JP2000007133A - ベルト駆動装置 - Google Patents

ベルト駆動装置

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JP2000007133A
JP2000007133A JP17838498A JP17838498A JP2000007133A JP 2000007133 A JP2000007133 A JP 2000007133A JP 17838498 A JP17838498 A JP 17838498A JP 17838498 A JP17838498 A JP 17838498A JP 2000007133 A JP2000007133 A JP 2000007133A
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JP
Japan
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belt
sensor
crack
output
driving device
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Application number
JP17838498A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Otsuka
英史 大塚
Hiromitsu Fukuda
裕光 福田
Hideho Yokogawa
秀穂 横川
Isao Nakajima
勇夫 中嶋
Yoji Hirose
洋二 広瀬
Akihiko Yamazaki
彰彦 山崎
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Koki Holdings Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Koki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ベルトに生じた微小な亀裂をも検知
することが可能な信頼性の高いベルト駆動装置を提供す
る。 【解決手段】ベルト面の垂直方向に対して角度を有し
て、非接触に対象物の有無を検知するセンサを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルト駆動装置に
関し、詳しくはベルトの亀裂,破断を検知することが可
能ベルト駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルトにより、駆動力を伝達したり、物
質を搬送する装置は種々実用化されている。長時間使用
することによるベルトの破断は、装置の信頼性の点で大
きな問題となる。そのため、破断を生じる前の段階であ
る、亀裂を検知する方法として、ベルトに通電層を設け
てプーリ間の抵抗変化で劣化を検知する方法が特開平1
−279152号公報に開示されている。
【0003】また、非接触に対象物の有無を検知するセ
ンサ、例えば、発光ダイオードとフォトトランジスタを
組み合わせ、光の入射,遮蔽により対象物の有無を検知
するような光電センサ等をベルト端部の亀裂の検知に使
用することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
従来技術は、Vベルトの様に接触部の抵抗値が管理でき
る装置には有効と考えられるが、幅広のベルトを用いた
場合、蛇行による接触部分の押圧力分布の変化により、
プーリとの接触抵抗が一定とはならないため、使用する
のが困難と考えられる。また、ベルトを一方のプーリに
巻き付け、他方のプーリに巻き取るベルトの搬送方式で
は、巻付け量により抵抗値が変化するため、上記公知例
では、劣化検知は難しい。
【0005】また、非接触に対象物の有無を検知するセ
ンサをベルト端部に設け、ベルト端部の亀裂の検知に使
用する方法は、センサをベルト面と垂直に設けた場合、
亀裂が拡大して空隙が生じれば検知可能となるが、亀裂
発生の当初は、ベルトの亀裂部分自体は空隙とならず上
下方向に開くため、ベルトに垂直に設けたセンサでは亀
裂を小さいうちに検知できない。
【0006】本発明の目的は、ベルトに生じた微小な亀
裂をも検知することが可能な信頼性の高いベルト駆動装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ベルト部材
と、非接触に対象物の有無を検知可能なセンサと、該ベ
ルト部材の搬送方向と略平行に位置するベルト端部のベ
ルト面を検知対象とし、ベルト面鉛直方向より角度を有
して、該センサを取り付ける部材とを有するベルト駆動
装置とすることにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面に基づき本発明の実施形
態を説明する。図1は、本発明のベルト駆動装置の一実
施形態の図である。図2は、図1のベルト駆動装置の斜
視図である。図3は、図1のベルト駆動装置のセンサ部
を示す図であり、図4は、ベルト亀裂検知を説明する断
面図である。図5は、図4に対応したセンサ出力を示す
図である。
【0009】図を用いて、本発明の一実施形態のベルト
駆動装置の構成について説明する。ベルト1は、無端状
に形成したベルトであり、例えばその材質はニッケルに
より構成している。軸受3aで、回動可能に設けられた
駆動プーリ2aは、タイミングプーリ2d,タイミング
ベルト2e,タイミングプーリ2fを介して駆動モータ
2gにより駆動される。従動プーリ2bは、軸受3bに
より回動可能に設けられ、軸受3bは、ばね2cにより
押圧力が付与されており、ベルト1が駆動プーリ2a,
従動プーリ2bに張力を付与した状態でかけ渡される。
【0010】ベルト1の一端には、例えば発光ダイオー
ドとフォトトランジスタが組み合わされ、光を透過,反
射することで対象物の有無を検知するセンサ4a,4b
が、他端には4c,4dがベルト面の垂直方向から、ベ
ルト搬送方向に対して角度を有し設けられている。
【0011】この角度は、本実施形態で用いている反射
型のセンサの場合、対象物表面の光の散乱の程度によっ
て拘束される。しかし、光源と受光部がそれぞれ独立し
たセンサであれば、ベルトを挟んで光源と受光部とを設
けることで任意の角度を設定できる。センサ4a〜4d
は、センサのドライバを含むベルト駆動機構制御装置5
に出力される。
【0012】図3,図4,図5を用いて、センサの出力
について説明する。ベルト1上部に設けられたセンサ4
aもしくは4c(センサ1とする)、4bもしくは4d
(センサ2とする)は、ベルトが正常時には図3に示す
ようにそれぞれ反射光を受けている。ベルト1に亀裂を
生じ図4(a)に示すようにベルト搬送方向に対して下
流側のベルト面が浮き上がりを生じた場合、図5(a)
に示すように下流側のセンサ1は、亀裂を検知せず出力
は反射光を受けた状態のままであるが、上流側のセンサ
2は、亀裂で光を透過させるので、出力は変化する。
【0013】同様にベルト1が亀裂を生じ図4(b)に
示すようにベルト搬送方向に対して上流側のベルト面が
浮き上がりを生じた場合、図5(b)に示すように上流
側のセンサ2は、亀裂を検知せず出力は反射光を受けた
状態のままであるが、下流側のセンサ1は、亀裂で光を
透過させるので、出力は変化する。ベルトが亀裂を生じ
て図4(c)のように空隙を生じた場合は、図5(c)
に示すようにセンサ1,2共に出力が変化する。
【0014】以上の3種類の出力の場合、制御装置5
は、亀裂発生の警告として、例えば、サイレンもしく
は、ランプ点灯,装置停止,徐行運転などを行う。図5
(d)のようにセンサ1,2の出力が双方ともに変化
し、かつ他端のセンサ出力が変化がない時は、ベルト1
の蛇行によるもので、この場合、公知の技術である、プ
ーリの平行度の調整などの蛇行補正手段を用いて蛇行補
正を行う。
【0015】以上のように、本実施形態によれば亀裂の
種類によらず亀裂を検知することができる。また、光電
式のON,OFFセンサのみで、各種の亀裂の状態を検
知できるのでセンサの出力部の回路を簡単にできる。ま
た、本実施形態では、無限軌道状のベルトを使用してい
るが、ベルトを一方のプーリに巻き付け、他方のプーリ
に巻き取るベルトの搬送方式にも同様に使用できること
は明らかである。
【0016】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図6は、本発明の第2の実施形態のベルト駆動
装置の外観図を示す図である。
【0017】本実施形態では、ベルト1が一度反転して
輪になっている形状(メビウスの輪)であり、ベルト1の
端部が1つとなるため、亀裂検知のセンサ4a,4bを
一対設ければ良い。
【0018】
【発明の効果】本発明によるベルト駆動装置によれば、
ベルト端部のベルト面の鉛直方向に対して角度を有して
非接触に対象物の有無を検知可能なセンサを設けること
で、微小な亀裂に対しても検知することができるため、
装置自体の信頼性を向上させることができる。また、亀
裂検知用センサをベルトの蛇行防止用のセンサと併用す
ることもでき構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のベルト駆動装置の一実施形態の図であ
る。
【図2】図1のベルト駆動装置の斜視図である。
【図3】図1のベルト駆動装置のセンサ部を示す図であ
る。
【図4】(a)ないし(c)は本発明のベルト亀裂検知
を説明する断面図である。
【図5】(a)ないし(d)は図4に対応したセンサ出
力を示す波形図である。
【図6】本発明の第2の実施形態のベルト駆動装置の外
観斜視図である。
【符号の説明】
1…ベルト、2…プーリ、4…センサ、5…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 裕光 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 横川 秀穂 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内 (72)発明者 中嶋 勇夫 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内 (72)発明者 広瀬 洋二 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内 (72)発明者 山崎 彰彦 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立工機株式会社内 Fターム(参考) 3F023 BA02 BB01 BC01 CA02 GA03 3F027 AA02 DA23 DA25 EA01 EA09 FA01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト部材と、該ベルトを搬送する機構
    と、非接触に対象物の有無を検知可能なセンサと、該ベ
    ルト部材の搬送方向と略平行に位置するベルト端部のベ
    ルト面を検知対象とし、ベルト面鉛直方向より角度を有
    して、該センサを取り付ける部材を有したことを特徴と
    するベルト駆動装置。
JP17838498A 1998-06-25 1998-06-25 ベルト駆動装置 Pending JP2000007133A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018042915A1 (ja) * 2016-09-05 2019-06-24 株式会社日立ハイテクノロジーズ 診断デバイス
JP2020132433A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 三ツ星ベルト株式会社 搬送装置及び搬送ベルト監視システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2018042915A1 (ja) * 2016-09-05 2019-06-24 株式会社日立ハイテクノロジーズ 診断デバイス
JP2020132433A (ja) * 2019-02-19 2020-08-31 三ツ星ベルト株式会社 搬送装置及び搬送ベルト監視システム
JP7317742B2 (ja) 2019-02-19 2023-07-31 三ツ星ベルト株式会社 搬送装置及び搬送ベルト監視システム

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