト入力部、9は同じく入出力部1の構成要素で利用
者が情報を確認するテキスト表示部である。ここで、デ
ータベース7は、図2に示すように一種類の言語で提供
情報を蓄積し、情報を検索するためのキーワードも同じ
言語種で格納する(ここでは一例として、英語とする)
ものである。そのため、翻訳部5は、不特定多数の利用
者の任意の言語から英語への翻訳と、また逆に英語から
任意の言語への翻訳を行うものである。ここで、各手段
は公知の技術を利用して構成すればよい。
【0025】なお、受信部2が本発明の第1入力部の例
であり、また受信部2も本発明の第2入力部の例であ
り、本実施の形態では、受信部1が、本発明の第1入力
部と第2入力部を兼ねている。またキーワード抽出・検
索部6と翻訳部5が本発明のキーワード抽出データベー
ス作成手段の例であり、またキーワード抽出・検索部6
と翻訳部5も本発明の検索手段の例であり、本実施の形
態では、キーワード抽出・検索部6と翻訳部5が本発明
のキーワード抽出データベース作成手段と検索手段を兼
ねている。
【0026】以上のように構成された本発明の第1の実
施の形態における翻訳通信装置について、以下図1を参
照しながら、その動作を説明する。本発明は、利用者の
利用方法によって情報提供時と情報入手時の大きく分け
て2種類の動作をする。
【0027】まず、情報提供時の動作を説明する。ここ
では、情報提供者が日本語を使用言語とする場合を説明
する。情報提供者は、入出力部1のテキスト入力部8か
ら提供情報を入力する。テキスト入力部8は、例えば携
帯可能な小さなキーボードで構成すれば良い。図1に示
すように、情報提供者は、「北海道の富良野には、おい
しいビールがあるよ」とテキスト入力を行う。入力され
た情報は、送信部3を介して通信され、受信部2で受信
される。次に、使用言語検出部4は提供情報が日本語で
あることを検出する。ここで、日本語を検出する場合
は、例えば、文字コードが日本語コードで入力されてい
るかどうかをチェックすればよい。提供情報が日本語の
場合、翻訳部5は提供情報を英語に翻訳する。翻訳結果
は、例えば「I have good tasted beer at Furano in H
okkaido!」である。翻訳部5の結果を受けて、キーワー
ド抽出・検索部6は、提供情報のキーワードを抽出す
る。上記の例では、例えば“Hokkaido, beer, Furano”
などである。最後に、データベース7が図2に示すよう
にキーワードと情報を対にして格納する。データベース
の容量が不足する場合には、入手される機会が少ない情
報に上書きしたり、同様のキーワードを持つ別の情報と
マージする等の処理を行えば良い。
【0028】次に、情報入手時の動作を説明する。ここ
では、情報入手者が英語を使用言語とする場合を説明す
る。情報入手者は、「Hokkaido」「beer」などのキーワ
ードを入出力部1のテキスト入力部8から入力する。入
力されたキーワードは、送信部3を介して通信され、受
信部2で受信される。次に、使用言語検出部4が受信さ
れたキーワードが英語であることを検出する。ここで具
体的な英語検出方法としては、例えば、アルファベット
26文字のコードのみで構成されていることを検出すれ
ばよい。さらに、情報提供時の文章の場合には、出現頻
度の高い”a”、”the”等の冠詞や、”in”、”
at”等の前置詞の存在を検出することで検出精度を向
上することも可能である。さらに、キーワード等の短い
単語の場合には、多少処理が煩雑になるが、使用言語検
出のために各母国語の単語データベースを用意して、キ
ーワードとの一致検出を試み、検出精度を向上すること
も可能である。この時、キーワードが英語であるため、
翻訳部5は翻訳処理を行わない。キーワード抽出・検索
部6は、受信部2で受信された英語のキーワードを使っ
てデータベース7を検索する。受信したキーワードが英
語であったため、情報入手者の使用言語が英語であると
判断し、送信部3はデータベース7の検索情報をそのま
ま送信する。図1では、前述した情報提供者の情報
(「I have goodtasted beer at Furano in Hokkaido
!」)が送出された例を示している。最後に、テキスト
表示部9が、情報入力者の入出力部1の受信部2で受信
された情報を表示する。テキスト表示部9は、例えば携
帯に便利な小さな液晶表示装置などで構成すれば良い。
もし、情報入手者の使用言語が英語以外であった場合に
は、翻訳部5がキーワードの英語への翻訳と、検索され
た情報を情報入手者の使用言語へ翻訳を行う。
【0029】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態の翻訳通信装置によれば、使用言語の異なる不特
定多数の利用者間で、テキスト情報を介して、外出先か
らでも他者にとって有用な情報を手軽に発信したり、そ
の情報を手軽に獲得したりすることができる。
【0030】なお、情報提供者か、情報入手者かの区別
については、上記の説明では言及しなかったが、入出力
部1にそれぞれのボタンを容易し、情報提供時には、情
報提供者ボタンを押して情報を提供したり、情報入手時
には、情報入手者ボタンを押してキーワードを入力した
りすればよい。また、上記実施の形態において使用言語
検出部4は、利用者から送られてきた言語データから使
用言語を判断したが、利用者の入出力部1に使用言語を
設定するボタンをつけたり、携帯型の入出力部1を使用
言語ごとに設定する等の方法で、言語データに使用言語
情報を付加して通信し、その情報をチェックするといっ
た方法も考えられる。
【0031】図3に本発明の第2の実施の形態における
翻訳通信装置の構成図を示す。本実施の形態では、音声
情報を介して情報を交換する場合を説明する。図3にお
いて、30は利用者が携帯可能な入出力部、31は音声
言語から使用言語を検出する使用言語検出部、32は音
声データをその言語種のテキスト情報へ変換する音声認
識部、33はテキスト情報をその言語種の音声データへ
変換する音声合成部、34はA/D変換部、35はD/
A変換部、36はマイク、37はスピーカー部、38は
音声データの送信部、39は音声データの受信部であ
る。他の構成要素は第1の実施の形態における翻訳通信
装置と同様である。各手段は公知の技術を利用して構成
すれば良い。
【0032】なお、受信部39が本発明の第1入力部の
例であり、また受信部39も本発明の第2入力部の例で
あり、本実施の形態では、受信部39が、本発明の第1
入力部と第2入力部を兼ねている。またキーワード抽出
・検索部6と翻訳部5が本発明のキーワード抽出データ
ベース作成手段の例であり、キーワード抽出・検索部6
と翻訳部5も本発明の検索手段の例であり、本実施の形
態では、キーワード抽出・検索部6と翻訳部5が本発明
のキーワード抽出データベース作成手段と検索手段を兼
ねている。また音声認識部32が本発明の音声認識手段
の例である。また音声合成部33が本発明の音声合成手
段の例である。
【0033】以上のように構成された本発明の第2の実
施の形態における翻訳通信装置について、図3を参照し
ながら、以下その動作を説明する。本実施の形態と第1
の実施の形態の違いは、利用者が音声情報を利用するこ
とである。動作の説明は、第1の実施の形態との違いを
中心に行う。
【0034】まず、情報提供時の動作から説明する。情
報提供者は携帯型の入出力部30を介して、音声で提供
情報を入力する。入出力部30は、マイク36に入力さ
れた音声データをA/D変換して送信部38が送信す
る。受信部39は音声データを受信し、使用言語検出部
31が音声データの言語種を検出する。例えば、日本語
を検出する場合、音声データの音声特徴を解析して、5
種類の母音の特徴が繰り返し存在することを検出すれば
よい。音声認識部32が音声データをその言語種のテキ
スト情報へ変換する。ここで、情報提供者の使用言語が
英語でなければ、さらに翻訳部5が提供情報を英語へ翻
訳し、データベース7が翻訳された提供情報を格納す
る。
【0035】次に、情報入手時の動作を説明する。情報
入手者は、携帯型の入出力部30を介して、音声でキー
ワードを入力する。入出力部30は、マイク36に入力
された音声のキーワードをA/D変換して送信部38が
送信する。受信部39が音声のキーワードを受信し、使
用言語検出部31がキーワードの言語種を検出する。、
音声認識部32が音声のキーワードをその言語種のテキ
スト情報へ変換する。例えば、英語を検出する場合、具
体的な検出方法としては、音声データの音声特徴を解析
して、英語特有の母音の存在を検出すればよい。さら
に、情報提供時の文章の場合には、出現頻度の高い”
a”、”the”等の冠詞や、”in”、”at”等の
前置詞の存在を検出することで検出精度の向上を図るこ
とも可能である。さらに、キーワード等の短い単語の場
合には、多少処理が煩雑になるが、使用言語検出のため
に各母国語の単語データベースを用意して、キーワード
と音声特徴との一致検出を試み、検出精度を向上するこ
とも可能である。ここで、情報入手者の使用言語が英語
でなければ、さらに翻訳部5がキーワードを英語へ翻訳
し、データベース7がキーワードに合致した提供情報を
検索する。データベース7の検索情報は、翻訳部5が情
報入手者の使用言語へ必要に応じて翻訳し、音声合成部
33が翻訳されたテキスト情報を音声データに変換し、
送信部38が送信する。入出力部30では、受信部39
が検索情報を受信し、D/A変換部35がアナログデー
タへ変換して、スピーカ部37が検索情報を音声で伝え
る。
【0036】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態の翻訳通信装置によれば、音声認識部32と音声
合成部33を持つことにより、音声データを介して、使
用言語の異なる不特定多数の利用者間で、外出先からで
も他者にとって有用な情報を手軽に発信したり、その情
報を手軽に獲得することができる。また本実施の形態で
は、音声入力はマイクを搭載するだけで済むため、第1
の実施の形態と比較して、携帯性が良いという効果もあ
る。
【0037】なお、音声認識部32や音声合成部33
は、使用者の携帯性を損なわない範囲で、入出力部30
に搭載するようにしても良い。また、翻訳部5も同様の
条件で入出力部30に搭載しても良い。また、情報提供
と情報入手の区別、使用言語の検出方法などは、第1の
実施の形態でも触れたように他の手段で実現することも
可能である。
【0038】図4に本発明の第3の実施の形態における
翻訳通信装置の構成図を示す。本実施の形態は、第1の
実施の形態で述べたテキスト情報と同時に画像情報も併
用できるようにしたものである。図4において、40は
携帯型の入出力部、41はビデオカメラなどで構成され
た画像入力部、42は画像送信部、43はテキストと画
像の表示が可能な表示部、44は画像受信部、45はテ
キストの提供情報と画像情報を合わせて格納するデータ
ベース、46は画像情報とテキスト情報を受信する受信
部である。その他の手段は、本発明の第1の実施の形態
と同様である。各手段は公知の技術を利用して構成すれ
ば良い。
【0039】なお、受信部2が本発明の第1入力部の例
であり、また受信部2も本発明の第2入力部の例であ
り、本実施の形態では、受信部2が、本発明の第1入力
部と第2入力部を兼ねている。またキーワード抽出・検
索部6と翻訳部5が本発明のキーワード抽出データベー
ス作成手段の例であり、キーワード抽出・検索部6と翻
訳部5も本発明の検索手段の例であり、本実施の形態で
は、キーワード抽出・検索部6と翻訳部5が本発明のキ
ーワード抽出データベース作成手段と検索手段を兼ねて
いる。
【0040】以上のように構成された本発明の第3の実
施の形態における翻訳通信装置について、図4を参照し
ながらその動作を説明する。本実施の形態ではテキスト
情報で情報を交換する部分は第1の実施の形態と全く同
様であるため、詳細な説明は省略する。
【0041】情報提供者は、本発明の第1の実施の形態
で述べた方法で情報を提供するが、その際、携帯型の入
出力部40の画像入力部41から画像も同時に提供情報
として取り込む。図4の例では、富良野のビールやそれ
を飲んでいるところを画像として取り込む等が可能であ
る。次に、画像送信部42は取り込まれた画像を送信
し、画像受信部44は送信された画像を受信する。最後
に、データベース45はテキスト情報とともに画像情報
を格納する。情報入手者は、本発明の第1の実施の形態
で述べた方法で必要な情報を獲得するが、この時画像情
報も同時に獲得する。まず、データベース45が画像情
報を取り出し、画像送信部42が送信する。次に、受信
部46がテキスト情報と画像情報を受信し、表示部43
がテキスト情報と画像情報を表示する。
【0042】なお、画像情報は、第2の実施の形態に併
用させることも可能である。図5にその構成図を示す。
動作については、本実施の形態のテキスト情報が音声情
報に変わるだけであるため、詳細な説明は省略する。ま
た、画像情報は静止画でも動画でも良い。
【0043】最後に、第1から第3の実施の形態まで様
々なメディアによる情報交換を説明したが、メディアに
ついては、様々に組み合わせることが可能である。例え
ば、情報提供は音声情報で情報の入手は音声とテキスト
の併用等が考えられる。これらは、本発明の実施の形態
を組み合わせることで実現可能なため、動作についての
詳細な説明は省略する。一例として、情報提供は音声
で、情報入手はテキストを利用する例を図6に示す。な
お、本発明の実施の形態では、通信手段は無線を想定し
たが、有線通信手段がいつでもどこでも手軽に利用でき
る場合には、有線手段を利用することも可能である。
【0044】さらに、図7に一例を示したように、第1
の実施の形態におけるデータベース7はネットワークを
介して接続されたコンピュータに分散させることも出来
る。この場合、情報入手はネットワークを介してデータ
ベースが格納されているコンピュータ上で検索を行い情
報を獲得する。また、情報の提供はネットワークを介し
て接続されたコンピュータのいずれかに格納する。な
お、分散化されたデータベースは、現在のWWWのホー
ムページのように独立したコンピュータシステムの中に
構築しても構わない。また、図7は第1の実施の形態に
おけるデータベース7の分散化を例示したが、他の実施
の形態でも実現可能なことは言うまでもない。
【0045】さらに、本発明の画像受信部は、上述した
実施の形態における受信部とは独立した構成にするもの
に限らず、受信部が画像受信部の機能を兼ねるなど、要
するに画像を受信できるような構成でありさえすればよ
い。
【0046】さらに、本発明の画像送信部は、上述した
実施の形態における送信部とは独立した構成にするもの
に限らず、送信部が画像送信部の機能を兼ねるなど、要
するに画像を送信できるような構成でありさえすればよ
い。
【0047】さらに、本発明の第1入力部と第2入力部
は、上述した実施の形態における受信部が第1入力部と
第2入力部の機能を兼ねる構成にするものに限らず、受
信部を第1入力部と第2入力部の各機能を果たすように
2つに分離するなど、要するに第1入力部と第2入力部
の各機能を果たす構成でありさえすればよい。
【0048】さらに、本発明の受信部は、上述した実施
の形態における通信回線を介して情報を受信するものに
限らず、通信回線を介さず受信部に直接情報を入力でき
るなど、要するに必要な情報を入力できるものでありさ
えすればよい。
【0049】さらに、本発明の送信部は、上述した実施
の形態における通信回線を介して情報を送信するものに
限らず、通信回線を介さず送信部で直接情報を出力でき
るなど、要するに必要な情報を出力できるものでありさ
えすればよい。
【0050】さらに、本発明のデータベースの言語種
は、上述した実施の形態における英語に限らず、日本
語、ドイツ語、韓国語、中国語など、要するにデータベ
ースの情報を記述できる言語種でありさえすればよい。
【0051】さらに、本発明のデータベースは、上述し
た実施の形態におけるキーワードと提供情報が対になっ
たデータベースに限らず、リレーショナルデータベー
ス、オブジェクト指向データベースなど、要するに効率
よく提供情報を格納できまた検索できるものでありさえ
すればよい。
【0052】さらに、本発明のキーワード抽出データベ
ース作成手段と検索手段は、上述した実施の形態におけ
るキーワード抽出・検索部がキーワード抽出データベー
ス作成手段と検索手段を兼ねる構成にするものに限ら
ず、キーワード抽出・検索部をキーワード抽出データベ
ース作成手段と検索手段の各機能を果たすように2つに
分離するなど、要するにキーワード抽出データベース作
成手段と検索手段の各機能を果たす構成でありさえすれ
ばよい。
【0053】さらに、本発明は、その機能を実現する各
手段の全部または一部の機能を実現するためのプログラ
ムを格納していることを特徴とする媒体でもある。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における翻
訳通信装置によれば、使用言語が異なる不特定多数の利
用者間で、外出先からでも手軽に情報を交換することが
できるため、その実用的な価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における翻訳通信装
置の構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態における翻訳通信装
置のデータベース7への情報格納方法を示した図
【図3】本発明の第2の実施の形態における翻訳通信装
置の構成図
【図4】本発明の第3の実施の形態における翻訳通信装
置の構成図
【図5】本発明の第3の実施の形態における翻訳通信装
置の別形態における構成図
【図6】本発明の実施の形態における各情報メディアを
組み合わせた場合の一例を示した構成図
【図7】データベース7がネットワーク上で分散した場
合の一例を示す構成図
【符号の説明】
1 入出力部 2 受信部 3 送信部 4 使用言語検出部 5 翻訳部 6 キーワード抽出・検索部 7 データベース 8 テキスト入力部 9 テキスト表示部 32 音声認識部 33 音声合成部 41 画像入力部 42 画像送信部 43 画像受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B075 KK07 ND03 ND06 ND14 NK02 NK10 PP07 PP22 PP24 PQ02 PQ04 UU40 5B091 AA01 BA02 BA03 CB12 CB32 CC02 CD15 EA24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報提供者から提供された情報を受け付
    ける第1入力部と、 前記第1入力部に入力された情報からデータベース用情
    報をデータベースに蓄積するキーワード抽出データベー
    ス作成手段と、 情報入手者から送られてくるキーワードを受け付ける第
    2入力部と、前記第2入力部から入力されたキーワード
    を利用して前記データベースから必要な情報を検索し取
    り出す検索手段と、を備え、 前記キーワード抽出データベース作成手段は、前記提供
    された情報の言語が前記データベースの言語と異なる時
    は、前記データベースの情報を前記データベースの言語
    に翻訳して前記データベースに蓄積し、前記検索手段
    は、前記入力されてくるキーワードの言語が前記データ
    ベースの言語と異なる時は、そのキーワードを前記デー
    タベースの言語に翻訳して検索し、またその検索された
    情報を前記キーワードの言語に翻訳することを特徴とす
    る翻訳通信装置。
  2. 【請求項2】 前記情報提供者が利用する携帯型の端末
    を含み、前記第1入力部へ、情報が入力される通信手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の翻訳通信
    装置。
  3. 【請求項3】 前記情報入手者が利用する携帯型の端末
    を含み、前記第2入力部へ、情報が入力される通信手段
    と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の翻訳通信
    装置。
  4. 【請求項4】 前記情報及び/または前記キーワード
    は、テキスト情報であることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれかに記載の翻訳通信装置。
  5. 【請求項5】 前記情報及び/または前記キーワード
    は、音声情報であり、前記音声情報を認識し、テキスト
    情報に変換する音声認識手段と、 前記検索手段により検索されたテキスト情報から音声を
    合成する音声合成手段と、を備えたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の翻訳通信装置。
  6. 【請求項6】 前記情報は、テキスト情報及び画像情報
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の翻訳通信装置。
  7. 【請求項7】 前記情報は、音声情報及び画像情報であ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の翻
    訳通信装置。
  8. 【請求項8】 前記データベースは複数の分散したコン
    ピュータ上で構成されることを特徴とする請求項1〜7
    のいずれかに記載の翻訳通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおける各手段
    の全部または一部の機能を実現するためのプログラムを
    格納していることを特徴とする媒体。
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