JP2000008532A - 住宅用の開閉式屋根 - Google Patents

住宅用の開閉式屋根

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JP2000008532A
JP2000008532A JP10210214A JP21021498A JP2000008532A JP 2000008532 A JP2000008532 A JP 2000008532A JP 10210214 A JP10210214 A JP 10210214A JP 21021498 A JP21021498 A JP 21021498A JP 2000008532 A JP2000008532 A JP 2000008532A
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JP
Japan
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roof
opening
open
house
sides
Prior art date
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JP10210214A
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Inventor
Hiroatsu Kuroshima
博厚 黒島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一般に屋根は、雨漏れ対策を優先する為、ほと
んどの場合密閉されている。従来の技術では、天窓等に
より、採光や通風のために少し開けることはあっても、
全面的に開放されることはなかった。開閉式屋根を使用
することにより、あらゆる気象の変化に対応しながら、
屋根裏空間等の有効利用度を高めることを目的とする。 【構成】本発明の開閉式屋根5は、一般住宅や商業施設
等の屋根1の一部を開口し、開口部2の四辺に沿って立
ち上がり3をつけ、立ち上がり3部分の棟と平行してい
る二辺にガイドレール4を取り付け、ガイドレール4上
を箱型をした中央で二つに分割された部分に図7に示す
ような雨樋22をつけた開閉式屋根5が左右にスライド
して、屋根の開閉ができるものである。この事により、
屋内での天体観測、日光浴、自然換気、露天風呂、又
は、屋根裏に洗濯物等を干すこと等が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般住宅や商業施
設等の屋根における開閉式の屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に住宅用の天窓としては、特開平7
−233597号公報(天窓)等に開示されるものがあ
り、一般に住宅用の天窓は、採光用の目的にガラス等で
密閉されているか、通風のために少しか開けられないの
で、全面的に開放出来なかった。また、ガラス等が使用
されているので、開閉式屋根のような大きな面積が要求
される場合、絶対的な強度が不足することが最大の問題
になる。
【0003】また、車用としては、特開昭61−226
325号公報(自動車のサンルーフ構造)等に開示され
るものがあり、ルーフパネルにガラスパネルで覆われた
開口部が形成され、そのガラスパネルを、乗員に開放感
を与えたり換気すること等を目的としてチルト動作(傾
動)させる物があるが、住宅用に用いようとした場合に
大きな面積が要求されるため、絶対的な強度が不足する
ことが最大の問題になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より屋
根は、雨漏れ対策を優先する為にほとんどの場合密閉さ
れており、従来の技術では採光、雨漏れ対策等が主目的
とされてきたが、その他の目的にはほとんど利用されな
かった。
【0005】また、従来の自動車のサンルーフや住宅用
の天窓としては、材質的な強度で見ると、例えば、雪の
重さは300kg/mあり、住宅用としての大きな面
積に使用することに限界があった。耐久性についても住
宅と同等の耐用年数を確保することは困難であった。
【0006】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、あらゆる気象の変化に対応出来るようにし
て、有効利用度をさらに高めた開閉式屋根を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の開閉式屋根は、一般住宅や商業施設等の建
物の屋根の一部を開口し、開口部の四辺に沿って立ち上
がりをつけ、立ち上がり部分の棟と平行している二辺に
ガイドレールを取り付け、ガイドレール上を箱型をした
中央で二つに分割された部分に雨樋をつけた開閉式屋根
が左右にスライドして、屋根が開閉できることを特徴と
している。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を図に基づいて説明する。
図1に示すごとく屋根1に開口部2を設け、開口部2の
四辺に沿って立ち上がり3を付け、棟と平行の二辺にガ
イドレール4を取り付け、ガイドレール4上を開閉式屋
根5が左右にスライドして開閉する。
【0009】使用方法としては、図1の全開状態、図2
の全閉状態、又は図5の様に必要に応じて任意の位置で
止めることができる。
【0010】図3及び図4に示すように、ガイドレール
4と開閉式屋根5の連結には台風時(風速60m)でも
大丈夫なように、チャンネル型の鋼材に車輪を上下に嵌
めるか、もしくは、リニアベアリング等により取り付け
られている。
【0011】屋根の材質に関しては、屋根用板金6を用
いた金属屋根やスレート等の通常の一般家屋に用いられ
る材質が広く利用でき、また、組み立ても、工場で完成
したものを現地に運搬し、取り付けのボルトを締めるだ
けで簡単に施工できる。
【0012】また、図2や図6に示すように全閉状態で
は、図7に示す雨樋構造により、雨や風を確実に防ぐこ
とができ、通常の屋根と同等の機能を果たすことが出来
る。
【0013】さらに、図8に示すように、最近の異常気
象により、夏場の気温が上昇する時の一般家屋内の温度
は、50〜60℃を超すものになる。エアコン等によ
り、熱い屋内の空気7の気温を外気温度と同じにしよう
とする時、2時間くらいのフル稼動が必要になる。
【0014】その際、図9に示すように本発明は、開閉
式屋根5を全開状態(図1参照)にすることにより、3
0分くらいの短時間において、熱い屋内の空気22が開
口部2から抜けることにより、抜けた分だけ、一般家屋
の窓8やドアの部分から同量の冷たい外気9が導入され
る。電力の使用量を見ても、例えば、1.5kwのエア
コンを使用したとすると、1日に3kwの節約になる。
【0015】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更
等があっても、本発明の範囲に含まれる。例えば、直接
ハンドル等で手動で行うか、電動駆動にしてもよい。ま
た、雨センサー等を設置して、気象条件等により自動運
転にしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の開閉式屋
根によれば、屋根の一部を開閉可能にすることにより、
寝たきりの老人や外出できない病人等にも、家屋の中に
いながら日光浴をさせることが出来る。
【0017】また、開閉式屋根を浴室、居間、台所、寝
室、廊下、玄関などに取り付けることにより、暑い時の
自然換気、新築時の建材等から発生する溶剤等による有
害なガスの換気等にも効果がある。
【0018】とくに、浴室に利用した場合は、屋根が開
放されることにより、露天風呂としての機能を有し、従
来の露天風呂の欠点であった屋外からの虫や落ち葉等の
侵入を防ぐことが出来るので、露天風呂の管理が大幅に
軽減される。
【0019】さらに、従来屋根裏は、ロフトとして利用
することがあっても、広い空間が取れないため、利用さ
れることが少なかったが、開閉式屋根を取り付けること
により、頭上空間が広がることにより、部屋としての利
用が可能になるので、同じ敷地面積にもうひと部屋設け
ることが可能になる。
【0020】とくに、屋根裏に開閉式屋根を取り付けた
場合、天体観測を行うことも出来る為、従来、専用の天
体観測施設に必要とした、敷地の問題や費用の削減につ
ながる。
【0021】また、屋根裏に開閉式屋根を取り付けた場
合、開放時には日光を取り入れて、洗濯物や布団を干す
事ができ、雨センサー等の設置により、急な降雨にも対
応することも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての開閉式屋根の屋根全
開状態を示す斜視図である。
【図2】本実施例の屋根全閉状態を示す斜視図である。
【図3】本実施例の下側ガイドレール構造を示す図2の
A−A線断面図である。
【図4】本実施例の上側ガイドレール構造を示す図2の
B−B線断面図である。
【図5】本実施例の屋根開閉状態(任意の位置)を示す
斜視図である。
【図6】本実施例の雨の降っている時の全閉状態を示す
図2の断面図である。
【図7】本実施例の雨樋構造を示す図2のC−C線断面
図である。
【図8】本実施例の晴天時の全閉状態を示す図2の断面
図である。
【図9】本実施例の晴天時の全開状態を示す図2の断面
図である。
【符号の説明】
1 屋根 2 開口部 3 立ち上がり 4 ガイドレール 5 開閉式屋根 6 板金 7 熱い屋内の空気 8 窓 9 冷たい外気 10 壁 11 左側開閉式屋根 12 下側スライドレール 13 建物側屋根 14 右側開閉式屋根 15 上側スライドレール 16 雨 17 角パイプ 18 アルミ角棒 19 アルミフラットバー 20 アルミ角パイプ 21 屋根下地材 22 雨樋 23 太陽

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般住宅や商業施設等の屋根の一部を開
    口し、開口部の四辺に沿って立ち上がりを付け、立ち上
    がり部分の棟と平行している二辺にガイドレールを取り
    付け、ガイドレール上を箱型をした中央で二つに分割さ
    れている部分に雨樋を付けた開閉式屋根を左右にスライ
    ドさせることにより開閉させ、閉じた時には、レールが
    外部に露出しない、開口時には自然に換気が行えること
    等を特徴とする開閉式屋根。
JP10210214A 1998-06-19 1998-06-19 住宅用の開閉式屋根 Pending JP2000008532A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014211184A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 川崎エンジニアリング株式会社 高圧ガス容器用カバー
CN104481083A (zh) * 2014-12-22 2015-04-01 德胜(苏州)洋楼有限公司 一种带有天井窗的木屋
JP2018123650A (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 株式会社Lixil 屋根構造体
CN109469245A (zh) * 2018-09-14 2019-03-15 万维通风设备江苏有限公司 一种平移薄型气楼
WO2024065366A1 (zh) * 2022-09-29 2024-04-04 中节能(嘉善)环保科技园发展有限公司 一种绿色节能建筑的通风屋盖结构

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