JP3275491B2 - ローラコンベア - Google Patents
ローラコンベアInfo
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Description
物を、荷物同士の間隔を開いて確実に切り出しを行うこ
とのできるローラコンベアに関する。
ベアを示すものであり、同図において符号2、4は物品
の搬送経路に沿って設けられた複数のローラである。ロ
ーラ2とローラ4の間にはストッパー6及び荷物の存在
を検出するPHセンサ8が設けられている。なお、これ
らローラ2、4を駆動する機構については図示を省略し
ている。
きた荷物A1,A2はストッパー6で止められる。この
とき、ローラ2、4の回転は止められず、これらローラ
2、4は回転し続ける。前方のローラ2の回転速度V1
は、後方のローラ4の回転速度V2より大きく設定され
ている。このため、ストッパー6を下げると前方の荷物
A1は後方の荷物A2より移動速度が速く、荷物間に隙
間ができる。この隙間をPHセンサ8で検知して再びス
トッパー6を上げ、後方の荷物A2を静止することによ
り荷物の切り出しが行われる。
ベアでは、ローラが常に回転しているので荷物に常にラ
インプレッシャーが生じていた。また、荷物がストッパ
ーに衝突して止まり、後続の荷物は前の荷物に衝突して
止まるので荷物を痛めやすく、また、ストッパの作用時
間がコンベアのサイクルタイムを低下させる等の課題が
あった。本発明は、上記の如き課題を解決することを目
的とする。
路に沿って設けられた複数のローラと、これらローラを
回転駆動する駆動部とを備えてなり、前記駆動部は、ベ
ルトが巻回され、軸線回りに回転自在に支持された複数
のプーリと、このベルトを回転駆動する駆動源と、前記
各プーリの回転を前記ローラに伝達する駆動ベルトとを
有するローラコンベアにおいて、前記複数のプーリを、
搬送方向下流側の方が上流より高速になるように構成
し、前記プーリの回転を前記駆動ベルトに伝達する伝達
部に、運動伝達を断続するクラッチを設けるとともに、
このクラッチの断続を制御するタイマーを設け、前記ロ
ーラコンベア上の物品の有無を検出する複数のセンサを
搬送方向に沿って所定間隔毎に設けてなり、前記タイマ
ーは、前記クラッチのいずれかを切断して動力を遮断す
るに際し、該クラッチより下流側のセンサによる検出か
ら、設定時間に応じた所定の遅れをもって当該クラッチ
を切断するとともに、前記クラッチを接続して動力を接
続するに際し、上流側の接続タイミングを下流側の接続
タイミングより遅くすることを特徴とする。
ゴム等の高摩擦材を被覆したことを特徴とする。
プーリの回転速度が下流側のものほど速くなり、区間毎
に速度差が生じ、ローラ上を搬送される荷物は自動的に
荷物間隔をあけられてゆく。プーリの回転を駆動ベルト
に伝達する伝達部に、運動伝達を断続するクラッチを設
けるとともに、このクラッチの断続を制御するタイマー
を設けた場合には、クラッチを切断する時間を下流側の
ものほど遅くすることにより、より確実に荷物間隔をあ
けることができる。また、複数のローラの各々の外周部
をゴム等の高摩擦材で被覆することにより、荷物の搬送
がより確実に行われる。
説明する。図1乃至図3は本発明の一実施例に係るロー
ラコンベアを示すものである。これらの図において、符
号16,18,20,22,24,26,28は、物品
の搬送経路上に設けられた光学式のPHセンサ(位置セ
ンサ)であり、荷物サイズ,形状などに合せてローラ4
2を挟んで上下もしくはローラ43上に水平に設けられ
ている。また、符号30,32,34,36,38,4
0はプーリであり、駆動モータ44の出力部の回転運動
をベルト45を介して伝達されるようになっている。プ
ーリ30の直径は、上流側の他のプーリ32、34…の
直径より小さく形成されている。
38,40と、所定数のローラ42との間には、それぞ
れ駆動ベルト30a,32a,34a,36a,38
a,40aが巻回されており、各プーリの回転運動がロ
ーラ42に伝達されるようになっている。ローラ42
の、荷物と当接する外周部には、ゴム等の高摩擦材が被
覆されている。各プーリの動力伝達部には電磁式等のク
ラッチ46が設けられ、また下流側の所定のプーリには
電磁式等のブレーキ48が設けられており、各クラッチ
46を断続することにより任意のプーリを駆動して所定
位置のローラ42を駆動できるようになっている。
コンベアにおいてグループ切り出し(ここでは3個とす
る。)を行う場合を説明する。なお、これらの図におい
ては便宜上、プーリの数を4つとする。また、図4はプ
ーリ30,32,34,36の駆動力がOFFの状態、
図5はプーリ30,32,34の駆動力がON、プーリ
36の駆動力がOFFの状態、図6はプーリ30,3
2,34の駆動力がON、プーリ36の駆動力がOFF
の状態、図7はプーリ30,32,34,36の駆動力
がONの状態、図8はプーリ30,32,34,36の
駆動力がONの状態、図9はプーリ30の駆動力がOF
F、プーリ32,34,36の駆動力がONの状態、図
10はプーリ30,32,34,36の駆動力がOFF
の状態をそれぞれ示している。
出ると、プーリ30〜34により駆動されるローラ42
上の荷物A1〜A3が動き出す(図4〜図6)。この
際、プーリ30によって駆動されるローラ42はプーリ
32によって駆動されるローラより回転速度が大きいた
め、荷物間の距離は一定の率で大きくなる。荷物A3が
PHセンサ22を通過した後、一定時間内に荷物がPH
センサ18を遮光しない場合、荷物の払い出しが完了し
たとみなし、後続の荷物A4の搬送を開始する(図
7)。PHセンサ24の通光後、荷物A5の搬送を開始
する(図8)。荷物A4はPHセンサ18を遮光すると
停止する(図9)。この時、PHセンサ16が通光状態
であれば、荷物A4をさらに下流に搬送することもでき
る。荷物A5はPHセンサ20を、荷物A6はPHセン
サ22をそれぞれ遮光して停止する(図10)。
プ切り出しの特殊な例として1個切り出しを行う場合に
ついて説明する。これらの図に示すローラコンベアは、
PHセンサ18の前方にPHセンサ17が設けられ、プ
ーリ30,32にはブレーキが設けられている。また、
図11はプーリ30,32,34,36の動力が切断さ
れたされた状態、図12乃至図14はプーリ30,32
の動力が伝達され、プーリ34,36の動力が切断され
たされた状態、図15はプーリ30,32,34,36
の動力が伝達された状態、図16はプーリ30,32の
動力が切断され、プーリ34,36の動力が伝達された
状態、図17はプーリ30,32の動力が伝達され、プ
ーリ34,36の動力が切断された状態をそれぞれ示し
ている。
通光状態になると、プーリ30、32で駆動されるロー
ラ42上の荷物A1、A2が動き出す(図11、図1
2)。このプーリ30の直径はプーリ32の直径より小
さいため、荷物A1の速度V1と荷物A2の速度V2の関
係は、V1>V2となる。このため、図11における荷物
A1と荷物A2との隙間L0は、図12における隙間L
1に拡大する。
0が通光した後、距離L3(図14)の移動に必要な時
間t1の経過後に荷物A3を始動する。また、PHセン
サ20の通光後、距離L4(図15)の移動に必要な時
間t2の経過後、荷物A4を始動する。ここで、t2>
t1となるようにプーリの動力を断続するタイマーをセ
ットしておく。これにより荷物A3、A4の隙間を拡大
し、PHセンサ20で隙間を検出しやすくする。これは
さらに上流ではコンベアのストレージ機能を向上させる
ため、荷物間隔を狭くしていたことを補うためである。
し、PHセンサ20の遮光後、荷物A3は停止する(図
16)。PHセンサ22が荷物A3の通過に伴って通光
状態になると荷物A4が動き出す。PHセンサ16が通
光状態になると荷物A2、A3が動き出す(図17)。
おいてPHセンサ18の前方にPHセンサ17を設ける
利点について図18及び図19を参照して説明する。図
18及び図19において、ともに、(a)はローラ駆動
中、(b)はローラ減速中、(c)はローラ停止の各状
態を示している。PHセンサ18のみを設けた場合に
は、PHセンサ18で荷物Aを検出した直後にクラッチ
を切っても、荷物Aの寸法が小さい場合等に、荷物Aが
停止するまでに荷物の後端がPHセンサ18を超えてし
まうことがありうる(図18)。しかし、図19に示す
ようにPHセンサ18の前方にPHセンサ17設けた場
合には、荷物AがPHセンサ18を過ぎてもPHセンサ
17で荷物を検出できるので問題はない(図19)。
が同一となっているが、異なるサイズの荷物であっても
よいことは勿論である。また、同一のプーリによって駆
動されるローラの数も、荷物のサイズに合わせて適宜変
更可能である。
中の荷物に駆動力やラインプレッシャーがかからず、荷
物の破損がなく、また従来のようにストッパーを設けて
いないのでサイクルタイムを上げることができ、クラッ
チあるいはクラッチとブレーキとを用いることにより確
実な停止と、荷物間に働く圧力を零とすることができ
る。
ングを搬送方向下流側ほど遅らせることにより、切り出
し直前での荷物同士の間隔を開き、確実な切り出しを行
うことができる。
ーラコンベアによれば、各プーリの回転速度を下流側の
ものほど速くして区間毎に速度差を生じさせ、ローラ上
を搬送される荷物の荷物間隔を自動的にあけることがで
きる。プーリの回転を駆動ベルトに伝達する伝達部に、
運動伝達を断続するクラッチを設けるとともに、このク
ラッチの断続を制御するタイマーを設けた場合には、ク
ラッチを切断する時間を下流側のものほど遅くすること
により、より確実に荷物間隔をあけることができる。ま
た、複数のローラの各々の外周部をゴム等の高摩擦材で
被覆することにより、荷物の搬送をより確実とすること
ができる。
正面図である。
動ベルト 42 ローラ 44 モータ 45 ベルト 46 クラッチ
Claims (2)
- 【請求項1】物品の搬送経路に沿って設けられた複数の
ローラと、これらローラを回転駆動する駆動部とを備え
てなり、前記駆動部は、ベルトが巻回され、軸線回りに
回転自在に支持された複数のプーリと、このベルトを回
転駆動する駆動源と、前記各プーリの回転を前記ローラ
に伝達する駆動ベルトとを有するローラコンベアにおい
て、前記複数のプーリを、搬送方向下流側の方が上流よ
り高速になるように構成し、 前記プーリの回転を前記駆動ベルトに伝達する伝達部
に、運動伝達を断続するクラッチを設けるとともに、こ
のクラッチの断続を制御するタイマーを設け、前記ロー
ラコンベア上の物品の有無を検出する複数のセンサを搬
送方向に沿って所定間隔毎に設けてなり、 前記タイマーは、前記クラッチのいずれかを切断して動
力を遮断するに際し、該クラッチより下流側のセンサに
よる検出から、設定時間に応じた所定の遅れをもって当
該クラッチを切断するとともに、前記クラッチを接続し
て動力を接続するに際し、上流側の接続タイミングを下
流側の接続タイミングより遅くすることを特徴とする ロ
ーラコンベア。 - 【請求項2】 請求項1記載のローラコンベアにおい
て、前記複数のローラの各々の外周部をゴム等の高摩擦
材を被覆したことを特徴とするローラコンベア。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29853493A JP3275491B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ローラコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29853493A JP3275491B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ローラコンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07149413A JPH07149413A (ja) | 1995-06-13 |
JP3275491B2 true JP3275491B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17860976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29853493A Expired - Fee Related JP3275491B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | ローラコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3275491B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN104049609B (zh) * | 2014-06-12 | 2016-06-08 | 中磁科技股份有限公司 | 一种物料的传送装置的集中控制系统及方法 |
KR102395877B1 (ko) * | 2021-11-11 | 2022-05-10 | 주식회사 대한엔지니어링 | 포장팩 간격 자동조절장치 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP29853493A patent/JP3275491B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07149413A (ja) | 1995-06-13 |
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