JP2000007537A - コンディショニング剤 - Google Patents
コンディショニング剤Info
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- JP2000007537A JP2000007537A JP17344798A JP17344798A JP2000007537A JP 2000007537 A JP2000007537 A JP 2000007537A JP 17344798 A JP17344798 A JP 17344798A JP 17344798 A JP17344798 A JP 17344798A JP 2000007537 A JP2000007537 A JP 2000007537A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易で，高いコンディショニング性を
有するコンディショニング剤及びコンディショニング効
果を有する頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメント
剤 【解決手段】 Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸を含有し
てなるコンディショニング剤およびコンディショニング
効果を有する頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメン
ト剤。
有するコンディショニング剤及びコンディショニング効
果を有する頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメント
剤 【解決手段】 Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸を含有し
てなるコンディショニング剤およびコンディショニング
効果を有する頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメン
ト剤。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はコンディショニング
剤及びコンディショニング効果を有する頭髪清浄用化粧
料またはヘアトリートメント剤に係わり、さらに詳しく
は、優れた使用感を有し、しかも安全性の高いコンディ
ショニング剤及びこれを含有する頭髪清浄用化粧料また
はヘアトリートメント剤に関する。
剤及びコンディショニング効果を有する頭髪清浄用化粧
料またはヘアトリートメント剤に係わり、さらに詳しく
は、優れた使用感を有し、しかも安全性の高いコンディ
ショニング剤及びこれを含有する頭髪清浄用化粧料また
はヘアトリートメント剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】頭髪清浄用化粧料に使用されるコンディ
ショニング剤として、従来カチオン化セルロース、塩化
アルキルトリメチルアンモニウムなどの陽イオン性成分
が用いられてきた。これらは確かにコンディショニング
力を有するが、陰イオン性界面活性剤を主成分とする頭
髪清浄用化粧料に於いては配合によっては沈殿を生じた
り、製造時に溶解しにくいと言った欠点を有しており、
産業上の利便性を欠く物であった。また、上記の陽イオ
ン性水溶性高分子は毛髪上に累積する性質があり、ふけ
様の落屑となりやすく、この点からも配合に制限があっ
た。
ショニング剤として、従来カチオン化セルロース、塩化
アルキルトリメチルアンモニウムなどの陽イオン性成分
が用いられてきた。これらは確かにコンディショニング
力を有するが、陰イオン性界面活性剤を主成分とする頭
髪清浄用化粧料に於いては配合によっては沈殿を生じた
り、製造時に溶解しにくいと言った欠点を有しており、
産業上の利便性を欠く物であった。また、上記の陽イオ
ン性水溶性高分子は毛髪上に累積する性質があり、ふけ
様の落屑となりやすく、この点からも配合に制限があっ
た。
【０００３】一方、Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸は従
来、ナトリウム、カリウムなどの無機陽イオン、トリエ
タノールアミンなどの有機陽イオンによって中和されて
界面活性剤として用いられてきたが、これを中和せずに
用いた場合の機能及び用途は知られていない。特開平２
−１６０７１２号公報には、アミノ変成シリコーンとＮ
−アシルアミノ酸もしくはＮ−アシルタウリンまたはこ
れらの塩から選ばれるアニオン活性剤とを含有するコン
ディショニングシャンプーに係る発明が記載されてい
る。しかし、ここでは、Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸
はコンディショニング剤であるアミノ変成シリコーンを
可溶化させるために界面活性剤として用いられており、
中和されていないＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸自体の
コンディショニング性能を見出し、それを利用したもの
ではなく、Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸を用いた場合
の効果については具体的な記載も示唆もない。また、ア
ミノ変成シリコーン以外のシリコン系物質と併用した場
合やこれらを含まない場合については知られていない。
以上の通り、Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸をコンディ
ショニング剤として頭髪清浄用化粧料またはヘアトリー
トメント剤に用いた例は現在の所知られていない。
来、ナトリウム、カリウムなどの無機陽イオン、トリエ
タノールアミンなどの有機陽イオンによって中和されて
界面活性剤として用いられてきたが、これを中和せずに
用いた場合の機能及び用途は知られていない。特開平２
−１６０７１２号公報には、アミノ変成シリコーンとＮ
−アシルアミノ酸もしくはＮ−アシルタウリンまたはこ
れらの塩から選ばれるアニオン活性剤とを含有するコン
ディショニングシャンプーに係る発明が記載されてい
る。しかし、ここでは、Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸
はコンディショニング剤であるアミノ変成シリコーンを
可溶化させるために界面活性剤として用いられており、
中和されていないＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸自体の
コンディショニング性能を見出し、それを利用したもの
ではなく、Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸を用いた場合
の効果については具体的な記載も示唆もない。また、ア
ミノ変成シリコーン以外のシリコン系物質と併用した場
合やこれらを含まない場合については知られていない。
以上の通り、Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸をコンディ
ショニング剤として頭髪清浄用化粧料またはヘアトリー
トメント剤に用いた例は現在の所知られていない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、陰イオン性
界面活性剤を主成分とする頭髪清浄用化粧料においても
溶解しやすく配合に制約を受けないようなコンディショ
ニング成分であって、かつ、より安全性の高いコンディ
ショニング剤およびそれを含有する頭髪清浄用化粧料ま
たはヘアトリートメント剤を提供することを目的とす
る。
界面活性剤を主成分とする頭髪清浄用化粧料においても
溶解しやすく配合に制約を受けないようなコンディショ
ニング成分であって、かつ、より安全性の高いコンディ
ショニング剤およびそれを含有する頭髪清浄用化粧料ま
たはヘアトリートメント剤を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、頭髪清浄用化粧
料またはヘアトリートメント剤中に、コンディショニン
グ剤として未中和のＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸を使
用すると、高いコンディショニング性を有し、しかも容
易に製造することができるコンディショニング効果を有
する頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメント剤を得
ることができることを見いだし、本発明を完成した。
解決するために鋭意研究を重ねた結果、頭髪清浄用化粧
料またはヘアトリートメント剤中に、コンディショニン
グ剤として未中和のＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸を使
用すると、高いコンディショニング性を有し、しかも容
易に製造することができるコンディショニング効果を有
する頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメント剤を得
ることができることを見いだし、本発明を完成した。
【０００６】すなわち、本発明は、Ｎ−アシル−Ｌ−グ
ルタミン酸からなるコンディショニング剤及びＮ−アシ
ル−Ｌ−グルタミン酸を含有することを特徴とするコン
ディショニング効果を有する頭髪清浄用化粧料またはヘ
アトリートメント剤に関するものである。本発明のＮ−
アシル−Ｌ−グルタミン酸とは、天然アミノ酸の一種で
あるグルタミン酸のアミノ基に脂肪酸を結合したものの
ことであり、下記式（１）の構造を有する。
ルタミン酸からなるコンディショニング剤及びＮ−アシ
ル−Ｌ−グルタミン酸を含有することを特徴とするコン
ディショニング効果を有する頭髪清浄用化粧料またはヘ
アトリートメント剤に関するものである。本発明のＮ−
アシル−Ｌ−グルタミン酸とは、天然アミノ酸の一種で
あるグルタミン酸のアミノ基に脂肪酸を結合したものの
ことであり、下記式（１）の構造を有する。
【０００７】
【化１】
【０００８】上記式中、Ｒは飽和または不飽和の脂肪酸
炭化水素残基でありその炭素数は７乃至１７の範囲で自
由に選択することができ、かつ、単一の物であっても良
いし、２種類以上の物の混合物であっても良い。例え
ば、Ｎ−オクタノイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−デカノ
イル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−ラウロイル−Ｌ−グルタ
ミン酸、Ｎ−ミリストイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−パ
ルミトイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−ステアロイル−Ｌ
−グルタミン酸、Ｎ−オレオイル−Ｌ−グルタミン酸、
Ｎ−パルミトオレオイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−バク
セノイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−リノレイル−Ｌ−グ
ルタミン酸、Ｎ−リニレニル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−
ガンマーリノレニル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−エレオス
テアリル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシル
−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−硬化牛脂脂肪酸アシル−Ｌ−
グルタミン酸、Ｎ−混合脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン
酸その他を列挙することができる。
炭化水素残基でありその炭素数は７乃至１７の範囲で自
由に選択することができ、かつ、単一の物であっても良
いし、２種類以上の物の混合物であっても良い。例え
ば、Ｎ−オクタノイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−デカノ
イル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−ラウロイル−Ｌ−グルタ
ミン酸、Ｎ−ミリストイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−パ
ルミトイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−ステアロイル−Ｌ
−グルタミン酸、Ｎ−オレオイル−Ｌ−グルタミン酸、
Ｎ−パルミトオレオイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−バク
セノイル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−リノレイル−Ｌ−グ
ルタミン酸、Ｎ−リニレニル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−
ガンマーリノレニル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−エレオス
テアリル−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシル
−Ｌ−グルタミン酸、Ｎ−硬化牛脂脂肪酸アシル−Ｌ−
グルタミン酸、Ｎ−混合脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン
酸その他を列挙することができる。
【０００９】本発明に言うコンディショニング剤とは、
頭髪に作用して、頭髪の櫛通り、すすぎ時の指通り、し
っとり感、しなやかさ、まとまり、カール保持性、つ
や、ボディ感、毛髪の強さ等の性質を増すための成分で
あり、コンディショニング効果とはこれらの性質を頭髪
に付与することである。本発明に言う頭髪清浄用化粧料
とは、頭髪の清浄に用いられる全ての清浄用化粧料（た
とえばシャンプー、リンスなど）を含み、その形態も透
明液状、乳濁状、パール状、ジェル状、ペースト状、カ
プセル入り、多層液状、泡状、粉末状等幅広い形態をと
りうる。
頭髪に作用して、頭髪の櫛通り、すすぎ時の指通り、し
っとり感、しなやかさ、まとまり、カール保持性、つ
や、ボディ感、毛髪の強さ等の性質を増すための成分で
あり、コンディショニング効果とはこれらの性質を頭髪
に付与することである。本発明に言う頭髪清浄用化粧料
とは、頭髪の清浄に用いられる全ての清浄用化粧料（た
とえばシャンプー、リンスなど）を含み、その形態も透
明液状、乳濁状、パール状、ジェル状、ペースト状、カ
プセル入り、多層液状、泡状、粉末状等幅広い形態をと
りうる。
【００１０】本発明のヘアトリートメント剤とは、頭髪
の光沢、感触、質感、扱い易さなどを改善する為に用い
られる全ての頭髪用化粧料を含み、その形態も透明液
状、乳濁状、パール状、ジェル状、ペースト状、多層液
状、泡状等幅広い形態をとりうる。本発明に用いるコン
ディショニング剤としてのＮ−アシル−Ｌ−グルタミン
酸の配合量は、頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメ
ント剤に対して０．１〜１０重量％、好ましくは、０．
５〜５重量％である。０．１重量％未満では本発明の効
果が十分に発揮されず、一方、１０重量％をこえて配合
しても配合量の増加に見合う効果の増大が期待できな
い。なお、ここでいう重量％は、Ｎ−アシル−Ｌ−グル
タミン酸純分の値であり、他の成分や乾燥減量を除いた
ものである。
の光沢、感触、質感、扱い易さなどを改善する為に用い
られる全ての頭髪用化粧料を含み、その形態も透明液
状、乳濁状、パール状、ジェル状、ペースト状、多層液
状、泡状等幅広い形態をとりうる。本発明に用いるコン
ディショニング剤としてのＮ−アシル−Ｌ−グルタミン
酸の配合量は、頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメ
ント剤に対して０．１〜１０重量％、好ましくは、０．
５〜５重量％である。０．１重量％未満では本発明の効
果が十分に発揮されず、一方、１０重量％をこえて配合
しても配合量の増加に見合う効果の増大が期待できな
い。なお、ここでいう重量％は、Ｎ−アシル−Ｌ−グル
タミン酸純分の値であり、他の成分や乾燥減量を除いた
ものである。
【００１１】本発明のコンディショニング効果を有する
頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメント剤には、必
須成分のＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸の他、本発明の
効果を阻害しない範囲で通常、頭髪清浄用化粧料または
ヘアトリートメント剤に用いられる他の成分も適宜添加
しうる。例えば、アルキル硫酸エステル塩（ＡＳ）、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩（Ａ
ＥＳ）、アルファ−オレフィンスルホン酸塩（ＡＯＳ）
などの陰イオン性界面活性剤、アルキルベタイン類、ア
ルキルアミドベタイン類、アルキルスルホベタイン類、
イミダゾリニウムベタイン類などの両性界面活性剤、脂
肪酸アルキロールアミド、アルキルアミンオキサイドな
どの非イオン性界面活性剤、オリーブ油、椿油、合成ト
リグリセライド等の油脂、流動パラフィン、ワセリン、
セレシン、マイクロクリスタリンワックス、イソパラフ
ィン等の炭化水素、ミツロウ、ラノリンおよびその誘導
体等のロウ、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、セタノール、ステア
リリルアルコール等の高級アルコール、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ステアリン酸ブチル等のその他のエステル
油、ストレートシリコーン油等のシリコーン類等の揮発
性および不揮発性の油分、グリセリン、１，３−ブタン
ジオール、プロパンジオールなどのポリオール類やトリ
メチルグリシン、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸
塩類などの保湿剤、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース等の水溶性高分子やポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステルメチルグリコシド、テトラデセンスルホン酸
塩等の増粘、増泡成分、エチレンジアミン四酢酸および
その塩類、ヒドロキシエチレンジアミン３酢酸およびそ
の塩類などの金属イオン封鎖剤、パラオキシ安息香酸エ
ステル類、安息香酸およびその塩類、フェノキシエタノ
ール等の防腐剤、クエン酸、リンゴ酸、アジピン酸、グ
ルタミン酸、アスパラギン酸等のｐＨ調整剤、その他ト
リクロロルカルバニリド、サリチル酸、ジンクピリチオ
ン、イソプロピルメチルフェノールなどのふけ・かゆみ
防止剤、ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘
導体、パラメトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体そ
の他の紫外線吸収剤、高分子シリコーン、環状シリコー
ン等のシリコン系物質、精製水等などを含むことがで
き、また、カチオン化セルロースなどのカチオン性高分
子や塩化ステアロイルトリメチルアンモニウム等のカチ
オン性活性剤、その他カチオン性物質を配合しても構わ
ない。
頭髪清浄用化粧料またはヘアトリートメント剤には、必
須成分のＮ−アシル−Ｌ−グルタミン酸の他、本発明の
効果を阻害しない範囲で通常、頭髪清浄用化粧料または
ヘアトリートメント剤に用いられる他の成分も適宜添加
しうる。例えば、アルキル硫酸エステル塩（ＡＳ）、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩（Ａ
ＥＳ）、アルファ−オレフィンスルホン酸塩（ＡＯＳ）
などの陰イオン性界面活性剤、アルキルベタイン類、ア
ルキルアミドベタイン類、アルキルスルホベタイン類、
イミダゾリニウムベタイン類などの両性界面活性剤、脂
肪酸アルキロールアミド、アルキルアミンオキサイドな
どの非イオン性界面活性剤、オリーブ油、椿油、合成ト
リグリセライド等の油脂、流動パラフィン、ワセリン、
セレシン、マイクロクリスタリンワックス、イソパラフ
ィン等の炭化水素、ミツロウ、ラノリンおよびその誘導
体等のロウ、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、セタノール、ステア
リリルアルコール等の高級アルコール、ミリスチン酸イ
ソプロピル、ステアリン酸ブチル等のその他のエステル
油、ストレートシリコーン油等のシリコーン類等の揮発
性および不揮発性の油分、グリセリン、１，３−ブタン
ジオール、プロパンジオールなどのポリオール類やトリ
メチルグリシン、ソルビトール、ピロリドンカルボン酸
塩類などの保湿剤、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース等の水溶性高分子やポリエチレ
ングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステルメチルグリコシド、テトラデセンスルホン酸
塩等の増粘、増泡成分、エチレンジアミン四酢酸および
その塩類、ヒドロキシエチレンジアミン３酢酸およびそ
の塩類などの金属イオン封鎖剤、パラオキシ安息香酸エ
ステル類、安息香酸およびその塩類、フェノキシエタノ
ール等の防腐剤、クエン酸、リンゴ酸、アジピン酸、グ
ルタミン酸、アスパラギン酸等のｐＨ調整剤、その他ト
リクロロルカルバニリド、サリチル酸、ジンクピリチオ
ン、イソプロピルメチルフェノールなどのふけ・かゆみ
防止剤、ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘
導体、パラメトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体そ
の他の紫外線吸収剤、高分子シリコーン、環状シリコー
ン等のシリコン系物質、精製水等などを含むことがで
き、また、カチオン化セルロースなどのカチオン性高分
子や塩化ステアロイルトリメチルアンモニウム等のカチ
オン性活性剤、その他カチオン性物質を配合しても構わ
ない。
【００１２】こうして得られたコンディショニング剤お
よびコンディショニング効果を有する頭髪清浄用化粧品
またはヘアトリートメント剤は製造が容易で産業上の工
程短縮に有効であるのみならず、高いコンディショニン
グ性を有し、使用者の満足に足る物である。
よびコンディショニング効果を有する頭髪清浄用化粧品
またはヘアトリートメント剤は製造が容易で産業上の工
程短縮に有効であるのみならず、高いコンディショニン
グ性を有し、使用者の満足に足る物である。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を実施例によりさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれによって何ら限定
されるものではない。なお配合量はすべて重量％により
あらわす。
らに詳細に説明するが、本発明はこれによって何ら限定
されるものではない。なお配合量はすべて重量％により
あらわす。
【００１４】
【実施例１および実施例２，比較例１】（シャンプーの
調製）表１に示す処方のシャンプーを下記に示す方法に
より作成した。実施例１および実施例２においては各成
分を混合し、混和してシャンプーを得た。
調製）表１に示す処方のシャンプーを下記に示す方法に
より作成した。実施例１および実施例２においては各成
分を混合し、混和してシャンプーを得た。
【００１５】比較例１に於いては、実施例と同様にして
製造するとカチオン化セルロースが溶解せず多量の溶け
残りを生じた。このため、カチオン化セルロースを精製
水に加え、７０℃に加熱してカチオン化セルロースが完
全に溶解した後に他の成分を加え、均一に混和する必要
があった。 （評価）得られたシャンプーにつき、すすぎ時の指通り
を男女各１０人のパネルにより評価した。 実施例１が良いと評価した者 １０名 実施例２が良いと評価した者 ７名 比較例１が良いと評価した者 ３名
製造するとカチオン化セルロースが溶解せず多量の溶け
残りを生じた。このため、カチオン化セルロースを精製
水に加え、７０℃に加熱してカチオン化セルロースが完
全に溶解した後に他の成分を加え、均一に混和する必要
があった。 （評価）得られたシャンプーにつき、すすぎ時の指通り
を男女各１０人のパネルにより評価した。 実施例１が良いと評価した者 １０名 実施例２が良いと評価した者 ７名 比較例１が良いと評価した者 ３名
【００１６】
【実施例３および比較例２】表２に示す処方のシャンプ
ーを実施例１と同じ方法にて作成した。 （評価）１２名のパネルにより両シャンプーを使用し、
乾燥後のしっとり感について評価した。 実施例３が良いと評価した者 ７名 比較例２が良いと評価した者 ２名 差がないと評価した者 ３名
ーを実施例１と同じ方法にて作成した。 （評価）１２名のパネルにより両シャンプーを使用し、
乾燥後のしっとり感について評価した。 実施例３が良いと評価した者 ７名 比較例２が良いと評価した者 ２名 差がないと評価した者 ３名
【００１７】
【実施例４および比較例３】表３に示す処方のシャンプ
ーを実施例１と同じ方法にて作成した。 （評価）１０名のパネルにより両シャンプーを使用し、
タオルドライと自然乾燥によって頭髪を乾燥した後、髪
のまとまり易さについて評価した。 実施例４が良いと評価した者 ９名 比較例３が良いと評価した者 １名
ーを実施例１と同じ方法にて作成した。 （評価）１０名のパネルにより両シャンプーを使用し、
タオルドライと自然乾燥によって頭髪を乾燥した後、髪
のまとまり易さについて評価した。 実施例４が良いと評価した者 ９名 比較例３が良いと評価した者 １名
【００１８】
【実施例５および比較例４】（ヘアトリートメント剤の
調整）表４に示すヘアトリートメント剤を下記に示す方
法により作成した。香料、メチルパラベン、エタノー
ル、精製水を混合溶解し、均一になったら１，３−ブタ
ンジオール、グリセリン、Ｎ−ステアロイル−Ｌ−グル
タミン酸、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、メ
チルフェニルポリシロキサン、酵母エキスを溶解する。 （評価）１２名のパネルにより両ヘアトリートメント剤
を使用し、櫛通りについて評価した。 実施例５が良いと評価したパネル ９名 比較例４が良いと評価したパネル ３名
調整）表４に示すヘアトリートメント剤を下記に示す方
法により作成した。香料、メチルパラベン、エタノー
ル、精製水を混合溶解し、均一になったら１，３−ブタ
ンジオール、グリセリン、Ｎ−ステアロイル−Ｌ−グル
タミン酸、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、メ
チルフェニルポリシロキサン、酵母エキスを溶解する。 （評価）１２名のパネルにより両ヘアトリートメント剤
を使用し、櫛通りについて評価した。 実施例５が良いと評価したパネル ９名 比較例４が良いと評価したパネル ３名
【００１９】
【実施例６および比較例５】（リンスの調整）表５に示
すリンスを下記に示す方法によって作成した。精製水に
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、グリセリンを
加えて７０℃にし、これを水相とする。Ｎ−ヤシ油脂肪
酸アシル−Ｌ−グルタミン酸、シリコーン油、流動パラ
フィン、セチルアルコール、ステアリルアルコール、フ
ェノキシエタノールを７０℃加熱しながら均一になるま
で混合しこれを油相とする。水相に油相を加えてホモミ
キサーで乳化し、攪拌しながら室温まで冷却する。 （評価）１０名のパネルによりシャンプー後、両リンス
を使用し、髪のまとまりとぱさつきについて評価した。 実施例６が良いと評価したパネル ７名 比較例５が良いと評価したパネル ３名
すリンスを下記に示す方法によって作成した。精製水に
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、グリセリンを
加えて７０℃にし、これを水相とする。Ｎ−ヤシ油脂肪
酸アシル−Ｌ−グルタミン酸、シリコーン油、流動パラ
フィン、セチルアルコール、ステアリルアルコール、フ
ェノキシエタノールを７０℃加熱しながら均一になるま
で混合しこれを油相とする。水相に油相を加えてホモミ
キサーで乳化し、攪拌しながら室温まで冷却する。 （評価）１０名のパネルによりシャンプー後、両リンス
を使用し、髪のまとまりとぱさつきについて評価した。 実施例６が良いと評価したパネル ７名 比較例５が良いと評価したパネル ３名
【００２０】
【表１】
【００２１】
【表２】
【００２２】
【表３】
【００２３】
【表４】
【００２４】
【表５】
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、安全性が高く、優れた
コンディショニング効果を有するコンディショニング剤
及びそれを含有する頭髪清浄用化粧料またはヘアトリー
トメント剤を提供することができる。本発明のコンディ
ショニング剤は、陰イオン界面活性剤を主成分とする頭
髪洗浄用化粧料やトリートメント剤に使用した場合も、
容易に溶解し、配合の制約を受けにくく、かつ、容易に
製造可能である。
コンディショニング効果を有するコンディショニング剤
及びそれを含有する頭髪清浄用化粧料またはヘアトリー
トメント剤を提供することができる。本発明のコンディ
ショニング剤は、陰イオン界面活性剤を主成分とする頭
髪洗浄用化粧料やトリートメント剤に使用した場合も、
容易に溶解し、配合の制約を受けにくく、かつ、容易に
製造可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C083 AA032 AC022 AC072 AC102 AC122 AC172 AC482 AC532 AC642 AC661 AC662 AC692 AC712 AC782 AD132 AD152 CC33 CC38 CC39 DD31 EE06 EE10
Claims (3)
- 【請求項１】 Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸からなる
コンディショニング剤。 - 【請求項２】 Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸からなる
コンディショニング剤を含有する頭髪清浄用化粧料。 - 【請求項３】 Ｎ−アシル−Ｌ−グルタミン酸からなる
コンディショニング剤を含有するヘアトリートメント
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17344798A JP2000007537A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | コンディショニング剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17344798A JP2000007537A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | コンディショニング剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000007537A true JP2000007537A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15960653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17344798A Pending JP2000007537A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | コンディショニング剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000007537A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005013927A1 (en) * | 2003-07-17 | 2005-02-17 | Zschimmer & Schwarz Italiana S.P.A. | A cleansing composition based on oily substances |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP17344798A patent/JP2000007537A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005013927A1 (en) * | 2003-07-17 | 2005-02-17 | Zschimmer & Schwarz Italiana S.P.A. | A cleansing composition based on oily substances |
| US8383090B2 (en) | 2003-07-17 | 2013-02-26 | Zschimmer & Schwarz Italiana S.P.A. | Cleansing composition based on oily substances |
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