JP2000009674A - 金属腐食モニタリング方法及び金属腐食防止方法 - Google Patents

金属腐食モニタリング方法及び金属腐食防止方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属が水に接触する系において、金属配管など
の腐食発生の危険性を予知するとともに、腐食を引き起
こす要因を速やかに推定し、適切な対策を講じることを
可能とする金属腐食モニタリング方法及び金属腐食防止
方法を提供する。 【解決手段】金属が水に接触する系において、微生物主
体の汚れ付着による金属の電位変化と、水の酸化性変化
を測定することを特徴とする金属腐食モニタリング方
法、及び、該モニタリング結果をもとにして、酸化性物
質を含む水処理薬剤の薬注量を制御することを特徴とす
る金属腐食防止方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属腐食モニタリ
ング方法及び金属腐食防止方法に関する。さらに詳しく
は、本発明は、金属が水に接触する系において、微生物
主体の汚れ付着による金属の電位変化と水の酸化性変化
を測定し、それぞれの結果から、金属配管などの腐食発
生の危険性を予知するとともに、腐食を引き起こす要因
を速やかに推定し、適切な対策を講じることを可能とす
る金属腐食モニタリング方法及び金属腐食防止方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷却水系のような淡水環境にお
いては、ステンレス鋼などの耐食性金属は不動態化して
おり、耐食的な材料として知られている。しかし、過剰
な酸化剤の存在により水の酸化性が強まった場合や、表
面への微生物主体の汚れの付着といった環境の変化によ
り電位が貴化し、すきま腐食、孔食、応力腐食割れなど
の局部腐食が発生するおそれがある(中原正大、材料と
環境、第41巻、第1号、56頁、1992年)。この
ように、金属材料の電位上昇は腐食の危険性が高まって
いることを示すものであり、電位が上昇しないように管
理することが重要である。従来より、金属の腐食をモニ
タリングする方法として、金属と水とが接触している系
において、該金属の自然電位をモニタリングする方法が
知られている(特開平5−98476号公報)。しか
し、従来の腐食電位の経時的な測定だけでは、電位上昇
による腐食の危険性を予知することはできても、電位上
昇の要因を速やかに推定し、迅速に適切な対策を講じる
ことは困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属が水に
接触する系において、金属配管などの腐食発生の危険性
を予知するとともに、腐食を引き起こす要因を速やかに
推定し、適切な対策を講じることを可能とする金属腐食
モニタリング方法及び金属腐食防止方法を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、金属が水に接触
する系において、微生物主体の汚れ付着による金属の電
位変化を測定することにより、金属の腐食発生の危険性
を予知し、さらに、水の酸化性の変化を測定して両者を
比較することにより、腐食の要因を的確かつ迅速に推測
することが可能となることを見いだし、この知見に基づ
いて本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)金属が水に接触する系において、微生物主体の汚
れ付着による金属の電位変化と、水の酸化性変化を測定
することを特徴とする金属腐食モニタリング方法、
(2)微生物主体の汚れ付着による金属の電位変化を水
に接触する金属の電位変化より求め、水の酸化性変化を
酸化還元性を測定する電極の電位変化より求める第(1)
項記載の金属腐食モニタリング方法、(3)微生物主体
の汚れ付着による金属の電位変化を水に接触する金属の
電位変化より求め、水の酸化性変化を水に接触しかつ水
との接触面に汚れが付着していない同一材質の金属の電
位の測定により求める第(1)項記載の金属腐食モニタリ
ング方法、及び、(4)第(1)項記載のモニタリング結
果をもとにして、酸化性物質を含む水処理薬剤の薬注量
を制御することを特徴とする金属腐食防止方法、を提供
するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、モニタリングを実施す
る水系の水(以下、試験水という。)に接触する金属材
料について、微生物主体の汚れ付着による金属の電位変
化と、水の酸化性変化を測定することにより、金属材料
の腐食モニタリングを行うとともに、腐食の要因を推定
して適切な対策を講じるものである。本発明方法を適用
する金属材料に特に制限はないが、低合金鋼、ステンレ
ス鋼、ニッケル、ニッケル合金、チタン、チタン合金、
銅、銅合金、クロム、クロム合金、モリブデン、モリブ
デン合金、タングステン、タングステン合金などの耐食
性合金に特に好適に適用することができる。これらの耐
食性合金は、通常の淡水環境中においては、表面に形成
される不動態皮膜によって小さな腐食速度を示すもので
ある。微生物主体の汚れ付着による金属の電位変化は、
試験水に接触し、かつ周囲から電気的に絶縁された金属
片と、同じ試験水中に浸漬した参照電極(基準電極)の
間の電位差を経時的に測定することによりモニタリング
することができる。電位測定用の金属片には導線を接続
し、その導線を介して電位を測定する。電位測定方法に
特に制限はなく、例えば、ポテンショメーター、デジタ
ルマルチメーター、テスター、電圧入力のA/D変換機
器を利用したコンピューターによる測定などを挙げるこ
とができる。また、電位測定を、全てコンピューターを
用いて実施することもできる。電位測定用の金属片と試
験水の接触方法は、電位測定用の金属片が周囲の配管な
どから電気的に絶縁されていて、電位測定時に使用する
導線と電位測定用金属片の接続部が試験水と直接接触し
ない状態であれば特に制限はなく、例えば、テストピー
ス状の金属片に導線を取り付けた電極状のものを試験水
中に浸漬する方法や、電気的に絶縁した金属管内に試験
水を通水する方法などを挙げることができる。
【0006】水の酸化性変化を測定する方法に特に制限
はなく、例えば、酸化還元電極などの酸化還元性を測定
する電極の電位変化を測定する方法や、試験水との接触
面に汚れが付着していない金属片の電位を測定する方法
などを挙げることができる。試験水との接触面に汚れが
付着していない金属片の電位を測定する方法は、水の酸
化性が強まることにより、水に接触する金属片の電位が
上昇する現象を利用したものである。電位測定方法に特
に制限はなく、例えば、ポテンショメーター、デジタル
マルチメーター、テスター、電圧入力のA/D変換機器
を利用したコンピューターによる測定などを挙げること
ができる。酸化還元性を測定する電極を用いる場合に
は、電極の端子間の電位差を測定し、また、試験水との
接触面に汚れが付着していない金属片の電位を測定する
場合には、参照電極との間の電位差を測定する。酸化還
元性を測定する電極の浸漬方法は、電極が周囲の配管な
どから電気的に絶縁されていて、試験水と接触していれ
ば特に制限はない。試験水との接触面に汚れが付着して
いない電位測定用の金属片と試験水の接触方法は、電位
測定用の金属片が周囲の配管などから電気的に絶縁され
ていて、電位測定時に使用する導線と電位測定用の金属
片の接続部が試験水と直接接触しない状態であれば特に
制限はなく、テストピース状の金属片に導線を取り付け
た電極状のものを試験水中に浸漬する方法や、電気的に
絶縁した金属管内に試験水を通水する方法などを挙げる
ことができる。
【0007】金属材料の腐食挙動を観察する上では、微
生物主体の汚れ付着による金属の電位変化を測定する条
件と、水の酸化性変化による電位変化を測定する条件を
一致させることが好ましい。すなわち、水の酸化性変化
による電位変化の測定は、微生物主体の汚れ付着による
金属の電位変化の測定用の金属片と同一材質、同一形状
で、試験水と接触する表面に汚れが付着しない状態にし
たものを用いることが好ましい。また、試験水と金属片
の接触面における水の流速や温度などの環境条件も、微
生物主体の汚れ付着による金属の電位変化を測定する条
件と、水の酸化性変化による電位変化を測定する条件と
同一になるよう調整することが好ましい。試験水と接触
する金属片の表面に汚れを付着させない方法に特に制限
はく、例えば、金属片と接触する試験水の汚れ成分をフ
ィルターによりろ過する方法、金属片の表面をブラッシ
ング、超音波洗浄などにより定期的に洗浄する方法など
を挙げることができる。洗浄の頻度は、金属片の表面に
汚れが付着しない状態を維持することができれば特に制
限はない。汚れの付着が可能な状態に保った微生物主体
の汚れ付着による金属の電位変化を測定する金属片の電
位は、微生物主体の汚れ付着により上昇するが、汚れ付
着がない場合にも水の酸化性が強まることにより上昇す
る。このとき、水の酸化性の変化を測定しておくことに
よって、電位上昇の原因が微生物主体の汚れ付着による
ものか、あるいは水の酸化性が強まったことによるもの
か速やかに判定することができる。このモニタリング結
果を利用することにより、酸化性物質を含む水処理薬
剤、特に、微生物的な汚れを抑制するバイオファウリン
グコントロール剤の薬注量を制御することが可能とな
る。例えば、水の酸化性は変化せず、汚れの付着が可能
な状態に保った金属片の電位が上昇傾向を示した場合に
は、薬注量を増加する制御を行うことにより、微生物主
体の汚れ付着を抑制することが可能となる。また、水の
酸化性変化を測定し、酸化性が強まりすぎて腐食が懸念
されると判断された場合には、薬注量を減少する制御を
行うことにより、酸化性物質を含む薬剤の過剰添加によ
る腐食の危険性を未然に防ぐことが可能となる。
【0008】図1は、本発明方法の実施の一態様を示す
説明図である。本態様においては、金属として耐食性金
属製テストピースに導線を取り付けた電極を用い、フィ
ルターにより微生物主体の汚れを除いて汚れの付着を防
止する。試験水は、A及びBの2つのラインに通水され
る。ラインAは、金属への汚れの付着が可能なラインで
あり、ラインBは金属への汚れの付着を防止したライン
である。試験水は、送水管1より入り、枝分かれしてA
及びBの両ラインに導かれ、定流量弁2を介してA及び
Bの両ラインの流量が一定になるように調整される。ラ
インAは、金属製の電極3aと参照電極4を挿入したカ
ラム5を備え、ラインBは、金属製の電極3bと参照電
極4を挿入したカラム5を備えている。両ラインの金属
製の電極、参照電極及びカラムは、同一の形状及び構造
を有する。ラインBは、さらにフィルター6を備え、ろ
過により汚れを除去して、金属製の電極への汚れの付着
を防止する。参照電極を基準とした電極3a及び3bの
電位変化を、電位測定機器7により測定し、電極3a及
び3bの電位から腐食の危険性の有無及び原因の推定を
行う。例えば、電極3a及び3bの電位が、ともに一定
の値を保持して安定に推移する場合は、腐食の危険性は
ないものと判断される。電極3aのみに電位上昇が認め
られた場合は、実機は微生物主体の汚れが付着する傾向
にあり、金属材料の腐食の危険性が高まる傾向にあると
判断される。電極3a及び3bの電位がともに上昇した
場合は、系内の酸化性の上昇による腐食の危険性が高ま
る傾向にあると判断され、例えば、酸化性物質を含む水
処理薬剤を使用している場合などは、その過剰添加のお
それがあり、薬注量を調整する必要がある。
【0009】図2は、本発明方法の実施の他の態様を示
す説明図である。本態様においては、金属として金属製
チューブに導線を取り付けたものを用い、チューブ内に
試験水を通水し、チューブ内の汚れを洗浄機器により定
期的に除去することにより、微生物主体の汚れの付着を
防止するとともに、電位測定によるモニタリング結果に
もとづいて、冷水塔への水処理薬剤の薬注量を制御す
る。試験水は、A及びBの2つのラインに通水される。
ラインAは、金属への汚れの付着が可能なラインであ
り、ラインBは、金属への汚れの付着を防止したライン
である。試験水は、送水管1より入り、枝分かれしてA
及びBの両ラインに導かれ、定流量弁2を介してA及び
Bの両ラインの流量が一定になるよう調整される。ライ
ンAには、金属製チューブ8a及び参照電極4が設置さ
れ、ラインBには、金属製チューブ8b及び参照電極4
が設置されている。両ラインの金属製チューブ及び参照
電極は、同一の形状を有する。ラインBは、さらに金属
製チューブ8bに汚れが付着しないように、定期的にブ
ラシなどによりチューブ内を洗浄するための洗浄器具9
を備えている。参照電極を基準とした金属製チューブ8
a及び8bの電位変化を、電位測定機器7により測定
し、金属製チューブ8a及び8bの電位から腐食の危険
性の有無及び原因の推定を行う。例えば、金属製チュー
ブ8a及び8bの電位が、ともに一定の値を保持して安
定に推移する場合は、腐食の危険性はないものと判断さ
れる。金属製チューブ8aのみに電位上昇が認められた
場合は、実機は微生物主体の汚れが付着する傾向にあ
り、耐食性金属材料の腐食の危険性が高まる傾向にある
と判断される。金属製チューブ8a及び8bの電位がと
もに上昇した場合は、系内の酸化性の上昇による腐食の
危険性が高まる傾向にあると判断され、例えば、酸化性
物質を含む水処理薬剤を使用している場合などは、その
過剰添加のおそれがあり、薬注量を調整する必要があ
る。電位測定機器によるモニタリング結果は、制御機器
10に入力され、薬注ポンプ11を制御して、薬液タン
ク12から冷水塔13への水処理薬剤の薬注量を適正に
制御する。
【0010】図3は、本発明方法の実施の他の態様を示
す説明図である。本態様においては、金属として耐食性
金属製テストピースに導線を取り付けた電極を用いて微
生物主体の汚れ付着による電位変化を求め、酸化還元性
を測定する電極を用いて水の酸化性変化を求める。試験
水は、A及びBの2つのラインに通水される。ラインA
は、金属への汚れの付着が可能なラインであり、ライン
Bは酸化還元電極を備えたラインである。試験水は、送
水管1より入り、枝分かれしてA及びBの両ラインに導
かれ、定流量弁2を介してA及びBの両ラインの流量が
一定になるように調整される。ラインAは、耐食性金属
製の電極3aと参照電極4を挿入したカラム5を備え、
ラインBは、酸化還元電極14を挿入したカラム5を備
えている。両ラインのカラムは、ほぼ同一の形状及び構
造を有する。ラインBは、さらにフィルター6を備え、
ろ過により汚れを除去して、酸化還元電極への汚れの付
着を防止する。参照電極を基準とした電極3a及び酸化
還元電極14の電位変化を電位測定機器7により測定
し、電極3a及び電極14の電位から腐食の危険性の有
無及び原因の推定を行う。例えば、電極3a及び電極1
4の電位が、ともに一定の値を保持して安定に推移する
場合は、腐食の危険性はないものと判断される。電極3
aのみに電位上昇が認められた場合は、実機は微生物主
体の汚れが付着する傾向にあり、耐食性金属材料の腐食
の危険性が高まる傾向にあると判断される。電極3a及
び電極14の電位がともに上昇した場合は、系内の酸化
性の上昇による腐食の危険性が高まる傾向にあると判断
され、例えば、酸化性物質を含む水処理薬剤を使用して
いる場合などは、その過剰添加のおそれがあり、薬注量
を調整する必要がある。本発明方法によれば、微生物主
体の汚れ付着による金属の電位変化と水の酸化性変化か
ら、腐食の予知や腐食を引き起こす要因の推定を迅速に
行うことができると同時に、水系の水処理効果を総合的
に評価することができる。また、得られたモニタリング
結果をもとにして、酸化性物質を含む水処理薬剤の薬注
量を制御し、適正な薬注管理が可能となる。
【0011】
【発明の効果】本発明方法によれば、微生物主体の汚れ
付着による金属の電位変化と水の酸化性変化から、腐食
の予知や腐食を引き起こす要因の推定をすみやかに行う
ことにより、腐食が発生する前に、効果的な腐食防止対
策を講ずることが可能となる。また、モニタリング結果
をもとにして、酸化性物質を含む水処理薬剤の薬注量を
制御し適正な水処理状況を維持管理することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明方法の実施の一態様を示す説明
図である。
【図2】図2は、本発明方法の実施の他の態様を示す説
明図である。
【図3】図3は、本発明方法の実施の他の態様を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 送水管 2 定流量弁 3a 金属製の電極(汚れ付着可能) 3b 金属製の電極(汚れ付着なし) 4 参照電極 5 カラム 6 フィルター 7 電位測定機器 8a 金属製チューブ(汚れ付着可能) 8b 金属製チューブ(汚れ付着なし) 9 洗浄器具 10 制御機器 11 薬注ポンプ 12 薬液タンク 13 冷水塔 14 酸化還元電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 邦幸 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 Fターム(参考) 2G050 AA01 BA03 CA02 CA04 DA01 EA05 EA06 EB03 EC01 EC05 4K062 AA03 DA10 FA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属が水に接触する系において、微生物主
    体の汚れ付着による金属の電位変化と、水の酸化性変化
    を測定することを特徴とする金属腐食モニタリング方
    法。
  2. 【請求項2】微生物主体の汚れ付着による金属の電位変
    化を水に接触する金属の電位変化より求め、水の酸化性
    変化を酸化還元性を測定する電極の電位変化より求める
    請求項1記載の金属腐食モニタリング方法。
  3. 【請求項3】微生物主体の汚れ付着による金属の電位変
    化を水に接触する金属の電位変化より求め、水の酸化性
    変化を水に接触しかつ水との接触面に汚れが付着してい
    ない同一材質の金属の電位の測定により求める請求項1
    記載の金属腐食モニタリング方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のモニタリング結果をもとに
    して、酸化性物質を含む水処理薬剤の薬注量を制御する
    ことを特徴とする金属腐食防止方法。
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