JP2000006421A - 静電式インクジェット記録装置 - Google Patents

静電式インクジェット記録装置

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JP2000006421A
JP2000006421A JP17846198A JP17846198A JP2000006421A JP 2000006421 A JP2000006421 A JP 2000006421A JP 17846198 A JP17846198 A JP 17846198A JP 17846198 A JP17846198 A JP 17846198A JP 2000006421 A JP2000006421 A JP 2000006421A
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JP
Japan
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ink
recording
ink jet
colorant particles
path
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JP17846198A
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Takashi Yamamura
隆 山村
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電式インクジェット記録装置に関し、色剤
粒子の凝集効率を上げ、記録速度を速めることにある。 【解決手段】 供給路2を通じて色剤粒子が絶縁性液体
中に分散されたインクを供給し、バイアス電源5により
導電性部材1を介して電界を与えることで、前記色剤粒
子を導電性部材1の先端位置1a近傍に凝集させ、吐出
電源4による電圧印加により前記凝集された色剤粒子を
記録媒体6に向かって飛翔させると共に、余剰のインク
を回収路3を通じて回収する記録ヘッドHを有した記録
装置であり、前記導電性材1を、記録媒体6に近接する
先端位置1aから回収路3に沿って延在するように構成
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式インクジェ
ット記録装置に関し、特に、色剤粒子の凝集効率を向上
させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、特開平9―11475号公報に
開示されいるインクジェット記録装置の記録ヘッドの概
略図で、第1の従来例として示したものである。同図に
おいて、記録ヘッドは、インク50が図示しないインク
レザブアからインク供給用パイプ51を通ってキャビテ
ィ52内へ供給され、供給されたインク50は、キャビ
ティ52内を通って、インク回収用溝54からインク回
収用パイプ55で外部に排出されるようになっており、
キャビティ52内に供給されたインク50中のトナー粒
子53は、トナー濃縮用電極56の作用で記録電極57
側に濃縮され、この濃縮されたトナー粒子53は記録電
極57の先端部に搬送され、トナー粒子53の濃度が低
下したインクはインク回収用溝54に搬送されるように
構成されたものである。
【0003】また、図5は、特開平8―207307号
公報に開示のインクジェット記録装置の記録ヘッドのイ
ンク吐出位置近傍の概略図で、第2の従来例として示し
たものである。同図において、記録ヘッドは、互いに対
向する電極100,101間に、絶縁性液体中に帯電粒
子を分散させてなるインク102を流通させるととも
に、前記インク102を記録媒体に対向するように配置
された吐出口へ供給するインク流路103と、前記電極
100に画像信号に応じた電圧を印加して、前記帯電粒
子からなる凝集物を、前記吐出口から記録媒体上に飛翔
させる信号電圧電源104と、前記帯電粒子が吐出した
インク102を回収するインク回収路105と、前記回
収路105と前記インク流路103との間に設けられ、
前記吐出口近傍に体積するインクを吸引して前記インク
回収路105に導く多孔性部材106等を有して構成さ
れているものである。
【0004】また、特開平8―149253号公報に記
載の図1のように、電極での放電を防止すると共に、イ
ンク中の色剤をヘッド基板の平面部分からヘッド基板平
面に対して垂直方向の初速度成分をもって記録媒体に飛
翔させる記録ヘッドを有したインクジェット記録装置等
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1の従来
例として挙げた特開平9ー11475号公報に記載の記
録ヘッドは、図4に示すように、色剤粒子が補助電極5
6の電界により記録電極57側に寄った開示内容となっ
ているが、実際にはこのようにならない。なぜなら、イ
ンクが流れ込もうとする箇所に補助電極56による同極
性の電界があるため色剤粒子は入り口付近に滞留し易
い。それにも拘わらず電界に逆らって絶縁性液体の粘性
によって運ばれた色剤粒子は記録電極57にも色剤粒子
と同極性の電界が印加されているため、色剤粒子は反発
して記録電極57と56の中間の記録電極57寄りに集
まり、記録電極57の先端に凝集することなく排出管5
5から流れ出てしまい、凝集効率が落ちてしまう。その
結果、凝集速度が遅くなり、凝集速度を早めようとして
電界を上げると飛翔記録電極57の先端から飛ぶのは殆
どが絶縁性媒体となってしまうものである。
【0006】また、特開平8ー207307号公報に記
載のヘッドは、電極100と101とのの間に供給路1
03があり、前述の特開平9ー11475号公報に開示
のヘッドと同様の欠点がある。ただ、このヘッドでは回
収路105にインクが記録電極の先端を回り込んで到達
するため、前述のヘッドよりは色剤粒子の含有量は多く
なるが、供給路の入り口付近では前述のヘッドと同様の
現象が生じてしまう。
【0007】従って、上述の両記録ヘッドとも、インク
排出側の色剤粒子流出の規制がないため、色剤粒子が自
由に流れ出てしまい、凝集部への色剤滞留の効率が悪く
なってしまうという問題がある。
【0008】また、特開平8ー149253号公報に記
載の図1のヘッドにおいても、同極性の電界により色剤
粒子が電極の手前で滞留しやすくなったり、隣接する電
極間に新たなインク供給路がない構成となっているた
め、下流の電極には色剤粒子が潤沢に供給されないとい
う問題が生じるものであった。
【0009】そこで、本発明は、上述したような問題を
解決して、色剤粒子の凝集効率を上げて記録速度を速め
るようにした静電式インクジェット記録装置を提供しよ
うとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために以下の1)及び2)に記載の手段よりな
る。すなわち、
【0011】1)絶縁性液体中に色剤粒子を分散させた
インクを供給路を通じて供給し、電圧印加手段により電
極部材を介して電界を与えることで前記色剤粒子を前記
電極部材と所定間隔を有して装填される記録媒体と近接
する先端位置近傍に凝集させ、吐出電源による電圧印加
により前記凝集された色剤粒子を前記記録媒体に向かっ
て飛翔させると共に、余剰のインクを回収路を通じて回
収する記録ヘッドを有した静電式インクジェット記録装
置において、前記電極部材を、前記先端位置から前記回
収路に沿って延在するように構成したことを特徴とする
静電式インクジェット記録装置。
【0012】2)請求項1に記載の記録ヘッドを複数個
設けたことを特徴とする静電式インクジェット記録装
置。
【0013】
【発明の実施の形態】本願発明の静電式インクジェット
記録装置に係る発明の実施の形態につき、好ましい実施
例により説明する。図1は、その第1実施例に係る静電
式インクジェット記録装置の要部を示すものである。
【0014】すなわち、記録ヘッドHは、対向電極7上
に装填される記録紙6と所定間隔を有して設けられてい
る。インク供給路2より供給されたインクは矢印方向に
流れ、この時インク供給路2には電極がないためインク
中の帯電した色剤は絶縁性液体中にほぼ一様に分散して
いる。
【0015】電極は、基体13の先端からインク回収路
3に沿って延在する導電性部材1によって構成されてい
る。導電性部材1にはバイアス電源5によって色剤粒子
の帯電極性と同極性の電圧が印加されており、導電性部
材1の先端位置1a近傍では液体中の帯電した色剤粒子
が導電性部材1に印加された電界によって反発し、先端
位置1a近傍に凝集する。
【0016】この位置に凝集しない色剤粒子は回収路3
内に流れ込むことになるが、前記導電性部材1に印加さ
れた帯電の影響により回収路内3の反対側に反発して、
自由に流出されにくい状態になり一部が壁沿いに液体と
共に流れて回収される。
【0017】このように、予めバイアス電源5により電
圧を印加してインクを循環しておき、更に吐出電源4に
よる色剤粒子の帯電極性と同極性の電圧を導電性部材1
に印加すると、先端位置1a近傍に凝集した色剤粒子が
絶縁性液体の粘性に抗して、対向電極7上に装填されて
いる記録紙6に向かって飛翔し、記録紙6上に着弾す
る。
【0018】このようにして、順次色剤を飛翔させるこ
とで記録紙上にテキストデータや画像を記録することが
できる。
【0019】次に、図2は第2実施例に係る静電式イン
クジェット記録装置の要部を示すものである。 この第
2の実施例に係る装置は、前述の第1実施例に係る装置
の記録ヘッドを複数並置した構成のもので、この構成の
記録ヘッドH1は基体13ー1と13ー2との間にイン
ク供給路2ー2を設け、先端位置1a近傍で消耗した色
剤粒子を補充するようにしたものである。更に記録ヘッ
ドを増したい場合には、同様にして増すことが可能であ
る。この実施例による記録ヘッドによれば、2番目以降
の飛翔電極にもインク供給を円滑に行い、2番目以降の
色剤凝集位置への色剤供給不足による高速記録での濃度
不足、ドットサイズ不足を防止できる等の効果がある。
【0020】また、次に図3は、第3の実施例に係る静
電式インクジェット記録装置の要部を示すものである。
この第3の実施例に係る装置の記録ヘッドH2は、第1
実施例の記録ヘッドに比べ、導電性部材1を更に基体1
3の内部方向に拡大して設けたものである。この実施例
のヘッドによれば、電極の形成が容易となる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、供給路でのインクの供
給を潤沢に行い、電極先端インクの色剤凝集部への色剤
供給を、絶縁性液体の量を増やすことなく、十分に常に
不足無く行うことができる。 また、常に色剤粒子が先
端部に供給されるため、色剤粒子の飛翔周波数を飛躍的
に上げることができる。また、インク回収路に電界を印
加することで色剤粒子の排出を制限し、先端部での色剤
粒子滞留を促進できる。特に、請求項2に記載の発明に
よれば、2番目以降の飛翔電極にもインク供給を円滑に
行い、2番目以降の色剤凝集位置への色剤供給不足によ
る高速記録での濃度不足、ドットサイズ不足を防止でき
る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る静電式インクジェッ
ト記録装置の要部を示すものである。
【図2】本発明の第2実施例に係る静電式インクジェッ
ト記録装置の要部を示すものである。
【図3】本発明の第3実施例に係る静電式インクジェッ
ト記録装置の要部を示すものである。
【図4】記録ヘッドの第1の従来例を示す図である。
【図5】記録ヘッドの第2の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 導電性部材 1a 先端位置 2 インク供給路 3 インク回収路 4 吐出電源 5 バイアス電源 6 記録紙 7 対向電極 8 色剤粒子凝集位置 13 基体 H,H1,H2 記録ヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性液体中に色剤粒子を分散させたイン
    クを供給路を通じて供給し、電圧印加手段により電極部
    材を介して電界を与えることで前記色剤粒子を前記電極
    部材と所定間隔を有して装填される記録媒体と近接する
    先端位置近傍に凝集させ、吐出電源による電圧印加によ
    り前記凝集された色剤粒子を前記記録媒体に向かって飛
    翔させると共に、余剰のインクを回収路を通じて回収す
    る記録ヘッドを有した静電式インクジェット記録装置に
    おいて、 前記電極部材を、前記先端位置から前記回収路に沿って
    延在するように構成したことを特徴とする静電式インク
    ジェット記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の記録ヘッドを複数個設け
    たことを特徴とする静電式インクジェット記録装置。
JP17846198A 1998-06-25 1998-06-25 静電式インクジェット記録装置 Pending JP2000006421A (ja)

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