JP2000007442A - セラミックス粘結剤用樹脂組成物 - Google Patents

セラミックス粘結剤用樹脂組成物

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JP2000007442A
JP2000007442A JP10176352A JP17635298A JP2000007442A JP 2000007442 A JP2000007442 A JP 2000007442A JP 10176352 A JP10176352 A JP 10176352A JP 17635298 A JP17635298 A JP 17635298A JP 2000007442 A JP2000007442 A JP 2000007442A
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meth
resin composition
copolymer
hydroxyl group
ceramic binder
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English (en)
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Yuichi Ito
祐一 伊東
Yoshitomo Saito
義知 斉藤
Koichi Machida
貢一 町田
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無機粉体の分散性が良好で、かつ、焼成温度
および時間を低減する為に低分解性を両立させたセラミ
ックス粘結剤用樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (メタ)アクリル樹脂組成物100重量
部あたり、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル
モノマーと、水酸基をもたない(メタ)アクリル酸エス
テルモノマー及び又はスチレンとからなる共重合体を、
側鎖構造に0.5重量部以上含む(メタ)アクリル樹脂
組成物からなるセラミックス粘結剤用樹脂組成物であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックスのテ
ープ成形に好適なセラミックス粘結剤用樹脂組成物に関
する。さらに詳しくは、サブミクロンオーダーの微粉か
らなる無機粉末の分散性に優れ、シート上に成形、その
後に焼成を行うセラミックスのテープ成形に好適な粘結
剤用の樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート又は小型セラミックス成形
物を得るためには、セラミックスの原料である無機粉末
と有機樹脂とを混合し、シート状に離型可能な基材に塗
布し、乾燥後グリーンテープを作り、所望の形状に切
断、打ち抜き又は積層を行ってきた。この際、得られる
セラミックス成形品は電子機器等に多用されることが多
く、また電子機器の自動化生産に伴って、寸法安定性の
向上が重視されるため、焼成工程における収縮率を小さ
くすることが非常に重要であり、このため、グリーンテ
ープの密度を向上し、焼成時の収縮率を低下させること
が望まれている。
【0003】ところで、近年セラミックスの高機能化に
伴い、セラミックス前駆体の無機粉末の微粉化(1μm
以下)が進みつつある。それに伴いセラミックス粘結剤
用樹脂組成物に、無機粉体の高い分散性が求められる。
この無機粉体の分散性を向上させるには、セラミックス
粘結剤用樹脂組成物中に、相互作用の強い官能基を用い
たり、無機粉末の表面をカップリング剤等で処理を施す
必要がある。しかし、グリーンテープ成形時に発生する
裁断残を溶剤で溶解し、高価な無機粉末を回収するため
のグリーンテープの再溶解性が損なわれる。また、セラ
ミックスの性能に大きく影響する粘結剤の低温分解性及
び残炭性が低下する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、無機粉体の
分散性が良好で、かつ、焼成温度、時間を低減する為に
低分解性を両立させたセラミックス粘結剤用樹脂組成物
を提供する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる所
望、すなわち、無機粉体の分散性が良好で、かつ、焼成
温度ならびに時間を低減する為に低分解性を両立させた
セラミックス粘結剤用樹脂組成物を満足すべく、(メ
タ)アクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘結剤用
樹脂組成物中の官能基、特に無機粉体と相互作用しうる
水酸基を有する(メタ)アクリレート系モノマーの(メ
タ)アクリル樹脂組成物中への導入方法について鋭意研
究した結果、(メタ)アクリル樹脂組成物100重量部
中、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルモノマ
ー共重合体を側鎖構造に0.5部以上含み、(メタ)ア
クリル樹脂組成物の主成分が、側鎖長が10位以下の
(メタ)アクリレート系モノマーより共重合された(メ
タ)アクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘結剤用
樹脂組成物は、無機粉体の分散性が良好なセラミックス
粘結剤を得られ、また焼成温度、時間を低減する為に低
分解性を同時に図れることを見い出し、本発明を完成し
た。
【0006】すなわち、本発明は、(1) (メタ)アクリ
ル樹脂組成物100重量部あたり、水酸基を持つ(メ
タ)アクリル酸エステルモノマーと、水酸基を持たない
(メタ)アクリル酸エステルモノマー及び/又はスチレ
ンとからなる共重合体を、側鎖構造に0.5重量部以上
含む(メタ)アクリル樹脂組成物から成るセラミックス
粘結剤用樹脂組成物であり、また、(2) 上記(1) 記載の
共重合体において、その100重量部あたり、水酸基を
有する(メタ)アクリル酸エステルモノマーが3重量部
以上からなる(メタ)アクリル酸エステルモノマー共重
合体のものである、上記(1) 記載のセラミックス粘結剤
用樹脂組成物であり、また、(3) (メタ)アクリル樹脂
組成物の主成分が、側鎖長が10位以下の(メタ)アク
リレート系モノマーより共重合されたものである、上記
(1) 又は(2) に記載のセラミックス粘結剤用樹脂組成物
であり、また、(4) (メタ)アクリル樹脂組成物のガラ
ス転移温度が−30〜70℃にある、上記(1)、(2) 又は
(3) に記載のセラミックス粘結剤用樹脂組成物であり、
また、(5) (メタ)アクリル樹脂組成物の分子量が、重
量平均分子量(ポリスチレン換算)5万〜60万からな
るものである、上記(1) 〜(4) のいずれかに記載のセラ
ミックス粘結剤用樹脂組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳しく説明する。
アクリル酸エステル類とはα−一置換不飽和カルボン酸
エステルであり、メタアクリル酸エステル類とはα−二
置換不飽和カルボン酸エステルを示す。また、以下に用
いる「部」とは重量部を示す。
【0008】本発明において、水酸基を有する(メタ)
アクリル酸エステルモノマー共重合体を側鎖構造に有
し、(メタ)アクリル酸エステル類を側鎖長10位以下
の(メタ)アクリル酸エステル類と共重合した(メタ)
アクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘結剤用樹脂
組成物は、分散が困難な微粉(1μm以下)の無機粉体
でも良好な分散性を示し、良好な無為粉体スラリーを得
られる。また、この(メタ)アクリル樹脂組成物は、4
00℃以下での熱分解性を有し、かつ一般的官能基でな
し得なかった良好な残炭性を有するセラミックス粘結剤
である。
【0009】ここで、セラミックス粘結剤用樹脂組成物
を成す(メタ)アクリル樹脂組成物100部の内、側鎖
構造に用いられる水酸基を有する(メタ)アクリル酸エ
ステルモノマー共重合体中の水酸基を有する(メタ)ア
クリル酸エステルモノマーとは、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
トのε−カプロラクトンの開環付加物、(メタ)アクリ
ル酸エステルのエチレンオキサイド、及び/又は、プロ
ピレンオキサイドの混合、及び/又は単独の付加物等側
鎖に水酸基が有れば良く、特に制限はない。
【0010】また、この側鎖構造を成す水酸基を有する
(メタ)アクリル酸エステルモノマー共重合体の他の共
重合組成は、スチレン及び/又は水酸基を持たない(メ
タ)アクリル酸エステルモノマーで、特に制限はない。
【0011】上記、水酸基を持たない(メタ)アクリル
酸エステルモノマーの具体例としては、(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー類としては、メチル基、エチル
基、イソプロピル基、ノルマルブチル基、イソブチル
基、ターシャルブチル基、2−エチルヘキシル基、シク
ロヘキシル基、ベンジル基、イソボロニル基等の非官能
性アルキルエステルを有する物が好ましい。また、スチ
レン、α−メチルスチレン等、水酸基を有する(メタ)
アクリル酸エステルモノマーと共重合可能な物は、本目
的にかなう。
【0012】さて、水酸基を有する(メタ)アクリル酸
エステルモノマー共重合体を側鎖構造に導入された(メ
タ)アクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘結剤用
樹脂組成物の製造方法は、水酸基を有する(メタ)アク
リル酸エステル共重合物に、末端重合性二重結合を有す
るマクロモノマー(メタクリルロイル基末端を有する水
酸基含有(メタ)アクリル酸エステル共重合体)を、他
の側鎖長が10位以下の(メタ)アクリレート系モノマ
ーと、常法によりラジカル共重合させることにより得ら
れる。
【0013】また、水酸基を有する(メタ)アクリル酸
エステルと、スチレン及び/又は水酸基を持たない(メ
タ)アクリル酸エステルエステル類を、カルボン酸を有
するラジカル重合開始剤及び/又は、連鎖移動剤を用い
てラジカル重合を行い、得られたカルボン酸末端構造を
有する共重合体をグリシジル基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマーと側鎖長が10位以下の(メタ)
アクリレート系モノマーと共重合体を個々に合成し、さ
らに、これらを三級アミン等の触媒存在下に90℃以上
でカルボン酸とエポキシ基とを反応させると、水酸基を
有する(メタ)アクリル酸エステルモノマー共重合体を
側鎖構造に有する(メタ)アクリル樹脂組成物から成る
セラミックス粘結剤用樹脂組成物が得られる。また、他
にエステル交換反応を利用しても同様に水酸基を有する
(メタ)アクリル酸エステルモノマー共重合体を側鎖構
造に有する(メタ)アクリル樹脂組成物から成るセラミ
ックス粘結剤用樹脂組成物が得られる。
【0014】ここで、水酸基を有する(メタ)アクリル
酸エステルモノマー共重合体を側鎖構造に有する(メ
タ)アクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘結剤用
樹脂組成物と同じ(メタ)アクリル酸エステルモノマー
を用いて、常法のラジカル重合より得られた(メタ)ア
クリル酸エステル共重合体から成るセラミックス粘結剤
用樹脂組成物は、微粉の無機粉体の分散性に劣る。これ
は、同じ組成でも、[図1]に示すように、水酸基を有
する(メタ)アクリル酸エステルモノマー共重合体を側
鎖構造に有する(メタ)アクリル樹脂組成物から成るセ
ラミックス粘結剤用樹脂組成物は、無機粉体の表面上の
極性基(例えば水酸基)と相互作用しうる官能基の位置
が主鎖から離れた位置に存在するため、相互作用するこ
とが容易である。一方、[図2]に示すように、常法の
ラジカル重合より得られた(メタ)アクリル酸エステル
共重合体から成るセラミックス粘結剤用樹脂組成物は、
この相互作用しうる官能基が主鎖から近い位置にあるた
め無機粉体表面上の極性基と相互作用することが困難で
ある。すなわち、これらの差異は、ポリマー鎖の構造の
違いに起因する。
【0015】また、(メタ)アクリル樹脂組成物100
部の内、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー共重合体を側鎖構造に0.5部未満含む(メタ)
アクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘結剤用樹脂
組成物の場合は、無機粉体の分散性が低下する。また、
(メタ)アクリル酸エステルモノマー共重合体中100
部の内、水酸基を有する(メタ)アクリル酸モノマーが
3部以下の場合も同様に無機粉体の分散性が低下する。
【0016】さらに、でき上がった(メタ)アクリル樹
脂組成物のガラス転移温度(以下、Tgと略す)は、−
30〜70℃の範囲にあることが好ましい。(メタ)ア
クリル樹脂組成物のTgが−30℃を下回る場合は、グ
リーンテープがベタつきの為、加工時の付着が生じ、離
型工程等の工程に不適である。他方、70℃を超える場
合はグリーンテープを成形した際にクラック等を生じ不
適当である。
【0017】また、(メタ)アクリル樹脂組成物の重量
平均分子量(ポリスチレン換算;以下、Mwと略す)が
5万以下である場合はシートの強度が低下し、他方、分
子量が60万を超えてしまうと粘度が高く、ハンドリン
グが困難になると共に再溶解性が劣る。
【0018】その他共重合組成となり得るメタアクリル
酸エステル類は側鎖長が10位以下であれば分岐構造を
有していても良く、特に制限はない。(メタ)アクリレ
ート系モノマーとしては、例えばメチルメタアクリレー
ト、エチルメタアクリレート、プロピルメタアクリレー
ト、n−ブチルメタアクリレート、イソブチルメタアク
リレート、tert−ブチルメタアクリレート、2−エ
チルヘキシルメタアクリレート、シクロヘキシルメタア
クリレート等を用いることができる。
【0019】重合触媒として代表的なものとして、例え
ばアゾビスイソブチルニトリル等のジアゾ化合物、ベン
ゾイルパーオキサイド、tert−ブチルピバレート、
tert−ブチルパーベンゾエート、tert−ブチル
パーカプレート等の過酸化物が挙げられるが、中でもア
ゾビスイソブチルニトリルが好ましい。
【0020】本発明のセラミックス粘結剤の樹脂組成物
には、必要に応じて下記に示す可塑剤や助剤を使用して
も差し支えない。すなわち可塑剤としてば例えば、ジオ
クチルアジペート(DOA)、ジイソデシルアジペート
(DIDA)等の脂肪族系可塑剤、DOP(ジオクチル
フタレート)、DBP(ジブチルフタレート)等の芳香
族系可塑剤、
【0021】助剤としては例えば、芳香族系炭化水素、
脂肪族系炭化水素、石油系溶剤、エステル類、ケトン
類、エーテルエステル類、アルコール類等の溶剤、 接
着付与剤としては例えば、シランカップラー、チタンカ
ップラー、アルミニウムカップラーである。その他、消
泡剤、焼結助剤、レベリング剤等を必要に応じて使用す
ることもできる。
【0022】上記の(メタ)アクリル樹脂組成物から成
るセラミックス粘結剤用樹脂組成物は、例えばアルミ
ナ、シリカ、ジルコニア、ベリリア、チタン酸バリウ
ム、チタン酸ストロンチウム、炭化珪素等のセラミック
ス原料の無機粉末に、通常固形分として3〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%添加し、不活性有機溶剤
等にて適当な粘度に希釈し、ボールミル、サンドミル、
アトライター、ロールミル等の混練機により混練を行
い、スラリー状とする。このとき可塑剤、消泡剤、粘結
助剤、レベリング剤等の助剤を適宜混合使用してもよ
い。
【0023】でき上がったスラリーを離型可能なプラス
チックシート、金属シート等の基体に膜厚制御可能な、
例えばブレードコーター、ロールコーター、フローコー
ター等の塗布機で塗布し、溶剤を揮発除去した後、基体
より離型してグリーンテープを得ることができる。
【0024】得られたグリーンテープは、更に切断、打
ち抜き、積層し、また必要に応じ導体回路や部品、端子
等を挿入した後印刷、加熱炉によって1000〜200
0℃に焼成し、セラミックス部品を製造することができ
る。
【0025】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明は、これらにより限
定されるものではない。
【0026】実施例1 撹拌機、温度計、還流冷却機、滴下槽などを備えたアク
リル樹脂組成物製造装置に、酢酸エチル50.0g、ト
ルエン50.0gおよびイソブチルメタアクリレート9
5.0g、メタクリルロイル基末端を有する2−エチル
ヘキシルメタアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタ
アクリレート共重合体(不揮発分60%キシレン溶液)
(商品名マクロマーAY707−S、東亞合成株式会
社)8.3gを加え、93℃に昇温し、アゾビスイソブ
チロニトリメルをモノマーに対して50ppmを1時間
毎に2回、その後同様に100ppmを1時間毎に2
回、150ppmを1時間毎に2回加える。さらにte
rt−ブチル2−エチルヘキサエート(商品名パーブチ
ルO、日本油脂株式会社)を200ppmを1時間毎に
2回、その後300ppmを1時間毎に2回、1,00
0ppmを1時間毎に2回加えて2時間放置し共重合を
完結させた。この間、窒素ガスを流入し、撹拌を継続し
た。反応終了後、トルエン110.0g、酢酸エチル2
0.0g加えて冷却し、メタアクリル樹脂組成物から成
るセラミックス粘結剤用樹脂組成物を得た。
【0027】実施例2 撹拌機、温度計、還流冷却機、滴下槽などを備えたアク
リル樹脂組成物製造装置に、酢酸エチル50.0gとト
ルエン50.0gの混合物を加え93℃に昇温し、ここ
に滴下槽に2−エチルヘキシルメタアクリレート93.
0g、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート7.0g
及び4,4−Azobis(4−cyanovaler
ic Acid)(商品名V−501、和光純薬工業株
式会社)8.0gを混合溶解した物を5時間かけ均一の
速度でチャージし、チャージ終了後同温で1時間熟成
し、更にtert−ブチル2−エチルヘキサエート(商
品名パーブチルO、日本油脂株式会社)モノマーに対し
て1,000ppmを1時間毎に2回加えて2時間放置
し共重合を完結させた。反応終了後、トルエン110.
0g、酢酸エチル20.0g加えて冷却し、水酸基およ
び酸末端基を有するメタアクリル酸エステル共重合体
(ワニス酸価9.8KOHmg/g)を得た。この間、
窒素ガスを流入し、撹拌を継続した。次に、撹拌機、温
度計、還流冷却機、滴下槽などを備えたアクリル樹脂組
成物製造装置に、酢酸エチル50.0g、トルエン5
0.0g、イソブチルメタアクリレート99.0gおよ
び、グリシジルメタアクリレート1.0gの混合物を加
え93℃に昇温し、アゾビスイソブチロニトリメルをモ
ノマーに対して50ppmを1時間毎に2回、その後同
様に100ppmを1時間毎に2回、150ppmを1
時間毎に2回加える。さらにtert−ブチル2−エチ
ルヘキサエート(商品名パーブチルO、日本油脂株式会
社)200ppmを1時間毎に2回、その後300pp
mを1時間毎に2回、1,000ppmを1時間毎に2
回加えて2時間放置し共重合を完結させ、グリシジル基
を側鎖に有するメタアクリル酸エステル共重合体を得
た。この間、窒素ガスを流入し、撹拌を継続した。反応
終了後、トルエン110.0g、酢酸エチル20.0g
加えて冷却した。次に、上記で得られた水酸基および酸
末端基を有するメタアクリル酸エステル共重合体10.
0gとグリシジル基を側鎖に有するメタアクリル酸エス
テル共重合体90.0g、トリエチルアミン3000p
pmを撹拌機、温度計、還流冷却機、滴下槽などを備え
たアクリル樹脂組成物製造装置に仕込み93℃に昇温
し、2時間反応させ、酸価が消失したことを確認して反
応を完結し、メタアクリル樹脂組成物100部の内、水
酸基を有するメタアクリル酸エステルモノマー共重合体
を側鎖構造に0.5部以上含むメタアクリル樹脂組成物
から成るセラミックス粘結剤用樹脂組成物を得た。
【0028】実施例3 撹拌機、温度計、還流冷却機、滴下槽などを備えたアク
リル樹脂組成物製造装置に、酢酸エチル50.0gとト
ルエン50.0gの混合物を加え93℃に昇温し、ここ
に滴下槽に2−エチルヘキシルメタアクリレート93.
0g、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート7.0
g、チオグリコール酸8.0g及びtert−ブチル2
−エチルヘキサエート(商品名パーブチルO、日本油脂
株式会社)2.5gを混合溶解した物を5時間で均一に
チャージし、チャージ終了後同温で1時間熟成し、更に
tert−ブチル2−エチルヘキサエート(商品名パー
ブチルO、日本油脂株式会社)をモノマーに対して1,
000ppmを1時間毎に2回加えて2時間放置し共重
合を完結させた。反応終了後、トルエン110.0g、
酢酸エチル20.0g加えて冷却し、水酸基および酸末
端基を有するメタアクリル酸エステル共重合体(ワニス
酸価14.8KOHmg/g)を得た。この間、窒素ガ
スを流入し、撹拌を継続した。次に、撹拌機、温度計、
還流冷却機、滴下槽などを備えたアクリル樹脂組成物製
造装置に、酢酸エチル50.0g、トルエン50.0
g、イソブチルメタアクリレート87.5gおよび、グ
リシジルメタアクリレート12.5gの混合物を加え9
3℃に昇温し、アゾビスイソブチロニトリメルをモノマ
ーに対して50ppmを1時間毎に2回、その後同様に
100ppmを1時間毎に2回、150ppmを1時間
毎に2回加える。さらにtert−ブチル2−エチルヘ
キサエート(商品名パーブチルO、日本油脂株式会社)
200ppmを1時間毎に2回、その後300ppmを
1時間毎に2回、1,000ppmを1時間毎に2回加
えて2時間放置し共重合を完結させ、グリシジル基を側
鎖に有するメタアクリル酸エステル共重合体を得た。こ
の間、窒素ガスを流入し、撹拌を継続した。反応終了
後、トルエン110.0g、酢酸エチル20.0g加え
て冷却した。次に、水酸基および酸末端基を有するメタ
アクリル酸エステル共重合体10.0gとグリシジル基
を側鎖に有するメタアクリル酸エステル共重合体90.
0gトリエチルアミン3000ppmを撹拌機、温度
計、還流冷却機、滴下槽などを備えたアクリル樹脂組成
物製造装置に仕込み93℃に昇温し、2時間反応させ、
酸価が消失したことを確認し、反応を完結し、メタアク
リル樹脂組成物100部の内、水酸基を有するメタアク
リル酸エステルモノマー共重合体を側鎖構造に0.5部
以上含むメタアクリル樹脂組成物から成るセラミックス
粘結剤用樹脂組成物を得た。
【0029】実施例4〜10 [表1]に記載の実験番号(4)〜(10)に示す各単
量体および量、そしてアゾビスイソブチロニトリル、t
ert−ブチル2−エチルヘキサエート(パーブチル
O)等の量を変更した以外は、実施例1、実施例2、も
しくは、実施例3に従ってセラミックス粘結剤用樹脂組
成物を得た。
【0030】[アルミナグリーンテープの製造]アルミ
ナ粉末(商品名AL−160SG−1(粒径0.4μ
m)、昭和電工社)100gに表−1の実験番号(1)
〜(10)のセラミックス粘結剤用樹脂組成物をおのお
の固形分で15g、ジブチルフタレート5gを加え、ト
ルエンで不揮発分70%に調整し、磁気製ボールミルで
48時間分散を行いアルミナスラリーを得た。ここで、
得られたアルミナスラリーの静置状態にて分離が生じて
いないかを確認した。無機粉体を容易に分散可能で分離
のない物を◎、分散可能で分離のない物を○、分散困難
な物を△、分散できなかった物を×として4段階で評価
した。つづいて、分離していないアルミナスラリーを、
乾燥後の厚みが180μになるようにドクターブレード
でポリエステルシート上に塗布し、80℃で1時間乾燥
して溶媒を除去し、ポリエステルシートから剥離し、各
実験番号に対応するアルミナグリーンテープを得た。
【0031】[グリーンテープの評価]上記の実験番号
(1)〜(10)に対応するアルミナグリーンテープに
関し、グリーン密度、グリーンテープの強度および再溶
解性、熱分解性(熱分解温度域および残炭量)を測定し
た。 (1)グリーン密度:成形体寸法と重量より求めた。 (2)グリーンテープの強度:引っ張り試験機によりJI
S K6848に準じて計測した。 (3)グリーンテープの再溶解性:1cm×1cmのシー
トを50ccのサンプル瓶に入れ、トルエン/酢酸エチ
ル=70/30(重量比)の溶液40ccに浸漬し、2
時間室温で静置した後、テープの状態を観察した。これ
を(全溶解○:部分溶解△:膨潤×)の3段階で表記し
た。 (4)熱分解性:樹脂製造例の実験番号(1)の樹脂を1
0mgアルミカップに入れ、示差熱天秤にて、昇温速度
20℃/分、昇温温度域20〜500℃にて測定を行
い、分解温度域および重量変化を測定した。[表3]中
には分解温度域および分解後の残炭量を示した。
【0032】比較例1 撹拌機、温度計、還流冷却機、滴下槽などを備えたアク
リル樹脂組成物製造装置に、酢酸エチル50.0g、ト
ルエン50.0gおよびイソブチルメタアクリレート9
0.0g、2−エチルヘキシルメタアクリレート9.3
g、2−ヒドロキシエチルメタアクリレート0.7gを
加え93℃に昇温し、アゾビスイソブチロニトリメルを
モノマーに対して50ppmを1時間毎に2回、その後
同様に100ppmを1時間毎に2回、150ppmを
1時間毎に2回加える。さらにtert−ブチル2−エ
チルヘキサエート(商品名パーブチルO、日本油脂株式
会社)を200ppmを1時間毎に2回、その後300
ppmを1時間毎に2回、1,000ppmを1時間毎
に2回加えて2時間放置し共重合を完結させた。この
間、窒素ガスを流入し、撹拌を継続した。反応終了後、
トルエン110.0g、酢酸エチル20.0g加えて冷
却し、メタアクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘
結剤用樹脂組成物を得た。
【0033】比較例2〜7 [表2]の実験番号(2)〜(8)に示す各単量体およ
び量、そしてアゾビスイソブチロニトリル、tert−
ブチル2−エチルヘキサエート(パーブチルO)等の量
を変更した以外は、実施例1、実施例2、もしくは、実
施例3に従ってセラミックス粘結剤用樹脂組成物を得
た。つづいて、実施例と同様に、アルミナスラリーを作
成し、無機粉体が分散した物については引き続き、アル
ミナグリーンテープを作製し、同様にグリーン密度の測
定、グリーンテープの強度、再溶解性および熱分解性を
調べた。評価結果は[表4]に併せて記載した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【表4】
【0038】以上の実施例および比較例の結果から下記
の事項が明らかである。すなわち、実施例1〜10の
(メタ)アクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘結
剤用樹脂組成物から得られたアルミナスラリーは、比較
例1に挙げた通常ラジカル重合で得られたアクリル樹脂
組成物から成るセラミックス粘結剤用樹脂組成物と比し
て、アルミナスラリーの分散性は極めて良好であり、静
置していても沈降物は何ら見られない。
【0039】一方、比較例1は、そのメタアクリル樹脂
組成物から成るセラミックス粘結剤用樹脂組成物(実施
例1)中のメタアクリル酸エステルモノマー組成が同一
であるにもかかわらず分散性が劣り、静置状態におい
て、経時で沈降物を生じる。これは、セラミックス粘結
剤用樹脂組成物を成すメタアクリル樹脂組成物中の官能
基の導入方法において、実施例はいずれもその主鎖から
離れた位置に官能基の水酸基が導入されており、無機粉
体表面の金属酸化物等の相互作用が容易である事に起因
すると考えられる。
【0040】次に、比較例2及び比較例3からは、メタ
アクリル樹脂組成物中に導入された水酸基の位置が主鎖
から離れていても、その導入量が少ないと、従来のメタ
アクリル樹脂組成物から成るセラミックス粘結剤用樹脂
組成物と同様に無機粉体の分散能が低下してしまうこと
がわかる。
【0041】更に、比較例4に示したとおり、この例か
らは、(メタ)アクリル樹脂組成物中に側鎖長が10位以
上に成るラウリル基(炭素数12)が入ると、その分散
性、引っ張り強度、伸び等諸物性は満足しうる物には成
るが、セラミックス粘結剤として重要な低温分解性や低
残炭性が著しく低下してしまうものであることが分か
る。
【0042】また、重量平均分子量が2.5万である比
較例5のものからは、分子間の凝集力が低下するため、
アルミナグリーンテープの引っ張り強度および伸びが低
下してしまっている。一方、比較例6で挙げたメタアク
リル樹脂組成物のものからは、重量平均分子量が65万
であり、分子間の相互作用が強いため再溶解性が低下し
てしまうものであることがわかる。
【0043】比較例7で挙げた(メタ)アクリル樹脂組
成物のTgが−30℃より下回るものでは、分散がやや
困難であった。また、得られたアルミナグリーンシート
の物性は、残炭率がやや高い物であり、かつグリーンテ
ープにべたつきがあり、加工時の付着および離型工程に
不都合が生じてしまう。一方、比較例8でメタアクリル
樹脂組成物のTgが70℃を越えてしまう物は、ポリマ
ーの凝集力が強いため、再溶解性の低下が見られてしま
うものであることがわかる。
【0044】
【発明の効果】本発明の(メタ)アクリル樹脂組成物か
ら成るセラミックス粘結剤組成物は、微粉化が進みつつ
ある無機粉体の分散性が良好で、セラミックス粘結剤と
して要求されて高グリーン密度、リサイクル工程の再溶
解性、焼成工程での低温焼成及び低残炭性を両立が可能
である。このセラミックス粘結剤は高機能化が求められ
る電子機器部品用ファインセラミックス粘結剤をはじめ
として、各種無機粉体用粘結剤として用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 水酸基をもつ(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー共重合体を側鎖構造に有する(メタ)アクリル酸
樹脂組成物を示した模式図である。
【図2】 水酸基をもつ(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマーと水酸基をもたない(メタ)アクリル酸エステル
モノマーとを、常法のラジカル重合させることにより得
られた(メタ)アクリル酸樹脂組成物を示した模式図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G030 AA36 BA01 CA08 GA09 GA14 PA21 4J002 BG02W BG02X BG03W BG03X BG07W BN12W BN12X CD19X EN026 FD020 FD146 GJ01 4J100 AB02P AL03P AL04P AL09Q AL10Q CA04 DA01 DA25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (メタ)アクリル樹脂組成物100重量
    部あたり、水酸基を持つ(メタ)アクリル酸エステルモ
    ノマーと、水酸基を持たない(メタ)アクリル酸エステ
    ルモノマー及び/又はスチレンとからなる共重合体を、
    側鎖構造に0.5重量部以上含む(メタ)アクリル樹脂
    組成物から成るセラミックス粘結剤用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の共重合体において、その
    100重量部あたり、水酸基を有する(メタ)アクリル
    酸エステルモノマーが3重量部以上からなる(メタ)ア
    クリル酸エステルモノマー共重合体のものである、請求
    項1記載のセラミックス粘結剤用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (メタ)アクリル樹脂組成物の主成分
    が、側鎖長が10位以下の(メタ)アクリレート系モノ
    マーより共重合されたものである、請求項1又は2に記
    載のセラミックス粘結剤用樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (メタ)アクリル樹脂組成物のガラス転
    移温度が−30〜70℃にある、請求項1、2又は3に
    記載のセラミックス粘結剤用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (メタ)アクリル樹脂組成物の分子量
    が、重量平均分子量(ポリスチレン換算)5万〜60万
    からなるものである、請求項1〜4のいずれかに記載の
    セラミックス粘結剤用樹脂組成物。
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