JP2000007499A - ランガサイト単結晶育成方法 - Google Patents

ランガサイト単結晶育成方法

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JP2000007499A
JP2000007499A JP10168604A JP16860498A JP2000007499A JP 2000007499 A JP2000007499 A JP 2000007499A JP 10168604 A JP10168604 A JP 10168604A JP 16860498 A JP16860498 A JP 16860498A JP 2000007499 A JP2000007499 A JP 2000007499A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CZ法(引上げ法)によるランガサイトLa3
a5SiO14単結晶育成において、結晶の割れやインクル
ージョン等の巨視的欠陥の発生を抑制し、且つ通常の育
成で見られる褐色の着色を軽減し、圧電用のみならず光
学用としても好適なランガサイト単結晶を得るための育
成方法、該単結晶の改質方法、該単結晶の育成装置の提
供。 【解決手段】 シュウ酸ランタンLa2(C24)3を90
0℃以下の温度で焼成して得られる酸化ランタンLa2
3を原料としCZ法によりランガサイトLa3Ga5SiO14
単結晶を得る育成方法、該単結晶を窒素雰囲気中で熱処
理するランガサイト単結晶改質方法、CZ法によるラン
ガサイト単結晶育成装置のるつぼ上部の保温用耐火物に
育成状況監視用開口を設けないランガサイト単結晶育成
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学用および圧電用
として用いられるランガサイトLa3Ga5SiO14単結晶
の育成方法および該単結晶の品質改良法、ならびに該単
結晶の育成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ランガサイト単結晶は、当初光学用とし
て育成されていたが、この系の化合物の相図や育成試験
は主にロシアにおいて進展[G.G.Khodzhabagyan,Russia
n J.Inorg.Chem.,32(2),1987,pp246-248参照]してき
た。近年、表面弾性波を利用したフイルター等の圧電用
としても用いられるようになり、結晶育成に関連した報
告[福田他 日本結晶成長学会誌 22(5)1995,p358参
照]もなされるようになった。
【0003】結晶育成は専らCZ法(Czochralski meto
d:引上げ法)で行われており、るつぼとしてはイリジウ
ムまたは白金-ロジウムの合金が用いられている。この
結晶は結晶育成条件が適切であれば大型結晶も可能であ
るが、結晶品質は種々の結晶育成条件に敏感である[島
村他 第40回人工結晶討論会講演要旨集2A144(1995)p10
3]とされている。
【0004】一方、特開昭62-154681号公報には、アク
チュェーター用PLZT電歪磁器が開示されているが、該電
歪磁器は、本発明の光学用磁器材料であるランガサイト
とは異なり、その組成も全く相違している。また、特開
昭63-282188号公報には、単結晶製造装置が開示されて
いるが、該装置は単なる一般的なCZ法(引上げ法)によ
るものであって、本発明の特定するCZ法によるランガ
サイト単結晶の特定育成装置に関してはなんら具体的に
示されていない。
【0005】さらに、特開平03-202087号公報には、酸
化物単結晶製造方法が開示されているが、該方法は単な
る一般的なCZ法(引上げ法)による製造方法であって、
本発明の特定するCZ法によるランガサイト単結晶の特
定育成方法に関してはなんら具体的に示されていない。
また、特公平07-055878製造方法には、半導体単結晶の
直径制御方法が開示されているが、該方法は単なる一般
的なCZ法(引上げ法)によるものであって、本発明の特
定するCZ法によるランガサイト単結晶の特定育成方法
に関してはなんら具体的に示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明における第1の
解決課題は、結晶育成に用いる原料をいかに選定するか
にある。もちろん純度はでき得る限り高いものを用いる
べきではあるが、たとえ4n(99.99%)のような比較的高
い純度の原料を用いた場合であっても、ときとして割
れ、インクルージョン、双晶その他の巨視的欠陥が発生
するので、この結晶を作成するのに適した原料の製法が
課題となっている。
【0007】また第2の解決課題は、育成結晶の品質が
結晶育成条件に敏感で精密な条件設定が必要であり、特
に育成炉の温度勾配を最適化する必要があることであ
る。さらに第3の解決課題は、育成結晶の着色を緩和す
ることである。特に光学用途では大きな問題となる。ま
た圧電用途でもこれが結晶欠陥に基づくものであるなら
ば、何らかの影響を受ける可能性があるので、着色はな
いことが望ましい。
【0008】本発明は、上記に鑑みなされたものであっ
て、その目的は上記のような問題ののない、光学用、圧
電用いづれの用途においても優れた性能を発揮する良質
なランガサイト単結晶を得るための、原料の製造方法、
結晶育成方法、該結晶の熱処理改質方法、結晶育成装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題・目的は以下
に示す本発明によって解決・達成される。すなわち本発
明は、ランガサイトLa3Ga5SiO14単結晶を育成する
方法において、シュウ酸ランタンLa2(C24)3を90
0℃以下の温度で焼成して得られる酸化ランタンLa2
3を原料として用いることを特徴とするランガサイト単
結晶の育成方法、もしくはCZ法(引上げ法)によりラン
ガサイト単結晶を育成する方法において、るつぼ内の原
料融液面から上方15mmまでの範囲の温度勾配を2℃
±1℃/mmとし、且つさらに上方50mmまでの温度
勾配を8℃/mm以下に設定することを特徴とするラン
ガサイト単結晶の育成方法、もしくは、るつぼ上部の保
温用耐火物に育成状況監視用開口を設けないことを特徴
とするランガサイト単結晶育成方法、もしくは前記育成
状況監視用開口を設けないランガサイト単結晶育成方法
において、シーディング操作を行うに際し監視窓からの
観察によらず、重量センサーからの信号変化の情報のみ
によりシーディングを行うことを特徴とするランガサイ
ト単結晶の育成方法、もしくは結晶育成原料中に不純物
として含まれる2価の陽イオン不純物を10ppm以下
に抑制することを特徴とするランガサイト単結晶育成方
法、もしくは結晶育成雰囲気ガスとして窒素を使用する
ことを特徴とするランガサイト単結晶育成方法を開示す
るものである。
【0010】また本発明は、空気中もしくは酸素を含有
する中性ないしは不活性ガス雰囲気中で育成されたラン
ガサイト単結晶を、さらに窒素雰囲気中で熱処理するこ
とを特徴とする、ランガサイト単結晶の改質方法を開示
するものである。
【0011】さらに本発明は、CZ法によりランガサイ
ト単結晶を育成する装置において、るつぼ上部の保温用
耐火物に育成状況監視用開口を設けないことを特徴とす
るランガサイト単結晶育成装置、もしくは、前記育成状
況監視用開口を設けないでなるランガサイト単結晶育成
装置において、育成結晶重量を検知する装置を備えてな
ることを特徴とするランガサイト単結晶育成装置を開示
するものである。
【0012】本発明においては、先ず原料について溶解
性、反応性のよい酸化ランタンLa23を製造する方法
が確定される。次いで、結晶育成において単結晶の割
れ、インクルージョン、双晶その他の巨視的欠陥の発生
を抑制する上で大きな影響のある、炉内の垂直方向の温
度勾配を最適化する方法が定められる。また結晶の着色
の問題に関しては原料純度を向上させること、および育
成雰囲気を選定することにより解決される。さらに該方
法に好適に用いられるランガサイト単結晶育成装置が提
供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様について
具体的に説明する。先ず、本発明の酸化ランタンLa2
3を原料として用いる原料調製法は、以下に述べる試験
事実に基づく。通常、ランガサイトLa3Ga5SiO14
結晶は、酸化ランタンLa23、酸化ガリウムGa23
二酸化珪素SiO2の各粉末を原料として育成されるが、
試行試験の結果、このうち育成される結晶の品質、特に
割れ等の巨視的欠陥の発生に最も関わりの深いのは、酸
化ランタンLa23であることがわかった。すなわち、
溶解性、反応性のよい酸化ランタンを用いることによ
り、欠陥の少ない結晶が得られる。そのような酸化ラン
タンの調製は次の方法による。
【0014】先ず、ランタン化合物を塩酸、硝酸等の酸
に溶かし、シュウ酸を加えてシュウ酸ランタンLa2(C2
4)3を沈殿させる。これを濾過乾燥して900℃以下
の温度で焼成して酸化ランタンLa23とすればよい。
ここで重要なことは焼成温度を900℃以下とすること
であって、通常行われているよいうに1000℃以上の
温度で焼成したものは有効でない。
【0015】次に、本発明のCZ法(引上げ法)によるラ
ンガサイト単結晶の育成方法における温度勾配は、結晶
育成炉の保温条件を種々変更しながら試験した結果、る
つぼ内の原料融液面から上方15mmまでの範囲の温度
勾配を2℃±1℃/mmとし且つ、さらに上方50mm
までの温度勾配を8℃/mm以下に設定することにより
巨視的欠陥の発生が最も抑制され、良質なランガサイト
単結晶が育成されることがわかった。
【0016】さらにこの温度勾配を実現する最も簡便な
方法として本発明においては、監視窓を用いない結晶育
成炉方式を見出した。従来監視窓は、結晶育成の状態把
握のため重要であり、特にシーディングのために必須で
あるとされているが、本発明の重量センサーを用いる方
法によれば目視による観測を全く行わずにシーディング
が可能であることが確かめられた。
【0017】この方法は次の手順による。図1は従来の
監視窓付育成装置の構造の一例を示す模式断面図である
が、先ずこうした装置を用いて監視しながら原料の融解
を行いそのときの温度を熱伝対10により測定し予備デ
ータとする。以降、例えば図2に示すような、本発明に
よる監視窓のない結晶育成装置を用いて、熱伝対10の
温度を監視しながら、予備データの原料融解温度まで温
度を上昇させた後、シードを徐々に下降させる。シード
が原料表面に達したときの重量センサー信号は図3ない
し図6のいずれか示すようになる。
【0018】各図の横軸は時間経過を示し、T0はシー
ド接触時を示す。図3は原料が融解していない場合、図
5は融液温度が理想温度よりかなり低い場合、図6は逆
に高すぎる場合をそれぞれ示し、図4に示す場合のよう
に液面接触したとき重量が増しそれが変化しないか、或
いは僅かに減少していく場合が良好シーディングであ
る。
【0019】このようにして監視窓がなくとも重量信号
を基に温度を調整することによりシーディングが可能で
ある。この方法によって、本発明の保温用耐火物に育成
状況監視用開口を設けず、且つ育成結晶重量を検知する
装置を備えてなるランガサイト単結晶育成装置装置が有
効となる。
【0020】次に本発明の結晶育成原料中に不純物とし
て含まれる2価の陽イオン不純物を10ppm以下に抑
制する結晶育成方法、および結晶育成雰囲気ガスとして
窒素を使用する結晶育成方法について説明する。結晶の
着色には、原料等の不純物と結晶育成雰囲気との両者が
関係することが試験の結果から明らかとなり、不純物に
関しては、原料中の2価の陽イオン不純物の量を10p
pm以下にすること、また結晶育成雰囲気に関しては純
窒素にすること、が必要であることがわかった。したが
って本発明の、結晶育成原料中に不純物として含まれる
2価の陽イオン不純物を10ppm以下に抑制し、且つ
結晶育成雰囲気ガスとして窒素を使用する単結晶育成方
法は、両者を満たすときにより良い結果をもたらす。
【0021】また本発明の、育成されたランガサイト単
結晶をさらに窒素雰囲気中で熱処理するランガサイト単
結晶の改質方法は、酸素を含む雰囲気で育成された結晶
の着色除去に関するもので、通常黄色ないし赤褐色に着
色した結晶を窒素雰囲気中で熱処理する。これによって
光学用途での吸収損失を少なくすることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面に基づいて実施例により本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらによってなん
ら限定されるものではない。
【0023】[実施例1]市販の純度99.99%酸化ランタ
ンLa23を硝酸に溶解後、シュウ酸を加えてシュウ酸
ランタンLa2(C24)3を沈殿させ、これを濾過乾燥さ
せて、ロータリーキルンを用い空気中850℃以下の温
度で3時間焼成して酸化ランタンLa23を得た。この
酸化ランタンと市販の純度99.99%酸化ガリウムGa
23、二酸化珪素SiO2の各粉末を原料として化学量論
比組成でランガサイトLa3Ga5SiO14の育成を行っ
た。
【0024】結晶育成装置は図2に示す高周波誘導加熱
引き上げ装置、るつぼは直径50mm、深さ50mmの
イリジウム製、原料総量600g、育成雰囲気は酸素
0.5%を含む窒素、引き上げ速度は1mm/hrした。
引き上げ方位Zで、直径約25mm、長さ50mmの淡
褐色の結晶を得た。巨視的欠陥の発生は見られなかっ
た。
【0025】[比較例1]シュウ酸ランタンLa2(C2
4)3を焼成温度1050℃で3時間焼成して得た一般市
販品と同質の酸化ランタンLa23を用い、その他は実
施例1と全く同様にランガサイトLa3Ga5SiO14の育
成を行った。その結果、微少な割れを多数含んだ不透明
結晶が育成された。
【0026】[実施例2]図2に示す構成の監視窓のな
い結晶育成装置を用い、実施例1と同様の条件でランガ
サイトLa3Ga5SiO14結晶育成を行った。るつぼ内の
原料融液面から上方15mmまでの温度勾配は2℃/m
m(図7のA部分参照)であり、さらに上方50mmまで
の温度勾配は約5℃/mmであった。得られた結晶に
は、割れ、インクルージョン、双晶はみられなかった。
なおシーディング操作は重量センサーの信号により行
い、図4に示す状態にするためにるつぼ熱伝対温度を2
5℃ほど上昇させた。
【0027】[比較例2]実施例2において炉の構成の
み監視窓付耐火物(図1参照)とし、その他は同様にして
結晶育成を行った。るつぼ内の原料融液面から上方15
mmまでの温度勾配は17.8℃/mm(図7のB部分参
照)であった。得られた結晶は大きな割れが入り、育成
結晶の一部が割れて原料融液中に落下した。
【0028】[実施例3]結晶育成雰囲気を純窒素と
し、その他は実施例1と全く同様にしてランガサイトL
a3Ga5SiO14結晶育成を行ったところ、淡黄緑色の結
晶を得た。
【0029】[実施例4]実施例1において原料の酸化
ガリウムGa23を純度5n(99.999%)の高純度原料にか
え、且つ育成雰囲気を純窒素にして結晶育成を行ったと
ころ、得られた結晶は無色透明で、巨視的欠陥もみられ
なかった。なお、原料中の不純物分析を行ったところ、
実施例1と本例4の場合の相違は、Zn,Ca,Cu等の2
価の陽イオン不純物含有量であり、実施例1の場合は1
2ppm、本例4の場合は4ppmとなり、この差は着
色と関連があるものと推定される。
【0030】[実施例5]実施例1で得られた淡褐色結
晶を、窒素中1000℃で8時間熱処理したところ淡黄
色まで退色した。
【0031】
【発明の効果】本発明によって、結晶の割れやインクル
ージョン等の巨視的欠陥が少なく、また褐色の着色が僅
かで、圧電用のみならず光学用としても好適に用いられ
るランガサイト単結晶を再現性良く製造可能なランガサ
イト単結晶の育成方法、該単結晶の改質方法、ならびに
該単結晶の育成装置が提供され、優れた性能を発揮する
良質なランガサイト単結晶を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCZ育成装置のホットゾーン(窓付き)を
示す模式断面図。
【図2】本発明によるCZ育成装置のホットゾーン(窓
付なし、重量センサー付き)を示す模式断面図。
【図3】シーディング時の重量信号変化(原料不溶解の
場合)を示すグラフ図。
【図4】シーディング時の重量信号変化(適温の場合)を
示すグラフ図。
【図5】シーディング時の重量信号変化(低温の場合)を
示すグラフ図。
【図6】シーディング時の重量信号変化(高温の場合)を
示すグラフ図。
【図7】原料融液面上方の温度勾配を示すグラフ図(但
し、Aは良好の場合、Bは不適の場合を表わす)。
【符号の説明】
1 保温耐火物(アルミナ) 2 加熱用高周波コイル 4 原料融液 5 るつぼ 6 シード 7 シャフト 8 育成結晶 9 窓なし耐火物 10 熱電対 11 窓付き耐火物 12 重量センサー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月30日(1999.4.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ランガサイト単結晶育成方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学用および圧電用
として用いられるランガサイトLa3Ga5SiO14単結晶
の育成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ランガサイト単結晶は、当初光学用とし
て育成されていたが、この系の化合物の相図や育成試験
は主にロシアにおいて進展[G.G.Khodzhabagyan,Russia
n J.Inorg.Chem.,32(2),1987,pp246-248参照]してき
た。近年、表面弾性波を利用したフイルター等の圧電用
としても用いられるようになり、結晶育成に関連した報
告[福田他 日本結晶成長学会誌 22(5)1995,p358参
照]もなされるようになった。
【0003】結晶育成は専らCZ法(Czochralski meto
d:引上げ法)で行われており、るつぼとしてはイリジウ
ムまたは白金-ロジウムの合金が用いられている。この
結晶は結晶育成条件が適切であれば大型結晶も可能であ
るが、結晶品質は種々の結晶育成条件に敏感である[島
村他 第40回人工結晶討論会講演要旨集2A144(1995)p10
3]とされている。
【0004】一方、特開昭62-154681号公報には、アク
チュェーター用PLZT電歪磁器が開示されているが、該電
歪磁器は、本発明の光学用磁器材料であるランガサイト
とは異なり、その組成も全く相違している。また、特開
昭63-282188号公報には、単結晶製造装置が開示されて
いるが、該装置は単なる一般的なCZ法(引上げ法)によ
るものであって、本発明の特定するCZ法によるランガ
サイト単結晶の特定育成装置に関してはなんら具体的に
示されていない。
【0005】さらに、特開平03-202087号公報には、酸
化物単結晶製造方法が開示されているが、該方法は単な
る一般的なCZ法(引上げ法)による製造方法であって、
本発明の特定するCZ法によるランガサイト単結晶の特
定育成方法に関してはなんら具体的に示されていない。
また、特公平07-055878製造方法には、半導体単結晶の
直径制御方法が開示されているが、該方法は単なる一般
的なCZ法(引上げ法)によるものであって、本発明の特
定するCZ法によるランガサイト単結晶の特定育成方法
に関してはなんら具体的に示されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明における第1の
解決課題は、結晶育成に用いる原料をいかに選定するか
にある。もちろん純度はでき得る限り高いものを用いる
べきではあるが、たとえ4n(99.99%)のような比較的高
い純度の原料を用いた場合であっても、ときとして割
れ、インクルージョン、双晶その他の巨視的欠陥が発生
するので、この結晶を作成するのに適した原料の製法が
課題となっている。
【0007】また第2の解決課題は、育成結晶の品質が
結晶育成条件に敏感で精密な条件設定が必要であり、特
に育成炉の温度勾配を最適化する必要があることであ
る。さらに第3の解決課題は、育成結晶の着色を緩和す
ることである。特に光学用途では大きな問題となる。ま
た圧電用途でもこれが結晶欠陥に基づくものであるなら
ば、何らかの影響を受ける可能性があるので、着色はな
いことが望ましい。
【0008】本発明は、上記に鑑みなされたものであっ
て、その目的は上記のような問題ののない、光学用、圧
電用いづれの用途においても優れた性能を発揮する良質
なランガサイト単結晶を得るための、原料の製造方法、
結晶育成方法、該結晶の熱処理改質方法、結晶育成装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題・目的は以下
に示す本発明によって解決・達成される。すなわち本発
明は、ランガサイトLa3Ga5SiO14単結晶を育成する
方法において、シュウ酸ランタンLa2(C24)3を90
0℃以下の温度で焼成して得られる酸化ランタンLa2
3を原料として用いることを特徴とするランガサイト単
結晶の育成方法、もしくはCZ法(引上げ法)によりラン
ガサイト単結晶を育成する方法において、るつぼ内の原
料融液面から上方15mmまでの範囲の温度勾配を2℃
±1℃/mmとし、且つさらに上方50mmまでの温度
勾配を8℃/mm以下に設定することを特徴とするラン
ガサイト単結晶の育成方法、もしくは、るつぼ上部の保
温用耐火物に育成状況監視用開口を設けないことを特徴
とするランガサイト単結晶育成方法、もしくは前記育成
状況監視用開口を設けないランガサイト単結晶育成方法
において、シーディング操作を行うに際し監視窓からの
観察によらず、重量センサーからの信号変化の情報のみ
によりシーディングを行うことを特徴とするランガサイ
ト単結晶の育成方法、もしくは結晶育成原料中に不純物
として含まれる2価の陽イオン不純物を10ppm以下
に抑制することを特徴とするランガサイト単結晶育成方
法、もしくは結晶育成雰囲気ガスとして窒素を使用する
ことを特徴とするランガサイト単結晶育成方法を開示す
るものである。
【0010】本発明においては、先ず原料について溶解
性、反応性のよい酸化ランタンLa23を製造する方法
が確定される。次いで、結晶育成において単結晶の割
れ、インクルージョン、双晶その他の巨視的欠陥の発生
を抑制する上で大きな影響のある、炉内の垂直方向の温
度勾配を最適化する方法が定められる。また結晶の着色
の問題に関しては原料純度を向上させること、および育
成雰囲気を選定することにより解決される。さらに該方
法に好適に用いられるランガサイト単結晶育成装置が提
供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様について
具体的に説明する。先ず、本発明の酸化ランタンLa2
3を原料として用いる原料調製法は、以下に述べる試験
事実に基づく。通常、ランガサイトLa3Ga5SiO14
結晶は、酸化ランタンLa23、酸化ガリウムGa23
二酸化珪素SiO2の各粉末を原料として育成されるが、
試行試験の結果、このうち育成される結晶の品質、特に
割れ等の巨視的欠陥の発生に最も関わりの深いのは、酸
化ランタンLa23であることがわかった。すなわち、
溶解性、反応性のよい酸化ランタンを用いることによ
り、欠陥の少ない結晶が得られる。そのような酸化ラン
タンの調製は次の方法による。
【0012】先ず、ランタン化合物を塩酸、硝酸等の酸
に溶かし、シュウ酸を加えてシュウ酸ランタンLa2(C2
4)3を沈殿させる。これを濾過乾燥して900℃以下
の温度で焼成して酸化ランタンLa23とすればよい。
ここで重要なことは焼成温度を900℃以下とすること
であって、通常行われているよいうに1000℃以上の
温度で焼成したものは有効でない。
【0013】次に、本発明のCZ法(引上げ法)によるラ
ンガサイト単結晶の育成方法における温度勾配は、結晶
育成炉の保温条件を種々変更しながら試験した結果、る
つぼ内の原料融液面から上方15mmまでの範囲の温度
勾配を2℃±1℃/mmとし且つ、さらに上方50mm
までの温度勾配を8℃/mm以下に設定することにより
巨視的欠陥の発生が最も抑制され、良質なランガサイト
単結晶が育成されることがわかった。
【0014】さらにこの温度勾配を実現する最も簡便な
方法として本発明においては、監視窓を用いない結晶育
成炉方式を見出した。従来監視窓は、結晶育成の状態把
握のため重要であり、特にシーディングのために必須で
あるとされているが、本発明の重量センサーを用いる方
法によれば目視による観測を全く行わずにシーディング
が可能であることが確かめられた。
【0015】この方法は次の手順による。図1は従来の
監視窓付育成装置の構造の一例を示す模式断面図である
が、先ずこうした装置を用いて監視しながら原料の融解
を行いそのときの温度を熱伝対10により測定し予備デ
ータとする。以降、例えば図2に示すような、本発明に
よる監視窓のない結晶育成装置を用いて、熱伝対10の
温度を監視しながら、予備データの原料融解温度まで温
度を上昇させた後、シードを徐々に下降させる。シード
が原料表面に達したときの重量センサー信号は図3ない
し図6のいずれか示すようになる。
【0016】各図の横軸は時間経過を示し、T0はシー
ド接触時を示す。図3は原料が融解していない場合、図
5は融液温度が理想温度よりかなり低い場合、図6は逆
に高すぎる場合をそれぞれ示し、図4に示す場合のよう
に液面接触したとき重量が増しそれが変化しないか、或
いは僅かに減少していく場合が良好シーディングであ
る。
【0017】このようにして監視窓がなくとも重量信号
を基に温度を調整することによりシーディングが可能で
ある。この方法によって、本発明の保温用耐火物に育成
状況監視用開口を設けず、且つ育成結晶重量を検知する
装置を備えてなるランガサイト単結晶育成装置装置が有
効となる。
【0018】次に本発明の結晶育成原料中に不純物とし
て含まれる2価の陽イオン不純物を10ppm以下に抑
制する結晶育成方法、および結晶育成雰囲気ガスとして
窒素を使用する結晶育成方法について説明する。結晶の
着色には、原料等の不純物と結晶育成雰囲気との両者が
関係することが試験の結果から明らかとなり、不純物に
関しては、原料中の2価の陽イオン不純物の量を10p
pm以下にすること、また結晶育成雰囲気に関しては純
窒素にすること、が必要であることがわかった。したが
って本発明の、結晶育成原料中に不純物として含まれる
2価の陽イオン不純物を10ppm以下に抑制し、且つ
結晶育成雰囲気ガスとして窒素を使用する単結晶育成方
法は、両者を満たすときにより良い結果をもたらす。
【0019】また本発明の、育成されたランガサイト単
結晶をさらに窒素雰囲気中で熱処理するランガサイト単
結晶の改質方法は、酸素を含む雰囲気で育成された結晶
の着色除去に関するもので、通常黄色ないし赤褐色に着
色した結晶を窒素雰囲気中で熱処理する。これによって
光学用途での吸収損失を少なくすることができる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて実施例により本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらによってなん
ら限定されるものではない。
【0021】[実施例1]市販の純度99.99%酸化ランタ
ンLa23を硝酸に溶解後、シュウ酸を加えてシュウ酸
ランタンLa2(C24)3を沈殿させ、これを濾過乾燥さ
せて、ロータリーキルンを用い空気中850℃以下の温
度で3時間焼成して酸化ランタンLa23を得た。この
酸化ランタンと市販の純度99.99%酸化ガリウムGa
23、二酸化珪素SiO2の各粉末を原料として化学量論
比組成でランガサイトLa3Ga5SiO14の育成を行っ
た。
【0022】結晶育成装置は図2に示す高周波誘導加熱
引き上げ装置、るつぼは直径50mm、深さ50mmの
イリジウム製、原料総量600g、育成雰囲気は酸素
0.5%を含む窒素、引き上げ速度は1mm/hrした。
引き上げ方位Zで、直径約25mm、長さ50mmの淡
褐色の結晶を得た。巨視的欠陥の発生は見られなかっ
た。
【0023】[比較例1]シュウ酸ランタンLa2(C2
4)3を焼成温度1050℃で3時間焼成して得た一般市
販品と同質の酸化ランタンLa23を用い、その他は実
施例1と全く同様にランガサイトLa3Ga5SiO14の育
成を行った。その結果、微少な割れを多数含んだ不透明
結晶が育成された。
【0024】[実施例2]図2に示す構成の監視窓のな
い結晶育成装置を用い、実施例1と同様の条件でランガ
サイトLa3Ga5SiO14結晶育成を行った。るつぼ内の
原料融液面から上方15mmまでの温度勾配は2℃/m
m(図7のA部分参照)であり、さらに上方50mmまで
の温度勾配は約5℃/mmであった。得られた結晶に
は、割れ、インクルージョン、双晶はみられなかった。
なおシーディング操作は重量センサーの信号により行
い、図4に示す状態にするためにるつぼ熱伝対温度を2
5℃ほど上昇させた。
【0025】[比較例2]実施例2において炉の構成の
み監視窓付耐火物(図1参照)とし、その他は同様にして
結晶育成を行った。るつぼ内の原料融液面から上方15
mmまでの温度勾配は17.8℃/mm(図7のB部分参
照)であった。得られた結晶は大きな割れが入り、育成
結晶の一部が割れて原料融液中に落下した。
【0026】[実施例3]結晶育成雰囲気を純窒素と
し、その他は実施例1と全く同様にしてランガサイトL
a3Ga5SiO14結晶育成を行ったところ、淡黄緑色の結
晶を得た。
【0027】[実施例4]実施例1において原料の酸化
ガリウムGa23を純度5n(99.999%)の高純度原料にか
え、且つ育成雰囲気を純窒素にして結晶育成を行ったと
ころ、得られた結晶は無色透明で、巨視的欠陥もみられ
なかった。なお、原料中の不純物分析を行ったところ、
実施例1と本例4の場合の相違は、Zn,Ca,Cu等の2
価の陽イオン不純物含有量であり、実施例1の場合は1
2ppm、本例4の場合は4ppmとなり、この差は着
色と関連があるものと推定される。
【0028】[実施例5]実施例1で得られた淡褐色結
晶を、窒素中1000℃で8時間熱処理したところ淡黄
色まで退色した。
【0029】
【発明の効果】本発明によって、結晶の割れやインクル
ージョン等の巨視的欠陥が少なく、また褐色の着色が僅
かで、圧電用のみならず光学用としても好適に用いられ
るランガサイト単結晶を再現性良く製造可能なランガサ
イト単結晶の育成方法が提供され、優れた性能を発揮す
る良質なランガサイト単結晶を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G050 FA03 FF08 FF09 FF16 FF23 4G077 BD15 CF00 EA01 EA06 EA07 EB01 EC02 EG25 FE02 HA01 HA11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランガサイトLa3Ga5SiO14単結晶を
    育成する方法において、シュウ酸ランタンLa2(C24)
    3を900℃以下の温度で焼成して得られる酸化ランタ
    ンLa23を原料として用いることを特徴とする、ラン
    ガサイト単結晶の育成方法。
  2. 【請求項2】 前記酸化ランタンを原料として用い、且
    つCZ法(引上げ法)によりランガサイト単結晶を育成す
    ることを特徴とする、請求項1記載のランガサイト単結
    晶の育成方法。
  3. 【請求項3】 前記CZ法によりランガサイト単結晶を
    育成する方法が、るつぼ内の原料融液面から上方15m
    mまでの範囲の温度勾配を2℃±1℃/mmとし、且つ
    さらに上方50mmまでの温度勾配を8℃/mm以下に
    設定することを特徴とする、請求項2記載のランガサイ
    ト単結晶の育成方法。
  4. 【請求項4】 前記CZ法によりランガサイト単結晶を
    育成する方法が、るつぼ上部の保温用耐火物に育成状況
    監視用開口を設けないことを特徴とする、請求項2記載
    のランガサイト単結晶の育成方法。
  5. 【請求項5】 前記保温用耐火物に育成状況監視用開口
    を設けないランガサイト単結晶の育成方法が、シーディ
    ング操作を行うに際し監視窓からの観察によらず、重量
    センサーからの信号変化の情報のみによりシーディング
    を行うことを特徴とする、請求項4記載のランガサイト
    単結晶の育成方法。
  6. 【請求項6】 前記CZ法によるランガサイト単結晶育
    成方法が、結晶育成原料中に不純物として含まれる2価
    の陽イオン不純物を10ppm以下に抑制することを特
    徴とする、請求項2ないし5のいずれかに記載のランガ
    サイト単結晶育成方法。
  7. 【請求項7】 前記CZ法によるランガサイト単結晶育
    成方法が、結晶育成雰囲気ガスとして窒素を使用するこ
    とを特徴とする、請求項2ないし6のいずれかに記載の
    ランガサイト単結晶育成方法。
  8. 【請求項8】 空気中もしくは酸素を含有する中性ない
    しは不活性ガス雰囲気中で育成されたランガサイト単結
    晶を、さらに窒素雰囲気中で熱処理することを特徴とす
    る、ランガサイト単結晶の改質方法。
  9. 【請求項9】 CZ法によりランガサイト単結晶を育成
    する装置において、るつぼ上部の保温用耐火物に育成状
    況監視用開口を設けないでなることを特徴とする、ラン
    ガサイト単結晶育成装置。
  10. 【請求項10】 前記育成状況監視用開口を設けないで
    なるランガサイト単結晶育成装置が、育成結晶重量を検
    知する装置を備えてなることを特徴とする、請求項9記
    載のランガサイト単結晶育成装置。
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