JP2000010377A - 画像形成方法 - Google Patents
画像形成方法Info
- Publication number
- JP2000010377A JP2000010377A JP17123198A JP17123198A JP2000010377A JP 2000010377 A JP2000010377 A JP 2000010377A JP 17123198 A JP17123198 A JP 17123198A JP 17123198 A JP17123198 A JP 17123198A JP 2000010377 A JP2000010377 A JP 2000010377A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- toner
- color
- color toner
- wax
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Color Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Abstract
の裏汚れの少ない画像を得ることができる画像形成方法
を提供する。 【解決手段】 転写材46の表面側から第1〜第4のカ
ラートナー画像を、加熱加圧定着手段81により加熱加
圧定着して、第1の面にマルチカラー画像またはフルカ
ラー画像を形成し;次いで転写材の表面側から第5〜第
8のカラートナー画像を第2の面にマルチカラー画像ま
たはフルカラー画像を形成する画像形成方法であって、
第1と第5のカラートナー画像、第2と第6のカラート
ナー画像、第3と第7のカラートナー画像及び第4と第
8のカラートナー画像は、それぞれ同一色のカラー画像
であり、第1及び第5のカラートナー画像を形成してい
るカラートナーAはワックスの含有量がもっとも少な
く、第4及び第8のカラートナー画像を形成しているカ
ラートナーDはカラートナーAと比較して多いことを特
徴とする。
Description
るマルチカラー画像またはフルカラー画像を形成する画
像形成方法に関し、特に転写材の両面に定着されたカラ
ー画像を形成する画像形成方法に関する。
を説明する。静電潜像担持体である感光ドラムの感光体
を一次帯電器によって均一に帯電し、原稿のマゼンタ画
像信号にて変調されたレーザー光により画像露光を行
い、感光ドラム上に静電潜像を形成し、マゼンタトナー
を保有するマゼンタ現像器により該静電潜像の現像を行
い、マゼンタトナー画像を形成する。次に搬送されてき
た転写材(記録シート)に、転写帯電器によって前記の
感光ドラムに現像されたマゼンタトナー画像を転写す
る。
ラムは、除電用帯電器により除電し、クリーニング手段
によってクリーニングを行った後、再び一次帯電器によ
って帯電し、同様にシアントナー画像の形成及び前記の
マゼンタトナー画像を転写した転写材へのシアントナー
画像の転写を行い、さらにイエロー色、ブラック色と順
次同様に行って、4色のトナー画像を転写材に転写す
る。該4色のトナー画像を有する転写材を定着ローラー
により熱及び圧力の作用で定着することによりフルカラ
ー画像を形成する。
ーは、これに熱を印加した際の溶融性及び混色性が良い
ことが必要であり、軟化点が低く、且つ溶融粘度の低い
シャープメルト性の高いトナーを使用することが好まし
い。
とにより、複写物の色再現範囲を広め、原稿像に忠実な
カラーコピーを得ることができる。
の高いカラートナーは、定着ローラーとの親和性が高
く、定着時に定着ローラーにオフセットし易い傾向にあ
る。
の場合、転写材上にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラ
ックと複数層のトナー層が形成されるため、特にオフセ
ットが発生しやすい傾向にある。
のトナーの離型性を向上させるため、定着ローラーにシ
リコーンオイルの如き離型剤を塗布することが行われて
いる。しかしながらこのような画像形成方法において
は、次のような不具合が生じていた。オイルの如き離型
剤をローラーに塗布する原稿の定着システムにおいて
は、本体の構成が複雑になることはもちろんのこと、こ
のオイル塗布が定着ローラーの短寿命化を促進するとい
う問題点がある。
面コピーに対するニーズや、さまざまなマテリアルへの
コピーに対するニーズなどが急速に高まってきている。
剤をローラーに塗布する現行の定着システムにおいて
は、二回目の定着時に一回目の定着を行った画像上の一
部トナーがオフセットしやすいという不具合が生じ、さ
らなる定着システムの改良と、耐オフセット性に優れた
トナーの開発にかかる期待は大なるものがある。
合には、現像手段において現像されたトナー画像が転写
部において転写材上に転写され、該未定着トナー画像が
定着手段によって定着後に排紙され、引き続き該転写材
は、表裏面が逆になった状態で再度転写部に搬送され
る。次いで、現像手段において現像されたトナー画像が
該定着画像面と対向する他方の面に転写され、該未定着
のトナー画像が定着手段によって定着されて、両面カラ
ーコピーが行われる。
ピーを行う場合、以下のような不具合が生じる。 1)一度定着された画像面が再度定着器を通過すると、
特にベタ部画像が荒れやすく、表面と裏面との光沢度の
ムラが発生しやすい。 2)両面画像の連続通紙後において、表面と裏面との光
沢度のムラが発生しやすい。 3)両面画像の連続通紙後において、片面画像の裏面側
に裏汚れが発生しやすい。
の問題点を解決した画像形成方法を提供することにあ
る。
の定着性が良好な画像形成方法を提供することにある。
ラの少ない画像形成方法を提供することにある。
沢ムラの少ない画像形成方法を提供することにある。
圧ローラー汚れによる紙への裏汚れの少ない画像形成方
法を提供することにある。
ルを使用せずに、両面カラートナー画像を得るための画
像形成方法を提供することにある。
側から第1のカラートナー画像、第2のカラートナー画
像、第3のカラートナー画像および第4のカラートナー
画像を順次有する転写材上の第1の面側の各色トナー画
像を、第1の発熱体を有する定着ローラーおよび第2の
発熱体を有する加圧ローラーを具備している加熱加圧定
着手段により加熱加圧定着して、第1の面にマルチカラ
ー画像またはフルカラー画像を形成し、次いで転写材の
表面側から第5のカラートナー画像、第6のカラートナ
ー画像、第7のカラートナー画像および第8のカラート
ナー画像を順次有する転写材上の第2の面側の各色トナ
ー画像を、該加熱加圧定着手段により加熱加圧定着し
て、第2の面にマルチカラー画像またはフルカラー画像
を形成する画像形成方法であって、第1のカラートナー
画像と第5のカラートナー画像は、同一色のカラー画像
であり、第2のカラートナー画像と第6のカラートナー
画像は、同一色のカラー画像であり、第3のカラートナ
ー画像と第7のカラートナー画像は、同一色のカラー画
像であり、第4のカラートナー画像と第8のカラートナ
ー画像は、同一色のカラー画像であり、第1及び第5の
カラートナー画像を形成しているカラートナーAはワッ
クスの含有量が他のカラートナーと比較してもっとも少
なく、第4及び第8のカラートナー画像を形成している
カラートナーDはワックスの含有量が第1及び第5のカ
ラートナーAと比較して多いことを特徴とする画像形成
方法に関する。
カラートナー画像を形成しているカラートナーAはワッ
クスの含有量が他のカラートナーと比較してもっとも少
なく、第4及び第8のカラートナー画像を形成している
カラートナーDはワックスの含有量が第1及び第5のカ
ラートナーAと比較して多いことを特徴とする画像形成
方法にすることによって、耐高温オフセット性のラチチ
ュードが拡がり、両面定着時の2回定着面の定着性が良
好となる。
面の表面の荒れが少なくなり、表面と裏面の光沢ムラの
少ない画像を入手可能となる。
ラー汚れを抑制し、連続両面通紙直後の片面通紙時の紙
への裏汚れの少ない画像を入手可能とする。
トナー画像を形成するための各色カラートナーに含有さ
れるワックスは、DSC吸熱メインピークが60℃乃至
120℃であれば、吸熱サブピークが120℃を超える
ところにあっても構わない。また、DSCにおける吸熱
サブピークが60℃未満に存在しない固体ワックスが好
ましい。DSCにおける吸熱サブピークが60℃未満に
存在する固体ワックスを使用する場合は画像濃度が低く
なる傾向があり、トナーの保存性も低下する傾向にあ
る。
0℃にある固体ワックスをトナー粒子に配合することに
より、トナーのDSC曲線においてもDSC吸熱メイン
ピークが60℃乃至120℃にあることが好ましい。
の測定による重量平均分子量(Mw)と数平均分子量
(Mn)との比(Mw/Mn)が1.0〜2.0であ
り、分子量分布が極めてシャープである。
ャープな固体ワックスを使用することにより、オイルレ
ス定着における良好な耐低温オフセット性及び耐高温オ
フセット性を達成し、さらに耐ブロッキング性も向上さ
せている。さらに、前記の結着樹脂と分子量分布の極め
てシャープな固体ワックスとの組み合わせにより、オイ
ルレス定着において適度な光沢度と耐オフセット性の両
立を達成しているものである。
測定される。 装置 :GPC−150C(ウォーターズ社製) カラム:GMH−HT30cm、2連(東ソー社製) 温度 :135℃ 溶媒 :o−ジクロロベンゼン(0.1wt%アイオノ
ール添加) 流速 :1.0ml/min 試料 :0.15wt%のワックスを0.4ml注入 以上の条件で測定し、ワックスの分子量算出にあたって
は単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校
正曲線を使用する。さらに、Mark−Houwink
粘度式から導き出される換算式に基づいてポリエチレン
換算することでワックスの分子量を算出する。
至2000(より好ましくは400乃至1000)であ
ることが、トナーにおいて、結着樹脂への分散性,耐低
温オフセット性,耐高温オフセット性,耐ブロッキング
性,多数枚耐久性の点で、より好ましい。
る低分子量炭化水素ワックス、OH基を有する長鎖アル
キルアルコールワックス、COOH基を有する長鎖アル
キルカルボン酸ワックス、エステルワックス等が挙げら
れる。
フィンワックス,マイクロクリスタリンワックス,ペト
ロラクタムの如き石油系ワックス;低分子量ポリエチレ
ンの如き低分子量ポリオレフィンワックス;フィッシャ
ートロプシュワックスの如きポリメチレンワックスが挙
げられる。石油系ワックス及び低分子量ポリオレフィン
ワックスは、通常Mw/Mnの値が2.0を超えている
ので、Mw/Mnが1.0乃至2.0になり、且つDS
C吸熱メインピークが60乃至120℃になるように精
製する必要がある。
は、炭素数20個乃至200個を有する長鎖アルキルア
ルコールの混合物が挙げられる。
は、炭素数20個乃至200個を有する長鎖アルキルカ
ルボン酸の混合物が挙げられる。
クスを精製したワックス,キャンデリラワックスを精製
したワックス,炭素数15個乃至45個の長鎖アルキル
アルコールと炭素数15乃至45個の長鎖アルキルカル
ボン酸とのエステル化合物を主成分とするワックスが挙
げられる。特に、トナーには、分子量分布のシャープな
低分子量ポリエチレンワックスが好ましい。
り0.5乃至8重量部(より好ましくは1乃至8重量
部)トナーに含まれていることが、オイルレス定着時に
おける耐低温オフセット性,耐高温オフセット性,光沢
度の点で好ましい。
熱分析測定装置(DSC測定装置)、DSC−7(パー
キンエルマー社製)を用いて、ASTM D3418−
82に準じて測定する。測定試料は、2〜10mgの範
囲内で正確に秤量する。これをアルミパン中に入れ、リ
ファレンスとして空のアルミパンを用い、測定温度範囲
30〜160℃の間で、昇温温度10℃/minで、常
温常湿下で測定を行う。
乃至第8のカラートナー画像を形成するための各色カラ
ートナーに含有されるワックスは、パラフィン系ワック
ス、ポリオレフィン系ワックス及びこれらの変性物(例
えば酸化物やグラフト処理物)、高級脂肪酸及びその金
属塩、アミドワックス及びエステル系ワックスが挙げら
れ、何らこれに限定するものではないが、特にエステル
系ワックスは透明性と定着性の両立という観点から好ま
しい。
に示す。
ケニル基を示し、R2は炭素数16〜51個のアルキル
基,アルケニル基を示す。〕
クスは、100℃で測定した溶融粘度が1〜50mPa
・sのものが好ましい。エステルワックスの溶融粘度
は、例えば、HAAKE社製のビスコテスターVT50
0を用いて測定する。溶融粘度が1mPa・s未満にな
ると、高温オフセット防止効果が低下し、多方、50m
Pa・sを超えると、定着時にワックスが滲み出しにく
く、低温定着性が低下する。
量(Mw)が300〜1,500のものが好ましい。3
00未満になるとワックスのトナー粒子表面への露出が
生じ易く、1,500を超えると低温定着性が低下す
る。特に400〜1,250の範囲のものが好ましい。
更に、重量平均分子量/数平均分子量の比(Mw/M
n)が1.5以下になると、ワックスのDSC吸熱曲線
の極大ピークがよりシャープになり、室温時のトナー粒
子の機械的強度が向上し、定着時にはシャープな溶融特
性を示す特に優れたトナー物性が得られる。
で測定される。
添加) 流速 :1.0ml/min 試料 :0.15%の試料を0.4ml注入
あたっては単分散ポリスチレン標準試料により作成した
分子量較正曲線を使用する。さらに、Mark−Hou
wink粘度式から導き出される換算式でポリエチレン
換算することによって算出される。
合物が挙げられる。 (1)CH3(CH2)20COO(CH2)21CH3 (2)CH3(CH2)16COO(CH2)21CH3 (3)CH3(CH2)20COO(CH2)17CH3
418−8に準拠して測定されたDSC吸熱曲線におけ
る吸熱メインピーク値(融点)は、55〜120℃、よ
り好ましくは60〜90℃の値を示す化合物が好まし
く、特に、DSC曲線の接線離脱温度が40℃以上のワ
ックスが一層好ましい。吸熱メインピークが、55℃未
満であると、ワックスの自己凝集力が弱い為に、トナー
粒子の内部又は中心部を構成しづらく、トナー粒子の製
造時にトナー粒子表面にワックスが析出し、現像特性に
悪影響を与えやすい。更に接線離脱温度が40℃未満に
なると、トナー粒子の強度が低下し、耐久試験時の現像
特性の低下を招き易い。得られる定着画像も、ワックス
の融点が低いことに起因して、べた付いた感じの画像に
なりやすい。
ると、定着時にワックスが浸み出しにくく、低温定着性
が低下する。更に、直接重合方法によりトナー粒子を生
成する場合には、重合性単量体組成物中への溶解性が低
下し、水系媒体中での重合性単量体組成物のトナー粒子
径サイズへの液滴の造粒中にワックスが析出して造粒が
困難となり好ましくない。より好ましくは60〜90
℃、最も好ましくは60〜85℃の範囲である。さら
に、ワックスは吸熱メインピークの半値幅が10℃以
内、より好ましくは5℃以内のシャープな溶融物性を有
するものが良い。
0重量%添加することが好ましい。5重量%未満の添加
では耐高温オフセット性が低下し、更に両面画像の定着
時において裏面の画像がオフセット現象を示す場合があ
る。30重量%より多い場合は、重合法による製造にお
いて造粒時にトナー粒子の合一が起き易く、粒度分布の
広いものが生成し易い。さらにこのことからワックスの
カプセル化が不十分となり、現像性、転写性、耐ブロッ
キング性が悪化する。よって画像の均一性も劣るように
なる。
する目的でトナー粒子中に荷電制御剤を添加しておくこ
とが好ましい。
のうち、重合阻害性、水相移行性の殆どないものが好ま
しい。例えば、正荷電制御剤としてニグロシン系染料、
トリフェニルメタン系染料、4級アンモニウム塩、グア
ニジン誘導体、イミダゾール誘導体、アミン系化合物等
が挙げられる。負荷電制御剤としては、含金属サリチル
酸共重合体、含金属モノアゾ系染料化合物、尿素誘導
体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタク
リル酸共重合体が挙げられる。
着樹脂又は重合体単量体の0.1〜10重量%が好まし
い。
のものを使用することが出来る。
ック、アニリンブラック、非磁性フェライト、マグネタ
イト等が挙げられる。
スイエロー、ナフトールイエローS、ハンザーイエロー
G、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベ
ンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パー
マネントイエローNCG、タートラジンレーキ等が挙げ
られる。
GTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、ベン
ジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジ
RK、インダンスレンブリリアントオレンジGK等が挙
げられる。
トレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウ
ォッチングレッドカルシウム塩、レーキレッドC、レー
キレッドD、ブリリアントカーミン6B、ブリリアント
カーミン3B、エオキシンレーキ、ローダミンレーキ
B、アリザリンレーキ等が挙げられる。
キ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、
無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部
分塩化物、ファーストスカイブルー、インダンスレンブ
ルーBG等が挙げられる。
B、メチルバイオレットレーキ等が挙げられる。
B、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグ
リーンG等が挙げられる。
アンチモン白、硫化亜鉛等が挙げられる。
には固溶体の状態で用いることが出来る。
度、明度、耐候性、OHP透明性、トナー中への分散性
の点から選択される。該着色剤の添加量は、樹脂100
重量部に対して1〜20重量部用いるのが良い。黒色着
色剤としては磁性体を用いた場合には、他の着色剤と異
なり、樹脂100重量部に対し30〜150重量部用い
るのが良い。
て用いる場合の着色剤としては、以下に示す様な、各種
及び各色の顔料も使用することが出来る。
316(ナフトールイエローS)、C.I.11710
(ハンザイエロー10G)、C.I.11660(ハン
ザイエロー5G)、C.I.11670(ハンザイエロ
ー3G)、C.I.11680(ハンザイエローG)、
C.I.11730(ハンザイエローGR)、C.I.
11735(ハンザイエローA)、C.I.11740
8(ハンザイエローRN)、C.I.12710(ハン
ザイエローR)、C.I.12720(ピグメントイエ
ローL)、C.I.21090(ベンジジンイエロ
ー)、C.I.21095(ベンジジンイエローG)、
C.I.21100(ベンジジンイエローGR)、C.
I.20040(パーマネントイエローNCR)、C.
I.21220(バルカンファストイエロー5)、C.
I.21135(バルカンファストイエローR)等が挙
げられる。
(スターリンI)、C.I.12075(パーマネント
オレンジ)、C.I.12175(リソールファストオ
レンジ3GL)、C.I.12305(パーマネントオ
レンジGTR)、C.I.11725(ハンザイエロー
3R)、C.I.21165(バルカンファストオレン
ジGG)、C.I.21110(ベンジジンオレンジ
G)、C.I.12120(パーマネントレッド4
R)、C.I.1270(パラレッド)、C.I.12
085(ファイヤーレッド)、C.I.12315(ブ
リリアントファストスカーレット)、C.I.1231
0(パーマネントレッドF2R)、C.I.12335
(パーマネントレッドF4R)、C.I.12440
(パーマネントレッドFRL)、C.I.12460
(パーマネントレッドFRLL)、C.I.12420
(パーマネントレッドF4RH)、C.I.12450
(ライトファストレッドトーナーB)、C.I.124
90(パーマネントカーミンFB)、C.I.1585
0(ブリリアントカーミン6B)等が挙げられる。
(無金属フタロシアニンブルー)、C.I.74160
(フタロシアニンブルー)、C.I.74180(ファ
ストスカイブルー)等が挙げられる。
粒子を製造する為に、着色剤の持つ重合阻害性や水相移
行性に注意を払う必要がある。必要により、重合阻害の
ない物質による着色剤の表面の疎水化処理を施して表面
改質をおこなっても良い。特に、染料やカーボンブラッ
クは、重合阻害性を有しているものが多いので使用の際
に注意を要する。
これらの染料の存在下に重合性単量体を重合せしめる方
法が挙げられる。得られた着色重合体を重合性単量体組
成物に添加する。また、カーボンブラックについては、
上記染料と同様の処理の他、カーボンブラックの表面官
能基と反応する物質(例えば、オルガノシロキサン等)
で処理を行ってもよい。
して、添加剤を添加しても良い。添加剤は、トナーに添
加した時の耐久性の点から、トナー粒子の体積平均径の
1/10以下の粒径であることが好ましい。この添加剤
の粒径とは、電子顕微鏡におけるトナー粒子の表面観察
により求めたその平均粒径を意味する。これら特性付与
を目的とした添加剤としては、例えば、以下のようなも
のが用いられる。 1)流動性付与剤:金属酸化物(酸化ケイ素,酸化アル
ミニウム,酸化チタン)、カーボンブラック及びフッ化
カーボン。それぞれ、疎水化処理を行ったものが、より
好ましい。 2)研磨剤:金属酸化物(チタン酸ストロンチウム,酸
化セリウム,酸化アルミニウム,酸化マグネシウム,酸
化クロム)、窒化物(窒化ケイ素)、炭化物(炭化ケイ
素)及び金属塩(硫酸カルシウム,硫酸バリウム,炭酸
カルシウム)。 3)滑剤:フッ素樹脂粉末(フッ化ビニリデン,ポリテ
トラフルオロエチレン)及び脂肪酸金属塩(ステアリン
酸亜鉛,ステアリン酸カルシウム)。 4)荷電制御性粒子:金属酸化物(酸化錫,酸化チタ
ン,酸化亜鉛,酸化ケイ素,酸化アルミニウム)及びカ
ーボンブラック。
に対し、好ましくは0.1〜10重量部の範囲で用いれ
ば良く、より好ましくは、0.1〜5重量部の範囲で用
いるのが良い。これら添加剤は、単独で用いても、ま
た、複数併用しても良い。
ニルベンゼン、ジビニルナフタレンの如き芳香族ジビニ
ル化合物;エチレングリコールジアクリレート、エチレ
ングリコールジメタクリレート、1,3−ブタンジオー
ルジメタクリレートの如き二重結合を2個有するカルボ
ン酸エステル;ジビニルアニリン、ジビニルエーテル、
ジビニルスルフィド、ジビニルスルホンの如きジビニル
化合物;及び3個以上のビニル基を有する化合物が挙げ
られる。
重量%以下(より好ましくは70重量%以下、最も好ま
しくは65重量%以下)が好ましい。混練工程が加わる
ものに関しては30重量%以下(より好ましくは20重
量%以下、最も好ましくは15重量%以下)が好まし
い。
に対して不溶性となった超高分子ポリマー成分(実質的
に架橋ポリマー)の重量割合を示す。結着樹脂のTHF
不溶分とは、以下のように測定された値をもって定義す
る。
濾紙(例えば東洋濾紙製No.86R)に入れてソック
スレー抽出器にかけ、THF溶媒としてTHF100〜
200mlを用いて6時間抽出しTHF溶媒によって抽
出された可溶成分をエバポレートした後、100℃で数
時間真空乾燥しTHF可溶樹脂成分量を秤量する(W2
g)。結着樹脂のTHF不溶分は下記式から算出され
る。
有量及び分子量分布は、トナー粒子を生成するための溶
融混練工程を経由すると変化する場合があるので、その
場合には、トナー粒子を構成する結着樹脂のTHF可溶
分の分子量分布とTHF不溶分の含有量を測定する必要
がある。
溶分は、トナーをトルエンのソックスレー抽出器にか
け、トルエン可溶成分を抽出し、抽出液を固化後にTH
Fを使用して分離することが可能である。
溶分の含有量は、トナー約1gを秤量し(W3g)、円
筒濾紙(例えば東洋濾紙製No.86R)に入れてソッ
クスレー抽出器にかけ、溶媒としてTHF100〜20
0mlを用いて6時間抽出しTHF溶媒によって抽出さ
れた可溶成分をエバポレートした後、100℃で数時間
真空乾燥し、THF可溶樹脂成分量の重量(W4g)を
秤量する。トナー中の磁性体及びワックスの如き結着樹
脂成分以外の成分の重量を予め測定しておき、W5gと
する。THF不溶分は、下記式から求められる。
系トナー、粉砕系トナーどちらでも構わない。
される懸濁重合法、乳化重合法、界面重合法、分散重合
法、会合重合法の如き重合法で製造されたトナー粒子が
好ましい。特により好ましいのは、懸濁重合法によるト
ナーである。
る分散媒中で単量体組成物の液滴を生成せしめるため、
単量体組成物に含まれる極性基を有する成分は水相との
界面である表層部に存在し易く、ワックスの如き非極性
の成分は表層部に存在しない、いわゆる擬似カプセル構
造をとる。この製法上の特徴を活用し、粉砕法の如き他
の製法では使用できない低融点のワックスを含有させる
ことが可能である。
ワックスがトナー粒子の内部に内包されている擬似カプ
セル構造をとるため耐ブロッキング性を損なうことなく
低融点のワックスを多量に含有できるため、定着時の熱
や圧力によってトナーが加熱溶融した際に中から溶け出
す多量のワックスを離型剤として効果的に機能させるこ
とができ、定着ローラーにオイルの如き離型剤を塗布す
ることなく定着時における高温オフセットを防止するこ
とが可能で両面定着にも有利に作用する。
性基を有する樹脂で、ガラス転移点が55〜80℃であ
り、酸価1〜35mgKOH/g、より好ましくは5〜
35mgKOH/gの樹脂が適している。極性基を有す
る樹脂は、重合性単量体組成物中に溶解せしめられ、次
いで、重合性単量体組成物を水系媒体中でトナー粒子サ
イズの液滴へ造粒する工程で、トナー粒子となる液滴粒
子の表面近傍に集まり、その後の重合工程及びゆっくり
とした冷却工程によってトナー粒子の上層を好ましく形
成する様になる。
点が55℃未満になると、トナーの上層の強度が低下
し、転写性や耐久性に劣る様になる。一方、80℃を超
えると、上層の強度が高くなり過ぎ、トナー粒子内部に
ある荷電制御剤の作用効果がトナー粒子表面に及ぶのを
阻害しやすく、トナーの帯電安定性が低下し、現像特性
が変動しやすい。更に、極性基を有する樹脂の酸価が1
未満では、形成される上層の強度が低下し、転写性や耐
久性が低下し、酸価が35を超えると、トナー粒子表面
に着色剤やワックスが析出しやすく、好ましくない。
D3418−8に準拠して、パーキンエルマー社製DS
C−7を用いて行う。装置検出部の補正は、インジウム
と亜鉛の融点を用い、熱量の補正については、インジウ
ムの融解熱を用いる。サンプルは、アルミニウム製パン
を用い、対照用に空パンをセットし、昇温速度10℃/
min.で測定する。樹脂の酸価の測定は、JIS−K
−0070に準拠して行う。
子中の結着樹脂100重量部に対して、好ましくは1〜
20重量部、より好ましくは2.5〜15重量部の範囲
である。1重量部未満では、トナー粒子の上層としての
機能が低下し、20重量部を超えると、トナー粒子に形
成される上層が過剰になり、トナーの帯電安定性が低下
しやすい。
ル樹脂又はその誘導体が好ましい。代表的なポリエステ
ル樹脂の組成は以下の通りである。
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブ
タンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、水素化ビスフェノールA、又は下
記式(I)で表されるビスフェノール誘導体、また、下
記式(II)で示されるジオール類等が挙げられる。
yはそれぞれ1以上の整数であり、且つx+yの平均値
は2〜10である。)
カルボン酸としては、フタル酸、テレフタル酸、イソフ
タル酸、無水フタル酸の如きベンゼンジカルボン酸類又
はその無水物;コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ア
ゼライン酸の如きアルキルジカルボン酸類又はその無水
物等が挙げられる。グリセリン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビット、ソルビタン、ノボラック型フェノール
樹脂のオキシアルキレンエーテルの如き多価アルコー
ル;トリメリット酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸やその無水物の如き多価カルボン酸が
挙げられる。
ル成分としては、前記式(I)で示されるビスフェノー
ル誘導体であり、酸成分としては、フタル酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、トリメリット酸又はその無水物類
が挙げられる。
することが出来る重合性単量体としては、ビニル系重合
性単量体が挙げられる。例えばスチレン;α−メチルス
チレン、β−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、2,4−ジメ
チルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−tert
−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n
−オクチル、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシル
スチレン、p−n−ドデシルスチレン、p−メトキシス
チレン、p−フェニルスチレンの如きスチレン誘導体;
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピ
ルアクリレート、iso−プロピルアクリレート、n−
ブチルアクリレート、iso−ブチルアクリレート、t
ert−ブチルアクリレート、n−アミルアクリレー
ト、n−ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、n−オクチルアクリレート、n−ノニルア
クリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルア
クリレート、ジメチルフォスフェートエチルアクリレー
ト、ジエチルフォスフェートエチルアクリレート、ジブ
チルフォスフェートエチルアクリレート、2−ベンゾイ
ルオキシエチルアクリレートの如きアクリル系重合性単
量体;メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
n−プロピルメタクリレート、iso−プロピルメタク
リレート、n−ブチルメタクリレート、iso−ブチル
メタクリレート、tert−ブチルメタクリレート、n
−アミルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレー
ト、2−エチルヘキシルメタクリレート、n−オクチル
メタクリレート、n−ノニルメタクリレート、ジエチル
フォスフェートエチルメタクリレート、ジブチルフォス
フェートエチルメタクリレートの如きメタクリル系重合
性単量体;メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル、
酪酸ビニル、安息香酸ビニル、蟻酸ビニルの如きビニル
エステル;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテ
ル、ビニルイソブチルエーテルの如きビニルエーテル;
ビニルメチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルイ
ソプロピルケトンの如きビニルケトンが挙げられる。
ら形成されるビニル系重合体によって構成される。これ
らのビニル系重合性単量体の中でも、内部又は中心部を
形成するワックスを効率的に覆う為には、スチレン重合
体若しくはスチレン−アクリル共重合体或いはスチレン
−メタクリル共重合体が好ましい。
移点が50℃を超えて100℃未満の重合体又は共重合
体が好ましい。ガラス転移点が50℃以下になると、定
着時に定着ローラーの如き定着手段への付着力が高くな
り、トナー画像を担持している転写材が定着手段から剥
離しにくくなり、定着ローラー巻き付きという問題が生
じやすい。さらに、トナー粒子全体の強度が低下して多
数耐久試験時に転写性や現像特性の低下を招きやすい。
得られた定着画像を長時間重ね合わせておくと、ガラス
転移点が低い為に画像同士が貼り付くという問題も生じ
る場合がある。―方、ガラス転移点が100℃以上にな
ると、定着不良という問題が生じ易くなる。
ネーションクロマトグラフ(GPC)において、分子量
10,000〜50,000の領域にメインピークを有
するものは、中心部に存在する多量のワックスを内包化
することに優れている。内層を構成する重合体又は共重
合体の分子量のメインピークが、10,000未満にな
ると重合体又は共重合体の分子鎖間の相互作用が弱くな
り、内部又は中心部を構成するワックスを十分に被覆す
ることが出来ず、ワックスに起因する現像特性の低下を
招きやすい。一方、重合体又は共重合体のメインピーク
が分子量50,000を超えると、重合体又は共重合体
の分子鎖の相互作用が強くなりすぎて、トナーの加熱加
圧定着時におけるワックスのトナー粒子表面への浸み出
しが不十分となり、定着温度が比較的低い場合には、定
着不良と低温オフセット現象が生じ易くなる。
にメインピークがあるスチレン重合体又はスチレン共重
合体を用いると、トナー粒子が十分な強度を有し、優れ
た摩擦帯電特性を発揮するので、非常に優れた現像特性
を示す様になる。十分なトナー粒子の強度によって、耐
久試験後においても、トナーの劣化が生じにくく、安定
した転写性や現像特性を維持できる。重合体又は共重合
体の分子量は、ゲルパミネーションクロマトグラフィー
(GPC)により測定される。具体的なGPCの測定方
法として、予めトナーをソックスレー抽出器を用いてト
ルエンで20時間抽出した後、ロータリーエバポレータ
ーでトルエンを留出せしめて抽出物を得、更に、必要に
より重合体又は共重合体は溶解し得ない有機溶剤(例え
ば、クロロホルム等)を用いて抽出物を十分に洗浄し、
残留物をテトラヒドロフラン(THF)で溶解した溶液
をポア径0.3μmの耐溶剤性をメンブランフィルター
で濾過したサンプルを、ウォーターズ社製150Cを用
い、カラム構成は、昭和電工製A−801、802、8
03、804、805、806及び807を連結し、標
準ポリスチレン樹脂の検量線を用いて分子量分布を測定
する。
重合開始剤としては、2,2’−アゾビス−(2,4−
ジバレロニトリル)、2,2’−アゾビスイソブチロニ
トリル、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カ
ルボニトリル)、2,2’−アゾビス−4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソブチロ
ニトリルの如きアゾ系、又はジアゾ系重合開始剤;ベン
ゾイルペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシ
ド、ジイソプロピルオキシカーボネート、クメンヒドロ
ペルオキシド、2,4−ジクロロベンゾイルペルオキシ
ド、ラウロイルペルオキシドの如き過酸化物系重合開始
剤が挙げられる。これらの重合開始剤は、重合性単量体
の0.5〜20重量%の添加が好ましく、単独でも又は
併用してもよい。
ールする為に、架橋剤や連鎖移動剤を添加してもよい。
粒子の分散安定剤として、例えば、リン酸三カルシウ
ム、リン酸マグネシウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミニ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カル
シウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、メ
タ珪酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、ベ
ントナイト、シリカ、アルミナの如き無機化合物の微粉
体が挙げられる。ポリビニルアルコール、ゼラチン、メ
チルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロー
ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースの
ナトリウム塩、ポリアクリル酸、及びその塩、ポリメタ
アクリル酸、及びその塩、澱粉の如き有機化合物を使用
しても良い。これらの分散安定剤は、重合性単量体10
0重量部に対して0.2〜20重量部を使用することが
好ましい。
合、市販のものをそのまま用いてもよいが細かい粒子を
得る為に、水系分散媒体中にて該無機化合物を生成させ
てもよい。例えば、リン酸カルシウムの場合、高撹拌下
においてリン酸ナトリウム水溶液と塩化カルシウム水溶
液とを混合するとよい。
量体100重量部に対して0.001〜0.1重量部の
界面活性剤を使用してもよい。これは、上記分散安定剤
の初期の作用を促進する為のものである。具体例として
は、ドデシルベンゼン硫酸ナトリウム、テトラデシル硫
酸ナトリウム、ペンタデシル硫酸ナトリウム、オクチル
硫酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ラウリル酸ナ
トリウム、オクチル酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリ
ウム、オレイン酸カルシウム等が挙げられる。
場合には、その中に磁性粉を含有せしめてもよい。この
ような磁性粉としては、磁場の中におかれて磁化される
物質が用いられ、例えば、鉄、コバルト、ニッケルの如
き強磁性金属の粉末、若しくはマグネタイト、フェライ
トの如き磁性酸化鉄の粉末がある。
性体の持つ重合阻害性や水相移行性等に注意を払う必要
があり、必要により表面改質(例えば、重合阻害のない
物質による疎水化処理)を施しておいた方が好ましい。
昇温してもよく、更にトナー定着時の臭いの原因となる
未反応の重合性単量体又は副生成物を除去する為に、反
応後半又は重合反応終了後に一部水系媒体を反応系から
留去してもよい。反応終了後、生成したトナー粒子を洗
浄、濾過により回収し、乾操する。
物100重量部に対して水300〜3,000重量部を
分散媒体として使用するのが好ましい。
層の機能分離をより明確化するために、内部又は中心部
を構成するワックスのDSC吸熱曲線の吸熱メインピー
ク温度より高く、内層を構成する重合体又は共重合体の
ガラス転移温度より高く且つ外層を構成する極性基を有
する樹脂のガラス転移点よりも高い温度でトナー粒子を
60分間以上(好ましくは90〜600分間)保持して
加熱処理し、次いで毎分2℃以下(好ましくは毎分1.
5〜0.25℃)の遅い冷却速度でゆっくりと冷却する
のが良い。
インピーク温度を測定し、極性基を有する樹脂のガラス
転移温度を測定し、重合性単量体の組成及び組成比から
生成される重合体又は共重合体の理論ガラス転移温度を
算出しておくのが良い。
ーク温度よりも5℃以上高く(好ましくは5〜20℃高
く)、重合性単量体組成物に添加される極性基を有する
樹脂のガラス転移点よりも5℃以上高く(好ましくは5
〜20℃高く)、合成される重合体又は共重合体の理論
ガラス転移点よりも5℃以上高い(好ましくは7.5〜
30℃高い)温度でおこなうのが良い。
径が4〜8μmであり、個数分布における変動係数Aが
35%以下であることが好ましい。重量平均径が4μm
未満のトナーにおいては、カブリや転写不良に基づく画
像の不均一ムラの原因となり易く好ましくなく、トナー
の重量平均径が8μm以上の場合には、感光体表面や転
写材への融着が起き易く、トナーの個数分布における変
動係数が35%を超えると更にその傾向が強まる。
ーカウンターTA−II型あるいはコールターマルチサ
イザー(コールター社製)等種々の方法で測定可能であ
るが、本発明においてはコールターマルチサイザー(コ
ールター社製)を用い、個数分布、体積分布を出力する
インターフェイス(日科機製)及びPC9801パーソ
ナルコンピュータ(NEC製)を接続し、電解液は1級
塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製す
る。例えばISOTON R−II(コールターサイエ
ンティフィックジャパン社製)が使用できる。測定法と
しては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散剤
として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルホ
ン酸塩)を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜2
0mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散器で
約1〜3分間分散処理を行い、前記コールターマルチサ
イザーによリアパチャーとして100μmアパチャーを
用い、2μm以上のトナーの体積、個数を測定して体積
分布と個数分布とを算出する。
量平均粒径(D4)、個数分布から求めた個数基準の個
数平均粒径(D1)を求める。
いられる。例えば、結着樹脂、荷電制御剤、必要に応じ
てワックス、磁性体、着色剤、その他の添加剤等をヘン
シェルミキサー、ボールミルの如き混合器により十分混
合してから加熱ロール、ニーダー、エクストルーダーの
如き熱混練機を用いて溶融混練して冷却固化、粉砕後、
分級を行なって着色粒子を得る。必要に応じ表面処理を
行っても構わない。その後、無機微粉体を添加混合する
ことによって、トナーを得る。分級及び表面処理の順序
は、どちらが先でも良い。分級工程においては生産効率
上、コアンダ効果を利用した多分割分級機を用いること
が好ましい。
子を水中に分散させ加熱する温浴法、熱気流中を通過さ
せる熱処理法、機械的エネルギーを付与して処理する機
械的衝撃法などが挙げられる。機械的衝撃法において処
理温度をトナー粒子のガラス転移点Tg付近の温度(T
g±10℃)を加える熱機械的衝撃が、凝集防止,生産
性の観点から好ましい。さらに好ましくは、トナーのガ
ラス転移点Tg±5℃の範囲の温度で行うことが、表面
の10nm以上の半径の細孔を減じ、無機微粉体を有効
に働かせ、転写効率を向上させるのに特に有効である。
は、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビ
ニルトルエン、スチレン−p−クロルスチレン共重合
体、スチレンビニルトルエン共重合体の如きスチレン及
びその置換体の単独重合体及びそれらの共重合体;スチ
レン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル
酸エチル共重合体、スチレン−アクリル酸nブチル共重
合体の如きスチレンとアクリル酸エステルとの共重合
体;スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン
−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル
酸nブチル共重合体の如きスチレンとメタクリルエステ
ルとの共重合体;スチレンとアクリル酸エステル及びメ
タクリル酸エステルとの多元共重合体;スチレン−アク
リロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテ
ル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン
−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−アクリロニ
トリルインデン共重合体、スチレン−マレイン酸エステ
ル共重合体の如きスチレンと他のビニル系モノマーとの
スチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリ
ブチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエステ
ル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリアクリル酸、フェノール樹脂、脂肪族又は脂環
族炭化水素樹脂、石油樹脂、塩素化パラフィンが例示さ
れる。これらは、単独または混合して使用できる。特に
圧力定着方式に供せられるトナー用の結着樹脂として低
分子ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル
共重合体、高級脂肪酸、ポリアミド樹脂、ポリエステル
樹脂が単独または現合して使用できる。
マーとしては、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、
アクリル酸オクチル、アクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、アクリル酸フェニル、メタクリル酸、メタクリル酸
メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸オクチル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、アクリルアミドの如き二重結合を有するモノカ
ルボン酸もしくはその誘導体、マレイン酸、マレイン酸
ブチル、マレイン酸メチル、マレイン酸ジメチルの如き
二重結合を有するジカルボン酸及びその誘導体が挙げら
れる。
タ、シアン、ブラック)の場合の特に好ましい樹脂とし
ては、スチレン−アクリル酸エステル系樹脂、ポリエス
テル樹脂がある。
は、例えば、スチレンモノマー,アクリルモノマー,マ
レイン酸ハーフエステル,ジビニルベンゼン,10時間
半減温度が100℃以上のラジカル重合開始剤を1種又
は2種以上を有するモノマー溶液を有機溶剤に滴下し、
溶液重合することにより生成可能である。その際、ジビ
ニルベンセンの如き架橋剤の添加量,ラジカル重合開始
剤の種類及び使用量,モノマー溶液の滴下速度,重合温
度等を調整することにより所定の分子量分布を有し、T
HF不溶分の含有量が5重量%以下の結着樹脂を生成す
ることができる。
準じて測定する。
の三角フラスコに秤量し、エタノール:ベンゼン=1:
2の混合溶媒約50ml加えて樹脂を溶解する。溶解性
が悪いようであれば少量のアセトンを加えてもよい。フ
ェノールフタレイン指示薬を用い、予め標定されたN/
10カ性カリ〜エタノール溶液で滴定し、アルコールカ
リ液の消費量からつぎの計算式から酸価を求める。
鉄、コバルト、ニッケル、銅、マグネシウム、マンガ
ン、アルミニウム、珪素などの元素を含む金属酸化物な
どがある。中でも、四三酸化鉄、γ−酸化鉄の如き酸化
鉄を主成分とするものが好ましい.磁性黒色トナーの帯
電量のコントロールの観点から珪素元素、アルミニウム
又は他の金属元素を含有していてもよい。磁性体は、窒
素吸着法によるBET比表面積が好ましくは2〜30m
2/g、特に3〜28m2/gが良い。更にモース硬度が
5〜7の磁性体が好ましい。
球形の如く異方性の少ないものが画像濃度を高める上で
好ましい。磁性体の個数平均粒径としては0.05〜
1.0μmが好ましく、さらに好ましくは0.1〜0.
6μm、より好ましくは0.1〜0.4μmが良い。
ましくは30〜200重量部、より好ましくは50〜1
50重量部が良い。30重量部未満ではトナー搬送に磁
気力を用いる現像器においては、搬送性が低下し現像剤
担持体上の現像剤層にムラが生じ易く画像ムラが生じ易
い。さらに磁性黒色トナーのトリボの上昇に起因する画
像濃度の低下が生じ易い。一方、200重量部を超える
と定着性が低下し、光沢度を上げることが困難である。
る画像形成装置の一例を図1を参照しながら説明する。
本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
44−1、44−2、44−3、44−4に、それぞれ
シアントナーを有する現像剤、マゼンタトナーを有する
現像剤、イエロートナーを有する現像剤及びブラックト
ナーを有する現像剤が導入され、磁気ブラシ現像方式又
は非磁性一成分現像方式等によって感光体41に形成さ
れた静電荷像を現像し、各色トナー像が感光体41上に
形成される。感光体41はa−Se、Cds、Zn
O2、OPC、a−Siの様な光導電絶縁物質層を持つ
感光ドラムもしくは感光ベルトである。感光体41は図
示しない駆動装置によって矢印方向に回転される。
ン感光層、又は有機系感光層を有する感光体が好ましく
用いられる。
質及び電荷輸送性能を有する物質を同一層に含有する、
単一層型でもよく、又は、電荷輸送層を電荷発生層を成
分とする機能分離型感光層であっても良い。導電性基体
上に電荷発生層、次いで電荷輸送層の順で積層されてい
る構造の積層型感光層は好ましい例の一つである。
樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂が特に、転写
性、クリーニング性が良く、クリーニング不良、感光体
へのトナーの融着、外添剤のフィルミングが起こりにく
い。
体41とは非接触である方式と、ローラー等を用いる接
触型の方式がありいずれのものも用いられる。効率的な
均一帯電、シンプル化、低オゾン発生化のために図1に
示す如く接触方式のものが好ましく用いられる。
その外周を形成した導電性弾性層42aとを基本構成と
するものである。帯電ローラー42は、感光体41面に
押圧力をもって圧接され、感光体41の回転に伴い従動
回転する。
ス条件としては、ローラーの当接圧が5〜500g/c
mで、直流電圧に交流電圧を重畳したものを用いた時に
は、交流電圧=0.5〜5kVpp、交流周波数=50
Hz〜5kHz、直流電圧=±0.2〜±1.5kVで
あり、直流電圧を用いた時には、直流電圧=±0.2〜
±5kVである。
を用いる方法や、導電性ブラシを用いる方法がある。こ
れらの接触帯電手段は、高電圧が不必要になったり、オ
ゾンの発生が低減するといった効果がある。
電ブレードの材質としては、導電性ゴムが好ましく、そ
の表面に離型性被膜をもうけても良い。離型性被膜とし
ては、ナイロン系樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデ
ン)、PVDC(ポリ塩化ビニリデン)などが適用可能
である。
0.1〜±5kV)が印加されている中間転写体45に
転写される。転写後の感光体表面は、クリーニングブレ
ード48を有するクリーニング手段49でクリーニング
される。
45bと、その外周面に形成した中抵抗の弾性体層45
aからなる。芯金45bは、プラスチックのパイプに導
電性メッキをほどこしたものでも良い。
ム、テフロンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、
EPDM(エチレンプロピレンジエンの3元共重合体)
などの弾性材料に、カーボンブラック、酸化亜鉛、酸化
スズ、炭化ケイ素の如き導電性付与材を配合分散して電
気抵抗値(体積抵抗率)を105〜1011Ω・cmの中
抵抗に調整した、ソリッドあるいは発泡肉質の層であ
る。
に軸受けさせて感光体41の下面部に接触させて配設し
てあり、感光体41と同じ周速度で矢印の反時計方向に
回転する。
トナー像が、感光体41と中間転写体45とが接する転
写ニップ部を通過する過程で中間転写体45に対する印
加転写バイアスで転写ニップ域に形成された電界によっ
て、中間転写体45の外面に対して順次に中間転写され
ていく。
80により、転写材へのトナー像の転写後に、中間転写
体45の表面がクリーニングされる。中間転写体上にト
ナー像がある場合、トナー像を乱さないようにクリーニ
ング手段80は、中間転写体表面から離される。
て中間転写体45の下面部に接触させて転写手段が配設
され、転写手段47は例えば転写ローラー又は転写ベル
トであり、中間転写体と同じ周速度で矢印の時計方向に
回転する。転写手段は直接中間転写体と接触するように
配設されていても良く、またベルト等が中間転写体と転
写手段との間に接触するように配置されても良い。
周を形成した導電性弾性層とを基本構成とするものであ
る。
般的な材料を用いることが可能である。中間転写体の弾
性層の体積固有抵抗値よりも転写ローラーの弾性層の体
積固有抵抗値をより小さく設定することで転写ローラー
への印加電圧が軽減でき、転写材上に良好なトナー像を
形成できると共に転写材の中間転写体への巻き付きを防
止することができる。特に中間転写体の弾性層の体積固
有抵抗値が転写ローラーの弾性層の体積固有抵抗値より
10倍以上であることが特に好ましい。
IS K−6301に準拠し測定される。本発明に用い
られる中間転写体は、10〜40度の範囲に属する弾性
層から構成されることが好ましく、一方、転写ローラー
の弾性層の硬度は、中間転写体の弾性層の硬度より硬く
41〜80度の値を有するものが中間転写体への転写材
の巻き付きを防止する上で好ましい。中間転写体と転写
ローラーの硬度が逆になると、転写ローラー側に凹部が
形成され、中間転写体への転写材の巻き付きが発生しや
すい。
ベルト47が配置されている。転写ベルト47は、中間
転写体45の軸に対して並行に配置された2本のローラ
ー、すなわちバイアスローラー47aとテンションロー
ラー47cに掛け渡されており、駆動手段(不図示)に
よって駆動される。転写ベルト47は、テンションロー
ラー47c側を中心にしてバイアスローラー47a側が
矢印方向に移動可能に構成されていることにより、中間
転写体45に対して下方から矢印方向に接離することが
できる。バイアスローラー47aには、二次転写バイア
ス源47dによって所望の二次転写バイアスが印加され
ており、一方、テンションローラー47cは接地されて
いる。
形態では、熱硬化性ウレタンエラストマーにカーボンを
分散させ厚さ約300μm、体積抵抗率108〜1012
Ω・cm(1kV印加時)に制御した上に、フッ素ゴム
20μm、体積抵抗率1015Ω・cm(1kV印加時)
に制御したゴムベルトを用いた。その外径寸法は周長8
0×幅300mmのチューブ形状である。
ローラー47aとテンションローラー47cによって約
5%延ばす張力印加がなされている。
は周速度に差をつけて回転させる。転写材46は中間転
写体45と転写手段47との間に搬送されると同時に、
転写手段47にトナーが有する摩擦電荷と逆極性のバイ
アスを二次転写バイアス源47dから印加することによ
って、中間転写体45上のトナー像が転写材46の表面
側に転写される。
ーと同様のものも用いることができ、好ましい転写のプ
ロセス条件としては、ローラーの当接圧が5〜500g
/cmで、直流電圧が±0.2〜±10kVである。
弾性層47a1はカーボン等の導電材を分散させたポリ
ウレタン、エチレン−プロピレン−ジエン系三元共重合
体(EPDM)等の体積抵抗106〜1010Ωcm程度
の弾性体でつくられている。芯金47a2には定電圧電
源によりバイアスが印加されている。バイアス条件とし
ては、±0.2〜±10kVが好ましい。
発熱体を内蔵させた加熱ローラーとこれと押圧力をもっ
て圧接された弾性体の加圧ローラーとを基本構成とする
定着器81へ搬送され、加熱ローラーと加圧ローラー間
を通過することによってトナー像が転写材に加熱加圧定
着される。フィルムを介してヒータにより定着する方法
を用いても良い。
方法について説明する。本発明においては、磁性一成分
現像方法,非磁性一成分現像方法などの一成分現像方法
が用いられ、それらの詳細をいくつかの図面をもとに説
明するが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
まず、磁性一成分現像方法について、図2をもとに説明
する。
周面はトナー容器52内のトナー溜りに常時接触してい
て、その現像スリーブ面近傍のトナーが現像スリーブ面
にスリーブ内の磁気発生手段53の磁力で及び/又は静
電気力により付着保持される。現像スリーブ51が回転
駆動されるとそのスリーブ面の磁性トナー層が規制部材
54の位置を通過する過程で各部略均一厚さの薄層磁性
トナーT1として整層化される。磁性トナーの帯電は主
として現像スリーブ51の回転に伴なうスリーブ面とそ
の近傍のトナー溜りの磁性トナーとの摩擦接触によりな
され、現像スリーブ51上の上記磁性トナー薄層面は現
像スリーブの回転に伴ない潜像保持体55側へ回転し、
潜像保持体55と現像スリーブ51の最接近部である現
像領域部Aを通過する。この通過過程で現像スリーブ5
1面側の磁性トナー薄層の磁性トナーが潜像保持体55
と現像スリーブ51間に印加した直流と交流電圧による
直流と交流電界により飛翔し、現像領域部Aの潜像保持
体55面と、現像スリーブ51面との間(間隙α)を往
復運動する。最終的には現像スリーブ51側の磁性トナ
ーが潜像保持体55面の表面に潜像の電位パターンに応
じて選択的に移行付着してトナー像T2が順次に形成さ
れる。
択的に消費された現像スリーブ面はホッパ52のトナー
溜りへ再回転することにより磁性トナーの再供給を受
け、現像領域部Aへ現像スリーブ51の磁性トナー薄層
T1面が移送され、繰り返し現像工程が行われる。
としての規制部材54は、スリーブと一定の間隙をおい
て配置される金属ブレード、磁性ブレード等のドクター
ブレードである。あるいは、ドクターブレードの代り
に、金属,樹脂,セラミックなどを用いた剛体ローラー
やスリーブを用いても良く、それらの内部に磁気発生手
段を入れても良い。
現像スリーブ(トナー担持体)表面に弾性力で当接する
弾性ブレード、弾性ローラー(図示せず)を用いても良
い。本発明の現像方法は、規制部材が弾性力を持ってト
ナー担持体に当接することによるトナー薄層コート化手
段が特に好ましく用いられる。
リコーンゴム、ウレタンゴム、NBRの如きゴム弾性
体;ポリエチレンテレフタレートの如き合成樹脂弾性
体;ステンレス、鋼、リン青銅の如き金属弾性体が使用
できる。また、それらの複合体であっても良い。好まし
くは、スリーブ当接部分はゴム弾性体あるいは樹脂弾性
体がよい。
求される場合には、金属弾性体に樹脂,ゴムをスリーブ
当接部に当るように貼り合わせたり、コーティング塗布
したものが好ましい。
は、トナーの帯電に大きく関与する。そのため、弾性体
中に、有機物、無機物を添加しても良く、溶融混合させ
ても良いし、分散させても良い。例えば、金属酸化物、
金属粉、セラミックス、炭素同素体、ウィスカー、無機
繊維、染料、顔料、界面活性剤などを添加することによ
り、トナーの帯電性をコントロールできる。特に、弾性
体がゴム,樹脂等の成型体の場合にはその中に、シリ
カ、アルミナ、チタニア、酸化錫、酸化ジルコニア、酸
化亜鉛等の金属酸化物微粉末、カーボンブラック、一般
にトナーに用いられる荷電制御剤等を含有させることも
好ましい。
帯電性である場合には、ウレタン、ポリアミド、ナイロ
ン、メラミン等の正極性に帯電しやすいものが好ましく
選択され、トナーが正帯電性である場合には、ウレタ
ン、シリコーン、ポリエステル、フッ素系樹脂(例え
ば、テフロン)、ポリイミド等の負極性に帯電しやすい
ものが好ましく選択される。
示す。
像剤容器側に固定保持され、下辺部側をブレードの弾性
に抗して現像スリーブの順方向或いは逆方向にたわめ状
態にしてブレード内面側(逆方向の場合には外面側)を
スリーブ62表面に適度の弾性押圧をもって当接させ
る。この様な装置によると、環境の変動に対してもより
安定に薄く、緻密なトナー層が得られる。その理由は必
ずしも明確ではないが、通常用いられる金属製のブレー
ドをスリーブからある間隙を隔てて取り付けた装置と比
較してトナー粒子が弾性ブレードによってスリーブ表面
と強制的に摩擦されるためトナーの環境変化による挙動
の変化に関係なく常に同じ状態で帯電が行われるためと
推測される。
ーブ,ブレード上のトナーが融着し易すいが、本発明の
現像法に用いられるトナーは離型性に優れ摩擦帯電性が
安定しているので好ましく用いられる。
とスリーブ62との当接圧力は、スリーブ母線方向の線
圧として、0.1kg/m以上、好ましくは0.3〜2
5kg/m、更に好ましくは0.5〜12kg/mが有
効である。当接圧力が0.1kg/mより小さい場合、
トナーの均一塗布が困難となり、トナーの帯電量分布が
ブロードになりカブリや飛散の原因となる。また当接圧
力が25kg/mを超えると、トナーに大きな圧力がか
かり、トナーが劣化するため、トナーの凝集が発生する
など好ましくない。またトナー担持体を駆動させるため
に大きなトルクを要するため好ましくない。
は、例えば50〜500μmに設定され、ドクターブレ
ードとして、磁性ブレードを用いる場合には、磁性ブレ
ードとトナー担持体との間隙は、50〜400μmに設
定されることが好ましい。
潜像保持体とトナー担持体との間隙αよりも薄いことが
最も好ましいが、場合により磁性トナー層を構成する磁
性トナーの多数の穂のうち、一部は潜像保持体に接する
程度に磁性トナー層の層厚を規制してもよい。
100〜200%の周速で回転される。交番バイアス電
圧は、ピークトゥーピークで0.1kV以上、好ましく
は0.2〜3.0kV、更に好ましくは0.3〜2.0
kVで用いるのが良い。交番バイアス周波数は、0.5
〜5.0kHz、好ましくは1.0〜3.0kHz、更
に好ましくは1.5〜3.0kHzで用いられる。交番
バイアス波形は、矩形波、サイン波、のこぎり波、三角
波等の波形が適用できる。また、正、逆の電圧、時間の
異なる非対称交流バイアスも利用できる。また直流バイ
アスを重畳するのも好ましい。
ミックスなどの材質のものが用いられるが、アルミニウ
ム,SUSなどが、トナーへの帯電性から好ましい。ス
リーブは引き抜きあるいは切削したままでも用いられる
ことができるが、トナーの搬送性、摩擦帯電付与性を制
御するため、研磨したり、周方向あるいは長手方向に粗
しを入れたり、ブラスト処理を施したり、コーティング
などが行われる。本発明においては、ブラスト処理を施
すことも良く、定形粒子、不定形粒子がブラスト剤とし
て用いられ、各々単独及び併用されて用いられ、重ね打
ちしたものも利用できる。
ことができる。
有するステンレス,アルミニウム,鋼鉄,ニッケル,真
ちゅうの如き金属からなる各種剛体球またはセラミッ
ク,プラスチック,グラスビーズの如き各種剛体球を使
用することができる。定形粒子としては、実質的に表面
が曲面からなり、長径/短径の比が1〜2(好ましく
は、1〜1.5、更に好ましくは1〜1.2)の球状ま
たは回転楕円体粒子が好ましい。従って、現像スリーブ
表面にブラスト処理に使用する定形粒子は、直径(また
は長径)が20〜250μmのものが良い。重ね打ちす
る場合には、定形ブラスト粒子が不定形ブラスト粒子よ
り大きいことが好ましく、特に1〜20倍であることが
好ましく、更に好ましくは1.5〜9倍である。
処理時間、処理粒子の衝突力の少なくとも一つを不定形
粒子ブラストのものよりも小さくすることが好ましい。
面に、導電性微粒子を含有する被覆層が形成されている
ものも好ましい。導電性微粒子としてはカーボン微粒
子、またはカーボン微粒子と結晶性グラファイト、また
は結晶性グラファイトが好ましい。
は、大別すると天然黒鉛と人造黒鉛とに分けられる。人
造黒鉛は、ピッチコークスをタールピッチ等により固め
て1,200℃位で一度焼成してから黒鉛化炉に入れ,
2,300℃位の高温で処理することにより、炭素の結
晶が成長して黒鉛に変化する。天然黒鉛は、永い間天然
の地熱と地下の高圧によって完全に黒鉛化したものが地
中より産出するものである。これらの黒鉛は、種々の優
れた性質を有していることから工業的に広い用途をもっ
ている。黒鉛は、暗灰色ないし黒色の光沢のある非常に
柔らかい滑性のある結晶鉱物で、鉛筆等に利用されその
他耐熱性、化学的安定性があるため潤滑剤、耐火性材
料、電気材料等に粉末や固体や塗料の形で利用されてい
る。結晶構造は六方晶とその他に菱面晶系に属するもの
があり、完全な層状構造を有している。電気的特性に関
しては、炭素と炭素の結合の間に自由電子が存在し、電
気の良導体となっている。なお、本発明で使用する黒鉛
は天然、人工のどちらでも良い。
は0.5μm〜10μmのものが好ましい。
えば、スチレン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエーテルス
ルホン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオ
キサイド樹脂、ポリアミド樹脂、フッ素樹脂、繊維素系
樹脂、アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、シリ
コーン樹脂、ポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂あるいは
光硬化性樹脂等を使用することができる。中でもシリコ
ーン樹脂、フッ素樹脂のような離型性のあるもの、ある
いはポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリアミド、フェノール樹脂、ポ
リエステル、ポリウレタン、スチレン系樹脂のような機
械的性質に優れたものがより好ましい。
には「炭化水素または炭素を含む化合物を空気の供給が
不十分な状態で燃焼または熱分解させてできる結晶子の
集合体」と定義されている。特に電気伝導性に優れ、高
分子材料に充填して導電性を付与したり、添加量のコン
トロールである程度任意の導電度を得ることができるた
め広く普及している。なお、本発明で使用する導電性の
アモルファスカーボンの粒子径は10μm〜80μmの
ものが好ましく、15μm〜40μmのものがより好ま
しい。
方法の一例を説明するが、必ずしもこれに限定されるも
のではない。図4に、潜像保持体上に形成された静電像
を現像する装置を示す。75は潜像保持体であり、潜像
形成は図示しない電子写真プロセス手段又は静電記録手
段により成される。74は現像スリーブであり、アルミ
ニウムあるいはステンレス等からなる非磁性スリーブか
らなる。
の粗管をそのまま用いてもよいが、好ましくはその表面
をガラスビーズ等を吹きつけて均一に荒したものや、鏡
面処理したもの、あるいは樹脂等でコートしたものがよ
く、磁性一成分現像方法に使用されるものに準ずる。
り、供給部材72によって現像スリーブ(トナー担持
体)上へ供給される。供給部材として、多孔質弾性体、
例えば軟質ポリウレタンフォーム等の発泡材より成る供
給ローラーが好ましく用いられる。該供給ローラーを現
像スリーブに対して、順または逆方向に0でない相対速
度をもって回転させ、現像スリーブ上へのトナー供給と
共に、スリーブ上の現像後のトナー(未現像トナー)の
はぎ取りをも行う。この際、供給ローラーの現像スリー
ブへの当接幅(nip幅)は、トナーの供給及びはぎ取
りのバランスを考慮すると、2.0〜10.0mmが好
ましく、4.0〜6.0mmがより好ましい。その一方
で、トナーに対する過大なストレスを余儀なくされ、ト
ナーの劣化による凝集の増大、あるいは現像スリーブ,
供給ローラー等へトナーの融着・固着が生じやすくなる
が、本発明の現像法に用いられるトナーは、流動性,離
型性に優れ、耐久安定性を有しているので、該供給部材
を有する現像法においても好ましく用いられる。また、
供給部材として、ナイロン,レーヨン等の樹脂繊維より
成るブラシ部材を用いてもよい。尚、これらの供給部材
は磁気拘束力を利用できない非磁性一成分トナーを使用
する一成分現像方法において極めて有効であるが、磁性
一成分トナーを使用する一成分現像方法に使用してもよ
い。
部材73によって薄層かつ均一に塗布される。トナー薄
層化規制部材は、前述した磁性一成分現像に使用したも
のに準ずる。弾性ブレード,弾性ローラー等で現像スリ
ーブ(トナー担持体)表面にトナーを圧接塗布する方法
は特に好ましい。弾性ブレード,弾性ローラーは、所望
の極性にトナーを帯電するのに適した摩擦帯電系列の材
質のものを用いることが好ましく、磁性一成分現像方法
に使用されるものに準ずる。本発明においては、シリコ
ーンゴム、ウレタンゴム、スチレン−ブタジエンゴムな
どが好適である。さらに、ポリアミド、ポリイミド、ナ
イロン、メラミン、メラミン架橋ナイロン、フェノール
樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹
脂、ウレタン樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂等
の有機樹脂層を設けても良い。また導電性ゴム、導電性
樹脂等を使用、また磁性一成分現像法に使用されるもの
に準じて金属酸化物、カーボンブラック、無機ウイスカ
ー、無機繊維等のフィラーや荷電制御剤をブレードのゴ
ム中,樹脂中に分散するなど適度の導電性、帯電付与性
を与え、トナーを適度に帯電させることができて好まし
い。
ーブとの当接圧力は、スリーブ母線方向の線圧として
0.1〜25kg/m、好ましくは0.5〜12kg/
mが有効であり、磁性一成分現像方法の場合に準じ、当
接圧力を0.1〜25kg/mに調整することで、トナ
ーの凝集を効果的にほぐすことが可能になり、またトナ
ーの帯電量を瞬時に立ち上げることが可能になる。
現像スリーブ上にトナーを薄層コートする系において
は、特に非磁性一成分現像方法においては、十分な画像
濃度を得るために、現像スリーブは潜像保持体に対し、
100〜300%の周速で回転される。好ましくは12
0〜250%の周速で回転される。100%を下回る
と、繰り返し現像等による現像性低下時に十分な画像濃
度が得にくくなり、300%を上回ると、トナー劣化,
スリーブ,ブレード等の劣化(ケズレ,汚染など)が起
こりやすくなり、現像性が低下し十分な画像濃度が得に
くくなったり、現像ムラを生じたりする。また、現像ス
リーブ上のトナー層の厚さを現像スリーブと潜像保持体
との対向空隙長よりも小さくし、この空隙に交番電界を
印加することが好ましい。すなわち図4に示すバイアス
電源56により現像スリーブ74と潜像保持体75との
間に交番電場または交番電場に直流電場を重畳した現像
バイアスを印加することにより、現像スリーブ上から潜
像保持体上へのトナーの移動を容易にし、更に良質の画
像を得ることができる。これらの条件も磁性一成分現像
方法にに準ずる。
ド,供給部材である供給ローラー,ブラシ部材に直流電
場及び/または交流電場を印加する(図示せず)ことに
よっても、トナーへのほぐし作用のため現像スリーブ上
の規制部位においては、均一薄層塗布性,均一帯電性が
より向上し、供給部位においては、トナーの供給/はぎ
とりがよりスムーズになされ、十分な画像濃度の達成及
び良質の画像を得ることができる。
定着器の構成を示す。
129は、例えばアルミ製の芯金131上にHTV(高
温加硫型)シリコーンゴム層132、この外側にRTV
(室温加硫型)シリコーンゴム層133を有し、厚さ3
mm,直径60mmに形成されている。
ばアルミの芯金134の上に1mm厚のHTVシリコー
ンゴム層147と、さらにその表面にRTVシリコーン
ゴム層135を設け、直径が60mmとなっている。
るハロゲンヒータ136が配設され、加圧ローラー13
0には同じくヒータ137が芯金内に配設されて両面か
らの加熱を行っている。加圧ローラー130に当接され
たサーミスタ138により加圧ローラーの温度が検知さ
れ、この検知温度に基づき制御装置139によりハロゲ
ンヒータ136,137が制御され、定着ローラー12
9の温度及び加圧ローラー130の温度が共に約170
℃の―定に保つように制御される。なお、上記定着ロー
ラー129と加圧ローラー130は加圧機構(図示せ
ず)によって総圧約40kgで加圧されている。
ポン社製)より成る不織布ウェブ146を押圧ローラー
145にて定着ローラー129に押し当ててクリーニン
グしている。該ウェブ146は巻き取り装置(図示せ
ず)により適宜巻き取られ、当接部にトナーが堆積しな
いようにされている。
明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるもので
はない。
面定着を行い、連続通紙10枚目の画像と、連続通紙5
00枚目の画像のオフセット有無を確認し(オフセット
ありは「×」、オフセット無しは「○」)、その後、各
サンプリング画像の表面と裏面の75度グロス差を測定
し、光沢ムラをみる。
像の〔2回定着面(裏面)の75度Gloss〕−10
枚目画像の〔1回定着面(表面)の75度Gloss〕 500枚目画像のGloss差=500枚目画像の〔2
回定着面(裏面)の75度Gloss〕−500枚目画
像の〔1回定着面(表面)の75度Gloss〕
電色工業社製;入射角75度)で測定した。 ・初期画像の光沢ムラレベル ◎: Gloss差≦ 6 ○: 6<Gloss差≦14 △:14<Gloss差≦20 ×:20<Gloss差 ・500枚目画像の光沢ムラレベル ◎: Gloss差≦ 8 ○: 8<Gloss差≦15 △:15<Gloss差≦25 ×:25<Gloss差
定着を行い、500枚通紙直後に白紙を1枚通紙させた
後、加圧ローラー汚れを目視にて判断する。 ◎:裏汚れがないきれいな画像がえられる。 ○:裏汚れは少しあるが、白ベタを1枚流した後、画出
しをすれば裏汚れのないきれいな画像がえられる。 △:裏汚れは少しあるが、白ベタを3枚流した後、画出
しをすれば裏汚れのないきれいな画像がえられる。 ×:裏汚れがあり、白ベタを3枚流した後、画出しして
も裏汚れのある画像がえられる。
時間分散させた後、重合開始剤であるラウロイルパーオ
キサイド3重量部を添加した単量体組成物を、水120
0重量部とリン酸三カルシウム7重量部とを混合した6
0℃の水溶液に投入した後、TK式ホモミキサーで、1
0,000rpmで撹拌して12分間造粒した。その
後、高速撹拌器からプロペラ撹拌羽根に撹拌器を変え、
100rpmで重合を10時間継続させた。重合終了
後、希塩酸を添加し、リン酸カルシウムを除去せしめ
た。更に洗浄、乾操を行い、重量平均粒径が6.5μm
である非磁性イエロートナー粒子を得た。得られたイエ
ロートナー粒子の断面を観察したところ、図6に示す様
なワックスが外殻樹脂で覆われた構造をしていた。
水性シリカ微粉体1.5重量部をヘンシェルミキサーで
混合し、トナーDを得た。
ン顔料へ、シアン顔料のフタロシアニン顔料へ変更する
以外は上記と同様な製造法でマゼンタトナーのトナー
C、シアントナーのトナーBを得た。
(コンデンサーを具備し、キシレンを還流)に3時間か
けて滴下し、滴下後8時間溶液重合をおこなった後、キ
シレンを減圧蒸留して除去し結着樹脂No.1を得た。
磁化=60emu/g、残留磁化=10emu/g、保
持力=120エルステッド)をブレンダーにて混合し、
混合物を温度110℃に加熱したエクストルーダにより
溶融混練し、溶融混練物を冷却し、冷却物をハンマーミ
ルで粗粉砕し、粗粉砕物を機械式粉砕機(ターボミル,
ターボ工業(株))を使用して微粉砕し、得られた微粉
砕物をコアンダ効果を利用した多分割分級機(エルボジ
ェット分級機)を使用して磁性ブラックトナーのトナー
Aを得た。
を図4の現像方式で各々現像し、図1の画像形成方式と
図5の定着方式を用いて、フルカラー両面定着画像を得
た。
写材上のトナー画像は、転写材側より、ブラックトナー
のトナーA、シアントナーのトナーB、マゼンタトナー
のトナーC、イエロートナーのトナーDの順序で配列さ
れている。
ックトナーAを製造する以外は実施例1と同様に、トナ
ーB〜Dを用い、図4の現像方式で各々を現像し、図1
の画像形成方式と図5の定着方式を用いて、フルカラー
両面定着画像を得た。
重量部ヘ変更する以外は実施例1と同様にする。
18のアルキルカルボン酸とC22のアルキルアルコー
ルとのエステルワックス(DSC吸熱メインピーク値7
3℃)へ変更する以外は実施例1と同様にする。
ィッシャートロプシュワックスへ変更する以外は実施例
1と同様にする。
重量部へ変更する以外は実施例1と同様にする。
を10重量部、トナーAのワックス量を7重量部に変更
する以外は実施例1と同様にする。
18のアルキルカルボン酸とC22のアルキルアルコー
ルとのエステルワックス(DSC吸熱メインピーク値7
3℃)へ変更する以外は比較例1と同様にする。
ィッシャートロプシュワックスへ変更する以外は比較例
1と同様にする。
を20重量部、トナーAのワックス量を35重量部へ変
更する以外は実施例2と同様にする。
類をポリエチレンワックスにし5重量部へ変更、トナー
Aのワックス種類をC22のアルキルカルボン酸とC2
2のアルキルアルコールとのエステルワックス(DSC
吸熱メインピーク値75℃)へ変更する以外は比較例1
と同様にする。
樹脂のTHF不溶分は、表2に示す通りである。
イルを使用せずに、両面カラートナー画像を得ることが
でき、初期や連続通紙後の両面画像においても、光沢ム
ラの少ない画像が提供できる。さらに、両面画像の連続
通紙後においても加圧ローラー汚れによる紙への裏汚れ
の少ない画像が提供できる。
形成装置の概略構成図を示す。
構成図を示す。
構成図を示す。
略構成図を示す。
す。
ーの概略図を示す。
Claims (8)
- 【請求項1】 転写材の表面側から第1のカラートナー
画像、第2のカラートナー画像、第3のカラートナー画
像および第4のカラートナー画像を順次有する転写材上
の第1の面側の各色トナー画像を、第1の発熱体を有す
る定着ローラーおよび第2の発熱体を有する加圧ローラ
ーを具備している加熱加圧定着手段により加熱加圧定着
して、第1の面にマルチカラー画像またはフルカラー画
像を形成し、 次いで転写材の表面側から第5のカラートナー画像、第
6のカラートナー画像、第7のカラートナー画像および
第8のカラートナー画像を順次有する転写材上の第2の
面側の各色トナー画像を、該加熱加圧定着手段により加
熱加圧定着して、第2の面にマルチカラー画像またはフ
ルカラー画像を形成する画像形成方法であって、 第1のカラートナー画像と第5のカラートナー画像は、
同一色のカラー画像であり、第2のカラートナー画像と
第6のカラートナー画像は、同一色のカラー画像であ
り、第3のカラートナー画像と第7のカラートナー画像
は、同一色のカラー画像であり、第4のカラートナー画
像と第8のカラートナー画像は、同一色のカラー画像で
あり、 第1及び第5のカラートナー画像を形成しているカラー
トナーAはワックスの含有量が他のカラートナーと比較
してもっとも少なく、第4及び第8のカラートナー画像
を形成しているカラートナーDはワックスの含有量が第
1及び第5のカラートナーAと比較して多いことを特徴
とする画像形成方法。 - 【請求項2】 加熱加圧定着後のマルチカラー画像また
はフルカラー画像の表面にワックスの層が形成される請
求項1に記載の画像形成方法。 - 【請求項3】 カラートナー画像を形成するためのカラ
ートナーは、ブラックトナー粒子および外添剤を有する
ブラックトナー、シアントナー粒子および外添剤を有す
るシアントナー、マゼンタトナー粒子および外添剤を有
するマゼンタトナー、イエロートナー粒子および外添剤
を有するイエロートナーからなるグループから選択され
る請求項1又は2に記載の画像形成方法。 - 【請求項4】 第2乃至第4のカラートナー画像を形成
するための各色カラートナーは、樹脂成分100重量部
当たりワックスを5〜30重量部含有している請求項1
乃至3のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項5】 ブラックトナー粒子、シアントナー粒
子、マゼンタトナー粒子及びイエロートナー粒子は、架
橋剤で架橋された樹脂成分を含有している請求項3又は
4に記載の画像形成方法。 - 【請求項6】 第2乃至第4のカラートナー画像を形成
するための各色カラートナーに含有されるワックスは、 R1−COO−R2 〔式中のR1は炭素数15〜50個のアルキル基,アル
ケニル基を示し、R2は炭素数16〜51個のアルキル
基,アルケニル基を示す。〕で示される融点55〜12
0℃のエステル系ワックスである請求項1乃至5のいず
れかに記載の画像形成方法。 - 【請求項7】 第1のカラートナー画像を形成するため
のカラートナーに含有されるワックスが、炭化水素ワッ
クスである請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成
方法。 - 【請求項8】 該マルチカラー画像またはフルカラー画
像を加熱加圧手段により定着するときに、ワックスのご
とき離型剤を必要としない定着手段であることを特徴と
する請求項1乃至7のいずれかに記載の画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17123198A JP2000010377A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17123198A JP2000010377A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 画像形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000010377A true JP2000010377A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15919484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17123198A Pending JP2000010377A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000010377A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008126865A1 (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Canon Kabushiki Kaisha | トナー |
US7862974B2 (en) | 2004-01-21 | 2011-01-04 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Toner for electrophotography |
JP2014160208A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Fuji Xerox Co Ltd | トナーセット及び画像形成方法 |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP17123198A patent/JP2000010377A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7862974B2 (en) | 2004-01-21 | 2011-01-04 | Konica Minolta Business Technologies, Inc. | Toner for electrophotography |
WO2008126865A1 (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-23 | Canon Kabushiki Kaisha | トナー |
KR101063113B1 (ko) | 2007-04-09 | 2011-09-07 | 캐논 가부시끼가이샤 | 토너 |
JP4995268B2 (ja) * | 2007-04-09 | 2012-08-08 | キヤノン株式会社 | トナー |
JP2014160208A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Fuji Xerox Co Ltd | トナーセット及び画像形成方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3347646B2 (ja) | 静電荷潜像現像用磁性黒色トナー及びマルチカラー又はフルカラー画像形成方法 | |
KR0184561B1 (ko) | 장전하상 현상용 토너, 장치 유닛 및 화상 형성방법 | |
EP0926563B1 (en) | Toner and image forming method using the toner | |
JP3227381B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、装置ユニット及び画像形成方法 | |
EP0880080B1 (en) | Toner for developing electrostatic images and image forming method | |
JP3308812B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 | |
EP0965891B1 (en) | Image forming method | |
JP3332721B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3907314B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 | |
JPH11149182A (ja) | トナー及び画像形成方法 | |
JP4006136B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP4773942B2 (ja) | トナー及び画像形成方法 | |
JP4732240B2 (ja) | トナー | |
JP2001109197A (ja) | イエロートナー及びフルカラー画像形成方法 | |
JP3563920B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP3227397B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2004271638A (ja) | 画像形成方法、補給用トナー、及びトナーの製造方法 | |
JP2000003070A (ja) | 静電荷像現像用トナ―及び画像形成方法 | |
JP3265458B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2000010377A (ja) | 画像形成方法 | |
JP3943857B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JP3962577B2 (ja) | トナーおよび画像形成方法 | |
JP2004271859A (ja) | 静電荷像現像用トナー、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP3969967B2 (ja) | 重合トナーの製造方法 | |
JPH11143116A (ja) | 静電荷像現像用トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060829 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070109 |