JPH09240006A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH09240006A
JPH09240006A JP4747696A JP4747696A JPH09240006A JP H09240006 A JPH09240006 A JP H09240006A JP 4747696 A JP4747696 A JP 4747696A JP 4747696 A JP4747696 A JP 4747696A JP H09240006 A JPH09240006 A JP H09240006A
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JP
Japan
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ejection
ink
recording medium
insulating film
point
Prior art date
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Pending
Application number
JP4747696A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Kimura
和久 木村
Masashi Hiroki
正士 廣木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、高い吐出周波数を有し、高濃度で
且つ高精細な良質な画像を形成でき、製造が容易な画像
形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置は、記録紙Pに対向して配置
された記録ヘッド10を備えている。記録ヘッド10
は、フィルム31を有し、フィルム31の各面には、複
数の吐出電極32が形成され、フィルム31の先端近く
には、フィルム31を所定の位置に支持するとともに先
端にインクを供給するためのインク流路30を形成する
支持部材36が設けられている。フィルム31の先端に
は、インクの吐出ポイントを形成した複数の凸部41が
形成されている。インク流路30を介してインクが先端
に供給されて各吐出電極32にバイアス電圧が印加され
ると、フィルム先端の凸部にインク内のトナーが凝集さ
れ、バイアス電圧より高い記録電圧が印加されると、凝
集されたトナーが記録紙Pに向けて飛翔される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、色剤粒子を絶縁
性液体キャリアに分散させてなるインクに静電気力を作
用させ、インク滴を記録媒体上に飛翔させて画像を形成
する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルプリンタ分野ではイン
クジェット記録方式を用いたインクジェットプリンタが
広く普及している。しかし、従来のインクジェットプリ
ンタでは、染料性インクを用いていることから、画像の
保存性および耐光性が悪い、等の問題があった。
【0003】これに対し、既に、色剤として顔料粒子の
使用を可能とし、染料性インクの上記問題点を解決した
画像形成装置がWO93/1186号公報に開示されて
いる。この装置は、導電性のインク供給チューブを具備
し、インク供給チューブとこの先端に対向する対向電極
との間に電圧が付与される。そして、インク供給チュー
ブの電位と同極性に帯電した顔料粒子(以下帯電トナー
と称する)を含むインクがインク供給チューブに供給さ
れる。
【0004】インク内の帯電トナーは、インク供給チュ
ーブの先端近傍の吐出ポイントで、対向電極から静電吸
引力を受け半円球状のインクメニスカスを形成する。し
かし、インクの溶媒の表面張力によりトナーはインクメ
ニスカスから飛翔することができず、インクメニスカス
の先端に留まる。この様にして、多くのトナーがインク
メニスカスの先端に集まり、凝集物となる。インク供給
チューブと対向電極との間の電圧を更に上げると、イン
クの溶媒の表面張力よりも静電吸引力が勝り、インクメ
ニスカスからトナー凝集物が飛翔する。
【0005】上述の飛翔原理に基づく画像形成装置で
は、従来のインクジェット記録のような飛翔小滴サイズ
を決定するノズルがないため、顔料粒子を用いることが
できる。このため、従来のインクジェットプリンタの問
題点であった、画像の保存性、耐光性等の問題が解決さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトナーを含むインク液を使用する画像形成装置も以
下のような問題点がある。つまり、従来の画像形成装置
においては、インク供給チューブの吐出ポイントに形成
されるインクメニスカスの先端に飛翔に必要な十分な量
のトナーを集めるために多くの時間を必要とする。この
ため、インクを高い吐出周波数で飛翔させることができ
ない問題がある。また、インクの吐出周波数を上げる
と、インクメニスカスの先端におけるトナーの凝集が不
十分となり、飛翔されるインク内のトナー濃度が低下す
る。これにより、所望の画像濃度を達成できなくなり、
良質な画像を形成できない問題がある。
【0007】更に、従来の画像形成装置においては、よ
り高精細な画像を得るために、所望の記録解像度に応じ
た数多くのインク供給チューブを設ける必要があり、装
置の構成が複雑となり、製造に手間がかかる問題があ
る。
【0008】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、高い吐出周波数を有し、高濃度で且つ
高精細な良質な画像を形成でき、製造が容易な画像形成
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る画像形成装置は、記録媒体から所定
距離離間した位置に吐出ポイントを形成した凸部を有す
る平板と、上記平板上に設けられ、上記吐出ポイント近
くまで延びた先端を有する吐出電極と、帯電した色剤粒
子を絶縁性液体中に分散させて成るインクを上記吐出ポ
イントへ供給するインク供給手段と、上記吐出電極に第
1のバイアス電圧を印加して上記吐出ポイントの近くに
第1の電界を形成し、上記吐出ポイントの近くに上記イ
ンク内の色剤粒子を凝集させる凝集手段と、上記吐出電
極に上記第1のバイアス電圧より高い第2のバイアス電
圧を印加して上記吐出ポイントと記録媒体との間に第2
の電界を形成し、上記凝集手段にて凝集された色剤粒子
を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備え
ている。
【0010】また、この発明の画像形成装置は、記録媒
体から所定距離離間した位置に吐出ポイントを形成した
凸部を有する平板と、上記平板上に設けられ、上記吐出
ポイント近くまで延びた先端を有する吐出電極と、上記
平板を所定位置に支持するとともに上記平板との間に上
記吐出ポイント近くまで延びたインク流路を形成する支
持部材と、帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させ
て成るインクを上記インク流路を通して上記吐出ポイン
トへ供給するインク供給手段と、上記吐出電極に第1の
バイアス電圧を印加して上記吐出ポイントの近くに第1
の電界を形成し、上記吐出ポイントの近くに上記インク
内の色剤粒子を凝集させる凝集手段と、上記吐出電極に
上記第1のバイアス電圧より高い第2のバイアス電圧を
印加して上記吐出ポイントと記録媒体との間に第2の電
界を形成し、上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上
記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えてい
る。
【0011】また、この発明の画像形成装置は、記録媒
体から所定距離離間した位置にそれぞれ吐出ポイントを
形成した複数の凸部を、その先端に一列に並べて有する
平板と、上記各凸部に対応して上記平板上に形成され、
上記吐出ポイント近くまで延びた先端を有する複数の吐
出電極と、帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させ
て成るインクを上記各吐出ポイントへ供給するインク供
給手段と、上記各吐出電極に第1のバイアス電圧を印加
して上記各吐出ポイントの近くに第1の電界を形成し、
上記各吐出ポイントの近くに上記インク内の色剤粒子を
凝集させる凝集手段と、上記各吐出ポイントのうち画像
信号に応じて選択された吐出ポイントに対応した吐出電
極に上記第1のバイアス電圧より高い第2のバイアス電
圧を選択的に印加して上記選択された吐出ポイントと記
録媒体との間に第2の電界を形成し、上記凝集手段にて
上記選択された吐出ポイントに凝集された色剤粒子を上
記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えてい
る。
【0012】また、この発明の画像形成装置は、記録媒
体から所定距離離間した位置にそれぞれ吐出ポイントを
形成した複数の凸部を、その先端に一列に並べて有する
平板と、上記各凸部に対応して上記平板上に形成され、
上記吐出ポイント近くまで延びた先端を有する複数の吐
出電極と、上記平板を所定位置に支持するとともに、上
記各吐出電極の間であって上記平板との間に上記各吐出
ポイントの近くまで延びたインク流路を形成する支持部
材と、帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成
るインクを上記インク流路を通して上記各吐出ポイント
へ供給するインク供給手段と、上記各吐出電極に第1の
バイアス電圧を印加して上記各吐出ポイントの近くに第
1の電界を形成し、上記各吐出ポイントの近くに上記イ
ンク内の色剤粒子を凝集させる凝集手段と、上記各吐出
ポイントのうち画像信号に応じて選択された吐出ポイン
トに対応した吐出電極に上記第1のバイアス電圧より高
い第2のバイアス電圧を選択的に印加して上記選択され
た吐出ポイントと記録媒体との間に第2の電界を形成
し、上記凝集手段にて上記選択された吐出ポイントに凝
集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛
翔手段と、を備えている。
【0013】また、この発明の画像形成装置は、記録媒
体から所定距離離間した位置にそれぞれ吐出ポイントを
形成した複数の凸部を、その先端に一列に並べて有する
平板と、上記各凸部に対応して上記平板の表裏各面上で
互いに対向する位置に形成され、上記吐出ポイント近く
まで延びた先端を有する複数組の吐出電極と、上記平板
を上記吐出電極を介して挟持して上記平板を所定位置に
支持するとともに、上記平板の同一面上に隣接した吐出
電極の間であって上記平板との間に上記吐出ポイント近
くまで延びたインク流路を上記平板の両面側で形成する
一対の支持部材と、帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に
分散させて成るインクを上記インク流路を通して上記各
吐出ポイントへ供給するインク供給手段と、上記各吐出
電極に第1のバイアス電圧を印加して上記各吐出ポイン
トの近くに第1の電界を形成し、上記各吐出ポイントの
近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる凝集手段
と、上記各吐出ポイントのうち画像信号に応じて選択さ
れた吐出ポイントに対応した吐出電極の組に上記第1の
バイアス電圧より高い第2のバイアス電圧を選択的に印
加して上記選択された吐出ポイントと記録媒体との間に
第2の電界を形成し、上記凝集手段にて上記選択された
吐出ポイントに凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向
けて飛翔させる飛翔手段と、を備えている。
【0014】また、この発明の画像形成装置は、記録媒
体を略水平に搬送する搬送手段と、上記搬送手段にて搬
送される記録媒体の下方に所定距離離間した位置で上記
記録媒体の搬送方向を横切る方向に所定ピッチで並んだ
吐出ポイントをそれぞれ形成した複数の凸部をその先端
に一列に並べて有し、上記記録媒体から離れる方向に後
端を有する絶縁性フィルムと、上記絶縁性フィルムの表
裏各面上に形成され、上記絶縁性フィルムの後端から先
端へ向けて延び、上記各吐出ポイントの中央に上記凸部
の近くまで延びた先端を有し、上記絶縁性フィルムの両
面側で互いに対向するパターンを形成した複数の吐出電
極と、上記吐出電極を形成した上記絶縁性フィルムの各
面に対向した対向面をそれぞれ有する一対の支持部材で
あって、上記対向面により上記絶縁性フィルムを挟持し
て上記絶縁性フィルムを所定位置に支持するとともに、
上記各吐出電極の間であって上記絶縁性フィルムと上記
対向面との間に上記吐出ポイント近くまで延びたインク
流路を形成する一対の支持部材と、帯電した色剤粒子を
絶縁性液体中に分散させて成るインクを上記インク流路
を通して上記各吐出ポイントへ供給するインク供給手段
と、上記各吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上
記各吐出ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記各
吐出ポイントの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集さ
せる凝集手段と、画像信号に応じて選択された吐出ポイ
ントに近接して上記絶縁性フィルムの両面に配置された
4つの吐出電極に上記第1のバイアス電圧より高い第2
のバイアス電圧を選択的に印加して、上記選択された吐
出ポイントと記録媒体との間に第2の電界を形成し、上
記凝集手段にて上記選択された吐出ポイントの近くに凝
集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛
翔手段と、を備えている。
【0015】また、上記画像形成装置によると、上記各
吐出電極は、上記絶縁性フィルムおよび一対の支持部材
と同等のインク濡れ性を有する絶縁膜により被覆されて
いる。
【0016】また、上記画像形成装置によると、上記各
吐出電極の先端には、上記凝集手段にて形成される上記
第1の電界を上記絶縁性フィルムの各吐出ポイントに集
中させるための曲面が形成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1に示すよ
うに、この発明の画像形成装置としてのインクジェット
プリンタ1は、ハウジング2を備えている。ハウジング
2内の所定位置には、記録媒体としての記録紙Pを保持
するとともに所定方向に搬送するための円筒形のプラテ
ンローラ4が配設されている。プラテンローラ4は、導
電性材料から成り、接地され、或いは必要に応じて所定
の電位が与えられ、対向電極として作用する。
【0018】プラテンローラ4の下方で所定距離離間し
た位置には、プラテンローラ4により搬送される記録紙
Pにインクを飛翔して画像を形成するための後述する記
録ヘッド10が対向配置されている。つまり、記録ヘッ
ド10は、略鉛直上方にインクを飛翔させて記録紙Pに
画像を形成する。
【0019】記録ヘッド10の下方であってハウジング
2の底部には、インクを収容したインク収容部12が配
設されている。また、ハウジング2の左側底部には、イ
ンク供給管11を介して、インク収容部12内のインク
を記録ヘッド10へ汲み上げるためのポンプ14が配設
されている。ポンプ14は、所定のインク供給圧力およ
び所定の流量で記録ヘッド10へインクを供給するよう
になっている。尚、これらのインク収容部12、ポンプ
14、およびインク供給管11は、この発明のインク供
給手段として作用する。
【0020】記録ヘッド10には、記録ヘッド10に供
給されて使用されなかった余剰インクをインク収容部1
2へ回収するためのインク回収管13が接続されてい
る。また、インク収容部12には吸引装置16が接続さ
れている。吸引装置16は、インク収容部12内のイン
ク面上方の領域に負圧を生じさせる。そして、この負圧
によって、インク回収管13を介して余剰インクをイン
ク収容部12へ回収するようになっている。
【0021】ここで、上述したインクの成分について説
明する。つまり、インクは、帯電された色剤粒子として
のトナーを絶縁性液体としてのキャリア液内に分散させ
て構成されている。キャリア液は、例えばイソパラフィ
ン系溶媒(例えば、100ボルトの電圧を印加した場合
の直流電気抵抗が1012〜1013オーム・センチ以上で
あるアイソパーG、H、L(商品名))からなる分散媒
であり、トナーは、例えば0.01〜5μm程度の粒子
径を有し、所定の電位(ここでは正電位)に帯電され、
少なくとも着色成分を有する樹脂粒子である。このイン
クは、基本的には電子写真等で用いられている液体現像
剤と同じであるが、液体現像剤より電気抵抗の高いもの
が要求されている。
【0022】上記インクは、ポンプ14によってインク
収容部12から汲み上げられ、インク供給管11を介し
て記録ヘッド10へ供給される。記録ヘッド10により
飛翔されなかった余剰インクは、吸引装置16による負
圧によってインク回収管13を介して吸引され、インク
収容部12へ回収される。このように、インクは記録ヘ
ッド10内を循環されて使用される。
【0023】インク収容部12に回収されたインクのト
ナー濃度は、画像形成(トナーの飛翔)によって低下さ
れており、再使用のためにはインクのトナー濃度を適切
な値に調整する必要がある。このため、インク収容部1
2とポンプ14との間のバイパス管15、およびインク
供給管11の途中には、パイプ内を流れるインクのトナ
ー濃度を検出する検出器18が設けられている。また、
インク収容部12の上方には、予めトナー濃度を所定の
値に調整した高濃度インクをインク収容部12に補給す
るためのインク補給容器17が配設されている。しかし
て、検出器18の検出結果に従って高濃度インクを所定
量補給することにより、インク収容部12内のインク濃
度を所定の値に保持する。
【0024】また、インク内のトナーはキャリア液より
比重が低いため、インク収容部12内のインクを攪拌し
て供給する必要がある。このため、インク収容部12内
には、インク収容部12内に収容されたインクを攪拌す
るための攪拌装置19が設けられている。そして、イン
ク収容部12内のインクは、攪拌装置19によって常時
攪拌されてトナーがインク内で均一に分散された状態で
ポンプ14により汲み上げられて記録ヘッド10へ供給
されるようになっている。
【0025】上記プラテンローラ4の図中右側に隣接し
た位置には、複数枚の記録紙Pを積層状態で収容した記
録紙収容カセット21(以下、単に給紙カセット21と
称する)が配設されている。給紙カセット21のプラテ
ンローラ4側の端部近くには、給紙カセット21に収容
された記録紙Pを最上端のものから取り出すための給紙
ローラ24が回動可能に設けられている。また、給紙カ
セット21内には、記録紙Pの搬送方向先端を給紙ロー
ラ24に向けて押し上げるための機構(図示せず)が設
けられている。
【0026】給紙カセット21の先端とプラテンローラ
4の間には、給紙ローラ24によって給紙カセット21
から取り出された記録紙Pをプラテンローラ4に向けて
一旦整位してから搬送する一対のレジストローラ26が
設けられている。
【0027】プラテンローラ4の下流側には、記録ヘッ
ド10を通過して画像が形成された記録紙Pを排紙する
排紙トレー28が設けられている。また、プラテンロー
ラ4と排紙トレー28との間には、プラテンローラ4を
介して搬送された記録紙Pを排紙トレー28に向けて搬
送する一対の排紙ローラ27が設けられている。尚、上
述した給紙カセット21から排紙トレー28に向かう記
録紙Pの搬送路上には、複数の搬送ガイド25およびガ
イドローラ29が設けられている。
【0028】しかして、給紙ローラ24の回転により給
紙カセット21から取り出された記録紙Pは、レジスト
ローラ26によって挟持搬送されてプラテンローラ4と
記録ヘッド10との間に供給される。この際、記録紙P
は、プラテンローラ4の外周面に接触した状態で搬送さ
れ、記録ヘッド10に対向する位置で略水平を成すよう
になっている。プラテンローラ4の外周面に沿って搬送
された記録紙Pは、排紙ローラ27によって挟持搬送さ
れ、排紙トレー28上に排出される。尚、上記給紙ロー
ラ24、レジストローラ26、プラテンローラ4、およ
び排紙ローラ27は、この発明の搬送手段として作用す
る。
【0029】ハウジング2の右上側であって給紙カセッ
ト21の上方には、インクジェットプリンタ1の各機構
を駆動制御するためのコントローラ20が設けられてい
る。コントローラ20は、記録ヘッド10の各吐出電極
(後述する)を選択的に駆動するための画像信号を発生
する。
【0030】次に、記録ヘッド10について詳細に説明
する。図2乃至図4に示すように、記録ヘッド10は、
107 Ω・cm以上の抵抗率を有する絶縁性フィルム
(平板)として、ポリイミドフィルム31(以下、単に
フィルム31と称する)を有している。フィルム31
は、比較的幅の広い矩形の後端部分311と、この後端
部分にテーパー部を介して連続した比較的幅の狭い矩形
の先端部分312と、を有している。フィルム31は、
その先端31aがプラテンローラ4の下方に所定距離離
間し、且つプラテンローラ4の回転軸と平行に配置され
るように後述する支持部材により支持され、プラテンロ
ーラ4より鉛直下方に延びて配置される。
【0031】フィルム31の各面(表面および裏面)に
は、フィルム31の後端31b(下端)から先端31a
(上端)まで延びた複数本の吐出電極32が所定の厚さ
で形成されている。
【0032】これらの吐出電極32は、記録解像度に応
じた本数だけ設けられ、フィルム31の後端部分311
から先端部分312に向けて、つまりフィルム31の先
端31aの中央に向けて収束するように形成されてい
る。フィルム31の先端31a中央に向けて収束された
各吐出電極32の先端32aは、フィルム31の先端3
1aから僅かに後退した位置まで延び、フィルム31の
先端31aに沿って同一ピッチで並んで形成されてい
る。一方、フィルム31の後端31bまで延びた各吐出
電極32の後端には、図示しないICを介して後述する
電源に接続するための接続端子32bが形成されてい
る。
【0033】上記各吐出電極32は、例えば、エッチン
グ加工によりフィルム31の各面上に形成されており、
フィルム31の表面および裏面において互いに一致する
パターンを形成している。つまり、フィルム31の各面
には、同一の吐出電極32が形成されている。
【0034】そして、フィルム31の各表面上には、各
吐出電極32の接続端子32bが配置されたフィルム3
1の後端領域X1以外の全ての領域を被覆する絶縁膜3
4がコーティングされている。この絶縁膜34は、フィ
ルム31と同等の濡れ性を有する材料(ここではポリイ
ミド)により形成される。
【0035】フィルム31の先端部分312上であって
フィルム31の先端31a近くには、フィルム31を両
面側から挟持するとともにフィルム31の先端31aへ
インクを循環させるためのインク流路を形成する一対の
支持部材36が設けられている。これらの支持部材36
は、フィルム31の先端31aがプラテンローラ4の下
方の所定位置に配置されるように、フィルム31を位置
決めして支持する。尚、支持部材36もフィルム31と
同等の濡れ性を有する材料により形成されている。
【0036】各支持部材36は、フィルム31の先端3
1aより僅かに後退した上面36a(各吐出電極32の
先端32aと略面一となる)と、フィルム31の各面に
対向して鉛直方向に延びた対向面36bと、上面36a
を介して対向面36aに連続し、下方に向ってフィルム
31から離れる方向に傾斜した傾斜面36cと、傾斜面
36cの下端に連続し対向面36bと略平行な外面36
dと、を有している。
【0037】各支持部材36の対向面36bの略中央位
置には、対向面36bに対向するフィルム31に形成さ
れた吐出電極32の全幅を超えて吐出電極32を横切る
方向に延びた凹所361が形成されている。各凹所36
1には、支持部材36の外面36d側から連通した上記
インク供給管11がそれぞれ接続されている。
【0038】各支持部材36の傾斜面36cの略中央位
置には、支持部材36の上面36aから外面36dまで
延びた所定幅の溝362が形成されている。溝362
は、フィルム31の先端31a近くに収束された吐出電
極32先端32aの全幅を超えた幅を有し、溝362の
途中には、支持部材36の下端側からインク回収管13
を接続するための通路363が支持部材36を貫通して
形成されている。
【0039】また、支持部材36の傾斜面36cには、
傾斜面36cに形成された溝362を覆うためのカバー
38(図9参照)が設けられている。カバー38は、フ
ィルム31の先端31aに近い支持部材36の上面36
aの一部を開放した以外は、溝362全体を密閉してい
る(図9参照)。
【0040】しかして、インク供給管11を介して記録
ヘッド10内へ供給されたインクは、凹所361を満し
た後、各吐出電極32の間であってフィルム31の表面
と支持部材36の対向面36bとの間に形成された空間
(インク流路)を通って上昇される。そして、吐出電極
32の先端32aまで上昇されて飛翔されなかった余剰
インクは、図5および図6に矢印Aで示すように、支持
部材36の上面36aを介して傾斜面36cの溝362
内に流れる。この際、フィルム31の表面と、支持部材
36の対向面36bおよび上面36aと、のインクの濡
れによりフィルム31の先端31a近くにインクメニス
カスが形成される。そして、溝362内に流れた余剰イ
ンクは、カバー38により覆われた溝362内に一旦溜
まり、溝362の途中に設けられた通路363およびイ
ンク回収管13を介して記録ヘッド10から排出され
る。
【0041】次に、上記記録ヘッド10のプラテンロー
ラ4に対向した先端部のより詳細な構成について説明す
る。図5は、記録ヘッド10の先端部を拡大して示す斜
視図であり、図6は、記録ヘッド10の先端部をプラテ
ンローラ4側から見た平面図である。
【0042】フィルム31の先端31aには、インク流
路30を介して記録ヘッド10の先端に供給されたイン
クをガイドし、記録紙Pに向けてインク滴を飛翔させる
ための複数の凸部41が形成されている。各凸部41
は、プラテンローラ4に最も近い頂点にインク飛翔ポイ
ントとしての吐出ポイントを形成している。凸部41
は、記録解像度に応じた個数でフィルム31と一体に形
成され、各凸部41は、フィルム31に形成された各吐
出電極32の中央に設けられる。つまり、各凸部41
は、凸部41間の間隔が、吐出電極32間の間隔d1と
同一間隔となり且つ近接する凸部41と吐出電極32と
の間の間隔d2が1/2d1となるように配置されてい
る。本実施の形態においては、各凸部41は、フィルム
31の先端31aに沿って並んだ三角形状に形成されて
いる。尚、三角形状の各凸部41の頂点(吐出ポイン
ト)は、プラテンローラ4から等距離に一直線に並べら
れる。
【0043】フィルム31の各面に形成された吐出電極
32の先端32aは、図8に示すように、フィルム31
の各凸部41の谷間41a、つまりフィルム31の先端
31aから僅かに下方に後退した位置にそれぞれ設けら
れている。そして、1つの吐出ポイントからインクを飛
翔させる場合、この吐出ポイントの回りの4つの吐出電
極(フィルム31の表面および裏面に当該吐出ポイント
を挟んで設けられた隣接した4つの吐出電極)に所定の
電圧を印加するようになっている。
【0044】また、各吐出電極32の先端32aには、
図8に示すように、所定の曲率半径Rを有する2つの曲
面が形成されている。この曲面は、各吐出電極32に後
述するバイアス電圧Vbを印加した際に各吐出電極32
とプラテンローラ4との間に形成される電界Eが、フィ
ルム31の各凸部41の頂点に集中するように形成され
ている。
【0045】次に、上記のように構成された記録ヘッド
10を用いてインクを飛翔させるための構成およびイン
クの飛翔動作、つまり画像形成動作について、図7乃至
図9を用いて説明する。
【0046】図7に示すように、各吐出電極32には、
上述した各接続端子32b(図3参照)を介して、電源
45が接続されている。電源45は、インク流路30を
介して各吐出ポイントの近くに供給されたインク内のト
ナーを各吐出ポイントに凝集させるためのバイアス電圧
Vb(第1のバイアス電圧)を各吐出電極32に印加す
る凝集手段として作用する。また、電源45は、コント
ローラ20から発生される画像信号に応じて選択された
吐出ポイントの周りの4つの吐出電極32に、バイアス
電圧Vbより高い記録電圧Vej(第2のバイアス電
圧)を選択的に印加し、当該吐出ポイントに凝集された
トナーを記録紙Pに向けて飛翔させる飛翔手段として作
用する。
【0047】記録ヘッド10により記録紙Pに画像を形
成する場合、まず、各吐出電極32の間であってフィル
ム31の表面と支持部材36の対向面36bとの間で規
定されたインク流路30(図6参照)を介して、記録ヘ
ッド10の先端、即ち各吐出ポイントの近くにインク5
0を供給する。インク流路30を介してインク50が上
昇されると、図7に示すように、フィルム31の表面に
沿ってインク50の這い上がりを生じ、各吐出電極32
の先端32a近くにインクメニスカス51が形成され
る。このようにインクメニスカス51を形成した状態
で、インク50は、図5および図6に矢印Aで示す方向
に流れ、支持部材36の溝362を介して回収される。
【0048】そして、このようにインク50を循環して
インクメニスカス51を形成した状態で、各吐出電極3
2に電源45からバイアス電圧Vbを印加すると、図7
および図8に示すように、各吐出電極32とプラテンロ
ーラ4との間に図中矢印Eで示すような第1の電界が形
成される。この電界Eは、各吐出電極32の先端32a
に形成された曲面からフィルム31の凸部41の頂点に
集中するように形成される。この電界Eにより、インク
50内のトナー52が凸部41の頂点に凝集され、凝集
されたトナーに働く静電気力により凸部41の頂点にプ
ラテンローラ4に向うコーン42が形成される。尚、こ
のように各吐出電極32にバイアス電圧Vbが印加され
た場合に凸部41の頂点に形成されるコーン42の形状
を図9に示す。
【0049】このように、各吐出電極32にバイアス電
圧Vbが印加されて各凸部41の頂点にコーン42が形
成された状態で、画像信号に応じて選択された所定の吐
出ポイントの周りの4つの吐出電極32に電源45によ
りバイアス電圧Vbより高い記録電圧Vejを印加する
と、図9に示すように、当該吐出ポイントからプラテン
ローラ4に向かう第1の電界Eより強い第2の電界E´
が形成される。この電界E´により、コーン42先端に
凝集されたトナー52が記録紙Pに向けて飛翔され、記
録紙Pに画像信号に応じた画像が形成される。
【0050】以上のように、この発明の画像形成装置に
よると、先端にインクの吐出ポイントを形成した複数の
凸部を有するフィルムに吐出電極を形成し、このフィル
ムを支持する支持部材により各吐出ポイントへインクを
供給するためのインク流路を形成している。従って、エ
ッチング加工等により、電極を高精細且つ容易に形成で
き、記録ヘッドを容易に製造できる。
【0051】また、1つの吐出ポイントからインクを飛
翔させる場合に当該吐出ポイントの周りの4つの吐出電
極を駆動することから、従来のものに比べて吐出ポイン
トに形成する電界の強度を強めることができ、インクの
飛翔距離を長くできるとともに高濃度印字が可能とな
る。更に、電界強度を強くすることにより、飛翔に必要
な量のトナーを迅速に集めることができ、高濃度且つ高
吐出周波数でインクを飛翔できる。
【0052】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、吐出電極は、必ずしもフィルムの両
面に形成されるものではなく、少なくとも片面に形成さ
れれば良い。これにより、記録ヘッドの製造を更に容易
にすることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、高い吐出周波数での記録が可能で、高濃度で且つ良
質な画像を形成できる。また、この発明の画像形成装置
によると、記録ヘッドの電極をエッチング加工等により
高精細且つ容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の画像形成装置としてのイン
クジェットプリンタを示す概略図。
【図2】図2は、図1のインクジェットプリンタに組込
まれた記録ヘッドおよびプラテンローラを示す断面図。
【図3】図3は、図2の記録ヘッドおよびプラテンロー
ラを示す側面図。
【図4】図4は、図2の記録ヘッドを詳細に示す断面
図。
【図5】図5は、図3の記録ヘッドの先端部を拡大して
示す斜視図。
【図6】図6は、図3の記録ヘッドの先端部を拡大して
示す平面図。
【図7】図7は、図3の記録ヘッドにおける記録動作を
説明するための動作説明図。
【図8】図8は、図3の記録ヘッドにおける記録動作を
説明するための動作説明図。
【図9】図9は、図3の記録ヘッドにおける記録動作を
説明するための動作説明図。
【符号の説明】
1…インクジェットプリンタ、 4…プラテンローラ、 10…記録ヘッド、 11…インク供給管、 13…インク回収管、 20…コントローラ、 30…インク流路、 31…ポリイミドフィルム、 32…吐出電極、 36…支持部材、 41…凸部、 42…コーン。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から所定距離離間した位置に吐
    出ポイントを形成した凸部を有する平板と、 上記平板上に設けられ、上記吐出ポイント近くまで延び
    た先端を有する吐出電極と、 帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成るイン
    クを上記吐出ポイントへ供給するインク供給手段と、 上記吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上記吐出
    ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記吐出ポイン
    トの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる凝集手
    段と、 上記吐出電極に上記第1のバイアス電圧より高い第2の
    バイアス電圧を印加して上記吐出ポイントと記録媒体と
    の間に第2の電界を形成し、上記凝集手段にて凝集され
    た色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段
    と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体から所定距離離間した位置に吐
    出ポイントを形成した凸部を有する平板と、 上記平板上に設けられ、上記吐出ポイント近くまで延び
    た先端を有する吐出電極と、 上記平板を所定位置に支持するとともに上記平板との間
    に上記吐出ポイント近くまで延びたインク流路を形成す
    る支持部材と、 帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成るイン
    クを上記インク流路を通して上記吐出ポイントへ供給す
    るインク供給手段と、 上記吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上記吐出
    ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記吐出ポイン
    トの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる凝集手
    段と、 上記吐出電極に上記第1のバイアス電圧より高い第2の
    バイアス電圧を印加して上記吐出ポイントと記録媒体と
    の間に第2の電界を形成し、上記凝集手段にて凝集され
    た色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段
    と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体から所定距離離間した位置にそ
    れぞれ吐出ポイントを形成した複数の凸部を、その先端
    に一列に並べて有する平板と、 上記各凸部に対応して上記平板上に形成され、上記吐出
    ポイント近くまで延びた先端を有する複数の吐出電極
    と、 帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成るイン
    クを上記各吐出ポイントへ供給するインク供給手段と、 上記各吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上記各
    吐出ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記各吐出
    ポイントの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる
    凝集手段と、 上記各吐出ポイントのうち画像信号に応じて選択された
    吐出ポイントに対応した吐出電極に上記第1のバイアス
    電圧より高い第2のバイアス電圧を選択的に印加して上
    記選択された吐出ポイントと記録媒体との間に第2の電
    界を形成し、上記凝集手段にて上記選択された吐出ポイ
    ントに凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔
    させる飛翔手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体から所定距離離間した位置にそ
    れぞれ吐出ポイントを形成した複数の凸部を、その先端
    に一列に並べて有する平板と、 上記各凸部に対応して上記平板上に形成され、上記吐出
    ポイント近くまで延びた先端を有する複数の吐出電極
    と、 上記平板を所定位置に支持するとともに、上記各吐出電
    極の間であって上記平板との間に上記各吐出ポイントの
    近くまで延びたインク流路を形成する支持部材と、 帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成るイン
    クを上記インク流路を通して上記各吐出ポイントへ供給
    するインク供給手段と、 上記各吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上記各
    吐出ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記各吐出
    ポイントの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる
    凝集手段と、 上記各吐出ポイントのうち画像信号に応じて選択された
    吐出ポイントに対応した吐出電極に上記第1のバイアス
    電圧より高い第2のバイアス電圧を選択的に印加して上
    記選択された吐出ポイントと記録媒体との間に第2の電
    界を形成し、上記凝集手段にて上記選択された吐出ポイ
    ントに凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔
    させる飛翔手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体から所定距離離間した位置にそ
    れぞれ吐出ポイントを形成した複数の凸部を、その先端
    に一列に並べて有する平板と、 上記各凸部に対応して上記平板の表裏各面上で互いに対
    向する位置に形成され、上記吐出ポイント近くまで延び
    た先端を有する複数組の吐出電極と、 上記平板を上記吐出電極を介して挟持して上記平板を所
    定位置に支持するとともに、上記平板の同一面上に隣接
    した吐出電極の間であって上記平板との間に上記吐出ポ
    イント近くまで延びたインク流路を上記平板の両面側で
    形成する一対の支持部材と、 帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成るイン
    クを上記インク流路を通して上記各吐出ポイントへ供給
    するインク供給手段と、 上記各吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上記各
    吐出ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記各吐出
    ポイントの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる
    凝集手段と、 上記各吐出ポイントのうち画像信号に応じて選択された
    吐出ポイントに対応した吐出電極の組に上記第1のバイ
    アス電圧より高い第2のバイアス電圧を選択的に印加し
    て上記選択された吐出ポイントと記録媒体との間に第2
    の電界を形成し、上記凝集手段にて上記選択された吐出
    ポイントに凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて
    飛翔させる飛翔手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体を略水平に搬送する搬送手段
    と、 上記搬送手段にて搬送される記録媒体の下方に所定距離
    離間した位置で上記記録媒体の搬送方向を横切る方向に
    所定ピッチで並んだ吐出ポイントをそれぞれ形成した複
    数の凸部をその先端に一列に並べて有し、上記記録媒体
    から離れる方向に後端を有する絶縁性フィルムと、 上記絶縁性フィルムの表裏各面上に形成され、上記絶縁
    性フィルムの後端から先端へ向けて延び、上記各吐出ポ
    イントの中央に上記凸部の近くまで延びた先端を有し、
    上記絶縁性フィルムの両面側で互いに対向するパターン
    を形成した複数の吐出電極と、 上記吐出電極を形成した上記絶縁性フィルムの各面に対
    向した対向面をそれぞれ有する一対の支持部材であっ
    て、上記対向面により上記絶縁性フィルムを挟持して上
    記絶縁性フィルムを所定位置に支持するとともに、上記
    各吐出電極の間であって上記絶縁性フィルムと上記対向
    面との間に上記吐出ポイント近くまで延びたインク流路
    を形成する一対の支持部材と、 帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成るイン
    クを上記インク流路を通して上記各吐出ポイントへ供給
    するインク供給手段と、 上記各吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上記各
    吐出ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記各吐出
    ポイントの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる
    凝集手段と、 画像信号に応じて選択された吐出ポイントに近接して上
    記絶縁性フィルムの両面に配置された4つの吐出電極に
    上記第1のバイアス電圧より高い第2のバイアス電圧を
    選択的に印加して、上記選択された吐出ポイントと記録
    媒体との間に第2の電界を形成し、上記凝集手段にて上
    記選択された吐出ポイントの近くに凝集された色剤粒子
    を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体を略水平に搬送する搬送手段
    と、 上記搬送手段にて搬送される記録媒体の下方に所定距離
    離間した位置で上記記録媒体の搬送方向を横切る方向に
    所定ピッチで並んだ吐出ポイントをそれぞれ形成した複
    数の凸部をその先端に一列に並べて有し、上記記録媒体
    から離れる方向に後端を有する絶縁性フィルムと、 上記絶縁性フィルムの表裏各面上に形成され、上記絶縁
    性フィルムの後端から先端へ向けて延び、上記各吐出ポ
    イントの中央に上記凸部の近くまで延びた先端を有し、
    上記絶縁性フィルムの両面側で互いに対向するパターン
    を形成した複数の吐出電極と、 上記吐出電極を形成した上記絶縁性フィルムの各面に対
    向した対向面をそれぞれ有する一対の支持部材であっ
    て、上記対向面により上記絶縁性フィルムを挟持して上
    記絶縁性フィルムを所定位置に支持するとともに、上記
    各吐出電極の間であって上記絶縁性フィルムと上記対向
    面との間に上記吐出ポイント近くまで延びたインク流路
    を形成する一対の支持部材と、 帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成るイン
    クを上記インク流路を通して上記各吐出ポイントへ供給
    するインク供給手段と、 上記各吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上記各
    吐出ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記各吐出
    ポイントの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる
    凝集手段と、 画像信号に応じて選択された吐出ポイントに近接して上
    記絶縁性フィルムの両面に配置された4つの吐出電極に
    上記第1のバイアス電圧より高い第2のバイアス電圧を
    選択的に印加して、上記選択された吐出ポイントと記録
    媒体との間に第2の電界を形成し、上記凝集手段にて上
    記選択された吐出ポイントの近くに凝集された色剤粒子
    を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備
    え、 上記各吐出電極は、上記絶縁性フィルムおよび一対の支
    持部材と同等のインク濡れ性を有する絶縁膜により被覆
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体を略水平に搬送する搬送手段
    と、 上記搬送手段にて搬送される記録媒体の下方に所定距離
    離間した位置で上記記録媒体の搬送方向を横切る方向に
    所定ピッチで並んだ吐出ポイントをそれぞれ形成した複
    数の凸部をその先端に一列に並べて有し、上記記録媒体
    から離れる方向に後端を有する絶縁性フィルムと、 上記絶縁性フィルムの表裏各面上に形成され、上記絶縁
    性フィルムの後端から先端へ向けて延び、上記各吐出ポ
    イントの中央に上記凸部の近くまで延びた先端を有し、
    上記絶縁性フィルムの両面側で互いに対向するパターン
    を形成した複数の吐出電極と、 上記吐出電極を形成した上記絶縁性フィルムの各面に対
    向した対向面をそれぞれ有する一対の支持部材であっ
    て、上記対向面により上記絶縁性フィルムを挟持して上
    記絶縁性フィルムを所定位置に支持するとともに、上記
    各吐出電極の間であって上記絶縁性フィルムと上記対向
    面との間に上記吐出ポイント近くまで延びたインク流路
    を形成する一対の支持部材と、 帯電した色剤粒子を絶縁性液体中に分散させて成るイン
    クを上記インク流路を通して上記各吐出ポイントへ供給
    するインク供給手段と、 上記各吐出電極に第1のバイアス電圧を印加して上記各
    吐出ポイントの近くに第1の電界を形成し、上記各吐出
    ポイントの近くに上記インク内の色剤粒子を凝集させる
    凝集手段と、 画像信号に応じて選択された吐出ポイントに近接して上
    記絶縁性フィルムの両面に配置された4つの吐出電極に
    上記第1のバイアス電圧より高い第2のバイアス電圧を
    選択的に印加して、上記選択された吐出ポイントと記録
    媒体との間に第2の電界を形成し、上記凝集手段にて上
    記選択された吐出ポイントの近くに凝集された色剤粒子
    を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備
    え、 上記各吐出電極の先端には、上記凝集手段にて形成され
    る上記第1の電界を上記絶縁性フィルムの各吐出ポイン
    トに集中させるための曲面が形成されていることを特徴
    とする画像形成装置。
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