JP2000008808A - タービンロータのストッパピン折曲げ装置 - Google Patents

タービンロータのストッパピン折曲げ装置

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JP2000008808A
JP2000008808A JP10179150A JP17915098A JP2000008808A JP 2000008808 A JP2000008808 A JP 2000008808A JP 10179150 A JP10179150 A JP 10179150A JP 17915098 A JP17915098 A JP 17915098A JP 2000008808 A JP2000008808 A JP 2000008808A
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stopper pin
bending
blade
disk
turbine rotor
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JP10179150A
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Masao Nitta
政雄 新田
Tokio Kikuchi
時夫 菊地
Takayuki Ebita
孝行 戎田
Toshiyuki Azuma
敏行 東
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 タービンロータのストッパピン折曲げ装
置10を、タービンロータ1を支える回転台40と、こ
の回転台40を回転させ所定の回転角ごとに停止させる
ステップ機構20と、ディスク2に密着する方向へブレ
ード3を押出すブレード押出し機構60と、ストッパピ
ン4の他端4cをディスク2側へ折曲げる折曲げ機構7
0とから構成し、この折曲げ機構70を、ストッパピン
4の他端4cを押す押圧ロッド77と、この押圧ロッド
77を支えるロッドベース74と、ストッパピン4の他
端4cの折曲げ点4d若しくはこの点の近傍を回転中心
Oとした円弧溝71bと、この円弧溝71bに沿ってロ
ッドベース74を移動させるベース移動手段73とから
構成した。 【効果】 一般作業者でもストッパピンの曲げ作業を容
易に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタービンロータのス
トッパピン折曲げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のストッパピンの折曲げ方
法の説明図であり、タービンロータ100は、ディスク
101と、このディスク101のディスク溝101a…
(…は複数個を示す。以下同じ。)に取付けた複数のブ
レード102…と、これらのブレード102…の抜け止
をするストッパピン103…とからなる。101bはデ
ィスク101のディスク面である。ストッパピン103
は、略L字型のピンであり、ピン中間に凸部103aを
形成し、予め一端103bを折曲げたものであり、この
ストッパピン103と共にディスク101に嵌合し、他
端103cをディスク101側に曲げて、ブレード10
2の抜け止めをするものである。103dはストッパピ
ン103の曲げ点である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このストッパ
ピン103の他端103cをディスク101側に曲げる
工程は、曲げ工具Kを介してハンマHによる手作業であ
った。ハンマHによる手作業でのストッパピン103の
曲げ加工では、ストッパピン103を過度に曲げたため
に曲げ点103dに亀裂が発生したり、曲げが足りない
ためにブレード102にガタを発生させる虞れがある。
また、ブレード102に傷を付けたり、ブレード102
を変形させたりする問題もある。従って、作業者は、熟
練した技能を有する者がしなければならず、しかも、細
心の注意を払って曲げ作業をする必要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは研究を重ね、ストッパピンを過度に曲
げないようにして曲げ点の亀裂を防止し、また、十分に
曲げるようにしてブレードのガタを防止することのでき
るストッパピンの折曲げ方法を検討し、次の結論に至っ
た。
【0005】図1(a)〜(c)は本発明に係るストッ
パピンの折曲げ方法の説明図である。なお、ワークとし
てのタービンロータについては、図2及び図3で詳細に
説明する。先ず、(a)において、押圧ロッドLをスト
ッパピン4の他端4cに向けて略45゜の方向に設定す
る。(b)において、ストッパピン4の折曲げ点4dの
近傍に押圧ロッドLの回転中心Oを設定し、この回転中
心Oを中心として、押圧ロッドLをディスク1の外周か
らディスク1の中心へ向って矢印bの如く旋回させる。
押圧ロッドLの先端が折曲げ点4dから離れた位置に当
るように設定したので、折曲げ点4dに亀裂が生ずる虞
れはない。(c)において、回転中心Oを中心として押
圧ロッドLを、ディスク面2eに略垂直になるまで矢印
c1の如く回転し、押圧ロッドLをディスク面2eに向
けて矢印c2の如く降ろす。所定の角度まで曲げ済みの
ストッパピン4の他端4cをディスク面2eに向けて押
え付けるようにして、ディスク2にブレード3を確実に
止めるようにする。
【0006】発明者らは、さらに研究を重ね、図1に示
した方法でストッパピンの折曲げを連続して行うことが
できるタービンロータのストッパピン折曲げ装置を発明
するに至った。
【0007】具体的には請求項1は、予め一端を折曲げ
たストッパピンをブレードに取付け、このストッパピン
と共にブレードをディスクに嵌合してなるタービンロー
タにおけるストッパピンの他端を折曲げるストッパピン
折曲げ装置であって、このストッパピン折曲げ装置を、
タービンロータを支える回転台と、この回転台を回転さ
せ所定の回転角ごとに停止させるステップ機構と、複数
のブレードから選択した1個のブレードに係るストッパ
ピンの一端がディスクに密着する方向へブレードを押出
すブレード押出し機構と、選択したブレードのストッパ
ピンの他端をディスク側へ折曲げる折曲げ機構とから構
成し、さらに、この折曲げ機構を、ストッパピンの他端
を押す押圧ロッドと、この押圧ロッドを支えるロッドベ
ースと、ストッパピンの他端の折曲げ点若しくはこの点
の近傍を回転中心としてディスクの外周からディスクの
中心へ向って旋回させた円弧溝と、この円弧溝に沿って
ロッドベースを移動させるベース移動手段とから構成し
たことを特徴とする。
【0008】回転台にタービンロータをセットし、選択
した1個のブレードをブレード押出し機構で押出す。こ
の工程でストッパピンの一端がディスクに密着するの
で、折曲げ機構でストッパピンの他端を曲げた後にブレ
ードにガタが生ずる虞れはない。ステップ機構で回転台
を回転させブレードごとに停止させて、連続してストッ
パピンの他端をディスク側へ折曲げる。従って、ストッ
パピンの折曲げにバラツキが生ずることはなく、均一に
折り曲げることができる。ロッドベースを、ストッパピ
ンの他端の折曲げ点若しくはこの点の近傍を回転中心と
して旋回させ、押圧ロッドでストッパピンの他端を折り
曲げるようにして、曲げ点に亀裂が入ることを防止す
る。
【0009】請求項2は、折曲げ機構にストッパピンの
折曲げ途中に折曲げ異常を検知する異常検出手段を備え
たことを特徴とする。折曲げ機構に、異常検出手段を設
けてストッパピンの折曲げ途中に発生した折曲げ異常を
検知する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図2は本発明に係るワークとしてのタービ
ンロータの分解斜視図である。ワークとしてのタービン
ロータ1は、ディスク2と、このディスク2に取付けた
複数のブレード3…と、これらのブレード3…をディス
ク2に止めるストッパピン4…(1個のみ示す。)とか
らなる。ディスク2は、円板状の本体部2aの中央に軸
孔2bを形成し、本体部2aの外周にブレード3を嵌め
込むディスク溝2c…を形成したものである。2dはデ
ィスク2の外周部、2eはディスク面、2fは端面、C
はディスク2の中心を示す。ブレード3は、ディスク溝
2cに嵌め込む基部3aを形成し、この基部3aから翼
部3bを延ばし、この翼部3bの先端にシュラウド3c
を形成し、基部3aの両面に突起部3d,3eを形成
し、基部3aの先端にストッパピン4を嵌め込む凹部3
fを形成したものである。
【0011】図3は本発明に係るワークとしてのタービ
ンロータの断面図である。2点鎖線で示したストッパピ
ン4は、ピン中間に凸部4aを形成し、予め折曲げて一
端としてのL字部4bを形成し、2点鎖線で示したブレ
ード3に取付け、このストッパピン4と共にディスク2
に嵌合し、他端4cをディスク2側に曲げて、ブレード
3の抜け止機能を果たすものである。なお、4dは折曲
げ点を示す。ディスク溝2cは、ラビリンス形状(図2
参照)を呈した溝であり、基部3aは、ディスク溝2c
とほぼ同形の突起であり、ディスク溝2cに沿って斜め
に挿入する部分である。シュラウド3cは、それぞれの
ブレード3の基部3aをディスク溝2cに嵌め込むこと
で、タービンロータ1の外周を形成する部分である。
【0012】図4は本発明に係るタービンロータのスト
ッパピン折曲げ装置の正面図である。タービンロータの
ストッパピン折曲げ装置10(以下、「ストッパピン折
曲げ装置10」と略記する。)は、ベース台11と、こ
のベース台11の上に設けたベース板12と、このベー
ス板12の下方に設けたステップ機構20と、ベース板
12上に設けた昇降機構30と、ベース板12に設けた
回転台としての回転機構40と、ベース板12に設けた
ブレード押出し機構60と、昇降機構30に取付けた折
曲げ機構70とからなる。13は、ステップ機構20、
ブレード押出し機構60及び折曲げ機構70に接続した
コントロール・ユニットである。
【0013】ステップ機構20は、ベース台11に取付
けたステー21と、このステー21に取付けたギヤモー
タ22と、このギヤモータ22のモータ軸22aに取付
けた駆動ギヤ23と、この駆動ギヤ23に噛み合わせて
回転機構40を回す伝達ギヤ24と、回転機構40に取
付けた回転角検出板25と、この回転角検出板25を挟
んでベース台11側に設けた発光素子26及び受光素子
27とからなり、これらの発光素子26及び受光素子2
7をコントロール・ユニット13に接続して、受光素子
27の検出結果でギヤモータ22を制御するものであ
る。すなわち、ステップ機構20は、回転機構40を回
転させ所定の回転角ごとに停止させるものである。回転
角検出板25は、円板状のプレートの外周部25aに回
転角ごとに発光素子26からの光を通過させる孔25b
…を形成したものである。
【0014】昇降機構30は、ベース板12に取付けた
支柱31と、この支柱31の側面に取付けたステー32
と、このステー32に取付けた折曲げ機構70を昇降す
るシリンダ33とからなる。33aはシリンダ33のロ
ッドである。
【0015】図5は本発明に係るストッパピン折曲げ装
置の拡大図であり、回転機構40及びブレード押出し機
構60を示す。回転機構40は、回転ユニット41と、
この回転ユニット41を回転可能に支持する軸受42
と、回転ユニット41を停止させておくロック・ユニッ
ト43とからなる。回転ユニット41は、軸受42に貫
通させた回転軸44と、この回転軸44にスリーブ45
を介して取付けた回転板46と、この回転板46に立て
た支持シャフト47,47とからなる。
【0016】詳細には、回転軸44は、一端にディスク
支持部44aを形成してタービンロータ1を支持し、他
端にステップ機構20(図4参照)を取付けたものであ
り、ディスク支持部44aは、タービンロータ1を取付
けるためのワッシャ48及びナット49を備える。回転
板46は、回転軸44の中間に取付けた部材であり、外
周に所定の回転角ごとにロック・ユニット43に嵌合す
る孔46a…を形成したものである。所定の回転角と
は、選択したブレード3のストッパピン4、ディスク2
の中心C、隣りのブレード3のストッパピン4を結んだ
角度のことである。支持シャフト47,47は、ディス
ク2の一定以上の倒れを防止するための補助的なシャフ
トである。
【0017】ロック・ユニット43は、ベース板12に
取付けたステー53と、このステー53に取付けたシリ
ンダ54とからなり、シリンダ54のロッド54aの先
端を回転板46の孔46aに嵌合させ、回転ユニット4
1を停止させておくものである。
【0018】ブレード押出し機構60は、ベース板12
に取付けたステー61と、このステー61に取付けたス
ペーサブロック62と、このスペーサブロック62に取
付けた支持ブロック63と、ステー61に取付けたシリ
ンダ64と、このシリンダ64のロッド64aに圧力セ
ンサ65を介して接続した押出しロッド66と、この押
出しロッド66をシリンダ64側に戻す圧縮ばね67と
からなり、すなわち、押出しロッド66及び圧力センサ
65を介してシリンダ64のロッド64aでブレード3
を押出すことで、ストッパピン4のL字部4bがディス
ク2に密着するようにしたものである。
【0019】圧力センサ65は、図4に示すコントロー
ル・ユニット13に接続したものであり、シリンダ64
の押圧力を検出し、所定の押圧力以上でブレード3を押
出したときは、コントロール・ユニット13からの指示
でブレード3の押圧を停止するためのセンサである。
【0020】図6は本発明に係るストッパピン折曲げ装
置の折曲げ機構正面図である。折曲げ機構70は、支柱
31に沿って昇降するスライドベース71と、このスラ
イドベース71に旋回可能に取付けた折曲げユニット7
2と、この折曲げユニット72を旋回させるベース移動
手段としての駆動ユニット73とからなる。Oは、折曲
げユニット72の回転中心であり、ストッパピン4の他
端4cの折曲げ点4d若しくはこの点4dの近傍に設定
したものである。
【0021】スライドベース71は、支柱31に嵌合さ
せたスライド部71aと、折曲げユニット72を旋回可
能に支持する円弧溝71bと、シリンダ33のロッド3
3aの取付け部71cとを形成したものである。折曲げ
ユニット72は、ロッドベース74と、このロッドベー
ス74の外側から取付けたシリンダ75と、このシリン
ダ75のロッド75aに異常検出手段としての圧力セン
サ76を介して接続した押圧ロッド77と、この押圧ロ
ッド77をシリンダ75側に戻す圧縮ばね78とからな
る。ロッドベース74は、ベース本体81と、このベー
ス本体81に取付けたサブベース82と、ベース本体8
1に取付けた支持ピン83,83とからなる。
【0022】シリンダ75は、所定の押圧力で押圧ロッ
ド77を押す部材であり、圧力センサ76は、図4に示
すコントロール・ユニット13に接続してシリンダ75
の押圧力の異常を検出するセンサであり、押圧ロッド7
7は先端部77aでストッパピン4の他端4cを押す部
材である。従って、折曲げユニット72は、シリンダ7
5が所定の押圧力以上でストッパピン4の他端4cを押
圧したときは、図4に示すコントロール・ユニット13
からの指示でピン4の押圧を停止する。
【0023】駆動ユニット73は、スライドベース71
上部に取付けたギヤモータ85と、このギヤモータ85
のモータ軸85aに嵌合した駆動ギヤ86と、この駆動
ギヤ86に噛み合せた円弧状ラック87とからなる。な
お、円弧状ラック87はロッドベース74のベース本体
81に取付けた部材である。
【0024】以上に述べた折曲げ装置10の作用を図7
〜図10で説明する。図7(a),(b)は本発明に係
るストッパピン折曲げ装置の第1作用説明図である。
(a)において、回転機構40のワッシャ48及びナッ
ト49を矢印の如く外す。なお、ストッパピン折曲げ
装置10は、昇降機構30で折曲げ機構70を上方に移
動し、ブレード押出し機構60のシリンダ64のロッド
64aは下降させ、回転機構40のロック・ユニット4
3は回転板46をロックした状態にある。(b)におい
て、回転機構40にタービンロータ1を矢印の如く載
せる。回転軸44のディスク支持部44aにディスク2
の軸孔2bを嵌合させ端面2fを支持し、ワッシャ48
を介してナット49で止める。支持シャフト47,47
で補助的にディスク2の一定以上の倒れを防止する。
【0025】図8(a),(b)は本発明に係るストッ
パピン折曲げ装置の第2作用説明図である。(a)にお
いて、ブレード押出し機構60のシリンダ64を作動さ
せ、ロッド64a及び圧力センサ65を介して押出しロ
ッド66の先端で、選択した1個のブレード3の基部3
aを矢印の如く押す。この工程でストッパピン4のL
字部4bがディスク2に密着するので、折曲げ機構70
でストッパピン4の他端4cを曲げた後に、ブレード3
にガタが生ずる虞れはない。なお、所定の押圧力以上で
ブレード3を押出したときは、コントロール・ユニット
13(図4参照)からの指示でブレード3の押圧を停止
する。(b)において、昇降機構30のシリンダ33を
作動して折曲げ機構70を矢印の如く所定の高さまで
下降させる。
【0026】図9(a),(b)は本発明に係るストッ
パピン折曲げ装置の第3作用説明図である。(a)にお
いて、折曲げ機構70の駆動ユニット73を作動させ、
折曲げユニット72を矢印の如く旋回させ、押圧ロッ
ド77でストッパピン4の他端4cをディスク2側に折
り曲げる。(b)において、折曲げユニット72を矢印
の如く旋回させ、さらに、押圧ロッド77でストッパ
ピン4の他端4cをディスク2側に折り曲げ、シリンダ
75を作動して矢印の如くストッパピン4の他端4c
をディスク面2eに押し付ける。なお、所定の押圧力以
上でストッパピン4の他端4cを押出したときは、コン
トロール・ユニット13(図4参照)からの指示でスト
ッパピン4の押圧を停止する。
【0027】図10は本発明に係るストッパピン折曲げ
装置の第4作用説明図である。シリンダ75を作動して
押圧ロッド77を押圧前の位置に戻してから、駆動ユニ
ット73を逆回転し、折曲げユニット72を矢印の如
く旋回前の位置に戻す。この状態でロック・ユニット4
3のシリンダ54を作動させ、回転板46の孔46aか
らロッド54aを矢印の如く抜き、回転板46のロッ
クを解除する。次に、ステップ機構20(図4参照)で
回転機構40を所定の回転角まで回転して隣のブレード
3のストッパピン4を押圧ロッド77の前面に位置さ
せ、ロック・ユニット43のシリンダ54を再度作動さ
せ回転板46の次の孔46aにロッド54aの先端を嵌
合させ回転板46をロックする。すなわち、図8(b)
に示した状態にする。そして、図8(b)〜図10に示
した手順で全てのストッパピン4を曲げた後に、折曲げ
機構70を上昇させて、タービンロータ1を回転機構4
0から取外す。
【0028】尚、実施例では、図6に示すようにロッド
ベース74の回転中心Oをストッパピン4の折曲げ点4
dの近傍に設定し、ロッドベース74を回転後に押圧ロ
ッド77を押出したが、ロッドベース74の回転中心O
の位置をストッパピン4の折曲げ点4d若しくはこの点
4dの近傍にの範囲内で任意に設定し、押圧ロッド77
を押出すタイミングを早く設定したり又は遅く設定した
りして変化させてもよい。また、ロッドベース74の回
転中心Oの位置によっては、押圧ロッド77を押出さな
くてよい場合も含む。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、回転台にタービンロータをセット
し、ブレード押出し機構で選択した1個のブレードを押
出し、この工程でストッパピンの一端がディスクに密着
するようにしたので、折曲げ機構でストッパピンの他端
を曲げた後にブレードにガタが生ずる虞れはない。ま
た、ロッドベースを、ストッパピンの他端の折曲げ点若
しくはこの点の近傍を回転中心として旋回させ、押圧ロ
ッドでストッパピンの他端を折り曲げるようにしたの
で、曲げ点に亀裂が入ることを防止することができる。
従って、一般作業者でもストッパピンの曲げ作業を容易
に行うことができる。ステップ機構で回転台を回転させ
ブレードごとに停止させて、連続してストッパピンの他
端をディスク側へ折曲げるようにしたので、ストッパピ
ンの折曲げにバラツキが生ずることはなく、均一に折り
曲げることができる。さらに、連続してストッパピンの
曲げ作業ができるので、作業効率を向上させることがで
きる。
【0030】請求項2は、折曲げ機構に異常検出手段を
設けたので、ストッパピンの折曲げ途中に発生した折曲
げ異常を検知ることができる。従って、ストッパピンの
曲げ不良を未然に防止することができ、タービンロータ
の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るストッパピンの折曲げ方法の説明
【図2】本発明に係るワークとしてのタービンロータの
分解斜視図
【図3】本発明に係るワークとしてのタービンロータの
断面図
【図4】本発明に係るタービンロータのストッパピン折
曲げ装置の正面図
【図5】本発明に係るストッパピン折曲げ装置の拡大図
【図6】本発明に係るストッパピン折曲げ装置の折曲げ
機構正面図
【図7】本発明に係るストッパピン折曲げ装置の第1作
用説明図
【図8】本発明に係るストッパピン折曲げ装置の第2作
用説明図
【図9】本発明に係るストッパピン折曲げ装置の第3作
用説明図
【図10】本発明に係るストッパピン折曲げ装置の第4
作用説明図
【図11】従来のストッパピンの折曲げ方法の説明図
【符号の説明】
1…タービンロータ、2…ディスク、3…ブレード、4
…ストッパピン、4b…一端(L字部)、4c…他端、
4d…折曲げ点、10…ストッパピン折曲げ装置、20
…ステップ機構、40…回転台(回転機構)、60…ブ
レード押出し機構、70…折曲げ機構、71b…円弧
溝、73…ベース移動手段、74…ロッドベース、77
…押圧ロッド、O…回転中心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戎田 孝行 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 東 敏行 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3G002 FA04 FA08 FB00 FB02 FB06 4E063 AA01 AA03 BA01 CA05 DA01 GA01 GA03 GA05 MA30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め一端を折曲げたストッパピンをブレ
    ードに取付け、このストッパピンと共にブレードをディ
    スクに嵌合してなるタービンロータにおける前記ストッ
    パピンの他端を折曲げるストッパピン折曲げ装置であっ
    て、 このストッパピン折曲げ装置は、タービンロータを支え
    る回転台と、この回転台を回転させ所定の回転角ごとに
    停止させるステップ機構と、複数のブレードから選択し
    た1個のブレードに係る前記ストッパピンの一端がディ
    スクに密着する方向へブレードを押出すブレード押出し
    機構と、選択したブレードのストッパピンの他端をディ
    スク側へ折曲げる折曲げ機構とからなり、 この折曲げ機構は、ストッパピンの他端を押す押圧ロッ
    ドと、この押圧ロッドを支えるロッドベースと、ストッ
    パピンの他端の折曲げ点若しくはこの点の近傍を回転中
    心としてディスクの外周からディスクの中心へ向って旋
    回させた円弧溝と、この円弧溝に沿って前記ロッドベー
    スを移動させるベース移動手段とからなることを特徴と
    するタービンロータのストッパピン折曲げ装置。
  2. 【請求項2】 前記折曲げ機構は、前記ストッパピンの
    折曲げ途中に折曲げ異常を検知する異常検出手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のタービンロータのス
    トッパピン折曲げ装置。
JP10179150A 1998-06-25 1998-06-25 タービンロータのストッパピン折曲げ装置 Pending JP2000008808A (ja)

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