JP2000009030A - 多連型ポンプ - Google Patents

多連型ポンプ

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JP2000009030A JP10195143A JP19514398A JP2000009030A JP 2000009030 A JP2000009030 A JP 2000009030A JP 10195143 A JP10195143 A JP 10195143A JP 19514398 A JP19514398 A JP 19514398A JP 2000009030 A JP2000009030 A JP 2000009030A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 多連型トロコイドポンプの部品点数を減らし
て容積効率のバラツキを抑え、加工精度による影響を減
じて品質向上、加工や組立て工数の低減を図り、更に
は、軸方向の全長短縮により軽量、コンパクト化を図
る。 【解決手段】 複数のポンプを入力軸に同心的にスプラ
イン結合して構成した多連型ポンプにおいて、ピストン
ポンプPのポートブロック2に成形される環状の凹部2
cに、回転自在に嵌挿されギヤポンプGのシャフト7と
噛み合うインナーロータ8Aと、インナーロータ8Aに
噛み合うアウターロータ8Bと、アウターロータ8Bに
嵌合するブッシュ8Cと、インナーロータ8A及びアウ
ターロータ8Bの側面8aとギヤポンプGの端面14と
の間に嵌挿されて回り止め手段により規制されるローデ
ィングプレート9とからなるトロコイドポンプTと、ポ
ートブロック2の端面2bに位置決め手段により規制さ
れ締結されるギヤポンプGとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピストンポン
プ、トロコイドポンプ、ギヤポンプ等の複数のポンプを
有する多連型ポンプに関し、特に、ミニシャベルへの使
用に適する多連型ポンプにおけるトロコイドポンプの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の多連型ポンプに関するも
のとして、第5図に示すものがあり、これについて説明
するに、この多連型ポンプは、ピストンポンプP,トロ
コイドポンプT,ギヤポンプG等の複数のポンプから構
成されており、ピストンポンプPの本体1及びポートブ
ロック2に設けた軸受4a,4bに支承され、シール部
材5でシールされた入力軸3の一端側3aにインターナ
ルスプライン3bが設けてあり、このインターナルスプ
ライン3bにギヤポンプGのシャフト7を同軸的にスプ
ライン結合し、更に、ギヤポンプGのシャフト7にトロ
コイドポンプTのインナーロータ8Aとが噛み合い、ピ
ストンポンプPの入力軸3に連動して、トロコイドポン
プT、ギヤポンプGが作動するようになっている。
【0003】トロコイドポンプTのインナーロータ8A
は、ピストンポンプPのポートブロック2に設けた環状
の凹部2cにアウターロータ8Bと噛み合って嵌挿さ
れ、さらに、図6に示すようなローディングプレート9
を図7に示すようなカバー11に設けた孔11aにスプ
リングピン10を圧入し、スプリングピン10の他端を
ローディングプレート9に設けた孔9iに挿入して、カ
バー11に設けた凹部11bの凹面11cに接するよう
にローディングプレート9を組み付け後に、カバー11
をポートブロック2の凹部2eに嵌挿して、ボルト12
で締結し、ギヤポンプGのシャフト7にスプライン結合
したインナーロータ8Aとインナーロータ8Aに噛み合
ったアウターロータ8Bとを回転させるようになってい
る。また、ギヤポンプGは、ピストンポンプPのポート
ブロック2内の凹部2fにギヤポンプGに設けたインロ
ー部13を嵌挿して、ボルト17で取り付けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記多連型
ポンプにおけるトロコイドポンプの構造ものでは、トロ
コイドポンプのローディングプレートをピストンポンプ
のポートブロックの環状の凹部に嵌挿して、固定する為
に、ローディングプレートをカバーで覆い、スプリング
ピンを挿入して位置決めし、カバーをボルトで取り付け
るようにしていたため、ポートブロックの環状の凹部の
深さとローディングプレートを覆うカバーの凹部の深さ
の和とインナーロータ及びアウターロータとローディン
グプレートの厚さの和との間に加工精度によるバラツキ
があると、インナーロータ及びアウターロータの側面と
ポートブロックの凹面あるいはカバーの凹部面とローデ
ィングプレートの側面との間に大きなサイドクリアラン
ス(隙間)が生じて、この隙間によりトロコイドポンプ
の容積効率が低下して、安定した品質が得られなくなっ
てしまうために、高精度の加工をしなければならず、高
価になるいう問題がある。
【0005】また、上記構造の場合は、ローディングプ
レートの回り止めとして、カバーにスプリングピンを圧
入し、スプリングピンの他端をローディングプレートに
設けた孔に挿入して、カバーとローディングプレートと
を組み付け後に、カバーをポートブロックにボルト締め
をするようになっているため、部品点数が多く、加工,
組み立て工数が嵩み、コスト低減ができないという問題
がある。
【0006】さらに、トロコイドポンプのローディング
プレートをインナーロータ及びアウターロータの側面に
押圧する為に、ローディングプレートをカバーで覆って
取り付けるとともに、ギヤポンプをピストンポンプのポ
ートブロックの環状の凹部にギヤポンプに設けたインロ
ー部を嵌挿して、取り付けるようにしているため、カバ
ー及びインロー部のスペースを確保しなければならず、
多連型ポンプの入力軸方向の全長が短くできず、場合に
よって、取り付けスペースが充分に取れないという問題
もあった。
【0007】そこで、この発明は、多連型ポンプにおけ
るトロコイドポンプの容積効率のバラツキを小さく抑え
るため、部品点数を減らし、部品の加工精度による影響
を少なくして、品質を向上させるとともに、加工、組み
立て工数を低減し、コストダウンを図り、さらに、多連
型ポンプの軸方向の全長を短縮して、軽量、コンパクト
化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明では、ピスト
ンポンプと、ピストンポンプのポートブロックに装着さ
れるトロコイドポンプと、ポートブロックの端面に締結
されるギヤポンプと、これ等の複数のポンプを入力軸に
同心的にスプライン結合するように構成した多連型ポン
プにおいて、ポートブロックに成形される環状の凹部
と、環状の凹部に回転自在に嵌挿されギヤポンプのシャ
フトと噛み合うインナーロータと、インナーロータに噛
み合うアウターロータと、アウターロータと嵌合するブ
ッシュと、インナーロータおよびアウターロータの側面
とギヤポンプの端面との間に嵌挿され回り止め手段によ
り規制されるローディングプレートとからなるトロコイ
ドポンプと、ポートブロックの端面に位置決め手段によ
り規制され締結されるギヤポンプとを備える。
【0009】第2の発明では、回り止め手段は、ポート
ブロックの環状の凹部内周に成形される半円弧状の切り
欠き溝及びローディングプレートの外周に成形される半
円弧状の切り欠きとで形成される空間にスチールボール
あるいはピンを挿入して回り止め規制をする。
【0010】第3の発明では、位置決め手段は、ポート
ブロックの端面に圧入したピンにギヤポンプの端面に設
けた穴に嵌挿する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について説明するに、前記従来例と同一の構成
要素に対しては同一の名称、符号を付して説明する。こ
の実施の形態に関わる多連型ポンプは、図1に示すよう
に、ピストンポンプP,トロコイドポンプT,ギヤポン
プG等からなっている。
【0012】ピストンポンプPには、本体1及びポート
ブロック2に設けた軸受4a,4bで主軸3が支承さ
れ、シ−ル部材5でシ−ルされおり、この主軸3にスプ
ライン結合して一体的に回転するシリンダブロック6が
収めらている。
【0013】そして、主軸3の一端側3aには、インタ
ーナルスプライン3bが成形されており、このインター
ナルスプライン3bにポートブロック2に設けた孔2a
を貫通するギヤポンプGのシャフト7がスプライン結合
している。
【0014】ギヤポンプGは、その端面14に位置決め
孔15が設けてあり、この孔15にポートブロック2の
端面2bに設けた位置決めピン16に嵌合して位置決め
がなされ、ポートブロック2の端面2bに設けたシール
部材20でシールされ、ボルト17で締結されている。
【0015】ポートブロック2には、図2に示すよう
に、深さfなる環状の凹部2cが設けられ、この環状の
凹部2cにはギヤポンプGのシャフト7とスプライン結
合するトロコイドポンプTの厚さsなるインナーロータ
8Aとインナーロータ8Aに噛み合うアウターロータ8
Bとアウターロータ8Bに嵌合するブッシュ8Cとが嵌
挿されている。
【0016】また、この環状の凹部2c内にインナーロ
ータ8A及びアウターロータ8Bの側面8aとギヤポン
プGの端面14間にはローディングプレート9が挿入さ
れている。
【0017】インナーロータ8A及びアウターロータ8
Bの他側面8bとポートブロック2の凹面2dあるいは
ギヤポンプGの端面14とローディングプレート9の側
面9aとの間の隙間rは、環状の凹部2cの深さfに対
するインナーロータ8A及びアウターロータ8Bの厚さ
s,ローディングプレート9の厚さtの和(s+t)と
の差 f−(s+t) から得られ、環状の凹部2cの
深さf,インナーロータ8A及びアウターロータの厚さ
s,ローディングプレート9の厚さtの3か所の加工精
度によって決められる。
【0018】ローディングプレート9は、図3(a),
(b)に示すように厚さtなる円板状を呈し、中央に偏
心した穴9cと、一端側9aには半円形の帯状した溝9
dと、この溝9dより反対側9bに連通する孔9eと、
外周9f上に半円弧状の切り欠き9gが設けてある。
【0019】ローディングプレート9の一端側9aに設
けた半円形の帯状した溝9dには、シール部材19が装
着され、連通する孔9eより導入される高圧油をシール
するとともに、高圧油によりローディングプレート9を
インナーロータ8A及びアウターロータ8Bの側面8a
をローディングするようになっている。
【0020】ポートブロック2の環状の凹部2c内周に
は、図4に示すように、深さtなる半円弧状の切り欠き
溝2gが設けてあり、ローディングプレート9の外周9
f上に設けた半円弧状の切り欠き9gとポートブロック
2の環状の凹部2c内周に設けた半円弧状の切り欠き溝
2gとで円筒状空間hが形成され、この空間hにスチー
ルボールあるいはピン18が挿入され、ローディングプ
レート9が回転しないように回転止め手段がなされる。
【0021】次に、その作用について説明する。今、仮
に、図示しない電動機等によりピストンポンプPの主軸
3が回転すると、主軸3に連動してギヤポンプG,トロ
コイドポンプTが回転する。
【0022】ギヤポンプGのシャフト7が回転すると、
シャフト7に噛み合ったトロコイドポンプTのインナー
ロータ8Aとインナーロータ8Aに噛み合うアウターロ
ータ8Bとが回転し、ポンプ作用をする。
【0023】トロコイドポンプTに油圧が発生すると、
高圧油がローディングプレート9の連通する孔9eより
ローディングプレート9の一端側9aにシール部材19
でシールされる半円形の帯状した溝9dに導入され、ロ
ーディングプレート9をインナーロータ8A及びアウタ
ーロータ8Bの側面8a側に押しつけてローディングす
る。
【0024】インナーロータ8A及びアウターロータ8
Bの他側面8bとポートブロック2の凹面2dあるいは
ギヤポンプGの端面14とローディングプレート9の側
面9aとの間の隙間rは、環状の凹部2cの深さfに対
するインナーロータ8A及アウターロータ8Bの厚さ
s,ローディングプレート9の厚さtの和(s+t)と
の差で、3か所の加工公差の累積により決まり、環状の
凹部2cの深さfとインナーロータ8A及びアウターロ
ータ8Bとローディングプレート9の厚さs,tの加工
精度を上げずに隙間rを許容内に収められ、ポンプTの
容積効率のバラツキを小さく抑えられる。
【0025】インナーロータ8A及びアウターロータ8
Bの回転により、インナーロータ8A及びアウターロー
タ8Bの側面8aとローディングプレート9の側面9b
との間に発生する摩擦力によりローディングプレート9
が回転しようとしても、ローディングプレート9に設け
た切り欠き9gとポートブロック2の凹部2c内周に設
けた半円弧状の切り欠き溝2gとで形成される円筒状空
間hに挿入されたスチールボールあるいはピン18によ
り、ローディングプレート9が回転しないように回転止
め規制がなされる。
【0026】このように、ポートブロック2に成形され
る環状の凹部2cに回転自在に嵌挿されギヤポンプGの
シャフト7と噛み合うインナーロータ8Aと、インナー
ロータ8Aに噛み合うアウターロータ8Bと、アウター
ロータ8Bと嵌合するブッシュ8Cと、インナーロータ
8A及びアウターロータ8Bの端面8aとギヤポンプG
の端面14との間に嵌挿され回り止め手段により規制さ
れるローディングプレート9とからなるトロコイドポン
プTと、ポートブロック2の端面2bに位置決め手段に
より規制され締結されるギヤポンプGとを備えたから、
トロコイドポンプTのサイドクリアランス(隙間)rを
規制する部品点数がへり、ポートブロック2の環状の凹
部2cの深さfとインナーロータ8A及びアウターロー
タ8Bとローディングプレート9の厚さs,tの3か所
の加工精度を管理すればよく、個々の部品の加工精度を
上げることなくトロコイドポンプTの容積効率のバラツ
キを小さく抑えられ、品質の向上が大いに図れ、また、
従来例におけるカバー11を必要としないから、そのた
めのスペースを確保するこもなくなり、多連型ポンプの
入力軸3方向の全長が短くでき、軽量、コンパクト化が
図れるとともに、取り付けスペースを有効に活用するこ
とができる。
【0027】また、回り止め手段を、ポートブロック2
の環状の凹部2c内周に成形される半円弧状の切り欠き
溝2g及びローディングプレート9の外周9fに成形さ
れる半円弧状の切り欠き9gとで形成される円筒状空間
hにスチールボールあるいはピン18を挿入して回り止
め規制をするようにしたから、ローディングプレート9
の回り止めとして、従来例の如くカバー11にスプリン
グピン10を圧入し、スプリングピン10の他端をロー
ディングプレート9にに挿入して、カバー11とローデ
ィングプレート9とを組み付け後に、カバー11をポー
トブロック2にボルト12締めをする構成に比べて、部
品点数が減り、加工,組み立て工数も低減され、コスト
ダウンが図れる。
【0028】さらに、位置決め手段を、ポートブロック
2の端面2bに圧入したピン16にギヤポンプGの端面
14に設けた穴15に嵌挿するようにしたから、従来例
の如くギヤポンプGをピストンポンプPのポートブロッ
ク2内の環状の凹部2eに嵌挿して位置決めするように
ギヤポンプGに設けるインロー部13を必要とした構成
に比べて、インロー部13を加工する加工工数を低減で
きるとともに、インロー部13のスペースを確保するこ
ともなくなり、多連型ポンプの入力軸方向の全長がその
分短くでき、取り付けスペースをより有効に利用するこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】第1の発明によれば、ピストンポンプ,
トロコイドポンプ,ギヤポンプ等の複数のポンプを入力
軸に同心的にスプライン結合するように構成した多連型
ポンプにおいて、ポートブロックに成形される環状の凹
部と、環状の凹部に回動自在に嵌挿されギヤポンプのシ
ャフトと噛み合うインナーロータと、インナーロータに
噛み合うアウターロータと、アウターロータと嵌合する
ブッシュと、インナーロータ及びアウターロータの端面
とギヤポンプの端面との間に嵌挿され回り止め手段によ
り規制されるローディングプレートとからなるトロコイ
ドポンプと、ポートブロックの端面に位置決め手段によ
り規制され締結されるギヤポンプとを備えたので、トロ
コイドポンプのサイドクリアランス(隙間)を規制する
部品点数がへり、ポートブロックの環状の凹部の深さと
インナーロータとローディングプレートの厚さの3か所
の加工精度を管理すればよく、個々の部品の加工精度を
上げることなくトロコイドポンプの容積効率のバラツキ
を小さく抑えられ、品質の向上が大いに図れ、また、従
来例におけるカバーを必要としないから、そのためのス
ペースを確保するこもなくなり、多連型ポンプの入力軸
方向の全長が短くでき、コンパクト化、軽量化が図れる
とともに、取り付けスペースを有効に活用することがで
きる効果がある。
【0030】第2の発明によれば、回り止め手段を、ポ
ートブロックの環状の凹部内周に成形される半円弧状の
切り欠き溝およびローディングプレートの外周に成形さ
れる半円弧状の切り欠きとで形成される空間にスチール
ボールあるいはピンを挿入して回り止め規制をするよう
にしたしたから、ローディングプレートの回り止めとし
て、従来例の如くカバーにスプリングピンを圧入し、ス
プリングピンの他端をローディングプレートに設けた孔
に挿入して、カバーとローディングプレートとを組み付
け後に、カバーをポートブロックにボルト締めをする構
成に比べて、部品点数が減り、加工,組み立て工数も低
減され、コストダウンが図れる効果がある。
【0031】第3の発明によれば、位置決め手段を、ポ
ートブロック端面に圧入したピンにギヤポンプの端面に
設けた穴に嵌挿するようにしたから、従来例の如くギヤ
ポンプをピストンポンプのポートブロック内の環状の凹
部に嵌挿して位置決めするようにギヤポンプに設けるイ
ンロー部を必要とする構成に比べて、インロー部を加工
する加工工数を低減できるとともに、インロー部のスペ
ースを確保することもなくなり、多連型ポンプの入力軸
方向の全長がその分短くでき、取り付けスペースをより
有効に利用することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例を示す多連型ポンプの
正面断面図である。
【図2】同じく図1におけるトロコイドポンプの要部拡
大断面図である。
【図3】(a)同じくトロコイドポンプにおけるローデ
ィングプレートの拡大正面図である (b)同じく図3(a)におけるA−A矢視断面図であ
る。
【図4】同じく図1におけるポートブロックの要部側面
図である。
【図5】従来例を示す多連型ポンプの正面断面図であ
る。
【図6】(a)同じく図5におけるトロコイドポンプの
ローディングプレートの拡大正面図である。 (b)同じく図6(a)におけるローディングプレート
のA−A矢視断面図である。
【図7】(a)同じく図5におけるトロコイドポンプの
カバーの拡大正面図である。 (b)同じく図7(a)におけるカバーのA−A矢視断
面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ポートブロック 2a 孔 2b 端面 2c 環状の凹部 2d 凹面 2e 凹部 2f 凹部 2g 半円弧状の切り欠き溝 3 主軸 3a 一端 3b インナースプライン 4a,4b 軸受け 5 シール部材 6 シリンダブロック 7 シャフト 8A インナーロータ 8B アウターロータ 8C ブッシュ 8a,8b 側面 9 ローディングプレート 9a,9b 側面 9c 孔 9d 半円形の帯状した溝 9e 孔 9f 外周 9g 半円弧状の切り欠き 9i 孔 10 スプリングピン 11 カバー 11a 孔 11b 凹部 11c 凹面 12 ボルト 13 インロー部 14 端面 15 穴 16 ピン 17 ボルト 18 スチールボール 19 シール部材 20 シール部材 G ギヤポンプ P ピストンポンプ T トロコイドポンプ f 環状の凹部の深さ h 空間 r 隙間 s ローディングプレートの厚さ t インナーロータ及びアウターロータ
の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 聡 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界貿 易センタ−ビル カヤバ工業株式会社内 Fターム(参考) 3H041 AA02 BB00 CC15 CC20 DD01 DD10 3H071 AA01 BB01 BB12 CC31 CC33 CC34 DD45 DD82

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンポンプと、ピストンポンプのポ
    ートブロックに装着されるトロコイドポンプと、ポート
    ブロックの端面に締結されるギヤポンプと、これ等の複
    数のポンプを入力軸に同心的にスプライン結合するよう
    に構成した多連型ポンプにおいて、ポートブロックに成
    形される環状の凹部と、環状の凹部に回転自在に嵌挿さ
    れギヤポンプのシャフトと噛み合うインナーロータと、
    インナーロータに噛み合うアウターロータと、アウター
    ロータと嵌合するブッシュと、インナーロータ及びアウ
    ターロータの側面とギヤポンプの端面との間に嵌挿され
    回り止め手段により規制されるローディングプレートと
    からなるトロコイドポンプと、ポートブロックの端面に
    位置決め手段により規制され締結されるギヤポンプとを
    備えたことを特徴とする多連型ポンプ。
  2. 【請求項2】 前記回り止め手段は、ポートブロックの
    環状の凹部内周に成形される半円弧状の切り欠き溝およ
    びローディングプレートの外周に成形される半円弧状の
    切り欠きとで形成される空間にスチールボールあるいは
    ピンを挿入して回り止め規制をするようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の多連型ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段は、ポートブロックの
    端面に圧入したピンにギヤポンプの端面に設けた穴に嵌
    挿するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の多
    連型ポンプ。
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